JPH0353692Y2 - - Google Patents

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JPH0353692Y2
JPH0353692Y2 JP4049487U JP4049487U JPH0353692Y2 JP H0353692 Y2 JPH0353692 Y2 JP H0353692Y2 JP 4049487 U JP4049487 U JP 4049487U JP 4049487 U JP4049487 U JP 4049487U JP H0353692 Y2 JPH0353692 Y2 JP H0353692Y2
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tank
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ワイヤカツト放電加工機、水処理加
工機等の加工機で使用済みとなつた加工液(以下
原水とする)をスラツジ等と汚濁水とを分離した
後、この汚濁水を清澄して清澄水を得ることを目
的とするものである。
「従来の技術」 従来この種ワイヤカツト放電加工機の原水を取
り扱う放電加工機メーカーでは、イオン交換樹脂
による処理方法でなしているのが通常であり、そ
の他沈降分離方式では、原水槽及び反応槽(場合
により複数)並びに処理槽とを配備し、この原水
槽から配管を介して圧送されてくる処理水は、反
応槽から処理槽に順次流動されながら、比重分離
又は吸着分離してスラツジと清澄水とに分離する
構成となつている。またシツクナー方式による沈
降分離も一部で採用されている。
一方これに類する種技術文献としても幾多のも
のが提案されているが、その一例を説明すると、
特公昭58−6523号のエマルジヨン油水処理方法が
あり、その要旨は、硫酸等の無機酸によるエマル
ジヨンの分解並びに活性白土または酸性白土等に
よる油分等の吸着による処理方法と加酸化水素に
よるCOD成分、BOD成分の除去方法とを組合せ
且つ二つの方法を同一pHで且つほぼ同一温度下
でおこなうことを特徴とするものである。また特
公昭58−8884号の油水分離方法があり、その要旨
は、油相と水相とが存在する油水混合相に、強磁
性粒子を疎水性材質で被覆処理し、更に親水性の
界面活性剤で表面処理して水中に分散させて水ベ
ース磁性流体を供給したのち、磁界の作用で水相
と油相とを相対的に移動させて油水分離すること
を特徴とするものである。
「考案が解決しようとする問題点」 周知の如く、放電加工機より排出される原水に
はスラツジ、スカムが懸濁の状態で残留するため
に、イオン交換樹脂による処理方法その他前記詳
述の処理方法では、反応速度が遅くなり、清澄濾
過に長時間を要すること、スカム等の分離が十分
でなく美麗な清澄水が得られず、究極のところ処
理水、処理液として再利用することが困難視され
る。また前記に列挙した技術文献によるもの、例
えば特公昭58−6523号では、水と油とがエマルジ
ヨン化した工業廃水を熱交換器を介していきなり
吸着処理槽に導くものであるので、油が緩衝して
反応速度が遅くなり処理時間が長くなること及び
ランニングコストが大幅に上昇する虞があるこ
と。又分離槽が中和槽をも兼ねており不経済であ
るとともに、熱交換器等の付帯設備を要すること
等実施に際して少なからず問題があること、また
特公昭58−8884号でも、前記技術と同様な状況と
なり処理時間が長くなること及びランニングコス
トが大幅に上昇する虞があること。又水相は美麗
に清澄されておらず処理水等として再利用するこ
とが実際上不可能であることとともに、清澄水を
得ようとするとその他の装置、設備を要すること
等があり実際上問題があること。
更に従来の沈降分離方式では、沈降性のよいフ
ロツクに転化せしめる目的で、反応槽が個別に装
備されている場合が多く、それがため装置が大型
化するとともに、ランニングコストが嵩む虞があ
るものでその改良が強く望まれていた。又原水の
連続供給方式では、処理水の流動に伴つてスカム
