JPH0353650Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0353650Y2 JPH0353650Y2 JP1985199632U JP19963285U JPH0353650Y2 JP H0353650 Y2 JPH0353650 Y2 JP H0353650Y2 JP 1985199632 U JP1985199632 U JP 1985199632U JP 19963285 U JP19963285 U JP 19963285U JP H0353650 Y2 JPH0353650 Y2 JP H0353650Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- covering material
- culture medium
- culture
- culture solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 34
- 239000002609 medium Substances 0.000 claims description 21
- 239000001963 growth medium Substances 0.000 claims description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 8
- 241000195649 Chlorella <Chlorellales> Species 0.000 description 6
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 5
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 230000008635 plant growth Effects 0.000 description 3
- 206010021143 Hypoxia Diseases 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000012531 culture fluid Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 201000002451 Overnutrition Diseases 0.000 description 1
- 235000008331 Pinus X rigitaeda Nutrition 0.000 description 1
- 235000011613 Pinus brutia Nutrition 0.000 description 1
- 241000018646 Pinus brutia Species 0.000 description 1
- 229920006328 Styrofoam Polymers 0.000 description 1
- 239000003610 charcoal Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 1
- 230000012010 growth Effects 0.000 description 1
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000011490 mineral wool Substances 0.000 description 1
- 235000015097 nutrients Nutrition 0.000 description 1
- 235000020823 overnutrition Nutrition 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 239000008261 styrofoam Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、培養液を供給して植物の育成を行う
ための養液栽培装置に関するものである。
ための養液栽培装置に関するものである。
<従来例および問題点>
養液栽培においては、土に代わるものとして培
養液が含浸可能な素材により形成した培地を配設
し、この培地に植物を植付育成する。
養液が含浸可能な素材により形成した培地を配設
し、この培地に植物を植付育成する。
培地に培養液を供給すると、培地の許容保持量
まではその外部に流出することはないが、これを
超えると外方に流出することになる。
まではその外部に流出することはないが、これを
超えると外方に流出することになる。
また、培地に光が照射されるとクロレラが発生
し、植物に付与するための栄養分が該クロレラに
吸収され、植物の生育に適さなくなる。
し、植物に付与するための栄養分が該クロレラに
吸収され、植物の生育に適さなくなる。
更に、培地が表に露出したままにすると培地が
保持している培養液の蒸発量が多くなり、培養液
の供給を頻繁に行わなければならなくなつたり、
蒸発による濃度の変化を来たし植物の生育に適さ
なくなる。
保持している培養液の蒸発量が多くなり、培養液
の供給を頻繁に行わなければならなくなつたり、
蒸発による濃度の変化を来たし植物の生育に適さ
なくなる。
これを防止するために、培地の外周面に液密な
シートからなる外被材を被覆配設し、培養液の流
出・蒸発、クロレラの発生等を阻止している。
シートからなる外被材を被覆配設し、培養液の流
出・蒸発、クロレラの発生等を阻止している。
しかしながら、培地を液密なシートにより被覆
し、これに培養液を供給すると、植物の植付部は
開口されているが、該培養液と外被材との関係で
培地を密封してしまう状態になる。
し、これに培養液を供給すると、植物の植付部は
開口されているが、該培養液と外被材との関係で
培地を密封してしまう状態になる。
このため、夏期のように日射量が増加した場
合、外被材の内側の温度がかなり高くなり、却つ
て植物の生育に適さなくなる。
合、外被材の内側の温度がかなり高くなり、却つ
て植物の生育に適さなくなる。
この対策として、遮光・遮熱する手段が考えら
れるが、培地の上方に露出している植物の葉等に
光を照射しないと作物の生育不良を来すことにな
る。
れるが、培地の上方に露出している植物の葉等に
光を照射しないと作物の生育不良を来すことにな
る。
<問題点を解決するための手段>
本考案は、上記の問題点を解消するために提案
されたもので、その目的は、培地の少なくとも上
