JPH0352619Y2 - - Google Patents
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- JPH0352619Y2 JPH0352619Y2 JP1985193427U JP19342785U JPH0352619Y2 JP H0352619 Y2 JPH0352619 Y2 JP H0352619Y2 JP 1985193427 U JP1985193427 U JP 1985193427U JP 19342785 U JP19342785 U JP 19342785U JP H0352619 Y2 JPH0352619 Y2 JP H0352619Y2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- lever
- lock
- cab
- stopper
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Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はトラツクのキヤブをチルトさせるため
のキヤブ・チルトシリンダーに関するものであ
る。
のキヤブ・チルトシリンダーに関するものであ
る。
トラツクのキヤブを油圧によつてチルトさせる
キヤブ・チルトシリンダーにはチルト状態をスト
ツパー・レバーにより保持するようにしたロツク
機構が併設され、こうしたロツク機構を有するチ
ルトシリンダーを本出願人は先に「チルトストツ
パー装置」(実願昭58−42111号、実開昭59−
147679号)として出願している。第3図a〜dは
上記先の出願に係るチルトストツパー装置の構造
を示す図で、第3図aはキヤブをチルトし、チル
ト状態をストツパー・レバーにより保持している
状態を示す側面図であり、1はフレーム、2はキ
ヤブである。第3図bは第3図aおよび第3図c
のA−A断面図、第3図cは側面図、第3図dは
正面一部破断図である。
キヤブ・チルトシリンダーにはチルト状態をスト
ツパー・レバーにより保持するようにしたロツク
機構が併設され、こうしたロツク機構を有するチ
ルトシリンダーを本出願人は先に「チルトストツ
パー装置」(実願昭58−42111号、実開昭59−
147679号)として出願している。第3図a〜dは
上記先の出願に係るチルトストツパー装置の構造
を示す図で、第3図aはキヤブをチルトし、チル
ト状態をストツパー・レバーにより保持している
状態を示す側面図であり、1はフレーム、2はキ
ヤブである。第3図bは第3図aおよび第3図c
のA−A断面図、第3図cは側面図、第3図dは
正面一部破断図である。
第3図において、3はシリンダー4およびシリ
ンダー・ロツド5から成るピストン機構である。
6はシリンダー4に固着された断面略コ字型のガ
イド7内に摺動可能に嵌挿された略L字状のスト
ツパー・レバーであり、その前端はピン8により
シリンダー・ロツド5の前端に連結される。該ス
トツパー・レバー6はシリンダー4の軸線に平行
に配置され、ピストン機構3の作動に連動し、ガ
イド7に案内されシリンダー軸方向に移動する。
9は前記ストツパー・レバー6に設けられたロツ
ク用歯である。10は先端にロツク爪11を有す
るロツク・レバーであり、ピン12を軸にして回
動可能にリブ13に取付けられる。なお、ロツ
ク・レバー10はスプリング14によりロツク爪
11が前記ロツク用歯9と噛合う。なお、16は
ロストモーシヨン・レバーである。
ンダー・ロツド5から成るピストン機構である。
6はシリンダー4に固着された断面略コ字型のガ
イド7内に摺動可能に嵌挿された略L字状のスト
ツパー・レバーであり、その前端はピン8により
シリンダー・ロツド5の前端に連結される。該ス
トツパー・レバー6はシリンダー4の軸線に平行
に配置され、ピストン機構3の作動に連動し、ガ
イド7に案内されシリンダー軸方向に移動する。
9は前記ストツパー・レバー6に設けられたロツ
ク用歯である。10は先端にロツク爪11を有す
るロツク・レバーであり、ピン12を軸にして回
動可能にリブ13に取付けられる。なお、ロツ
ク・レバー10はスプリング14によりロツク爪
11が前記ロツク用歯9と噛合う。なお、16は
ロストモーシヨン・レバーである。
以上のように構成された先願の「チルトストツ
パー装置」は、油圧によるピストン機構3の伸長
