JPH0353281A - 温度表示ラベルおよびこれを用いた異常過熱管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば、自走式トロリコンベヤのトロリの
ような自走車の走行モ”一夕に張り付けられ、異常過熱
温度になると色が変化して温度を表示する温度表示ラベ
ルおよびこれを用いた異常過熱管理装置に関する。

従来の技術 従来の温度表示ラベルとしては、媒体上に、異常過熱温
度に達すると色が変化する感温素子よりなる感温部が所
要面積で設けられているものが知られている。

管理対象物である自走車の走行モータ等の異常過熱の管
理をするには、上記の温度表示ラベルを、同モータ等に
張り付けておいて、感温部の色の変化の有無を、管理人
が、例えば週に１回とかいうように定期的にチェックし
て異常過熱を発見し、異常加熱にともなう必要な処置、
例えばモータの修理等を行っていた。

発明が解決しようとする課題 上記のように、管理人によるチェックであるため、感温
部の色の変化を見落とすこともあるし、チェックが定期
的であるため、感温部の色の変化を発見した場合、その
時点までに異常過熱状態が長期間経過していて、モータ
の修理等をするには、既に手遅れで修理不能の場合があ
った。

この発明の目的は、異常過熱を確実かつ早期に発見する
ことができ、異常過熱にともなう必要な処置を素早くす
ることができる温度表示ラベルおよびこれを用いた異常
過熱管理装置を提供することにある。

課題を解決するための手段 この発明による温度表示ラベルは、媒体上に、冗常過熱
温度を示すバーコードとなるべき白と黒の平行バーが表
示され、１以上の白のバーの幅方向中間部に、少なくと
も１つの線状感温部が設けられ、感温部は、異常過熱温
度未満では白であるが、異常過熱温度に達すると黒に変
化する感温素子よりなるものである。

この発明による異常過熱管理装置は、上記温度表示ラベ
ルが、一定の経路にそって移動する管理対象物に張付け
られ、管理対象物移動経路の所要か所に、バーコード読
取装置が配置されているものである。

また、この発明による他の異常過熱管理装置は、上記温
度表示ラベルが、複数位置に配置固定された管理対象物
にそれぞれ張付けられ、各管理対象物を順次経由して移
動する移動体に、バーコード読取装置が装備されている
ものである。

この明細書において、白と黒とは、２つの色の明るい方
を白、暗い方を黒というものとし、例えば、白には明る
い灰色が、黒には暗い灰色がそれぞれ含まれるものとす
る。

作　　用 この発明による温度表示ラベルでは、媒体上に、異常過
熱温度を示すバーコードとなるべき白と黒の平行バーが
表示され、１以上の白のバーの幅方向中間部に、少なく
とも１つの線状感／ａ部が設けられ、感温部は、異常過
熱温度未満では白であるが、異常過熱温度に達すると黒
に変化する感温素子よりなるから、温度表示ラベルが管
理対象物に張り付けられて管理対象物が異常過熱温度に
達すると、線状感温部が白から黒に変化し、温度表示ラ
ベルの媒体上に、異常過熱温度がバーコードとして表示
される。

この発明による異常過熱管理装置では、上記温度表示ラ
ベルが、一定の経路にそって移動する管理対象物に張付
けられ、管理対象物移動経路の所要か所に、バーコード
読取装置が配置されているから、管理対象物が異常過熱
温度に達すると、温度表示ラベルの媒体上に、異常過熱
温度がバーコードとして表示され、管理対象物がバーコ
ード読取装置のところに至ると、同媒体上に表示された
バーコードが読取装置で読み取られる。

また、この発明による他の異常過熱管理装置では、上記
温度表示ラベルが、複数位置に配置固定された管理対象
物にそれぞれ張付けられ、各管理対象物を順次経由して
移動する移動体に、バーコード読取装置が装備されてい
るから、いずれかの管理対象物が異常過熱温度に達する
と、これに張付けられた温度表示ラベルの媒体上に、λ
常過熱温度がバーコードとして表示され、移動体が異常
過熱温度に達した管理対象物のところに至ると、同媒体
上に表示されたバーコードが読取装置で読み取られる。

実　　施　　例 この発明の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。

第１図〜第５図に、種々な温度表示ラベルが示されてい
る。

第１図に示す温度表示ラベルは、白地の紙のような媒体
１ｌ上に、白と黒の平行バー１２．　１３が表示されて
いるものである。白のバー１２の幅方向中間部には、並
列線状感温部ｌ４が設けられている。感温部１４は感温
素子よりなる。感温素子は、指示温度未満では白である
が、指示温度に達すると黒に変化する。感温素子が黒に
変化すると、媒体１ｌ上には、指示温度がバーコードと
して表示される。指示温度は、例えば５０℃である。ま
た、感温素子は、一旦色変化すると元には戻らない不可
逆タイプのものである。

