JPH0352850Y2 - - Google Patents

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JPH0352850Y2
JPH0352850Y2 JP10223588U JP10223588U JPH0352850Y2 JP H0352850 Y2 JPH0352850 Y2 JP H0352850Y2 JP 10223588 U JP10223588 U JP 10223588U JP 10223588 U JP10223588 U JP 10223588U JP H0352850 Y2 JPH0352850 Y2 JP H0352850Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は消火栓ボツクス、制水弁ボツクス、マ
ンホール等の側壁を形成する地表埋設枠に使用さ
れる嵩上げブロツクに関するものである。
〔従来の技術〕
嵩上げブロツクは、地表埋設枠のが施工後に振
動、地盤沈下等によつて単独または地盤とともに
沈下した場合に、そのレベル修復のために、埋設
枠を構成する本体ブロツク間に挿入される。
第7図にこの嵩上げブロツクの一般的な使用状
態を示している。同図において、Aは地表埋設枠
を構成するコンクリート製の下部ブロツク、Bは
同中間ブロツク、Cは同上部ブロツク、Dは中間
ブロツクBと上部ブロツクCとの間に挿入された
嵩上げブロツクである。
従来、この嵩上げブロツクは、一般的にはコン
クリートにて形成されているが、軽量化、量産性
の向上等を目的として、実公昭59−7425号公報に
示されているように、全体を合成樹脂にて一体成
形したものが提案された。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来の合成樹脂製嵩上げブロツ
クは、一層の軽量化および合成樹脂材料の節減を
主眼として、全体を中空のリング状に形成し、中
空部にリブを設けて補強する構成としているた
め、予想以上に大きな、そして多方向の荷重を受
ける埋設枠の構成要素としては、実際上、全体強
度が不十分で堅牢さに欠け、施工後に歪みや、破
損が生じやすくて耐久性に劣るという欠点があつ
た。
そこで本考案は、軽量性、量産性等の合成樹脂
成形品の特質を生かしながら、十分な強度を確保
でき、耐久性に富む地表埋設枠の嵩上げブロツク
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、合成樹脂により、全体がリング状
で、上下両面に、上下に配置されるブロツク形状
に対応する段部を有し、かつ水平断面および垂直
断面がともに中実断面となるソリツドに形成され
たものである。
また、上記基本構成に加えて、上面または上下
両面に周方向の突条を一体に設けてもよい。
さらに、外周面に、周方向間欠的に縦リブを一
体に設けてもよい。
〔作用〕
このように、全体を中実(ソリツド)に形成す
ることにより、合成樹脂成形品の特質を生かしつ
つ全体強度を十分高く維持することができる。
また、上面または上下両面に周方向の突条を設
けることにより、本体ブロツク側の面精度が悪い
場合でも良好な接触状態を得ることができる。
さらに、外周面に周方向間欠的に縦リブを設け
ることにより、この縦リブが土中に食い込んで嵩
上げブロツクの固定力が高められる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図によつて説明する。
第1図乃至第3図に本考案の第1実施例、第4
図乃至第6図に同第2実施例をそれぞれ示してい
る。
第1実施例は円形リング状の嵩上げブロツク
を、第2実施例は四角形リング状の嵩上げブロツ
クをそれぞれ適用対象として例にとつている。
これら第1および第2両実施例においては、嵩
上げブロツクのリング形状が異なるのみで、これ
以外の実質構成はすべて同じであるため、以下、
一括して説明する。
両実施例にかかる嵩上げブロツクE,Fは、合
成樹脂により、水平断面および垂直断面面がとも
に中実断面となつたソリツド(所謂むく)に形成
されている。
この嵩上げブロツクE,Fの上面1は、第7図
および第3図に示す上部ブロツクCの下面C1に、
また同ブロツク下面2は中間ブロツクBの上面
B1にそれぞれ対応する段面、すなわち内周側半
部とこれよりも低い外周側半部とが段部1a,2
aを介して連続する段面に形成されている。
この段面に形成された嵩上げブロツク上面1お
よび下面2には、それぞれ径方向複数個所にブロ
ツク全周に亘る突条3…が同心円配置で一体に設
けられている。この突条3…は、断面三角形でか
つその高さがごく低い小突起として形成され、こ
の突条3…により、上部ブロツク下面C1および
中間ブロツク上面B1と、この嵩上げブロツクE,
Fの上面1および下面2との接触状態が良好に保
たれる。
この点を詳述すると、コンクリート製の上部ブ
ロツク下面C1および中間ブロツク上面B1は、ど
うしても仕上精度が粗くなり、正確な水平面でな
く、径方向および周方向に凹凸や波打が生じやす
いため、従来、これらの間に嵩上げブロツクを挿
入した場合に、その上下の接触面間に隙間が生じ