がこれに誘引され十分な沈降分離ができず、懸濁
化されて原水処理の対応としては十分とは言えな
いところである。
「問題点を解決するための手段」 そこで、本考案は、処理時間の短縮と、十分に
清澄化された清澄水、清澄液(以下単に清澄水と
する)を得ることを目的とするもので、その要旨
は、放電加工機等加工機の原水が圧送又は自重給
送で導入される原水槽と、この原水槽に一端を接
続したミキシングパイプの他端を複数の沈降分離
槽に接続し、この複数の沈降分離槽に交互に薬品
溶剤が添加された原水を供給する切換弁等の切換
手段を前記ミキシングパイプに設け、かつこの沈
降分離槽で生成された上澄水を排水する配管及び
スラツジ排出用の排出手段を設け、前記配管が接
続される濾過器と、この濾過器と処離槽とを連通
する配管及びこの濾過器と前記原水槽とを連通す
る配管を設け、沈降分離槽より交互に濾過器を介
して処理槽に圧送する過程に、前記沈降分離槽の
スラツジ、スカムを排出する吸引用の配管を設け
る構成にするとともに、前記濾過器の逆洗水をこ
の濾過器と前記原水槽とを連通する配管を介して
原水槽に圧送する構成とし、前記処理槽に接続し
た清澄水排出用の配管を設けてなる放電加工機等
加工機の加工液の沈降分離装置である。
「作用」 次に本考案の作用を説明すると、放電加工機
(図示せず)より排出された懸濁化された原水は、
配管を介して原水槽に導かれる。そうして、原水
槽の原水が一定レベルに達した後、ミキシングパ
イプを介してそれぞれの沈降分離槽に交互に導か
れる。この過程においてミキシングパイプに装備
されたポンプの僅か後方で高分子凝集剤などの薬
品溶剤が添加され、ミキシングパイプに内装した
ミキシング部材の攪拌作用により原水中に含有す
るスラツジ、スカム等を沈降性のよいフロツクに
転化せしめる。一方前記沈降分離槽に導かれた原
水は、この沈降分離槽には一定時間滞留されここ
で比重分離される。これにより、フロツクは沈降
分離槽の内底面に堆積されるとともに、上澄水は
上方に向つて浮上し集水される。このようにし
て、沈降分離された処理水の内上澄水は配管を介
して濾過器に導かれる。この過程において、内底
面に堆積されたフロツクは吸引用配管を介してス
ラツジ処理槽へと導かれ、下方のスラツジ溜室に
貯留される。
以上のような沈降分離槽よりの上澄水の排水、
スラツジ等の排除は、複数の沈降分離槽より交互
になされる。
そうして、前記沈降分離槽より濾過器を介して
処理槽に導かれた上澄水は、さらにここで比重分
離がおこなわれ、僅かのスカムのこの内底面への
沈積と、清澄水の上方に向つて浮上しての集水と
いう沈降作用とを繰り返してさらに清澄化され
る。このようにして、生成された清澄水は配管を
介して沈降分離装置外に取り出され再利用され
る。
「実施例」 図面は本考案の一実施例を示しており、図にお
いて1はフレームで、このフレーム1の上方には
スラツジ処理槽2と複数に区画された沈降分離槽
3,4(この例では沈降分離槽3,4は二槽とな
つているが、この例に限定されない)及び処理槽
5がそれぞれ設けられている。6は原水槽で、こ
の原水槽6には放電加工機より配管7を介して原
水が給送されてくる。そうして、原水槽6に導か
れた原水は、ポンプ8を備えたミキシングパイプ
9を介して前記沈降分離槽3,4に導かれ、かつ
このミキシングパイプ9の先端に設けた切換弁等
の切換手段10により沈降分離槽3,4に交互に
薬品溶剤21が添加された原水が給送される。尚
ミキシングパイプ9には第3図に示すようにステ
ンレス製のコイルバネ等の螺旋状でなるミキシン
グ部材11が嵌挿されているので、このミキシン
グパイプ9に圧送されてくる薬品溶剤21が添加
された原水は、これに嵌挿するミキシング部材1
1への衝突と向流とにより急速攪拌混合される。
したがつて、原水中のスラツジ、スカム等は沈降
性のよいフロツクに転化される。
図中12は沈降分離槽3,4と濾過器13とを
連通する配管、14は濾過器13と処理槽5とを
連通する配管、15,16は沈降分離槽3,4の
内底面とスラツジ処理槽2との間に設けたフロツ
ク吸引用の配管で、この配管15,16を介して
