JPH0353596B2 - - Google Patents
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- JPH0353596B2 JPH0353596B2 JP57154806A JP15480682A JPH0353596B2 JP H0353596 B2 JPH0353596 B2 JP H0353596B2 JP 57154806 A JP57154806 A JP 57154806A JP 15480682 A JP15480682 A JP 15480682A JP H0353596 B2 JPH0353596 B2 JP H0353596B2
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Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は高速増殖炉の原子炉構造材の照射試験
を行なう材料炉内照射装置に関する。
を行なう材料炉内照射装置に関する。
第1図を参照して従来例を説明する。第1図は
ループ形高速増殖炉の概略構成を示す縦断面図で
ある。図中1は原子炉容器を示す。この原子炉容
器1内には冷却材としての液体ナトリウム2が収
容されている。上記原子炉容器1の上部には開口
1Aが形成されており、この開口1Aを開塞する
ように遮蔽プラグ3が設けられている。この遮蔽
プラグ3は偏心位置に円形孔4Aを有する固定プ
ラグ4と、上記円形孔4Aに回転可能に装着され
た回転プラグ5とから構成されている。上記原子
炉容器1内には複数の燃料集合体(図示せず)お
よび制御棒(図示せず)等から構成された炉心6
が設置されている。この炉心6は、炉心支持機構
7により支持されており、またこの炉心支持機構
7は前記原子炉容器1内を上下に2分し、上方を
高温・高圧の上部プレナム8、下方を低温・低圧
の下部プレナム9としている。上記原子炉容器1
には冷却材流入配管10および冷却材流出配管1
1が接続されている。また原子炉容器1の外周に
は間隙を有して安全容器12が設けられている。
そして上記冷却材流入配管10および冷却材流出
配管11は上記安全容器12に設けられた防護管
13Aおよび13Bにより覆われている。前記炉
心6上方には炉心上部機構14が前記回転プラグ
5を貫通して設けられている。この炉心上部機構
14内には複数の制御棒駆動機構15が設けられ
ており、前記制御棒の炉心6内への挿入・引抜を
調節して炉心出力を調整する構成である。また上
記炉心上部機構14内には原子炉構造材の高温,
低フルエンスでの照射試験を行なう為の照射試験
材料16を収容した照射プラグ17が設置されて
いる。
ループ形高速増殖炉の概略構成を示す縦断面図で
ある。図中1は原子炉容器を示す。この原子炉容
器1内には冷却材としての液体ナトリウム2が収
容されている。上記原子炉容器1の上部には開口
1Aが形成されており、この開口1Aを開塞する
ように遮蔽プラグ3が設けられている。この遮蔽
プラグ3は偏心位置に円形孔4Aを有する固定プ
ラグ4と、上記円形孔4Aに回転可能に装着され
た回転プラグ5とから構成されている。上記原子
炉容器1内には複数の燃料集合体(図示せず)お
よび制御棒(図示せず)等から構成された炉心6
が設置されている。この炉心6は、炉心支持機構
7により支持されており、またこの炉心支持機構
7は前記原子炉容器1内を上下に2分し、上方を
高温・高圧の上部プレナム8、下方を低温・低圧
の下部プレナム9としている。上記原子炉容器1
には冷却材流入配管10および冷却材流出配管1
1が接続されている。また原子炉容器1の外周に
は間隙を有して安全容器12が設けられている。
そして上記冷却材流入配管10および冷却材流出
配管11は上記安全容器12に設けられた防護管
13Aおよび13Bにより覆われている。前記炉
心6上方には炉心上部機構14が前記回転プラグ
5を貫通して設けられている。この炉心上部機構
14内には複数の制御棒駆動機構15が設けられ
ており、前記制御棒の炉心6内への挿入・引抜を
調節して炉心出力を調整する構成である。また上
記炉心上部機構14内には原子炉構造材の高温,
低フルエンスでの照射試験を行なう為の照射試験
材料16を収容した照射プラグ17が設置されて
いる。
次に上記照射試験材料16を収容した照射プラ
グ17について説明する。すなわち上記照射プラ
グ17内には原子炉構造材にて製作された照射試
験材料16が所定位置に固定されて収容されてお
り蓋体18にて密封されている。そしてこの照射
プラグ17を挿入孔19に挿入し、炉心上部機構
内に設置する。この状態で原子炉を運転すると、
前記照射試験材料6は高温,低フルエンスで照射
される。そして所定時間が経過して所定の照射量
が照射された後、前記照射プラグ17を引抜く。
そして照射プラグ17を切断等により解体して前
記照射試験材料16を取り出し各種測定試験を行
なう構成である。
グ17について説明する。すなわち上記照射プラ
グ17内には原子炉構造材にて製作された照射試