によりシリンダー・ロツド5と共にストツパー・
レバー6が前方に引出され、チルト完了と同時に
ロツク用歯9とロツク爪11が噛合つてストツパ
ー・レバー6の後方への戻りをロツクされる。こ
の状態でキヤブの荷重はシリンダー・ロツド前端
のB点に作用し、この荷重はロツク用歯9とロツ
ク11の噛合うC点で支持される。
パー装置」は、油圧によるピストン機構3の伸長
によりシリンダー・ロツド5と共にストツパー・
レバー6が前方に引出され、チルト完了と同時に
ロツク用歯9とロツク爪11が噛合つてストツパ
ー・レバー6の後方への戻りをロツクされる。こ
の状態でキヤブの荷重はシリンダー・ロツド前端
のB点に作用し、この荷重はロツク用歯9とロツ
ク11の噛合うC点で支持される。
しかしながら、上記先の出願にかかる「チルト
ストツパー装置」においては、キヤブ重量が作用
するシリンダー・ロツド5前端のB点と、これを
支持する前記噛合部C点がシリンダー・ロツド5
の径方向に第3図bに示すように寸法Eだけずれ
た構造となつているのでストツパー・レバー6に
曲げモーメントが作用し、このためストツパー・
レバー6をリブ6a等によつて補強しなければな
らず、結果的にシリンダー4からの張出し寸法L
が増大する等、チルト・ストツパー部が肥大化す
るという欠点がある。同時にシリンダー・ロツド
5にも曲げモーメントが作用するためロツド径を
大きくしなければならないという欠点がある。
ストツパー装置」においては、キヤブ重量が作用
するシリンダー・ロツド5前端のB点と、これを
支持する前記噛合部C点がシリンダー・ロツド5
の径方向に第3図bに示すように寸法Eだけずれ
た構造となつているのでストツパー・レバー6に
曲げモーメントが作用し、このためストツパー・
レバー6をリブ6a等によつて補強しなければな
らず、結果的にシリンダー4からの張出し寸法L
が増大する等、チルト・ストツパー部が肥大化す
るという欠点がある。同時にシリンダー・ロツド
5にも曲げモーメントが作用するためロツド径を
大きくしなければならないという欠点がある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたものであ
り、キヤブ・チルトシリンダーのチルト・ストツ
パー部をコンパクト化し、併せてシリンダー・ロ
ツドを小形化することのできるキヤブ・チルトシ
リンダーを提供することにある。
り、キヤブ・チルトシリンダーのチルト・ストツ
パー部をコンパクト化し、併せてシリンダー・ロ
ツドを小形化することのできるキヤブ・チルトシ
リンダーを提供することにある。
上記問題点を解決するため本考案は、
シリンダーとロツドより成るピストン機構のロ
ツド前端に複数のロツク用歯を形成したストツパ
ー・レバーを連結し、該ストツパー・レバーをシ
リンダーに設けたガイドによつて保持すると共
に、該ガイドに前記ロツク用歯と係合してキヤブ
のチルト状態を保持するロツク・レバーを装着し
たキヤブ・チルトシリンダーにおいて、 前記ロツク用歯をシリンダーの両側に配置する
と共に、該ロツク用歯と前記ロツク・レバーとが
シリンダー軸線に対して、略対称で、かつ、両係
合部は、シリンダー軸線と略同一平面上の該シリ
ンダーの両側で係合するようにしたことを特徴と
する。
ツド前端に複数のロツク用歯を形成したストツパ
ー・レバーを連結し、該ストツパー・レバーをシ
リンダーに設けたガイドによつて保持すると共
に、該ガイドに前記ロツク用歯と係合してキヤブ
のチルト状態を保持するロツク・レバーを装着し
たキヤブ・チルトシリンダーにおいて、 前記ロツク用歯をシリンダーの両側に配置する
と共に、該ロツク用歯と前記ロツク・レバーとが
シリンダー軸線に対して、略対称で、かつ、両係
合部は、シリンダー軸線と略同一平面上の該シリ
ンダーの両側で係合するようにしたことを特徴と
する。
〔作用〕
以上のように構成されたキヤブ・チルトシリン
ダーは、キヤブをチルトした状態においてシリン
ダー軸線上に作用するキヤブ重量を、シリンダー
の両側にその軸線に対して互いに略対称な位置に
ある2個のロツク用歯で均等に支持するので、ス
トツパー・レバーおよびシリンダー・ロツドに曲
げモーメントがわずかしか生じない。
ダーは、キヤブをチルトした状態においてシリン
ダー軸線上に作用するキヤブ重量を、シリンダー
の両側にその軸線に対して互いに略対称な位置に
ある2個のロツク用歯で均等に支持するので、ス
トツパー・レバーおよびシリンダー・ロツドに曲
