JPH0354326Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354326Y2 JPH0354326Y2 JP13222986U JP13222986U JPH0354326Y2 JP H0354326 Y2 JPH0354326 Y2 JP H0354326Y2 JP 13222986 U JP13222986 U JP 13222986U JP 13222986 U JP13222986 U JP 13222986U JP H0354326 Y2 JPH0354326 Y2 JP H0354326Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat medium
- heat exchanger
- liquid
- gas
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 58
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 17
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 15
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 9
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 9
- 238000010992 reflux Methods 0.000 claims description 6
- 238000009833 condensation Methods 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Central Heating Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、セパレート式温風機に関し、詳しく
は、室外側の燃焼器で加熱した熱媒体を室内側の
熱交換器に循環させて放熱するものにおいて、加
熱した熱媒体が気液混合二相流である場合に生じ
るスチームハンマーやエロージヨン腐食を防止す
るものである。
は、室外側の燃焼器で加熱した熱媒体を室内側の
熱交換器に循環させて放熱するものにおいて、加
熱した熱媒体が気液混合二相流である場合に生じ
るスチームハンマーやエロージヨン腐食を防止す
るものである。
《従来の技術》
従来、この種のセパレート式温風機は、第２図
に示す構成で、室外に配置した燃焼器１で蒸発用
熱交換器２内の熱媒体で加熱して沸騰気化させ、
該気化した熱媒体を室内に配置した凝縮用熱交換
器３に蒸気輸送管４を通して導き、送風器５によ
り送られてきた室内空気を凝縮用熱交換器３で加
熱して室内を暖房すると共に凝縮用熱交換器３内
の熱媒体を凝縮液化し、該液化した熱媒体を液還
流管６を通して熱媒体タンク７を経て注入ポンプ
８により上記蒸気用熱交換器２に還流させる構成
としている。
に示す構成で、室外に配置した燃焼器１で蒸発用
熱交換器２内の熱媒体で加熱して沸騰気化させ、
該気化した熱媒体を室内に配置した凝縮用熱交換
器３に蒸気輸送管４を通して導き、送風器５によ
り送られてきた室内空気を凝縮用熱交換器３で加
熱して室内を暖房すると共に凝縮用熱交換器３内
の熱媒体を凝縮液化し、該液化した熱媒体を液還
流管６を通して熱媒体タンク７を経て注入ポンプ
８により上記蒸気用熱交換器２に還流させる構成
としている。
上記構成において、蒸発用熱交換器２でガス化
された熱媒体は、体積膨張による静圧が運動エネ
ルギーに転換されて、高速で蒸発輸送管４を通し
て凝縮用熱交換器３へ輸送され、そこで送風器５
により冷却されて液化した後、液還流管６を通し
て熱媒体タンク７に還流される。この熱輸送サイ
クルにおいて、燃焼器１の燃焼量が熱媒体量に比
較して少ない場合、言い替えると、蒸発用熱交換
器２に送り込まれる熱媒体の量が過剰な状態とな
つた時、燃焼器１で熱媒体の完全な気化が行え
ず、気液混合二相流となつて蒸気輸送管４に高速
で送り込まれることとなる。この気液二相混合流
が蒸気輸送管４内を流通すると、該輸送管の内壁
