JPH0353161Y2 - - Google Patents

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JPH0353161Y2
JPH0353161Y2 JP18363285U JP18363285U JPH0353161Y2 JP H0353161 Y2 JPH0353161 Y2 JP H0353161Y2 JP 18363285 U JP18363285 U JP 18363285U JP 18363285 U JP18363285 U JP 18363285U JP H0353161 Y2 JPH0353161 Y2 JP H0353161Y2
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sample
line sensor
line
slit
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のテールランプ、電気製品
(スイツチ、照明器具のカバー)、光学レンズ等の
材料に用いられる透明樹脂板に混入する異物を検
出する装置に関するものである。
この異物とは、樹脂製造工程中に混入するもの
で、一つは加熱による炭化物、もう一つは製造機
械から剥離した金属粉である。
製造中は、クリーンルームの採用、純水の使用
によつて異物の混入を防止しているが、炭化物
は、製造機械のクリーニング後の使用時間と共に
増加し、また金属粉については、機械の何らかの
原因によるトラブルによつて発生する。
現状において、これらの異物を零にすることは
不可能であるが、製品として出荷する際は、商品
価値の点からも異物の混入数が少ないものが要求
され、特に前述した光学レンズ等の光学系グレー
ドにおいてはこの要求は非常にシビアなものとな
る。また、機械のメンテナンス、クリーニングの
時期も異物の混入数の変化によつて判断されるの
で、異物検査を行うことは重要である。
〔従来の技術〕
現在の異物検査は、目視によつて行われてい
る。しかしながら、現状の目視検査では個人差が
大きい、検査速度が遅い、また10ミクロン程度の
大きさを識別することは大変疲れる作業であり目
の健康上好ましくないといつた問題のため、装置
化が要求されている。
現在、異物検査装置として次のものが発表され
ている。第1のタイプの装置は、検査剤をフイル
ム状にし、これに点光源からの光線を照射してそ
の透過光を受光器で受光し、異物を検出する装置
である(特開昭58−108440号、同58−173456号)。
第2のタイプは、検査材を液体にした後、異物を
検出する装置である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記第1のタイプの装置は、フイルム状のもの
しか検査できず、厚みのある検査材では検出精度
に問題があり、さらに異物以外に表面に付着した
ゴミ、ホコリも検出してしまう問題点がある。上
記第2タイプの装置は、樹脂を溶剤で一度溶解し
た後検査するため手間がかかり、また異物のうち
金属粉の検出は行えるが、炭化物については溶剤
によつて分散する可能性があり、検出に問題があ
る。
本考案の目的は、上述のような問題点がなく且
つ信頼度の高い検査結果が得られる樹脂板混入異
物検査装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
上記問題点は、本考案の樹脂板混入異物検査装
置、すなわち、樹脂板を透過照明するライン照明
ランプと、前記ライン照明ランプから焦点距離だ
け離れて設置されたシリンドリカルレンズと、ス
リツトと、透過光を受光するラインセンサとを光
軸が同一平面上になるように配置し、さらに前記
スリツトとラインセンサの中間にあつて、ライン
センサの素子配列方向と垂直に回転して樹脂板の
表面に付着した異物を吸着するローラを検査位置
の上流に取り付けた樹脂板混入異物検査装置によ
つて解決される。
以下、本考案を添付第1図について詳細に説明
する。
第1図は本考案の樹脂板異物混入検査装置の構
成を示す斜視図である。4は数mm程度の厚さをも
つた樹脂板(以下、「サンプル」という)である。
このサンプル4に混入する異物を検出するため
に、ライン照明ランプ1、シリンドリカルレンズ
2、スリツト3、ラインセンサ5は、同一平面内
で、かつサンプルの移動方向に対し垂直に設置さ
れている。また、ライン照明ランプ1から出た光
は、焦点距離だけ離されて設置されたシリンドリ
カルレンズ2、スリツト3を通過した後、ライン
センサ5に照射される。
以上の構成によつてラインセンサ5の焦点深度
が深くなり、本装置における垂直方向の検査範囲
が広がるのである。したがつて、サンプル4はフ
イルム状のものに限らず板厚のあるものも検査可
能であり、サンプル4の中のどの位置に異物が混
入しても正確に検出することができる。
しかしながら、上述の構成のみでは焦点深度が
深くなるため、サンプル中に混入した異物以外に
この表面に付着したゴミ、ホコリも検出してしま
う。そこでこれを解決するために、本発明の装置
には、ゴミ、ホコリを取り除く吸着ローラー11
A及び11Bを使用し、サンプルに付着している
ゴミ、ホコリを除去した後、検査できるようにし
た。吸着ローラー11Aおよび11Bは、これら
がサンプル表面を拭うように検査位置の上流部に
設置する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を説明する。第1図にお
いて、ライン照明ランプ1、例えばラインフイラ
メントランプの光は、焦点距離だけ離して設置さ
れたシリンドリカルレンズ2、スリツト3、サン
プル4を透過してラインセンサ5に照射される。
このスリツト3の幅は後述する実験結果に示され
るように、1mm(ラインセンサの一素子当たりの
読み取り幅の100倍)に固定していても十分に効
果が出せた。
サンプル4を透過した光はラインセンサ5、例
えば2048素子ラインCCDカメラで受光される。
受光された信号はA/D変換部6でデジタル化
し、補正部7で補正される。
補正部7では、次式より補正データCi(iは素
子番号を表わし、上記例では1≦i≦2048)が算
出される。
Ci=(Ai−Bi)×(256/Ai)×1/4 但し、Ai<BiのときはCi=0である。
Aiは前もつて得られたサンプル無の時の基準デ
ータで、Biが測定データである。上式によつて補
