JPH0352849A - ジフエニルメチルアミン誘導体 - Google Patents

ジフエニルメチルアミン誘導体

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JPH0352849A
JPH0352849A JP18751889A JP18751889A JPH0352849A JP H0352849 A JPH0352849 A JP H0352849A JP 18751889 A JP18751889 A JP 18751889A JP 18751889 A JP18751889 A JP 18751889A JP H0352849 A JPH0352849 A JP H0352849A
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Michitaka Sato
通隆 佐藤
Koichi Hasumi
幸市 蓮見
Kazuhiro Shidara
一博 設楽
Norio Yamamoto
則夫 山本
Katsuhiko Miyasaka
宮坂 克彦
Takashi Kenjo
見上 崇
Katsuhiko Miyazawa
宮澤 克彦
Motohiro Kobayashi
小林 基博
Masafumi Hagiwara
萩原 雅文
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なジフエニルメチルアミン誘導体に関し、 さらに詳しくは下記式 式中、 Rlは水素原子、低級アルキル基、ホルミル基、低級ア
ルキルカルポニル基、低級アルコキシ力ルポニル基又は
低級アルキルスルホニル基を表わし、 R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、水酸基、ニトロ基、アミノ基又はシアノ
基を表わす、 で示される化合物又はその塩に関する。
従来、ジフエニルメチルアミン誘導体としては、例えば
、下記式 LH3(;H(J で示される化合物(ザ・ジャーナル・オブ・オーガニッ
ク・ケミトリー 53巻、2520−2525頁、19
88年)や下記式 で示される化合物(ケミカル・アブストラクッ、98巻
、163553V% 1983年)等が知られているが
、これらの化合物の薬理作用については何ら報告されて
いない。
今回、前記式(I)で示されるジフエニルメチルアミン
誘導体が、優れた抗炎症作用を有しており、且つ生体の
炎症反応に深く関与していると考えられている多価不飽
和脂肪酸、殊にアラキドン酸のシクロオキシゲナーゼ及
び/又はリボキシゲナーゼの阻害作用にも優れており、
しかも消化器障害誘発作用が極めて少なく、胃腸管障害
作用を殆ど伴わない抗炎症、鎮痛、抗リュウマチ剤等と
して有望であることを見い出した。さらに、本発明者ら
は、前記式(I)のジフエニルメチルアミン誘導体が生
体内の活性酸素を消去する作用を有していることを見出
した。
本明細書を通じて「低級」なる語は、この語が付された
基又は化合物の炭素原子数が6個以下、好ましくは4個
以下であることを意味する。
本明細書において用いる「低級アルキル基」或いは「低
級アルコキシ基」、「低級アルキルカルボニル基」、「
低級アルコキシ力ルボニル基」及び「低級アルキルスル
ホニル基」における低級アルキル部分は直鎖状及び分岐
鎖状のいずれであってもよく、例えばメチル、エチル、
n−プロビル、iso−プロビル、n−ブチル、S6C
−ブチル、iso −ブチル、tert−ブチル、n−
ペンチル基等が挙げられる。
しかして、「低級アルコキシ基」としては例えば、メト
キシ、エトキシ、iso−プロポキシ基等が挙げられ、
「低級アルキルカルボニル基」には例えば、アセチル、
プロピオニル、ブチリル基等が包含され、「低級アルコ
キシ力ルポニル基」としては例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシ力ルボニル基等が挙げられ、また「低級ア
ルキルスルホニル基」としては、例えばメタンスルホニ
ル、エタンスルホニル基等が挙げられる。
ざらに「ハロゲン原子」には、7ツ素、塩素及び臭素原
子が包含される。
本発明により提供される前記式(1)の化合物の代表例
を示せば次のとおりである。
(3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)
フエニルメチルアミン、 (3.5−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)
(4−クロロ7エニル)メチルアミン、(3.5−ジー
t−ブチルー4−ヒドロキシフエニル>(4−プロモフ
エニル)メチルアミン、(3.5−ジーt−ブチルー4
−ヒドロキシフエニル)(4−フルオロフエニル)メチ
ルアミン、(3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ
フエニル)(3−メチルフエニル)メチルアミン、(3
.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ7エニル)(2
−メトキシフエニル)メチルアミン、(3.5−ジーt
−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)(4−メトキシ7
エニル)メチルアミン、(3.5−ジーt−ブチルー4
−ヒドロキシ7エニル)(4−イソプロポキシ7エニル
)メチルアミン、 (3.5−ジーt−プチルー4−ヒドロキシフエニル)
