JPS6359271B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6359271B2 JPS6359271B2 JP58237607A JP23760783A JPS6359271B2 JP S6359271 B2 JPS6359271 B2 JP S6359271B2 JP 58237607 A JP58237607 A JP 58237607A JP 23760783 A JP23760783 A JP 23760783A JP S6359271 B2 JPS6359271 B2 JP S6359271B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- superconductor
- carrier concentration
- josephson junction
- low carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 34
- 239000002887 superconductor Substances 0.000 claims description 32
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 12
- 229910016063 BaPb Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- MUJOIMFVNIBMKC-UHFFFAOYSA-N fludioxonil Chemical compound C=12OC(F)(F)OC2=CC=CC=1C1=CNC=C1C#N MUJOIMFVNIBMKC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- VLTRZXGMWDSKGL-UHFFFAOYSA-N perchloric acid Chemical compound OCl(=O)(=O)=O VLTRZXGMWDSKGL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052594 sapphire Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010980 sapphire Substances 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N60/00—Superconducting devices
- H10N60/10—Junction-based devices
- H10N60/12—Josephson-effect devices
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はウイークリンクによるジヨセフソン接
合を用いた波長1μm以上における光通信用光検
出素子に関するものである。
合を用いた波長1μm以上における光通信用光検
出素子に関するものである。
第1図a〜dは通常のマイクロブリツジ形ジヨ
セフソン接合の原理図を示している。第1図aは
超伝導体薄膜の途中を材料のコヒーレンス長ξよ
り細く絞り、その両側の超伝導体薄膜電極10
1,102を弱く結合する(ウイークリンク2)
ようにしたジヨセフソン接合で、全体の厚さは同
じようにしてある。第1図bおよびcはウイーク
リンク2の部分を両側の超伝導体薄膜電極10
1,102の部分より薄くしてある。この部分の
長さLと幅Wは数μmとし、厚さをコヒーレンス
長ξより薄くすることによつて結合度を調整し、
ジヨセフソン接合とするものである。第1図dは
二つの超伝導体薄膜電極101,102部分を点
接触させることによりウイークリンク2をつくる
ものである。
セフソン接合の原理図を示している。第1図aは
超伝導体薄膜の途中を材料のコヒーレンス長ξよ
り細く絞り、その両側の超伝導体薄膜電極10
1,102を弱く結合する(ウイークリンク2)
ようにしたジヨセフソン接合で、全体の厚さは同
じようにしてある。第1図bおよびcはウイーク
リンク2の部分を両側の超伝導体薄膜電極10
1,102の部分より薄くしてある。この部分の
長さLと幅Wは数μmとし、厚さをコヒーレンス
長ξより薄くすることによつて結合度を調整し、
ジヨセフソン接合とするものである。第1図dは
二つの超伝導体薄膜電極101,102部分を点
接触させることによりウイークリンク2をつくる
ものである。
このようなジヨセフソン接合は第2図の実線で
示した電流・電圧特性を示す。今適当な電流バイ
アスにより動作点をAにおく。外部からジヨセフ
