JPH0353286Y2 - - Google Patents

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JPH0353286Y2
JPH0353286Y2 JP1983171781U JP17178183U JPH0353286Y2 JP H0353286 Y2 JPH0353286 Y2 JP H0353286Y2 JP 1983171781 U JP1983171781 U JP 1983171781U JP 17178183 U JP17178183 U JP 17178183U JP H0353286 Y2 JPH0353286 Y2 JP H0353286Y2
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JP
Japan
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platform
transport vehicle
vehicle
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auxiliary
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は荷物の搬送装置に関するものであり、
特に無人搬送車を用いて荷物を搬送するようにし
た搬送装置に関するものである。
考案の背景 近時、荷物の搬送に無人搬送車が用いられるよ
うになつてきている。例えば、無人搬送車を遠隔
制御することにより、あるプラツトホームから一
定距離離れた別のプラツトホームへ荷物を搬送す
るのである。
このように無人搬送車を使用してプラツトホー
ム間での荷物の搬送を行うとき、無人搬送車とプ
ラツトホームとの間で直接荷物の受渡しを行うこ
とが望ましくない場合がある。例えば、無人搬送
車とプラツトホームとの間で直接荷物の受渡しを
行うには、それぞれの荷物の移動方向を一致させ
ることが必要であるが、プラツトホームが固定位
置に設けられている場合には無人搬送車の走行方
向が、無人搬送車における荷物の移動方向とプラ
ツトホームにおける荷物の移動方向とが一致する
方向に制限され、あるいは逆にプラツトホームの
設置位置や設置方向が無人搬送車の走行方向に応
じて制限され、搬送システムの設計の自由度が低
くなるのである。
考案の目的 本考案はこのような事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、無人搬送
車とプラツトホームとの間で荷物の受渡しを直接
行うことなく荷物を搬送することができる搬送装
置を提供することにある。
考案の構成 この目的を達成するために、本考案に係る搬送
装置は、a荷物を積載して無人で走行する無人搬
送車と、bその搬送車に設けられ、該搬送車の進
行方向に向かつて超音波を発する発信器と、反射
された超音波を受信する受信器と、受信された超
音波に基づいて搬送車の進行方向における一定距
離以内の障害物の有無を判断し、障害物有りと判
断したとき当該搬送車を停止させる制御手段とを
有する制御装置と、c荷物の受渡し部を備え、固
定位置に設けられた固定プラツトホームと、dそ
の固定プラツトホームと搬送車との間の荷物の受
渡しを中継する移動プラツトホームであつて、固
定プラツトホームの荷物受渡し部に近接し、固定
プラツトホームとの間で荷物の受渡しを行い得る
第一位置と、固定プラツトホームから離間し、搬
送車との間で荷物の受渡しを行い得る第二位置と
の間で移動可能に設けられ、その第二位置におい
ては搬送車の進路上から外れているが、第一位置
またはその第一位置への移動経路上において自身
の少なくとも一部が搬送車の進路上に位置する少
なくとも1個の移動プラツトホームと、eその移
動プラツトホームの搬送車の進路上に位置するこ
とのある部分に取り付けられ、発信器から発せら
れた超音波を受信器に向かつて反射させる反射板
とを含むように構成される。
作 用 このように構成された搬送装置においては、搬
送車が荷物の受渡しを行うべく移動プラツトホー
ムに接近するとき、移動プラツトホームとは第二
位置にあり、搬送車の進路上から外れていて搬送
車の走行を妨害せず、搬送車は移動プラツトホー
ムとの間で荷物の受渡しを行い得る位置に達す
る。そして、搬送車と移動プラツトホームとの間
で荷物の受渡しが行われた後、搬送車が発車し、
移動プラツトホームが搬送車の進路内に進入して