げモーメントがわずかしか生じない。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図a〜eは本考案に係るキヤブ・チルトシ
リンダーの実施例を示す図で、第1図aは側面
図、第1図bは正面一部断面図、第1図cは第1
図aのD−D線上断面図、第1図dはガイドまわ
りの分解斜視図、第1図eはストツパー・レバー
の部分斜視図である。
リンダーの実施例を示す図で、第1図aは側面
図、第1図bは正面一部断面図、第1図cは第1
図aのD−D線上断面図、第1図dはガイドまわ
りの分解斜視図、第1図eはストツパー・レバー
の部分斜視図である。
上記図において、油圧作動のピストン機構21
はシリンダー・ロツド22およびシリンダー23
から成る。該シリンダー23の前端にはガイド2
4が取付けられる。該ガイド24は内、外方ガイ
ド部材24a,24bが一体的に固着されて構成
され、内方ガイド部材24aは下方がシリンダー
23の下半周に接し、上方が開いたU字状に形成
される。該内方ガイド部材24aはボルト25に
よりシリンダー表面に締付固定される。26は上
記締付固定に際し、内方ガイド部材24aの内面
間に挟着するガイド・カラーである。外方ガイド
部材24bは略半円形のU字状断面を有し、上記
内方ガイド部材24aのU字状外表面の間には略
半円形のU字状間隙部28が設けられている。
はシリンダー・ロツド22およびシリンダー23
から成る。該シリンダー23の前端にはガイド2
4が取付けられる。該ガイド24は内、外方ガイ
ド部材24a,24bが一体的に固着されて構成
され、内方ガイド部材24aは下方がシリンダー
23の下半周に接し、上方が開いたU字状に形成
される。該内方ガイド部材24aはボルト25に
よりシリンダー表面に締付固定される。26は上
記締付固定に際し、内方ガイド部材24aの内面
間に挟着するガイド・カラーである。外方ガイド
部材24bは略半円形のU字状断面を有し、上記
内方ガイド部材24aのU字状外表面の間には略
半円形のU字状間隙部28が設けられている。
ストツパー・レバー29は略半円形の断面U字
状を有し、該断面の形状は前記間隙部28の断面
形状と略等しい形状である、前記ガイド24内の
空隙部28に嵌挿され、シリンダー23の軸線方
向に摺動可能に配置される。ストツパー・レバー
29の前端はピン30によりシリンダー・ロツド
22に連結される。ストツパー・レバー29のシ
リンダー23を挟んだ両側の上辺にはロツク用歯
31が刻設され、後述するようにロツク爪32a
と噛合係合してストツパー・レバー29が後方に
戻るのをロツクする。また、このロツク用歯31
はシリンダー23の軸線に関して互いに略対称で
ある。
状を有し、該断面の形状は前記間隙部28の断面
形状と略等しい形状である、前記ガイド24内の
空隙部28に嵌挿され、シリンダー23の軸線方
向に摺動可能に配置される。ストツパー・レバー
29の前端はピン30によりシリンダー・ロツド
22に連結される。ストツパー・レバー29のシ
リンダー23を挟んだ両側の上辺にはロツク用歯
31が刻設され、後述するようにロツク爪32a
と噛合係合してストツパー・レバー29が後方に
戻るのをロツクする。また、このロツク用歯31
はシリンダー23の軸線に関して互いに略対称で
ある。
32はロツク・レバーであり、ピン30aを軸
に回動可能にガイド24に取付けられる。該ロツ
ク・レバー32の前端にはシリンダー23を挟ん
で両側にロツク爪32aが形成され、該ロツク爪
32aはシリンダー23の両側に配置された前記
ロツク用歯31と両側が同時に噛合つてロツク・
レバー29の後方への戻りのをシリンダーの両側
でロツクし得るように構成される。なお、前記ロ
ツク用歯31と前記ロツク・レバー32とがシリ
ンダー23の軸線に対して、略対称で、かつ、そ
れらの両係合部即ち両噛合点は、シリンダー軸線
と略同一平面上でシリンダーの両側で係合する。
このことは第1図a及び第1図cに明瞭に図示さ
れている。また、ロツク・レバー32はスプリン
グ33により絶えず反時計方向に付勢されてお
り、該スプリング33はロツク・レバー32の片
側面に固着されたロツク検出スイツチ押し板34
と外方ガイド部材24aの片側面に固着されたロ
ツク検出スイツチ・ブラケツト35間に伸張状態
で装着される。36はブラケツト35に装着され
たロツク検出スイツチであり、前記ロツク検出ス
イツチ押し板34により作動する。
