JPH035422A - 医療用貼付剤 - Google Patents

医療用貼付剤

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JPH035422A
JPH035422A JP14004789A JP14004789A JPH035422A JP H035422 A JPH035422 A JP H035422A JP 14004789 A JP14004789 A JP 14004789A JP 14004789 A JP14004789 A JP 14004789A JP H035422 A JPH035422 A JP H035422A
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山中 明人
Takashi Kinoshita
隆士 木之下
Masaki Sunami
正記 角南
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は経皮吸収性に優れ、且つ保存安定性に優れたメ
トプロロール及び/又はその塩含有の医療用貼付剤に関
rるらのである。
(b)従来の技術 (酒石酸)メトプロロールは、高血圧症、狭心症の治療
に用いられるβ1−受容体遮断薬である。
メトプロロールは、通常主薬として酒石酸塩を含有する
錠剤として経口投与されるが所謂初回j口過効果により
、吸収された薬物の相当量が初期に代謝を受け、生物学
的利用率は決して高いとは言い難い。
そこで、貼付剤により経皮的に投与する方法が提案され
るが、現在のところ、メトプロロール又はその塩を処方
した経皮吸収型製剤はIIIT示されていない。
(c)発明が解決しようとする課題 錠剤に含有される酒石酸メトプロロールの如き塩形態メ
トプロロールの場合においては保存安定性は良好であっ
てら親水性・親油性広剤のいずれに保持しようとしても
基剤から皮膚への薬物の分配は低いものと考えられる。
一方、メトプロロール(遊離塩基を意味する)を比較的
親油性の高いゴム系やアクリル系の高分子物質を基剤と
したテープ削に含有させた場合には、基剤から皮膚への
薬物の分配は比較的高いが、保存安定性が悪くなるなど
の課題が生じる。
(d)課題を解決するための手段 本発明者らは上記した課題を解消し、メトプロロール及
び/又はその塩の経皮吸収性が良好であり、しかも保存
安定性を向上させて疾患治療に有効な効果を示す貼付剤
について鋭意研究を重ねた結果、以下の知見を得た。
即ち、メトプロロール及び/又はその塩を含有する感圧
性接着剤層の露出表面のpHが7〜11゜5であり、し
かも該感圧性接着剤層に、(i)メトプロロール及び酸
性物質、(ii)メトプロロールの塩及び塩基性物質、
(iii)メトプロロール及びメトプロロールの塩の成
介のうちいずれか一つが含有されていると、製剤中のメ
トプロロール及−び/又はその塩の皮膚面への移行が容
易となり、しからバリアー屑としての角質層をも容易に
透過しうるとの知見を得た。
又、感圧性接着剤層に塩形態のメトプロロールを含有せ
しめる場合には、メトプロロールと塩を形成する物質が
酸性物質であるから、必ずしも酸性物質を感圧性接着剤
層に共存させる必要がなく、この場合には、むしろ塩基
性物質を含有させる方がその塩の経皮吸収性が向上する
との知見も得た。
本発明は、上記知見に基づき完成されたものである。
即ち、本発明の医療用貼付剤は、感圧性接着剤層が柔軟
な支持体上に積層されてなる医療用貼付剤であって、該
感圧性接着剤層の露出表面のpHが7〜11.5であり
、かつ該感圧性接着Mn4に下記成分のうちいずれか一
つが含有されていることを特徴とするらのである。
(1)メトプロロール及び酸性物質。
にii)メトプロロールの塩及び塩基性物質。
(iii)メトプロロール及びメトプロロールの塩。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられる感圧性接着剤層は、薬効成分として
のメトプロロール及び/又はその塩を含有、保持するた
めの層で、皮膚面に密着する接着剤で形成された層であ
れば特に制限はなく、皮膚に討する接着性及び安定性の
点がら好ましくは以下に列記したようなアクリル系感圧
性接着剤が挙げられるのである。
又、これらの感圧性接着剤のうち、皮膚刺激性が低く薬
物の溶解性の良好な接着剤、特に(メタ)アクリル酸フ
ルキルエステルと、分子内にエーテル結合を有する(メ
タ)アクリル酸フルキルエステルと、これら以外の共重
合可能な単量体との共重合体からなる感圧性接着剤が好
適に用いられる。
上記アクリル系感圧性接着剤としては、例えば、(メタ
