JPH0354725Y2 - - Google Patents

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JPH0354725Y2
JPH0354725Y2 JP1984189501U JP18950184U JPH0354725Y2 JP H0354725 Y2 JPH0354725 Y2 JP H0354725Y2 JP 1984189501 U JP1984189501 U JP 1984189501U JP 18950184 U JP18950184 U JP 18950184U JP H0354725 Y2 JPH0354725 Y2 JP H0354725Y2
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JP
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patient
skin layer
cradle
ray
corner
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JP1984189501U
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JPS61103103U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はX線CT装置における患者クレードル
の改良に関する。
(従来の技術) X線CT装置によつて患者の被撮影部分のCT像
を得る場合、患者をクレードルに搭載してスキヤ
ナ本体の撮影領域内に正確に位置決めした後、患
者にX線ビームを照射し、その透過X線強度を検
出器で検出し演算処理を行い再構成画像を得る。
この時、X線CT装置を構成する各要素又はシス
テムとしての充分な機能が、忠実度の高い、高品
質な再構成画像を得るための重要な要因である
が、患者クレードルについても、その構造や形
状、更には正確な位置決めの動作等が関係してく
る。第4図は従来のX線CT装置の患者クレード
ルの要部構成を示す説明図である。
この第4図イは患者クレードルの平面図、ロは
そのA−A断面図を示す。この図で、1はクレー
ドルのコア部分で、発泡アクリルで作られてお
り、2はコア部分1に巻かれ接着されたカーボン
フアイバーからなるスキン層である。尚、コア部
分1に巻かれたスキン層2を単一部材で構成して
いるのは、患者クレードルの強度を確保するため
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このスキン層の角部2aは、コ
ア部分に巻かれて作られているため、鋭角状には
作れず円弧状となつている。このため、角部2a
における多くの接線方向のX線ビームが患者内を
通過することになり、従来のクレードル上で患者
の断層像を撮影すると、この円弧状角部2aの接
線方向でアーテイフアクトが発生する。
この様子を第5図に示す。この図で、3は前述
の構造の従来の患者クレードル、4は患者、5は
患者クレードル3の角部の接線方向によぎるX線
ビームである。この図からわかるように、接線方
向によぎるX線ビーム5の多くは患者内に通過す
るため、アーテイフアクトが発生し、特にビユー
数の少ない断層像の撮影の時に特に顕著に発生す
る。このため、忠実度の高い、画質に優れた再構
成像が得られないという問題があつた。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、患者クレードルの角部の接線方
向をよぎるX線ビームが患者内を通過することな
く、断層像にアーテイフアクトを生じないX線
CT装置の患者クレードルを、その強度を落とす
ことなく実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本考案は、患者をCTス
キヤナ本体の撮影領域内に位置決めするX線CT
装置の患者クレードルであつて、コア部分をカー
ボンフアイバーからなるスキン層で覆つた構造の
患者クレードルにおいて、前記スキン層を上側ス
キン層と下側スキン層とから構成し、前記下側ス
キン層には前記上側スキン層との接合用フランジ
を設け、前記上側スキン層の平坦部と該フランジ
とを重合させた状態で前記両スキン層を接着する
と共に、前記両スキン層の接合部の角部が急峻な
角を有するように形成したことことをを特徴とす
るものである。
(実施例) 以下、図面を参照し本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の患者クレードルの実施例を示
す要部構成図で、イは患者クレードルの平面図、
ロはイのB−B断面図、ハはロ中のA部の拡大図
である。この第1図に示した患者クレードル10
は、カーボンフアイバーからなる上側スキン層1
1と、同じくカーボンフアイバーからなる下側ス
キン層12と、これらスキン層11,12からな
る殻の内部に満たされた発泡ウレタンでなるコア
部分13とから構成されている。又、下側スキン
層12の端部には上側スキン層11が接合するた
めのフランジ12aが設けられており、このフラ
ンジ12aと上側スキン層11の平坦部とを重合
させることにより、両スキン層11,12の接合
がなされている。この接合部14は接着剤によつ
て十分な強度で接着されている。