(4−ヒドロキシ7エニル)メチルアミン、(3.5−
ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ7工二ル)(2−ヒド
ロキシフエニル)メチルアミン、(3.5−ジーt−プ
チルー4−ヒドロキシ7エニル)(4−ニトロ7エニル
)メチルアミン、(3.5−ジーt−ブチルー4−ヒド
ロキシ7工二ル)(3−ニトロフエニル)メチルアミン
、(3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ7エニル
)(2−アミノフエニル)メチルアミン、(3.5−ジ
ーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)(4−シアノ
フエニル)メチルアミン、(3.5−ジーt−ブチルー
4−ヒドロキシ7エニル)フエニル(メチルアミノ)メ
タン、(3.5−ジーL−プチルー4−ヒドロキシフエ
ニル)7エニル(ホルミルアミノ)メタン、(3.5−
ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ7エニル)フエニル(
アセチルアミノ)メタン、(3.5−ジーt−ブチルー
4−ヒドロキシフエニル)7エニル(メトキシ力ルポニ
ルアミノ)メタン、 (3.5−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシ7エニル)
フエニル(メタンスルホニルアミノ)メタン、 (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)
(4−フル才口フエニル)(メチルアミノ)メタン、 (3.5−ジーし−ブチルー4−ヒドロキシ7エニル)
(4−クロロフエニル)(エトキシ力ルポニルアミノ)
メタン、 (3,5−ジーL−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
(2−メチル7エニル)(ホルミルアミノ)メタン、 (3,5−ジーt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
(4−メチル7エニル)(アセチルアミノ)メタン、 (3.5−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)
(3−メトキシフエニル)(ホルミルアミノ)メタン、 (3,5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフェニノレ
)(4−メトキシフエニノレ)(エトキシカノレポニル
アミノ)メタン、 (3,5−ジーL−プチルー4−ヒドロキシフエニル)
(4−ヒドロキシフエニル)(メタンスルホニルアミノ
)メタン、 (3,5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)
(2−ヒドロキシ7エニル)(メチルアミノ)メタン、 (3,5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ7エニル)
(2−ニトロフエニル)(アセチルアミノ)メタン、 (3,5−ジーし−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)
(4−アミノ7エニル)(エトキシヵルボニルアミノ)
メタン、 (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)
(4−シアノ7エニル)(ホルミルアミノ)メタン。
上記式(I)の化合物は存在する塩基性アミノ基に基因
して塩の形をとることができ、そのような塩の例には、
例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無
機酸塩;酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、マロン
酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等
の有機酸塩が挙げられ、中でも生理学的に許容しうる塩
が好適である。
式(I)の化合物は、2個のフエニル基が結合している
炭素原子が不斉炭素原子であるので、光学活性体(D体
、L体)又はラセミ体の形態で存在することができる。
本発明の式(I)の化合物は、例えば下記反応式Aに示
す各種ルートにより製造することができる。
上記式中、 R”は水素原子及びホルミル基以外のRlに対して定義
した基を表わし、 Hal及びXはそれぞれハロゲン原子を表わし、R2は
前記と同義である。
上記反応式Aにおいて、式(It)のジフエニルケトン
誘導体はそれ自体既知の方法、例えば特開昭62−84
051号公報に記載されている方法1:J:’)、式(
III)のジフエニルメチルイミン誘導体に変えること
ができる。
得られる式(III)のジフエニルメチルイミン誘導体
は、例えば白金、パラジウム、ロジウム等の白金属触媒
の存在下かつ好ましくは、酢酸などの有機酸の共存下で
水素添加することにより、或いは亜鉛一酢酸、スズー塩
酸等を用いる還元により、R1が水素原子である場合の
式(I)の化合物、すなわち上記(I−1)の化合物に
導くことができる。
かくして得られる式(r−1)の化合物は、次いで式R
IIXで示されるハライド、例えばヨウ化メチル、ヨウ
化エチル、アセチルクロリド、プロビオニルクロリド、
クロルギ酸エチル、メタンスルホニルクロリド等と、塩
基の存在下に反応させることにより、対応する式(I−
2)の化合物を製造することができる。上記反応は通常