)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ペン
チルエステル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル、
(メタ)アクリル酸へブチルエステル、(〆り)アクリ
ル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸ノニルエス
テル、(メタ)アクリル酸デシルエステル、(メタ)ア
クリル酸ウンデシルエステル、(メタ)アクリル酸ドデ
シルエステル、(メタ)アクリル酸トリデシルエステル
の如き(メタ)アクリル酸アルキルエステルの一種又は
二種以上の重合体、或いは該エステルの一種以上と共重
合可能な単量体との共重合体などが挙げられる。
共重合可能な単量体としては、例えば(メタ)7クリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、7マール酸の如きカルボキシル基含有単量体、ス
チレンスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホプロピル
アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレン
スルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸
、アクリロイルオキシベンゼンスルホン酸の如きスルホ
キシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエ
チルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル
エステルのtIDきヒドロキシル基含有単量体、(メタ
)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、
N−ブチルアクリルアミド、テトラメチルブチルアクリ
ルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミドの如
きアミド基含有アクリル系単量体、(メタ)アクリル酸
アミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ツメチル7
ミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミ
ノエチルエステル、(メタ)アクリル酸Lert−ブチ
ルエステルの如きアルキルアミノアルキル基含有アクリ
ル系単量体、(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メ
タ)アクリル酸ブトキシエチルエステル、(メタ)アク
リル酸テトラヒドロフルフリルエステル、(メタ)アク
リル酸メトキシジエチレングリコールエステル、(メタ
)アクリル酸メトキシジエチレングリコールエステル、
(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコール
エステルの如き分子内にエーテル結合を有するアクリル
酸アルキルエステル、N−(メタ)アクリロイルアミノ
酸の如きビニル系単量体、アクリル酸のウレタン、尿素
、インシアネートエステルの如きアクリル系弔量体など
の官能性qt量体、及U(メタ)アクリロニトリル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルピロリドン、ビ
ニルビリノン、ビニルピラノン、ビニルビベラノン、ビ
ニルビベラトン、ビニルビベラトン、ビニルビロール、
ビニルオキサゾール、ビニルカプロラクタム、ビニルオ
キサゾール、ビニルチアゾール、ビニルモルホリン、ス
チレン、a−メチルスチレン、ビス(N、N’−ツメチ
ルアミノエチル)マレエートなどのビニル系単量体が挙
げられる。
本発明において、上記(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル及び共重合可能な単量体は、アルキル部分が直鎖状
及び分岐状の各種異性体、並びに置換基の位置が異なっ
た各種異性体及び誘導体も包含するものである。
アクリル系感圧性接着剤中の上記(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルと共重合可能な単量体の配合比率は重量
比で50〜99/1〜50であることが皮膚接着性の凝
集力のバランスから望ましい。
また、皮膚刺激性などの点から分子内にエーテル結合を
有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用いた場