も衝突しない位置に至れば、移動プラツトホーム
は第一位置へ移動し、固定プラツトホームとの間
で荷物の受渡しを行う。
移動プラツトホームが固定プラツトホームの荷
物を搬送車に渡す場合には、第一位置において固
定プラツトホームから荷物を受け取り、第二位置
において搬送車に渡し、移動プラツトホームが搬
送車の荷物を固定プラツトホームに渡す場合に
は、第二位置において搬送車から荷物を受け取
り、第一位置において固定プラツトホームに渡す
のである。
また、無人搬送車に設けられた制御装置の発信
器が搬送車の進行方向に超音波を発しており、移
動プラツトホームの少なくとも一部が搬送車の進
路上に位置するときには、その部分に設けられた
反射板が上記制御装置の受信器に向かつて超音波
を反射させ、制御装置はこの反射された超音波に
基づいて移動プラツトホームが進路上に位置する
ことを検知し、搬送車を停止させる。
考案の効果 このように移動プラツトホームが固定プラツト
ホームと搬送車との間の荷物の受渡しを中継する
ようにすれば、種々の効果を得ることができる。
例えば、無人搬送車における荷物の移動方向と固
定プラツトホームにおける荷物の移動方向とが異
なる状態で搬送車と固定プラツトホームとの間で
荷物の受渡しを行うことが可能となる。移動プラ
ツトホームをその荷物の移動方向が第二位置にお
いて搬送車における荷物の移動方向と一致し、第
一位置において固定プラツトホームにおける荷物
の移動方向と一致するようにすれば、搬送車と固
定プラツトホームとの荷物の移動方向が異なつて
いても、移動プラツトホームを介して荷物の受渡
しを行うことができ、搬送車の走行方向や固定プ
ラツトホームの設置位置、設置方向が制限される
ことがなくなるのであつて、搬送システムの設計
の自由度が向上する効果が得られる。
また、実施例において詳述するように、移動プ
ラツトホームを2個設けることにより、搬送車を
1回停止させるのみで、搬送車から固定プラツト
ホームへの荷物の移載と、固定プラツトホームか
ら搬送車への荷物の移載との両方を行うことが可
能となる。
しかも、移動プラツトホームが搬送車の進路上
に位置することが制御装置により検出されて搬送
車が停止させられるため、移動プラツトホームと
搬送車とが衝突することはなく、搬送車、移動プ
ラツトホームや荷物が破損することがない。搬送
車の進路を通つて2つの位置に移動する移動プラ
ツトホームを使用し、その中継により固定プラツ
トホームと搬送車との間で荷物の受渡しを行おう
とすれば、故障、誤作動等によつて移動プラツト
ホームが搬送車の進路上に位置して搬送車と衝突
する恐れがあるのであるが、制御装置の設置によ
り、その衝突を回避することができるのである。
さらにまた、移動プラツトホームの、搬送車の
進路上に位置することのある部分に反射板が設け
られ、超音波を広い面積で受け止めてこれを受信
器に向かつて反射するため、制御装置の検知能力
を弱くしておいても、障害となる移動プラツトホ
ームの存在が確実に検知される。そして、制御装
置の検知能力が弱ければ、搬送車の進行の妨げと
はならないような小さい物体が制御装置によつて
検知されることはなく、搬送車がそのような小さ
い物体の存在によつて誤つて停止させられること
がない。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。第1図および第2図はその実施例であ
る搬送装置の一構成要素としての無人搬送車10
を示したものである。この搬送車10は地上また
は床上に敷設された誘導線に沿つて自動的に走行
する電磁誘導搬送車であつて、前後部に制御装置
12が、また中央部にパレツト積載装置14が設
けられている。パレツト積載装置14は車体の左
右方向に配列された2列の駆動ローラ16を備え
ており、この駆動ローラ16の回転によつてパレ
ツトが搬送車10に引き込まれ、もしくは搬送車
10から押し出される。すなわち、駆動ローラ1
6およびそれを駆動する装置が移載装置を構成し
ているのである。しかも、この駆動ローラ16は
車両の走行中においては回転を阻止されており、
パレツトを支持する役割をも果たす。なお、18
はガイドレールであり、20はストツパである。
ストツパ20は車体の両側部に設けられており、
互いに独立に昇降可能であつて、車体の右側から
パレツトが載せられる際には右側のストツパ20
が下降させられる一方、左側のストツパ20が上
昇させられてパレツトの移動限度を規定するので
あり、左側からパレツトが載せられる場合には右
側のストツパ20が作用させられるのである。
