JPH0353650Y2 - - Google Patents

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JPH0353650Y2
JPH0353650Y2 JP1985199632U JP19963285U JPH0353650Y2 JP H0353650 Y2 JPH0353650 Y2 JP H0353650Y2 JP 1985199632 U JP1985199632 U JP 1985199632U JP 19963285 U JP19963285 U JP 19963285U JP H0353650 Y2 JPH0353650 Y2 JP H0353650Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、培養液を供給して植物の育成を行う
ための養液栽培装置に関するものである。
<従来例および問題点> 養液栽培においては、土に代わるものとして培
養液が含浸可能な素材により形成した培地を配設
し、この培地に植物を植付育成する。
培地に培養液を供給すると、培地の許容保持量
まではその外部に流出することはないが、これを
超えると外方に流出することになる。
また、培地に光が照射されるとクロレラが発生
し、植物に付与するための栄養分が該クロレラに
吸収され、植物の生育に適さなくなる。
更に、培地が表に露出したままにすると培地が
保持している培養液の蒸発量が多くなり、培養液
の供給を頻繁に行わなければならなくなつたり、
蒸発による濃度の変化を来たし植物の生育に適さ
なくなる。
これを防止するために、培地の外周面に液密な
シートからなる外被材を被覆配設し、培養液の流
出・蒸発、クロレラの発生等を阻止している。
しかしながら、培地を液密なシートにより被覆
し、これに培養液を供給すると、植物の植付部は
開口されているが、該培養液と外被材との関係で
培地を密封してしまう状態になる。
このため、夏期のように日射量が増加した場
合、外被材の内側の温度がかなり高くなり、却つ
て植物の生育に適さなくなる。
この対策として、遮光・遮熱する手段が考えら
れるが、培地の上方に露出している植物の葉等に
光を照射しないと作物の生育不良を来すことにな
る。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記の問題点を解消するために提案
されたもので、その目的は、培地の少なくとも上
面において外被材の外方にある空気が入脱し易い
構造とし、外被材の内側の温度上昇を防止すると
共に、培養液の流出・蒸発、およびクロレラの発
生をも防止できる養液栽培装置を提供することに
ある。
上記目的を達成するため本考案は、「培養液が
含浸可能な素材により形成される培地と、該培地
の底面及び側壁面の外周面を被覆する部分と該側
壁面上端縁から培地上方に延在する部分とを有
し、その両端縁が培地の上方長手方向に沿つてか
つ所定の間隔をおいて張設した固定部材に支持さ
れて配設される液密なシートからなる外被材と、
遮光・遮熱性を有すると共に、該外被材の培地上
方に延在する部分の外方に配設される通気性シー
トと、を有してなり、上記培地の上面とその上方
に配設される外被材とにより形成される空隙部
に、該外被材外方の空気を入脱可能に形成したこ
とを特徴とする養液栽培装置」の構成としてい
る。
<実施例> 以下、本考案を図面に示された実施例に基いて
説明することとする。
第1図には、本考案の一実施例が示されてい
る。
図において、1は培地、2は外被材である。
培地1は、培養液が含浸可能な素材例えば、無
機繊維素材として吸液性ロツクウール、グラスウ
ール、有機繊維素材として繊維系素材、発泡性合
成樹脂として吸液性ウレタンフオーム、化繊綿マ
ツトおよびくん炭、砂等を採用する。
外被材2は柔軟な液密性のシートにより形成さ
れている。
この実施例では、外被材2の下端部の両側に通
液部21が形成されており、過剰に付与された培
養液が該通液部21を通つて所定の箇所に配設し
た回収用タンク(図示せず)に収容されるように
なつている。
この通液部21を設けることにより、植物への
過栄養付与を防ぎ、また、培養液が流出した後は
ここを通つて培地2内に新鮮な空気が入り込んで
酸素の欠乏を防ぐことができる。
この外被材2の上端は、培地1の上方かつその
長手方向に沿つて張設される固定部材たるワイヤ
3,3、ロープ又は番線等に固定されている。
該ワイヤ3,3は適宜の間隔を置いて平行に張
設されており、該間隔および高さが調整可能に設
けられている。
そして、図示例では、培地1の上面と外被材2
の間には空隙部が形成されると共に、ワイヤ3,
3の間〓により外被材2の外方と内方とが連通し
て形成される。
また、4は、外被材2のうち培地1の側壁面上
端縁から培地1の上方に延在する部分の外方に配
設した遮光・遮熱性を有する通気性シートであ
り、熱線が外被材2の内側に入り込み難い素材例
えば、テープ状のアルミ泊やアルミ蒸着等のフイ
ルムを編み込んでなる細かい編目状のもの、ある
いは発泡スチロール製のシートを採用するのが好
ましい。
5は地面に盛り土をして形成した畝である。
植物Sは育苗段階に使用していた培地6を付け
たまま載置定植しているが、この培地6を除去し
て培地1に植付けても良いこと勿論である。
このように構成した養液栽培装置によれば、外
被材2の内側の空気が外方の空気よりも温度が高
くなると内側の空気が上昇してワイヤ3,3に固
定された外被材2の上端縁の間〓から外方に流出
し、外方の温度の低い空気が入り込むので、内側
の温度の上昇を防止できる。
また、この外被材2により、培地への遮光がな
されるので、クロレラの発生も防止されると共
に、培養液の地面への流出・蒸発をも防止でき
る。
<効果> 本考案は以上の構成からなり、外被材により、
培地への遮光がなされ、クロレラ発生を防止し、
また、培養液の流出・蒸発を防ぐことができる。
また、培地の少なくとも上面に空隙部が形成さ
れると共に外被材の外方の空気が入脱可能な開口
部が形成されているので、外被材の内側の温度が
異常に高まることがなく、しかも、外被材の外側
の空気が自由に入り込めるので培地の酸素欠乏を
来たさないで済む等、植物育成に適した栽培装置
を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 1……培地、2……外被材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 培養液が含浸可能な素材により形成される培地
    と、 該培地の底面及び側壁面の外周面を被覆する部
    分と該側壁面上端縁から培地上方に延在する部分
    とを有し、その両端縁が培地の上方長手方向に沿
    つてかつ所定の間隔をおいて張設した固定部材に
    支持されて配設される液密なシートからなる外被
    材と、 遮光・遮熱性を有すると共に、該外被材の培地
    上方に延在する部分の外方に配設される通気性シ
    ートと、を有してなり、 上記培地の上面とその上方に配設される外被材
    とにより形成される空隙部に、該外被材外方の空
    気を入脱可能に形成したことを特徴とする養液栽
    培装置。
JP1985199632U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0353650Y2 (ja)

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JP1985199632U JPH0353650Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP1985199632U JPH0353650Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS62107654U JPS62107654U (ja) 1987-07-09
JPH0353650Y2 true JPH0353650Y2 (ja) 1991-11-25

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ID=31161435

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5012733B2 (ja) * 2008-08-20 2012-08-29 新菱冷熱工業株式会社 水耕栽培用局所加湿器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4979829A (ja) * 1972-11-30 1974-08-01
JPS4984821A (ja) * 1972-12-14 1974-08-14
JPS5037316U (ja) * 1973-07-27 1975-04-18

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JPS4979829A (ja) * 1972-11-30 1974-08-01
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