合には、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、分子
内にエーテル結合を有する(メタ)アクリル酸アルキル
エステルと、これら以外の共重合可能な単量体との配合
比率は重量比で40〜80159〜10/1〜40であ
ることが望ましい 他の感圧性接着剤としては、例えば、シリコーンゴム、
ポリイソブチレンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
−ブタノエン(又1土イソプレン)−スチレンブロンク
共重合体ゴム、アクリル系ゴム、天然ゴムの如きゴム系
物質、ポリビニルアルキルエーテル、ポリ酢酸ビニル、
ポリ酢酸ビニルの部分鹸化物、ポリビニルアルコール、
ポリとニルピロリドンの如きビニル系高分子物質、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロースの如きセルロース誘導体、プルラ
ン、デキストリン、寒天の如き多糖類、ポリウレタン弾
性体、ポリエステル弾性体も使用できる。
また、上記感圧性接着剤を使用する際において、凝集力
不足のrこめに皮膚貼着後、適用皮膚面に糊残り現來を
生じて皮膚面の汚染を起こす恐れがある場合は、皮膚接
着性を損なわない程度に適度な化・学的架橋処理(架橋
性単量体の共重合化や外部架橋剤の添加など)や物理的
架橋処理(電子線の如き電離性放射線の照射や紫外線架
橋など)を該組成物に施すことが望ましい。
又、本発明に用いられる薬効成分としてのメトプロロー
ル及び/又はその塩の含有量はその薬理効果を発揮する
量であれば特に制限はないが、上記感圧性接着材料中0
.1〜50重量%、好ましくは1〜40重量%の範囲で
あり、単位面積当たり20−3000μg / c m
 2、好ましくは100〜2000μ!1/ca+”と
することが望ましい。
本発明において、上記メトプロロール及び/又はその塩
更にpl+調整物質を含有する感圧性接着剤層を担持す
るための支持体としては、例えばプラスチックフィルム
、不織布、織布、紙、lk属箔、発泡フィルム、或いは
これらを組み合わせたものが挙げられる。
本発明の医療用貼付剤においては、上述の感圧性接着剤
層の露出表面のpHが7〜11,5であり、かつ該感圧
性接着剤層に、(1)メトプロロール及び酸性物質、(
ii)メトプロロールの塩及び塩基性物質、(iii)
メトプロロール及びメトプロロールの塩、のうちいずれ
が一つの成分が含有されていることにより、このメトプ
ロロール及び/又はその塩の経皮吸収性とその保存安定
性が後述する理由により向上するので望ましい。
ところで、この基剤には水は含まれず、従って感圧性接
着剤層に含有される酸性v!J質及び/又は塩基性物質
は一般に言われるp I+3!4整削とは異なるもので
ある。
上記酸性物質としては安全性の面から薬学的に許容され
る範囲の物質であれば特に限定されるものではないが、
有機酸を使用することが好ましく、特に有機カルボン酸
が好ましい。具体的には、クエン酸、フハク酸、酒石酸
、マレイン酸、7マール酸、サリチル酸、乳酸等の有機
カルボン酸が挙げられる。
また、上記塩基性゛物質としてはメトプロロールよりも
強塩基のものを使用することが好ましいが、特に安全性
の面から薬学的に許容される範囲の塩基性物質が好まし
い。
具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのよう
な無機物、或いはトリエタノールアミン、ノエタノール
エミン、トリイソプロパツールアミン、ノイソブロパノ
ールアミンなどのアミン類、或いはアルギニンなどのア
ミノ酸が挙げられるが、皮膚刺激性の面からトリエタノ
ールアミン又はアルギニンが好ましい。
これらの酸性物質及び/又は塩基性物質の含有量はメト
プロロール及び/又はその塩1モルに対して0.1〜1
0モルであり、好ましくは0.5〜5モルである。
ところで、本発明の医療用貼付剤においては、感圧性接
着剤層の露出表面のpHが7〜11.5の範囲になるよ
うに酸性物質及び/又は塩基性物質を共存させて調節す
ることが必要であるが、このように露出表面のpi(を
調節することにより、メトプロロール及び/又はその塩
の経皮吸収性が一層向上し、更に保存安定性も向上する
のである。
この場合、表面pHとは、感圧性接着剤層の表面に蒸留
水を滴下しその滴下水のpl+が平衡になった時の値で
定義されるものである。
表面p++が7未満ではメトプロロールは皮膚面へ十分
に移行せず、一方表面p)Iが11.5を超えると皮膚
刺激性が顕著となる。
(e)作用 本発明の医療用貼付剤において、経皮吸収性及び保存安
