JPH0352536A - パルスモータのターミナル取付装置 - Google Patents

パルスモータのターミナル取付装置

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Publication number
JPH0352536A
JPH0352536A JP18676689A JP18676689A JPH0352536A JP H0352536 A JPH0352536 A JP H0352536A JP 18676689 A JP18676689 A JP 18676689A JP 18676689 A JP18676689 A JP 18676689A JP H0352536 A JPH0352536 A JP H0352536A
Authority
JP
Japan
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terminals
terminal
stator
housing
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP18676689A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Nagano
永野 信輔
Wataru Tajima
田島 亘
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0352536A publication Critical patent/JPH0352536A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はステータコイルへの通電のための電源の出力端
子となるターミナルを固定するパルスモータのターミナ
ル取付装置に関する。
〔従来の技術〕
電源の駆動回路からパルスモータのステータコイルに通
電を行うため、これらの接続端子としてターミナルが使
用されている。この場合、ステータは複数相のコイルを
備えており、各相コイルに通電を行う必要があるため、
電源からのリード線はコイルの相数に対応した数となっ
ている。従って、ターミナルもコイルの相数に応じた数
が用意され、個々のターミナルが電源のリード線と接続
されるため、ターミナル相互間の接触を防止する必要が
ある。従来における接触防止措置としては、リード線と
接続後のターミナルに絶縁テープを巻回したり、あるい
はリード線の長さを変えてターミナルの接続位置を異な
るようにすることが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した接触防止措置は、その操作が面倒で作業性が悪
いものとなっている。
そこで本発明は、操作性が良好で、しかも確実にターミ
ナルを相互に絶縁できるターミナルの取付装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るパルスモー夕のターミナル取付装置は電原
からの複数のリード線が個々に接続されてステータの各
相コイルに電流を供給する複数のターミナルと、各ター
ミナルが個々に分離された状態で挿入されるインシュレ
ータとを備えていることを特徴とする。
〔作用〕
インシュレータに挿入することによって、各ターミナル
が分離状態でインシュレータに保持されるため、ターミ
ナルの接触防止操作が容易で、しかも確実にターミナル
を相互に絶縁できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例が適用されたパルスモー夕の断
面図を示し、モータフレーム1内面にステータ2が取り
付けられ、ステータ2内にロータ3が軸方向に挿入され
ている。
モータフレーム1は筒状のハウジング10と、ハウジン
グ10の一端側(左端側)にボルト止めされたカバープ
レート11とから構戊されており、カバープレート11
からはロータシャフト30の出力端33が突出している
。一方、ハウジング10内にはステータ2が固定されて
いる。ステータ2は薄いケイ素鋼板が多数積層されたス
テータコア20と、ステータコア20に巻装されたコイ
ル21とを備えている。
ステータコア20は第3図に示すように、8極の突極2