適当な不活性溶媒中、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソ
プ口ピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類:ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類等の中で、約0℃乃至反
応混合物の還流温度好ましくは室温乃至反応混合物の還
流温度において行なうことができる。式(I−1)の化
合物に対する上記式Rl l− Xの化合物の使用割合
は、特に制限されるものではないが、一般には式(1−
1)の化合物1モルに対して少なくともlモル、好まし
くはl.05〜5モルの範囲内で用いるのが適当である
また、用いうる塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチル
アニリン等が挙げられ、これらは式(I−1)の化合物
lモルに対して少なくとも1当量、好ましくは1.1〜
5当量の割合で用いることができる。
なお、R2がアミノ基又はヒドロキシ基を表わす場合に
は、式(If)又は(I[[)の化合物の段階で予め該
アミノ基また該ヒドロキシ基を一時的に保護しておき、
上記反応の終了後に保護基を離脱せしめるようにするの
が望ましい。
本発明の化合物はまた、式(IV)のジフエニルメタノ
ール誘導体をハロゲン化して式(V)のジフエニルメチ
ルハライド誘導体に変え、次いでこれをデレピン( D
 el6pine)反応に従いヘキサミン塩に変えてか
ら濃塩酸で処理するか又は弐N H .− R 目のア
ミンと反応させて式(I−1)又は(I−2)の化合物
とすることによっても製造することができる。
式(rV)のジフエニルメタノール誘導体のノ1ロゲン
化は、それ自体既知のアルコールのノ\ロゲン化法と同
様にして行なうことができ[例えば実験化学講座20巻
有機化合物の合戒■、224〜232頁(1956年丸
善発行)参照]、用いうるハロゲン化剤としては、例え
ば塩化チオニル、オキシ塩化リン等が挙げられる。
ナオ、このハロゲン化において用いらる出発原料である
式(■)のジフエニルメタノール誘導体のあるものは、
従来の文献に未載の新規な化合物であり、例えば、前記
式(U)のジフエニルケトン誘導体を還元することによ
り合戊することができる。還元は、例えば、ジエチルエ
ーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタン、ジオキサン等の不活性溶媒中、リチウ
ムアルミニウムヒドリド等の錯金属水素化物で処理する
ことにより行なうことができる。
また上記ハロゲン化により得られる式(V)のジフエニ
ルメチルハライド誘導体の一部も、従来の文献に未載の
新規な化合物である。
式(V)の化合物のデレビン反応に従う処理は、先ず、
適当な不活性溶媒、例えばメタノール、エタノール、ジ
クロロメタン、クロロホルム等の中で、約0゜C乃至反
応混合物の還流温度好ましくは室温付近の温度で、式(
V)の化合物をヘキサミンと反応させて式(V)の化合
物のへキサミン塩を生成せしめ、次いで、得られるヘキ
サミン塩を濃塩酸で熱時処理することにより行なうこと
ができる。
式(lの化合物に対するヘキサミンの使用割合もまた臨
界的なものではないが、通常、式(V)の化合物1モル
に対して少なくとも1モル、特に2〜5モルの範囲内の
量で用いることができる。
また、式(V)の化合物と弐NH!−R”のアミンとの
反応は、式(I−1)の化合物と式Rll−Xのハライ
ドとの反応について前述したと同様にして行なうことが
でき、これにより、式(1−2)の化合物を得ることが
できる。
さらに、Rlがホルミル基を表わす場合の式(1)の化
合物、すなわち反応式Aにおける式(1−3)の化合物
は、式(n)のジ7エニルケトン誘導体をロイカルト(
 L euckart)反応に従い、ギ酸の存在下にギ
酸アンモニウム又は尿素と反応させるか、前記式(V)
のジフエニルメチルハライド誘導体とホルムアミドとを
式(I−1)の化合物と式R目−Xのハライドとの反応
について前述したと同様にして反応させるか、或いは、
前述した如くして製造することのできる前記式(I−1
)の化合物を有機溶媒中でギ酸と加熱下、好ましくは還
流条件下に反応させることによっても製造することがで
きる。
また、前記式(I − 1)の化合物は、上記口イカル
ト反応によって製造される式(I−3)の化合物を酸性
条件下に加熱加水分解するか、或いは後述する実施例8
の(a)工程に記載の方法又はそれに準じた方法で製造
することのできる下記式式中、R2は前記と同義である
、 で示される化合物を接触還元するか又は錯金属水素化合
物を用いる還元に付すことによっても製造することがで
きる。
かくして得られる式(I)の化合物はそれ自体公知の方
法に従い、例えば抽出、濾過、蒸留、再結晶、カラムク
ロマトグラフィー、薄層クロマトグラフイー等の方法に
より反応混合物から分離し及び/又は精製することがで
きる。
上記の如くして得られる式(1)の化合物において、R
2が水素原子である場合には、該水素原子を通常の芳香
環のニトロ化法に従い[例えばジャーナル・オプ・オー
ガニック・ケミストリ−(J . Org. Chem
.) 、3 1巻65−69頁(1966年)参照]、
例えば、濃硫酸中で硝酸カリウムと反応させることによ
りニトロ基と置換することができ、また、R2がニトロ
基である場合には、常法に従い[例えば、オーガニック
・シンセシス・コレクティブ・ポリウムI(Org. 
