JPH0354577A - 画像形成装置の駆動部異常検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の技術分野） 本発明は画像形成装置における各駆動部が駆動不能に落
入る前にその異常状態を検出するための装置に関する． （従来の技術） レーザープリンタや複写機などの画像形成装置において
，各駆動部内の駆動モータと張架されるベルトや機構部
のギヤ等に，紙粉やトナーが使用中に付着したり、或い
は、各部品の寿命近くまで使用することにより各ユニッ
トが歪んだりすると駆動トルクが重くなり，駆動モータ
の破損や、モータ制御回路の破損，或いはベルトの歯飛
びによる乱画像、給紙時のスキューなどの問題が起こっ
ていた． 従来，画像形成装置における異常検出は，複数の検出手
段により異常表示や動作停止などの措置を行なっている
ものが多い． また，故障検出の手段としては、入出力インターフェー
スを介して複数の負荷に制御部から通電するとともに，
負荷電流を電流検知回路に加え５該回路により所定電流
が検知されない場合、これを異常として検出していた． （発明が解決しようとする課題） このように、従来は画像形戊装置の各部の何れかが正常
に動作し得ない状態になったとき，異常状態として検出
し，表示を行なっていた。

しかし，装置に異常があってからでは，サービスマンに
よる部品の交換や，修理のためそれが回復するまでの間
は使用できず、ユーザに対する装置の信頼性が低下する
． また、故障部分の部品交換や修理だけでは、ベルトの歯
飛びによる乱画像、給紙時のスキューを解決することは
難しいことがある． （発明の目的） 本発明は上記した不具合いを解消するため、故障する前
に装置の使用が可能な状態において，ユーザーに負荷ト
ルクの重くなった該当駆動部の異常を伝え，サービスマ
ンによる清掃等のメンテナンスを行なわせ、常に装置を
正常な駆動状態で使用させることを目的とするものであ
る．（構或および作用） 本発明は上記目的を達成するため、画像形戒装置の各駆
動部の負荷トルクを検出する手段と、該各駆動部が駆動
不能に落入らない上限の負荷トルクを記憶しておく手段
と，前記検出手段による検出負荷トルクと記憶手段によ
り記憶されている負荷トルクとを常に比較監視する手段
と、該比較監視手段により各駆動部が異常と判断された
ときその異常状態を表示する手段と、を有することを特
徴とする． 本発明は，画像形成装置の各駆動部において、紙粉やト
ナー等の付着，長年使用による部品等の劣化に起因して
ユニットが歪んだりした場合，各駆動部の負荷トルクが
重くなり、やがて駆動不可能となる以前に、各駆動部の
異常を早い時機に検出し、かつ表示するようにして、早
めに当該駆動部のメンテナンスを行なわせ、常に正常な
駆動状態を保つようにしたものである。

（実施例） 第４図は本発明が適用されるレーザープリンタの駆動機
構，制御部及び表示部の概略図を示す。

これはプリンタ本体工とその下部にシステムテーブル２
とから構威された場合を示し，プリンタ本体内には駆動
部モータとして，感光体ドラム６，定着器７，徘紙トレ
イ８等の各ギヤ，ベルトを駆動するメインモータ１０と
現像器５内のトナーの攪拌や現像ローラを回転駆動する
現像モータ１１の２台を備え、また、システムテーブル
２内には大量給紙トレイ３内にセットされた用紙をフィ
ードする時に用いられる給紙用フィードモータ２０と両
面プリントのための用紙反転用リバースモータ２１の２
台を備え，大量給紙トレイ３内にはトレイ昇降用モータ
３０の１台を備える． 上記、駆動部のほか画像形威に必要な機構部として給紙
カセット４，前記現像器５，感光体ドラム６，定着器７
，徘紙トレイ８等の装置全体（駆動部を含む）の動作を
統括制御する制御部９及び装置の状態を表示する表示部
１２を備える．上記表示部１２の具体例を第５図に示し
、その中央部にメッセージを表示する液晶表示ダイオー
ド（Ｌ　Ｃ　Ｄ）１２０と、右側に描かれたレーザープ
リンタの各搬送系の部署に２色発光（赤色，緑色）のレ
ーザーダイオード（Ｌ　Ｅ　Ｄ）１２１〜１２５を備え
る．ここで１２１は現像モータ（１１）部Ｌ’ＥＤ，１
２２はメインモータ（１０）部ＬＥＤ．１２３はトレイ
昇降用モ一タ（３０）部ＬＥＤ．ｌ２４は給紙用フイー
ドモータ（２０）部ＬＥＤ、１２５は用紙反転用リバー
スモータ（２ｌ）部ＬＥＤを夫々示す。

