JPH035181Y2 - - Google Patents

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JPH035181Y2
JPH035181Y2 JP7519485U JP7519485U JPH035181Y2 JP H035181 Y2 JPH035181 Y2 JP H035181Y2 JP 7519485 U JP7519485 U JP 7519485U JP 7519485 U JP7519485 U JP 7519485U JP H035181 Y2 JPH035181 Y2 JP H035181Y2
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JP
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door
shielding plate
door hinge
space
cowl
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JP7519485U
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は自動車のカウルサイド部構造に係
り、特に、フロントサイドフエンダパネル下部内
側のカウルサイド部との間であつて、且つサイド
ドアの下側のドアヒンジ前方位置に空間が形成さ
れてなる自動車のカウルサイド部構造の改良に関
する。
【従来の技術】
寒冷地においては、ルーフ、フロントウインド
シールドガラス、ドリツプチヤンネルを通つて滴
下した雨水が、フロントサイドフエンダパネル下
部内側のカウルサイド部との間であつて、且つサ
イドドアの下側のドアヒンジ前方位置に形成され
た空間部で氷となつて、該空間部に付着する。 この氷は、徐々に大きくなつて、前記フロント
サイドフエンダパネル後端よりも後方に突出形成
される。 従来の自動車においては、サイドドアはフロン
トピラーに、いわゆる蝶番と称される最も単純な
構造のドアヒンジによつて取付けられているもの
であり、該ドアヒンジ近傍に氷が付着形成された
としても、サイドドアの開閉の妨げとなるような
ことはなかつた。 しかしながら、例えば出願人提案の実開昭59−
179974号に開示されるような4節回転リンクを利
用したドアヒンジ機構を採用する場合、サイドド
ア開時に、該サイドドアが大きく前方にスライド
するために、ドアヒンジ前方に形成された氷塊と
干渉して、該サイドドアの円滑な開閉が困難とな
るという問題点が生じる。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、ドアヒンジ前方の空間に形成され
る氷塊が、サイドドア開閉の妨げとならないよう
にした自動車のカウルサイド部構造を提供するこ
とを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、フロントサイドフエンダパネル下
部内側のカウルサイド部との間であつて、サイド
ドアの下側のドアヒンジ前方位置に空間が形成さ
れ、且つ、ルーフから前記ドアヒンジ上方位置ま
でに至るドリツプチヤンネルが配置されてなる自
動車のカウルサイド部構造において、前記フロン
トサイドフエンダパネルの後端近傍位置で、前記
空間の後側を遮蔽すると共に上端が前記ドリツプ
チヤンネルの下端開口の下方に重なる遮蔽板を設
けることにより上記目的を達成するものである。
【考案の作用】
この考案においては、フロントサイドフエンダ
パネル下部内側のカウルサイド部との間であつ
て、サイドドアの下側のドアヒンジ前方位置の空
間と該ドアヒンジとの間を遮蔽板により遮断する
と共に、該遮蔽板の上端がドリツプチヤンネルの
下端開口の下方に重なつて配置されていることか
ら、該ドリツプチヤンネル下端から滴下した水を
遮蔽板に沿つてその前方に導き、これによつて、
前記空間に形成される氷塊がサイドドアと干渉す
る位置にまで成長することを抑制し、且つ、水滴
が遮蔽板よりもドアヒンジ側に落下してその位置
に氷塊が形成されることを防止してサイドドアの
円滑な開閉を確保するものである。
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 この実施例は、第1図乃至第3図に示されるよ
うに、フロントサイドフエンダパネル10の下部
10A内側のカウルサイド部12との間であつ
て、且つサイドドア14の下側のドアヒンジ16
前方位置に空間18が形成され、且つ、ルーフ
(図示省略)から前記ドアヒンジ16上方位置ま
でに至るドリツプチヤンネル22が配置されてな
る自動車のカウルサイド部構造において、前記フ
ロントサイドフエンダパネル10の後端近傍位置
で、前記空間18の後側を遮蔽すると共に、上端
が前記ドリツプチヤンネル22の下端開口22A
の下方に重なる遮蔽板24を設けたものである。 この遮蔽板24は、第2図に示されるように、
その下部において、フロントピラーアウタパネル
26の前端が前記カウルサイド部12に溶着され
る個所に重ね合わせて溶着されている。 この遮蔽板24の断面形状は、車体前方に開口
される浅い溝25を有する略コ字形状とされ、内
側辺25Aは、フロントピラーアウタパネル26
の前端に沿つて上方に延在されて、第3図に示さ
れるように、ドリツプチヤンネル22の下側位置
で溝25が上向きとなるように湾曲して取付けら
れている。 ここで、遮蔽板24における内側辺25Aは、
その先端において前記カウルサイド部12及びフ
ロントピラーアウタパネル26に溶着されている
が、該内側辺25Aの他の部分はフロントピラー
アウタパネル26に溶着されることなく、両者の
間には、発泡性シール材28が介在されて、溝2
5を伝わる水がフロントピラーアウタパネル26
との接合面を通してドアヒンジ16側に侵入する
ことを防止している。 又、前記遮蔽板24の、車体幅方向の形状は、
第2図に示されるように、幅方向外端がフロント
サイドフエンダパネル10の内側面に沿つてわず
かの隙間29をもつて隣接するように形成されて
いる。 第1図の符号30はサイドドア14用の上部の
