JPH035381Y2 - - Google Patents

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JPH035381Y2
JPH035381Y2 JP17255184U JP17255184U JPH035381Y2 JP H035381 Y2 JPH035381 Y2 JP H035381Y2 JP 17255184 U JP17255184 U JP 17255184U JP 17255184 U JP17255184 U JP 17255184U JP H035381 Y2 JPH035381 Y2 JP H035381Y2
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segment
cylinder
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cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、薄肉金属円筒体の切断装置に関し、
例えば、動力伝達用エンドレススチールベルトの
製造にさいしての、該ベルト素材の切断に用いら
れる。
(従来の技術) 従来、動力伝達用エンドレススチールベルトの
製造するには次の手段が採用されている。
〔従来例〕 管状の素管を押出した後、該素管をスピニング
加工、機械加工等により、リングロールミルによ
る圧延加工用素材の厚みを有する素管にした後、
この素管を旋盤加工により所定巾を有するリング
体に1個ごと切断し、その後、該リング体をリン
グロールミルによつて圧延加工する手段。
〔従来例〕 リングロールミル用素管の板厚に圧延した板を
所定の巾にスリツトして条体を形成した後、該条
体を1枚ごと溶接してリングロールミル用のリン
グ体を作成し、これをリングロールミルによつて
圧延加工する手段。
(考案が解決しようとする課題) 従来例では、素材であるリング体はシームレ
スであるから機械的特性はすぐれているけれど
も、素材作りに多くの工程を要し、安価なスチー
ルベルト用素管ができないし、又、素管を1個ご
とに切断してリング体とするので巾精度がおとる
ものであつた。
従来例では、板のスリツトによる所定巾の条
体ができるが、スリツト加工時の反りを除去する
ことが必要であり、また、条体を溶接してリング
体にする場合に、溶接開始、終了時に不良が生じ
ることから有効巾以上の素材巾としなければなら
ず材料ロスが多くなつている。
いずれの従来例においても次の共通な問題点が
ある。
即ち、自動車等の動力伝達を無段変速で行うた
めの動力伝達用スチールベルトは、高張力鋼、例
えば18Niマルエージング鋼製で、板厚0.20mm、板
巾10mm程度のものが10数枚重ねて用いられる。
このような寸法のフープを製造する場合は、板
厚0.3〜0.6mm程度の素材を圧延することになる。
ところで、0.3〜0.6mmの板を圧延により連続的
に得た後、所定長さ、所定巾に切断した後、リン
グ状に成形してから溶接することで管状素材とす
ることは、板厚が薄く、溶接仕上げであることか
ら、この素材を切断するさいに所望の巾に切断す
ることは至難である。
即ち、周方向に巾の狂いが生じたり、切断した
ものの形状がリング状からくずれ、次工程のリン
グロールミルによる加工を困難にするのである。
本考案は、能率よく寸法精度のよいスチールベ
ルト用素材を製造し、さらに精度よい最終スチー
ルベルト製品を得るために、切断時の問題点を解
決することを目的とする。
なお、本考案は前述したスチールベルトの他、
各種素材又は製品としての薄肉金属円筒体の切断
をも対象とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案が、前述の目的を達成するために講じた
技術的手段は、回転用の駆動ヘツド1に取付けた
本体2の回転中心部に、軸方向の先細状テーパー
3Aを有する主軸3を設け、放射方向に分割した
各セグメント4を、前記主軸3の先細状テーパー
3A上に軸方向摺動自在に套嵌して各セグメント
4を径方向拡縮自在に設けるとともに、各セグメ
ント4を拡縮方向に案内する溝6と突起部7を設
け、軸方向に間隔をおいて外周溝12を有する弾
