JPH0351719A - 光検出素子 - Google Patents

光検出素子

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JPH0351719A
JPH0351719A JP1184424A JP18442489A JPH0351719A JP H0351719 A JPH0351719 A JP H0351719A JP 1184424 A JP1184424 A JP 1184424A JP 18442489 A JP18442489 A JP 18442489A JP H0351719 A JPH0351719 A JP H0351719A
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克彦 新庄
Yasuko Motoi
泰子 元井
Takehiko Kawasaki
岳彦 川崎
Toru Den
透 田
Norio Kaneko
典夫 金子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超伝導体を用いた光検出素子に関し、特にジ
ョセフソン接合を用いた光検出素子に関する。
[従来の技術] 従来の超伝導体を用いた信号検出素子、特に光信号を検
出する素子としては、超伝導体を利用したものが知られ
ている[Japanese Journal of^p
plied Physics vol、 23 L33
3 (1984)]、この光信号検出素子は、酸化物超
伝導体BaPbo、 yBio、 303(BPBO)
薄膜でマイクロブリッジ型ジョセフソン接合を形成し、
この接合部に光を照射し、ジョセフソン接合の臨界電流
値の変化を利用するものである。かかる検出素子におい
ては、受光部の材料としてBPBOを用いており、これ
は臨界温度が約13にと低い、すなわち、検出素子を動
作させるには、液体ヘリウム等を使用しなければならな
い。また、かかる検出素子の特性は、ジョセフソン接合
の特性によって決定される。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来例において、かかる素子の光学的特性(例えば
分光特性)は、超伝導体の分光特性によって検出する光
の波長域が制限され、広範囲の波長帯域の信号検出に適
していないという問題がある。
また、記録素子、半導体メモリー、ジョセフソンメモリ
ー等として作動させる場合、電気的信号により作動させ
るため、配線の引きまわし等による電気的ノイズに弱い
という問題がある。
すなわち、本発明の目的とする仁ころは、光→電流変換
、かかる電流を超伝導体に注入、超伝導体の有する電流
−電圧特性を利用することにより、上述のような問題点
を解決することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の特徴とするところは、光の照射により電流を発
生する受光部と、該発生電流を注入することによって光
信号を検出する超伝導体、絶縁体、超伝導体の積層構造
から成るジョセフソン接合(以下、SIS素子と記す。
)を用いた信号検出部とを少な(とも有する光検出素子
にある。
また、前記受光部に光伝導性材料又は光起電力を生ずる
材料を用いた光検出素子にある。
ここで、かかる方法を達成するために用いられる信号検
出部としての超伝導体としては、単結晶又は多結晶から
成る超伝導特性を有する材料であれば何でも良い。尚、
検出素子をより高い温度で動作させるためには、臨界温
度の高い材料が好ましい。この点でY−Ba−Cu−0
系、B1−3r−Ca−Cu−0系、Tl−5r−Ca
−Cu−0系セラミツクス材料のような液体窒素の沸点
である71により高い臨界温度を持つ物質が適している
一方、検出素子の動作温度は、使用する超伝導体の臨界
温度より低い温度であれば良いが、入力信号の検出感度
を上げるためにも臨界温度に近い温度の方がより好まし
い。
また、受光部に用いる材料は、光照射により電流が発生
するものであれば何でもよいが、光伝導性材料、光起電
力を発生する材料が望ましい。
光伝導性材料としては、CdS、 a−3i、 SL、
 InSb。
GaAs、 CdSe等があり、光起電力を発生する材
料としては、SL、 a−Si等のPN接合、あるいは
ショットキー接合等がある。
[作 用] 第1図に、本発明の動作原理を説明するため、素子の概
略構成図を示す。
本図において、先ず、光伝導性材料あるいは光起電力を
発生する材料より成る受光部lに光が照射される。
ここで、かかる受光部lが光伝導性材料から成る場合に
は、キャリアが増加し、価電子帯の電子は励起された伝
導帯に遷移する。この伝導帯中で励起された電子が、直
流電圧源3により印加された電場により移動することで
導線2に光電流が生じ、かかる光電流は超伝導体4に注
入される(注入電流■p)。
尚、注入電極2a、 2bは、超伝導体4のSIS接合
部分以外の部位に設置されている。
一方、受光部lがPN接合等の光起電力を生ずる材料か
ら成る場合には、直流電圧源3は不要で導線2を閉回路
にしておけばよい。
さて、直流電流源6によってあらかじめSIS素子5に
ジョセフソン電流■、よりも小さなバイアス電流I6を
流してお(。
ここで、Js+Ip>Lとなったときに、srs素子5
は超伝導状態から電圧状態にスイッチすることになる。
かかるスイッチング動作図を第2図に示す。
SIS素子は0→A−IB−40−+B−4D−〇のよ
うに動作し、■、=0の時の動作点はX(電圧=0)、