第２図に示す温度表示ラベルの媒体１５上には、２つの
群の平行バー１８．　１７が表示されている。

各群の平行バー１８．　１７には、第１図に示す平行バ
ーと同じ様に、感温部１８．　１９がそれぞれ設けられ
ているが、各感温部１８．　１９の指示温度は別々に設
定されており、それぞれの指示温度は、例えば５０℃と
６０℃である。

第３図に示す温度表示ラベルの媒体２１上には、２つの
群の平行バー２２．　２３よりなる温度表示コード２４
と、これと並んだ品番表示コード２５とが表示されてい
る。温度表示コード２４は、第２図に示されたものと同
じである。品番表示コード２５は、装置Ｎα、キャリャ
Ｎａ．のような品番をバーコードとして表示するもので
あるが、その平行バーは温度によって変化することなく
、常に一定である。

第４図に示すＲ度表示ラベルの媒体２ｌ上には、第３図
に示したものと同じ温度表示コード２４および品番表示
コード２５が表示されるとともに、これの下方のマージ
ンの部分に、各コード２４，２５の表示に対応する文字
２８．　２７が表示されている。この温度表示ラベルで
は、これを新品のものと交換する場合、文字２６．　２
７を目視で簡単に読取ることができるため、間違えるこ
とがない。

第５図に示す温度表示ラベルは、第４図に示す温度表示
ラベルを、丁度、温度表示コード２４の部分と、品番表
示コード２５の部分とに分断することにより、別々のラ
ベル２８．　２９としたものである。ラベルを交換する
場合、温度表示コード２４のラベル２８だけを、品番表
示コード２５のラベル２９をそのままにして交換すれば
よいから、経済的である。

第６図に、自走式トロリコンベヤが示されている。

トロリコンベヤは、レール３１上を走行する前部駆動ト
ロリ３２および後部従動トロリ３３と、両トロリ３２．
　３３に吊り下げられているキャリャ３４とを有してい
る。キャリャ３４には車ボディ３５が支持されている。

第７図に、レール３ｌおよび駆動トロリ３２の詳細が示
されている。

レール３ｌは、みぞ形鋼状のものであって、垂直ウエツ
ブ４１および上下のフランジ４２．　４３よりなる。上
下のフランジ４２．　４３の下面には案内棒４４，　４
５がそれぞれ設けられている。

駆動トロリ３２は、下フランジ４３で受けられている走
行輪４６と、キャリャ３４より上向きにのびて走行輪４
６の回転軸４７を支持しているＬ字状フレーム４８と、
フレーム４８の高さの中程にギヤボックス４９を介して
前向きに装備されかつギヤボックス内の図示しないギヤ
を介して回転軸４７を駆動するモータ５１とよりなる。

フレーム４８の上端には、上案内棒４４を両側から挾付
けている一対の上垂直ローラ５２および上案内棒４４の
下面に当てられている一対の水平ローラ５３が上ブラケ
ット５４を介して取付けられている。フレーム４８の高
さの中程には下案内棒４５をこれの長さ方向に間隔をお
いた２か所で挾付けている２対の下垂直ローラ５５が下
ブラケット５６を介して取付けられている。管理対象物
であるモータ５１の外側面の高さの中程には温度表示ラ
ベル５７が水平に張り付けられ、これに、バーコードリ
ーダ６｛のスキャナ６２が臨まされている。

第８図に示すように、本線レール３ｌの途中には転てつ
器６３が設けられ、転てつ器６３から分岐した支線レー
ル８４は図示しない検査ステーションへ導かれている。

転てつ器６３の少し手前に、上記バーコードリーダ６ｌ
のスキャナ６２が配置され、さらにその手前にリミット
スイッチ６５が配置されている。

リミットスイッチ６５のところにトロリ３２が差し掛か
ると、リミットスイッチ６５が入れられ、これにより、
バーコードリーダ６１の作動スイッチが制御装置６６を
通じて入れられる。ついで、トＯり３２が前進してその
モータ５１に張り付けられた温度表示ラベル５７がスキ
ャナ６２の前を通過すると、ラベル５７に表示されたバ
ーコードがリーダ６１で読取られる。読取られたデータ
は制御装置６６に入力される。制御装置６６はＣＰＵ６
７で制御される。ＣＰＵ６７には、管理すべき温度とし
て設定したデータを記憶している記憶手段、リーダ６１
で読取られたデータを順次記録する記録手段および記憶
手段に記憶されているデータとリーダで読取られたデー
タを比較してその偏差を求める演算手段が備わっており
、その偏差が零であると演算されると、ＣＰＵ６７の指
令に基づいて制御装置６Ｇが作動し、本線レール３ｌに
支線レール６４が接続されるように転てつ器６３が切換
えられ、警報装置Ｇ８から異常過熱発見警報が出され、
温度表示装置６９には異常過熱温度が表示される。