たり、片当りによつて嵩上げブロツクまたは上部
ブロツクCが傾いたりする等、接触状態が不安定
となつていた。
これに対し、この嵩上げブロツクE,Fによる
ときは、突条3が、嵩上げブロツク上面1と上部
ブロツク下面C1との間、および嵩上げブロツク
下面2と中間ブロツク上面B1との間にあつて、
たとえば上記のように隙間が生じる部分ではその
隙間を埋める等のパツキンの機能を果し、これに
より下部、嵩上げ、中間各ブロツク間の接触状態
が良好に保たれる。このため、各ブロツクを水平
にかつ密着状態で安定して積層配置することがで
きる。
一方、この嵩上げブロツクE,Fの外周側面に
は、下端部に全周に亘つて鍔状の下縁部4が設け
られるとともに、この下縁部4の上方に周方向多
数の縦リブ5…が間欠的に設けられている。
このように外周側面に縦リブ5…を設けること
により、埋設時にこの縦リブ5…が土中に食い込
んで周方向の回り止め機能を果す。また、鍔状の
下縁部4を設けることにより、この下縁部4が土
中で浮き上がり防止機能を果す。この両機能によ
り、嵩上げブロツクE,Fの土中での固定力が強
化されて同ブロツクE,Fの不測の動きが防止さ
れ、安定した据付状態を得ることができる。
ところで、突条3…は、上記実施例のように上
下両面に設けるのが望ましいが、とくに、上から
加えられる重量が小さくて据付状態が不安定とな
りやすい上部ブロツクCの場合に必要性が高いこ
とから、この上部ブロツクCとの接触面である上
面1のみに設けてもよい。また、この突条3…の
断面形状は、上記実施例のようにある程度の弾力
性が得られるように三角形とするのが望ましい
が、台形その他種々変更しうるところである。
一方、上記実施例では円形リング状および四角
形リング状の二種類の嵩上げブロツクを例にとつ
たが、本考案は六角形、八角形等、他のリング形
状の嵩上げブロツクにも上記同様に適用すること
ができる。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、合成樹脂に
より全体を中実断面のソリツドに形成しているた
め、軽量性、量産性等の合成樹脂の特質を生かし
つつ、全体として十分な強度を維持して堅牢に形
成することができる。このため、従来の中空枠構
造の合成樹脂製嵩上げブロツクのように、施工後
に荷重によつて歪んだり破損したりするおそれが
なく、耐久性に富むものとなる。
また、上面または上下両面に周方向の突条を設
けることにより、この突条が本体ブロツクとの間
にあつてパツキン機能を果し、嵩上げブロツクと
本体ブロツクとの接触状態を良好に保つことがで
きる。
さらに、外周側面に複数の縦リブを設けること
により、この縦リブが土中に食い込んで嵩上げブ
ロツクの固定力が強化されるため、同ブロツク据
付状態の安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかる円形リン
グ状嵩上げブロツクの平面図、第2図は同半部断
面正面図、第3図は同一部拡大断面図、第4図は
本考案の第2実施例にかかる四角形リング状嵩上
げブロツクの平面図、第5図は同半部断面正面
図、第6図は同一拡大斜視図、第7図は嵩上げブ
ロツクの一般的使用状態を示す断面図である。 E,F……嵩上げブロツク、1……同ブロツク
の上面、2……同下面、1a,2a……段部、3
……突条、5……縦リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂により、全体がリング状で、上下両
    面に、上下に配置されるブロツク形状に対応す
    る段部を有し、かつ水平断面および垂直断面が
    ともに中実断面となるソリツドに形成されたこ
    とを特徴とする地表埋設枠の嵩上げブロツク。 2 上面または上下両面に周方向の突条が一体に
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の地
    表埋設枠の嵩上げブロツク 3 外周側面に、周方向間欠的に縦リブが一体に
    設けられたことを特徴とする請求項1または2
    記載の地表埋設枠の嵩上げブロツク
JP10223588U 1988-08-01 1988-08-01 Expired JPH0352850Y2 (ja)

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JP10223588U JPH0352850Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

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JPH0226669U JPH0226669U (ja) 1990-02-21
JPH0352850Y2 true JPH0352850Y2 (ja) 1991-11-18

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JPH0226669U (ja) 1990-02-21

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