験材料16が所定位置に固定されて収容されてお
り蓋体18にて密封されている。そしてこの照射
プラグ17を挿入孔19に挿入し、炉心上部機構
内に設置する。この状態で原子炉を運転すると、
前記照射試験材料6は高温,低フルエンスで照射
される。そして所定時間が経過して所定の照射量
が照射された後、前記照射プラグ17を引抜く。
そして照射プラグ17を切断等により解体して前
記照射試験材料16を取り出し各種測定試験を行
なう構成である。
上記構成によると照射プラグ17を引抜いて解
体し照射試験材料16を取り出した後、この照射
プラグ17を放射性廃棄物としてその都度処理し
なければならず放射性廃棄物が増大しその処理作
業も困難であり、作業員の被爆低減および放射能
汚染の低減を図る上で好ましいとはいえない。ま
た照射試験材料16は照射プラグ17内の所定位
置に固定されており、位置を変更して照射させる
には照射プラグ17自体の構成を変更しなければ
ならない。
体し照射試験材料16を取り出した後、この照射
プラグ17を放射性廃棄物としてその都度処理し
なければならず放射性廃棄物が増大しその処理作
業も困難であり、作業員の被爆低減および放射能
汚染の低減を図る上で好ましいとはいえない。ま
た照射試験材料16は照射プラグ17内の所定位
置に固定されており、位置を変更して照射させる
には照射プラグ17自体の構成を変更しなければ
ならない。
本発明の目的とするところは、放射性廃棄物の
量を低減させて安全性の向上を図り、かつ照射試
験材料の位置を調節することが可能な材料炉内照
射装置を提供することにある。
量を低減させて安全性の向上を図り、かつ照射試
験材料の位置を調節することが可能な材料炉内照
射装置を提供することにある。
本発明による材料炉内照射装置は、原子炉容器
内に設けられた炉心上部機構内に設置され案内孔
と計装孔とを並列に有する案内胴と、案内孔上部
を閉塞するように設けられ着脱自在な遮蔽体と、
案内孔内に出入可能に設置され内部に照射試験材
料を収容する収納容器と、この収納容器内に設け
られ照射試験材料の位置を設定しかつ保持する保
持機構と、計装孔下部に接続されかつ下端部が案
内胴下側の案内孔中心位置に向つて配設される計
装管と、この計装管内に収容され原子炉容器内の
冷却材の状態を測定する測定計とを備えたもので
ある。
内に設けられた炉心上部機構内に設置され案内孔
と計装孔とを並列に有する案内胴と、案内孔上部
を閉塞するように設けられ着脱自在な遮蔽体と、
案内孔内に出入可能に設置され内部に照射試験材
料を収容する収納容器と、この収納容器内に設け
られ照射試験材料の位置を設定しかつ保持する保
持機構と、計装孔下部に接続されかつ下端部が案
内胴下側の案内孔中心位置に向つて配設される計
装管と、この計装管内に収容され原子炉容器内の
冷却材の状態を測定する測定計とを備えたもので
ある。
第2図ないし第5図を参照して本発明の一実施
例を説明する。第2図はループ形高速増殖炉の概
略構成を示す縦断面図である。図中101は原子
炉容器を示す。この原子炉容器101内には冷却
材としての液体ナトリウム102が収容されている。
上記原子炉容器101の上部には開口101Aが
形成されており、この開口101Aを閉塞するよ
うに遮蔽プラグ103が設けられている。この遮
蔽プラグ103は偏心位置に円形孔104Aを有
する固定プラグ104と、上記円形孔104Aに
回転可能に装着された回転プラグ105とから構
成されている。上記原子炉容器101内には複数
の燃料集合体(図示せず)および制御棒(図示せ
ず)等から構成された炉心106が設置されてい
る。この炉心106は炉心支持機構107により
支持されており、またこの炉心支持機構107は
前記原子炉容器101内を上下に2分し、上方を
高温・高圧の上部プレナム108、下方を低温・
低圧の下部プレナム109としている。上記原子
炉容器101には冷却材流入配管110および冷
却材流出配管111が接続されている。また原子
炉容器101の外周には間隙を有して安全容器1
12が設けられている。そして上記冷却材流入配
管110および冷却材流出配管111は上記安全
容器112に設けられた防護管113Aおよび1
13Bにより覆われている。前記炉心106上方
には炉心上部機構114が前記回転プラグ105
を貫通して設けられている。この炉心上部機構1
14内には複数の制御棒駆動機構115が設けら
れており、前記制御棒の炉心106内への挿入・
引抜を調節して炉心出力を調整する構成である。
また上記炉心上部機構114内には原子炉構造材
の高温,低フルエンスでの照射試験を行なう為の
材料炉内照射装置が設けられている。
例を説明する。第2図はループ形高速増殖炉の概
略構成を示す縦断面図である。図中101は原子
炉容器を示す。この原子炉容器101内には冷却
材としての液体ナトリウム102が収容されている。
上記原子炉容器101の上部には開口101Aが
形成されており、この開口101Aを閉塞するよ
うに遮蔽プラグ103が設けられている。この遮
蔽プラグ103は偏心位置に円形孔104Aを有