面において外被材の外方にある空気が入脱し易い
構造とし、外被材の内側の温度上昇を防止すると
共に、培養液の流出・蒸発、およびクロレラの発
生をも防止できる養液栽培装置を提供することに
ある。
されたもので、その目的は、培地の少なくとも上
面において外被材の外方にある空気が入脱し易い
構造とし、外被材の内側の温度上昇を防止すると
共に、培養液の流出・蒸発、およびクロレラの発
生をも防止できる養液栽培装置を提供することに
ある。
上記目的を達成するため本考案は、「培養液が
含浸可能な素材により形成される培地と、該培地
の底面及び側壁面の外周面を被覆する部分と該側
壁面上端縁から培地上方に延在する部分とを有
し、その両端縁が培地の上方長手方向に沿つてか
つ所定の間隔をおいて張設した固定部材に支持さ
れて配設される液密なシートからなる外被材と、
遮光・遮熱性を有すると共に、該外被材の培地上
方に延在する部分の外方に配設される通気性シー
トと、を有してなり、上記培地の上面とその上方
に配設される外被材とにより形成される空隙部
に、該外被材外方の空気を入脱可能に形成したこ
とを特徴とする養液栽培装置」の構成としてい
る。
含浸可能な素材により形成される培地と、該培地
の底面及び側壁面の外周面を被覆する部分と該側
壁面上端縁から培地上方に延在する部分とを有
し、その両端縁が培地の上方長手方向に沿つてか
つ所定の間隔をおいて張設した固定部材に支持さ
れて配設される液密なシートからなる外被材と、
遮光・遮熱性を有すると共に、該外被材の培地上
方に延在する部分の外方に配設される通気性シー
トと、を有してなり、上記培地の上面とその上方
に配設される外被材とにより形成される空隙部
に、該外被材外方の空気を入脱可能に形成したこ
とを特徴とする養液栽培装置」の構成としてい
る。
<実施例>
以下、本考案を図面に示された実施例に基いて
説明することとする。
説明することとする。
第1図には、本考案の一実施例が示されてい
る。
る。
図において、1は培地、2は外被材である。
培地1は、培養液が含浸可能な素材例えば、無
機繊維素材として吸液性ロツクウール、グラスウ
ール、有機繊維素材として繊維系素材、発泡性合
成樹脂として吸液性ウレタンフオーム、化繊綿マ
ツトおよびくん炭、砂等を採用する。
機繊維素材として吸液性ロツクウール、グラスウ
ール、有機繊維素材として繊維系素材、発泡性合
成樹脂として吸液性ウレタンフオーム、化繊綿マ
ツトおよびくん炭、砂等を採用する。
外被材2は柔軟な液密性のシートにより形成さ
れている。
れている。
この実施例では、外被材2の下端部の両側に通
液部21が形成されており、過剰に付与された培
養液が該通液部21を通つて所定の箇所に配設し
た回収用タンク(図示せず)に収容されるように
なつている。
液部21が形成されており、過剰に付与された培
養液が該通液部21を通つて所定の箇所に配設し
た回収用タンク(図示せず)に収容されるように
なつている。
この通液部21を設けることにより、植物への
過栄養付与を防ぎ、また、培養液が流出した後は
ここを通つて培地2内に新鮮な空気が入り込んで
酸素の欠乏を防ぐことができる。
過栄養付与を防ぎ、また、培養液が流出した後は
ここを通つて培地2内に新鮮な空気が入り込んで
酸素の欠乏を防ぐことができる。
この外被材2の上端は、培地1の上方かつその
長手方向に沿つて張設される固定部材たるワイヤ
3,3、ロープ又は番線等に固定されている。
長手方向に沿つて張設される固定部材たるワイヤ
3,3、ロープ又は番線等に固定されている。
該ワイヤ3,3は適宜の間隔を置いて平行に張
設されており、該間隔および高さが調整可能に設
けられている。
設されており、該間隔および高さが調整可能に設
けられている。
そして、図示例では、培地1の上面と外被材2
の間には空隙部が形成されると共に、ワイヤ3,
3の間〓により外被材2の外方と内方とが連通し
て形成される。
の間には空隙部が形成されると共に、ワイヤ3,
3の間〓により外被材2の外方と内方とが連通し
て形成される。
また、4は、外被材2のうち培地1の側壁面上
端縁から培地1の上方に延在する部分の外方に配
設した遮光・遮熱性を有する通気性シートであ
り、熱線が外被材2の内側に入り込み難い素材例
えば、テープ状のアルミ泊やアルミ蒸着等のフイ
ルムを編み込んでなる細かい編目状のもの、ある
いは発泡スチロール製のシートを採用するのが好
ましい。
端縁から培地1の上方に延在する部分の外方に配
設した遮光・遮熱性を有する通気性シートであ
り、熱線が外被材2の内側に入り込み難い素材例
えば、テープ状のアルミ泊やアルミ蒸着等のフイ
ルムを編み込んでなる細かい編目状のもの、ある
いは発泡スチロール製のシートを採用するのが好
ましい。
5は地面に盛り土をして形成した畝である。
植物Sは育苗段階に使用していた培地6を付け
たまま載置定植しているが、この培地6を除去し
て培地1に植付けても良いこと勿論である。
たまま載置定植しているが、この培地6を除去し
て培地1に植付けても良いこと勿論である。
このように構成した養液栽培装置によれば、外
被材2の内側の空気が外方の空気よりも温度が高
くなると内側の空気が上昇してワイヤ3,3に固
定された外被材2の上端縁の間〓から外方に流出
し、外方の温度の低い空気が入り込むので、内側
の温度の上昇を防止できる。
被材2の内側の空気が外方の空気よりも温度が高
くなると内側の空気が上昇してワイヤ3,3に固
定された外被材2の上端縁の間〓から外方に流出
し、外方の温度の低い空気が入り込むので、内側
の温度の上昇を防止できる。
また、この外被材2により、培地への遮光がな
されるので、クロレラの発生も防止されると共
に、培養液の地面への流出・蒸発をも防止でき
る。
されるので、クロレラの発生も防止されると共
に、培養液の地面への流出・蒸発をも防止でき
る。
<効果>
本考案は以上の構成からなり、外被材により、
培地への遮光がなされ、クロレラ発生を防止し、
また、培養液の流出・蒸発を防ぐことができる。
培地への遮光がなされ、クロレラ発生を防止し、
また、培養液の流出・蒸発を防ぐことができる。
また、培地の少なくとも上面に空隙部が形成さ
れると共に外被材の外方の空気が入脱可能な開口
部が形成されているので、外被材の内側の温度が
異常に高まることがなく、しかも、外被材の外側
の空気が自由に入り込めるので培地の酸素欠乏を
来たさないで済む等、植物育成に適した栽培装置
を提供することができるのである。
れると共に外被材の外方の空気が入脱可能な開口
部が形成されているので、外被材の内側の温度が