2と、この突極22に巻装されるコイルが挿入されるス
ロット23とを有し、その外面部分には半円弧状の凹溝
24が軸方向に形成されている。この凹溝24は後述す
るように、回り止めビン25(第4図参照)が挿入され
、ビン25によってステータ2とハウジング10との相
対回転を防止するものである。
ステータ2は、そのステータコア20にコイル21が巻
装された状態でハウジング10内に圧入されて固定され
るが、この圧入は熱間圧入により行われる。すなわち、
ハウジング10を所定温度に加熱して熱膨張状態とし、
この状態のハウジング10内に常温または冷却したステ
ータ2を挿入するものであり、ステータ2の挿入時、す
なわち熱間時には、すきまばめが可能であり、挿入後に
しまりばめとなるはめあい方式である。
ハウジング10の具体的な加熱温度はハウジングの材質
、寸法などによって適宜、変更されるものであり、例え
ばアルミニウムまたはアルミニウム合金の場合には20
0℃前後の加熱で十分である。この熱間圧入時にはハウ
ジング10の内径が幾分、大きくなっているため、ステ
ータ2をノ1ウジング10内に円滑に圧入することがで
きる。従って、ステータコア20がハウジング10内面
と干渉することがないため、ハウジング10内面に圧入
バリが発生することがない。又、ステータの圧入時にス
テータの変形を何ら伴わないので、温度変動によるステ
ータの寸法変化も抑制することができ、ロータ3との間
のギャップの変動を抑制することができる。そして、熱
間圧人後のハウジング10の放冷では、ステータ2にノ
\ウジング10が密着するため、ステータ2の固定が確
実に行われる。このような熱間圧入によるステータ2の
固定は、パルスモータ作動時のコイル21の発熱によっ
て高温状態となっても、ステータ2とハウジング10と
の圧入代を確保することができ、これにより温度上昇が
あっても正確な作動を維持することができる。
第4図はステータ2をハウジング10に圧入した状態で
あり、コイル21を省き、ステータコア20のみを示し
ている。ステータコア20の外周面に形成された凹溝2
4とハウジング10内面とによって連通孔12が形威さ
れている。ステータ2の圧大の後、連通孔12には、回
り止めピン25が打ち込まれる。回り止めピン25は第
8図に示すように、断面「コ」字形に折曲されると共に
、打ち込み先端部25aから打ち込み後端部25bに向
って傾斜状に高くなる楔形状となっている。この回り止
めピン25はハウジング20の材質よりも軟かい素材に
よって図示の形状に成形され、打ち込みによってハウジ
ング20の変形を伴うことなく、回り止めビン25が変
形する。かかる回り止めピン25の打ち込みは、連通状
態のいずれかのステータコア20の凹溝24とハウジン
グ10の連通溝12に対して行われ、その先端部25a
をこれらの溝24.12にその開口部がハウジング20
側に向くように挿入して後端部25bを打撃する。この
打ち込みにより回り止めピン25は楔効果を発揮して、
ステータコア20とハウジング10とを相互に固定する
ため、これらの円周方向の相対的位置ずれを防止する。
これによりステータ2がハウジング10に対してロック
されて相対的に回転することがなくなるため、精度の良
い作動角でモータを作動させることができる。なお、回
り止めピン25の打ち込みは少なくとも1箇所であれば
良く、その数は特に限定されるものではない。また、断
面形状は半円形でもよい。
上述した熱間圧入が行われるハウジング10は鋳造によ
って戒形されるが、この鋳造においては第4図B−B線
を境界線として左右に分割される金型を使用する。すな
わち鋳造金型はハウジング10を長手方向に2分割した
半割り体を成形する左右の金型からなり、この左右の金
型を突き合わせた状態でハウジング10を鋳造するよう
になっている。そして、この鋳造の後、金型が左右に分
離されて成形品であるハウジング10が取り出される。
このように戒形品長手方向に2分割した左右の金型では
、長手方向における成形品の肉厚を均一化することがで
き、例えば0.11■以内の肉厚差とすることができる
。これに対し、金型を威形品の長手方向と直行する方向
、すなわちハウジング10の径方向に分割した場合、金
型に抜きテーパを設ける必要があることから、長手方向