ソン接合に電磁波が照射されると最大ジヨセフソ
ン電流Imaxが減少して点線のように電流・電圧
特性が変化する。そのため電流が一定のとき動作
点Bに移り、そのときの電圧変化VABから電磁波
を検出できる。これらマイクロブリツジ形ジヨセ
フソン接合では数100GHzより低い周波数で高感
度の電磁波検出が可能で約5×10-15W/√Hzの
N.E.P.(Noise Equivalent Power)をもつもの
がある。
示した電流・電圧特性を示す。今適当な電流バイ
アスにより動作点をAにおく。外部からジヨセフ
ソン接合に電磁波が照射されると最大ジヨセフソ
ン電流Imaxが減少して点線のように電流・電圧
特性が変化する。そのため電流が一定のとき動作
点Bに移り、そのときの電圧変化VABから電磁波
を検出できる。これらマイクロブリツジ形ジヨセ
フソン接合では数100GHzより低い周波数で高感
度の電磁波検出が可能で約5×10-15W/√Hzの
N.E.P.(Noise Equivalent Power)をもつもの
がある。
しかし、通常の金属超伝導体によるジヨセフソ
ン接合は光通信で用いられる1〜10μmの波長の
光については反射率が大きく、そのため高感度で
光を検出することができない。
ン接合は光通信で用いられる1〜10μmの波長の
光については反射率が大きく、そのため高感度で
光を検出することができない。
本発明は金属より電子密度(キヤリア密度)が
小さく、従つて反射率が金属より小さく透過率が
大きくて、1μm以上の光が有効に入射できる材
料をジヨセフソン接合のウイークリンクとして用
い、この波長領域での光検出感度を大きくしたも
のであり、以下詳細に説明する。
小さく、従つて反射率が金属より小さく透過率が
大きくて、1μm以上の光が有効に入射できる材
料をジヨセフソン接合のウイークリンクとして用
い、この波長領域での光検出感度を大きくしたも
のであり、以下詳細に説明する。
本発明は、二つの超伝導体薄膜電極の間隙を、
幅、および長さ0.5〜2μm、厚さ2000Å以下の低
キヤリア濃度の超伝導体単結晶薄膜でブリツジし
てマイクロブリツジ形ジヨセフソン接合を形成
し、光照射によるその電流電圧特性の変化から光
検出を行うことを特徴とし、更に、超伝導体薄膜
電極およびブリツジ部ともに低キヤリア濃度の酸
化物超伝導体BaPb1-xBixO3(0.05x0.35)単
結晶薄膜を用い、超伝導体薄膜電極部とブリツジ
部の薄膜の厚さを夫々2000Å以上、500〜2000Å
として材料のエネルギギヤツプを超伝導体薄膜電
極部よりもブリツジ部で小さくなるよう調整して
ジヨセフソン接合の特性を調整したことを特徴と
する、低キヤリア濃度超伝導体によるマイクロブ
リツジ形光検出素子である。
幅、および長さ0.5〜2μm、厚さ2000Å以下の低
キヤリア濃度の超伝導体単結晶薄膜でブリツジし
てマイクロブリツジ形ジヨセフソン接合を形成
し、光照射によるその電流電圧特性の変化から光
検出を行うことを特徴とし、更に、超伝導体薄膜
電極およびブリツジ部ともに低キヤリア濃度の酸
化物超伝導体BaPb1-xBixO3(0.05x0.35)単
結晶薄膜を用い、超伝導体薄膜電極部とブリツジ
部の薄膜の厚さを夫々2000Å以上、500〜2000Å
として材料のエネルギギヤツプを超伝導体薄膜電
極部よりもブリツジ部で小さくなるよう調整して
ジヨセフソン接合の特性を調整したことを特徴と
する、低キヤリア濃度超伝導体によるマイクロブ
リツジ形光検出素子である。
第3図は本発明によるジヨセフソン接合の構造
であつて、二つの超伝導体薄膜電極111,11
2の間隙を、金属より電子密度が小さく、従つて
反射率が低く、1μm以上の光が有効に入射でき
る材料でブリツジしてウイークリンク12として
用いる。13は基板である。今、超伝導体薄膜電
極111,112の部分と、ウイークリンク12
の部分の超伝導転移温度をTc1およびTc2、さら
に、それぞれのエネルギギヤツプを2Δ1および
2Δ2とする。第2図のような特性を示すために
は、ウイークリンク12の長さLと幅Wはコヒー
レンス長ξと同程度の数100Åにすることが望ま
しいが、現在の微細パターン形成技術では1μm
程度の加工しかできない。また出力電流を大きく
したい場合には幅Wと厚さは出来るだけ大きくし
たい。このような場合はウイークリンク12は
Δ2の小さい材料を用いるとL,Wが1μmの程度
でもジヨセフソン接合の特性をもたせることが可
能である。そしてΔ2/Δ1比とL,Wと厚さ等に
よつてジヨセフソン接合の最大電流Imaxを調整
できる。
であつて、二つの超伝導体薄膜電極111,11
2の間隙を、金属より電子密度が小さく、従つて