にエロージヨン腐食が発生したり、スチームハン
マーによる騒音が発生する欠点があつた。
された熱媒体は、体積膨張による静圧が運動エネ
ルギーに転換されて、高速で蒸発輸送管４を通し
て凝縮用熱交換器３へ輸送され、そこで送風器５
により冷却されて液化した後、液還流管６を通し
て熱媒体タンク７に還流される。この熱輸送サイ
クルにおいて、燃焼器１の燃焼量が熱媒体量に比
較して少ない場合、言い替えると、蒸発用熱交換
器２に送り込まれる熱媒体の量が過剰な状態とな
つた時、燃焼器１で熱媒体の完全な気化が行え
ず、気液混合二相流となつて蒸気輸送管４に高速
で送り込まれることとなる。この気液二相混合流
が蒸気輸送管４内を流通すると、該輸送管の内壁
にエロージヨン腐食が発生したり、スチームハン
マーによる騒音が発生する欠点があつた。
《考案の目的》
本考案は上記した欠点を解消せんとするもの
で、蒸気輸送管に輸送される気液混合二相流を分
離して気体のみを蒸気輸送管を通して凝縮用熱交
換器に輸送する一方、液体は液還流管に短絡して
戻すようにし、該気液二相混合流による蒸気輸送
管のエロージヨン腐食とスチームハンマーによる
騒音を防止せんとするものである。
で、蒸気輸送管に輸送される気液混合二相流を分
離して気体のみを蒸気輸送管を通して凝縮用熱交
換器に輸送する一方、液体は液還流管に短絡して
戻すようにし、該気液二相混合流による蒸気輸送
管のエロージヨン腐食とスチームハンマーによる
騒音を防止せんとするものである。
《考案の構成》
本考案は上記した目的を達成するためなされた
もので、燃焼器による加熱で熱媒体を気化させる
蒸発用熱交換器と、送風器により冷却して熱媒体
を液化させる凝縮用熱交換器とを蒸気輸送管と液
還流管とからなる循環配管を介して連結し、上記
液還流管に熱媒体タンクと該熱媒体タンクより蒸
発用熱交換器に熱媒体を送り込む注入ポンプとを
介設したセパレート式温風機において、 上記蒸気輸送管の蒸発用熱交換器近傍に密閉式
の気液分離タンクを設けると共に、上記熱媒体タ
ンクと注入ポンプとをつなぐ液還流管の途中に上
記気液分離タンクを配管を介して連結し、該配管
連結部と熱媒体タンクの間の液還流管に逆止弁を
設けたことを特徴とするものであり、 蒸発用熱交換器から蒸気輸送管に送り込まれる
気液混合二相流を気液分離タンクで分離して、気
体のみを蒸気輸送管で凝縮用熱交換器へ送ると共
に、分離した液体は配管を介して液還流管へ戻す
ようにし、よつて、気液二相混合流れによる蒸気
輸送管の腐食および騒音を防止するものである。
もので、燃焼器による加熱で熱媒体を気化させる
蒸発用熱交換器と、送風器により冷却して熱媒体
を液化させる凝縮用熱交換器とを蒸気輸送管と液
還流管とからなる循環配管を介して連結し、上記
液還流管に熱媒体タンクと該熱媒体タンクより蒸
発用熱交換器に熱媒体を送り込む注入ポンプとを
介設したセパレート式温風機において、 上記蒸気輸送管の蒸発用熱交換器近傍に密閉式
の気液分離タンクを設けると共に、上記熱媒体タ
ンクと注入ポンプとをつなぐ液還流管の途中に上
記気液分離タンクを配管を介して連結し、該配管
連結部と熱媒体タンクの間の液還流管に逆止弁を
設けたことを特徴とするものであり、 蒸発用熱交換器から蒸気輸送管に送り込まれる
気液混合二相流を気液分離タンクで分離して、気
体のみを蒸気輸送管で凝縮用熱交換器へ送ると共
に、分離した液体は配管を介して液還流管へ戻す
ようにし、よつて、気液二相混合流れによる蒸気
輸送管の腐食および騒音を防止するものである。
《実施例》
以下、本考案を第１図に示す実施例により説明
する。尚、図中、前記従来例の第２図と同一部材
は同一符号を付して説明を省略する。
する。尚、図中、前記従来例の第２図と同一部材
は同一符号を付して説明を省略する。
本セパレート式温風機においては、蒸発用熱交
換器２と凝縮用熱交換器３をつなぐ蒸気輸送管４
の途中で、蒸発用熱交換器２の近傍に密閉式の気
液分離タンク９を設けている。該気液分離タンク
９には、図示のように、蒸気用熱交換器２側との
接続用開口９ａを側部中央に設ける一方、凝縮用
熱交換器３側との接続用開口９ｂを上端に設け、
かつ、下端部に液還流管６ａ側との接続用開口９