SynLh.Colt.I) 、240−24 1頁(
1948年)参照]該二トロ基を接触還元することによ
りアミ7基に変えることができ、さらに、R!が臭素原
子である場合には、該臭素原子はそれ自体既知の反応を
用いて[例えばテトラヘドロン( T etrahed
ron)、23巻3823−3827頁(1967年)
参照]、シアン化銅(I)で処理することによりシアノ
基に変えることができる。
R2が低級アルコキシ基を表わす場合の式(1)の化合
物は、例えば、通常溶媒の不在下で、或いは適当な溶媒
、例えばテトラリン、キノリン等の中で、ビリジニウム
ハライド(例えば塩化ピリジニウム)やハロゲン化水素
酸(例えば塩化水素酸、臭化水素酸)等と共に加熱下、
例えば約150乃至200゜Cの温度で処理することに
より、該低級アルコキシ基をヒドロキシル基に変えるこ
とができる。
以上に説明した本発明により提供される前記式(I)の
ジ7エニルメチルアミン誘導体は、前述したとおり、強
力な抗炎症作用に加えてリボキシゲナーゼ及び/又はシ
クロオキシゲナーゼ阻害作用をも有しており、しかも、
消化器障害誘発作用は極めて微弱であるので、新しい型
の抗炎症、鎮痛、抗リウマチ剤として特に有用である。
また、本発明の化合物は、抗喘息、抗アレルギー、免疫
調整等の多様な薬理作用が期待され、抗炎症剤、鎮痛剤
、抗リウマチ剤の他、抗喘息剤、抗アレルギー剤、免疫
調整剤、皮膚乾酵症治療剤等としての用途も期待される
本発明の式(I)の化合物の優れた薬理作用は、以下の
実験により確認することができる。
(1)  抗炎症作用 24時間絶食した体重120〜150gのウィスター(
Wistar)系雄性ラットを一群5匹として用い、各
群の右足容積を容量差計[ウゴ・バジレ( U go 
 B asile)社製]により測定した後、被検薬を
溶媒(0.5%力ルポキシメチルセルロース及び2.0
%ツイン80を溶解した水溶液)に分散させた懸濁液又
は溶解した溶液を経口投与した。被検薬経口投与の1時
間後に右足鍍皮下に、注射用蒸留水にl%の濃度で溶解
したカラゲニル溶液を注射した。それから更に3時間後
に再び右足容積を測定した。各群の個々の右足の増加容
積(浮腫容積)を求め、溶媒投与対照群(この群はlO
匹用いた)の平均増加容積に対する被検薬投与群の浮腫
抑制率を下記式により算出し、各群の平均を求めた。
この結果実施例lの化合物はl O mg/ kgの投
与量で49.3%の抑μ率を示し、実施例2の化合物は
l O mg/ kgの投与量で27.3%の抑制率を
示した。
(2)I痛作用 体重19〜23gのddY系雄性マウスをl群12匹と
して用い、先ず、被検薬を各投与量に応じて経口投与す
る。経口投与は被検薬を溶媒(2%アラビアゴムを溶解
した水溶液)に分散させ、その懸濁液又は溶液をゾンデ
により投与した。被検投与1時間後に0.65%酢酸を
腹腔内にO − 1 mQ/ l O g体重の量で投
与し、投与後20分間に亘って生じるライジング( w
r i th ing)数を測定した。
溶媒投与対照群(この群は14匹用いた)に対する被検
薬投与群の抑制率を下記式に従って求め、その数値から
最小二乗法に従ってED.。値を算出し Iこ 。
この結果実施例lの化合物のED.。は21.5mg/
kgであった。
(3) リポキシゲナーゼ及びシクロオキシゲナーゼ阻
害作用 5−リボキシゲナーゼ及びシクロオキシゲナーゼ活性に
対する本発明化合物の抑制作用を、シーゲル( S i
egel)らの方法[プロスタグランジンズ(Pros
taglandins) 、2 1巻、123頁(19
81年)]に従って測定した。
すなわち、カラゲニン胸膜炎を誘発したラットの胸腔か
ら採取した浸出液中の白血球を、100mM塩化ナトリ
ウムを含有する50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4
)に懸濁した。この白血球懸濁液の一定量を、被検薬、
14Cアラキドン酸、カルシウムイオノフオア(A23
117)及びlmM塩化カルシウムと2分間インキユベ
ーションし、その際生戊するI60アラキドン酸代謝物
を薄層クロマトグラフイー(シリカゲル、プラスチック
板、展開溶媒;ヘキサン:ジエチルエーテル:i[−4
0:60:2)により分画した。薄層板をX線7イルム
に露光させた後、標準品との比較により、各アラキドン
酸代謝物画分を同定し、各対応画分及びその他の放射能
活性画分を採取した。そして、液体シンチレーション・
カウンターにより各画分の放射能活性を測定し、全放射
能に対する各画分の放射能の百分率を求めt:(生或率
)。
この生戊物を指標として各両分の合戊能に対する被検薬
の阻害率を求めた。
5−リポキシゲナーゼ活性は、5S−ヒドロキシ−6.
8,11.1 4−エイコサテトラエン酸(5一HET
E)及び5S,12R−ジヒドロキシ−6.8,1 0
.1 4−エイコサテトラエン酸(5,l2−di[E
TE)の生戊を指標とし、シクロオキシゲナーゼ活性は
、l2−ヒドロキシへブタデカトリエン酸( H H 
T )の生或を指標とした。
また、被検薬はすべてlO%ジメチルスルホキ/ド溶液
に溶解して用いた。なお、アッセイ系でのジメチルスル
ホキシドの最終濃度は2.5%となる。この結果、本発
明の実施例1の化合物は23.7及び20.7μMの濃
度で5−HETE及び5.12−diHETEの生戊を
50%抑制し、また、29.9μMの濃度でHHTの生
成を50%抑制した。また、本発明の実施例2の化合物
は5.9及び5.2μMの濃度で5−HETE及び5.
