JPH0354111Y2 - - Google Patents

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JPH0354111Y2
JPH0354111Y2 JP1987009474U JP947487U JPH0354111Y2 JP H0354111 Y2 JPH0354111 Y2 JP H0354111Y2 JP 1987009474 U JP1987009474 U JP 1987009474U JP 947487 U JP947487 U JP 947487U JP H0354111 Y2 JPH0354111 Y2 JP H0354111Y2
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JP
Japan
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attached
decoration
engagement
free end
locking
Prior art date
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JP1987009474U
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JPS63119617U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は和装に用いられる結び帯、結び髪飾
り等の結び飾り装身具に関し、その目的は使用者
の成長或いは体格、好みに応じて帯本体である結
束部分の大きさを適宜調節することができるとと
もに、この結束部に付設される飾り具の大きさを
も適宜調節でき、且つ複数の飾り具を選択使用す
ることもできる結び飾り装身具の提供にある。
(従来技術及びその問題点) 従来、結び飾り装身具の一種である結び帯とし
て第5図に示すものがある。
この結び帯aは帯材を所定個所折返して結束さ
せ、中央の結束部bから両側に折返し状の飾り羽
根cが突出されたものであり、通常結束部b裏側
の止具で身体に巻いた帯に装着する。
しかし、かかる結び帯aは飾り羽根cの大きさ
の調節は全く不可能であり、使用者はその体格に
応じて個別に各種大きさのものを選定して使用せ
ざるを得ず、体格の異なる者同士の貸し借りが不
可能であるとともに、生長期の子供の体格変化に
応じて同一物を継続して使用することもできず、
汎用性に乏しかつた。
一方、和装帯を優美に表現させる考案として実
公昭12−934号「女帯」、実公昭35−4658号「軽装
帯」が開示されている。
実公昭12−934号「女帯」は中央の太鼓結の裏
面に中央を絞つて両端を開放した添帯を前記太鼓
結の上部に着脱自在又は縫着した女帯の構造に係
るもので、一方の実公昭35−4658号「軽装帯」
は、太鼓結の下端縁に垂れを間隔を設けて縫着し
た軽装帯の構造に係り、いずれも婦人の後姿の曲
線美を憾覚なく表現させる帯として考案なされた
ものである。
しかしながら、これら実公昭12−934号及び実
公昭35−4658号の考案も前述した第5図に示す帯
同様、飾り具として、一定の大きさのものが設け
られているため使用者の好みや、成長に応じて適
宜調節して使用できるものではなかつた。
さらにこれら開示されている「帯」はともに
「帯」の本体部分である太鼓結の部分の大きさに
変化がつけられず、使用者の成長に併せて、或い
は体格の異なる者同士で使用する場合に適宜調節
して使用できるものではなかつた。
尚、結び飾り装身具の一種である結び髪飾りに
おいても事情は同じであつた。
(問題を解決するための手段) この考案では両側に羽根が突出されるとともに
係止体が付設されてなる結束部と前記係止体と係
脱自在に係合される係合体が付設されてなる飾り
具とからなり、前記飾り羽根はその先端を自由端
とされ、この自由端に係合片が付設されるととも
に前記結束部にこの係合片と係脱自在に係合され
る複数の係止片が並設され、所定の係止片への係
合片の係合を介して飾り羽根が所定長の節返し状
態に保持されてなるとともに、前記飾り具は前記
結束部の上部に載置される載せ飾り及び下方に垂
設される垂れ飾りとされ、これら飾り具はそれぞ
れ前記係止体と前記係合体との係合を介して結束
部に着脱自在に装着されるとともに前記垂れ飾り
はその下端を自由端とされ、この自由端に係合片
が付設されるとともに垂れ飾りの上端部の裏面に
前記係合片とそれぞれ係脱自在に係合される複数
の係止片が上端から下端自由端に向けて所定間隔
ごとに並設され、所定の係止片への係合片の係合
を介して垂れ飾りが所定長の折り返し状態に保持
されてなることを特徴とする結び飾り装身具を提
供することにより上記問題点を悉く解決する。
(実施例) この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図はこの考案の一実施例例に係
る結び飾り装身具の一種である結び帯を説明する
図で、図中1は結び帯を示す。
この結び帯1は帯材を4個所折返して中央で結
束させており、中央の結束部2から両側に飾り羽
根3が2対突出され、結束部2の裏面と下面には
それぞれ係止体6が付設されている。
飾り羽根3はその先端を自由端とされており、
この自由端に係合片9aが付設されている。
一方、結束部には前記飾り羽根3の係合片9a
と係脱自在に係合される複数の係止片10aが付
設されており、飾り羽根3は係止片9aの係合を
介して所定長の節返し状態に保持される(第1図
C参照)。
この考案に係る結び飾り装身具は前記結束部2
と飾り具とからなる。
この考案において飾り具は結束部2の上部に設
けられる載せ飾り4及び下部に垂設される垂れ飾
り5とされている。
載せ飾り4はコ字状に形成され、結束部2の上
部を覆う状態で装着されており、基端部には前記
結束部2裏面の係止体6と係脱自在に係合される
係合体7が付設されている。
一方、垂れ飾り5は逆V字状に形成され、結束
部2の下部から垂設される状態で装着されてお