に回動可能にガイド24に取付けられる。該ロツ
ク・レバー32の前端にはシリンダー23を挟ん
で両側にロツク爪32aが形成され、該ロツク爪
32aはシリンダー23の両側に配置された前記
ロツク用歯31と両側が同時に噛合つてロツク・
レバー29の後方への戻りのをシリンダーの両側
でロツクし得るように構成される。なお、前記ロ
ツク用歯31と前記ロツク・レバー32とがシリ
ンダー23の軸線に対して、略対称で、かつ、そ
れらの両係合部即ち両噛合点は、シリンダー軸線
と略同一平面上でシリンダーの両側で係合する。
このことは第1図a及び第1図cに明瞭に図示さ
れている。また、ロツク・レバー32はスプリン
グ33により絶えず反時計方向に付勢されてお
り、該スプリング33はロツク・レバー32の片
側面に固着されたロツク検出スイツチ押し板34
と外方ガイド部材24aの片側面に固着されたロ
ツク検出スイツチ・ブラケツト35間に伸張状態
で装着される。36はブラケツト35に装着され
たロツク検出スイツチであり、前記ロツク検出ス
イツチ押し板34により作動する。
37は前記ロツクを解除するためのロツク解除
手段であり、該ロツク解除手段37は、ロツク・
レバー32に固着されたロツク解除レバー38、
該ロツク解除レバー38をピン30aを軸にして
時計方向に回動するリリース・ワイヤー39、該
リリース・ワイヤー39をリターンさせるリター
ン・スプリング40および、該スプリングの支点
としてシリンダー23に固着されたリリース・ワ
イヤーブラケツト41より構成される。
手段であり、該ロツク解除手段37は、ロツク・
レバー32に固着されたロツク解除レバー38、
該ロツク解除レバー38をピン30aを軸にして
時計方向に回動するリリース・ワイヤー39、該
リリース・ワイヤー39をリターンさせるリター
ン・スプリング40および、該スプリングの支点
としてシリンダー23に固着されたリリース・ワ
イヤーブラケツト41より構成される。
42はブラケツト43を介して外方ガイド部材
24bに取付けられた収縮検出スイツチであり、
ストツパー・レバー29に取付けられた収縮検出
押し板44を接点としてピストン機構21の収縮
を検出する。なお、45は油チユーブ、46はロ
ストモーシヨン・レバー、47はフレーム連結ピ
ン、48はキヤブ底部連結ピンである。
24bに取付けられた収縮検出スイツチであり、
ストツパー・レバー29に取付けられた収縮検出
押し板44を接点としてピストン機構21の収縮
を検出する。なお、45は油チユーブ、46はロ
ストモーシヨン・レバー、47はフレーム連結ピ
ン、48はキヤブ底部連結ピンである。
本考案に係るキヤブ・チルトシリンダーは以上
のように構成されており、キヤブへの取付けに際
しては前記第2図aで示した先の出願に係るチル
トストツパー装置と同様にシリンダー23の後端
はフレームにピン47で連結され、キヤブ底部に
はピン48によりロストモーシヨン・レバー46
が連結される。
のように構成されており、キヤブへの取付けに際
しては前記第2図aで示した先の出願に係るチル
トストツパー装置と同様にシリンダー23の後端
はフレームにピン47で連結され、キヤブ底部に
はピン48によりロストモーシヨン・レバー46
が連結される。
以上のように装着されたキヤブ・チルトシリン
ダーは、油圧によるピストン機構21の伸張によ
り、シリンダー・ロツド22の前端が前方に移動
してキヤブ底部を押上げる。同時にシリンダー・
ロツド22と連動するストツパー・レバー29が
ガイド24内を摺動して前方に移動する。ストツ
パー・レバー29の前方移動に対してはロツク用
歯31とロツク爪32aは滑る方向にあるのでロ
ツクされず、ストツパー・レバー29はキヤブの
チルト完了まで前方に引出され、チルト完了と同
時にストツパー・レバー29の後方移動はロツク
される。以上のようにキヤブをチルトした状態に
おいて、シリンダー23の軸線上に作用するキヤ
ブ重量は、シリンダー23の両側に、その軸線に
対して互いに略対称なロツク用歯31で均等に支
持され、かつ前に述べたようにロツク用歯31と
ロツク・レバー32のロツク爪32aとの左右の
係合部がシリンダー軸線と略同一平面上で該シリ
ンダーの両側に位置するのでストツパー・レバー
およびシリンダー・ロツドに曲げモーメントがわ
ずかすか生じない。
ダーは、油圧によるピストン機構21の伸張によ
り、シリンダー・ロツド22の前端が前方に移動