一方、制御装置12は、第1図、第2図および
第3図に示すように、搬送車10の前端部と後端
部とにおいて所定の高さ位置に設けられた発信器
21と受信器23および制御部25を有してい
る。発信器21は搬送車10の進行方向に向かつ
て超音波を発し、また受信器23はその進行方向
前方で反射された超音波を受信するためのもの
で、制御部25は第3図に示すように、発信器2
1から発せられた超音波が前方の障害物29によ
つて反射されたとき、搬送車10を停止させるよ
う動作する。
上記無人搬送車10は第4図に示すプラツトホ
ームとパレツトの受け渡しを行うのであるが、こ
のプラツトホームは1個の固定プラツトホームと
しての主プラツトホーム22と移動プラツトホー
ムとしての2個の補助プラツトホーム24および
26とから構成されている。補助プラツトホーム
24および26が図中実線で示す位置(第二位
置)にある状態で搬送車10が両プラツトホーム
24,26間に進入してパレツトの受渡しを行
い、無人搬送車10が両補助プラツトホーム2
4,26間から出た後に、両補助プラツトホーム
24および26が図中二点鎖線で示すように主プ
ラツトホーム22の荷物受渡し部に近接した位置
(第一位置)へ回転し、主プラツトホーム22と
の間においてパレツトの受渡しを行うようにされ
ている。以下、各プラツトホームについて詳細に
説明する。
主プラツトホーム22のフレーム27上にはロ
ーラコンベヤ28,30および32が設けられて
いる。ローラコンベヤ28と32とは互いに平行
に設けられて、それらの一端部に対して直角にロ
ーラコンベヤ30が設けられ、これらによつてコ
の字形の搬送路が形成されている。また、その搬
送路の各曲がり角にはリフタ34および36が設
けられている。ローラコンベヤ28,30および
32ならびにリフタ34および36上には多数の
遊転ローラ38が配列されて搬送面を形成してお
り、これらの上をパレツトが軽快に移動し得るよ
うになつている。さらに、上記コの字形の搬送路
はガイドレール39,41によつて画定されてお
り、これらガイドレール39,41ならびに上記
ローラコンベヤ28,30,32およびリフタ3
4,36等によつて主搬送装置が構成されてい
る。
ローラコンベヤ32は第5図に示すようにロー
ラコンベヤ30の側が高く、補助プラツトホーム
26の側が低くなるように緩い角度で傾斜させら
れており、かつ、ローラコンベヤ30の側の端部
がローラコンベヤ30より高くされている。ま
た、リフタ36上の遊転ローラ38によつて形成
される搬送面もローラコンベヤ32の搬送面と同
角度で傾斜させられており、シリンダ40によつ
てローラコンベヤ30より下方の下降位置とロー
ラコンベヤ32と同等またはそれ以上の高さの上
昇位置との間で昇降させられるようになつてい
る。したがつて、ローラコンベヤ30に支持され
ているパレツトはリフタ36の上昇に伴つてロー
ラコンベヤ30の搬送面から浮き上がらされ、そ
の底面がローラコンベヤ32の搬送面より高くな
つたとき、リフタ36の搬送面の傾斜によつてロ
ーラコンベヤ32上へ移動させられ、さらにロー
ラコンベヤ32の傾斜によつてローラコンベヤ3
2の低い側へ移動させられることとなる。
ローラコンベヤ32の低い側の端部にはストツ
パ装置42が設けられており、ローラコンベヤ3
2上を移動してきたパレツトを所定の位置に停止
させるようになつている。ストツパ装置42は、
フレーム27に回転可能に支持された回転軸44
とそれから半径方向に延び出たストツパアーム4
6とを備えている。回転軸44からは更に駆動ア
ーム48が半径方向に延び出させられ、その先端
にシリンダ50が連結されて回転軸44を介して
ストツパアーム46をその先端部がローラコンベ
ヤ32の上面より突出した作用位置とそれより引
つ込んだ非作用位置との間で回動させるようにな
つている。
以上、ローラコンベヤ30とリフタ36とロー
ラコンベヤ32との関係を説明したが、この説明
は他のローラコンベヤとリフタとにもあてはま
る。すなわち、ローラコンベヤ28はローラコン
ベヤ30側が低くなるように傾斜させられてお
り、また、ローラコンベヤ30はローラコンベヤ
32側が低くなるように傾斜させられていて、ロ
ーラコンベヤ28とリフタ34とローラコンベヤ
30との関係も上記ローラコンベヤ30とリフタ
36とローラコンベヤ32との関係と同様とされ
ているのである。また、ローラコンベヤ28のリ
フタ34の手前の部分にはストツパ装置42と同
様なストツパ装置52が、ストツパ装置42とは