また、１２６はＬ　Ｃ　Ｄ　１２０の輝度を調整するス
ライドボリューム、１２７はファンクションキーで，ユ
ーザーがオペレーションするものである．上記第４図及
び第５図に示す構或のレーザープリンタに対する本発明
の一実施例のブロック構或図を第１図に示す． 各駆動部のモータＭ、即ちトレイ昇降用モータ３０，給
紙用フィードモータ２０，用紙反転用リバースモータ２
１，現像モータｌ１及びメインモータｌＯには，夫々の
制御部１３ないし１７を備え、後述する第２図（１）に
示す負荷電流検出回路を有する．この各制御部には，駆
動用電圧＋２４Ｖ，＋５Ｖ及びＧＮＤ（地気）を電源よ
り供給される．また、マイクロコンピュータ（ＣＰＵ）
でなる制御部９とは、モータ制御信号の各ラインａ，と
、負荷電流検出モニターの各ライン党２で接続される． この負荷電流検出モニターの各ラインＱ２は、第２図（
１）に示すように制御部９のＡ／Ｄコンバータ９０が内
蔵された入力ポートに接続される．この場合，負荷電流
検出モニターの出力電圧Ｅ０が小さいときは、増幅器（
図ｗ８）で、増幅して入力ボートへ入力してもよい． 表示用コントローラ１８は表示部ｌ２を制御し，制御部
９よりＩ／Ｏインターフェース（図略）を介してデータ
を受取り、表示部１２内のＬＣＤ１２０にプリンタの内
部状態をキャラクタ表示し、またプリンタの各部署のＬ
ＥＤ１２１〜１２５を点減させる．上記制御部９は前記
各駆動部のモータＭ（３０，２０，　２１，　１１，　
ｔｏ）、該モータＭの制御部１３〜１７，及び表示部ｌ
２の表示用コントローラ１８等、プリンタ全体を統括制
御するＣＰＵであり、ＲＯＭ１９に格納されているプロ
グラムにより制御される．またこのＲＯＭには各モータ
の動作が不能にならない負荷トルクの値Ｅ０′が格納さ
れている．なお，制御部９はプリンタの各部署に設置さ
れたセンサ２２からの入力にもとづき、駆動機構のクラ
ッチ２３や，搬送径路切換用のソレノイド２４等の給，
排紙動作に必要な制御を行なう． 次に第１図の各駆動部モータＭの制御部１３〜１７にお
ける負荷電流検出回路の一実施例を第２図（１）に示す
．各駆動モータＭ（３０，　２０，　２１，　１１．　
１０）は、モータ制御信号のラインＱ１と，負荷電流検
出モニターのライン１２　２（Ａ　／　Ｄコンバータ９
０）とで，制御部９と接続され，＋２４Ｖの電源が供給
されている． 制御部９はラインＱ１を介してトランジスタＴｒをスイ
ッチングさせることにより、モータＭの駆動を制御して
いる．そして、モータＭとＧＮＤとの間に抵抗Ｒが接続
されていて、＋２４ｖと抵抗Ｒとの関係によりモータＭ
の電流値工が分る．即ち、端子ｍの電圧Ｅ０は、モータ
に流れる電流工としてみることができるので、このｍ点
の電圧Ｅ０を求めることにより、モータ電流Ｉが分る．
そこで，このモータ電流工をＡ／Ｄコンバータ９０にて
デイジタルデータに変換して制御部９の比較回路（図略
）へ入力する． 上記モータ電流工と駆動部の負荷トルクＴとの関係は、
第２図（２）に示すように負荷トルクＴが大きくなるほ
どモータＭの端子ｍ部の電圧Ｅ０（＝ＩＲ）も大きくな
る．即ち、比例関係にあり、上記電圧Ｅ０の値，つまり
駆動部が動作不能に落ち入る前の値Ｅ０′がＲＯＭ１９
に予め格納されていて、Ｅ０とＥ０′とが制御部で比較
され、この設定値Ｅ０′より大きくなると表示用コント
ローラｌ８により表示部１２に表示する． 次に動作を第３図の検知判断フローを用いて説明する．
制御部９　（Ｃ　Ｐ　Ｕ）は各モータＭ，クラッチ２３
，ソレノイド２４等の駆動及びセンサ２２より入力され
るデータ，出力文字等の管理を行なっている。