する固定プラグ104と、上記円形孔104Aに
回転可能に装着された回転プラグ105とから構
成されている。上記原子炉容器101内には複数
の燃料集合体(図示せず)および制御棒(図示せ
ず)等から構成された炉心106が設置されてい
る。この炉心106は炉心支持機構107により
支持されており、またこの炉心支持機構107は
前記原子炉容器101内を上下に2分し、上方を
高温・高圧の上部プレナム108、下方を低温・
低圧の下部プレナム109としている。上記原子
炉容器101には冷却材流入配管110および冷
却材流出配管111が接続されている。また原子
炉容器101の外周には間隙を有して安全容器1
12が設けられている。そして上記冷却材流入配
管110および冷却材流出配管111は上記安全
容器112に設けられた防護管113Aおよび1
13Bにより覆われている。前記炉心106上方
には炉心上部機構114が前記回転プラグ105
を貫通して設けられている。この炉心上部機構1
14内には複数の制御棒駆動機構115が設けら
れており、前記制御棒の炉心106内への挿入・
引抜を調節して炉心出力を調整する構成である。
また上記炉心上部機構114内には原子炉構造材
の高温,低フルエンスでの照射試験を行なう為の
材料炉内照射装置が設けられている。
次に上記材料炉内照射装置について第3図を用
いて説明する図中116は案内胴を示す。この案
内胴116は前記炉心上部機構114の制御棒駆
動機構115用予備孔等の挿入孔117に挿入さ
れており、上部に形成された案内胴フランジ11
6Bを介して上記炉心上部機構114に支持され
ている。この案内胴116上方にはハウジング1
18が設けられており、下部に設けられたフラン
ジ118Aと前記案内胴フランジ116Bとはボ
ルト119により炉心上部機構115に固定され
ている。前記案内胴116には偏心した位置に案
内孔120が形成されている。また案内胴116
下端部には上記案内孔120と連通するナトリウ
ム流入孔121が形成されており、案内胴116
の円筒部にはガス抜孔142が形成されている。
そして前記ハウジング118内周の案内胴116
上方には上記案内孔120と同心に案内スリーブ
122が設けられており、この案内スリーブ12
2のフランジ122Aはハウジング118の上部
フランジ118Bに嵌合している。そしてこの案
内スリーブ122および案内孔120内には遮蔽
体123が挿入されている。そしてこの遮蔽体1
23の上部フランジ123Aはボルト124より
前記ハウジング118の上部フランジ118Bに
固定されている。上記遮蔽体123の案内スリー
ブ122位置には空間125が形成されており、
また上記上部フランジ123A上にはハンドリン
グヘツド126がボルト127により取付けられ
ている。また上記案内孔120および遮蔽体12
3にはそれぞれ段付部120Aおよび123Bが
形成されておりオフセツト構造となつている。こ
れによつて案内孔120と遮蔽体123との隙間
を非直線的とし炉心106からの放射線および上
昇ストリームの外部への流出を防止する構成であ
る。そして上記空間125位置の遮蔽体123の
円筒部にはガス流通孔128が形成されており、
また遮蔽体123の上部フランジ123Aにはガ
ス流通孔129が形成されている。さらにこのガ
ス流通孔128に対応した位置の案内スリーブ1
22にはガス流通孔130が形成されている。そ
してこれらのガス流通孔128,129および1
30から、例えばアルゴンガス等の不活性ガスを
図示せぬガス供給系より供給してシールする構成
である。前記案内胴116には案内孔120と並
行に計装孔131が形成されており、この計装孔
131はハウジング118と案内スリーブ122
との間の空間132と連通している。上記計装孔
131の下端部には計装管133が接続されてい
る。この計装管133は案内胴116下部外壁に
設けられた支持具134により固定されており、
またその下端部は案内胴116下側の案内孔12
0中心位置に向つて湾曲して配設されている。上
記計装孔131および計装管133内には流速計
(図示せず)および熱電対式温度計(図示せず)
が収容されており、ケーブル135を介して前記
空間125位置のハウジング118に取付けられ
たシールコネクタ136に接続されている。この
流速計および熱電対式温度計により前記原子炉容
器101内の液体ナトリウム102の状態を監視す
る構成である。そして上記計装孔131上部のケ
ーブル135外周には計装孔遮蔽体137が設け
られており前記案内孔120と遮蔽体123同様
オフセツト構造となつており炉心106からの放
射線および上昇ストリームの外部への流出を防止
する構成となつている。なお図中138,13
9,140および141はシールリングを示す。
いて説明する図中116は案内胴を示す。この案
内胴116は前記炉心上部機構114の制御棒駆
動機構115用予備孔等の挿入孔117に挿入さ
れており、上部に形成された案内胴フランジ11
6Bを介して上記炉心上部機構114に支持され
ている。この案内胴116上方にはハウジング1
