JPH0353084B2 - - Google Patents
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- JPH0353084B2 JPH0353084B2 JP6813783A JP6813783A JPH0353084B2 JP H0353084 B2 JPH0353084 B2 JP H0353084B2 JP 6813783 A JP6813783 A JP 6813783A JP 6813783 A JP6813783 A JP 6813783A JP H0353084 B2 JPH0353084 B2 JP H0353084B2
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- concrete
- mortar
- water
- surfactant
- soluble film
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
本発明は、モルタルやコンクリートの施工性改
善や経過時間によるスランプロス分の改善を目的
とした表面活性剤の添加方法、さらに詳しくは、
粉末表面活性剤を水溶性フイルムの袋に詰め、あ
らかじめ練りまぜられたモルタルやコンクリート
に添加する方法に関する。 モルタルやコンクリートの混練り時にセメント
分散剤や空気連行剤を添加し、その使用水量を減
少させることは、構造物のひびわれ防止と耐久性
向上にとつて、今日では欠かせない要件となつて
いる。しかし、最近の使用骨材事情から、施工性
を確保するのに単位水量を増加させ、比較的スラ
ンプの大きいモルタルやコンクリートを使用する
場合が多くなつているので、構造物のひびわれ防
止や耐久性向上にとつて好ましくはない。また一
般に、モルタルやコンクリートは、時間とともに
スランプが低下する性質があるので、運搬等の事
情により、施工が困難になることもある。これを
改善する方法としていろいろ提案されているが、
その１つに、単位水量の少ない硬練りモルタルや
コンクリートを施工現場まで搬送し、そこで表面
活性剤を添加してスランプを上げ、施工性の改善
と単位水量の少ない良質なモルタルやコンクリー
トを得る方法がある。しかし、ここで添加される
表面活性剤は、20重量％から40重量％濃度の水溶
液であるので、水セメント比が変化する問題があ
る。さらには、容器やポンプなどの添加設備が必
要であり、たとえそれを備えたとしても、液温変
化による粘性変化で添加量がばらついたりする欠
点がある。 本発明は、これら表面活性剤水溶液の添加によ
る欠点を解決することを目的とするもので、粉末
表面活性剤の添加方法を提供しようとするもので
ある。 すなわち、本発明は、モルタルやコンクリート
用表面活性剤を水溶性フイルムの袋に詰め、ミキ
サー中のあらかじめ練りまぜられたモルタルやコ
ンクリートに添加し、撹拌し、水溶性フイルムを
モルタルやコンクリート中の水で溶解させ、該表
面活性剤をモルタルやコンクリート中に分散させ
ること特徴とするモルタルやコンクリート用表面
活性剤の添加方法である。 さらに詳しく本発明を説明すると、本発明は例
えば、レデイミクストコンクリートの運搬車であ
るトラツクアジテータ車ホツパーから、粉末表面
活性剤を詰めた水溶性フイルムの袋を添加し、撹
拌し、コンクリート中の水で袋を溶解させ、粉末
表面活性剤をモルタルやコンクリート中に分散さ
せて、スランプの増大した施工性の良いモルタル
やコンクリートを製造するものである。 粉末表面活性剤を水溶性フイルムの袋に詰めな
いで添加しようとすると、トラツクアジテータ車
のホツパーに付着し、コンクリート中に入らずス
ランプ調整ができないばかりでなく、微粉末のた
め計量時の飛散が多いなど欠点がある。 粉末表面活性を詰める水溶性フイルム袋の材質
としては、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド、アミロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルローズ、でん粉などが挙げ
られる。一方、これに包まれる表面活性剤として
は、β−ナフタリンスルホン酸塩の縮合物、メラ
ミンスルホン酸塩の縮合物、リグニンスルホン酸
塩、オキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸塩など
のモルタルやコンクリート用表面活性剤、さらに
は、これらの誘導体、複合体、共縮合体などがあ
る。水溶性フイルムの袋の大きさは、100〜2000
ｇの表面活性剤が入る大きさであつて、表面活性
剤の必要量を、１又は２以上たとえば３から５に
分割する大きさである。 また、水溶性フイルムに詰めた粉末表面活性剤
を保存する場合は、ポリエチレンフイルムなどで
外装し、使用する時に、外装をとりのぞいて用い