12−diHETEの生戊を50%抑制し、23.1μ
Mの濃度でHHTの生戊を50%抑制した。
(4)肉芽腫形戊抑制作用 ウイスタ一系雄性ラットを用いヘキソバルビタールナト
リウム( 1 0 0 mg/ kgs i.p.)麻
酔下に、背部の毛を刈り、皮下に加圧滅菌した打錠濾紙
片(東洋濾紙、No.85K,9mm径)を左右両側に
植込み、油性プロ力インペニシリンG(萬有製薬、30
万単位/mQ) 0 .2 5m(2を筋注した。
被検薬し、濾紙片植込み後、その当日を含め7日間連続
して1日1回経口投与し、最終投与の翌日に濾紙片およ
びその周囲に形戊された肉芽腫を摘出し、約60゜Cで
24時間乾燥し、その重量を測定し、濾紙重量を差引い
た値を乾燥肉芽重量とした。
この結果、本発明の実施例1の化合物は3 mg/kg
% p.0.以上の投与量で乾燥肉芽重量を有意に(p
<0.05、n=7〜8)減少した。
(5)胃障害作用 24時間絶食した体重120−150gのウイスタ一系
雄性ラットを一群6匹として用い、被検薬を前記の抗炎
症作用試験におけると同様の方法で経口投与し、4時間
後にエーテルで殺した後胃を摘出し、粘膜出血及び粘膜
下損傷を示した動物の数をかぞえ、使用した動物数に対
する割合として算出した。その結果、本発明の実施例l
の化合物は明確な用量依存的な胃障害作用を示さず30
0 mg/ kg..p.o.の役与量でさえも胃障害
作用は見られなかっI二。
かくして、本発明の式(I)の化合物は、抗炎症、鎮痛
、抗リウマチ剤等として人間その他の温血動物に対し、
経口投与、非経口投与(例えば筋注、静注、皮下投与、
直腸投与など)又は局所投与することができる。
本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経口、非経
口投与又は局所投与に適した種々の形態に製剤すること
ができる。例えば、本発明の化合物はこの種薬剤に通常
使用される無毒性の賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、
防腐剤、等張化剤、安定化剤、分散剤、酸化防止剤、着
色剤、香味剤、緩衝剤、噴射剤、界面活性剤等の添加物
を使用して製剤することができる。
かかる薬剤は、その用途に応じて、錠剤、カプセル剤、
顆粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠、坐剤、軟膏
、貼布剤、注射剤、シロップ剤、エアゾール剤等のいず
れかの製剤形態に調製することができる。しかして、使
用し得る無毒性の上記添加物としては、例えばでん粉、
ゼラチン、ブドウ糖、乳糖、果糖、マルトース、炭酸マ
グネシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メチ
ノレセノレロース、カノレポキシメチノレセノレロース
マt二はその塩、アラビアゴム、ポリエチレングリコー
ル、p−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステル、シロッ
プ、エタノール、フロピレンクリコール、ワセリン、カ
ーポワックス、グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ン
ーダ、リン酸ナトリウム、クエン酸、ジクロロジ7ルオ
ロメタン、1.2−ジクロロテトラ7ルオロエタン、ソ
ルビタントリオレエート等が挙げられる。該薬剤はまた
、治療学的に有用な他の薬剤を含有することもできる。
本発明の化合物の投与量は、対象とする人間をはじめと
する温血動物の種類、投与経路、症状の軽重、医者の診
断等により、広範に変えることができるが、一般に1日
当り、0.1 〜50mg/kg,好適には0.2−2
 0mg/k gとすることができる。しかし、上記の
如く患者の症状の軽重、医者の診断に応じて、上記範囲
の下限よりも少ない量又は上限よりも多い量を投与する
ことはもちろん可能である。上記投与量は1日1回又は
数回に分けて投与することができる。
以下実施例により本発明をさらに説明する。
実施例 l 3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシペンゾ7エノ
ン オキシム16.3g及び酢酸3.0gをエタノール
500ml2に溶解し、lO%パラジウムー炭素2gを
加え、48時間室温常圧で接触還元を行なう。反応後触
媒を炉去し、エタノールを留去後酢酸エチルを加え析出
する酢酸塩を炉取する。酢酸エチルにて洗浄後、得られ
た結晶をlO%炭酸水素ナトリウム100mQ及び酢酸
エチル200mQの溶液に加えlO分間撹拌する。
反応後、有機層を分取し、水洗、硫酸マグ不シウムにて
乾燥する。硫酸マグネシウムを炉去後、水冷下塩酸ガス
を通し、析出する血晶を炉取、酢酸エチルにて洗浄する
。得られた結晶をメタノールー酢酸エチルより再結晶し
て、(3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニ
ル)フエニルメチルアミン塩酸塩10.0gを得た。
融点:238−241’C NMR , l 5 1 4、 1 440、 l 326、l 2
40、 1166、 704 δ”m :l.35 (18H,s)、(CD)zso 5.47  (IH,  s)、 7.07(IH. 