における肉厚差が2〜3 mmとなって好ましくない。
従って、このような長手方向に2分割された金型を使用
してハウジング10を鋳造すると、ステータ2が圧入さ
れる胴部(第1図におけるC部)の肉厚が均一となり、
ステータ圧入時の圧入応力がハウジング10の全内面で
均一となるため、ステータ2やハウジング10の部分的
変形がなくなり、確実なモータの作動を得ることができ
る。
上述した鋳造によって或形されるハウジング10は第1
図に示すように、ステータ2が圧入される胴部(C部分
)の右端部から内方に屈曲されて延設されており、この
延設部分にブラケット部13が一体的に形威されている
。このブラケット部13は、ロータシャフト30の内方
端の軸受15を保持すると共に、ステータ2のコイル2
1に給電を行うためのターミナルベース4のヘッド部4
1を固定するように作用する。すなわちターミナルベー
ス4のヘッド部41はブラケット部13とブラケット部
13と対向するハウジング10の外面部分との間に嵌入
されて扶持されるものである。この挟持を行うため、ブ
ラケット部13は短尺な筒状となっている。そして、こ
のブラケット部13の外面には水逃げ溝14が円周方向
に形威されている。水逃げ溝14はブラケット部13外
面に形成されることにより、ハウジング10内に浸入し
た水を浸入当初に速やかに排出するものである。ターミ
ナルベース4とブラケット部13との接触部位を伝って
水が浸入する可能性があり、浸入した水はロータシャフ
ト3oを伝って、ロータ3やステータ2に達し、これら
を発錆させる。水逃げ溝14はこの水をハウジング10
下方に導くものであり、水逃げ溝14の形成によってハ
ウジング10内へ浸入した水を効果的にステータ2の下
方に導くことができる。なお、ステータ2の下方に導か
れた水はハウジング10に形威された水抜き穴(図示せ
ず)から外部に排出されるようになっている。従って、
ブラケット部13に水逃げ溝14を形成することにより
、ハウジング10内への水の浸入が阻止され、ロータ3
やステータ2が錆びることなく、発錆によるモータ特性
の低下を防止することができる。
前記ロータ3は第1図および第5図に示すように、ロー
タシャフト30外面にマグネット31とロータコア32
とが取り付けられて構威されている。ロータシャフト3
0はカバープレート11およびハウジング10のブラケ
ット部13に取り付けられたボールベアリングなどの軸
受15によって回転自在に支持されており、その左端部
はカバープレート11を貫通してモータフレーム1の外
側に突出した出力端33となっている。このロータシャ
フト30の出力端33の端部には外部機器への動力の伝
達を行う出力ギャ34が取り付けられる。第6図はこの
ロータシャフト30の出力端33への出力ギャ34の取
付構造を示す。ロータシャフト30への出力ギャ34の
取付けは圧入によって行われるものであり、出力ギャ3
4はギヤ歯が外周面に形成された本体部34aと、本体
部34aからロータシャフト30方向に延びる筒状のス
リーブ部34bとを備えている。一方、ロータシャフト
30の出力端33は出力ギャ34の本体部34a内に挿
入されるガイド部33aが先端部分に形戊されると共に
、このガイド部33aには圧入部33bが後続するよう
に連設されている。
ロータシャフト30の圧人部33bは出力ギャ34のス
リーブ部34bに圧人されることによりロータシャフト
30への出力ギャ34の固着を行うものであり、ロータ
シャフト30のガイド部33aはこの圧入に先立って出
力ギャ34の本体部34a内に挿入されて圧入時の軸方
向のガイドを行うようになっている。この場合、ロータ
シャフト30の圧入部33b外面には、同図の拡大図で
示すように、三角歯形状の圧入歯35が軸方向に形成さ
れており、ロータシャフト30の回転防止が図られてい
る。このように出力ギャ34を本体部34aとスリーブ
部34bとにより構成し、スリーブ34bにロータシャ
フト30の圧人部33bを圧入して出力ギャ34を固定
する構造では、ロータシャフト30圧入時の応力が本体
部34aに直接に作用することがない。このため、ギヤ
歯を有する本体部34aはロータシャフト圧入による外
形変形の影響がなく、動力を正確に伝達することができ
、精度の良好な作動を確保することができる。