定性が向上する理由は明らかではないが、以下の如く考
えられる。
即ち、感圧性接着剤層中に7Fプロロール及び/又はそ
の塩更に酸性物質及び/又は塩基性物質を共存させるこ
とにより、メトプロロール及び/又はその塩更に酸性物
質及び/又は塩基性物質並びに感圧性接着剤成分、官能
基の間において相互に何等かの分子開力が働く。この分
子間力は、分子相互の作用様式または大きさの点で溶液
中とは異なるものであり、溶液中では生じない力、溶液
中よりも弱い力等様々であり、このため塩形態のメトプ
ロロールのみを配合してなるテープ製剤の如く保存安定
性が良好で、且つメトプロロール遊離塩基のみを配合し
てなるテープ製剤のように経皮吸収性が良好になるもの
と考えられる。
ところで、本発明の医療用貼付剤において、感圧性接着
剤層・に塩形態の7トプロロールを含有させた場合には
、メトプロロールと塩を形成する物質が酸性物質である
から、メトプロロールの保存安定性が良好である。しか
し、メトプロロール遊離塩基のみを配合してなる製剤の
ように経皮吸収性が良好にするために、塩基性物質を感
圧性接着剤層に共存させる必要がある。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに何等限定されるものではなく、種々の変形が
可能である。なお、本文中で部とあるのは重ffi部を
示す。
実施例1 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル55部、アクリ
ル酸メトキシエチルエステル30部、酢酸ビニル15部
、アゾビスイソブチロニトリル0゜3部を4つロフラス
コに仕込み、不活性ガス雰囲気下にて60〜63℃に昇
温して重合反応を開始させ、125部の酢酸エチルを滴
下しながら反応温度を制御して10時間反応を続け、さ
らに温度75〜80℃で2時間熟成してアクリル系共重
合体溶液を得た(このようにして得られた共重合体溶液
を、以下では単に共重合体溶液(A)と呼」ζ)。
得られた共重合体溶液(A)に酒石酸メトプロロール及
びエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞれ20重
量%、9重量%となるように添加混合し、厚さ75μ+
6のポリエステル製離型ライナー上に薬物含有量が16
00μ87cm2となるように塗布、乾燥して感圧性接
着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層を厚さ9μ論のポリエステル
フィルム製の支持体上に転着して本発明の医療用貼付剤
を得た。
実権例2 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル95部、アクリ
ル酸5部、過酸化ベンゾイル0.2fiを4つロフラス
コに仕込み、不活性〃ス雰囲気下にて、62−65°C
に昇温しで重合反応を開始させ、125部の酢酸エチル
を滴下しながら反応温度を制りuして8時間反応を続け
、更に75〜80゛Cで2時間熟成して共重合体溶液(
B)を得た。
得られた共重合体溶0(13)に、酒石酸メトプロロー
ル及び水酸化す) Uワムを乾燥後の含有率がそれぞれ
30重量%、6重量%となるように添加、混合し、厚さ
75μmflのポリエステル製離型ライナー上に薬物含
有量が2000μg/cω2となるように塗布、乾燥し
て感圧性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層をエチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含量28重量%)を厚さ50μmnに
積層した厚さ6μ【nのポリエステル製フィルムのエチ
レン−酢酸ビニル共重合体側に転着して本発明の医療用
貼付剤を得た。
実施例3 VISTANEX  MML−80(粘度平均分子1i
990,000)25部、IIIMOL−48(粘度平
均分子[40,000)75分子量をヘキサンに溶解し
て得たポリイソブチレン溶液(固形分濃度25重世%)
に、酒石酸メトプロロール及びL−フルギニンを乾燥後
の含有率がそれぞれ5重世%、1重量%となるように添
加、混合し、厚さ75部口のポリエステル製離型ライナ
ー上に薬物含有量が800μg / c m 2となる
ように塗布、乾燥して感圧性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層を30μmのポリエチレンフ
ィルム製の支持体上に転着して本発明の医療用貼付剤を
得た。
実施例4 実施例1で得られrこ共重合体溶液(A)に、メトプロ