18が設けられており、下部に設けられたフラン
ジ118Aと前記案内胴フランジ116Bとはボ
ルト119により炉心上部機構115に固定され
ている。前記案内胴116には偏心した位置に案
内孔120が形成されている。また案内胴116
下端部には上記案内孔120と連通するナトリウ
ム流入孔121が形成されており、案内胴116
の円筒部にはガス抜孔142が形成されている。
そして前記ハウジング118内周の案内胴116
上方には上記案内孔120と同心に案内スリーブ
122が設けられており、この案内スリーブ12
2のフランジ122Aはハウジング118の上部
フランジ118Bに嵌合している。そしてこの案
内スリーブ122および案内孔120内には遮蔽
体123が挿入されている。そしてこの遮蔽体1
23の上部フランジ123Aはボルト124より
前記ハウジング118の上部フランジ118Bに
固定されている。上記遮蔽体123の案内スリー
ブ122位置には空間125が形成されており、
また上記上部フランジ123A上にはハンドリン
グヘツド126がボルト127により取付けられ
ている。また上記案内孔120および遮蔽体12
3にはそれぞれ段付部120Aおよび123Bが
形成されておりオフセツト構造となつている。こ
れによつて案内孔120と遮蔽体123との隙間
を非直線的とし炉心106からの放射線および上
昇ストリームの外部への流出を防止する構成であ
る。そして上記空間125位置の遮蔽体123の
円筒部にはガス流通孔128が形成されており、
また遮蔽体123の上部フランジ123Aにはガ
ス流通孔129が形成されている。さらにこのガ
ス流通孔128に対応した位置の案内スリーブ1
22にはガス流通孔130が形成されている。そ
してこれらのガス流通孔128,129および1
30から、例えばアルゴンガス等の不活性ガスを
図示せぬガス供給系より供給してシールする構成
である。前記案内胴116には案内孔120と並
行に計装孔131が形成されており、この計装孔
131はハウジング118と案内スリーブ122
との間の空間132と連通している。上記計装孔
131の下端部には計装管133が接続されてい
る。この計装管133は案内胴116下部外壁に
設けられた支持具134により固定されており、
またその下端部は案内胴116下側の案内孔12
0中心位置に向つて湾曲して配設されている。上
記計装孔131および計装管133内には流速計
(図示せず)および熱電対式温度計(図示せず)
が収容されており、ケーブル135を介して前記
空間125位置のハウジング118に取付けられ
たシールコネクタ136に接続されている。この
流速計および熱電対式温度計により前記原子炉容
器101内の液体ナトリウム102の状態を監視す
る構成である。そして上記計装孔131上部のケ
ーブル135外周には計装孔遮蔽体137が設け
られており前記案内孔120と遮蔽体123同様
オフセツト構造となつており炉心106からの放
射線および上昇ストリームの外部への流出を防止
する構成となつている。なお図中138,13
9,140および141はシールリングを示す。
次に前記案内胴116の案内孔120内下端部
に収容されている収納容器152について説明す
る。第4図中154は収納管を示す。この収納管
154下端部には調整スペーサ155が螺合接続
されている。また上端部にはハンドリングヘツド
156が設けられている。上記収納管154内に
は照射試験材料157Aおよび157Bが保持機
構158により保持されて収容されている。すな
わち上記照射試験材料157Aおよび157Bは
それぞれスペーサロツド159,160と共に押
え板161A,161Bおよび162A,162
Bにより挾持されている。そして上記押え板16
1Aと収納管154内に設けられた内側段部16
3との間および押え板161Bと押え板162A
との間にはそれぞれスペーサパイプ164A,1
64Bが介挿されており、スペーサパイプ164
A外周には付勢ばね165が装着されている。そ
してこの付勢ばね165の付勢力により、押え板
161A,161Bおよび162A,162Bに
挾持された照射試験材料157Aおよび157B
は前記調整スペーサ155側に押圧され固定され
ており、その位置を設定されている。また押え板
161Aと162Bとの間には温度モニタ管16
6およびフラツクスモニタ管167が押え板16
1B,162Aを貫通して設けられている。そし
て上記温度モニタ管166内の前記照射試験材料
157A,157Bの位置に対応した位置には例
えばテンブラグ等のオフライン温度モニタ168
が収容されており、またフラツクスモニタ管16
7内には上記照射試験材料157A,157B位
置に中性子照射量を測定するためのドシメータカ
プセル169が収容されている。そして前記調整
スペーサ155および押え板161A,161
B,162A,162Bにはナトリウム流入孔1
70,171がそれぞれ形成されている。
に収容されている収納容器152について説明す
る。第4図中154は収納管を示す。この収納管