ロータ3におけるマグネット31とロータコア32a,
32bの取付け構造は第5図に示すように、マグネット
31がロータコア32a,32b内に位置するようにな
っている。ロータコア32a,32bは打抜きによって
所定形状に戊形された薄鋼板をロータシャフト30の軸
方向に多数積層することに構成され、ロータシャフト3
0がマグネット31およびロータコア32a,32bに
圧人されることによりマグネット31およびロータコア
32a,32bの固着が行われる,同図中、36はロー
タコア32a,32bをそれぞれ貫通するスタッドであ
り、薄鋼板の積層状態を維持するために使用されている
。マグネット31はこのようなロータコア32a,32
bに挟まれて同コア32a,32bに位置している。こ
のマグネット31が位置するロータコア部分には周溝3
7が形成されている。周溝37はロータコア32a,3
2b同士の間に隙間を設けることにより形威されるもの
であり、マグネット31の略中央部分から径方向に延び
るようにマグネット31の円周に沿っており、その外端
部が開放状態となっている。かかる周溝37には第7図
のように接着剤38が注入される。この接着剤38によ
りマグネット31はロータコア32に対して固定され、
ロータコア32との相対的位置ずれが防止される。次に
ロータシャフト.30へのマグネット31とロータコ7
32g,32bの取付け操作を第7図により説明する。
まず、薄鋼板をM層し、スタッド36(第5図参照)を
貫通させることにより左右の積層板32a,32bを形
成する。この積層板32a,32bは断面「コ」字形と
なる定する。そして、この積層板32a又は32b内に
マグネット31が入り込むようにロータシャフ}30を
マグネット31に圧入する。その後、他方の積層板32
b又は32aを圧人によってロータシャフト30に固定
する。この他方の積層板32b又は32gは一方の積層
板32a又は32bとの間でマグネット31を挟むよう
に圧入固定される。これによりマグネット31は積層板
32a,32bの間に挟まれると共に、積層板32a,
32bの間には周溝37が形成される。
そして、この周溝37に接着剤38を注入し、この注入
によって接着剤38は、周溝37を塞ぐように固化する
。かかる接着剤38の固化によってマグネット31はロ
ータコア32a,32bとの相対的な位置ずれを生じる
ことなく、固定される。
このような取付け構造では、接着剤38がマグネット3
1径方向に設けられてマグネット31の端面に位置した
いため、ロータコア32a.32bの磁路(この磁路は
積層板32a,32bの積層方向に走行する。)を遮断
することがない。従って、接着剤38によって磁路抵抗
が増加することがなく、効率の良いパルスモー夕を得る
ことができる。
次に、ステータ2のコイル21への給電系統について説
明する。第9図ないし第16図はコイル21からのリー
ド線と外部電源とを導通するハーネス線8(第20図参
照)との接続を行うため、第1図のように左端側からハ
ウジング10の右端側に挿入されるターミナルベース4
を示す。夕一ミナネベース4はステータ2の右端面に嵌
め合わされるプレート部40と、プレート部40の片面
に突出するように形成されたヘッド部41とからなり、
全体がプラスチックなどの非導電材によって一体的に成
形されている。プレート部40は第12図および第13
図に示すように、下側プレート部40a及び上側プレー
ト部40bとからなり、下側プレート部40aにステー
タ2が止着される。
一方上側プレート部40bにはステータ2のコイル21
からのリード線が接続されるコイル側ターミナル42a
〜42fが円周方向に沿って配設されている。ヘッド部
41はこの上側プレート部40bの片面上部に一体的に
形成される。ヘッド部41は長円断面形状に戒形されて
おり、電源側のハーネス線8と接続されるハーネス側タ
ーミナル43a〜43fが引き出されている。これらコ
イル側ターミナル42a〜42fおよびハーネス側ター
ミナル43a〜43fはターミナルベース4のプレート
部40片面にパターン形成された配線部(第11図及び
第13図に鎖線で示す)によって、それぞれが対応する
ように(例えば42aと438)接続されている。この
ようなターミナルベース4は′!J2図に示すように、