ロール及びサリチル酸を乾燥後の含有率がそれぞれ20
重世%、3重量%となるように添加混合し、U 275
μmのポリエステル製離型ライナー上に薬物含有量が1
600μg/c+o2となるように塗布、乾燥して感圧
性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層を17さ9μIIIのポリエ
ステルフィルム製の支持体上に転着して本発明の医療用
貼付剤を得た。
実施例5 実施例1で得られた共重合体溶液(A)に、メトプロロ
ール及びフハク酸及びトリエタノールアミンを乾燥後の
含有率がそれぞれ20重量%、8重量%、10重量%と
なるように添加混合し、厚さ75μIQのポリエステル
製離型ライナー上に薬物含有量が2000μg/cω2
となるように塗布、乾燥して感圧性接着剤層を形成した
次に、上記感圧性接着剤層を1!7さ9μωのポリエス
テルフィルム製の支持体上に転着して本発明の医療用貼
付剤を得た。
実施例6 実施例1で得られた共重合体溶液(A)に、メトプロロ
ール及び酒石酸メトプロロールを乾燥後の含有率がそれ
ぞれ20重量%、10重量%となるよ、うに添加混合し
、厚さ75μmのポリエステル91離型ライナー上に薬
物含有量が2000μg/c12となるように塗布、乾
燥して感圧性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層を厚さ9μmのポリエステル
フィルム製の支持体上に転着して本発明の医療用貼付剤
を得た。
比較例1 実施例1で得られた共重合体溶液(A)に、酒石酸メト
プロロールを乾燥後の含有率が30重量%となるように
添加混合し、厚さ75μm−のポリエステル製離型ライ
ナー上に薬物含有量が1600μg/c+++2となる
ように塗布、乾燥して感圧性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層を厚さ9μ論のポリエステル
フィルム製の支持体上に転着して貼付剤を得た。
比較例2 実施例1で得られた共重合体温a(A)に、メトプロロ
ールを乾燥後の含有率が20重量%となるように添加混
合し、厚さ75μ論のポリエステル製離型ライナー上に
薬物含有量力’1600/jg/c輸2となるように塗
布、乾燥して感圧性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性“接着剤層を厚さ9μmのポリエステ
ルフィルム製の支持体上に転着して貼付剤を得た。
比、較例3 実施例1で得られた共重合体溶液(A)に、酒石酸メト
プロロール及び酒石酸を乾燥後の含有率がそれぞれ20
重量%、4重量%となるように添加混合し、厚さ75μ
輪のポリエステル製離型ライナー上に薬物含有量が16
00μg/cm”となるように塗布、乾燥して感圧性#
C着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層をエチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含量28重量%)を厚さ50μmに積
層した厚さ6μI8のポリエステル製フィルムのエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体側に転着して貼付剤を得た。
比較例4 実施例2で得られた共重合体溶液(B)に、メトプロロ
ール及びトリエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれ
ぞれ30重量%、5重量%となるように添加混合し、厚
さ75μ飴のポリエステル製離型ライナー上に薬物含有
量が2000μg/ c to 2となるように塗布、
乾燥して感圧性接着剤層を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層をエチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含[28重量%)をt!7さ50μ随
に積層した厚さ6μmのポリエステル91フイルムのエ
チレン−酢酸ビニル共重合体側に転着して貼付剤を得た
比較例5 実施例1で得られた共重合体溶液(A)に、メトプロロ
ール及びコハク酸及びトリエタノールアミンを乾燥後の
含有率がそれぞれ20重量%、8重量%、0.1μm量
%となるように添加混合し、厚さ75μ論のポリエステ
ル製離型ライナー上に薬物含有量が2000μg/cm
”となるように塗布、乾燥して感圧性接着剤層を形成し
た。
次に、上記感圧性接着剤層を厚さ9μmnのff +7
エステルフイルム製の支持体上に転着して貼付剤を得た
表面pH測定試験 上記のようにして得られた実施例1〜6及び比較例1〜