反射率が低く、1μm以上の光が有効に入射でき
る材料でブリツジしてウイークリンク12として
用いる。13は基板である。今、超伝導体薄膜電
極111,112の部分と、ウイークリンク12
の部分の超伝導転移温度をTc1およびTc2、さら
に、それぞれのエネルギギヤツプを2Δ1および
2Δ2とする。第2図のような特性を示すために
は、ウイークリンク12の長さLと幅Wはコヒー
レンス長ξと同程度の数100Åにすることが望ま
しいが、現在の微細パターン形成技術では1μm
程度の加工しかできない。また出力電流を大きく
したい場合には幅Wと厚さは出来るだけ大きくし
たい。このような場合はウイークリンク12は
Δ2の小さい材料を用いるとL,Wが1μmの程度
でもジヨセフソン接合の特性をもたせることが可
能である。そしてΔ2/Δ1比とL,Wと厚さ等に
よつてジヨセフソン接合の最大電流Imaxを調整
できる。
このようにして作製されたマイクロブリツジ形
ジヨセフソン接合のウイークリンク12に光照射
すると、この部分のエネルギギヤツプ2Δ2が減
少し、Imaxが減少する(ジヨセフソン接合に抵
抗零で流れる最大電流ImaxはΔ/Rnに比例す
る。ここにRnはウイークリンクの常伝導状態で
の抵抗)。
ジヨセフソン接合のウイークリンク12に光照射
すると、この部分のエネルギギヤツプ2Δ2が減
少し、Imaxが減少する(ジヨセフソン接合に抵
抗零で流れる最大電流ImaxはΔ/Rnに比例す
る。ここにRnはウイークリンクの常伝導状態で
の抵抗)。
従つてエネルギギヤツプ2Δ2の変化が大きい
と、このジヨセフソン接合の光検出感度が高くな
る。ところで、次の二つの理由で電子密度の小さ
い超伝導材料をウイークリンク12に用いると光
照射による2Δ2の変化が大きくなる。その1つ
は上述したように電子密度が小さい場合反射率が
小さく、材料の内部迄光が侵入できることであ
る。今1つは次のようなことである。
と、このジヨセフソン接合の光検出感度が高くな
る。ところで、次の二つの理由で電子密度の小さ
い超伝導材料をウイークリンク12に用いると光
照射による2Δ2の変化が大きくなる。その1つ
は上述したように電子密度が小さい場合反射率が
小さく、材料の内部迄光が侵入できることであ
る。今1つは次のようなことである。
つまり、超伝導状態では大部分の電子はクーパ
対をつくつているが、このクーパ対が光照射によ
つて破壊されると、対をなしてない電子(準粒
子)になり、この準粒子の密度nqpが増すとΔは
nqp/N(O)(N(O)はフエル面での状態密度
で、電子密度が小さいものでは小さい)に比例し
て減少する。そこでN(O)の小さい材料はΔの
変化が大きい。
対をつくつているが、このクーパ対が光照射によ
つて破壊されると、対をなしてない電子(準粒
子)になり、この準粒子の密度nqpが増すとΔは
nqp/N(O)(N(O)はフエル面での状態密度
で、電子密度が小さいものでは小さい)に比例し
て減少する。そこでN(O)の小さい材料はΔの
変化が大きい。
以上二つの理由で第3図の構造において低キヤ
リア濃度の超伝導材料を用いると、高感度光検出
素子となる。しかし、上記のような低キヤリア濃
度の材料を用いる場合、薄膜の構造が多結晶にな
ると粒界にジヨセフソントンネル接合が形成さ
れ、(Y.Enomoto,etal,“Obrervation of
Grain Boundary Josephson Current in
BaPb0.7Bi0.3O3Films,Jpn.J.Appl.phys.,Vol.20
No.9PPL661−L664(1981)参照)、特性が複雑に
なるので、単結晶のような粒界のない状態の薄膜
が望ましい。
リア濃度の超伝導材料を用いると、高感度光検出
素子となる。しかし、上記のような低キヤリア濃
度の材料を用いる場合、薄膜の構造が多結晶にな
ると粒界にジヨセフソントンネル接合が形成さ
れ、(Y.Enomoto,etal,“Obrervation of
Grain Boundary Josephson Current in
BaPb0.7Bi0.3O3Films,Jpn.J.Appl.phys.,Vol.20
No.9PPL661−L664(1981)参照)、特性が複雑に
なるので、単結晶のような粒界のない状態の薄膜
が望ましい。
以上の点を考慮すると、二つの超伝導体薄膜電
極の間隙をブリツジするブリツジ部は、低キヤリ
ア濃度の超伝導体単結晶薄膜が望ましく、かつこ
のブリツジ部は、幅および長さが0.5〜2μm、厚
さが2000Å以下にすることが望ましい。特に、超
伝導体薄膜電極およびブリツジ部ともに低キヤリ
ア濃度の酸化物超伝導体 BaPb1-xBixO3(0.05x0.35)単結晶薄膜を
用いる場合には、超伝導体薄膜電極部とブリツジ