ｃを設けている。該下端側の開口９ｃには配管１
０の上端を接続し、該配管１０の下端を熱媒体タ
ンク７と注入ポンプ８とをつなぐ液還流管６ｂに
接続している。よつて、気液分離タンク９に導入
された気液混合二相流はタンク９内で気体（蒸
気）と液体に分離するようにし、蒸気は上端の開
口９ｂより蒸気輸送管４に流出して凝縮用熱交換
器３へ導く一方、液体は下端の開口９ｃより配管
１０を経て液還流管６へ戻すようにしている。ま
た、該配管１０と液還流管６ａとの連結部６ｂと
熱媒体タンク７との間の液還流管６ｃには逆止弁
１１を設け、気液分離タンク９からの液体が熱媒
体循環方向とは逆に流れないようにしている。
換器２と凝縮用熱交換器３をつなぐ蒸気輸送管４
の途中で、蒸発用熱交換器２の近傍に密閉式の気
液分離タンク９を設けている。該気液分離タンク
９には、図示のように、蒸気用熱交換器２側との
接続用開口９ａを側部中央に設ける一方、凝縮用
熱交換器３側との接続用開口９ｂを上端に設け、
かつ、下端部に液還流管６ａ側との接続用開口９
ｃを設けている。該下端側の開口９ｃには配管１
０の上端を接続し、該配管１０の下端を熱媒体タ
ンク７と注入ポンプ８とをつなぐ液還流管６ｂに
接続している。よつて、気液分離タンク９に導入
された気液混合二相流はタンク９内で気体（蒸
気）と液体に分離するようにし、蒸気は上端の開
口９ｂより蒸気輸送管４に流出して凝縮用熱交換
器３へ導く一方、液体は下端の開口９ｃより配管
１０を経て液還流管６へ戻すようにしている。ま
た、該配管１０と液還流管６ａとの連結部６ｂと
熱媒体タンク７との間の液還流管６ｃには逆止弁
１１を設け、気液分離タンク９からの液体が熱媒
体循環方向とは逆に流れないようにしている。
上記した構成とすることにより、燃焼器１の燃
焼量が小さく、熱媒体タンク７から蒸発用熱交換
器２に送り込まれる熱媒体の量が過剰になり、該
蒸発用熱交換器２から気液混合の二相流が蒸気輸
送管４に送り出されても、気液分離タンク９で気
体と液体が分離され、ガス状の熱媒体のみがタン
ク９と凝縮用熱交換器３との間の蒸気輸送管４を
通つて凝縮用熱交換器３ほ送られる。よつて、気
液分離タンク９と凝縮用熱交換器３とをつなぐ長
尺な蒸気輸送管４の部位に、気液混合二相流が流
れるのを防止することが出来る。
焼量が小さく、熱媒体タンク７から蒸発用熱交換
器２に送り込まれる熱媒体の量が過剰になり、該
蒸発用熱交換器２から気液混合の二相流が蒸気輸
送管４に送り出されても、気液分離タンク９で気
体と液体が分離され、ガス状の熱媒体のみがタン
ク９と凝縮用熱交換器３との間の蒸気輸送管４を
通つて凝縮用熱交換器３ほ送られる。よつて、気
液分離タンク９と凝縮用熱交換器３とをつなぐ長
尺な蒸気輸送管４の部位に、気液混合二相流が流
れるのを防止することが出来る。
一方、液状の熱媒体は配管１０を通つて液還流
管６に配管１０を経て還流し、再び、注入ポンプ
８により熱媒体タンク７からの熱媒体と共に蒸発
用熱交換器２に送り込まれる。
管６に配管１０を経て還流し、再び、注入ポンプ
８により熱媒体タンク７からの熱媒体と共に蒸発
用熱交換器２に送り込まれる。
上記気液分離タンク９より凝縮用熱交換器３に
送られた蒸気は凝縮用熱交換器３において、従来
と同様に、送風器５により送られて来た室内空気
を加熱して室内を暖房すると共に、該放熱により
凝縮用熱交換器３内の熱媒体は凝縮して液化し、
液還流管６を通つて熱媒体タンク７に戻り、注入
ポンプ８で蒸発用熱交換器２へ送り込まれる。
送られた蒸気は凝縮用熱交換器３において、従来
と同様に、送風器５により送られて来た室内空気
を加熱して室内を暖房すると共に、該放熱により
凝縮用熱交換器３内の熱媒体は凝縮して液化し、
液還流管６を通つて熱媒体タンク７に戻り、注入
ポンプ８で蒸発用熱交換器２へ送り込まれる。
《考案の効果》
以上の説明より明らかなように、本考案に係わ
るセパレート式温風機によれば、蒸気輸送管に気
液分離タンクを介設しているため、燃焼量が小さ
く、蒸発用熱交換器から気液混合二相流が蒸気輸
送管に送り込まれてた場合に、気液分離タンクで
気液を分離して熱媒蒸気のみを凝縮用熱交換器に
輸送することが出来る。このように、燃焼量の変
動にかかわらず、常に安定して熱媒蒸気のみを蒸