ることもできる。 以下実施例をあげて本発明を説明する。 実施例 水セメント比57.0％、細骨材率43.7％で１m3当
り普通ポルトランドセメント279Kg、水159Kg、細
骨材807Kg、粗骨材1055Kg、リグニン系混和剤
（商品名「ポゾリスNo.5L」）0.697Kgのレデイミク
ストコンクリート５m3をトラツクアジテータ車に
積載し、打設現場に運搬した。打設現場で表に示
す粉末表面活性剤量を２分割して、水溶性ポリビ
ニルアルコールフイルム（電気化学工業社製
「DF107＃20」）に包み、それをトラツクアジテー
タ車ホツパーからコンクリート中に添加した。そ
の後トラツクアジテータ車ドラムを1.5分間高速
回転（12〜15r.p.m）を行い、コンクリートを排
出したところ、表に示す物性を得た。比較例とし
て、水溶性フイルムに包まない粉末表面活性剤を
ジヨツキでトラツクアジテータ車ホツパから添加
した。 なお、物性測定のスランプはJIS Ａ−1101のコ
ンクリートのスランプ試験方法、空気量はJIS Ａ
−1128のまだ固まらないコンクリートの空気量の
圧力による試験方法、圧縮強度はφ10cm×20cmの
型枠を用い、JIS Ａ−1132のコンクリートの強度
試験用供試体の作り方、JIS Ａ−1108のコンクリ
ートの圧縮強度試験方法に準処した。
善や経過時間によるスランプロス分の改善を目的
とした表面活性剤の添加方法、さらに詳しくは、
粉末表面活性剤を水溶性フイルムの袋に詰め、あ
らかじめ練りまぜられたモルタルやコンクリート
に添加する方法に関する。 モルタルやコンクリートの混練り時にセメント
分散剤や空気連行剤を添加し、その使用水量を減
少させることは、構造物のひびわれ防止と耐久性
向上にとつて、今日では欠かせない要件となつて
いる。しかし、最近の使用骨材事情から、施工性
を確保するのに単位水量を増加させ、比較的スラ
ンプの大きいモルタルやコンクリートを使用する
場合が多くなつているので、構造物のひびわれ防
止や耐久性向上にとつて好ましくはない。また一
般に、モルタルやコンクリートは、時間とともに
スランプが低下する性質があるので、運搬等の事
情により、施工が困難になることもある。これを
改善する方法としていろいろ提案されているが、
その１つに、単位水量の少ない硬練りモルタルや
コンクリートを施工現場まで搬送し、そこで表面
活性剤を添加してスランプを上げ、施工性の改善
と単位水量の少ない良質なモルタルやコンクリー
トを得る方法がある。しかし、ここで添加される
表面活性剤は、20重量％から40重量％濃度の水溶
液であるので、水セメント比が変化する問題があ
る。さらには、容器やポンプなどの添加設備が必
要であり、たとえそれを備えたとしても、液温変
化による粘性変化で添加量がばらついたりする欠
点がある。 本発明は、これら表面活性剤水溶液の添加によ
る欠点を解決することを目的とするもので、粉末
表面活性剤の添加方法を提供しようとするもので
ある。 すなわち、本発明は、モルタルやコンクリート
用表面活性剤を水溶性フイルムの袋に詰め、ミキ
サー中のあらかじめ練りまぜられたモルタルやコ
ンクリートに添加し、撹拌し、水溶性フイルムを
モルタルやコンクリート中の水で溶解させ、該表
面活性剤をモルタルやコンクリート中に分散させ
ること特徴とするモルタルやコンクリート用表面
活性剤の添加方法である。 さらに詳しく本発明を説明すると、本発明は例
えば、レデイミクストコンクリートの運搬車であ
るトラツクアジテータ車ホツパーから、粉末表面
活性剤を詰めた水溶性フイルムの袋を添加し、撹
拌し、コンクリート中の水で袋を溶解させ、粉末
表面活性剤をモルタルやコンクリート中に分散さ
せて、スランプの増大した施工性の良いモルタル
やコンクリートを製造するものである。 粉末表面活性剤を水溶性フイルムの袋に詰めな
いで添加しようとすると、トラツクアジテータ車
のホツパーに付着し、コンクリート中に入らずス
ランプ調整ができないばかりでなく、微粉末のた
め計量時の飛散が多いなど欠点がある。 粉末表面活性を詰める水溶性フイルム袋の材質
としては、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド、アミロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルローズ、でん粉などが挙げ
られる。一方、これに包まれる表面活性剤として
は、β−ナフタリンスルホン酸塩の縮合物、メラ
ミンスルホン酸塩の縮合物、リグニンスルホン酸
塩、オキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸塩など
のモルタルやコンクリート用表面活性剤、さらに
は、これらの誘導体、複合体、共縮合体などがあ
る。水溶性フイルムの袋の大きさは、100〜2000
ｇの表面活性剤が入る大きさであつて、表面活性
