JPH0354168Y2 - - Google Patents

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JPH0354168Y2
JPH0354168Y2 JP17834986U JP17834986U JPH0354168Y2 JP H0354168 Y2 JPH0354168 Y2 JP H0354168Y2 JP 17834986 U JP17834986 U JP 17834986U JP 17834986 U JP17834986 U JP 17834986U JP H0354168 Y2 JPH0354168 Y2 JP H0354168Y2
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bridge
construction
slide base
main structure
support beam
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JP17834986U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプレストレストコンクリート橋梁の架
設工法の一つである片持ち張出し工法に使用され
る架設作業車の移動装置に係るものである。
(従来の技術) 従来のこの種の架設作業車は、型枠設備が懸吊
されるとともに、主構の後端部に既設の橋桁上に
敷設されたレール上を転動するフツクローラが装
架され、長さ2m〜5mの橋桁を製作しながら、前
記フツクローラによつて前進し、前方部が重いた
めに移動時において作業車後端に作用する引張力
に対しては、前記フツクローラがレールのフラン
ジ部抱持することにより同引張力をレールを介し
て橋桁に伝達するように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の架設作業車においては移動装置が作
業車主構の後端部に直接一体的に取付けられてい
て、橋軸と直交方向には移動できないように構成
されている。
従つて施工すべき橋桁が直線橋、若しくは大き
な曲率半径を有する曲線橋であれば、架設作業車
を橋軸と直交方向に移動調整する必要はない。
しかしながら曲率半径が小さい曲線橋の場合、
従来の架設作業車では移動操作性上に問題があつ
た。
この点を第3図及び第4図に示すレール及び架
設移動車の中心軸を取り出して示した平面的な模
式図について説明する。
第3図においてC1,C2,C3は既設の橋桁を示
し、図は橋桁C3を施工するときの前記各中心軸
の位置関係を示している。
aは架設作業車の主構の中心軸で、黒丸で示す
a0は同作業車後端部における移動装置の位置を示
し、bはレールの中心軸で、白丸で示すb0は同レ
ールの中心軸上における移動装置の占める位置を
示す。
第3図においては前記両中心軸a,bが一致し
ているから移動装置の位置a0とb0とも一致してい
る。
第4図は橋桁C4の施工のため、レールbが1
ブロツク分前進し、架設作業車が前進する直前の
状態を示す。
橋桁C4の施工のために、所定の位置にレール
を敷設すると、移動したレール及び移動前の架設
作業車の各中心軸a,bが離隔し、移動装置の個
所でa0,b0間の偏心を生起することとなる。
しかるに前記移動装置のフツクローラは橋桁上
のレールフランジを抱着しているので、前記した
偏心を生起するようにレールを敷設するには、
レールとともにフツクローラ自体も橋軸と直交方
向に移動できる構造でなければ、第4図に示すレ
ール敷設は不可能になる。
従来の架設作業車の移動装置は主構に直接ピン
構造等で取付けられているので、主構の軸と移動
装置の軸とを傾斜させることはできるが、水平移
動は不可能である。
このような従来の移動装置では、曲率半径の小
さい曲線橋に適用した場合は直線橋と同じ移動を
行ない、移動が終わつた後、所定の線形に合致す
るようにレール及び架設作業車に水平牽引力をか
けて旋回させることによつて、線形の修正を行な
つている。
この方法によれば、自重が約70tにも及ぶ架設
作業車の旋回操作に危険を伴い、また曲線橋はそ
の曲率に伴なつて橋面に横断勾配が附されてお
り、傾斜橋面に据付けた架設作業車を更に水平牽
引して旋回させることによる安定上の対策を講じ
なければならない。
しかも移動における所要時間が多くなり、前記
片持ち張出し工法に特有の反覆施工大きな欠陥を
残すこととなる。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するために提
案された架設作業車の移動装置に係るもので、架
設作業車の主構後端部に、橋軸と直交方向に延び
る支持ビームを固定し、同支持ビーム上にスライ
ドベースを同ビームに沿つて滑動自在に載架し、
同スライドベースより懸吊された垂直桿の下端
に、橋桁上に敷設された前記架設作業車の案内レ
ール上を転動するフツクローラを装架したことに
よつて、前記の問題点を解決するものである。
(作用) 本考案に係る架設作業車の移動装置は前記した
ように構成されているので、曲線橋の施工時、架