沈降分離槽3,4の内底面に堆積したフロツク群
をスラツジ処理槽2の傾斜状の内底面2aに導
き、その後漏斗状の排出口2bを介してスラツジ
貯留室17へと導くのである。尚図示しないが、
吸引用の配管15,16を装備しないときは、沈
降分離室3,4の内底面を漏斗状になし、この漏
斗状の収斂部に排出口に設けた開閉弁を備えた配
管を介してなすこともできる。
図中19は濾過器13を逆洗した場合の逆洗用
処理水を原水槽6へ導くための配管、20は清澄
水排水用の配管である。
次に本考案の作用を説明すると、放電加工機よ
り排出された懸濁化された原水は、落差給送等の
自重給送その他圧送により配管7を介して原水槽
6に導かれる。そうして、原水槽6の原水が一定
レベルに達すると、原水槽6に配備したレベルス
イツチ(図示せず)が作動してポンプ8を駆動し
原水をミキシングパイプ9へと圧送していく。し
たがつて、原水はミキシングパイプ9を介してそ
れぞれの沈降分離槽3,4に交互に導かれる。即
ち切換手段10により先ず一方の弁を開き、沈降
分離槽3の方に順次給送していく。そうして、こ
の沈降分離槽3が充填されると、前記切換手段1
0により他方の弁を開き、他の沈降分離槽4の方
に原水を給送する。
この過程においてミキシングパイプ9に装備さ
れたポンプ8の僅か後方で高分子凝集剤などの薬
品溶剤21が添加され、ミキシングパイプ9に内
装したミキシング部材11の急速攪拌作用により
原水中に含有するスラツジ、スカム等を沈降性の
よいフロツクに転化せしめるとともに、前記沈降
分離槽3,4に薬品溶剤21が添加された原水が
導入されるときにも、僅か攪拌混合され、一層沈
降性のよいフロツクに転化される。
一方前記沈降分離槽3,4に導かれたミキシン
グ原水は、この沈降分離槽3,4には一定時間滞
留されここで比重分離される。これにより、フロ
ツクは沈降分離槽3,4の内底面に堆積されると
ともに、上澄水は上面に向つて浮上して集水さ
れ、上澄水水域が形成される。このような比重分
離がなされるタイミングをタイマー等で制御し、
このタイマーがONすると、この沈降分離室3で
沈降分離された処理水の内上澄水は配管12を介
して濾過器13に導かれる(但し少量の上澄水は
貯留されているとともに、前記配管12は上澄水
の流出に従ってその開口が上下動する構成となつ
ている。)この過程において、内底面に堆積され
たフロツクは吸引用配管15を介してスラツジ処
理槽2へと導かれ、下方のスラツジ貯留室17に
貯留される。以上のような沈降分離槽3よりの上
澄水の排水、スラツジ等の排除が終了すると、続
いて他の沈降分離槽4でも同様に操作されその上
澄水は配管12を介して濾過器13へ、スランジ
はスラツジ処理槽2からスラツジ貯留室17へと
導かれる。このような操作は、複数の沈降分離槽
3,4より交互になされ十分な滞留時間をとり得
るようになし、処理水の流動に起因するスカムの
誘引を防止するように構成されている。
そうして、前記沈降分離槽3,4より濾過器1
3を介して処理槽5に導かれた上澄水は、さらに
ここで比重分離がおこなわれ、僅かのスカムのこ
の内底面への沈積と、清澄水は上面に向つて浮上
して集水され、清澄水水域が形成されるという沈
降作用を繰り返してさらに清澄化される。このよ
うにして、生成された清澄水は、自重給送又は圧
送により配管20を介して沈降分離装置外に取り
出され再利用される。
また濾過器13が目詰まりした場合などの時
は、逆洗可能となつているとともに、その逆洗水
を原水槽6に配管19を介して給送するように構
成されている。
以上のような操作をもつて順次処理されていく
のである。
尚場合により本沈降分離装置は、数台の加工機
の加工液を対象として処理、いわゆる集合方式に
処理することも勿論可能である。
「考案の効果」 本考案は以上詳述したように、原水槽と沈降分
離槽との間にミキシングパイプを配設する構成と
したので、原水と薬品溶剤との攪拌混合が十分に
なされ、沈降性のよいフロツクを確実に生成する
ことができるとともに、在来のように反応槽を要
さず、設備の簡略化、低コスト化とか、ランニン