してキヤブ底部を押上げる。同時にシリンダー・
ロツド22と連動するストツパー・レバー29が
ガイド24内を摺動して前方に移動する。ストツ
パー・レバー29の前方移動に対してはロツク用
歯31とロツク爪32aは滑る方向にあるのでロ
ツクされず、ストツパー・レバー29はキヤブの
チルト完了まで前方に引出され、チルト完了と同
時にストツパー・レバー29の後方移動はロツク
される。以上のようにキヤブをチルトした状態に
おいて、シリンダー23の軸線上に作用するキヤ
ブ重量は、シリンダー23の両側に、その軸線に
対して互いに略対称なロツク用歯31で均等に支
持され、かつ前に述べたようにロツク用歯31と
ロツク・レバー32のロツク爪32aとの左右の
係合部がシリンダー軸線と略同一平面上で該シリ
ンダーの両側に位置するのでストツパー・レバー
およびシリンダー・ロツドに曲げモーメントがわ
ずかすか生じない。
つぎにチルト・ダウンを行なうにはリターン・
スプリング40およびスプリング33の付勢に打
勝つてリリース・ワイヤー39を後方へ引き、ロ
ツク解除レバー38およびロツク・レバー32を
ピン30を軸にして時計方向に回動する。この回
動によりロツク用歯31とロツク爪32aの噛合
係合が外れ、シリンダー23内の油圧低下により
ストツパー・レバー29はキヤブ重量に押されて
ガイド24内を摺動しながら後方に移動する。チ
ルト・ダウン完了は収縮検出スイツチ42前端へ
の収縮検出押し板44の接触によつて確認され
る。
スプリング40およびスプリング33の付勢に打
勝つてリリース・ワイヤー39を後方へ引き、ロ
ツク解除レバー38およびロツク・レバー32を
ピン30を軸にして時計方向に回動する。この回
動によりロツク用歯31とロツク爪32aの噛合
係合が外れ、シリンダー23内の油圧低下により
ストツパー・レバー29はキヤブ重量に押されて
ガイド24内を摺動しながら後方に移動する。チ
ルト・ダウン完了は収縮検出スイツチ42前端へ
の収縮検出押し板44の接触によつて確認され
る。
第2図aは対となるロツク・レバーおよびスト
ツパー・レバーの別の実施例を示す分解部分斜視
図であり、本実施例においてはロツク・レバー3
2bはシリンダーの両側に配置された2個の板状
部材32cと、該板状部材32cを連結固着した
連結ピン32dで構成され、ロツク解除レバー3
8aは前記2個の板状部材32cのうち一方の板
状部材32cに固着される。なお、32eは各板
状部材32cの先端に形成されたロツク爪であ
る。
ツパー・レバーの別の実施例を示す分解部分斜視
図であり、本実施例においてはロツク・レバー3
2bはシリンダーの両側に配置された2個の板状
部材32cと、該板状部材32cを連結固着した
連結ピン32dで構成され、ロツク解除レバー3
8aは前記2個の板状部材32cのうち一方の板
状部材32cに固着される。なお、32eは各板
状部材32cの先端に形成されたロツク爪であ
る。
ストツパー・レバー29aはシリンダーを挟ん
で両側に配置された2個の帯状部材29bと、該
帯状部材29bを連結する断面半円形U字状の連
結部材29cとが一体形成されて成り、ロツク用
歯31aは帯状部材29bに複数個の長方形の貫
通孔が穿設して形成される。なお、第2図bは第
2図aで示した実施例のロツク・レバー32bと
ストツパー・レバー31aが相互に噛合つた状態
を示す図で第2図aのE−E線上断面で見た部分
断面図である。
で両側に配置された2個の帯状部材29bと、該
帯状部材29bを連結する断面半円形U字状の連
結部材29cとが一体形成されて成り、ロツク用
歯31aは帯状部材29bに複数個の長方形の貫
通孔が穿設して形成される。なお、第2図bは第
2図aで示した実施例のロツク・レバー32bと
ストツパー・レバー31aが相互に噛合つた状態
を示す図で第2図aのE−E線上断面で見た部分
断面図である。
第2図cは対となるロツク・レバーおよびスト
ツパー・レバーの更に別の実施例を示す分解部分
斜視図である。本実施例においてはロツク・レバ
ー32fはシリンダーの両側に配置された2個の
板状部材32gの前端にそれぞれ下方に向けて突
出した爪部材32hが固着され、該爪部材32h
の下部後方が斜めに裁断され、この裁断された部
分がロツク爪32jとして形成される。ロツク解
除レバー38bは前記同様板状部材32gに固着
され、2個の板状部材32gは前記同様に連結ピ
ン32iで連結固着される。
ツパー・レバーの更に別の実施例を示す分解部分
