JPH0352719Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352719Y2
JPH0352719Y2 JP1987085935U JP8593587U JPH0352719Y2 JP H0352719 Y2 JPH0352719 Y2 JP H0352719Y2 JP 1987085935 U JP1987085935 U JP 1987085935U JP 8593587 U JP8593587 U JP 8593587U JP H0352719 Y2 JPH0352719 Y2 JP H0352719Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
lever
clamp
handle
clamp mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987085935U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63194195U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987085935U priority Critical patent/JPH0352719Y2/ja
Publication of JPS63194195U publication Critical patent/JPS63194195U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0352719Y2 publication Critical patent/JPH0352719Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Of Jars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第7図で示すように、瓶Bの口部b
に被嵌した瓶蓋Aの周壁aを、半径内向きに折り
曲げてこれを瓶Bの口部bの環状係合部に係止す
ることにより、瓶Bを密封するようにした手動式
の密封装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
実験用薬品類を瓶詰めする場合のように、製造
量が少なくて密封工程を自動化するメリツトがな
い場合とか、研究室でサンプルを瓶詰めする場合
においては、手動式の密封装置が使用されてお
り、このための密封装置として従来は、実開昭59
−22795号公報に記載され、且つ、第8図に示す
ような構成の密封装置30が使用されていた。
すなわち、この従来の密封装置30は、下向き
開口した筒状のホルダー31の内部に、互いの間
隔が拡縮自在となるようにした断面半円状の一対
のクランプ爪32を装着し、ホルダー31の内部
に配設したガイド部材33の下降動にて両クラン
プ爪32,32が閉作動するように関連させる一
方、ホルダー31の外面には、当該ホルダー31
に対して固定された固定レバー34と、ホルダー
31に対して上下回動自在に枢支された可動レバ
ー35とを設け、両レバー34,35を互いの間
隔が狭まるように握りしめると、可動レバー35
に枢着したロツド36を介してガイド部材33が
下降し、両クランプ爪32、32にて瓶蓋Aの周
壁aを折曲げるように構成したものであつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この種の密封作業は、一般に、1日
に何十回何百回も連続して行うものであるが、従
来の密封装置30は、一対のレバー34,35を
片手で握り絞めることによつて、換言すると、作
業者の片手の握力のみによつて瓶Bの密封を行う
ものであり、しかも、人の指の長さの関係から、
両レバー34,35の長さを一定寸法以上に長く
することができず、てこの原理を利用して作業者
の負担を軽減することに限界があるため、作業者
の指と手の平の部分の筋肉に負担が集中すること
になり、このため、作業者の手に腱鞘炎が多発す
るなど、作業者の健康管理上憂慮すべき問題があ
つた。
特に、この種の密封作業には非力な女子が従事
することが多いため、この健康管理の問題が一層
顕著に現れており、事態の改善が強く望まれてい
た。
本考案は、作業者に対する負担を低減してその
健康を守り、併せて、瓶蓋の大きさが大小異なつ
ても的確に対応できるようにした密封装置を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案における密封装
置は、レバーの一方方向への回動にて閉作動する
クランプ爪によつて前記瓶蓋の周壁を折曲げるよ
うに構成したクランプ機構と、該クランプ機構が
着脱自在に取り付く支持スタンドとを備え、該支
持スタンドに、水平状の軸線回りに回動自在なハ
ンドルを設けると共に、前記ハンドルの一方方向
への回動にて前記クランプ機構におけるレバーを