逆方向に配設されている。
一方、前記補助プラツトホーム26は第5図か
ら明らかなように回転台53を備えており、この
回転台53は固定の支持台54に回転可能に支持
された回転軸56と、ブラケツト58によつて回
転台53の下面に取り付けられた2個の車輪60
とによつて回転軸56の回りに回転可能に支持さ
れている。また、回転台53の下面に固定された
ピン62に、支持台54によつて回動可能に支持
されたシリンダ64のピストンロツドが連結され
ており、このシリンダ64によつて回転台53、
すなわち、補助プラツトホーム26が回転させら
れるようになつている。
回転台53の上面には、長手状の一対の支持台
65が矩形をなす補助プラツトホーム26の一辺
に平行に設けられている。この支持台65の長手
方向の各端部にはスプロケツトが回転可能な状態
で設けられており、このスプロケツトに、パレツ
トを載せてこれを移動させるためのチエーン72
が巻き掛けられている。チエーン72の上側半分
は支持台65の上部に形成されたバツクアツプ部
67によつて支持されるようになつている。一対
のチエーン72は第4図および第5図に示すよう
に、減速機付モータ74によつて、チエーン76
および駆動軸78を介して正逆両方向に駆動され
るようになつている。一対のチエーン72の外側
には一対のガイドレール80がチエーン72に平
行に配設されており、以上によつて補助搬送装置
が構成されている。
以上、補助プラツトホーム26について説明し
たが、補助プラツトホーム24もほぼ同様な構成
であつて、回転台82が回転軸84を介して支持
台86に取り付けられるとともに、2個の車輪8
8によつて支持されており、シリンダ90によつ
て回転させられるようになつている。回転台82
の上面には減速機付モータ92によつて駆動され
る一対のチエーン94が互いに平行に配設され、
かつ、その外側には一対のガイドレール96が設
けられて、これらにより補助搬送装置が構成され
ている。98はストツパである。
上記補助プラツトホーム26および24はいず
れも全体として矩形状をなしているが、それらの
回転中心、すなわち、回転軸56および84の位
置は上記矩形の中心からずれた特定の位置に選定
されている。そのため、各補助プラツトホーム2
4,26が二点鎖線で示す第一位置にある状態に
おいては矩形の一辺100および102が主プラ
ツトホーム22の端縁104に平行に近接するこ
とができ、また、実線で示す第二位置においては
辺100および102が搬送車10の車幅よりや
や広い間隔を隔てて互いに平行に位置するととも
に、補助プラツトホーム24および26が主プラ
ツトホーム22から同じ距離離れた位置において
互い対向することができるようになつている。
これらの補助プラツトホーム24,26のそれ
ぞれには前述の発信器21から発せられた超音波
を反射させるための反射板108,110,11
2が設けられている。補助プラツトホーム26に
設けられた反射板108は、ガイドレール80と
チエーン72間の距離よりも僅かに広い幅を有し
ており、補助プラツトホーム26の辺102にお
ける辺114側の端部、つまり補助プラツトホー
ム26が第1位置に回転させられたときに搬送車
10の前方に位置する部位に取り付けられてい
る。この反射板108は第5図に示すように、上
下方向に一定の長さを有しており、その上側およ
び下側の各一端が、前記発信器21および受信器
23の設けられた位置よりもそれぞれ上側および
下側に位置するような高さ位置に取り付けられて
いる。
一方、補助プラツトホーム24側の二つの反射
板110,112はそれぞれ辺116,118の
側に取り付けられている。一方の辺118、つま
り補助プラツトホーム24が第二位置に回転させ
られたときに搬送車10の前面に対面する側の辺
118に取り付けられた反射板112は、その辺
118と水平方向の長さが同じとされている。ま
た、他方の辺116に取り付けられた反射板11
0は、補助プラツトホーム26に設けられた反射
板108とほぼ同じ大きさ、形状であり、かつ補
助プラツトホーム24の辺118側の端部、つま
り補助プラツトホーム24が第一位置に回転させ
られたとき、搬送車10の前方に位置する部位に
取り付けられている。本実施例における反射板1
10と118とは別体のものであるが、これらは
一体に形成されたものでもよい。
なお、第4図中120は補助プラツトホームを
覆う防護柵である。また、122および124は
センサで、搬送車10が補助プラツトホーム24