斜視図である。本実施例においてはロツク・レバ
ー32fはシリンダーの両側に配置された2個の
板状部材32gの前端にそれぞれ下方に向けて突
出した爪部材32hが固着され、該爪部材32h
の下部後方が斜めに裁断され、この裁断された部
分がロツク爪32jとして形成される。ロツク解
除レバー38bは前記同様板状部材32gに固着
され、2個の板状部材32gは前記同様に連結ピ
ン32iで連結固着される。
ストツパー・レバー29dは前記同様に2個の
帯状部材29eと該帯状部材29eを連結する断
面半円形U字状の連結部材29fとが一体的に形
成され、ロツク用歯31bは帯状部材29eに複
数個の円形貫通孔を穿設して形成される。なお、
第2図dは第2図cで示した実施例のロツク・レ
バー32fとストツパー・レバー29dが相互に
噛合つた状態を示す図で第2図cのF−F線上断
面で見た部分断面図である。
帯状部材29eと該帯状部材29eを連結する断
面半円形U字状の連結部材29fとが一体的に形
成され、ロツク用歯31bは帯状部材29eに複
数個の円形貫通孔を穿設して形成される。なお、
第2図dは第2図cで示した実施例のロツク・レ
バー32fとストツパー・レバー29dが相互に
噛合つた状態を示す図で第2図cのF−F線上断
面で見た部分断面図である。
以上説明したように、本考案に係るキヤブ・チ
ルトシリンダーは、シリンダーとロツドより成る
ピストン機構のロツド前端に複数のロツク用歯を
形成したストツパー・レバーを連結し、該ストツ
パー・レバーをシリンダーに設けたガイドによつ
て保持すると共に、該ガイドに前記ロツク用歯と
係合してキヤブのチルト状態を保持するロツク・
レバーを装着し、前記ロツク用歯をシリンダーの
両側に配置すると共に、該ロツク用歯と前記ロツ
ク・レバーとがシリンダー軸線に対して、略対称
で、かつ、両係合部は、シリンダー軸線と略同一
平面上の該シリンダーの両側で係合するように構
成したので、ロツク・レバーおよびシリンダー・
ロツドに曲げモーメントがわずかしか生じず、従
つてロツク・レバーを薄肉化、コンパクト化でき
ると共にシリンダー・ロツドを小径化できるとい
う優れた効果を有する。
ルトシリンダーは、シリンダーとロツドより成る
ピストン機構のロツド前端に複数のロツク用歯を
形成したストツパー・レバーを連結し、該ストツ
パー・レバーをシリンダーに設けたガイドによつ
て保持すると共に、該ガイドに前記ロツク用歯と
係合してキヤブのチルト状態を保持するロツク・
レバーを装着し、前記ロツク用歯をシリンダーの
両側に配置すると共に、該ロツク用歯と前記ロツ
ク・レバーとがシリンダー軸線に対して、略対称
で、かつ、両係合部は、シリンダー軸線と略同一
平面上の該シリンダーの両側で係合するように構
成したので、ロツク・レバーおよびシリンダー・
ロツドに曲げモーメントがわずかしか生じず、従
つてロツク・レバーを薄肉化、コンパクト化でき
ると共にシリンダー・ロツドを小径化できるとい
う優れた効果を有する。
第1図a〜eは本考案に係るキヤブ・チルトシ
リンダーの実施例を示す図で、第1図aは側面
図、第1図bは正面一部断面図、第1図cは第1
図aのD−D線上断面図、第1図dはガイドまわ
りの分解斜視図である。第2図a,bはロツク・
レバーおよびストツパー・レバーの別の実施例を
示す図で、第2図aは分解部分斜視図、第2図b
は部分断面図である。第2図c,dはロツク・レ
バーおよびストツパー・レバーの別の実施例を示
す図で、第2図cは分解部分斜視図、第2図dは
部分断面図である。第3図a〜dは本出願人が先
に出願した「チルトストツパー装置」を示す図
で、第3図aはキヤブのチルト状態を示す側面
図、第3図bは第3図aおよび第3図cのA−A
線上断面図、第3図cは側面図、第3図dは正面
図一部破断図である。 21……ピストン機構、22……シリンダー・
ロツド、23……シリンダー、24……ガイド、
24a……内方ガイド部材、24b……外方ガイ
ド部材、26……ガイド・カラー、28……空隙
部、29,29a,29b……ストツパー・レバ
ー、30……ピン、31,31a,31b……ロ
ツク用歯、32,32b,32f……ロツク爪、
33……スプリング、34……ロツク検出スイツ
チ押し板、36……ロツク検出スイツチ、37…
…ロツク解除手段、38……ロツク解除レバー、
39……リリース・ワイヤー、42……収縮検出
スイツチ、44……収縮検出押出し板、47……