り、下端部は自由端8とされ、上端部には前記結
束部2下面の係止体6に係脱自在に係合される係
合体7が付設されている。
さらに、この垂れ飾り5の各自由端8に係合片
9bが付設されるとともに、上端部の裏面にこの
係合片9bと着脱自在に係合される複数の係止片
10bが上端から自由端8に向けて所定間隔ごと
に並設されている。
この所定の係止片10bへの係合片9bの係合
を介して垂れ飾りが所定長の折返し状態に保持さ
れる(第1図B参照)。
ところで、係止体6及び係止片10a,10b
としては図示のような面接合フアスナー(基布表
面にループを多数植設したもの)を用い、係合体
7及び係止片9a,9bとして雄面接合フアスナ
ー(基布表面にフツクを多数植設したもの)を用
いてもよいが、第3図に示すような爪と横糸、或
いはボタン、ホツク等その他のものを用いてもよ
く、要は外観上の美観色彩を損なわず、脱着作業
が容易で、使用時には不慮に脱落する恐れのない
係合手段が全て使用できる。
この考案の一実施例に係る結び帯1の構成は以
上の通りであるが、この考案は第4図に示す結び
飾り装身具の一種である髪飾り11にそのまま利
用する場合も含む。
このように構成された結び帯1を使用するに
は、係止体6と係合体7との係脱を介して、結束
部2に載せ飾り4、垂れ飾り5を脱着すればよ
く、これらの任意の脱着により、結び帯1の縦幅
が大小に変化する。
更に必要に応じて羽根飾り3の自由端の係合片
9aを結束部2に付設された複数の係止片10b
のいずれかに係合させると、係合される係止片1
0bの位置の相違により羽根飾り3の節返し長さ
が調節でき、帯本体である結束部2の大きさが適
宜調節できる。
さらに垂れ飾り5も同様に、自由端8の係合片
9bを基端部の複数の係止片10bのいずれかに
係合すれば、係合される係止片10bの位置の相
違により垂れ飾り5の長さが所定長さずつ変化す
る。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は両側に飾り羽
根が突出されるとともに係止体が付設されてなる
結束部と前記係止体と係脱自在に係合される係合
体が付設されてなる飾り具とからなり、前記飾り
羽根はその先端を自由端とされ、この自由端に係
合片が付設されるとともに前記結束部にこの係合
片と係脱自在に係合される複数の係止片が並設さ
れ、所定の係止片への係合片の係合を介して飾り
羽根が所定長の節返し状態に保持されてなるとと
もに、前記飾り具は前記係合部の上部に載置され
る載せ飾り及び下方に垂設される垂れ飾りとさ
れ、これら飾り具はそれぞれ前記係止体と前記係
合体との係合を介して結束部に着脱自在に装着さ
れるとともに前記垂れ飾りはその下端を自由端と
され、この自由端に係合片が付設されるとともに
垂れ飾りの上端部の裏面に前記係合片とそれぞれ
係脱自在に係合される複数の係止片が上端から下
端自由端に向けて所定間隔ごとに並設され、所定
の係止片への係合片の係合を介して垂れ飾りが所
定長の折り返し状態に保持されてなることを特徴
とする結び飾り装身具であるから、以下の効果を
奏する。
すなわち、羽根飾りの節返し長を適宜調節する
ことによつて、使用者の成長や体格の相違に併せ
て帯本体の大きさを変化させることができる。
さらに飾り具の任意の着脱により結び飾り装身
具の大きさを調節できるので、使用者の体格や好
みに応じて調節することにより、同一物を各種大
きさに変化させて汎用的に使用することができ
る。
しかも、これら羽根飾りや飾り具を適宜調節し
て使用することにより、使用者の後姿に現れる表
現も自在に変化させることができ、さらに垂れ飾
りの折返し状態を変化することにより縦幅の微妙
な変化をも実現できるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の一実施例に係る結び帯の
正面図、同図Bは同図AのB−B断面図、同図C
は同図AのC−C断面図、第2図は同結び帯の分
解説明図、第3図は係合部分の変更例記明図、第
4図Aは髪飾りへの利用例の正面図、同図Bは同
図AのB−B断面図、第5図は従来技術説明図で
ある。 1……結び帯、2……結束部、3……飾り羽
根、4……載せ飾り、5……垂れ飾り、6……係
止体、7……係合体、8……自由端、9a,9b
……係合片、10a,10b……係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側に飾り羽根が突出されるとともに係止体が
    付設されてなる結束部と前記係止体と係脱自在に
    係合される係合体が付設されてなる飾り具とから
    なり、前記飾り羽根はその先端を自由端とされ、
    この自由端に係合片が付設されるとともに前記結
    束部にこの係合片と係脱自在に係合される複数の
    係止片が並設され、所定の係止片への係合片の係
    合を介して飾り羽根が所定長の節返し状態に保持
    されてなるとともに、前記飾り具は前記結束部の
    上部に載置される載せ飾り及び下方に垂設される
    垂れ飾りとされ、これら飾り具はそれぞれ前記係
    止体と前記係合体との係合を介して結束部に着脱
    自在に装着されるとともに前記垂れ飾りはその下
    端を自由端とされ、この自由端に係合片が付設さ
    れるとともに垂れ飾りの上端部の裏面に前記係合
    片とそれぞれ係脱自在に係合される複数の係止片
    が上端から下端自由端に向けて所定間隔ごとに並
    設され、所定の係止片への係合片の係合を介して
    垂れ飾りが所定長の折り返し状態に保持されてな
    ることを特徴とする結び飾り装身具。
JP1987009474U 1987-01-26 1987-01-26 Expired JPH0354111Y2 (ja)

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JPS63119617U JPS63119617U (ja) 1988-08-02
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