気輸送管に通すため、該蒸気輸送管内において気
液混合二相流によるエロージヨン腐食やスチーム
ハンマーによる騒音を防止することが出来る。ま
た、本考案は気液分離タンクなどを設けるだけの
極めて簡単の構成であるため、安価かつ容易に実
施することが出来、実用的価値の大なるものであ
る。
るセパレート式温風機によれば、蒸気輸送管に気
液分離タンクを介設しているため、燃焼量が小さ
く、蒸発用熱交換器から気液混合二相流が蒸気輸
送管に送り込まれてた場合に、気液分離タンクで
気液を分離して熱媒蒸気のみを凝縮用熱交換器に
輸送することが出来る。このように、燃焼量の変
動にかかわらず、常に安定して熱媒蒸気のみを蒸
気輸送管に通すため、該蒸気輸送管内において気
液混合二相流によるエロージヨン腐食やスチーム
ハンマーによる騒音を防止することが出来る。ま
た、本考案は気液分離タンクなどを設けるだけの
極めて簡単の構成であるため、安価かつ容易に実
施することが出来、実用的価値の大なるものであ
る。
第１図は本考案の実施例を示す概略図、第２図
は従来例を示す概略図である。 １……燃焼器、２……蒸発熱交換器、３……凝
縮用熱交換器、４……蒸気輸送管、５……送風
器、６……液還流管、７……熱媒体タンク、８…
…注入ポンプ、９……気液分離タンク、１０……
配管、１１……逆止弁。
は従来例を示す概略図である。 １……燃焼器、２……蒸発熱交換器、３……凝
縮用熱交換器、４……蒸気輸送管、５……送風
器、６……液還流管、７……熱媒体タンク、８…
…注入ポンプ、９……気液分離タンク、１０……
配管、１１……逆止弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 燃焼器による加熱で熱媒体を気化させる蒸発用
熱交換器と、送風器により冷却して熱媒体を液化
させる凝縮用熱交換器とを蒸気輸送管と液還流管
とからなる循環配管を介して連結し、上記液還流
管に熱媒体タンクと該熱媒体タンクより蒸発用熱
交換器に熱媒体を送り込む注入ポンプとを介設し
たセパレート式温風機において、 上記蒸気輸送管の蒸発用熱交換器近傍に密閉式
の気液分離タンクを設けると共に、上記熱媒体タ
ンクと注入ポンプとをつなぐ液還流管の途中に上
記気液分離タンクを配管を介して連結し、該配管
連結部と熱媒体タンクの間の液還流管に逆止弁を
設けたことを特徴とするセパレート式温風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13222986U JPH0354326Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13222986U JPH0354326Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6337912U JPS6337912U (ja) | 1988-03-11 |
| JPH0354326Y2 true JPH0354326Y2 (ja) | 1991-11-29 |
Family
ID=31031416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13222986U Expired JPH0354326Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0354326Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2875310B2 (ja) * | 1989-12-01 | 1999-03-31 | 株式会社竹中工務店 | 冷媒自然循環式暖房システム |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP13222986U patent/JPH0354326Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6337912U (ja) | 1988-03-11 |
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