一方方向に回動させるようにした連動機構を、前
記レバーに対して係脱自在となるように設け、こ
の連動機構に、前記レバーに対する係止位置を調
節し得るようにした調節手段を設ける構成にし
た。
〔考案の作用・効果〕
この構成において、口部に瓶蓋を被嵌した瓶を
一方の手で持つて、瓶の口部をクランプ爪の間に
挿入し、その状態で、他方の手にてハンドルを握
り、腕の屈伸又は上げ下ろしによつてハンドルを
回動させると、連動機構を介してレバーが回動
し、これに連れてクランプ爪が閉作動し、クラン
プ爪にて瓶蓋の周壁が内向きに折曲げられ、瓶の
密封が行われる。
このように本考案は、腕の屈伸又は上げ下ろし
によつて瓶の密封を行うもので、瓶の密封を腕全
体の力で行うことができるから、従来のように指
や手の平の部分の筋肉に負担が集中することはな
く、しかも、単なる腕の屈伸や上げ下ろしで良い
ことにより、ハンドルの長さを長くしたりレバー
の長さを長くしたりすることが自由にできて、て
この原理を充分に利用して軽い力でレバーを回動
させることができるから、従来の装置に比べて、
作業者の疲労を格段に軽減することができるので
ある。
ところで、瓶蓋の大きさは、瓶の種類に応じて
大小種々のものがあり、クランプ機構も、クラン
プ爪の内径とレバーの回動角度を瓶蓋の大きさに
適合させたものを、瓶蓋の種類の数だけ用意して
おく必要がある。
その場合、クランプ機構が支持スタンドに対し
て取り外し不能であると、密封装置全体を瓶蓋の
大きさに応じた種類だけ新たに製造しなければな
らず、密封装置の製造に多大の手間を要すること
になる。
しかし、本考案は、クランプ機構を支持スタン
ドに着脱自在に取り付けるようにしたことと、連
動機構をレバーに対して係脱自在に構成したこと
とにより、クランプ機構として従来の密封装置を
そのまま使用することができると共に、1台の支
持スタンドにて複数種類のクランプ機構に対応す
ることができ。しかも、レバーに対する連動機構
の係止位置を調節できるから、クランプ機構の種
類が異なつても、そのレバーの位置に応じて連動
機構の係止位置を調節することにより、ハンドル
を回動しての瓶の密封を確実に行うことができる
のであり、これら従来の密封装置を使用すること
ができることと、支持スタンドを1台のみ用意す
れば足りること、及び、クランプ機構の種類が異
なつても瓶を確実に密封できることとが相俟つ
て、作業者の疲労を格段に軽減できる密封装置で
ありながら、その製造コストを格段に低減できる
のである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面(第1〜6図)に
基づいて説明すると、図において符号1は本考案
に係る密封装置を示し、該密封装置1は、瓶Bの
口部bに被嵌した瓶蓋Aの周壁aを内向きに折曲
げるようにしたクランプ機構2と、前記クランプ
機構2を着脱自在に取付けた支持スタンド3とを
備えている。
前記クランプ機構2は、前記支持スタンド3の
ブラケツト4に取付けるようにした下向きの開口
円筒状のホルダー5と、該ホルダー5の下部に軸
心を挟んで対称状に配設した一対のクランプ爪
6,6と、ホルダー5の内部に配設したガイド部
材7と、前記ガイド部材7にロツド9を介して連
結されたレバー8とで構成されている。
前記ホルダー5の外側面には、水平状の支持ア
ーム10が固着されており、この支持アーム10
を、ブラケツト4の上面に形成した溝11に嵌め
入れて、支持アーム10をブラケツト4に抜き差
し自在なピン12にて係止することにより、クラ
ンプ機構2をブラケツト4に着脱できるようにし
ている。
前記両クランプ爪6,6は断面半円状に形成さ
れており、その下端部内面に半径内向きの突起6
aを設ける一方、上下高さ方向の中途部の外周面
に半径外向きの鍔6bを突設し、この鍔6bをホ
ルダー5の水平フランジ5aにて支持することに
より、両クランプ爪6,6が、両突起6a,6a
の間隔が狭まるように閉じ作動したり、両突起6
a,6aの間隔が拡がるように開き回動したりす
るように構成し、且つ、ホルダー5の内面に固着
した板ばね13にて、両クランプ爪6,6を開き
方向に付勢している。
前記ガイド部材7の外周面には断面三角形の環
状溝7aが形成されており、該環状溝7aの内面
に前記両クランプ爪6,6における上端部の内面
を各々当接させる一方、前記ロツド9をホルダー
5の天板5bに上下動自在に嵌挿して、このロツ
ド9の下端をガイド部材7に螺着し、ロツド9の
上端部をレバー8に対してピン14枢着し、更
に、レバー8の基端部を、ホルダー5の外面に固
着した下向き開口の鉤状枢支部材15にピン16
にて枢支している。
前記ガイド部材7及びレバー8は、ロツド9に
被嵌したばね17にて上向きに付勢されている。
また、ガイド部材7の下面には、スポンジゴム等
の体積変化の大きい弾性体7bを貼着している。
前記支持スタンド3のブラケツト4は、支柱1
8に枢着されており、該ブラケツト4の背面寄り
部位の下部に、レバー8と略直交して水平状に延