制御部９よりライン党，を介して各モータＭの何れかに
所定のタイミングで駆動信号が与えられ、該当するモー
タＭの制御部（１３〜１７の何れか）によリモータＭを
駆動させるの． 当該モータ制御部はその負荷電流検出回路（第２図（ｌ
））により、モータの負荷電流工を検出する■．この負
荷電流工を電圧Ｅ０に変換して，電流モニターのライン
Ｑ２を通して、制御部９へ出力する■． 制御部９は入力ポートにて受取り、電圧Ｅ０に変換され
た信号をＡ／Ｄコンバータ９０にてデイジタルデータに
変換する■．制御部９は各モータＭに対応する入力ポー
トにて受信してデータ（電圧Ｅ．）のうち、どのデータ
をチェックするかを選択する■． そして、制御部９は前記Ａ／Ｄ変換されたデータ（電圧
ＥＯ）と予めＲＯＭ１９内に設定された駆動部が動作不
能に落ち入る前のデータ値（電圧Ｅ．′）とを比較し，
正常か異常かを判断する■，■．各モータＭの制御部の
負荷電流検出回路は、各駆動部が正常状態で使用されて
いれば、ＲＯＭ１９内に設定されたデータ値（Ｅｅ’）
の範囲内を検知する■．しかし、駆動系のギヤやベルト
に紙粉やトナーが付着したり、部品寿命近くまで使用し
て、ユニットが歪んだりすると、各負荷トルクが上がり
、負荷電流工は正常状態に比べて大きくなる（第２図（
２））． 各モータＭの制御部の負荷電流検出回路はそれを検知し
，制御部９はそのデータがＲＯＭ１９で設定されたデー
タより大きいと判断すると，表示用コントローラ１８に
より表示部１２の該当部署のＬＥＤ１２１〜１２３を点
灯（赤色または緑色）させ．ＬＣＤ１２０よりユーザへ
サービスマンへのメンテナンスを促すようなメッセージ
を表示する■．このように、ユーザは装置が故障し動作
しなくなる前に異常を察知し，部品の交換などをして、
常に正常な状態を使用できる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、予め画像形成装置の各駆
動部が動作不能になる前に，その状態を検出し，当該部
署の部品点検，交換等のメンテナンスを行なうよう表示
して、常に装置を正常状態で使用しつるようにしてある
． しかも，上記異常状態の検出は，簡単な負荷電流検出回
路と制御部に予め設定された駆動不能に落入らない上限
の負荷トルクとを比較して、行なうようにしたので、実
施が容易で、かつ低コストで実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック構或図、第２図は
第１図の各モータ制御部における負荷電流検出回路の一
実施例とその負荷トルク特性を示す図、第３図は本実施
例の検知判断フローを示す図，第４図は本発明が適用さ
れるレーザープリンタの駆動機構等の構或を示す概略図
、第５図は第４図の表示部の一例を示す図である． ９　・・・制御部（Ｃ　Ｐ　Ｕ）、１０・・・メインモ
ータ、１１・・・現像モータ、１２・・・表示部，１３
〜ｌ７・・・各モータの制御部、ｌ８・・・表示用コン
トローラ，１９・・・　ＲＯＭ、２０・・・給紙用フィ
ードモータ、　２１　・・・用紙反転用リバースモータ
、３０・・・　トレイ昇降用モータ、９０・・・Ａ／Ｄ
コンバータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像形成装置の各駆動部の負荷トルクを検出する手段と
   、該各駆動部が駆動不能に落入らない上限の負荷トルク
   を記憶しておく手段と、前記検出手段による検出負荷ト
   ルクと記憶手段により記憶されている負荷トルクとを常
   に比較監視する手段と、該比較監視手段により各駆動部
   が異常と判断されたときその異常状態を表示する手段と
   、を有することを特徴とする画像形成装置の駆動部異常
   検出装置。