と26との間に所定の深さまで進入したことを検
知するためのものであり、126はその搬送車1
0の進入深さを規定するためのストツパである。
次に上記構成の装置の作動を説明する。
補助プラツトホーム24および26は通常は第
4図に実線で示す第二位置において待機してお
り、補助プラツトホーム26は空パレツトを支持
している。この状態の補助プラツトホーム24,
26間に搬送車10が第4図に二点鎖線で示す位
置まで進入するとセンサ122および124がこ
れを検知し、その検知信号に基づいて搬送車10
が停止させられるとともに搬送車10上の移載装
置と補助プラツトホーム24および26上の補助
搬送装置とが起動される。その結果、搬送車10
によつて搬送されてきたワークの積載されたパレ
ツトが補助プラツトホーム24に移載されるとと
もに、補助プラツトホーム26上から空パレツト
が搬送車10に移載される。
この移載の完了が、図示しないリミツトスイツ
チ等の検出器によつて検出され、その検出信号に
基づいて搬送車10が後退させられて補助プラツ
トホーム24,26間から抜け出た後、シリンダ
90および64が作動させられ、両補助プラツト
ホーム24および26が第4図中二点鎖線で示す
第一位置へ回転させられる。この位置においては
補助プラツトホーム24および26上の補助搬送
装置が主プラツトホーム22上の主搬送装置の両
端部、すなわち、ローラコンベヤ28と32との
両端部に連なる状態となる。
この状態において補助プラツトホーム24上の
補助搬送装置が搬送車10からパレツトを受け取
つた場合とは逆向きに作動させられ、ワークの積
載されたパレツトがローラコンベヤ28上へ移さ
れる。ローラコンベヤ28は前述のようにリフタ
34側が低くなるように傾斜させられているた
め、パレツトは自然にリフタ34側へ移動させら
れ、ストツパ装置52によつて停止させられてこ
の位置で待機させられる。
一方、補助プラツトホーム26側においてはス
トツパ装置42が非作用状態とされ、ローラコン
ベヤ32上で待機させられていた空パレツトが補
助プラツトホーム26上へ移動する。このとき補
助プラツトホーム26上の補助搬送装置は搬送車
10に空パレツトを移載した場合と同じ向きに作
動して、空パレツトをローラコンベヤ32から受
け取る。空パレツトの補助プラツトホーム26へ
の移動が完了すると、これがリミツトスイツチ等
の検出器によつて検出される。
以上のように主プラツトホーム22との間のパ
レツト受渡しが終了した後、シリンダ90および
64が前記検出器からの検出信号に基づいて作動
させられ、補助プラツトホーム24および26が
再び第3図に実線で示す第二位置まで回転させら
れる。即ち、次の搬送車10の到着に備えて待機
した状態となるのである。
また、前述のようにストツパ装置52によつて
停止させられていた、ワークの積載されたパレツ
トは、例えば作業者のスイツチ操作によつてスト
ツパ装置52が非作用状態とされることによつて
リフタ34の上方位置へ移動させられる。そし
て、この位置においてパレツト上のワークが作業
者によつて取り出され、加工ラインもしくは組立
ラインに供給される。
リフタ34の上方位置において上記のようにワ
ークが取り出され、空になつたパレツトはリフタ
34の上昇に伴つてローラコンベヤ28から浮き
上がらされ、リフタ34の搬送面の傾斜によりロ
ーラコンベヤ30上へ移動させられ、さらにロー
ラコンベヤ30の最も低い位置まで移動させられ
る。この位置においてパレツトからワークが取り
出されることも可能であるが、本実施例において
は既にリフタ34の上方位置においてワークが取
り出されてパレツトは空になつているため、パレ
ツトがローラコンベヤ30の最も低い位置まで移
動した直後にリフタ36が上昇させられ、空パレ
ツトがローラコンベヤ32へ移され、さらにこの
ローラコンベヤ32の傾斜により、ストツパ装置
42のストツパアーム46に当接するまで移動さ
せられて、この位置で待機させられる。
上述の説明からも明らかなように、補助プラツ
トホーム24,26は通常は搬送車10の進入を
許容する第二位置にあり、それらの間に進入した
搬送車10と補助プラツトホーム24,26との
間でパレツトの受渡しが完了して搬送車10が補
助プラツトホーム24,26間から抜け出たと
き、あるいは補助プラツトホーム24,26と主
プラツトホーム22との間でパレツトの受渡しが
完了したときに、前記検出器から発せられる検出
信号に基づいて補助プラツトホーム24,26が
第二位置から第一位置へ、あるいは第一位置から
