JPH0353201Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353201Y2 JPH0353201Y2 JP10802987U JP10802987U JPH0353201Y2 JP H0353201 Y2 JPH0353201 Y2 JP H0353201Y2 JP 10802987 U JP10802987 U JP 10802987U JP 10802987 U JP10802987 U JP 10802987U JP H0353201 Y2 JPH0353201 Y2 JP H0353201Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- ring
- transparent
- liquid
- sheets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 15
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lenses (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は焦点可変レンズに関する。
「従来の技術」
第3図は従来の焦点可変レンズの一例を表した
ものである(実開昭49−114951号公報参照)。
ものである(実開昭49−114951号公報参照)。
この焦点可変レンズでは、レンズ容器11、透
明板12、透明薄板13を備えた筒状体14の三
者をこの順で積層すると共に、これらを複数本の
回転防止ボルト15によつて非回転状態とし、さ
らに透明板12と筒状体14を連結ベルト16に
よつて連結し、連結ベルト16に設けた開口部1
7を介して透明の液体18を透明板12と透明薄
板13の間に充填し、開口部17をネジ19によ
つて密閉し、レンズ容器11に螺合されたレンズ
蓋20を回すことにより、液体18の圧力が変化
し、この圧力の変化に伴い透明薄板13が変移
し、焦点を変化させることができるようになつて
いる。
明板12、透明薄板13を備えた筒状体14の三
者をこの順で積層すると共に、これらを複数本の
回転防止ボルト15によつて非回転状態とし、さ
らに透明板12と筒状体14を連結ベルト16に
よつて連結し、連結ベルト16に設けた開口部1
7を介して透明の液体18を透明板12と透明薄
板13の間に充填し、開口部17をネジ19によ
つて密閉し、レンズ容器11に螺合されたレンズ
蓋20を回すことにより、液体18の圧力が変化
し、この圧力の変化に伴い透明薄板13が変移
し、焦点を変化させることができるようになつて
いる。
「考案が解決しようとする問題点」
ところで、従来のこのような焦点可変レンズで
は、レンズを実質的に構成スル部分つまり透明板
12と透明薄板13の部分が全体の中心部に位置
し、その両側にレンズ容器11やレンズ蓋12等
が位置するので、全体的にかなり厚くなつてしま
い、一般的なレンズ等と比べて取り扱いがかなり
不便であるという問題があつた。また、回転防止
用の複数本のボルト15を必要とするので、部品
点数が多く、コスト高となつてしまうという問題
があつた。さらに、液体18の密封を行う場合に
は、透明板12と透明薄板13の間に形成された
空間に空気が残らないように液体18を充填し、
次いで開口部17をネジ19で密閉し、次いでレ
ンズ容器11にレンズ蓋20を螺合させなければ
ならず、その作業がかなり面倒であるという問題
があつた。特に、この焦点可変レンズを小学生の
教材として使用しようとする場合には、透明板1
2と透明薄板13の間に形成された空間に空気が
残りやすいという問題があつた。
は、レンズを実質的に構成スル部分つまり透明板
12と透明薄板13の部分が全体の中心部に位置
し、その両側にレンズ容器11やレンズ蓋12等
が位置するので、全体的にかなり厚くなつてしま
い、一般的なレンズ等と比べて取り扱いがかなり
不便であるという問題があつた。また、回転防止
用の複数本のボルト15を必要とするので、部品
点数が多く、コスト高となつてしまうという問題
があつた。さらに、液体18の密封を行う場合に
は、透明板12と透明薄板13の間に形成された
空間に空気が残らないように液体18を充填し、
次いで開口部17をネジ19で密閉し、次いでレ
ンズ容器11にレンズ蓋20を螺合させなければ
ならず、その作業がかなり面倒であるという問題
があつた。特に、この焦点可変レンズを小学生の
教材として使用しようとする場合には、透明板1
2と透明薄板13の間に形成された空間に空気が
残りやすいという問題があつた。
この考案はこのような事情に鑑みてなされたも
ので、薄型化及び部品点数の減少を図ることがで
き、また液体を容易に密封することのできる焦点
可変レンズを提供することを目的とする。
ので、薄型化及び部品点数の減少を図ることがで
き、また液体を容易に密封することのできる焦点
可変レンズを提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
この考案では、メネジを有するリング状の一方
のシート保持体と、周囲を一方のシート保持体に
液密に保持された透明で適度の弾性を有する円形
の一方のシートと、一方のシート保持体のメネジ
に螺合されるオネジを有するリング状の他方のシ
ート保持体と、周囲を他方のシート保持体に液密
に保持された透明で適度の弾性を有する円形の他
方のシートと、互いに螺合される両シート保持体
の間をシールするためのシールリングとを焦点可
変レンズに具備させ、両シートの間に形成される
空間に透明の液体を密封して使用することを特徴
とするものである。
のシート保持体と、周囲を一方のシート保持体に
液密に保持された透明で適度の弾性を有する円形
の一方のシートと、一方のシート保持体のメネジ
に螺合されるオネジを有するリング状の他方のシ
