JPH0352405B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0352405B2 JPH0352405B2 JP14188682A JP14188682A JPH0352405B2 JP H0352405 B2 JPH0352405 B2 JP H0352405B2 JP 14188682 A JP14188682 A JP 14188682A JP 14188682 A JP14188682 A JP 14188682A JP H0352405 B2 JPH0352405 B2 JP H0352405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hsibrcl
- silicon tetrachloride
- activated carbon
- hsicl
- sicl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 45
- VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 4-[4-(4-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]aniline Chemical compound C1=CC(OC)=CC=C1N1CCN(C=2C=CC(N)=CC=2)CC1 VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 29
- 239000005049 silicon tetrachloride Substances 0.000 claims description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- SLLGVCUQYRMELA-UHFFFAOYSA-N chlorosilicon Chemical compound Cl[Si] SLLGVCUQYRMELA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 229910003902 SiCl 4 Inorganic materials 0.000 description 9
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 5
- 238000004817 gas chromatography Methods 0.000 description 4
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 3
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 3
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N hydrogen chloride Substances Cl.Cl IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910000041 hydrogen chloride Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- WCUXLLCKKVVCTQ-UHFFFAOYSA-M Potassium chloride Chemical compound [Cl-].[K+] WCUXLLCKKVVCTQ-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005660 chlorination reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 description 2
- GCLGEJMYGQKIIW-UHFFFAOYSA-H sodium hexametaphosphate Chemical compound [Na]OP1(=O)OP(=O)(O[Na])OP(=O)(O[Na])OP(=O)(O[Na])OP(=O)(O[Na])OP(=O)(O[Na])O1 GCLGEJMYGQKIIW-UHFFFAOYSA-H 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- KPZGRMZPZLOPBS-UHFFFAOYSA-N 1,3-dichloro-2,2-bis(chloromethyl)propane Chemical compound ClCC(CCl)(CCl)CCl KPZGRMZPZLOPBS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005909 Kieselgur Substances 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021536 Zeolite Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- KPUWHANPEXNPJT-UHFFFAOYSA-N disiloxane Chemical class [SiH3]O[SiH3] KPUWHANPEXNPJT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012776 electronic material Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000029052 metamorphosis Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 235000011164 potassium chloride Nutrition 0.000 description 1