異常に高まることがなく、しかも、外被材の外側
の空気が自由に入り込めるので培地の酸素欠乏を
来たさないで済む等、植物育成に適した栽培装置
を提供することができるのである。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 1……培地、2……外被材。
る。 1……培地、2……外被材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 培養液が含浸可能な素材により形成される培地
と、 該培地の底面及び側壁面の外周面を被覆する部
分と該側壁面上端縁から培地上方に延在する部分
とを有し、その両端縁が培地の上方長手方向に沿
つてかつ所定の間隔をおいて張設した固定部材に
支持されて配設される液密なシートからなる外被
材と、 遮光・遮熱性を有すると共に、該外被材の培地
上方に延在する部分の外方に配設される通気性シ
ートと、を有してなり、 上記培地の上面とその上方に配設される外被材
とにより形成される空隙部に、該外被材外方の空
気を入脱可能に形成したことを特徴とする養液栽
培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985199632U JPH0353650Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985199632U JPH0353650Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62107654U JPS62107654U (ja) | 1987-07-09 |
JPH0353650Y2 true JPH0353650Y2 (ja) | 1991-11-25 |
Family
ID=31161435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985199632U Expired JPH0353650Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353650Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5012733B2 (ja) * | 2008-08-20 | 2012-08-29 | 新菱冷熱工業株式会社 | 水耕栽培用局所加湿器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979829A (ja) * | 1972-11-30 | 1974-08-01 | ||
JPS4984821A (ja) * | 1972-12-14 | 1974-08-14 | ||
JPS5037316U (ja) * | 1973-07-27 | 1975-04-18 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP1985199632U patent/JPH0353650Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979829A (ja) * | 1972-11-30 | 1974-08-01 | ||
JPS4984821A (ja) * | 1972-12-14 | 1974-08-14 | ||
JPS5037316U (ja) * | 1973-07-27 | 1975-04-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62107654U (ja) | 1987-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2807912A (en) | Pelagic solar still and method for supporting plant growth | |
US3727345A (en) | Method of protecting plants and stimulating their growth | |
US4869019A (en) | Aeroponic apparatus | |
US4299056A (en) | Self-watering plant growing bag | |
US4001968A (en) | Soil irrigation system and method | |
KR102319757B1 (ko) | 수직듀얼형 모듈식 식물 공장 | |
JPS61502862A (ja) | 光選択性フイルム内における毛細基体上での植物の水耕栽培装置 | |
FR2542972B1 (fr) | Enceintes fermees employees comme serre, chassis de culture ou vivier et ameliorant les conditions d'exploitation de ces structures | |
JP2009247345A (ja) | 養液栽培方法及び養液栽培装置 | |
Alain | Greenhouse microclimate and its management in mild winter climates | |
JPH0353650Y2 (ja) | ||
JP2979209B2 (ja) | 養液栽培方法および該構造 | |
US4366646A (en) | Evaporative cooling chamber for growth of plantlets produced from in vitro cultures | |
JPS5878514A (ja) | 温室の操業方法及び温室 | |
KR101405539B1 (ko) | 수경재배 겸용 삽목용 화분 수직 재배장치 | |
DE59004187D1 (de) | Behälter für Pflanzen. | |
JPH0144054Y2 (ja) | ||
JPH0631887Y2 (ja) | 養液栽培用ベッド | |
JP2003038049A (ja) | 縦型養液栽培装置 | |
JPH0216615Y2 (ja) | ||
JPH0216614Y2 (ja) | ||
JPH0240759Y2 (ja) | ||
JPH0216616Y2 (ja) | ||
JPH036204Y2 (ja) | ||
JP2971393B2 (ja) | 蒸留灌水装置 |