設作業車の主構後端部に固定された橋軸と直交方
向に延びる支持ビーム上に沿つて、スライドベー
スを所要量滑動せしめ、同スライドベースに懸吊
された垂直桿の下端に装架されたフツクローラ
を、橋桁上に敷設された架設作業車案内用レール
上を転動させることによつて、架設作業車の主構
を橋軸と直交方向に所要長さ偏心させることがで
きる。
(考案の効果) このように本考案によれば、架設用作業車の主
構後端部に固定された支持ビームに沿つてスライ
ドベースを滑動させることによつて、前記主構を
橋軸と直交方向に移動させ、同方向に前記主構を
所要長さ偏心させることができ、直線橋は勿論、
曲率半径の小さく一様な曲線橋、或いはSカーブ
状に反転した曲線橋、若しくはこれらの組合せら
れたあらゆるタイプの橋梁の施工に適用しうるも
のである。
(実施例) 以下本考案を第1図及び第2図に示す実施例に
ついて説明する。
1は架設作業車の主構2後端部に剛強に固定さ
れた橋軸と直角方向に延びる支持ビームで、同支
持ビーム1上にその長手方向、即ち橋軸と直交方
角に滑動自在なようにスライドベース3が載架さ
れている。図中4は同スライドベース3の滑動を
容易ならしめるために、支持ビーム1上に層着さ
れた弗素樹脂板である。
前記スライドベース3にはスライドベース3を
挾んで相対する一双のブラケツト5にはねじ加工
を施したスピンドルジヤツキ6が支持され、同ジ
ヤツキ6を手動、若しくは図示せぬモータ、油圧
ジヤツキ等によつて駆動することによつて、スラ
イドベース3が支持ビーム1上に沿つて滑動する
ようになつている。
7は垂直桿で、上端部はスライドベース3に設
けた貫通孔に貫挿されてリングナツト8でスライ
ドベース3に固定され、下部は支持ビーム1に設
けた図示せぬスリツトに遊挿され、先端に既設の
橋桁9上にアンカー10を介して敷設された架設
作業車案内レール11上を転動するフツクローラ
12が装架されている。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、スピンドルジヤツキ6を操作することによ
つて、主構2を不動点として同主構2に固定され
た支持ビーム1上に沿つてスライドベース3をレ
ール11の橋軸直角方向への変位量に対応して滑
動させ、同スライドベース3より懸垂された垂直
桿7の下端に装架されたフツクローラ12をレー
ル11の軸と合せて橋軸直角方向に移動すること
により、フツクローラ12の中心軸と主構1の中
心軸との間に任意の偏心量を得ることができる。
従つて前記実施例の装置は直線橋は勿論、曲率
半径の小さく一様な曲線橋、或いはSカーブ状に
反転した曲線橋、若しくはこれらを組合わせた橋
梁等、あらゆるタイプの橋梁の施工に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る架設作業車の移動装置の
一実施例を示す正面図、第2図はその側面図、第
3図及び第4図は夫々片持ち張出し工法によるプ
レストレストコンクリート橋梁架設時におけるレ
ール及び架設作業車の中心軸を取出して示した平
面的な模式図である。 1……支持ビーム、2……架設作業車の主構、
3……スライドベース、7……垂直桿、9……橋
桁、11……レール、12……フツクローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片持ち張出し架設工法によるプレストレストコ
    ンクリート橋梁の架設作業車の主構後端部に、橋
    軸と直交方向に延びる支持ビームを固定し、同支
    持ビーム上にスライドベースを同ビームに沿つて
    滑動自在に載架し、同スライドベースより懸吊さ
    れた垂直桿の下端に、橋桁上に敷設された前記架
    設作業車の案内レールを上転動するフツクローラ
    を装架してなることを特徴とする架設作業車の移
    動装置
JP17834986U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0354168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17834986U JPH0354168Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

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JP17834986U JPH0354168Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

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Publication Number Publication Date
JPS6386109U JPS6386109U (ja) 1988-06-06
JPH0354168Y2 true JPH0354168Y2 (ja) 1991-11-28

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