フレーム連結ピン、48……キヤブ底部連結ピ
ン。
リンダーの実施例を示す図で、第1図aは側面
図、第1図bは正面一部断面図、第1図cは第1
図aのD−D線上断面図、第1図dはガイドまわ
りの分解斜視図である。第2図a,bはロツク・
レバーおよびストツパー・レバーの別の実施例を
示す図で、第2図aは分解部分斜視図、第2図b
は部分断面図である。第2図c,dはロツク・レ
バーおよびストツパー・レバーの別の実施例を示
す図で、第2図cは分解部分斜視図、第2図dは
部分断面図である。第3図a〜dは本出願人が先
に出願した「チルトストツパー装置」を示す図
で、第3図aはキヤブのチルト状態を示す側面
図、第3図bは第3図aおよび第3図cのA−A
線上断面図、第3図cは側面図、第3図dは正面
図一部破断図である。 21……ピストン機構、22……シリンダー・
ロツド、23……シリンダー、24……ガイド、
24a……内方ガイド部材、24b……外方ガイ
ド部材、26……ガイド・カラー、28……空隙
部、29,29a,29b……ストツパー・レバ
ー、30……ピン、31,31a,31b……ロ
ツク用歯、32,32b,32f……ロツク爪、
33……スプリング、34……ロツク検出スイツ
チ押し板、36……ロツク検出スイツチ、37…
…ロツク解除手段、38……ロツク解除レバー、
39……リリース・ワイヤー、42……収縮検出
スイツチ、44……収縮検出押出し板、47……
フレーム連結ピン、48……キヤブ底部連結ピ
ン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダーとロツドより成るピストン機構のロ
ツド前端に複数のロツク用歯を形成したストツパ
ー・レバーを連結し、該ストツパー・レバーをシ
リンダーに設けたガイドによつて保持すると共
に、該ガイドに前記ロツク用歯と係合してキヤブ
のチルト状態を保持するロツク・レバーを装着し
たキヤブ・チルトシリンダーにおいて、 前記ロツク用歯をシリンダーの両側に配置する
と共に、該ロツク用歯と前記ロツク・レバーとが
シリンダー軸線に対して、略対称で、かつ、両係
合部は、シリンダー軸線と略同一平面上の該シリ
ンダーの両側で係合するようにしたことを特徴と
するキヤブ・チルトシリンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985193427U JPH0352619Y2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985193427U JPH0352619Y2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62100280U JPS62100280U (ja) | 1987-06-26 |
JPH0352619Y2 true JPH0352619Y2 (ja) | 1991-11-14 |
Family
ID=31149437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985193427U Expired JPH0352619Y2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352619Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723342Y2 (ja) * | 1988-03-17 | 1995-05-31 | 日産ディーゼル工業株式会社 | チルトストッパ装置 |
JP2509808Y2 (ja) * | 1990-10-05 | 1996-09-04 | 三輪精機株式会社 | キャブ下降防止装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58176077U (ja) * | 1982-05-21 | 1983-11-25 | 三菱自動車工業株式会社 | キヤプのメカニカルロツク装置 |
-
1985
- 1985-12-16 JP JP1985193427U patent/JPH0352619Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62100280U (ja) | 1987-06-26 |
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