第二位置へと回転させられる。従つて、通常の状
態においてはこれら補助プラツトホーム24,2
6が搬送車10の走行の障害になることはない。
しかしながら、上記の検出器等が誤つて検出信号
を発するなど、上記装置が誤動作する虞も有り得
るのであり、したがつて搬送車10が主プラツト
ホーム22に向かつて前進してくるときに、補助
プラツトホーム24,26が搬送車10の進路を
塞ぐ第一位置に位置しているような場合も生じ得
る。
また、補助プラツトホーム24,26が第二位
置へ回転させられたときに、本来の正しい位置に
位置決めされず、特に補助プラツトホーム24に
おいて、その一部が搬送車10の進路上に位置し
てしまうような場合も生じ得る。そして、このよ
うな状態で主プラツトホーム22に向かつて進む
搬送車10がそのまま前進を続けると、搬送車1
0が補助プラツトホーム24に衝突することにな
る。ところがこの搬送車10には、進行方向前方
に障害物があるとこれを検知して搬送車10を停
止させる制御装置12が設けられており、また、
補助プラツトホーム24,26には、障害物の存
在を知らせる反射板108,110,112が取
り付けられているために、衝突が未然に防止され
る。すなわち、補助プラツトホーム24,26の
いずれか一方、あるいは両方が第一位置にあると
き、あるいは第二位置に位置する補助プラツトホ
ーム24の一部が搬送車10の進路上に突き出し
た状態にあるときに搬送車10が前進してくる
と、搬送車10の前端部の発信器21から発せら
れる超音波がこれら補助プラツトホーム24,2
6に取り付けられた反射板108,110,11
2によつて反射される。反射板108,110,
112は上記何れの場合においても搬送車10の
前面に略対面した状態となつているため、発信器
21から発せられた超音波は受信器23に向かつ
て反射される。超音波を受信した制御装置12は
搬送車10を停止させ、搬送車10が補助プラツ
トホーム24,26に衝突するのを防ぐ。
このように上記装置においては、搬送車10が
補助プラツトホーム24,26に衝突することが
防止される。従つて、この衝突によつて搬送車1
0または補助プラツトホーム24,26が損傷を
受けるようなことがないのである。また、衝突が
防がれることから、衝突によつて搬送車10上の
パレツトが横転し、あるいは搬送車10から落下
したりする不都合を生じるおそれもなく、従つて
落下した荷物を再びパレツトに入れる等の余分の
作業を行わなくても済むのである。
ところで、本実施例に示すプラツトホームは主
プラツトホーム22と補助プラツトホーム24,
26とに分けられて、そのプラツトホーム24,
26が回転し得る構成とされており、これによつ
て搬送車10の稼働率が高められるようになつて
いる。
従来一般に用いられているプラツトホームは固
定位置に設けられたものであり、このようなプラ
ツトホームにおいて搬送車に載せられたパレツト
をプラツトホームに移動させ、あるいはプラツト
ホームからパレツトを搬送車に載せるためには、
搬送車の進行方向に二つの荷物受渡し部を並べて
設けることが必要となる。それらのいずれか一方
の荷物受渡し部でパレツトを搬送車からプラツト
ホームへと渡し、他方の荷物受渡し部でプラツト
ホームから搬送車へとパレツトを移動させるので
ある。このため搬送車がプラツトホームにおいて
一方の荷物受渡し部から他方の荷物受渡し部へと
移動しなければならず、その間の時間がロス時間
となつて搬送車の稼働率が低下させられる原因と
なる。ところが上記装置では、補助プラツトホー
ム24,26が回転し得る構成とされたことによ
つて、プラツトホームでの搬送車10の移動は必
要なくなつた。主プラツトホーム22との間でパ
レツトの受渡しを行つた補助プラツトホーム2
4,26は、前述したようにその後第二位置へ回
転させられてそこで待機し、そしてそれらの間に
進入してきた搬送車10との間でパレツトの受渡
しをなすのである。すなわち搬送車10は一度停
止するだけで足りるのであり、これによつて搬送
車10の稼働率が高められるのである。
ところが補助プラツトホーム24,26を回転
し得る構成とすることによつて、これらに搬送車
10が衝突するおそれを生じるという新たな問題
が惹起される。搬送車10が補助プラツトホーム
24,26に衝突したり、これによつてパレツト
が横転したりすれば、これらを元に戻す時間、搬
送車10を止めておかなければならず、結果的に
搬送車10の稼働率を低下させてしまうことにも