グコストの低減等に大いに寄与できるものであ
る。また複数の沈降分離槽でそれぞれ独立した状
態で、しかも滞留による比重分離であるので、処
理水の流動に起因するスラツジ、スカム等の誘引
がなくなり、美麗な清澄水を確実かつ迅速に得る
ことができる。更に装置の小型化、軽量化とか操
作の容易化、処理時間の短縮化等の保守管理の容
易性が大いに期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は正面図、第2図は蓋体を開蓋した状態の平面
図、第3図はミキシングパイプの拡大断面図であ
る。 1……フレーム、2……スラツジ処理槽、3,
4……沈降分離槽、5……処理槽、6……原水
槽、7,12,14,15,16……配管、9…
…ミキシングパイプ、10……切換手段、11…
…ミキシング部材、13……濾過器、17……ス
ラツジ貯留室、19,20……配管、21……薬
品溶剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 放電加工機等加工機の加工液が導入される原
    水槽と、この原水槽に一端を接続したミキシン
    グパイプの他端を複数の沈降分離槽に接続し、
    この複数の沈降分離槽に交互に薬品溶剤が添加
    された原水を供給する切換弁等の切換手段を前
    記ミキシングパイプに設け、かつこの沈降分離
    槽で生成された上澄水を排水する配管及びスラ
    ツジ排出用の排出手段を設け、前記配管が接続
    される濾過器と、この濾過器と処離槽とを連通
    する配管及びこの濾過器と前記原水槽とを連通
    する配管を設け、前記処理槽に接続する清澄水
    排出用の配管を設けてなる放電加工機等加工機
    の加工液の沈降分離装置。 原水槽よりミキシングパイプを介して圧送等
    されてくる加工液を複数の沈降分離槽に交互に
    給送し、この沈降分離槽で適宜時間滞留処理し
    た処理水を、交互に濾過器を介して処理槽に圧
    送するとともに、この過程に前記沈降分離槽の
    スラツジ、スカムを排出する構成とした実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の放電加工機等加
    工機の加工液の沈降分離装置。 原水槽に導入されてくる加工液が、この処理
    液の自重給送でなされる構成となつている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の放電加工機等
    加工機の加工液の沈降分離装置。 処理槽より排出される清澄水が落差方式で配
    管を介して排出される構成となつている実用新
    案登録請求の範囲第1項、第2項又は第3項記
    載の放電加工機等加工機の加工液の沈降分離装
    置。
JP4049487U 1987-03-19 1987-03-19 Expired JPH0353692Y2 (ja)

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JP4049487U JPH0353692Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

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JPS63149211U JPS63149211U (ja) 1988-09-30
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JPH08961Y2 (ja) * 1990-12-25 1996-01-17 株式会社スイレイ ラインミキサーを装備した汚泥水等原水の固液分離装置

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JPS63149211U (ja) 1988-09-30

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