154下端部には調整スペーサ155が螺合接続
されている。また上端部にはハンドリングヘツド
156が設けられている。上記収納管154内に
は照射試験材料157Aおよび157Bが保持機
構158により保持されて収容されている。すな
わち上記照射試験材料157Aおよび157Bは
それぞれスペーサロツド159,160と共に押
え板161A,161Bおよび162A,162
Bにより挾持されている。そして上記押え板16
1Aと収納管154内に設けられた内側段部16
3との間および押え板161Bと押え板162A
との間にはそれぞれスペーサパイプ164A,1
64Bが介挿されており、スペーサパイプ164
A外周には付勢ばね165が装着されている。そ
してこの付勢ばね165の付勢力により、押え板
161A,161Bおよび162A,162Bに
挾持された照射試験材料157Aおよび157B
は前記調整スペーサ155側に押圧され固定され
ており、その位置を設定されている。また押え板
161Aと162Bとの間には温度モニタ管16
6およびフラツクスモニタ管167が押え板16
1B,162Aを貫通して設けられている。そし
て上記温度モニタ管166内の前記照射試験材料
157A,157Bの位置に対応した位置には例
えばテンブラグ等のオフライン温度モニタ168
が収容されており、またフラツクスモニタ管16
7内には上記照射試験材料157A,157B位
置に中性子照射量を測定するためのドシメータカ
プセル169が収容されている。そして前記調整
スペーサ155および押え板161A,161
B,162A,162Bにはナトリウム流入孔1
70,171がそれぞれ形成されている。
上記構成をもとにしてその作用を説明する。ま
ず照射試験を行なう場合には、照射試験材料15
7A,157B、オフライン温度モニタ168を
収容した温度モニタ管166、ドシメータカプセ
ル169を収容したフラツクスモニタ管167を
押え板161A,161B,162A,162
B,スペーサパイプ164A,164Bおよびス
ペーサロツド159,160により組立てる。そ
して収納管154下端より付勢ばね165を挿入
し、続いて上記組立てた照射試験材料157A,
157B等を挿入し、調整スペーサ155を収納
管154に螺合させて蓋をして収納容器152と
する。次に上記収納容器152を前記案内スリー
ブ122を介して案内胴116の案内孔120内
下端部に挿入する。収納容器152を収納した
後、前記遮蔽体123を案内スリーブ122およ
び案内孔120内上部に挿入し、案内孔120を
閉塞する。次にこのようにして組立てられた材料
炉内照射装置を図示せぬ治具を使用して遮蔽体1
23のハンドリングヘツド126をつかみ、挿入
孔117を介して炉心上部機構114内に挿入
し、案内胴116の案内胴フランジ116Bを炉
心上部機構114上にボルト119により固定す
る。このとき案内孔120内にはナトリウム流入
孔121より液体ナトリウム102が流入し、案
内孔120内のガスをガス抜孔142より押し出
す。案内孔120内に流入した液体ナトリウム
102はナトリウム流通孔170より収納容器15
2内にも流入し、収納容器152内のガスを押し
出す。以上で材料炉内照射装置は設置される。
ず照射試験を行なう場合には、照射試験材料15
7A,157B、オフライン温度モニタ168を
収容した温度モニタ管166、ドシメータカプセ
ル169を収容したフラツクスモニタ管167を
押え板161A,161B,162A,162
B,スペーサパイプ164A,164Bおよびス
ペーサロツド159,160により組立てる。そ
して収納管154下端より付勢ばね165を挿入
し、続いて上記組立てた照射試験材料157A,
157B等を挿入し、調整スペーサ155を収納
管154に螺合させて蓋をして収納容器152と
する。次に上記収納容器152を前記案内スリー
ブ122を介して案内胴116の案内孔120内
下端部に挿入する。収納容器152を収納した
後、前記遮蔽体123を案内スリーブ122およ
び案内孔120内上部に挿入し、案内孔120を
閉塞する。次にこのようにして組立てられた材料
炉内照射装置を図示せぬ治具を使用して遮蔽体1
23のハンドリングヘツド126をつかみ、挿入
孔117を介して炉心上部機構114内に挿入
し、案内胴116の案内胴フランジ116Bを炉
心上部機構114上にボルト119により固定す
る。このとき案内孔120内にはナトリウム流入
孔121より液体ナトリウム102が流入し、案
内孔120内のガスをガス抜孔142より押し出
す。案内孔120内に流入した液体ナトリウム
102はナトリウム流通孔170より収納容器15
2内にも流入し、収納容器152内のガスを押し
出す。以上で材料炉内照射装置は設置される。
次に原子炉を運転して照射を開始する。このと
き前記照射試験材料157A,157Bは炉心上
部機構114内下端に位置しており、照射試験材
料157A,157Bは高温,低フルエンスで照
射される。照射中における温度および中性子照射
量は前記オフライン温度モニタ168およびドシ