略円筒形のステータ2の端部にプレート部40が面当接
するように嵌め合わされることによりステータ2に固定
される。第15図はターミナルベース4がステータ1と
共にモータフレーム1のハウジング10内に収納された
状態を示しており、コイル側ターミナル42a〜42f
およびハーネス側ターミナル43a〜43fがハウジン
グ10内の上半分に位置している。以上のようなターミ
ナルベース4には、コイル側ターミナル42a〜42f
とハーネス側ターミナル43a〜43fがそれぞれ接続
状態で保持されており(第11図および第13図参照)
、コイル側ターミナル42a〜42fをコイル21のリ
ード線と接続し、ハーネス側ターミナル43a〜43f
をハーネス線8のリード線と接続することによって、電
源がコイル21への給電が可能となると共に、ターミナ
ルベース4をステータ2に取り付けることにより、上記
ターミナルの取り付けも同時に行うことができる。従っ
て、パルスモー夕組立て時の配線が簡略化されると共に
、ターミナルの取扱い性も良好となる。
夕一ミナルベース4におけるヘッド部41は第2図に示
すように、ステータ2への取付け状態ではステータ2の
軸方向に延びており、既述のように、ハウジング10の
ブラケット部13とこれに対向するハウジング10の外
面部分との間に咲入されるようになっている(第1図参
照)。この嵌入部分のヘッド部41外周面の適宜位置に
は第2図、第9図〜第11図に示すように環状溝44が
形成されている。この環状溝44にはOリングなどのシ
ールリング45(第1図参照)が巻装される。シールリ
ング45はヘッド部41外面とハウジング10のブラケ
ット部13および同部13に対向するハウジング10の
外面部分の内面に当接して、これらの間を密閉する。従
って、ヘッド41とハウジング10との摺接部から水が
浸入することがなく、水浸人によるロータ3やステータ
2の発錆を防止することができる。この場合、後述する
ようにターミナルベース4の外側には樹脂のボッティン
グによるカバー5が施されて、夕一ミナルベース4が密
封されるため、一応の水浸人防止処理が施されており、
厳重な防水・防塵構造となっている。なお、シールリン
グ45はこのようにターミナルベース4のヘッド部41
を伝って浸入する水を防止するものであるため、ハウジ
ング10のブラケット部13およびこれに対向するハウ
ジング10の外面部分に環状溝を形或して、この溝に嵌
め込んでもよく、シールリング451数としても良い。
ターミナルベース4に配設される各ターミナル42a 
〜42fおよび43a 〜43fは第12図および第1
3図に示すように、rUJ字形あるいはrUJ字形が対
向するように連設されたクリップ形に成形され、各ター
ミナルがステータ2のコイル21からのリード線あるい
はハーネス線8からのリード線を挾み、電気融着(以下
、電着という。)を施すことによって各リード線と接続
される。第16図はこの電着工程を示している。同図(
a)において、46はターミナルであり、上記ターミナ
ル42a 〜42 f,43a 〜43 fに相当する
。このターミナル46内にリード線47を挿入して(第
16図(b)) 、ターミナル46をかしめることによ
りリード!47を挟み込む。リード線47は絶縁被覆が
施されたままの状態でターミナル46に挟まれ、次に、
同図(C)のように、一対の電極48でターミナル46
を挟み、電極48に通電する。この通電は、まず予備電
流を流し、次にメイン電流を流す2段階で行う。予備電
流の通電によってターミナル46が発熱し、この発熱で
リード線47の絶縁被覆が溶ける。そして、メイン電流
の通電によりターミナル46がさらに発熱して、ソード
線を組成する金属との合金化反応が起こり、これにより
ターミナル46とリード線47との電着が行われる。か
かる電着による接続は、高温下においても電着部位が劣
化したり、剥れることがなく、良好な耐熱性を有するも
のである。従ってモータ作動時の自己発熱や外部からの
輻射熱により比較的高温に加熱されても、ターミナル4
6とリード線47との接続状態が維持され、信頼性のあ
る接続が可能となっている。
また、電着は電流供給によって接続を行うものであり、
給電する電流を監視することにより接続の良否の判定も
容易となる。すなわち、合金化反応のためのメイン電流