部の薄膜の厚さは、夫々2000Å以上、500〜2000
Åとすることが望ましい。すなわち、前記ブリツ
ジ部の厚さを500Å以下にする場合には例えばサ
フアイア等の異なる結晶よりなる基板上に超伝導
体単結晶薄膜よりなるブリツジ部を形成しても超
伝導体単結晶薄膜としての安定した特性が得られ
ない。また、ブリツジ部の厚さを2000Å以上にす
る場合にはブリツジ部に照射された光がブリツジ
部内の途中で吸収されブリツジ部の下面までとど
かない。そのため、ウイークリンクとしての特性
が得られない。一方、超伝導体薄膜電極部の厚さ
を2000Å以上にするのは、光がこの電極部に当つ
ても電極部の下面まで光がとどかないため、抵抗
値が変わるようなことがなく、超伝導体電極とし
ての特性を得るためである。更に、前記ブリツジ
部の幅および長さを0.5μmより小さくした場合に
は超伝導体としての特性が得られないばかりか、
加工上も困難となる。また、ブリツジ部の幅およ
び長さを2μm以上にした場合には光を照射して
もウイークリンクとしての弱い部分が弱くならな
く、ウイークリンクとしての特性が得られず。電
極部と同じ特性になる。
極の間隙をブリツジするブリツジ部は、低キヤリ
ア濃度の超伝導体単結晶薄膜が望ましく、かつこ
のブリツジ部は、幅および長さが0.5〜2μm、厚
さが2000Å以下にすることが望ましい。特に、超
伝導体薄膜電極およびブリツジ部ともに低キヤリ
ア濃度の酸化物超伝導体 BaPb1-xBixO3(0.05x0.35)単結晶薄膜を
用いる場合には、超伝導体薄膜電極部とブリツジ
部の薄膜の厚さは、夫々2000Å以上、500〜2000
Åとすることが望ましい。すなわち、前記ブリツ
ジ部の厚さを500Å以下にする場合には例えばサ
フアイア等の異なる結晶よりなる基板上に超伝導
体単結晶薄膜よりなるブリツジ部を形成しても超
伝導体単結晶薄膜としての安定した特性が得られ
ない。また、ブリツジ部の厚さを2000Å以上にす
る場合にはブリツジ部に照射された光がブリツジ
部内の途中で吸収されブリツジ部の下面までとど
かない。そのため、ウイークリンクとしての特性
が得られない。一方、超伝導体薄膜電極部の厚さ
を2000Å以上にするのは、光がこの電極部に当つ
ても電極部の下面まで光がとどかないため、抵抗
値が変わるようなことがなく、超伝導体電極とし
ての特性を得るためである。更に、前記ブリツジ
部の幅および長さを0.5μmより小さくした場合に
は超伝導体としての特性が得られないばかりか、
加工上も困難となる。また、ブリツジ部の幅およ
び長さを2μm以上にした場合には光を照射して
もウイークリンクとしての弱い部分が弱くならな
く、ウイークリンクとしての特性が得られず。電
極部と同じ特性になる。
実施例 1
特願昭58−146702号で述べた方法により、チタ
ン酸ストロチユウム又はサフアイアを第3図の基
板13として、その上にBaPb0.7Bi0.3O3なる組成
の単結晶薄膜を一面に厚さ3000〜4000Åに形成
し、その後エツチング液(HClO430%、HCl0.5
%の水溶液)でエツチングして第3図の電極11
1,112のパターン(線幅10〜100μm、電極
111,112間の幅0.5〜3μm)を形成した。
Tcは9.5Kであつた。
ン酸ストロチユウム又はサフアイアを第3図の基
板13として、その上にBaPb0.7Bi0.3O3なる組成
の単結晶薄膜を一面に厚さ3000〜4000Åに形成
し、その後エツチング液(HClO430%、HCl0.5
%の水溶液)でエツチングして第3図の電極11
1,112のパターン(線幅10〜100μm、電極
111,112間の幅0.5〜3μm)を形成した。
Tcは9.5Kであつた。
次に、ウイークリンク12を形成するため、先
づ全面に厚さ500〜1500ÅのBaPb0.7Bi0.3O3単結
晶膜を形成した。(厚さが薄い場合、下層部の結
晶性が劣るため、電極111,112のギヤツプ
のところには、電極111,112の厚い部分よ
りΔが小さい薄膜となるTcは約5K。)その後、
特願昭57−156666号のドライエツチング技術によ
り線幅0.5〜2μmに形成する。こうして得られた
ジヨセフソン接合のInaxは100μAで、感度は温度
依存性があり、6Kで最高になつて103V/W
(NEPで3×10-14W/√Hz)であつた。
づ全面に厚さ500〜1500ÅのBaPb0.7Bi0.3O3単結
晶膜を形成した。(厚さが薄い場合、下層部の結
晶性が劣るため、電極111,112のギヤツプ
のところには、電極111,112の厚い部分よ
りΔが小さい薄膜となるTcは約5K。)その後、
特願昭57−156666号のドライエツチング技術によ