正部データは64段階、つまり6ビツトのデータと
なりCi=0が最も明るく、Ci=63が最も暗い。こ
の補正によつて素子間のバラツキ、光量ムラの影
響が防止される。補正の効果例を第2図に示す。
(CCD出力VとCCD素子iとの関係を示す)第2
図において、基準データAiには、素子間バラツキ
が見られる。このバラツキは、測定データBiで異
物の出力が得られている時にも存在する。しかし
ながら、上式の補正により補正データCiでは、前
記のバラツキが取り除かれる。
さらに、二値化部8で補正部7の結果を二値化
し、その結果が0ならば異物ナシとし、1ならば
異物有りとみなす。そして、カウント部9におい
て二値化部8で検出した異物数をアツプさせる。
最後に表示部10、例えばCGD(カラーグラフイ
ツクデイスプレイ)等に、大きさ別に異物の混入
数等の情報を表示する。また、移動用モータ12
によつてラインセンサ5が1回スキヤンする毎
に、その読み取り幅だけサンプル4を移動させ
る。
以上の構成によつてフイルム状のものに限らず
数mm程度の厚みのある板状検査材に混入する異物
を検出できるわけであるが、この構成のみでは表
面に付着したゴミ、ホコリを異物同様に検出して
しまう。そこで、これを防ぐために吸着ローラー
11A,11Bを使用する。なお吸着ローラーを
用いる方法以外にクリーンな空気をサンプル4に
吹きつけ、ゴミ、ホコリを飛ばすことも考えられ
るがこれらの中には粘性のものも存在するので吹
き飛ばすのは困難であり、また、装置の構造が複
雑になるため好ましくない。それに吸着ローラー
11Aを用いれば、これにサンプル移動用モータ
12の動力を伝えることができ、別にサンプル移
動のための構造物が不必要となり装置を小型化に
できる利点がある。なお、第1図において吸着ロ
ーラーは一系統であるが装置的には二系統がよ
い。
本装置における各部のタイミング、調整等は制
御部13、例えばマイクロコンピユータ等が行
う。
ここで本考案の装置による実験結果を示す。実
験条件は以下の通りである。
1 ライン照明ランプ……ラインフイラメント
ランプ 2 ラインセンサ……2048素子ライン CCDカメラ 3 スリツト幅……1.0mm 4 サンプル……厚さ4.0mmの透明樹脂板 5 読み取り幅……CCD素子の一素子当たり
10i 6 閾値……26 この条件によつて異物の測定を行つたところ第
3図に示すとおり大きさ120iの異物については、
焦点ズレがサンプルの厚さである±2.0mmの範囲
で±10%以内といつた良好な結果が得られた。
〔考案の効果〕
本考案は、検査材がスイルム状のものに限らず
数mm程度の厚みのある板状のものも検査でき、さ
らに表面に付着しているゴミ、ホコリを除去し、
検査結果の信頼性を高めており、樹脂混入異物検
査装置としてその効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を説明するための構
成図、第2図はCCD出力による補正の効果を説
明するための図、第3図は検査精度を示す図であ
る。 図中の番号は、1はライン照明ランプ、2はシ
リンドリカルレンズ、3はスリツト、4はサンプ
ル、5はラインセンサ、6はA/D変換部、7は
補正部、8は二値化部、9はカウント部、10は
表示部、11Aおよび11Bは吸着ローラー、1
2はサンプル移動用モーター、13は制御部であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂板を透過照明するライン照明ランプと、前
    記ライン照明ランプから焦点距離だけ離れて設置
    されたシリンドリカルレンズと、スリツトと、透
    過光を受光するラインセンサとを光軸が同一平面
    上になるように配置し、さらに前記スリツトとラ
    インセンサの中間にあつて、ラインセンサの素子
    配列方向と垂直に回転して樹脂板の表面に付着し
    た異物を吸着するローラを検査位置の上流に取り
    付けた樹脂板混入異物検査装置。
JP18363285U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0353161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18363285U JPH0353161Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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JP18363285U JPH0353161Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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JPS6292460U JPS6292460U (ja) 1987-06-12
JPH0353161Y2 true JPH0353161Y2 (ja) 1991-11-20

Family

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JP18363285U Expired JPH0353161Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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JPH0737949B2 (ja) * 1990-02-28 1995-04-26 株式会社ミューチュアル 錠剤検査方法及びその装置
WO1994019680A1 (en) * 1993-02-25 1994-09-01 Nikkiso Co., Ltd. Automatic inspection apparatus for fish eye in resin, and apparatus and method for producing resin sheet for inspection
JP2005241586A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Advanced Display Inc 光学フィルムの検査装置および光学フィルムの検査方法

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