 s)、7.18−7.60(7H,m) 、8.94
  (2H.broad) 実施例 2 (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフ工二ル)
フエニルメチルアミン4.38gをトルエン50mgに
溶解し、85%ギ酸1.37gを加え2時間過熱還流す
る。反応後トルエンを留去し、塩化メチレンを加え、飽
和炭酸水素ネトリウム水溶液、水の順に洗浄し、硫酸マ
グネシウムにて乾燥する。塩化メチレンを留去後、残液
を石油エーテルにて結晶化して、(3.5−ジーt−ブ
チル−4−ヒドロキシフエニル)フエニル(ホルミノレ
アミノ)メタン4.1gを得f二。
融点:124−127゜C IR, 0m−”: 3644、 KBr 3 2 8 4、 l 6 7 8、 1 662、 1 438、 1 234、700 NMR, appm : l−38  (18H,s)、C D 
C 13 5.1  8  (l H.  3)  、 5.93
〜6.2 5  ( l H,broad)  、 7
.00  (2H,  s)  、7.1  0〜7.
40  (5H.m) 、8.29  (IH,S) 実施例 3 3.5−ジーt−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフエノ
ン6.2g,ギ酸4.6g及びギ酸アンモニウム3.8
gを撹拌下120゜Cで2時間、続いて180゜Cで3
時間反応させる。反応後、冷時、酢酸エチルにて抽出し
、水洗後硫酸マグネシウムにて乾燥する。溶媒を留去後
、残渣をシリカゲル力ラムクロマトグラフィ−(溶出溶
媒、ベンゼン:酢酸エチル(95:5))にて精製し、
二一テルーヘキサンより再結晶して、(3.5−ジー1
−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)フエニル(ホルミ
ルアミノ))メタン1.4gを得t;。この化合物は実
施例2で得た化合物と同じ物性値を示した。実施例  
4 (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ7ェニル)
フェニルメチルアミン2g及(fトリエチルアミン0.
8gを乾燥ジエチルエーテル50nlに溶解し、水冷撹
拌下アセチルクロリド0.6gを滴下する。滴下後室温
にて2時間撹拌し、さらに、水を加えて撹拌後有機相を
分取し硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去後、残
渣をエーテルーヘキサンより再結晶して、(3.5−ジ
ーtーブチルー4−ヒドロキシフェニル)7エニル(ア
セチルアミノ)メタン1.5gを得た。
融点:9g.9−100.2゜C Cm IR,  y      :3654、3252、29
60、KBr l 64 4、 l 4 34、 700NMR,ap
pm : 1.38 (18H,s)、C D C I
, 2.05  (3H,  s)  、 5.1  6(
IH,  s),  5.80−6.22(2H,m)
  、 6.99  (2H,s)  、7.27  
(5H,  s)実施例 5 (3.5−ジー(−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)
フエニルメチルアミン3.1 g及ヒトリエチルアミン
1.2gを乾燥ジエチルエーテル100rr+Qに溶解
し、水冷撹拌下クロロ炭酸エチル1.2gを滴下する。
滴下後室温にて4時間撹拌し、さらに水を加えて撹拌後
有機層を分取し硫酸マグ不シウムで乾燥する。溶媒を留
去後、残渣をエーテルー石油エーテルより再結晶して、
(3.5−シ−t−7’チルー4−ヒドロキシ7エニル
)7エニル(エトキシ力ルポニルアミノ)メタン2.9
gを得た。
融点: 127.1−128.1’0 1 680、 { 5 46、 l 26 2、NMR
, 1 24 8、 7 0 6 δppm 。Do,: 1.22 (3H,t,J=7Hz)  
、 1 .38  (18H,  s)、4.1  2
  (2H,  q,  J−7Hz)、4.95  
 5.3(2H,broad)  、5.70   5
.92  (IH,m) 、6.99  (2H,  
s)  、7.28  (5H,  s) 実施例 6 (3,5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)
フエニルメチルアミン2.0g,l−りエチルアミン0
.8g及びメタンスルホニルクロリド0.8gt−実施
例5と同様に処理して、(3.5−ジーヒーブチル−4
−ヒドロキシフエニル)フエニル(メタンスルホニルア
ミノ)メタン0.9gを得た。
融点: 138.3−139.0’c 1 436、 1 l 4 4、 NMR , δppm 。Do,,: 1.39 (18H.s)、2.64 
 (3H,s) 、4.7 −4.9  (I H, 
 broad) 、5.2 1(l}I.s),5.6
4及び5.7 1  (IH),7.08  (2H,s)、7.35
  (5H,  s) 実施例 7 (3.5−ジーt−プチル−4−ヒドロキシー4′−フ
ルオロペンゾ7エノン オキシム4.43gをエタノー
ル200mI2に溶解し、酢酸4mQを加え、lO%パ
ラジウムー炭素を触媒として5kg/cm”の水素圧、
室温で23時間接触還元を行なう。反応後触媒を炉去し
、溶媒を留去ffl残渣を酢酸エチルに溶解し、lO%
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄、硫酸マグネシウムで
乾燥する。
溶媒を留去後、残渣をシリカゲル力ラムクロマトグラフ
ィ−(溶出溶媒、ベンゼン)にて精製し、得られる油状
物を常法により塩酸塩として、(3,5−ジーt−ブチ
ルー4−ヒドロキシフエニル)(4−フルオロフエニル
)メチルアミン塩酸塩1.1gを得た。
融点:l31.l−133.0゜C IR,ν0m−” KBr : 3644、2960,1608、1516
、l440、l238、 1164 NMR,δ。Do,:1.37 (18H.s)、5.