本線レール３１に支線レール６４が接続されると、支線
レール６４により両トロリ３２．　３３は検査ステーシ
ョンへ導かれ、そこでモータ５ｌの検査が行われる。

第９図に示すように、本線レール３１は、閉ループを描
いており、その途中２か所に転てつ器６３および支線レ
ールＢ４が設けられている。各転てつ器Ｂ３の手前には
、図示しないが、勿論バーコードリーダ６Ｌが配置され
ている“。異常過熱温度が発生した場合、これを一番近
くのバーコードリーダ６１が発見し、その後直ちに支線
レール６４を通じて検査ステーションへトロリ３２．　
３３が導かれる。

第１０図に、他の実施例が示されている。この実施例で
は、管理対象物である複数の装置７１〜７５が床等の複
数位置に配置固定され、各装置７１〜７５には温度表示
ラベル７６が張付けられている。一方、各装置７１〜７
５のすぐそばを通ってレール７７がのびており、レール
７７にこれにそって移動するように移動体７８が設けら
れている。移動体７８には、上記したバーコードリーダ
６１（スキャナ６２のみ図示）が装備されている。いず
れかの装置７１〜７５が異常過熱温度に達すると、その
装置７１〜７５に張付けられた温度表示ラベル７Ｂに異
常過熱温度がバーコードとして表示される。

その温度表示ラベル７６のところに移動体７Ｂが至ると
、同温度表示ラベル７６に表示されたバーコードがリー
ダ６ｌで読取られる。また、この実施例の場合、上記し
た不可逆タイプの感温素子を用いてもよく、可逆タイプ
の感温素子を用いてもよい。後者の場合、ラベルを交換
することなく、異常過熱温度を何度も発見することが可
能である。

発明の効果 この発明による温度表示ラベルにおいては、温度表示ラ
ベルが管理対象物に張り付けられて管理対象物が異常過
熱温度に達すると、線状感温部が白から黒に変化し、温
度表示ラベルの媒体上に、異常過熱温度がバーコードと
して表示されるから、これをバーコード読取装置で確丈
に読取ることができる。

この発明による異常過熱管理装置においては、管理対象
物が異常過熱温度に達すると、温度表示ラベルの媒体上
に、異常過熱温度がバーコードとして表示され、管理対
象物がバーコード読取装置のところに至ると、同媒体上
に表示されたバーコードが読取装置で読み取られるから
、管理対象物の異常加熱を早期に発見することができる
。

また、この発明による他の異常過熱管理装置においては
、いずれかの管理対象物が異常過熱温度に達すると、こ
れに張付けられた温度表示ラベルの媒体上に、異常過熱
温度がバーコードとして表示され、移動体が異常過熱温
度に達した管理対象物のところに至ると、同媒体上に表
示されたバーコードが読取装置で読み取られるから、異
常過熱した管理対象物を早期に発見することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示し、第１図〜第５図はいず
れも温度表示ラベルの説明図、第６図は自走式トロリコ
ンベヤの側面図、第７図は同コンベヤの駆動トロリおよ
びその周辺部の破砕断面を含む斜視図、第８図は異常過
熱管理装置の概略構成を示す説明図、第９図はトロリコ
ンベヤ全体の構成を概略示す説明図、第１０図は他の実
施例を示す平面図である。 １１，　１５．　２１・・・媒体、１２．　１３・・・
バー　１４．　１８・・・感温部、３１・・・モータ、
５７・・・ラベル、６１・・・バーコードリーダ、７ｌ
〜７５・・・装置、７Ｂ・・・移動体。 以　　上 特 許　出　願　人　　　中西金属工業株式会社２７ 第５図 ｌｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、媒体上に、異常過熱温度を示すバーコードとなるべ
   き白と黒の平行バーが表示され、１以上の白のバーの幅
   方向中間部に、少なくとも１つの線状感温部が設けられ
   、感温部は、異常過熱温度未満では白であるが、異常過
   熱温度に達すると黒に変化する感温素子よりなる温度表
   示ラベル。 ２、請求項１記載の温度表示ラベルが、一定の経路にそ
   って移動する管理対象物に張付けられ、管理対象物移動
   経路の所要か所に、バーコード読取装置が配置されてい
   る異常過熱管理装置。 ３、請求項１記載の温度表示ラベルが、複数位置に配置
   固定された管理対象物にそれぞれ張付けられ、各管理対
   象物を順次経由して移動する移動体に、バーコード読取
   装置が装備されている異常過熱管理装置。