JPH0354561Y2 - - Google Patents

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JPH0354561Y2
JPH0354561Y2 JP1986166474U JP16647486U JPH0354561Y2 JP H0354561 Y2 JPH0354561 Y2 JP H0354561Y2 JP 1986166474 U JP1986166474 U JP 1986166474U JP 16647486 U JP16647486 U JP 16647486U JP H0354561 Y2 JPH0354561 Y2 JP H0354561Y2
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JP
Japan
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sole
holes
large number
plate
synthetic resin
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JP1986166474U
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、皮底素材の柔軟性を残し、滑りにく
く、しかも耐摩耗性を有する靴底に関するもので
ある。
(従来の技術と問題点) 従来この種の耐摩性の向上を目的とした靴底は
本底自体に透孔を設けて透孔部分に耐摩性を有す
る合成樹脂を充填したり、透孔部分に耐摩性を有
する合成樹脂鋲を嵌合させたものが存在するが、
前記の透孔部分に耐摩性を有する合成樹脂を充填
するものは、銀面側(接地面側)から浸透する水
分は阻止できない欠点を有し、しかも製造上手間
のかかるものであつた。
又、実開昭54−27833号公報に開示されている
ように、所要箇所に孔を開設した底本体の一部
に、弾性材料からなる基板の下面に突起を一体に
設けた補助部材を、その突起が前記孔から突出さ
せるように積層し、これを底本体とは独立した挾
着部材の裏面に接着させるようにしたものが公知
であるが、補助部材が底本体の一部に積層されて
いるために、皮革が具備する良好な屈曲性が部分
的に阻害されるだけでなく、皮革の耐摩耗性を良
好にすることができず、また突起部分が接地する
ために、皮革自身の有する滑り止め性を活すこと
ができず、さらに、補助部材を積層一体化した底
本体を挾着部材に輪郭を一致させて固定する作業
が厄介である等の欠点があつた。
本考案は本底の皮素材としての柔軟性、屈曲
性、滑止性を維持した上で耐摩耗性と製作性を良
好とする靴底を提供することを目的としている。
(問題を解決するための手段) 本考案は、本皮底1の前底部2を銀面側3と床
面側4に二分割して、銀面側3の全面に平均的に
分散させて多数の透孔5を穿設し、銀面側3と床
面側4の中間に、前記透孔5と合致し、銀面側3
の厚みと同等又はそれ以下の高さを有する多数の
突起6を突設した厚さが0.5〜1mm程度のゴム又
は軟質合成樹脂からなり、前底部2より相似的に
少許小さい板状体7を接着剤を介して圧着し、前
底部2の周縁を縫着又は接着8したことを特徴と
する靴底を要旨としている。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基いて説明すると、本
皮底1の前底部2を銀面側3と床面側4に二分割
して、銀面側3の全面に平均的に分散させて5cm2
に約16個程度の多数の透孔5を穿設し、銀面側3
と床面側4の中間に、前記透孔5と合致し、直径
が約5mm〜10mm、高さが3mm〜5mmの円柱状の多
数の突起6を突設した厚さが0.5〜1mm程度のゴ
ム又は軟質合成樹脂、例えば天然ゴム、合成ゴ
ム、発泡ウレタン、ナイロン、塩化ビニル等から
なり、前底部2より相似的に少許小さい板状体7
を接着剤を介して圧着し、前底部2の周縁を縫着
又は接着8した構成である。
なお、銀面側3の透孔5の形状により突起の形
状は変わるものであつて、実施例の円柱状に限定
されるものではない。
次に本考案の製造法について説明するに、一枚
の本皮底1の前底部2を銀面側3と床面側4に二
分割して、該銀面側3に多数の透孔5を平均的に
分散させて穿設する。
次に、銀面側3と床面側4の間に挿入する板状
体7は、前記透孔5と合致する多数の突起6を突
設したゴム又は軟質合成樹脂からなり、前底部2
より相似的に少許小さい板状体7からなり、前記
の銀面側3と床面側4の各内側に接着剤を塗布し
て、その間に板状体7を介装して三者を圧着して
一体に形成し、前底部2の周縁を縫着または接着
8をするものである。
そして別途、木型に甲皮を取付けて中底と一体
にしたものを、前記の靴底に取付て使用するもの
である。
(考案の作用効果) 本考案は、本皮底1の前底部2を銀面側3と床
面側4に二分割して、その間に板状体を介装して
一体化するから、前底部2と銀面側3が食い違う
ことなく確実且つ簡単に製作できる。
また銀面側3の全面に平均的に分散させて多数
の透孔5を穿設し、該透孔5と合致しかつ銀面側
3の厚みと同等又はそれ以下の高さを有する多数
の突起6を突設した厚さが0.5〜1mm程度の薄い
ゴム又は軟質合成樹脂からなる、前底部2より相
似的に少許小さい板状体7を接着剤を介して圧着
したから、これを銀面側3と床面側4の間に挿入
しても皮底素材の全面の平均的な屈曲性を損なわ
ず、皮底本来の柔軟性を確保することができると
ともに、突起6が銀面側3から突出することなく
全面にわたつて穿設された透孔5に合致して一体
化されているから、本底の皮素材としての柔軟
性、屈曲性、滑止性を維持した上で全体の耐摩耗
性を良好とすることができる。
さらに多数の突起6を突設したゴム又は軟質合
成樹脂の板状体7が突起6と一体であつて、前底
部2より相似的に少許小さく形成されているか
ら、板状体7が防水の役目を果し、しかも透孔5
部分から水分が侵入しない。
更にまた、ゴム又は軟質合成樹脂の板状体7が
突起6と一体に形成されており、銀面側3の透孔
5に合致して多数の突起6が接着剤を介して固着
されているので、皮と突起6の硬度差があまりな
く、しかもその突起6が靴底より突出していない
ので、靴底の屈曲に対し、突起6により銀面側3
の透孔5がひび割れたり、隙間が生ずることがな
い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る靴底の平面図、第2図は
板状体のみの正面図、第3図は第2図のA−A線
における断面図、第4図は本考案に係る靴底の取
付状態を示す説明的側面図、第5図は第1図のB
−B線における断面図である。 1……本皮底、2……前底部、3……銀面側、
4……床面側、5……透孔、6……突起、7……
板状体、8……縫着又は接着。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本皮底1の前底部2を銀面側3と床面側4に二
    分割して、銀面側3の全面に平均的に分散させて
    多数の透孔5を穿設し、銀面側3と床面側4の中
    間に、前記透孔5と合致し、銀面側3の厚みと同
    等又はそれ以下の高さを有する多数の突起6を突
    設した厚さが0.5〜1mm程度のゴム又は軟質合成
    樹脂からなり、前底部2より相似的に少許小さい
    板状体7を接着剤を介して圧着し、前底部2の周
    縁を縫着又は接着8したことを特徴とする靴底。
JP1986166474U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH0354561Y2 (ja)

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JP1986166474U JPH0354561Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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JPS6371707U JPS6371707U (ja) 1988-05-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633841Y2 (ja) * 1989-08-31 1994-09-07 モリト株式会社 野球靴用靴底
KR20020007262A (ko) * 2001-11-23 2002-01-26 윤종원 샌들 밑창

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JPS5427833B2 (ja) * 1973-07-17 1979-09-12

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JPS5427833U (ja) * 1977-07-27 1979-02-23

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JPS5427833B2 (ja) * 1973-07-17 1979-09-12

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JPS6371707U (ja) 1988-05-13

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