びる回転軸19を介して、水平状の軸線回りに回
動自在なハンドル20を設け、このハンドル20
と前記レバー8とを、ラツク22とピニオンギヤ
21及び紐24とから成る連動機構にて、係脱自
在に連結している。
すなわち、前記回転軸19に、ブラケツト4の
肉厚部内においてピニオンギヤ21を固着する一
方、前記支柱18にはラツク22を上下摺動自在
に嵌挿し、これらラツク22とピニオンギヤ21
とを噛合させ、且つ、前記ラツク22に穿設した
ピン挿入孔26に、ブラケツト4に穿設した長孔
4aを介してピン23を抜き差し自在に挿入し、
該ピン23の両端に、レバー8に引つ掛け係止し
た紐24の両端を係止したもので、従つて、ハン
ドル20を上方から手前方向に下向き回動させる
と、ラツク22が下降してレバー8が下向きに回
動する。
このとき、レバー8に対する連動機構の係止位
置を調節する調節手段の一例として、前記ラツク
22におけるピン挿入孔26を、上下適宜ピツチ
で複数個穿設し、ピン23の差し込み高さ位置を
変更し得るように構成することにより、紐24を
1本のみ使用した場合であつても、レバー8に対
する紐24の係止高さ位置を段階的に調節できる
ようにしている。
前記ラツク22は、支柱18の中空部部に嵌挿
したばね25にて上向きに付勢されている。
以上の構成において、口部bに瓶蓋Aを被嵌し
た瓶Bを一方の手で持ち、瓶Bの口部bを両クラ
ンプ爪6,6の間に下方から挿入し、その状態
で、他方の手でハンドル20を手前側に下向き回
動させると、レバー8が下向き回動し、それに連
れて両クランプ爪6,6が閉作動し、両クランプ
爪6,6の突起6aにて、瓶蓋Aの周壁aが内向
きに折曲げられてこれが瓶口部bに係止すること
により、瓶Bの密封が行われる。
このように、本考案の密封装置1は、作業者の
握力によつて瓶Bを密封するのではなく、作業者
の腕の屈伸動又は上下動にて密封するもので、腕
全体の力によつて密封が行われるから、従来のよ
うに指や手の平の部分の筋肉に集中的に負担が掛
かることはなく、しかも、ハンドル20の長さ長
くしたりレバー8の長さを長くしたりと言うこと
が自由にできて、てこの原理を充分に利用できる
ことにより、密封作業を軽い力で行うことができ
るから、作業者の疲労を格段に軽減できるのであ
る。
そして、瓶Bの口部bの直径及び瓶蓋Aの直径
が変わつた場合には、クランプ機構2をその瓶蓋
Aに対応したものに付け替えると共に、ピン挿入
孔26に対するピン23の挿入高さ位置を変更し
て、紐24がレバー8に対して適正な状態で係止
されるように、すなわち、ハンドル20を自由状
態にした状態で紐24に緩みが生じたり、レバー
8が当初から回動した状態になつてしまつたりす
ることがないようにすれば良いのである。
なお、実施例のようにガイド部材7の下面に弾
性体7bを貼着しておくと、ガイド部材7が下降
しても、弾性体7bの弾性力に抗して瓶蓋Aが上
方に押し込まれることにより、瓶蓋Aの高さ位置
を一定に保つことができるから、瓶蓋Aの周壁a
の折曲げ高さ位置にむらが生じることを防止し
て、ガタ付きのない状態に確実に密封できる利点
がある。
本考案において、クランプ機構2は実施例の構
造に限るものではなく、例えば、ガイド部材7を
上方に引き上げることによつて、両クランプ爪6
を閉作動させるようにしたり、或いは、クランプ
爪6を3個以上に形成するなど、種々の構造にで
きることは言うまでもない。
また、ハンドル20の回動にてレバー8を回動
させる連動機構も上記の実施例に限るものではな
く、例えば、実施例のように瓶24を利用する場
合には、ハンドル20の回転軸19に糸車状の車
を固着し、この車の外周に紐24を巻き付けると
共に紐24をレバー8に係止することにより、ハ
ンドル20の回動にてレバー8を直接的に引き下
げ回動させるようにしても良いし、また、紐24
を利用せずに、リンク機構など他の手段を利用し
ても良いのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示し、第1図は
密封装置の正面図、第2図は左側面図、第3図は
平面図、第4図は上半部の右側面図、第5図は第
1図の−視拡大断面図、第6図は使用状態を
示す図、第7図は密封した状態での瓶の口部の断
面図、第8図は従来の装置の側面図である。 1……密封装置、2……クランプ機構、3……
支持スタンド、4……ブラケツト、5……ホルダ
ー、6……クランプ爪、7……ガイド部材、8…
…レバー、9……ロツド、19……回転軸、20
……ハンドル、21……ピニオンギヤ、22……
ラツク、23……ピン、24……紐、26……ピ
ン挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瓶の口部に被嵌した瓶蓋の周壁を、半径内向き
    に折り曲げて瓶の口部における環状係合部に係止
    することにより、瓶を密封するようにした装置で
    あつて、該装置は、レバーの一方方向への回動に