を監視し、このメイン電流が所定値に達した場合には接
続が良好であると判定でき、その他の場合には接続不良
と判定することができる。
第12図および第13図に示すように、ターミナルベー
ス4に配設されるターミナルの内、ステータコイル側に
接続されるコイル側ターミナル42a〜42fは同ベー
ス4のプレート部40の上半分(すなわち、上側プレー
ト部40b)の外周部に周方向に沿って位置している。
本実施例におけるパルスモータは後述するように#1〜
#4の4相コイルを有しており、ターミナル4 2 c
 E#1相のコイルの一端が、ターミナル42dに#2
相のコイルの一端が、ターミナル42bに#3相のコイ
ルの一端が、ターミナル42eに#4相のコイルの一端
が、ターミナル42aに#1相および#3相のコイルの
他端が、ターミナル42fに#2相および#4相の他端
が接続される。これらのターミナル42a〜42fはタ
ーミナルベ−ス4の略円板状に形成されたプレート部4
oの中心と中心を同一とした円周上に配設されている。
ターミナル42a〜42fはステータ2のコイル21か
らのリード線を挾んだ状態で前述した電着によりリード
線と接続されるが、このように全てのターミナル42a
〜42fが同一の円周線上に配設されることにより電着
作業が容易となると共に、均一な電着状態とすることが
できる。すなわち、電着を行う際には、ターミナルベー
ス4をステータ2と共に回転させることにより、第16
図に示す一対の電極48間にターミナル42a〜42f
を順次、位置決めすることができる。この一対の電極に
よる電着では、その電極に対しての監視を行うことによ
り、全てのターミナル42a〜42fを同一の条件で電
着することができるため、電着状態のばらつきがなくな
る。
第17図はステータコア2oの8極の突極22に対する
コイルの巻線展開図であり、図示のような#1〜#4相
の各相コイルへの電流供給によって突極が励磁されるよ
うになっている。#1〜#4相の各相コイルは第12図
で示したように、夕−ミナルベース4のコイル側ターミ
ナル42a〜42fに接続される。一般に4相のパルス
モー夕では、#1相と#3相のコイルに同時に給電され
ることはなく、同様に#2相と#4相のコイ・ルに同時
に給電されることはない。本実施例では、この点を考慮
して、第17図の点50.51で示すように、#1相と
#3相のコイルへの電源ラインV とv3を単一のコモ
ン線とする一方、#2相l と#4相のコイルへの電源ラインv2とV4を他の単一
のコモン線としている。すなわち、4相のコイルに対し
て、電源ラインはV  および1.3 ■  の2系統としたものである。この電源ライ2.4 ンの2系統化によって、電源ラインから各相コイルに亘
って流れる電流が均一となる。
かかる電源ラインの2系統化を行うため、コイル側ター
ミナルにおけるターミナル42a,42fは第12図お
よび第13図に示すように、断面rUJ字形の部分が対
向するように連設されたクリップ形状に成形されている
。第18図はこのターミナル42a,42fを代表した
ターミナル49を示し、一対の電着片49a,49bが
対向配置されており、例えば電看片49aに#1相コイ
ルのリード線が電着され、電着片49bに#3相コイル
のリード線が電着されることにより、ターミナル49に
よる#1相と#3相のコイルの電源ラインのコモン化が
可能となっている。このようなコモン化を行うターミナ
ル49において、電着片49a,49bの間には割溝4
9cが形成されている。割溝49cは各電着49a,4
9bの縦方向の長さ全長にわたるように形或されており
、ターミナル4つ先端部分では電着片49a.49bが
個々独立した状態となっている。このように、電着片4
9a,49bの間に割溝49cを設けたことによって、
電着片49aと49bの熱容量を等しくすることができ
ると共に、他のターミナルの電着部とも熱容量を等しく
することができる。従って、個々の電着片49a,49
bはrUJ字形に成形された他のターミナル42b〜4
2dと同一の条件で電着に供することができる。
このため、コモン化を行うターミナル49(すなわちタ
ーミナル42a,42f)においての電着も、均一化で
き、信頼性が向上する。
上述したターミナルベース4はそのヘッド部41がステ