メータカプセル169により計測されている。ま
た冷却材である液体ナトリウム102の状態は前記
案内胴116の計装孔131および計装管133
内に設けられた流速計および熱電対式温度計によ
り計測されている。
き前記照射試験材料157A,157Bは炉心上
部機構114内下端に位置しており、照射試験材
料157A,157Bは高温,低フルエンスで照
射される。照射中における温度および中性子照射
量は前記オフライン温度モニタ168およびドシ
メータカプセル169により計測されている。ま
た冷却材である液体ナトリウム102の状態は前記
案内胴116の計装孔131および計装管133
内に設けられた流速計および熱電対式温度計によ
り計測されている。
そして照射試験材料157A,157Bがあら
かじめ設定された所定の量照射された後、原子炉
の運転を停止する。そして治具により遮蔽体12
3のハンドリングヘツド126をつかみ、引き抜
く。そして同じく治具を使用して収納容器152
のハンドリングヘツド156をつかみ、収納容器
152を案内孔120内から取り出す。取し出し
た後、収納容器152内から照射試験材料157
A,157Bを取り出し、各種の測定および試験
を行なう。これで照射試験は終了する。そしてこ
のとき案内胴116、ハウジング118および案
内スリーブ122は炉心上部機構114に設置さ
れたままである。
かじめ設定された所定の量照射された後、原子炉
の運転を停止する。そして治具により遮蔽体12
3のハンドリングヘツド126をつかみ、引き抜
く。そして同じく治具を使用して収納容器152
のハンドリングヘツド156をつかみ、収納容器
152を案内孔120内から取り出す。取し出し
た後、収納容器152内から照射試験材料157
A,157Bを取り出し、各種の測定および試験
を行なう。これで照射試験は終了する。そしてこ
のとき案内胴116、ハウジング118および案
内スリーブ122は炉心上部機構114に設置さ
れたままである。
次に2回目以後の照射試験を行なう場合につい
て説明する。すなわち新しい照射試験材料157
A,157B、オフライン温度モニタ168を収
容した温度モニタ管166およびドシメータカプ
セル169を収容したフラツクスモニタ管167
を第1回目と同様にして所定の位置に組み、収納
容器152を組立てる。そして治具を使用して収
納容器152のハンドリングヘツド156をつか
み、すでに炉心上部機構114に装着されている
案内スリーブ122を介して案内胴116の案内
孔120内下端部に設置する。次に同じく治具を
使用して遮蔽体123を装着して蓋をする。そし
て原子炉を運転して照射試験を開始する。
て説明する。すなわち新しい照射試験材料157
A,157B、オフライン温度モニタ168を収
容した温度モニタ管166およびドシメータカプ
セル169を収容したフラツクスモニタ管167
を第1回目と同様にして所定の位置に組み、収納
容器152を組立てる。そして治具を使用して収
納容器152のハンドリングヘツド156をつか
み、すでに炉心上部機構114に装着されている
案内スリーブ122を介して案内胴116の案内
孔120内下端部に設置する。次に同じく治具を
使用して遮蔽体123を装着して蓋をする。そし
て原子炉を運転して照射試験を開始する。
また第2回目以後の照射試験において温度、フ
ルエンス等の照射条件を変えて行なう場合には、
収納容器152内における照射試験材料157
A,157Bの位置を変えることにより行なう。
例えば前記調整スペーサ155の頭部155Aの
厚さを厚くして収納管154の軸方向高さを高く
する。これで第1回目より高い位置での照射試験
を行なうことができる。すなわち上記調整スペー
サ155の厚みを適宜変更して照射試験材料の軸
方向位置をかえることにより照射条件を自由に変
更することができる。
ルエンス等の照射条件を変えて行なう場合には、
収納容器152内における照射試験材料157
A,157Bの位置を変えることにより行なう。
例えば前記調整スペーサ155の頭部155Aの
厚さを厚くして収納管154の軸方向高さを高く
する。これで第1回目より高い位置での照射試験
を行なうことができる。すなわち上記調整スペー
サ155の厚みを適宜変更して照射試験材料の軸
方向位置をかえることにより照射条件を自由に変
更することができる。
すなわち照射試験材料157A,157Bを収
納容器152内に収容し、案内胴116の案内孔
120に出入可能に構成したので従来照射試験が
終了するたびに照射プラグ17を放射性廃棄物と
して処理していたのに対し、照射試験材料157
A,157Bおよび収納容器152以外はすべて
再使用することができる。したがつて放射性廃棄
物の量が大幅に低減され、処理作業への負担も軽
減され、作業員の被爆低減、放射能汚染の低減を
図る上できわめて有効的である。そして2回目以
後はあらかじめ組立てた別の収納容器152を準
備しておけば直ちに2回目の照射試験に移ること
ができ、また収納容器152のみを取扱うだけな
ので準備に要する作業時間を大幅に短縮させるこ
