JPH0351851Y2 - - Google Patents

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JPH0351851Y2
JPH0351851Y2 JP1986098738U JP9873886U JPH0351851Y2 JP H0351851 Y2 JPH0351851 Y2 JP H0351851Y2 JP 1986098738 U JP1986098738 U JP 1986098738U JP 9873886 U JP9873886 U JP 9873886U JP H0351851 Y2 JPH0351851 Y2 JP H0351851Y2
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JP
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resin
tetrafluoroethylene
dielectric
coaxial cable
flux
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JP1986098738U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、連続多孔質四弗化エチレン樹脂製
誘電体を用いた同軸ケーブルの端末半田処理に先
立つフラツクス処理によつて、絶縁抵抗低下を生
ずることの無い同軸ケーブル構造に関する。
〔従来の技術〕
高周波用同軸ケーブルの誘電体として、例えば
特開昭56−94802号公報に開示のように、連続多
孔質四弗化エチレン樹脂製誘電体を用いる場合が
ある。
同軸ケーブルの端末導体を半田処理する場合
は、まず端末部の導体、誘電体等を竹の子状に露
出させて、この端末部をフラツクス内に浸漬し、
取り出したのち、導体先端部を溶融半田槽内に入
れて半田処理し、これを冷却洗浄する。
しかしながら、誘電体に前記の連続多孔質材料
を用いた場合は、フラツクスが誘電体の微孔内に
入り、洗浄しても除去できず残存することによ
り、中心導体と外部導体との間に絶縁抵抗の低下
をまねくことがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこでこの考案は、上記従来の欠点を除去し、
端末部半田処理に先立つケーブル端末部のフラツ
クス浸漬による中心導体と外部導体間絶縁抵抗低
下を生じない同軸ケーブルを提供せんとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
このためこの考案によれば、中心導体と外部導
体との間に連続多孔質四弗化エチレン樹脂製誘電
体を配してなる同軸ケーブルにおいて、前記連続
多孔質四弗化エチレン樹脂製誘電体と外部導体と
の間に、四弗化エチレン−パーフロロアルキルビ
ニルエーテル共重合樹脂、四弗化エチレン−六弗
化プロピレン共重合樹脂、四弗化エチレン−エチ
レン共重合樹脂、および三弗化塩化エチレン樹脂
から選んだ充実樹脂層を長手方向に連続して設け
てなることを特徴とする耐フラツクス同軸ケーブ
ルを構成する。
〔作用〕
この考案によれば、中心導体の外周に設けた連
続多孔質四弗化エチレン樹脂製誘電体の直上に、
四弗化エチレン−パーフロロアルキルビニルエー
テル共重合樹脂、四弗化エチレン−六弗化プロピ
レン共重合樹脂、四弗化エチレン−エチレン共重
合樹脂、および三弗化塩化エチレン樹脂から選ん
だ充実樹脂層を長手方向に沿つて連続して設けて
あるので、中心導体と外部導体との間(外部導体
の直下)に充実樹脂層の絶縁遮蔽層が存在し、誘
電体の連続微孔内にフラツクスが侵入したとして
も、それによつて生ずる高抵抗導電路は、先の充
実樹脂層によつて遮断され、ケーブル端末部のフ
ラツクス浸漬によつても、絶縁抵抗低下を生ずる
ことのない連続多孔質四弗化エチレン樹脂製誘電
体を用いた同軸ケーブルが提供されることにな
る。
〔実施例〕
図は、この考案の一実施例による耐フラツクス
同軸ケーブル1の端部斜視図である。
この耐フラツクス同軸ケーブル1は、中心導体
2と外部導体3との間に設けた連続多孔質四弗化
エチレン樹脂(PTFE)製誘電体4の直上に、充
実樹脂層5を同軸ケーブル1の長手方向に沿つて
連続して設けてある。そして、最外周には任意の
充実樹脂よりなるシース6が設けられている。
この構成に用いる連続多孔質四弗化エチレン樹
脂製誘電体4は、特公昭51−18991号公報に記載
の方法で得られる。また、この連続多孔質四弗化
エチレン樹脂製誘電体4の直上に設けられる充実
樹脂層5は、四弗化エチレン−パーフロロアルキ
ルビニルエーテル共重合樹脂(PFA)、四弗化エ
チレン−六弗化プロピレン共重合樹脂(FEP)、
四弗化エチレン−エチレン共重合樹脂(ETFE)、
および三弗化塩化エチレン樹脂(CTFE)から選
んで用いる。
上記のごとく形成されたこの考案による耐フラ
ツクス同軸ケーブル1によれば、連続多孔質四弗
化エチレン樹脂製誘電体4の直上に、充実樹脂層
5が同軸ケーブル1の長手方向に連続して設けら
れているので、半田処理に先立つフラツクス槽内
への浸漬によつて生ずる高抵抗導電路を、充実樹
脂層5が遮蔽するため、中心導体2と外部導体3
との間の絶縁抵抗低下を生ずることが無くなる。
連続多孔質四弗化エチレン樹脂製誘電体の直上
に、厚さ0.05mmの四弗化エチレン−六弗化プロピ
レン共重合樹脂からなる充実樹脂層を設けた場
合、絶縁抵抗の低下は見られず、特性インピーダ
ンス、静電容量、伝搬遅延時間、減衰量、パルス
歪等の電気的特性が安定していた。これは、充実
樹脂層の位置が誘電体の直上、即ち外部導体の直
下であり、電気力線密度が小さな部分であるた
め、実行比誘電率の上昇が少ないことが主な理由
である。
〔考案の効果〕
以上の通りこの考案によれば、連続多孔質四弗
化エチレン樹脂製誘電体の直上、即ち外部導体の
直下に四弗化エチレン−パーフロロアルキルビニ
ルエーテル共重合樹脂、四弗化エチレン−六弗化
プロピレン共重合樹脂、四弗化エチレン−エチレ
ン共重合樹脂、および三弗化塩化エチレン樹脂か
ら選んだ充実樹脂層を設けることにより、同軸ケ
ーブル端末部半田処理に先立つフラツクスの浸透
による絶縁抵抗の抵抗を防止し、耐フラツクス性
を高めることにより、伝送速度の高い高周波同軸
ケーブルの接続に不都合を生ぜず、その実用上の
効果大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案の一実施例による耐フラツクス
同軸ケーブルの端部斜視図である。 1:耐フラツクス同軸ケーブル、2:中心導
体、3:外部導体、4:連続多孔質四弗化エチレ
ン樹脂製誘電体、5:充実樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心導体と外部導体との間に連続多孔質四弗化
    エチレン樹脂製誘電体を配してなる同軸ケーブル
    において、前記連続多孔質四弗化エチレン樹脂製
    誘電体と外部導体との間に、四弗化エチレン−パ
    ーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂、四
    弗化エチレン−六弗化プロピレン共重合樹脂、四
    弗化エチレン−エチレン共重合樹脂、および三弗
    化塩化エチレン樹脂から選んだ充実樹脂層を長手
    方向に連続して設けてなることを特徴とする耐フ
    ラツクス同軸ケーブル。
JP1986098738U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0351851Y2 (ja)

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JPS634026U JPS634026U (ja) 1988-01-12
JPH0351851Y2 true JPH0351851Y2 (ja) 1991-11-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849528U (ja) * 1981-09-26 1983-04-04 株式会社フジクラ プラスチツク外被ケ−ブル分岐接続部の密封構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849528U (ja) * 1981-09-26 1983-04-04 株式会社フジクラ プラスチツク外被ケ−ブル分岐接続部の密封構造

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Publication number Publication date
JPS634026U (ja) 1988-01-12

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