JP2561509Y2 - スパイク靴の靴底 - Google Patents
スパイク靴の靴底Info
- Publication number
- JP2561509Y2 JP2561509Y2 JP5401293U JP5401293U JP2561509Y2 JP 2561509 Y2 JP2561509 Y2 JP 2561509Y2 JP 5401293 U JP5401293 U JP 5401293U JP 5401293 U JP5401293 U JP 5401293U JP 2561509 Y2 JP2561509 Y2 JP 2561509Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sole
- resin material
- spike
- soft
- shoe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は野球靴やゴルフ靴等のス
パイク靴の靴底に関するものである。
パイク靴の靴底に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスパイク靴の靴底は、中硬質の樹
脂材料よりなる靴底主体の接地面であってスパイク取付
け位置となる位置の内部に、金属板を埋設して、スパイ
クの取付け強度を確保するとともに、スパイクからの突
上げを防止する構成となっている。
脂材料よりなる靴底主体の接地面であってスパイク取付
け位置となる位置の内部に、金属板を埋設して、スパイ
クの取付け強度を確保するとともに、スパイクからの突
上げを防止する構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、金属薄板を埋
設した場合、スパイクの取付け強度の確保と突上げの防
止は達成されるが、靴底全体の重量を重くするだけでな
く、湾曲弾性を阻害するとともに、スパイクの靴底裏面
への密着が悪く、隙間から土砂の食込んでスパイクの取
付け安定性を悪くする点に解決すべき課題があった。
設した場合、スパイクの取付け強度の確保と突上げの防
止は達成されるが、靴底全体の重量を重くするだけでな
く、湾曲弾性を阻害するとともに、スパイクの靴底裏面
への密着が悪く、隙間から土砂の食込んでスパイクの取
付け安定性を悪くする点に解決すべき課題があった。
【0004】本考案は、靴底全体の重量の軽量化を図る
とともに十分なる強度と湾曲弾性を確保し、またスパイ
クの靴底裏面への密着性を良好にして土砂の食込みを防
止することによりスパイクの取付け安定性を良好にする
ことを目的としている。
とともに十分なる強度と湾曲弾性を確保し、またスパイ
クの靴底裏面への密着性を良好にして土砂の食込みを防
止することによりスパイクの取付け安定性を良好にする
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のスパイク靴の靴
底は、上記課題を解決するものであって、中硬質の樹脂
材料よりなる靴底主体の接地面であって少なくともスパ
イク取付け位置となる面に、硬質の樹脂材料からなる補
強板の表面を軟質の樹脂材料層で被覆した積層板を、軟
質表面が接地面となるようインサート成形手段により一
体化したことを特徴とするものである。
底は、上記課題を解決するものであって、中硬質の樹脂
材料よりなる靴底主体の接地面であって少なくともスパ
イク取付け位置となる面に、硬質の樹脂材料からなる補
強板の表面を軟質の樹脂材料層で被覆した積層板を、軟
質表面が接地面となるようインサート成形手段により一
体化したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のように、硬質の樹脂製の補強板の使用に
よって、靴底の軽量化を図ると共に十分なる強度と湾曲
弾性を確保し、また硬質の補強板の表面に軟質樹脂材料
層を被覆することによって、スパイクからの突上げ緩衝
作用を発揮するとともに、スパイクの靴底裏面への密着
性を良好にしてスパイクの取付け安定性を確保するよう
に作用する。
よって、靴底の軽量化を図ると共に十分なる強度と湾曲
弾性を確保し、また硬質の補強板の表面に軟質樹脂材料
層を被覆することによって、スパイクからの突上げ緩衝
作用を発揮するとともに、スパイクの靴底裏面への密着
性を良好にしてスパイクの取付け安定性を確保するよう
に作用する。
【0007】
【実施例】図1は本考案に係るスパイク靴の靴底を分解
し一部を破断して示した底面図、図2は完成品における
図1のA−A線に相当する位置の拡大断面図であって、
中硬質の合成樹脂、例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂
「エラストラン」のET−195 (硬度95A ・JIS A)のもの
を使用して底面形状を靴底形状に射出成形した靴底主体
1と、該靴底主体1と同質の樹脂材料からなり、踵部B
と前踏部C、D、E及び土踏ます隣接部Fの接地面側の
凹設部であってスパイク取付け位置となる面にインサー
ト成形される積層板2とからなり、積層板2は硬質合成
樹脂、例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂「エラストラ
ン」のET−155D(硬度58D ・JIS D )の補強板3の表面
に、例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂「エラストラ
ン」のET−590 (硬度90A ・JIS A)の軟質樹脂材料層4
を形成したものであって、二色成形手段により形成さ
れ、表面の軟質樹脂材料層4が接地面となるように前記
靴底主体1に一体化された構成である。
し一部を破断して示した底面図、図2は完成品における
図1のA−A線に相当する位置の拡大断面図であって、
中硬質の合成樹脂、例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂
「エラストラン」のET−195 (硬度95A ・JIS A)のもの
を使用して底面形状を靴底形状に射出成形した靴底主体
1と、該靴底主体1と同質の樹脂材料からなり、踵部B
と前踏部C、D、E及び土踏ます隣接部Fの接地面側の
凹設部であってスパイク取付け位置となる面にインサー
ト成形される積層板2とからなり、積層板2は硬質合成
樹脂、例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂「エラストラ
ン」のET−155D(硬度58D ・JIS D )の補強板3の表面
に、例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂「エラストラ
ン」のET−590 (硬度90A ・JIS A)の軟質樹脂材料層4
を形成したものであって、二色成形手段により形成さ
れ、表面の軟質樹脂材料層4が接地面となるように前記
靴底主体1に一体化された構成である。
【0008】なお上記実施例のように、土踏まず部分に
隣接する面にも積層板2を一体化してた場合は、靴底全
体の平均的な湾曲弾性を保有させることができる。
隣接する面にも積層板2を一体化してた場合は、靴底全
体の平均的な湾曲弾性を保有させることができる。
【0009】上記のように構成した靴中敷は、積層板2
を個別に製作して、靴底主体1を射出成形する場合にイ
ンサート手段により一体に形成する。積層板2は硬質樹
脂からなる補強板3と軟質樹脂材料層4とが接着剤を使
