JP3032085U - リュックサック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リュックサックに縫いぐるみや人形用の背負
い具を設けた新規なリュックサックを提供する。 【解決手段】 リュックサック本体に該本体の表面を背
もたれとする縫いぐるみや人形を背負うための背負い具
を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はリュックサックに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、リュックサックの本体表面の全体や頂部を動物の顔をデザインした子供 用リュックサックや、縫いぐるみや人形用に子供が用いるための背負い具（ベビ ーバンド等）はあるが、リュックサックと縫いぐるみや人形用の背負い具とを一 体としたリュックサックは見当たらない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、リュックサックに縫いぐるみや人形用の背負い具を設けた新規な リュックサックの提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段及び考案の効果】

上記目的を達成するための請求項１記載の考案のリュックサックは、リュック サック本体に該本体の表面を背もたれとする縫いぐるみや人形を背負うための背 負い具を設けたことを特徴とする。

【０００５】 この請求項１記載の考案のリュックサックは、比較的扁平に形成したリュック サック本体に該本体表面を背もたれとする縫いぐるみや人形を背負うための背負 い具を設けたので、子供や若者は外出するときにファッショナブルな感覚でリュ ックサックを背負うと同時に、大好きなもしくはファッショナブルな縫いぐるみ や人形も上記背負い具を用いて該リュックサックの表面側に背中合わせの重ね背 負いの形で背負って出掛けることができ、楽しい外出ができる。なお、リュック サックには物を、例えば子供の場合ならお菓子とかお弁当とか好きな絵本とかの 比較的小さく又は薄くそして軽いものを入れることができるが、何も入れなくて もよい。

【０００６】 請求項２記載の考案のリュックサックは、請求項１記載のリュクサックにおい て、背負い具が、左右の端がリュックサック本体表面の左右の端側にそれぞれ止 着された腰ベルト部と、上端側が上記腰ベルト部中央から連続して形成されるか もしくは該腰ベルト部中央部に止着されるかするとともに下端が上記リュックサ ック本体表面の中央下端側に止着された腰掛け部と、上端が上記リュックサック 本体表面の上端側に止着されるとともに下端側が上記腰ベルト部に止着されて使 用される肩押え兼吊りベルト部とを備えてなることを特徴とする。

【０００７】 この請求項２記載の考案のリュックサックは、リュックサック本体表面を広く 背もたれとして使用して大きい縫いぐるみや人形を背負うことができ、又縫いぐ るみや人形を自然な姿勢で背負うことができる。なお、上記肩押え兼吊りベルト 部は左右に各１本づつ設けてもよいし、一本を斜めにして設けてもよい。又上記 肩押え兼吊りベルト部は縫いぐるみや人形を背負わせたり解放したりするのを容 易にするために上端又は下端側での止着を着脱自在な止着とするか途中の適当箇 所で切離・連結自在としておくことはより好ましい。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図に示す実施形態の、より子供用として適するリュックサック１は、布製の本 体２と該本体２の背面布地３上端に一端が縫着された同じく布製の２本の背負い ベルト４、５とを備える。この背負いベルト４、５の先側には長さ調整用の市販 ベルト材（織物）のベルト６、７が縫着されている。該ベルト６、７の他端は、 長さ調整環８、９を挿通したあとに、連結環１０、１１をくぐって再び上記長さ 調整環８、９に戻りこれに止着されて長さ調整用ループを形成している。比較的 短い市販ベルト材（織物）のベルト１２、１３は、上記連結環１０、１１をくぐ ったあと両端がリュックサック本体の背面布地３の下端に縫着され、該連結環１ ０、１１を介して上記長さ調整用ループと連結する固定ループを形成している。

【０００９】 リュックサック本体２は、袋形状の上記背面布地３と同じく袋形状の表面布地 １６との周縁部が、帯状布地を環状に形成した布製中間環状体１７の両側の周縁 部と縫い合わせされて、比較的偏平な袋体を形成している。なお、上記環状体１ ７の上方部分は、リュックサック本体内への物の出し入れを行うためにスライド ファスナー１８とされている。

【００１０】 リュックサック本体２の表面布地１６には、該表面布地１６を背もたれとする 縫いぐるみや人形を背負うための背負い具が形成されている。ここでは、Ｔ字形 に裁断した布地１９の左右に延びた部分の両端を上記リュックサックの本体表面 布地１６の左右の端にそれぞれ縫着するとともに該Ｔ字形布地の下方に延びた部 分の下端を該表面布地１６の下端中央部に縫着することによって、上記表面布地 １６を背もたれとする背負い具の腰ベルト部２０と腰掛け部２１とを形成してい る。又、帯状布地２２、２３の一端を上記表面布地１６の上端に縫着するととも に他端側を上記腰ベルト部２０に着脱自在に止着せしめて、背負い具の左右の肩 押え兼吊りベルト部を形成している。なお、上記帯状布地２２、２３の他端側裏 面と上記腰ベルト部２０の表面所定位置には図示しないが面ファスナーの対をな す一方側（ループ片側）の面部と他方側（フック片側）の面部とが縫着されてい て着脱自在な止着を果たしている。

【００１１】 なお、リュックサック本体２の上端側には市販ベルト材（織物）のベルトの両 端を該本体の上端部に縫着して形成した吊り輪２５を設けている。又、上記各布 地材の端縁には比較的薄い模様地の布によって縁取りを施して見栄えをよくする ようにしている。

【００１２】 例えば子供は図３に示すようにこのリュックサック１の背負い具に例えば縫い ぐるみ２７を背負わせた上で該リュックサックを背負って用いる。 上記実施形態では、リュックサックは布地製としたがこれに限られることはな く、随時部分的または全面的に皮革等の他の素材を用いて形成してもよいことは 言うまでもない。又背負い具の形態も上記実施形態のものに限られず、リュック サック本体の表面を背もたれとして縫いぐるみや人形を背負わせたり又は解放し たりするための背負い具を形成する限りどの様なものであってもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のリュックサックの実施形態の、斜め後
方から見た斜視図である。

【図２】上記実施形態の、斜め前方から見た斜視図であ
る。

【図３】上記実施形態のリュックサックを背負った状態
の側面図である。

【符号の説明】

１…リュックサック ２…リュックサック本体 １６…リュックサック本体の表面 ２７…縫いぐるみ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リュックサック本体に該本体の表面を背
   もたれとする縫いぐるみや人形を背負うための背負い具
   を設けたことを特徴とするリュクサック。
2. 【請求項２】 請求項１記載のリュクサックにおいて、
   背負い具が、左右の端がリュックサック本体表面の左右
   の端側にそれぞれ止着された腰ベルト部と、上端側が上
   記腰ベルト部中央から連続して形成されるかもしくは該
   腰ベルト部中央部に止着されるかするとともに下端が上
   記リュックサック本体表面の中央下端側に止着された腰
   掛け部と、上端が上記リュックサック本体表面の上端側
   に止着されるとともに下端側が上記腰ベルト部に止着さ
   れて使用される肩押え兼吊りベルト部とを備えてなるこ
   とを特徴とするリュックサック。