- 239000001103 potassium chloride Substances 0.000 description 1
- OTYBMLCTZGSZBG-UHFFFAOYSA-L potassium sulfate Chemical compound [K+].[K+].[O-]S([O-])(=O)=O OTYBMLCTZGSZBG-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 229910052939 potassium sulfate Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000011151 potassium sulphates Nutrition 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- FDNAPBUWERUEDA-UHFFFAOYSA-N silicon tetrachloride Chemical compound Cl[Si](Cl)(Cl)Cl FDNAPBUWERUEDA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 239000010457 zeolite Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
Description
本発明は四塩化けい素中のHSiBrCl2の変成方
法に関する。 四塩化けい素は近年電子材料工業の進展と共に
益々需要が増してきている。そしてエピタキシヤ
ライズ用及びオプテイカルフアイバー用には
99.99%以上という高純度のものが要求されてい
る。 四塩化けい素は、通常不純物との沸点差を利用
して、蒸留設備により精製される。代表的不純物
としてのHSiCl3は沸点が32℃であり、SiCl4のそ
れは57℃のため数十段の精留塔を用いれば、十分
分離除去が可能である。一方四塩化けい素の製法
によつては不純物としてHSiBrCl2が存在するこ
とがあるということが高性能のガスクロマトグラ
フイーにより判明した。HSiBrCl2はSiCl4製造工
程で用いられるHCl又はCl2ガス中に含まれる
HBr又はBr2から由来するものと推定される。
HSiBrCl2の化学的、物理的性質はほとんど知ら
れておらず、例えば沸点は58〜60℃と推定される
に過ぎない。四塩化けい素中に含まれる
HSiBrCl2は微量であつても四塩化けい素の純度
を低下させるばかりでなく、光や空気により四塩
化けい素を黄色に変色させることや、経時変化に
よりHSiCl3を副生することが判明した。 四塩化けい素のHSiBrCl2を蒸留により分離す
ることは、これの沸点がSiCl4のそれに非常に近
接していること、及びこれが蒸留中に緩やかに変
質し、HSiCl3を副生することから、膨大な設備
時間を要し、経済的に不可能である。 又特公昭49−43199号公報に記載されているよ
うにCl2によりH−Si≡の塩素化反応を利用し、
HSiBrCl2をSiBrCl3にすれば分離可能であるが、
塩素化設備及び溶解塩素除去設備に多大の投資を
必要とし、又安全上も有利な方法とは言えない。 本発明者らは上記HSiBrCl2を簡単な設備で容
易に除去する方法を検討した結果本発明を見い出
した。 すなわち、本発明は、HSiBrCl2を含む四塩化
けい素を活性炭に接触させることにより、
HSiBrCl2をHSiCl3及びSiBrCl3に変成するもの
であり、これを蒸留精製することにより、容易に
高純度の四塩化けい素を得ることができる。 本発明者は、HSiBrCl2を0.3〜0.7%含む四塩化
けい素をガラスフラスコに採り、活性炭粉末を加
え、スターラーで撹拌し、別後、四塩化けい素
をガスクロマトグラフイーで分析したところ、
HSiBrCl2のピークは全く消失し、HSiCl3及び
SiBrCl3のピークが生成した。 このことより、活性炭によつて以下の反応が起
きたものと推定される。 HSiBrCl2+SiCl4活性炭 ――――→ HSiCl3+SiBrCl3 但し、この反応式による物質収支が必ずしも、
定量化されないため、活性炭への吸着現象等複雑
な要因がからんでいるものと考えられる。 単に多孔性物質(例えばけいそう土やゼオライ
ト)ではHSiBrCl2の変成反応は確認されておら
ず、活性炭に特有なものと推定される。 一般に活性炭の表面状態として酸化物ないし過