Ip≠0でIa+ IP> Lの時の動作点はY(電圧
≠0)となる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を詳述する。
見立■ユ 受光部にSi%SIS素子にNb/Aji’−Ai)O
x/Nbを用いた本実施例の素子構成図を第3図に示す
先ず、ノンドープのSiウェハー基板(100面)8上
に、半分だけ絶縁膜9 (SiO□)を1000人成膜
し、該絶縁膜9上に公知の方法により、下部電極10(
Nb)、絶縁層11 (AI!/Aj)Ox) 、上部
電極12(Nb)を作製し、接合面積5PInX51L
l!IのSIS素子13を作製した。次に、SLウェハ
ー8上で絶縁膜9のない部分をフッ化水素酸で処理した
後、くし形電極14゜15 (Cr/Au)をメタルマ
スクを用いて、図中に示すような形状に厚さ1500人
だけ成膜した。ここで、くし形電極の長さは4 mm、
電極間距離は0.11IIm。
受光面積は0.05cm”であった。この方法により、
SiとCr/Auとの間はオーミック接触がとれた。上
記の方法で作製した光検出素子を用いて光応答性を評価
したところ、温度20Kにおいてバイアス電流1.2m
A、 He−Neレーザー(波長633nm) 0.3
mW照射、(シ形電極間印加電圧tOVで、SIS素子
のスイッチング(OmV→2.8mV)が確認できた。
夫胤lユ 受光部にアモルファスSL、 SIS素子にY系/酸化
銀/Pbを用いた本実施例の素子構成図を第4図に示す
先ず、MgO基板(100面) 16上にRFマグネト
ロンスパッタ法により、Y−Ba−Cu−0酸化物超伝
導体から成る下部電極17をアルゴン、酸素中で、基板
温度550℃にて5000人成膜し、真空を破らずに絶
縁層(Ag/AgzO) 1gをアルゴン中で基板温度
100℃にて100人成膜した。次に、酸素を導入し4
00℃に加熱してAgを酸化させた。次に、フォトリソ
グラフィー・プロセスにより、幅10Pmのブリッジパ
ターンを作成した(第4図中17.18)。次に、メタ
ルマスクを用い上部電極19(PbJを厚さ500人だ
け蒸着した。ブリッジ部に重なる部分の幅は100弘m
であり、接合面積100μmX1O糾mとなるが。
実際は、Ag酸化膜の不均一性等から、実効面積は1ケ
タ以上小さい。次に、CVD法により、受光部として2
 ma+X 2 mmのアモルファスSi 20を20
00人成膜し、最後にくし形電極21.22(Cr/A
u)を500人成膜した。上記の方法で作製した光検出
素子を用いて光応答性を評価したところ、温度20に、
バイアス電流0.75mA、 He−Neレーザー(波
長633nm) 0.3mW照射、クシ形電極間印加電
圧10Vで、SIS素子のスイッチング(OmV→20
mV)が確認できた。
見立■ユ 実施例2のアモルファスSiをN型1500人、P型1
500人の積層とし、PN接合にした。また、上部電極
19(Pb)と(し形電極22を短絡させた。この素子
に温度40Kにおいてバイアス電流0.8mAを流し、
He−Neレーザー(波長633nm) 3 mWを照
射したところ、SIS素子のスイッチング(OmV −
20mV)が確認できた。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の光検出素子によれば、受光
部で発生した電流を超伝導体に注入することによってS
IS素子をスイッチングすることができる。本発明にお
いて、受光部の材料を適宜選択することにより、所望の
波長帯域での光検出が可能となる。また、SIS素子特
有のヒステリシス特性を用いているために、高感度の光
検出素子となり、記憶素子としても機能させることが可
能である。記憶素子として作動させる場合、信号は光で
あるので、基板上の配線等が少なくなり、電気的磁気的
ノイズに強いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の動作原理を説明するための素子の概
略構成図である。第2図は、SIS素子のスイッチング
動作図を説明するI−V線図である。第3図は、実施例
1の素子構成図である。 第4図は、実施例2の素子構成図である。 l・・・受光部      2・・・導線2a、 2b
・・・注入電極 4・・・超伝導体 6・・・直流電流源 8・・・基板(SL) lO・・・下部電極(Nb) 12・・・上部電極(Nb) 13・・・SIS素子(Nb/A11−Aj)Ox/N
b)14、15.21.22・・・(し形電極16・・
・基板(MgO)17・・・下部電極(Y系)18・・
・絶縁層(Ag/AgaO)  19・・・上部電極(
Pb)20・・・受光部(アモルファス5i)3・・・
直流電圧源 5・・・SIS素子 7・・・負荷抵抗 9・・・絶縁膜(Sin2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光の照射により電流を発生する受光部と、該発生
    電流を注入することによって光信号を検出する超伝導体
    、絶縁体、超伝導体の積層構造から成るジョセフソン接
    合を用いた信号検出部とを少なくとも有することを特徴
    とする光検出素子。
  2. (2)前記受光部に光伝導性材料又は光起電力を生ずる
    材料を用いたことを特徴とする請求項1記載の光検出素
    子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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