とができる。そして照射試験材料157A,15
7Bの収納容器152内における位置を適宜変更
することができるので、あらゆる照射条件で試験
を行なうことができる。また照射試験材料157
A,157Bは収納容器152内に収納された状
態で案内胴116内に収容されて2重構造となつ
ているので破損等により照射試験材料157A,
157Bが炉心106内に落下する危険性はきわ
めて低く、安全性を大いに向上させることができ
る。さらに案内胴116の計装孔131および計
装管133内に設けられた流速計および熱電対式
温度計により冷却材である液体ナトリウム102の
状態を監視することができるので原子炉の健全
性・安全性をも監視することができる。
納容器152内に収容し、案内胴116の案内孔
120に出入可能に構成したので従来照射試験が
終了するたびに照射プラグ17を放射性廃棄物と
して処理していたのに対し、照射試験材料157
A,157Bおよび収納容器152以外はすべて
再使用することができる。したがつて放射性廃棄
物の量が大幅に低減され、処理作業への負担も軽
減され、作業員の被爆低減、放射能汚染の低減を
図る上できわめて有効的である。そして2回目以
後はあらかじめ組立てた別の収納容器152を準
備しておけば直ちに2回目の照射試験に移ること
ができ、また収納容器152のみを取扱うだけな
ので準備に要する作業時間を大幅に短縮させるこ
とができる。そして照射試験材料157A,15
7Bの収納容器152内における位置を適宜変更
することができるので、あらゆる照射条件で試験
を行なうことができる。また照射試験材料157
A,157Bは収納容器152内に収納された状
態で案内胴116内に収容されて2重構造となつ
ているので破損等により照射試験材料157A,
157Bが炉心106内に落下する危険性はきわ
めて低く、安全性を大いに向上させることができ
る。さらに案内胴116の計装孔131および計
装管133内に設けられた流速計および熱電対式
温度計により冷却材である液体ナトリウム102の
状態を監視することができるので原子炉の健全
性・安全性をも監視することができる。
本発明による材料炉内照射装置は、原子炉容器
内に設けられた炉心上部機構内に設置され案内孔
と計装孔とを並列に有する案内胴と、案内孔上部
を閉塞するように設けられ着脱自在な遮蔽体と、
案内孔内に出入可能に設置され内部に照射試験材
料を収容する収納容器と、この収納容器内に設け
られ照射試験材料の位置を設定しかつ保持する保
持機構と、計装孔下部に接続されかつ下端部が案
内胴下側の案内孔中心位置に向つて配設される計
装管と、この計装管内に収容され原子炉容器内の
冷却材の状態を測定する測定計とを備えたもので
ある。
内に設けられた炉心上部機構内に設置され案内孔
と計装孔とを並列に有する案内胴と、案内孔上部
を閉塞するように設けられ着脱自在な遮蔽体と、
案内孔内に出入可能に設置され内部に照射試験材
料を収容する収納容器と、この収納容器内に設け
られ照射試験材料の位置を設定しかつ保持する保
持機構と、計装孔下部に接続されかつ下端部が案
内胴下側の案内孔中心位置に向つて配設される計
装管と、この計装管内に収容され原子炉容器内の
冷却材の状態を測定する測定計とを備えたもので
ある。
すなわち、照射試験材料を保持機構によりその
位置を決定し保持した状態で収容した収納容器を
案内胴の案内孔に出入可能に設けることにより照
射試験が行われる。そして試験中において、上記
案内胴の計装孔下部に接続された計装管内に収容
された測定計により原子炉容器内の案内胴下側の
案内孔中心位置における冷却材の状態が測定され
る。
位置を決定し保持した状態で収容した収納容器を
案内胴の案内孔に出入可能に設けることにより照
射試験が行われる。そして試験中において、上記
案内胴の計装孔下部に接続された計装管内に収容
された測定計により原子炉容器内の案内胴下側の
案内孔中心位置における冷却材の状態が測定され
る。
したがつて、照射試験材料を収容した収納容器
のみを案内胴から出入するだけで、照射試験を繰
り返すことができ、案内胴もそのまま再使用する
ことができ、従来のように照射試験が終了するた
びに照射プラグを解体し放射性廃棄物として処理
する必要はなく放射性廃棄物の量を大幅に低減さ
せることができる。それによつて放射性廃棄物処
理作業への負担も軽減され作業員の被爆低減、放
射能汚染の低減を図る上できわめて有効的であ
る。また照射試験材料の収納容器内における位置
を保持機構により適宜変更することができるの
で、あらゆる照射条件で試験を行うことができ
る。さらに照射試験材料に対する照射試験中にお
いて冷却材である液体ナトリウムの状態を時々
刻々と計測できるので、同時に原子炉の健全性及
び安全性をも監視することができる等その効果は
大である。
のみを案内胴から出入するだけで、照射試験を繰
り返すことができ、案内胴もそのまま再使用する
ことができ、従来のように照射試験が終了するた
びに照射プラグを解体し放射性廃棄物として処理
する必要はなく放射性廃棄物の量を大幅に低減さ