酸化物の存在が知られているが、被処理液中に還
元性のあるHSiCl3が相当量含有されていると、
活性炭の能力が低下すること、空気中に放置され
何年も経た古い活性炭ではその効果が低いことか
ら、活性炭の表面酸化物ないし過酸化物が
HSiBrCl2の変成反応に何らかの関与をしている
ことが推定される。 生成したHSiCl3,SiBrCl3はそれぞれ沸点が32
℃及び80℃であり、SiCl4の57℃とは十分差があ
るため特異な分離設備を必要とせず、一般的な精
留設備により容易に分離でき、Br成分を含まな
い高純度の四塩化けい素を得ることができる。 本発明で用いられる活性炭は特にその品種が限
定されるものでないことはさらに有利な方法とな
つている。活性炭は賦活法の違いや原料の違いに
より、本発明の効果に違いは見られず、又粉末、
粒子という形態の違いに関しても設備上、操作上
有利なものを任意に選ぶことが出来る。 活性炭に水分が含まれている場合、四塩化けい
素と反応してHCl及びSiO2を生成するので、好ま
しくは含水率の低い活性炭を使用すべきである
が、水分そのものは本発明の反応に影響するもの
ではない。 活性炭の添加量は四塩化けい素中に含まれる
HSiBrCl2に対して1/100〜100重量倍好ましくは
1/10〜10重量倍程度を使用することができる。四
塩化けい素の活性炭との接触時間は1〜10分で十
分HSiBrCl2の分解を行うことが可能であり、経
済性及び精製四塩化けい素に要求される品質を勘
案して決定されるべきものである。 活性炭と四塩化けい素の接触方法も特に限定さ
れるものでなく操作上有利な方法を選択すればよ
い。たとえば四塩化けい素及び活性炭を容器に入
れかく拌する方法や塔状容器に活性炭を充填し四
塩化けい素を通過させる方法がある。 反応温度については、特に加温又は冷却の必要
はなく、常温で十分その効果が発揮されるが、例
えば四塩化けい素を加熱し、気化させ活性炭と接
触させる方法を選択しても良い。 本発明に使用する四塩化けい素のHSiBrCl2含
有量は、該四塩化けい素の製造原料として、塩化
カリウムを硫酸と反応させて硫酸カリウムを製造
するときの副生塩化水素を使用するときは、通常
0.2〜1重量%である。しかしより多量の、例え
ば5重量%あるいはそれ以上の、HSiBrCl2を含
んでいてもよい。 実施例 1 HSiBrCl2を含む原料四塩化けい素
(HSiCl30.05%;SiCl499.57%;HSiBrCl20.37%)
200mlをフラスコに採り、粉末活性炭(二村化学
工業(株)製;Kタイプ)5gを入れ、室温で撹拌し
た。 5分後のガスクロ分析でHSiCl30.54%;
SiCl498.83%;HSiBrCl20%;SiBrCl30.54%;高
沸シロキサン0.1%でHSiBrCl2が完全に変成され
た四塩化けい素液を得た。 実施例 2 実施例1と同様な操作により以下の表1に示す
結果を得た。
法に関する。 四塩化けい素は近年電子材料工業の進展と共に
益々需要が増してきている。そしてエピタキシヤ
ライズ用及びオプテイカルフアイバー用には
99.99%以上という高純度のものが要求されてい
る。 四塩化けい素は、通常不純物との沸点差を利用
して、蒸留設備により精製される。代表的不純物
としてのHSiCl3は沸点が32℃であり、SiCl4のそ
れは57℃のため数十段の精留塔を用いれば、十分
分離除去が可能である。一方四塩化けい素の製法
によつては不純物としてHSiBrCl2が存在するこ
とがあるということが高性能のガスクロマトグラ
フイーにより判明した。HSiBrCl2はSiCl4製造工
程で用いられるHCl又はCl2ガス中に含まれる
HBr又はBr2から由来するものと推定される。
HSiBrCl2の化学的、物理的性質はほとんど知ら
れておらず、例えば沸点は58〜60℃と推定される
に過ぎない。四塩化けい素中に含まれる
HSiBrCl2は微量であつても四塩化けい素の純度
を低下させるばかりでなく、光や空気により四塩
化けい素を黄色に変色させることや、経時変化に
よりHSiCl3を副生することが判明した。 四塩化けい素のHSiBrCl2を蒸留により分離す
ることは、これの沸点がSiCl4のそれに非常に近
接していること、及びこれが蒸留中に緩やかに変
質し、HSiCl3を副生することから、膨大な設備
時間を要し、経済的に不可能である。 又特公昭49−43199号公報に記載されているよ
うにCl2によりH−Si≡の塩素化反応を利用し、
HSiBrCl2をSiBrCl3にすれば分離可能であるが、
塩素化設備及び溶解塩素除去設備に多大の投資を
必要とし、又安全上も有利な方法とは言えない。 本発明者らは上記HSiBrCl2を簡単な設備で容
易に除去する方法を検討した結果本発明を見い出
した。 すなわち、本発明は、HSiBrCl2を含む四塩化
けい素を活性炭に接触させることにより、
HSiBrCl2をHSiCl3及びSiBrCl3に変成するもの
であり、これを蒸留精製することにより、容易に
高純度の四塩化けい素を得ることができる。 本発明者は、HSiBrCl2を0.3〜0.7%含む四塩化
けい素をガラスフラスコに採り、活性炭粉末を加
え、スターラーで撹拌し、別後、四塩化けい素
をガスクロマトグラフイーで分析したところ、