ータ2の軸方向に延びるように形成され、このヘッド部
41から引き出されてぃるハーネス側ターミナル43a
〜43fはハーネス線8と電着により接続されるように
なっている。第20図および第21図は、このハーネス
線8との接続構造を示す。ハーネス線8は6本のリード
線8aが束ねられており、その後、端部には外部電源の
出力端子と接続されるソケット9が取り付けられている
。一方、モータ側の端部は各リード線8aが抜き出され
、各リード線8aの先端部が対応するハーネス側ターミ
ナル43a〜43fに電着で接続されている。この場合
、モータフレーム1のハウジング10の片側端面(第1
図における右端面)には囲枠状のフレームブラケット1
6が形成されると共に、このフレームブラケット16に
グロメット7が嵌め合わされており、ハーネス線8のリ
ード線8aはこのグロメット7を貫通した後に、各ハー
ネス側ターミナル43a〜43fに接続されるようにな
っている。第20図中、6はこのターミナル43a〜4
3fとハーネス線8のリード線8aとの電着部位に設け
られたインシュレータである。このインシュレータ6は
各夕一ミナル43a〜43fが相互接触するのを防止す
る部材であり、合成樹脂、ゴムなどの絶縁材料によって
成形されている。第19図はこのインシュレータ6の詳
細を示し、薄い隔壁によって仕切られたターミナルセッ
ト部6aが上面に横並び状態で形成されている。各ター
ミナルセット部6aは各ターミナル43a〜43fの電
着片がセットされるようになっており、これによってタ
ーミナル43a〜43fの電着片が相互干渉することが
ない。また、各ターミナルセット部6aに対向するイピ
シュレータ6の下面には、連通窓部6bを介して各セッ
ト部6aと連続するガイド溝6cが形成されている。こ
のようなインシュレータ6はハーネス線8のリード線8
aに接続されるターミナル43a〜43fが分画状態で
セ・ノトされるため、各ターミナルの相互干渉を防止で
き、各ターミナル間の短絡を防止できる。
前記グロメット7はハーネス線8の各リード線8aが挿
通されるものであり、各リード線8aの先端部はこのグ
ロメット7から前記インシュレータ6のガイド溝6Cに
引き込まれるようになっている。グロメット7は各リー
ド線8aが分離状態で個々独立してグロメット7を挿通
するようになっており、このためグロメット7には各リ
ード線8aが挿通される孔が複数形成されている。l\
−ネス線8の各リード線8aはこのような孔に挿通され
てインシュレータ6の各ガイド溝6C内に引き込まれる
ものであり、グロメット7の孔とインシュレータ6のガ
イド溝6Cとが1対1で対応している。そして、相互に
対応するグロメット7の溝部とインシュレータ6のガイ
ド満は、一直線上からずれた位置に形成されるようにな
っている。
すなわちインシュレータ6のガイド溝6Cに対応するグ
ロメット7の孔はガイド溝の延長線上になく、この延長
線上から幾分、ずれた位置となるように設けられるもの
である。このようなインシュレータ6のガイド溝6Cと
グロメット7の孔の配置では、ハーネス線8の各リード
線8aは第20図に示すように、グロメット7からイン
シュレータ6に向かって屈曲され、この屈曲の後、屈曲
部8bの先端部分がインシュレータ6のガイド溝60に
挿入されるようになっている。すなわち、各リート線8
aは、部分的に屈曲される。この屈曲によってハーネス
線8に引張方向の負荷が作用しても、リード!8aの屈
曲部8bでその負荷が分散されるため、リード線8aと
ターミナル43a〜43fとの電着部に作用する負荷は
小さくなる。このため、電着部が損傷を受けることが抑
制され、信頼性が増大する。
なお、第21図において、5はハーネス線8のリード線
8aとターミナル43a〜43fとの上述した電着の後
、ターミナル43a〜43fが図面下方に折り曲げられ
、インシュレータ6により相互に絶縁された後、ハウジ
ング10のフレーム部16に樹脂ポッティングによって
形成されるカバーであり、このカバー5の形或によって
ターミナル43a〜43fの電着部位が封止される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ターミナルが個々に分解
した状態で挿入されるインシュレータに保持されるため