なりかねない。前述の反射板108,110,1
12、制御装置12等からなる衝突防止装置は、
その新たな問題を解決するものであり、この衝突
防止装置によつて搬送車10と補助プラツトホー
ム24,26との衝突が回避されることと、移動
可能な補助プラツトホーム24,26を有する上
記プラツトホームが搬送車10を一位置に停止さ
せるだけでパレツトの受渡しを可能としているこ
ととがあいまつて搬送車10の稼働率をより一層
高め得る効果を生じるのである。
以上本考案の実施例を詳述してきたが、本考案
はその他種々の異なつた形態で実施することが可
能である。例えば補助プラツトホームは上記のよ
うな形態に限定されるものではなく、その他の形
態で設けられたもの、あるいはその他の移動運動
をなすように設けられたものであつても本考案を
適用することが可能である。また、反射板は移動
プラツトホームの形状、移動運動の移動特性など
に応じて、その大きさ、形状、取付部位も適宜変
更し得るのであり、例えば上記実施例において、
補助プラツトホーム24が第一位置と第二位置と
のほぼ中間で停止した状態(反射板112が搬送
車10の進行方向に対して大きく傾いた状態)と
なり得るような場合においては、反射板を複数に
分割して互いに異なる方向を向けて配設し、補助
プラツトホーム24がいかなる回転位置にある状
態においてもいずれかの反射板が搬送車10の進
行方向にほぼ直角に対面して送信器から発せられ
た超音波を受信器に向かつて反射させるようにす
ることが有効なのである。
その他一々例示はしないが、本考案は当業者の
知識に基づいて適宜の変更を加えて実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案の一実施
例である搬送装置の一構成要素としての無人搬送
車の平面図、および側面図であり、第3図はその
搬送車に設けられた制御装置の作動を説明するた
めの説明図である。第4図および第5図は第1図
および第2図の無人搬送車と共に本考案の一実施
例である搬送装置を構成するプラツトホームを示
す平面図および要部側面図(一部断面)である。 10:無人搬送車、12:制御装置、21:発
信器、22:主プラツトホーム、23:受信器、
24,26:補助プラツトホーム、25:制御
部、28,30,32:ローラコンベヤ、34,
36:リフタ、42,52:ストツパ装置、7
2:チエーン、74:減速機付モータ、80:ガ
イドレール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 荷物を積載して無人で走行する無人搬送車と、
    その搬送車に設けられ、該搬送車の進行方向に向
    かつて超音波を発する発信器と、反射された超音
    波を受信する受信器と、受信された超音波に基づ
    いて前記搬送車の進行方向における一定距離以内
    の障害物の有無を判断し、障害物有りと判断した
    とき当該搬送車を停止させる制御手段とを有する
    制御装置と、 荷物の受渡し部を備え、固定位置に設けられた
    固定プラツトホームと、 その固定プラツトホームと前記搬送車との間の
    荷物の受渡しを中継する移動プラツトホームであ
    つて、固定プラツトホームの荷物受渡し部に近接
    し、固定プラツトホームとの間で荷物の受渡しを
    行い得る第一位置と、固定プラツトホームから離
    間し、前記搬送車との間で荷物の受渡しを行い得
    る第二位置との間で移動可能に設けられ、その第
    二位置においては前記搬送車の進路上から外れて
    いるが、第一位置またはその第一位置への移動経
    路上において自身の少なくとも一部が搬送車の進
    路上に位置する少なくとも1個の移動プラツトホ
    ームと、 その移動プラツトホームの前記搬送車の進路上
    に位置することのある部分に取り付けられ、前記
    発信器から発せられた超音波を前記受信器に向か
    つて反射させる反射板と を含むことを特徴とする荷物の搬送装置。
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JPS57117009A (en) * 1981-01-14 1982-07-21 Mitsubishi Electric Corp Safety device of unattended carrying car

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