ート保持体と、周囲を他方のシート保持体に液密
に保持された透明で適度の弾性を有する円形の他
方のシートと、互いに螺合される両シート保持体
の間をシールするためのシールリングとを焦点可
変レンズに具備させ、両シートの間に形成される
空間に透明の液体を密封して使用することを特徴
とするものである。
この考案によれば、両シート保持体の螺合状態
を変えると、液体の圧力が変化し、この圧力の変
化に伴い両シートが互いに離間したり接近したり
し、これにより焦点を変化させることができるこ
とになる。
を変えると、液体の圧力が変化し、この圧力の変
化に伴い両シートが互いに離間したり接近したり
し、これにより焦点を変化させることができるこ
とになる。
この考案によれば、両シートを厚さ方向の両側
に位置させることができることになるので、両シ
ート保持体による厚さ方向の寸法をほぼ全体の厚
さとすることができ、ひいては薄型化を図ること
ができることになり、また回転防止用のボルトを
必要としないので、その分部品点数を少なくする
ことができ、さらに例えば容器に蓄えた水中で両
シート保持体をただ単に螺合させることにより、
両シート間に空気が残らないようにして液体を密
封することができ、その作業をきわめて簡単に行
うことができることになる。
に位置させることができることになるので、両シ
ート保持体による厚さ方向の寸法をほぼ全体の厚
さとすることができ、ひいては薄型化を図ること
ができることになり、また回転防止用のボルトを
必要としないので、その分部品点数を少なくする
ことができ、さらに例えば容器に蓄えた水中で両
シート保持体をただ単に螺合させることにより、
両シート間に空気が残らないようにして液体を密
封することができ、その作業をきわめて簡単に行
うことができることになる。
「実施例」
以下、実施例につきこの考案を詳細に説明す
る。
る。
第1図及び第2図はこの考案の一実施例におけ
る焦点可変レンズを表したものである。
る焦点可変レンズを表したものである。
この焦点可変レンズは、2つのリング状のシー
ト保持体31,32を備えている。一方のシート
保持体31は、リング状の保持体本体33に形成
されたリング状の段部34にリング状の押さえ3
5が圧入等の方法によつて装着された構造であつ
て、段部34と押さえ35との間に透明で適度の
弾性を有する円形の一方のシート36の周囲が液
密に保持されている。リング状の保持体本体33
の内周面にはメネジ37が形成され、外周面には
リング状の溝38が形成され、ここにオーリング
等のシールリング39が設けられている。
ト保持体31,32を備えている。一方のシート
保持体31は、リング状の保持体本体33に形成
されたリング状の段部34にリング状の押さえ3
5が圧入等の方法によつて装着された構造であつ
て、段部34と押さえ35との間に透明で適度の
弾性を有する円形の一方のシート36の周囲が液
密に保持されている。リング状の保持体本体33
の内周面にはメネジ37が形成され、外周面には
リング状の溝38が形成され、ここにオーリング
等のシールリング39が設けられている。
他方のシート保持体32は、リング状の保持体
本体41に形成されたリング状の段部42にリン
グ状の押さえ43が圧入等の方法によつて装着さ
れた構造であつて、段部42と押さえ43との間
に透明で適度の弾性を有する円形の他方のシート
44の周囲が液密に保持されている。リング状の
保持体本体41の外周面にはオネジ45が形成さ
れている。
本体41に形成されたリング状の段部42にリン
グ状の押さえ43が圧入等の方法によつて装着さ
れた構造であつて、段部42と押さえ43との間
に透明で適度の弾性を有する円形の他方のシート
44の周囲が液密に保持されている。リング状の
保持体本体41の外周面にはオネジ45が形成さ
れている。
なお、一方のシート保持体31の段部34と押
さえ35の互いに対向する各面には断面凸R形状
の突起51,52がそれぞれリング状に形成され
ている。また、他方のシート保持体32の段部4
2と押さえ43の互いに対向する各面にも断面凸
R形状の突起53,54がそれぞれリング状に形
成されている。これらの突起51,52,53,
54は、各シート36,44の周囲を強固に保持
するためのものである。
さえ35の互いに対向する各面には断面凸R形状
の突起51,52がそれぞれリング状に形成され
ている。また、他方のシート保持体32の段部4
2と押さえ43の互いに対向する各面にも断面凸
R形状の突起53,54がそれぞれリング状に形
成されている。これらの突起51,52,53,
54は、各シート36,44の周囲を強固に保持
するためのものである。
この焦点可変レンズを使用する場合には、両シ
ート36,44の間に形成される空間に水等の透
明の液体61を密封し、両シート保持体31,3
2の螺合状態を変えると、両シート36,44が
互いに離間したり接近したりし、これにより焦点
が変化することになる。
ート36,44の間に形成される空間に水等の透
明の液体61を密封し、両シート保持体31,3
2の螺合状態を変えると、両シート36,44が
互いに離間したり接近したりし、これにより焦点
が変化することになる。
この焦点可変レンズで液体61を密封する場合
には、例えば洗面器やバケツ等の容器に水を入
れ、両シート保持体31,32を分離しその各シ
ート36,44を下側とした状態で水中に入れ、
この状態で各シート保持体31,32内に空気が
残つていないことを確認し、次いで水中で両シー
ト保持体31,32をただ単に螺合させることに
より、両シート36,44間に空気が残らないよ
うにして液体を密封することができる。
には、例えば洗面器やバケツ等の容器に水を入
れ、両シート保持体31,32を分離しその各シ
ート36,44を下側とした状態で水中に入れ、
この状態で各シート保持体31,32内に空気が