、ターミナル相互の絶縁を確実に、しかも容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例が適用されたノくルスモークの
断面図、第2図はそのモータフレームを取り除いた部分
の側面図、第3図はステータコアを示す正面図、第4図
はステータコアを71ウジングに装着した状態を示す正
面図、第5図(a),(b)はロータを示す正面図およ
び側面図、第6図はロータシャフトと出力ギヤとの圧入
状態を示す断面図、第7図はロータシャフトへのマグネ
ットとロータコアの取り付け状態を示す断面図、第8図
(a).(b).(c)は回り止めビンを示す側面図、
正面図および平面図、第9図はターミナルベースを示す
平面図、第10図および第11図はその側面図および断
面図、第12図はターミナルベースの正面図、第13図
はその背面図、第14図はターミナルベースをステータ
に取り付け状態を示す正面図、第15図はターミナルベ
ースをモータフレームに挿入した状態を示す正面図、第
16図(a),(b),(c)はターミナルの電着工程
を示す斜視図、第17図はコイルの巻線展開図、第18
図はターミナルを示す斜視図、第19図(a).(b)
はインシュレータを示す正面図および平面図、第20図
はインシュレータとグロメットとによる配線状態を示す
正面図、第21図は第20図の状態から樹脂ポッティン
グを施した後の状態を示す正面図。 1・・・モーターフレーム、2・・・ステータ、3・・
・ロー夕、4・・・ターミナルベース、5・・・カバー
 6・・・インシュレータ、7・・・グロメット、10
・・・ハウジング、11・・・カバープレート、12・
・・連通孔、13・・・ブラケット部、14・・・水逃
げ溝、15・・・軸受、20・・・ステータコア、21
・・・コイル22・・・突極、23・・・スロット、2
4・・・凹溝、25・・・回り止めビン、30・・・ロ
ータシャフト、31・・・マグネット、32・・・ロー
タコア、32a−・・・積層板、32b・・・積層板、
33・・・出力端、33a・・・ガイド部、33b・・
・圧入部、34・・・出力ギヤ、34a・・・本体部、
34b・・・スリーブ部、35・・・圧入歯、36・・
・スタッド、37・・・周溝、38・・・接着剤、40
・・・プレート部、41・・・ヘッド部、42a〜42
f・・・コイル側ターミナル、43a〜43f・・・ハ
ーネス側ターミナル、44・・・環状溝、45・・・シ
ールリング、46.49・・・ターミナル、47・・・
リード線、48・・・電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電源からの複数のリード線が個々に接続されてステータ
    の各相コイルに電流を供給する複数のターミナルと、 各ターミナルが個々に分離された状態で挿入されるイン
    シュレータとを備えていることを特徴とするパルスモー
    タのターミナル取付装置。
JP18676689A 1989-07-19 1989-07-19 パルスモータのターミナル取付装置 Pending JPH0352536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054757U (ja) * 1991-07-04 1993-01-22 株式会社三ツ葉電機製作所 モータのターミナル部構造
DE102008048720A1 (de) 2007-09-27 2009-04-16 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Membran-Katalysatorschicht-Anordnung mit Verstärkungsfilmen, Membranelektrodenanordnung mit Verstärkungsfilmen und Polymerelektrolyt-Brennstoffzellen
US20170181513A1 (en) * 2015-04-01 2017-06-29 Abiboo Corp. Multi-purpose modular travel and packaging bag

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