HSiBrCl2のピークは全く消失し、HSiCl3及び
SiBrCl3のピークが生成した。 このことより、活性炭によつて以下の反応が起
きたものと推定される。 HSiBrCl2+SiCl4活性炭 ――――→ HSiCl3+SiBrCl3 但し、この反応式による物質収支が必ずしも、
定量化されないため、活性炭への吸着現象等複雑
な要因がからんでいるものと考えられる。 単に多孔性物質(例えばけいそう土やゼオライ
ト)ではHSiBrCl2の変成反応は確認されておら
ず、活性炭に特有なものと推定される。 一般に活性炭の表面状態として酸化物ないし過
酸化物の存在が知られているが、被処理液中に還
元性のあるHSiCl3が相当量含有されていると、
活性炭の能力が低下すること、空気中に放置され
何年も経た古い活性炭ではその効果が低いことか
ら、活性炭の表面酸化物ないし過酸化物が
HSiBrCl2の変成反応に何らかの関与をしている
ことが推定される。 生成したHSiCl3,SiBrCl3はそれぞれ沸点が32
℃及び80℃であり、SiCl4の57℃とは十分差があ
るため特異な分離設備を必要とせず、一般的な精
留設備により容易に分離でき、Br成分を含まな
い高純度の四塩化けい素を得ることができる。 本発明で用いられる活性炭は特にその品種が限
定されるものでないことはさらに有利な方法とな
つている。活性炭は賦活法の違いや原料の違いに
より、本発明の効果に違いは見られず、又粉末、
粒子という形態の違いに関しても設備上、操作上
有利なものを任意に選ぶことが出来る。 活性炭に水分が含まれている場合、四塩化けい
素と反応してHCl及びSiO2を生成するので、好ま
しくは含水率の低い活性炭を使用すべきである
が、水分そのものは本発明の反応に影響するもの
ではない。 活性炭の添加量は四塩化けい素中に含まれる
HSiBrCl2に対して1/100〜100重量倍好ましくは
1/10〜10重量倍程度を使用することができる。四
塩化けい素の活性炭との接触時間は1〜10分で十
分HSiBrCl2の分解を行うことが可能であり、経
済性及び精製四塩化けい素に要求される品質を勘
案して決定されるべきものである。 活性炭と四塩化けい素の接触方法も特に限定さ
れるものでなく操作上有利な方法を選択すればよ
い。たとえば四塩化けい素及び活性炭を容器に入
れかく拌する方法や塔状容器に活性炭を充填し四
塩化けい素を通過させる方法がある。 反応温度については、特に加温又は冷却の必要
はなく、常温で十分その効果が発揮されるが、例
えば四塩化けい素を加熱し、気化させ活性炭と接
触させる方法を選択しても良い。 本発明に使用する四塩化けい素のHSiBrCl2含
有量は、該四塩化けい素の製造原料として、塩化
カリウムを硫酸と反応させて硫酸カリウムを製造
するときの副生塩化水素を使用するときは、通常
0.2〜1重量%である。しかしより多量の、例え
ば5重量%あるいはそれ以上の、HSiBrCl2を含
んでいてもよい。 実施例 1 HSiBrCl2を含む原料四塩化けい素
(HSiCl30.05%;SiCl499.57%;HSiBrCl20.37%)
200mlをフラスコに採り、粉末活性炭(二村化学
工業(株)製;Kタイプ)5gを入れ、室温で撹拌し
た。 5分後のガスクロ分析でHSiCl30.54%;
SiCl498.83%;HSiBrCl20%;SiBrCl30.54%;高
沸シロキサン0.1%でHSiBrCl2が完全に変成され
た四塩化けい素液を得た。 実施例 2 実施例1と同様な操作により以下の表1に示す
結果を得た。
【表】
実施例 3
粒状活性炭(カルゴンCAL;東洋カルゴン社
製)2.7gを10mmφのガラス管に詰め、上部より実
施例1で用いた原料四塩化けい素を2ml/分の速
度で滴下した。1時間後の留出液のガスクロ分析
はHSiCl30.59%;SiCl498.68%;HSiBrCl20%;
SiBrCl30.64%;高沸物0.09%であつた。 実施例 4 粒状活性炭カルゴン47gを30mmφのガラス管に
詰め、上部より4ml/分の速度で滴下し、1,
2,4及び6時間後の留出液を分析した。この結
果を表2に示す。
製)2.7gを10mmφのガラス管に詰め、上部より実
施例1で用いた原料四塩化けい素を2ml/分の速
度で滴下した。1時間後の留出液のガスクロ分析
はHSiCl30.59%;SiCl498.68%;HSiBrCl20%;
SiBrCl30.64%;高沸物0.09%であつた。 実施例 4 粒状活性炭カルゴン47gを30mmφのガラス管に
詰め、上部より4ml/分の速度で滴下し、1,
2,4及び6時間後の留出液を分析した。この結
果を表2に示す。
【表】
参考例 1
実施例3の操作で得た四塩化けい素30段精留塔
にて精留し、85%の回収率でHSiBrCl2を含まな
いSiCl4純度99.99%以上の高純度四塩化けい素を
得た。 参考比較例 1 実施例1で用いた原料四塩化けい素を参考例1
と同じ操作で精留したが、HSiCl30.02%;
SiCl499.78%;HSiBrCl20.20%の低い純度の四塩
化けい素しか得られなかつた。
にて精留し、85%の回収率でHSiBrCl2を含まな
いSiCl4純度99.99%以上の高純度四塩化けい素を
得た。 参考比較例 1 実施例1で用いた原料四塩化けい素を参考例1
