JPH0354451A - ゲル電気泳動板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はゲル電気泳動用の泳動板の製造方法に関する。

史に詐細には、本発明は蛍光を利用するゲル電気泳動用
の泳動板の製造方法に関する。

［従来の技術コ ＤＮＡ等の塩基６己列を決定する方法として、ゲル電気
泳動法が広く実施されている。

電気泳動する際に、従来は試料をラジオアイソトープで
ラベルし、分析していたが、この力１去ではＴ間と時間
がかかる難点があった。このため、最近では、拭料を蛍
光体でラベルする方式が検討されている。

光を用いる方法では、蛍光ラベルしたＤＮＡ断片をゲル
中に沫動させるが、泳動開始部から、１５〜２０ｃｍＦ
方に各泳動路毎に光励起部と光検出器を設けておき、こ
こを通過するＤＮＡ断片を順に計測する。検出時間から
泳動スピードすなわち１）　Ｎ　Ａ断片の大きさがわか
る。

特開紹６３−２１５５６号公報には、レーザで１１６射
される電気泳動装置のゲル七のラインと光ダイオードア
レイの配列方向が電気泳動装置内のＤＮＡ断片の泳動方
向と直角となるように構成されたＤ　Ｎ　Ａ塩基配列決
定装置が開示されている。

第２図は該装置の構成を説明する模式図である。

図示されているように、光源４０から出たレーザ光はミ
ラー４２で曲げられて泳動板４４を横方向から照射する
。照射領域に蛍光ラベルＤＮＡ４６が到辻すると蛍光を
発する。各泳動路からの蛍光はレンズ４８によりイメー
ジインテンシファイヤ５０の受光部５２で結像する。こ
の信号は増幅されて光ダイオードアレイ５４で電気信号
に変換されて計測される。

［発明が解決しようとする課題］ ゲル電気ｌ永動に使用される泳動板は、二枚のガラス板
または石英板の間にゲル状の電解質層を介７［させたも
のである。

第３図に示されるように、従来は二枚のガラス板または
石英板のヒ端の注入用開口部からビーカーなどによりア
クリルアミドゲルを手作業で隙間内に２ｌＥ人していた
。しかし、二枚の板の隙間はＩＷＩＩｌ宋満なので、こ
の空間内にゲルを注入することは大変な作業であった。

特に、 板の隙間に気泡が入ると蛍光分析結果に悪影響が出るの
で、気泡が入らないようにゆっくりと、徐々に注入しな
ければならない。ゲル電解質のアクリルアミドは有毒で
あり、取り扱いに厳重な冫１意が必要である。このため
、長時間の注入作業は冗長で退絹なばかりか、それだけ
作業者を長時間危険に曝すこととなる。また、長時間に
反って集中力を持続させることは現実的に不町能か、棒
めて困難であり、作業者にか酷な忍耐を強いることとな
る。

従って、本発明の目的は、（「毒なゲル電解質を泳動板
の隙間に自動的に注入することからなるｌｌｋ動板の製
造方法を提供することである。

［課題を解決するための千段コ 前記目的を達成するために、本発明では、ゲル電気泳動
用の泳動板を構成する二枚のガラス板または石英板を所
定の隙間を有するように貼り合わせ、この貼り合わせ板
の下端部をゲル電解質の充填された容器に重肛に神太し
、，亥容詣を密閉し、その後、該容器内部を加圧し、＋
ｌｉｆ記貼り合わせ板の隙ｊｊｌＪにゲル電解質を−ド
端部からと端部に向けてＬ９？させることにより該隙間
をゲル電解質で充膚させることからなるゲル電気泳動板
の製造方法を堤供する。

［作用］ 前記のように、本発明の方法によれば、ＪＥ力作用によ
り有毒なゲル電解質を出動的に泳動仮の隙間を１．昇さ
せるので、作業音はゲル電解質に全くトを触れることな
く、泳動板を製作できる。

また、気泡が隙間に入らないようにするため、ト昇速度
を遅くすることもできる。この泳動板作製中、作業賃は
一切手を触れる必妾がないので、その間に別の仕゜ｌｒ
を行うことができ、極めて効率的である。