り線幅0.5〜2μmに形成する。こうして得られた
ジヨセフソン接合のInaxは100μAで、感度は温度
依存性があり、6Kで最高になつて103V/W
(NEPで3×10-14W/√Hz)であつた。
上述の実施例では電極111,112に
BaPb0.7Bi0.3O3を用いたが、これは同じ材料なら
同じスパツタ装置で作製できるからであつて、こ
の部分は他の金属超伝導材料であつても同様の特
性のものを作製することができる。(電極111,
112とウイークリンク12の部分の相互作用に
より動作温度は変化する)。
BaPb0.7Bi0.3O3を用いたが、これは同じ材料なら
同じスパツタ装置で作製できるからであつて、こ
の部分は他の金属超伝導材料であつても同様の特
性のものを作製することができる。(電極111,
112とウイークリンク12の部分の相互作用に
より動作温度は変化する)。
また、素子の感度を大きくするため、第4図
a,bのように超伝導体薄膜電極111,112
およびウイークリンク12よりなる素子を数個直
列にすると、各素子毎の変化が相加され大きな出
力となる。
a,bのように超伝導体薄膜電極111,112
およびウイークリンク12よりなる素子を数個直
列にすると、各素子毎の変化が相加され大きな出
力となる。
以上説明したように本発明によれば、低キヤリ
ア濃度超伝導体を用いてマイクロブリツジを形成
すると1〜10μmの光でも検出でき、通常の金属
超伝導体より薄膜内に光がよく侵入し、同じ光量
でもジヨセフソン接合の特性が大きく変化するの
で高感度の光検出素子が得られる。
ア濃度超伝導体を用いてマイクロブリツジを形成
すると1〜10μmの光でも検出でき、通常の金属
超伝導体より薄膜内に光がよく侵入し、同じ光量
でもジヨセフソン接合の特性が大きく変化するの
で高感度の光検出素子が得られる。
第1図は従来のマイクロブリツジ形ジヨセフソ
ン接合を示す構成図、第2図はマイクロブリツジ
形ジヨセフソン接合を電磁波検出に用いたときの
出力電圧変化の一例を示す電流電圧特性図、第3
図は本発明の光検出素子の一実施例を示す構成
図、第4図は本発明の光検出素子を多数個直列に
接続した一例を示す構成説明図である。 111,112……超伝導体薄膜電極、12…
…ウイークリンク、13……基板、L,W……ウ
イークリンクの長さと幅、Inax……ジヨセフソン
最大電流、A,B……動作点、VAB……電磁波照
射による電圧変化。
ン接合を示す構成図、第2図はマイクロブリツジ
形ジヨセフソン接合を電磁波検出に用いたときの
出力電圧変化の一例を示す電流電圧特性図、第3
図は本発明の光検出素子の一実施例を示す構成
図、第4図は本発明の光検出素子を多数個直列に
接続した一例を示す構成説明図である。 111,112……超伝導体薄膜電極、12…
…ウイークリンク、13……基板、L,W……ウ
イークリンクの長さと幅、Inax……ジヨセフソン
最大電流、A,B……動作点、VAB……電磁波照
射による電圧変化。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 二つの超伝導体薄膜電極の間〓を、幅、およ
び長さ0.5〜2μm、厚さ2000Å以下の低キヤリア
濃度の超伝導体単結晶薄膜でブリツジしてマイク
ロブリツジ形ジヨセフソン接合を形成し、光照射
による、その電流電圧特性の変化から光検出を行
うことを特徴とする低キヤリア濃度超伝導体によ
るマイクロブリツジ形光検出素子。 2 超伝導体薄膜電極およびブリツジ部ともに低
キヤリア濃度の酸化物超伝導体 BaPb1-xBixO3(0.05≦x≦0.35)単結晶薄膜を
用い、超伝導体薄膜電極部とブリツジ部の薄膜の
厚さを夫々2000Å以上、500〜2000Åとして材料
のエネルギギヤツプを超伝導体薄膜電極部よりも
ブリツジ部で小さくなるよう調整してジヨセフソ
ン接合の特性を調整したことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の低キヤリア濃度超伝導体に
よるマイクロブリツジ形光検出素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58237607A JPS60130182A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 低キヤリア濃度超伝導体によるマイクロブリツジ形光検出素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58237607A JPS60130182A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 低キヤリア濃度超伝導体によるマイクロブリツジ形光検出素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60130182A JPS60130182A (ja) | 1985-07-11 |