26  (IH, broar) ,  5.30  
(LH,S) 、6.77−7.38  (6H,m)
 、9.29  (2H,broad) 実施例8 (a)  (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ
−4′−メトキシ)ベンゾ7エノン オキシム2.5g
を5000の水浴中、酢酸40mQに溶解し、亜鉛末1
 .8gを徐々に加え、45分間反応させる。
触媒を濾去し、濾液を濃縮後、氷水を加え酢酸エチルで
抽出する。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和後、水
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を留去後、残渣をクロロホルムに溶解し、塩酸−イ
ソグロバノールで塩酸塩にする。クロロホルムを留去し
、n−ぺ冫夕冫を加えて結晶化して、2,6−ジー1−
ブチルー4−[アミノ(4−メトキンフエニル)メチレ
ン]−2.5−シクロヘキサジエン−1−オン塩酸塩2
.1 3gを得た。
融点:231−236℃ ”” : 3436、3084、2964、l634、
l596、IR−′KBr l428、1374、1316、l266、1174、
1140、1120 NMR,δ(CD,),So : 1.40(18H,
s)、3.92(3H,s)、7.49(4H, dd
, J − 8.8H2, 49.8Hz)、7.52
(2H.s) (b)  2.6−ジーt−ブチルー4− [アミノ(
4−メトキシ7エニル)メチレン]−2.5−シクロへ
キサジエン−l一オン塩酸塩1.0gをエタノール50
ml2に溶解し、lO%パラジウムー炭io.4gを加
え常法により接触還元を行なう。反応後触媒を濾去し、
エタノールを留去後、残渣をメタノールー酢酸エチルよ
り再結晶して、(3.5−ジ−t−ブチルー4−ヒドロ
キシフェニル)(4一メトキシフェニル)メチルアミン
塩酸塩734mgを得た。
融点:16 1.8−167.8゜C cm− ’ IR,  ’KBr  :3636、3440, 29
60, 1614、1516、1440, 1254、
1182、1030NMR,δ(co,).so : 
1.36(18H,s)、3.75(3H, S)、5
.40(IH,broad)、7.05(IH,s)、
7.20(4H,dd,J−8.8Hz, 42.8H
z)、7.24(2H, s)、8.79−8.91(
2H,broad)実施例9 (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシ−2′−メ
チル)ペンゾフエノン オキシム0.9gを酢酸20m
l2に溶解し、40゜C撹拌下亜鉛粉末0.9gを加え
1時間反応させる。反応後不溶物を濾去し、酢酸を留去
後、残渣を酢酸エチルに溶解し、lO%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で洗浄、硫酸マグ不シウムで乾燥する。溶媒
を留去後残渣をシリカゲル力ラムクロマトグラフイ−(
溶出溶媒、クロロホルム:メタノール(95:5))に
て精製し、得られる油状物を常法により塩酸塩にして、
(3  5−ジ−t−ブチルー4−ヒドロキシフエニル
)(2−メチル7エニル)メチルアミン塩酸塩322m
gを得た。
融点:222.0−223.2°C(分解)01′lI
l:3620、2956、l588、l438、124
0IRゝ yKBr ppm NMR,δ(CD,)2So: 1.33(18H,s
)、2.25(3H, s)、5.50(II, br
oad)、7.04(LH,s)、7.10−7.75
(6H、m)、8.85(2H, broad)実施例
lO (a)  リチウムアルミニウムヒドリド5gを乾燥ジ
エチルエーテル400m4に懸濁させ、撹拌下、3,5
−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシベンゾフエノン20
gを乾燥テトラヒド口フラン200mQに溶解した溶液
を滴下し、30分間加熱撹拌する。
反応後、水冷下10%硫酸を加え、有機層を分取し、水
洗後硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去後、残渣
をエーテルーヘキサンより再結晶して、(3.5−ジー
t−ブチルー4−ヒドロキンフエニル)フエニルメタノ
ール15gを得た。
融点+121−123゜C (b)  (3.5−ジーt−ブチルー4−ヒドキロシ
フエニル)7エニルメタノール1.5gに水冷下チオニ
ルクロリド2ml2を加え室温で2時間撹拌する。反応
後過剰のチオニルクロリドを留去して、(3.5−ジー
t−フチルー4−ヒドロキシフェニル)フエニルメチル
クロリドを得た。
(C)  上記(b)工程で得たクロル体をピリジン5
lIQに溶解し、水冷下40%メチルアミン溶液1mQ
を滴下し室温でl時間撹拌する。反応後、反応混合物を