［火施例コ 以ド、図面を参照しながら本発明の泳動板製造方法につ
いて史に詐細に説明する。

第１図は本発明の泳動板製造方法を実施する際の装置構
成の−例をｔＪ＜す模式的断面図である。

第１図に示されるように、密閉可能な筺体１内にはアク
リルアミドのようなゲル電解質３が充墳されている。ゲ
ル電解質３は給送パイプ５から筐体内に供給される。筺
体１の１−．而に配設された開１１部７から泳動板９を
垂直に筐体内に神太し、そのＦ端部をゲル電解質３に浸
漬させる。ｌ１；１記開口部７は／／Ｙ動板９の輔およ
び厚さよりも大きな開［ｌ面積を形成できるように、開
Ｃｌの調節機能（図示されていない）を有することが好
ましい。従って、泳動板神抜時には開［１面積を大きく
シ、神人後は泳動板を保持し、筐体を密閉状態にするよ
うに開１−１面積を狭めることができる。開目部の側壁
周囲には密閉度を高めるために、ゴムのようなパッキン
グ部材ｌ１を配設することが好ましい。前記のような開
「１幅の調節機能は当業者に周知であり、具体例を１−
げるまでもない。更に、密閉された筐体内に加ＩＥ用空
気を送入するためのパイプ１３が配設されている。

次にゲル泳動板の作製手順を説明する。

筐体１の開［１部７から泳動板９を筐体内に挿入し、泳
動板９を因定した後、筐体を密閉する。ゲル電解質供給
パイプ５の途中に配設されたバルブ１５を閉じ、空気送
大パイプｌ３の途中に設けられたバルブ１７を開き、筺
体内に′／ｐ．気を送入する。

筺体内の圧力が１−６昇するにつれて泳動板の隙間にゲ
ル電解質３が徐々に注入されていく。泳動板の隙間内の
ゲル電解質に気泡が取り込まれないようにするため、注
入速度を常にコントロールすることが必要である。この
ため、筺体１に配設された圧力計１９により戊体内の圧
力が所定の値に維持されるように、バルブ１７の開閉度
を調節する。

ゲル電解質３が味動板のｔ端開１二１部２ｌから溢流し
た時点で、この上端開［゛１部２ｌをテープなどの封Ｉ
Ｅ手段で閉じ、同時に、バルブ１７も閉じて筺体内への
空気の供給をＩＬめる。筺体１の開口部７を開き、泳動
板９を筺体１から抜脱し、泳動板を転倒させて泳動板の
ド端をＬ方に向けてからテープなどの封１トト段でｌｌ
ｋ動板ド端部の隙間を閉じる。

これで、ゲル電気泳動用の泳動板の作製が完ｒする。

ゲル電解質の漏れを防ぐために、泳動板の側面にもテー
プ封１Ｆを施しておくことが好ましい。

筺体開Ｌ−１部７からゲル電解質３を筐体内に注ぎ込む
こともできるので、ゲル電解質供給パイプ５およびバル
ブ１５は省略することもできる。また、圧力計１９を適
当な演算処理装置に連結し、その桔果を窄気送入バルブ
ｌ７にフィードバックすることにより、ゲル電解質の注
入速度を自動制御することもできる。更に、／／ｋ動板
開口部に適当なセンサを６己設することにより、電解質
の溢流を検出し、これを前記の演算処裡装置に伝達する
ことにより空シ（送大バルブ１７の閉ｌ［・，を自動制
御することもできる。

［発明の効果コ 以Ｌ説明したように、本発明の泳動板製造方法によれば
、圧力作用によりｆｌ’　ｒｔｉなゲル電解質を白動的
に泳動板の隙問をヒ昇させるので、作業者はゲル電解質
に全くトを触れることなく、泳動板を製作できる。従っ
て、極めて安全である。

また、気泡が隙間に入らないようにするため、１一昇速
度を遅くすることもできる。この泳動板作製中、作業者
は一切手を触れる必要がないので、その間に別のイ１事
を行うことができ、極めて能甲的である。また、注入の
ために集中力を要求されることは全くないので、，゛１
゜ｆ酷な忍耐力も不要となり、作業自体は棒めて楽であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の泳動板製造方法を実施するのに使用さ
れる装置の構成例の一例を示す模式的断面図であり、第
２図は特開昭８３−２　１５５６号公報に開示されたＤ
ＮＡ塩基配列決定装置の模式的構成図であり、第３図は
従来のゲル泳動板の製造を例証する模式的部分斜視図で
ある。 １・・・筐体，３・・・ゲル電解質，５・・・ゲル電解
質供給パイプ，７・・・筐体開［１部，９・・・泳動板
，１１・・・パンキング部材，１３・・・空気送入パイ
ブ，１９・・・ＩｉＥ力計 特許出順人 口＼ｔ電ｒエンジニアリング株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ゲル電気泳動用の泳動板を構成する二枚のガラス
   板または石英板を所定の隙間を有するように貼り合わせ
   、この貼り合わせ板の下端部をゲル電解質の充填された
   容器に垂直に挿入し、該容器を密閉し、その後、該容器
   内部を加圧し、前記貼り合わせ板の隙間にゲル電解質を
   下端部から上端部に向けて上昇させることにより該隙間
   をゲル電解質で充満させることからなるゲル電気泳動板
   の製造方法。