残つていないことを確認し、次いで水中で両シー
ト保持体31,32をただ単に螺合させることに
より、両シート36,44間に空気が残らないよ
うにして液体を密封することができる。
この焦点可変レンズでは、両シート36,44
間への水等の液体61の密封量により、凸レンズ
と凹レンズのいずれにもすることができる。
間への水等の液体61の密封量により、凸レンズ
と凹レンズのいずれにもすることができる。
両シート36,44の少なくとも一方を色彩を
有するものとした場合には、この焦点可変レンズ
を色付きレンズとして使用することができる。
有するものとした場合には、この焦点可変レンズ
を色付きレンズとして使用することができる。
なお、シート保持体31,32及びシート3
6,44をそれぞれ適宜の合成樹脂で形成し、両
者を熱接着するようにした場合には、押さえ3
5,43を省略することができる。
6,44をそれぞれ適宜の合成樹脂で形成し、両
者を熱接着するようにした場合には、押さえ3
5,43を省略することができる。
「考案の効果」
以上説明したようにこの考案によれば、両シー
トを厚さ方向の両側に位置させることができるの
で、両シート保持体による厚さ方向の寸法をほぼ
全体の厚さとすることができ、ひいては薄型化を
図ることができ、また回転防止用のボルトを必要
としないので、その分部品点数を少なくすること
ができ、ひいてはコストを低減することができ、
さらに例えば容器に蓄えた水中で両シート保持体
をただ単に螺合させることにより、両シート間に
空気が残らないようにして液体を密封することが
できるので、その作業をきわめて簡単に行うこと
ができることになる。
トを厚さ方向の両側に位置させることができるの
で、両シート保持体による厚さ方向の寸法をほぼ
全体の厚さとすることができ、ひいては薄型化を
図ることができ、また回転防止用のボルトを必要
としないので、その分部品点数を少なくすること
ができ、ひいてはコストを低減することができ、
さらに例えば容器に蓄えた水中で両シート保持体
をただ単に螺合させることにより、両シート間に
空気が残らないようにして液体を密封することが
できるので、その作業をきわめて簡単に行うこと
ができることになる。
両シートの少なくとも一方を色彩を有するもの
とした場合には、この焦点可変レンズを色付きレ
ンズとして使用することができる。
とした場合には、この焦点可変レンズを色付きレ
ンズとして使用することができる。
第1図はこの考案の一実施例における焦点可変
レンズを示す縦断側面図、第2図はその一部の拡
大断面図、第3図は従来の焦点可変レンズの一例
を示す縦断側面図である。 31,32……シート保持体、33,41……
保持体本体、34,42……段部、35,43…
…押さえ、36,44……シート、37……メネ
ジ、39……シールリング、45……オネジ、6
1……液体。
レンズを示す縦断側面図、第2図はその一部の拡
大断面図、第3図は従来の焦点可変レンズの一例
を示す縦断側面図である。 31,32……シート保持体、33,41……
保持体本体、34,42……段部、35,43…
…押さえ、36,44……シート、37……メネ
ジ、39……シールリング、45……オネジ、6
1……液体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) メネジを有するリング状の一方のシート保持
体と、周囲を一方のシート保持体に液密に保持
された透明で適度の弾性を有する円形の一方の
シートと、一方のシート保持体のメネジに螺合
されるオネジを有するリング状の他方のシート
保持体と、周囲を他方のシート保持体に液密に
保持された透明で適度の弾性を有する円形の他
方のシートと、互いに螺合される両シート保持
体の間をシールするためのシールリングとを具
備し、両シートの間に形成される空間に透明の
液体を密封して使用するように構成したことを
特徴とする焦点可変レンズ。 (2) 前記両シートの少なくとも一方は色彩を有す
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載の焦点可変レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10802987U JPH0353201Y2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10802987U JPH0353201Y2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6413002U JPS6413002U (ja) | 1989-01-24 |
JPH0353201Y2 true JPH0353201Y2 (ja) | 1991-11-20 |
Family
ID=31342979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10802987U Expired JPH0353201Y2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353201Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2034338A1 (en) * | 2007-08-11 | 2009-03-11 | ETH Zurich | Liquid Lens System |
-
1987
- 1987-07-14 JP JP10802987U patent/JPH0353201Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6413002U (ja) | 1989-01-24 |
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