剤の必要量を、１又は２以上たとえば３から５に
分割する大きさである。 また、水溶性フイルムに詰めた粉末表面活性剤
を保存する場合は、ポリエチレンフイルムなどで
外装し、使用する時に、外装をとりのぞいて用い
ることもできる。 以下実施例をあげて本発明を説明する。 実施例 水セメント比57.0％、細骨材率43.7％で１m3当
り普通ポルトランドセメント279Kg、水159Kg、細
骨材807Kg、粗骨材1055Kg、リグニン系混和剤
（商品名「ポゾリスNo.5L」）0.697Kgのレデイミク
ストコンクリート５m3をトラツクアジテータ車に
積載し、打設現場に運搬した。打設現場で表に示
す粉末表面活性剤量を２分割して、水溶性ポリビ
ニルアルコールフイルム（電気化学工業社製
「DF107＃20」）に包み、それをトラツクアジテー
タ車ホツパーからコンクリート中に添加した。そ
の後トラツクアジテータ車ドラムを1.5分間高速
回転（12〜15r.p.m）を行い、コンクリートを排
出したところ、表に示す物性を得た。比較例とし
て、水溶性フイルムに包まない粉末表面活性剤を
ジヨツキでトラツクアジテータ車ホツパから添加
した。 なお、物性測定のスランプはJIS Ａ−1101のコ
ンクリートのスランプ試験方法、空気量はJIS Ａ
−1128のまだ固まらないコンクリートの空気量の
圧力による試験方法、圧縮強度はφ10cm×20cmの
型枠を用い、JIS Ａ−1132のコンクリートの強度
試験用供試体の作り方、JIS Ａ−1108のコンクリ
ートの圧縮強度試験方法に準処した。
【表】
【表】
表から、実施例はスランプ増大に顕著な効果が
示されているのに対し、比較例はわずかの効果し
か認められないことがわかる。
示されているのに対し、比較例はわずかの効果し
か認められないことがわかる。
Claims (1)
- １ モルタルやコンクリート用表面活性剤を水溶
性フイルムの袋に詰め、ミキサー中のあらかじめ
練りまぜられたモルタルやコンクリートに添加
し、撹拌し、水溶性フイルムをモルタルやコンク
リート中の水で溶解させ、該表面活性剤をモルタ
ルやコンクリート中に分散させることを特徴とす
るモルタルやコンクリート用表面活性剤の添加方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6813783A JPS59192523A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | モルタルやコンクリ−ト用表面活性剤の添加方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6813783A JPS59192523A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | モルタルやコンクリ−ト用表面活性剤の添加方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59192523A JPS59192523A (ja) | 1984-10-31 |
| JPH0353084B2 true JPH0353084B2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=13365057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6813783A Granted JPS59192523A (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | モルタルやコンクリ−ト用表面活性剤の添加方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59192523A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63177933U (ja) * | 1987-05-08 | 1988-11-17 | ||
| JP3209581B2 (ja) * | 1992-08-06 | 2001-09-17 | 鹿島建設株式会社 | コンクリートへの増粘剤添加方法 |
| JPH11199340A (ja) * | 1998-01-16 | 1999-07-27 | Nippon Crucible Co Ltd | 水溶性繊維製袋に収納した不定形耐火材およびその混練方法 |
-
1983
- 1983-04-18 JP JP6813783A patent/JPS59192523A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59192523A (ja) | 1984-10-31 |
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