JPH0330433Y2 - - Google Patents

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JPH0330433Y2
JPH0330433Y2 JP3733985U JP3733985U JPH0330433Y2 JP H0330433 Y2 JPH0330433 Y2 JP H0330433Y2 JP 3733985 U JP3733985 U JP 3733985U JP 3733985 U JP3733985 U JP 3733985U JP H0330433 Y2 JPH0330433 Y2 JP H0330433Y2
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JP
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collar
shaped block
block
concrete
conical
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JP3733985U
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JPS61155429U (ja
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Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Foundations (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、地盤沈下の抑制、土木構造物構築
の際の地盤支持力の増強、海岸線の波浪による浸
蝕防止等に有効なコマ型ブロツクに適用するカラ
ーに関するものである。
〔従来の技術〕
地盤安定化用の杭体として第3図に示すコマ型
ブロツク10が近年多用されている。
このコマ型ブロツク10は、円盤型の偏平上盤
11の下部に円錐状の錐形胴部12を形成し、こ
の錐形胴部12の下部中心より末端が尖鋭な柱状
脚軸13を突設した形状を有するものである。
しかして、このコマ型ブロツク10を、偏平上
盤11の上方にしてその多数を地表層に布設した
り、地中に埋設したりすると、錐形胴部12によ
つて、上方からの垂直荷重を外方の地中に分散さ
せ、同時に隣接するコマ型ブロツク同志の分散し
た反力が干渉し合つて柱状軸脚13に側圧がかゝ
り、ブロツクの傾きを阻止して地盤の安定化をは
かることができ、これによつて前記した地盤沈下
の抑制、土木構造物構築時の地盤支持力の強化、
海岸線における波浪による浸蝕防止等に有効な働
きをなすものである。
かゝるコマ型ブロツクは、その使用目的に応じ
て、コンクリート、硬質ゴム、或いは強化ガラス
等の各種の材料によつて一体的に成型されるもの
であるが、強度や地中における耐久性、或いは製
作費などの関係で、内部に鉄筋14を配したコン
クリート製のものが大部分を占めている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このコンクリート製のコマ型ブロツクは、製造
に際して型枠を使用し、この型枠の型窩中に鉄筋
を配し、その中にコンクリートを流し入れて前記
鉄筋とコンクリートとを一体的に固め、以後型枠
より取り出すことによつて容易に得ることができ
るが、固化に際して錐形胴部12と柱状軸脚13
との付根の部分15に屡々亀裂が生ずる。
この亀裂の生じる原因は不明であるが、これは
コマ型ブロツクの強度の低下を招き、特に輸送中
のブロツクに対して何等かの衝撃を受けた場合に
は、亀裂が大きくなつたり、ここからコンクリー
トの剥落が生じる虞れがある。
それのみならず、コマ型ブロツクを不体裁なも
のとし、製品検査において不良品を増加させる原
因を作ることになる。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、コマ型ブロツクにおける叙上の問
題点の解決のため、該コマ型ブロツクに一体的に
装着させるカラーに関するものであつて、偏平上
盤の下部に錐形胴部を形成し、該錐形胴部の下部
中心より柱状軸脚を突設してなる形状のコマ型ブ
ロツクにおいて、前記錐形胴部の途中から柱状軸
脚の途中にまで至る外壁に嵌着して一体化しうる
錐形部と直筒部とで形成された弾性を有する筒状
のカラーであつて、該カラーの少なくとも両端の