氷水に注ぎ、エーテルで抽出した後有機層を水洗し、硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去し、残渣を常法
により塩酸塩とした後石油工一テルにて結晶化して,(
3.5−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)フ
エニル(メチルアミノ)メタン塩酸塩1.35gを得た
融点:l82.1−1 82.7℃ IR、ν”−’ : 3650、I438、700KB
r NMR、δ(CD,)2So : 1.37(18H%
s)、2.41(3H,s)、2.30−2.55(L
H,broad)、5.32(l}I,s)、7.03
(IH,  s)、7.26−7.76(7H,m)実
施例1l ナトリウムアミド0.3gを無水ベンゼン30n+Qに
懸濁し、メチルアミン0.8gを加え3時間加熱する。
その反応溶液に、冷却下、実施例lOの(b)工程で得
た(3.5−ジーt−ブチルー4一ヒドロキシフエニル
)7エニルメチルクロリドのベンゼン10mQ溶液を滴
下する。滴下後3時間加熱し、析出した不溶物を濾別し
、濾液を水洗後硫酸マグ不シウムにて乾燥する。ベンゼ
ンを減圧下に留去し、常法により塩酸塩とした後石油エ
ーテルにて結晶化して、(3.5−ジーL−ブチルー4
一ヒドロキシ7エニル)フェニル(メチルアミノ)メタ
ン塩酸塩を得た。この化合物は実施例10の(c)工程
で得た化合物と同じ物性値を示した。
実施例12 (a)  ( 3 . 5−ジーt−ブチルー4.4′
−ジヒドロキシ)ペンゾフエノン オキシムl.ogを
酢酸15m+2に溶解し、水冷撹拌下亜鉛末1.0gを
徐々に加え、30℃以下に保ちながら1.5時間撹拌す
る。反応後、亜鉛を濾去し、濾液を濃縮後氷水を加え酢
酸エチルで抽出する。炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去
後、残渣を酢酸エチルに溶解し、塩酸−イソプロパノー
ル溶液を加えて塩酸塩にする。溶媒を濃縮後、メタノー
ルー酢酸エチルより再結晶して、2.6−ジーt−ブチ
ルー4一[アミノ(4−ヒドロキシフエニル)メチレン
]2,5−シクロヘキサジエン−1−オン塩酸塩1.0
gを得た。
融点: 259.3−26 1.2゜C(分解)Cm 
’ IR,  ν  : 3048、3032、2960、
l596、1374、KBr l306、1182、1174 NMR,δ(。,,)2,。: 1.40(18H,s
)、3.30(2H, t)road)、6.95−7
.75(6H%m)(b)  2.6−ジーt−ブチル
ー4−[アミノ(4ヒドロキシフエニル)メチレン]−
2.5−シクロヘキサジエン−1−オン塩酸塩0.8g
をエタノール40IIIQに溶解し、10%パラジウム
ー炭素0.3gを加え常法により接触還元を行なう。反
応後触媒を濾去し、溶媒を留去後、残渣をメタノールー
酢酸エチルより再結晶して、(3.5−ジー1−ブチル
ー4−ヒドロキシフエニル)(4−ヒドロキシフエニル
)メチルアミン0.52gを得た。
融点:172.0−174.9゜C IR、ν”−’ : 3632、3204、2960、
16l8、151g、KBr l506、l498、l438、l266、l236、
1208、838 NMR,δ(。,,),,。: 1.36(18H,S
)、5.33( IH, broad)、6.7−7.
7(68%m)、7.05(IHSS)、8.76(2
H, broad)、9.61(IH,s)次に本発明
の化合物を含有する薬剤の製造例を示す。
製造例A:カプセル剤 処方1−a50mgカプセル mg/カプセル 活性戊分            50でんぷん   
         30乳糖            
  27.8ステアリン酸マグネシウム     2.
2110  mg 処方1−bloomgカプセル mg/カプセル 活性成分            100でんぷん  
          60乳糖           
   55.6ステアリン酸マグネシウム     4
.4220  mg 活性成分をよく粉砕し、でんぷん、乳糖及びステアリン
酸マグネシウムをそれに混合し、よくまぜ合せカプセル
に充填する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、 R^1は水素原子、低級アルキル基、ホルミル基、低級
    アルキルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基又
    は低級アルキルスルホニル基を表わし、 R^2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、水酸基、ニトロ基、アミノ基又はシア
    ノ基を表わす、 で示される化合物又はその塩。
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