    て閉作動するクランプ爪によつて前記瓶蓋の周壁
    を折曲げるように構成したクランプ機構と、該ク
    ランプ機構が着脱自在に取り付く支持スタンドと
    を備え、該支持スタンドに、水平状の軸線回りに
    回動自在なハンドルを設けると共に、前記ハンド
    ルの一方方向への回動にて前記クランプ機構にお
    けるレバーを一方方向に回動させるようにした連
    動機構を、前記レバーに対して係脱自在となるよ
    うに設け、この連動機構に、前記レバーに対する
    係止位置を調節し得るようにした調節手段を設け
    たことを特徴とする瓶の密封装置。
JP1987085935U 1987-06-02 1987-06-02 Expired JPH0352719Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987085935U JPH0352719Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987085935U JPH0352719Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63194195U JPS63194195U (ja) 1988-12-14
JPH0352719Y2 true JPH0352719Y2 (ja) 1991-11-15

Family

ID=30941792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987085935U Expired JPH0352719Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0352719Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922795B2 (ja) * 1981-05-20 1984-05-29 株式会社東芝 アルミニウムまたはその合金の表面処理方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016553Y2 (ja) * 1982-08-04 1985-05-22 日電理化硝子販売株式会社 容器キヤツプの封緘具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922795B2 (ja) * 1981-05-20 1984-05-29 株式会社東芝 アルミニウムまたはその合金の表面処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63194195U (ja) 1988-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109011331A (zh) 在练习机器上执行臂屈伸练习的翻转和臂屈伸手柄系统
WO2005113409A2 (en) Apparatus for fastening and loosening a lid from a container
DE2649218A1 (de) Abgabeverschluss
JPH0352719Y2 (ja)
CN110002240A (zh) 一种用于桶装物料的密闭卸料系统
CN207293248U (zh) 一种建筑用砖夹
CN219538752U (zh) 一种外科护理用吊架
JPH02307307A (ja) ケーブルハンガーリング装着具
US4108220A (en) Multiple use canner
DE1916067A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zum abdichtenden Verschliessen von oben offenen Behaeltern
KR101533568B1 (ko) 휴대단말기 거치대
CN215280576U (zh) 一种汽车顶盖生产用定位装置
JP3608734B2 (ja) イルリガートルスタンドの昇降固定装置
CN209074918U (zh) 一种骨科手术用肢体升降装置
KR200399532Y1 (ko) 플라이어 타입의 병뚜껑용 오프너
CN205459332U (zh) 可视滴眼药辅助装置
CN212650882U (zh) 一种鼻中隔咬骨钳
CN211708636U (zh) 可调式操作箱
JP3932167B2 (ja) 塗装マスク装置
CN211835217U (zh) 一种用于眼科手术的手术巾调节支撑装置
US4653355A (en) Device for removing champagne corks from bottles
CN216352973U (zh) 一种便携式牙周手术教学模型
JPS5840961Y2 (ja) 線材巻取ドラムの線材連結装置
CN219743204U (zh) 一种针灸操作辅助架
JPS6131985Y2 (ja)