性材からなる円筒Bを前記各セグメント4上に抜
差し自在に套嵌して設け、前記主軸3の自由端を
支持するとともに各セグメント4を駆動ヘツド1
側の軸方向に押付けて各セグメント4と主軸3を
回転方向に不動とする支持台10を軸方向に移動
自在に設け、更に、前記各セグメント4を支持台
10の押付けに抗して戻す弾機14を設け、前記
円筒B上に套嵌した薄肉金属円筒体Aを切断する
工具11を円筒Bに対して遠近自在に設け、該工
具11には前記外周溝12と対応する切断刃11
Aを備えていることを特徴とするものである。
(作用) 切断対象物である例えば18Niマルエージング
鋼よりなる薄肉金属円筒体Aが、弾性材よりなる
円筒B上に套嵌される。
この円筒Bを径方向に縮小されているセグメン
ト4上に套嵌してから、支持台10を弾機14に
抗して前進させてセグメント4を駆動ヘツド1側
に押付けると、各セグメント4は先細状テーパー
3A上を軸方向摺動してここに各セグメント4は
径方向に拡張され、円筒Bを径方向外方に弾性変
形させ、薄肉金属円筒体Aと円筒Bとを密着する
ことになる。
駆動ヘツド1に回転力を矢示Cの如く付与する
と、支持台10の軸方向押付けで各セグメント4
と主軸3とは回転方向に不動であるから、各セグ
メント4及び円筒Bを介して金属円筒体Aが回転
される。
そこで、工具11を金属円筒体Aに外接すべく
矢示Dの如く接近させ、押付けることにより、切
断刃11Aによつて金属円筒体Aが軸方向複数個
にいわゆる輪切りされることになる。
この輪切りの際、切断刃11Aは円筒Bの外周
溝12に侵入され、完全に輪切りされ、しかも、
切断刃11Aによる円筒Bの切断が防止される。
輪切りした後には、支持台10を後退させると、
弾機14により各セグメント4が旧位に戻され径
方向に縮小される。従つて、セグメント4から円
筒Bを抜き取つてから、円筒B上の輪切りされた
金属円筒体Aを抜き出すことになる。
(実施例) 次に、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
1は回転用の駆動ヘツドであり、図外のモータ
等で水平横軸回りに回転自在である。
2は本体であり、フランジ2Aと回転中心部の
主軸3とからなり、フランジ2Aが駆動ヘツド1
に同行回転自在に取付けられており、主軸3の外
周は軸方向の先端先細状テーパー3Aとされ、こ
のテーパー3Aには放射方向の突起部7が軸方向
に形成されている。
4はセグメントであり、放射状に分割されてお
り、各セグメント4の内周面4Aが前記先細状テ
ーパー3A上に軸方向摺動自在として套嵌され、
ここに、各セグメント4は径方向に拡縮自在とさ
れている。前記各セグメント4の内周面4Aには
軸方向の溝6が形成されていて、この溝6に、前
記突起部7が嵌合されている。
従つて、各セグメント4は主軸3上に抜差し自
在に套嵌され、突起部7と溝6を介して軸方向お
よび拡縮自在の方向にガイドされるとともに、各
セグメント4の内周面4Aと先細状テーパー3A
との摩擦および突起部7と溝6との係合等によ
り、主軸3と各セグメント4とは同行回転自在と
されて回転方向には不動とされている。
更に、各セグメント4のヘツド1側の端面には
ボルト5が取付けられており、該ボルト5は本体
2のフランジ2Aに軸方向として形成された孔2
Bに挿嵌され、軸方向及び放射方向に摺動自在と
され、更に、弾機14によつて軸方向、つまり、
ヘツド1より離反する後退方向に付勢されてい
る。
また、各セグメント4の周方向対面間には弾機
13が設けられ、セグメント4の縮小方向の復帰
を助長している。
Bはポリウレタン、その他ゴム等の弾性材から
なる円筒であり、筒一端に外向のフランジB1を
有するとともに外周面には軸方向の間隔をおいて
外周溝12が形成されている。
而して、この円筒Bには切断対象物である例え
ば18Niマルエージング鋼製の薄肉金属円筒体A
が套嵌され、この状態でセグメント4に抜差し自
在に套嵌されるものである。
なお、円筒Bは外周溝12の軸方向間隔が種々
異なるものを用いることもできる。
10は支持台であり、一端に押付け板8を有
し、弾機14に抗して各セグメント4をヘツド1
側の軸方向に押付け可能であるとともに後退可能
であり、各セグメント4をヘツド1側に、弾機1