開口縁に全周に亘つて液流入阻止用のストツパー
を設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案におけるコマ型ブロツク用のカラー1
は、コマ型ブロツク10を型枠を使用してコンク
リートで成型する際に、該コマ型ブロツク10の
錐形胴部12と柱状軸脚13との連設部分に相当
する型枠16の部位に、予めこのカラー1を嵌装
してコンクリートによる成型を行い、該カラー1
を所定の部位に一体的に嵌着せしめてカラー付き
コマ型ブロツクとするためのものである。
コマ型ブロツク10の前記錐形胴部12より柱
状軸脚13に至る部分は、地盤沈下防止の際の土
圧の影響を最も受け易い部分であり、この部分に
前記カラー1を一体的に嵌着することにより、錐
形胴部12と柱状軸脚13との連設部を強化し、
亀裂の発生や拡大、あるいは亀裂部分よりのコン
クリートの剥落を防止し、同時にこの部分を掩蔽
して体裁を良くすることができる。
そして、このカラー1により、コマ型ブロツク
10の錐形胴部12と柱状軸脚13との連設部分
におけるコンクリートの仕上げが不要となり、か
つ製品検査の結果の際に発生する製品不良率を大
幅に低下させることができる。
また、このカラー1は、コマ型ブロツクの輸送
中あるいは、これを用いた工事の際の手荒な取扱
いに対する衝撃を吸収緩和し、耐久性を増すもの
である。
さらに、カラー1は、その両端の開口の縁に設
けた流入阻止用のストツパー4,5が、型枠16
によるカラー付きコマ型ブロツクの成型の際に、
屈曲状態で型枠16の内壁面に押し付けられて、
カラー1の本来の弾性と相俟つてパツキングの作
用をなし、コンクリートを含んだ泥漿状の液が型
枠16の内壁面とカラー1の外周面間に流入する
ことを阻止するものである。
すなわち、ストツパー4は上方よりコンクリー
トが投入される際に、流入する前記泥漿状の液を
阻止し、また、ストツパー5は型枠16の型窩内
に投入されたコンクリートの泥漿状の液が下方か
ら侵入することを阻止するものである。
この考案において、カラー1の開口部の両端に
前記ストツパー4,5を設ける以外に、カラー1
の外周壁にストツパー6を設けることにより、泥
漿状の液をストツパー4により充分に阻止し得な
かつた場合においてもこの部分で阻止することが
できるものである。
カラー1にこれらのストツパーを設けることに
より、コマ型ブロツクの成型時におけるコンクリ
ート泥漿液が、型枠16の内周壁とカラー1の外
周壁間に形成される隙間へ流入することが阻止さ
れる結果として、成型されたカラー付きコマ型ブ
ロツクの型枠からの離脱を容易にし、かつ前記し
たように、この部分の後仕上げを必要としないも
のである。
〔実施例〕
以下、図面を引用してこの考案をより具体的に
説明する。
第1図はこの考案のコマ型ブロツク用カラーの
一例を示した縦断面図であり、1はカラー、2は
その錐形部、3はその直筒部である。
かゝる錐形部2は、第2図で明らかなように、
コマ型ブロツク10の錐形胴部12の途中から柱
状軸脚13に至る部分の外周壁に沿つた形状を有
し、また、直筒部3はコマ型ブロツク10の柱状
軸脚13の付け根から該柱状軸脚13の途中まで
の部分に沿つた形状を有し、これらが一体となつ
て全体として筒状のカラーを形成しているもので
ある。
そして、前記錐形部2の開口端縁には、全周に
亘つて外方に突出した液流入阻止用のストツパー
4を設け、また直筒部6の開口端縁にも全周に亘
つて外方に突出した液流入阻止用のストツパー5
を形成し、さらに錐形部2の端縁より若干下方の
外壁に全周に亘つて同様に外方に向けて突出する
液流入阻止用の補助ストツパー6を設けたもので
ある。
かゝる構成を有するカラー1は、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル等による軟質合成樹脂、あるいは軟質合成ゴム
等の弾性を有する材料で成型され、前記液流入阻
止用のストツパー4,5および補助ストツパー6
はいずれも断面が先端に行く程尖鋭となつて、こ
の部分が対象物により押圧されたときに、素材の
持つ弾性と相俟つて適度に屈曲して対象物の面に
密に接触する形状を有しているものである。
このカラー1は、第2図に示す如く、コンクリ
ート製のコマ型ブロツク10を型枠16を用いて
成型するに際し、予め型枠16の型窩内に嵌装す
るものであり、嵌装後この型窩内に鉄筋を配し、
コンクリートを流し込んで固化させ、得られた固
化物を型枠より取り出すことにより、錐形胴部1