ドアヒンジ、32はフロントウインドシールドガ
ラス、34はフロントホイールハウスの後壁を形
成するフエンダライナをそれぞれ示す。 例えば寒冷地において、フロントウインドシー
ルドガラス32、ドリツプチヤンネル22を通つ
てカウルサイド部12に至る雨水等が、空間18
内で氷塊36に成長することがあるが、空間18
が遮蔽板24によつてドアヒンジ16側と遮断さ
れているので、氷塊36が、サイドドア14開時
にその前端と干渉する位置にまで成長することが
ない。 又、遮蔽板24の上端はドリツプチヤンネル2
2の下端開口22Aの下側に重なるようにして配
置されているので、ドリツプチヤンネル22を伝
わつて下端開口22Aから滴下した水は、遮蔽板
24よりも後方に至ることなく、該遮蔽板24の
溝25によつて、遮蔽板24の前方に導かれるの
で、上方から滴下した水がドアヒンジ16近傍で
氷塊となるようなことがない。 従つて、寒冷地においてもサイドドア14の円
滑な開閉が保障されることになる。 又この実施例は、遮蔽板24の外側端部とフロ
ントサイドフエンダパネル10内側面との間に僅
かな隙間29が形成されるようになつているの
で、遮蔽板24をボデイ側に取付ける作業が容易
となるという利点がある。 なお上記実施例において、遮蔽板24はカウル
サイド部12に対するフロントピラーアウタパネ
ル16の接続個所に溶着されたものであるが、本
考案はこれに限定されるものでなく、例えばドア
ヒンジ16と一体的に予め取付けられ、該ドアヒ
ンジ16と同時にボデイ側に取付けるような構造
であつてもよい。 即ち遮蔽板24はカウルサイド部12及びフロ
ントピラーアウタパネル26を含むボデイ側の面
に取付けられるものであればよい。 又、上記実施例における遮蔽板24は、全体を
断面略コ字形状として、溝25が形成されたもの
であるが、遮蔽板24は、ドリツプチヤンネル2
2の下端開口22Aから滴下する水を前方に導く
と共に、空間18に形成される氷塊が、ドアヒン
ジ16近傍にまで成長することを抑制できるもの
であれば、実施例の構成に限定されない。 従つて、例えば、断面L字形状あるいはV字形
状、等の他の断面形状であつてもよい。 ただし、遮蔽板24の断面形状を上記実施例の
如くコ字形状とした場合は、ドリツプチヤンネル
22の下端開口22Aから滴下した水を確実に前
方に誘導できるのみならず、コ字形断面おける外
側辺25Bは、空間18内の氷塊36が隙間29
から後方に成長しようとすることを妨げる機能を
有する。
【考案の効果】
本考案は上記のように構成したので、カウルサ
イド部とフロントサイドフエンダパネル下部との
間の空間に着氷形成された氷塊がサイドドア開閉
時にこれと干渉することを防止し、且つ、遮蔽板
よりもドアヒンジ側に雨水等が滴下して氷塊とな
ることを抑制し、サイドドアの円滑な開閉を確保
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のカウルサイド部
構造の実施例を示すボデイ外板を取り除いた状態
の側面図、第2図及び第3図は第1図の−線
及び−線に沿う拡大断面図である。 10……フロントサイドフエンダパネル、10
A……下部、12……カウルサイド部、14……
サイドドア、16……ドアヒンジ、18……空
間、22……ドリツプチヤンネル、22A……下
端開口、24……遮蔽板、26……フロントピラ
ーアウタパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントサイドフエンダパネル下部内側のカウ
    ルサイド部との間であつて、サイドドアの下側の
    ドアヒンジ前方位置に空間が形成され、且つ、ル
    ーフから前記ドアヒンジ上方位置までに至るドリ
    ツプチヤンネルが配置されてなる自動車のカウル
    サイド部構造において、前記フロントサイドフエ
    ンダパネルの後端近傍位置で、前記空間の後側を
    遮蔽すると共に上端が前記ドリツプチヤンネルの
    下端開口の下方に重なる遮蔽板を設けてなる自動
    車のカウルサイド部構造。
JP7519485U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH035181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7519485U JPH035181Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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JP7519485U JPH035181Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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Publication Number Publication Date
JPS61190772U JPS61190772U (ja) 1986-11-27
JPH035181Y2 true JPH035181Y2 (ja) 1991-02-08

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ID=30616188

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JP7519485U Expired JPH035181Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5373009B2 (ja) * 2011-08-06 2013-12-18 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造

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JPS61190772U (ja) 1986-11-27

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