せることができる。それによつて放射性廃棄物処
理作業への負担も軽減され作業員の被爆低減、放
射能汚染の低減を図る上できわめて有効的であ
る。また照射試験材料の収納容器内における位置
を保持機構により適宜変更することができるの
で、あらゆる照射条件で試験を行うことができ
る。さらに照射試験材料に対する照射試験中にお
いて冷却材である液体ナトリウムの状態を時々
刻々と計測できるので、同時に原子炉の健全性及
び安全性をも監視することができる等その効果は
大である。
第1図は従来例を示すループ形高速増殖炉の縦
断面図、第2図ないし第5図は本発明の一実施例
を示す図で、第2図はループ形高速増殖炉の縦断
面図、第3図は材料炉内照射装置の縦断面図、第
4図は収納容器の縦断面図、第5図は第4図のV
−V断面図である。 101……原子炉容器、114……炉心上部機
構、116……案内胴、120……案内孔、12
3……遮蔽体、152……収納容器、158……
保持機構。
断面図、第2図ないし第5図は本発明の一実施例
を示す図で、第2図はループ形高速増殖炉の縦断
面図、第3図は材料炉内照射装置の縦断面図、第
4図は収納容器の縦断面図、第5図は第4図のV
−V断面図である。 101……原子炉容器、114……炉心上部機
構、116……案内胴、120……案内孔、12
3……遮蔽体、152……収納容器、158……
保持機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原子炉容器内に設けられた炉心上部機構内に
設置され案内孔と計装孔とを並列に有する案内胴
と、上記案内孔上部を閉塞するように設けられ着
脱自在な遮蔽体と、上記案内孔内に出入可能に設
置され内部に照射試験材料を収容する収納容器
と、この収納容器内に設けられ上記照射試験材料
の位置を設定しかつ保持する保持機構と、上記計
装孔下部に接続されかつ下端部が上記案内胴下側
の上記案内孔中心位置に向つて配設される計装管
と、この計装管内に収容され上記原子炉容器内の
冷却材の状態を測定する測定計とを具備したこと
を特徴とする材料炉内照射装置。 2 上記収納容器は上端部にハンドリングヘツド
を有しており、別に設けられた治具によりこのハ
ンドリングヘツドをつかみ案内孔内から出入する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の材
料炉内照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57154806A JPS5943393A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 材料炉内照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57154806A JPS5943393A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 材料炉内照射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5943393A JPS5943393A (ja) | 1984-03-10 |
JPH0353596B2 true JPH0353596B2 (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=15592290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57154806A Granted JPS5943393A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 材料炉内照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943393A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6382298A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | 株式会社小松製作所 | 平衡荷役装置 |
JPH07100599B2 (ja) * | 1988-05-31 | 1995-11-01 | 株式会社小松製作所 | 平衡荷役装置の制御回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5043200U (ja) * | 1973-08-24 | 1975-05-01 |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP57154806A patent/JPS5943393A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5943393A (ja) | 1984-03-10 |
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