2の途中から柱状軸脚13にかけてカラー1を一
体的に嵌着したコマ型ブロツクを得るようにした
ものである。
そして、この成型に際し、カラー1に一体的に
設けた液流入阻止用のストツパー4および5が、
型枠16の内壁に屈曲状で密接して、コンクリー
トの流し込みにより型枠16とカラー1との間に
形成される隙間にコンクリートを含んだ泥漿状の
液が流入することを阻止するもので、また、液流
入阻止用の補助ストツパー6も同様に屈曲して液
流入阻止用ストツパー4を通過した液をさらにこ
の部分で阻止し、カラー1の外周壁に泥漿状の液
が付着しないようにしたものである。
このようにして得たカラー付きのコマ型ブロツ
クは、そのカラー1によつて該ブロツクの錐形胴
部12と柱状軸脚13との付け根の部分に生ずる
亀裂を保護してこの部分を強化すると共に、外観
を良くし、長期の使用に耐えるブロツクをとする
ことができる。
なお、図示はしていないが、前記したカラー1
の筒状内周面には適当な凹凸や条溝部分を形成す
ることにより、これら凹凸あるいは条溝が、カラ
ー1とコンクリートとの密着結合力を向上させ、
また、カラー1を装着した成型物の型枠16から
の離脱を容易かつ確実ならしめ、さらにコマ型ブ
ロツク使用時のカラーの不用意な離脱を防止する
ことができるものである。
〔考案の効果〕
この考案の、コマ型ブロツク用カラーは錐形部
と直筒部より構成され、少なくとも両端の開口縁
に液流入阻止用のストツパーを設けただけの簡単
な構造よりなるものであつて、該カラーをコマ型
ブロツクの成型に際し、その外周面に一体的に嵌
着することにより、コマ型ブロツクの強度の向上
と、外観を優れたものとするのみならず、コマ型
ブロツク成型時の型枠とカラーとの間にコンクリ
ート泥漿状の流入することを阻止して、成型物の
離型を容易となし、良好な仕上がりの成型物を得
ることができるという、数々の優れた効用を生み
出したものである。
また、この考案のコマ型ブロツク用カラーは、
既述のように弾性を有する材料ですべてを一体的
に成型することが可能であるので、安価に製造す
ることができ、かつ量産に適したものであつて、
これらの点においてもこの考案は実用的価値の高
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案のコマ型ブロツク用カラー
の一例を示す縦断面図、第2図はこの考案のコマ
型ブロツク用カラーを用いて型枠によりカラー付
きコマ型ブロツクを成型する場合の一例を示す縦
断面図、第3図は従来より用いられているコマ型
ブロツクを示す斜視図である。 1……カラー、2……錐形部、3……直筒部、
4,5……液流入阻止用のストツパー、6……補
助ストツパー、10……コマ型ブロツク、11…
…偏平上盤、12……錐形胴部、13……柱状軸
脚、16……型枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 偏平上盤の下部に錐形胴部を形成し、該錐形胴
    部の下部中心より柱状軸脚を突設してなる形状の
    コマ型ブロツクにおいて、前記錐形胴部の途中か
    ら柱状軸脚の途中にまで至る外壁に嵌着して一体
    化しうる錐形部と直筒部とで形成された弾性を有
    する筒状のカラーであつて、該カラーの少なくと
    も両端の開口縁に全周に亘つて、液流入阻止用の
    ストツパーを設けたことを特徴とするコマ型ブロ
    ツク用カラー。
JP3733985U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPH0330433Y2 (ja)

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JP3733985U JPH0330433Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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JP3733985U JPH0330433Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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JPS61155429U JPS61155429U (ja) 1986-09-26
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