4に抗して押付けることで、各セグメント4を前
記先細状テーパー3Aで径方向に拡張させ、この
押付けを解放すると、弾機14で各セグメント4
が軸方向に後退し、各セグメント4を縮径するよ
うにされている。なお、押付け板8には、前記主
軸3の先端部3Bの支持部9が凹設されている。
11は工具であつて、前記円筒Bの外周溝12
と対応する切断刃11Aを有し、径方向内外に移
動自在とされて前記円筒Bに対して遠近移動自在
とされている。
なお、ここにおいて、工具11とは所謂丸鋸の
他、放電加工電柱ワイヤ、レーザ光線等をも含む
概念で用いている。
(考案の効果) 本考案によれば、径方向に拡縮自在とされたセ
グメント4が主軸3上に回転方向に不動とされて
套嵌され、前記セグメント4上には弾性材からな
る円筒Bが抜差し自在に套嵌され、円筒Bの外周
溝12に切断刃11Aが進退自在であることか
ら、円筒Bに金属円筒体Aを套嵌しておき、駆動
ヘツド1を回転することによつて金属円筒体Aと
切断刃11Aで輪切りすることができる。
そして、この輪切りにさいして、弾性材よりな
る円筒Bを切断刃11Aの切断中の支えとして用
いることができるから、切断部の反りはおさえる
ことができ、シヤープな切断面とできる。
また、金属円筒体Aのセツト及び取出しも、円
筒Bが弾性材であり、セグメント4が拡縮自在で
あることから容易にでき、ここに、動力伝達用ス
チールベルトの製造のように、輪切りされた素材
を得て、リングロールミルに装着するものを量産
できるものとして実益大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面断
面図、第2図は縦断面図である。 1……駆動ヘツド、2……本体、3……主軸、
3A……先細状テーパー、4……セグメント、6
……溝、7……突起部、10……支持台、11…
…工具、12……外周溝、14……弾機、B……
円筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転用の駆動ヘツド1に取付けた本体2の回転
    中心部に、軸方向の先細状テーパー3Aを有する
    主軸3を設け、放射方向に分割した各セグメント
    4を、前記主軸3の先細状テーパー3A上に軸方
    向摺動自在に套嵌して各セグメント4を径方向拡
    縮自在に設けるとともに、各セグメント4を拡縮
    方向に案内する溝6と突起部7を設け、軸方向に
    間隔をおいて外周溝12を有する弾性材からなる
    円筒Bを前記各セグメント4上に抜差し自在に套
    嵌して設け、前記主軸3の自由端を支持するとと
    もに各セグメント4を駆動ヘツド1側の軸方向に
    押付けて各セグメント4と主軸3を回転方向に不
    動とする支持台10を軸方向に移動自在に設け、
    更に、前記各セグメント4を支持台10の押付け
    に抗して戻す弾機14を設け、前記円筒B上に套
    嵌した薄肉金属円筒体Aを切断する工具11を円
    筒Bに対して遠近自在に設け、該工具11には前
    記外周溝12と対応する切断刃11Aを備えてい
    ることを特徴とする薄肉金属円筒体の切断装置。
JP17255184U 1984-11-14 1984-11-14 Expired JPH035381Y2 (ja)

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JP17255184U JPH035381Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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JP17255184U JPH035381Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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JP5513923B2 (ja) * 2010-02-16 2014-06-04 本田技研工業株式会社 金属リングの製造方法
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