用することなく、従来周知の二色射出成形手段によって
密着固定されたものである。
を個別に製作して、靴底主体1を射出成形する場合にイ
ンサート手段により一体に形成する。積層板2は硬質樹
脂からなる補強板3と軟質樹脂材料層4とが接着剤を使
用することなく、従来周知の二色射出成形手段によって
密着固定されたものである。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案のスパイク靴
の靴底は、中硬質の樹脂材料よりなる靴底主体の接地面
であって少なくともスパイク取付け位置となる面に、硬
質の樹脂材料からなる補強板の表面を軟質樹脂材料層で
被覆した積層板を、軟質表面が接地面となるようインサ
ート成形手段により一体化したから、硬質の樹脂製の補
強板の使用によって、靴底の軽量化が図れると共に十分
なる強度と湾曲弾性が確保され、また硬質の補強板の表
面に軟質樹脂材料層を被覆することによって、スパイク
からの突上げ緩衝作用が発揮されるとともに、スパイク
の靴底裏面への密着性が良好となってスパイクの取付け
安定性が確保される効果がある。
の靴底は、中硬質の樹脂材料よりなる靴底主体の接地面
であって少なくともスパイク取付け位置となる面に、硬
質の樹脂材料からなる補強板の表面を軟質樹脂材料層で
被覆した積層板を、軟質表面が接地面となるようインサ
ート成形手段により一体化したから、硬質の樹脂製の補
強板の使用によって、靴底の軽量化が図れると共に十分
なる強度と湾曲弾性が確保され、また硬質の補強板の表
面に軟質樹脂材料層を被覆することによって、スパイク
からの突上げ緩衝作用が発揮されるとともに、スパイク
の靴底裏面への密着性が良好となってスパイクの取付け
安定性が確保される効果がある。
【図1】本考案に係るスパイク靴の靴底を分解し一部を
破断して示した底面図である。
破断して示した底面図である。
【図2】靴底完成品における図1のA−A線に相当する
位置の拡大断面図である。
位置の拡大断面図である。
1 靴底主体 2 積層板 3 補強板 4 軟質樹脂層
Claims (2)
- 【請求項1】 中硬質の樹脂材料よりなる靴底主体の接
地面であって少なくともスパイク取付け位置となる面
に、硬質の樹脂材料からなる補強板の表面を軟質樹脂材
料層で被覆した積層板を、軟質表面が接地面となるよう
インサート成形手段により一体化したことを特徴とする
スパイク靴の靴底。 - 【請求項2】 積層板が土踏まず部分に隣接する面にも
一体化されている請求項1記載のスパイク靴の靴底。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5401293U JP2561509Y2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | スパイク靴の靴底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5401293U JP2561509Y2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | スパイク靴の靴底 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723407U JPH0723407U (ja) | 1995-05-02 |
JP2561509Y2 true JP2561509Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12958684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5401293U Expired - Lifetime JP2561509Y2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | スパイク靴の靴底 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561509Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001314204A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-13 | Daiwa Seiko Inc | 滑り止め靴 |
JP2013220692A (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-28 | Bridgestone Corp | タイヤ |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5401293U patent/JP2561509Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723407U (ja) | 1995-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7082702B2 (en) | Article of footwear | |
US4186500A (en) | Molded cross-country ski boot | |
US6061929A (en) | Footwear sole with integrally molded shank | |
US20080127523A1 (en) | Outsole for a Cross-Country Ski Boot or Telemark Boot and Cross-Country Ski Boot or Telemark Boot Having Such an Outsole | |
CZ282238B6 (cs) | Bota pro snowboarding | |
GB2199232A (en) | Resilient sole edge | |
US20080209767A1 (en) | Systems and methods for shoe construction | |
AU772431B2 (en) | Insole of a shoe | |
JP2561509Y2 (ja) | スパイク靴の靴底 | |
US2456659A (en) | Laminated midsole and outsole construction | |
JPH08214910A (ja) | ソール | |
JP4004985B2 (ja) | ゴルフシューズ用ソール構造体 | |
US20240225202A1 (en) | Adhesive Footwear Cleats | |
JP2684269B2 (ja) | 型成形靴底の製造方法 | |
JPH0354561Y2 (ja) | ||
JPS58218903A (ja) | スポ−ツぐつ | |
JPS598569Y2 (ja) | スパイク靴 | |
JPS6119684Y2 (ja) | ||
JPS6345922Y2 (ja) | ||
JPH0522084Y2 (ja) | ||
JPS624161Y2 (ja) | ||
US20240324719A1 (en) | Sole structure and shoe having the same | |
JPH0223125Y2 (ja) | ||
JP3244864B2 (ja) | 靴底及びその製法 | |
JP2000125905A (ja) | 靴 底 |