5の貼付剤を、12論−φの円形に切り抜き、ライナー
を剥離して露出させた感圧性接着剤層の表面に0.1m
Nの蒸留水を滴下し、滴下水のほぼ平衡に達したpH値
を測定した。ここで言うところのほぼ平衡に達したとは
、30秒以上値が変わらなくなったことを意味する。
これらの結果を第2表に示す。
ウサギ皮膚移行試験 大きさ30i*mφに切り抜いた実施例1〜6及び比較
例1〜5の貼付剤をウサギ背部皮膚面に8時間貼付した
のち剥離し、残存する酒石酸メトプロロール或いはメト
プロロールをメタノールにて抽出し、初期含有量から皮
膚面へのみかけの移行率を算出した(以下、単に皮膚移
行率とする)。
これらの試験結果を第2Rに示す。
なお、表面pHは、各実施例及び各比較例共に、試料数
4の平均値を1.また皮膚移行率については、各実施例
及び各比較例共に、試料数3の平均値を各々示した。
(以下余白) 第1表 ピーグル大血漿中濃度 実施例1.2.5及び比較例1,2にて得られた製剤を
総投与量が50+1ビとなるように切り抜いたものをビ
ーグル大背部に貼着し、貼着後2 、3 、4 。
6.9,12,15,24,36.48時間後のメト7
ao−ル血漿中濃度をHT I−Cにより測定した。
なお動物数は1群3匹とした。その平均値を第1図に示
した。
製剤の安定性 実施例1〜6及び比較例1〜5で得られた貼付剤を、温
度50°Cにて1.2.3ケ月間保存したのち大きさ3
0IfiIfiφの切片を切り抜き、残存するメトプロ
ロールを/り/−ルにて抽出し、初期合方量に対する残
存率を算出した。
この結果を@2図に示した6 第1図より、実施例1.2.5は比較例1に比べて血漿
中濃度が高く、しかも長時間にわたって安定しているこ
とが認められる。
また、第2図より、実施例は比較例2.4に比べてメト
プロロールの安定性が良好であることがわかる。
以上の結果より、実施例は経皮吸収性、安定性が共に良
好であるのに対し、比較例には両性質共を満足させるも
のが認められないことがわかる。
(ビ)発明の効果 本発明の医療用貼付剤においては感圧性接着剤層が柔軟
な支持体上に積層されてなる医療用貼付剤であって、該
感圧性接着剤層の露出表面のr+Hが7〜11.5であ
り、かつ該感圧性接着剤層に、(1)メトプロロール及
び酸性物質、(ii)メトプロロールの塩及び塩基性物
質、(iii)メトプロロール及びメトプロロールの塩
のうちいずれか一つの成分が含有されており、このよう
に感圧性接着剤層の露出表面のpHが7〜11.5に調
節されているのでこの薬物の経皮吸収性および保存安定
性の両特性が良好になり、この結果、高血圧症や狭心症
などの治療に極めて有効であるなどの効果を有するので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1・2及び実施例5と比較例1・2をピ
ーグル大?1″部に適用した場合のメトプロロールの血
漿中濃度の経時変化を示す特性線図、第2図は実施例1
〜6及び比較例1〜5を温度50“Cで保存した場合の
保存安定性を示す特性線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感圧性接着剤層が柔軟な支持体上に積層されてな
    る医療用貼付剤であって、該感圧性接着剤層の露出表面
    のpHが7〜11.5であり、かつ該感圧性接着剤層に
    下記成分のうちいずれか一つが含有されていることを特
    徴とする医療用貼付剤。 (i)メトプロロール及び酸性物質。 (ii)メトプロロールの塩及び塩基性物質。 (iii)メトプロロール及びメトプロロールの塩。
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DE69009540T DE69009540T2 (de) 1989-03-15 1990-03-12 Arzneimittel enthaltendes Heftpflaster.
US08/655,007 US5830497A (en) 1989-03-15 1996-05-29 Medicated plaster containing basic physiologically active agents and/or salts thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500360A (ja) * 1999-12-16 2004-01-08 ダーマトレンズ, インコーポレイテッド 皮膚浸透促進剤としての水酸化物放出剤

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