接合部14の詳細は前述の如く第1図ハで示さ
れる。即ち、上側スキン層11と下側スキン層1
2との接合部14は、上側スキン層11から下側
スキン層12の斜め下方に向つて鋭く切断されて
いる。その結果、患者が接する上側スキン層11
の角部11aは急峻な角をもつことになる。
このようにして形成された患者クレードル10
に患者を搭載して、CTスキヤン本体内の撮影領
域に位置決めした後、X線ビームを照射してスキ
ヤンした時の様子を、第2図によつて説明する。
尚、第2図において、第1図と同一部には同一符
号を付した。この図で患者クレードル10上には
患者15が所定位置にある。今、X線が照射され
てスキヤン動作が開始されると、X線ビーム16
は、患者15と患者クレードル10を通過して、
その透過X線強度が図示しない検出器によつて検
出される。この際、X線ビーム16の一部は患者
クレードル10の端部をよぎることになる。しか
し、本実施例の場合、患者クレードル(上側スキ
ン層11)の角部11aは急峻な角となつている
ため、角部11aの接線の延長線は患者15内を
通過しない。従つて、角部11aをよぎつたX線
ビーム16の一部も患者15に入り込むことはな
い。そのため、前述の従来の患者クレードルにお
いて問題となつた患者CT像のアーテイフアクト
の発生がなくなり、画質に優れた再構成画像を得
ることができる。
尚、患者クレードルの上側スキン層の形状を、
患者の設置の安定性、オペレータの操作性を良く
するために、第3図に示すように円弧状にしても
よい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、下側ス
キン層にフランジを形成し、このフラ ジと上側
スキン層の平坦部とを重合させることにより、両
スキン層を接合しているので、強度を落とすこと
なく患者クレードルを構成できると共に、患者ク
レードル表面のスキン層における角部はその接線
の延長が患者内を通過しないように患者の外側に
向く急峻な角度をもつ形状となつているため、画
質劣化の要因となるアーテイフアクトの発生を防
ぐことができ、高品質な画質をもつ再構成画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す患者クレード
ルの要部構成図、第2図は本考案の患者クレード
ルを使用した時のX線スキヤン動作の説明図、第
3図は本考案の他の実施例を示す患者クレードル
の概略図、第4図は従来の患者クレードルの要部
構成図、第5図は従来の患者クレードルを使用し
た時のX線スキヤン動作の説明図である。 10……患者クレードル、11……上側スキン
層、11a……角部、12……下側スキン層、1
2a……フランジ、13……コア部分、14……
接合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 患者をCTスキヤナ本体の撮影領域内に位置決
    めするX線CT装置の患者クレードルであつて、
    コア部分をカーボンフアイバーからなるスキン層
    で覆つた構造の患者クレードルにおいて、前記ス
    キン層を上側スキン層と下側スキン層とから構成
    し、前記下側スキン層には前記上側スキン層との
    接合用フランジを設け、前記上側スキン層の平坦
    部と該フランジとを重合させた状態で前記両スキ
    ン層を接着すると共に、前記両スキン層の接合部
    の角部が急峻な角を有するように形成したことを
    ことを特徴とするX線CT装置の患者クレードル。
JP1984189501U 1984-12-13 1984-12-13 Expired JPH0354725Y2 (ja)

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JP1984189501U JPH0354725Y2 (ja) 1984-12-13 1984-12-13

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JP1984189501U JPH0354725Y2 (ja) 1984-12-13 1984-12-13

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JPS61103103U JPS61103103U (ja) 1986-07-01
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5540555A (en) * 1978-09-19 1980-03-22 Tokyo Shibaura Electric Co Bed ceilinggplate for computed tomography device
JPS57125740A (en) * 1981-01-29 1982-08-05 Tokyo Shibaura Electric Co Bed apparatus for radioactive ray tomograph photographing

Family Cites Families (1)

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JPS61103103U (ja) 1986-07-01

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