と同じ操作で精留したが、HSiCl30.02%;
SiCl499.78%;HSiBrCl20.20%の低い純度の四塩
化けい素しか得られなかつた。
Claims (1)
- 1 HSiBrCl2を含む四塩化けい素を活性炭と接
触させることを特徴とする前記HSiBrCl2の変成
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14188682A JPS5930712A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 四塩化けい素中のHSiBrCl↓2の変成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14188682A JPS5930712A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 四塩化けい素中のHSiBrCl↓2の変成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5930712A JPS5930712A (ja) | 1984-02-18 |
JPH0352405B2 true JPH0352405B2 (ja) | 1991-08-09 |
Family
ID=15302445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14188682A Granted JPS5930712A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 四塩化けい素中のHSiBrCl↓2の変成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930712A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110055577A (ko) | 2008-08-22 | 2011-05-25 | 칫소가부시키가이샤 | 사염화규소의 정제 방법 |
-
1982
- 1982-08-16 JP JP14188682A patent/JPS5930712A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5930712A (ja) | 1984-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2036858B1 (en) | Method for purifying chlorosilanes | |
JP5442780B2 (ja) | クロロシランの蒸留による精製方法 | |
US4112057A (en) | Process for purifying halogenosilanes | |
CN110637002B (zh) | 六氟-1,3-丁二烯的制造方法 | |
CN110606490A (zh) | 一种高纯四氟化硅的合成及纯化方法 | |
US2416191A (en) | Method for the purification of titanium tetrachloride | |
JP3786986B2 (ja) | ベントガス流中の塩化物の回収法 | |
JPS6340714A (ja) | 四フッ化ケイ素の製法 | |
JPH0352405B2 (ja) | ||
JPH04300206A (ja) | シリコン塩化物の精製方法 | |
JP2974540B2 (ja) | フルオロアルキルスルホン酸の精製方法 | |
RU2537302C1 (ru) | Способ очистки тетраэтоксисилана | |
JPH02196014A (ja) | 高純度ジクロロシランの製造方法 | |
JPH04230291A (ja) | アルコキシシラン中の塩素化合物の除去方法 | |
JPH01305803A (ja) | 塩酸の精製法 | |
Gelmboldt | FLUOROSILICIC ACID: SECONDARY RAW MATERIAL AND REAGENT IN TECHNOLOGICAL PRACTICE AND PREPARATIVE SYNTHESIS (A REVIEW). | |
JPS5941924B2 (ja) | 塩化チオニルの精製法 | |
JP3309402B2 (ja) | 高純度リンの製造方法 | |
JP3123698B2 (ja) | フッ化シランの製造法 | |
JPS641405B2 (ja) | ||
JPH1129315A (ja) | ジクロロシラン含量の減少したトリクロロシランの製造方法 | |
JP3835488B2 (ja) | 過酸化水素水溶液中の有機不純物の除去方法 | |
SU1310380A1 (ru) | Способ очистки хлорбензола,используемого в синтезе органохлорсиланов | |
JPS63203731A (ja) | 高純度金属ビスマスの製造方法 | |
JPS58223604A (ja) | 塩酸の精製法 |