JPS6359271B2 true JPS6359271B2 (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=17017820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58237607A Granted JPS60130182A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 低キヤリア濃度超伝導体によるマイクロブリツジ形光検出素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60130182A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2976995B2 (ja) * | 1991-10-02 | 1999-11-10 | 株式会社アドバンテスト | 金属原子細線成長方法及び原子細線デバイス |
US7979101B2 (en) | 2004-10-05 | 2011-07-12 | National Institute Of Information And Communications Technology, Incorporated Administrative Agency | Electromagnetic wave detection element and electromagnetic wave detection device using the same |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP58237607A patent/JPS60130182A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60130182A (ja) | 1985-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4970395A (en) | Wavelength tunable infrared detector based upon super-schottky or superconductor-insulator-superconductor structures employing high transition temperature superconductors | |
US4521682A (en) | Photodetecting device having Josephson junctions | |
EP0407166B1 (en) | Light detecting device and light detection method | |
US4578691A (en) | Photodetecting device | |
US5462762A (en) | Fabrication method of superconducting quantum interference device constructed from short weak links with ultrafine metallic wires | |
US5057485A (en) | Light detecting superconducting Josephson device | |
JPS6359271B2 (ja) | ||
Krchnavek et al. | Transport in reversibly laser‐modified YBa2Cu3O7− x superconducting thin films | |
US5883051A (en) | High Tc superconducting Josephson junction element | |
US5121173A (en) | Proximity effect very long wavlength infrared (VLWIR) radiation detector | |
Uematsu et al. | Intrinsic Josephson effect in La 2− x Sr x CuO 4 mesa junctions with niobium counter electrode | |
JP2698642B2 (ja) | 超電導磁気抵抗素子 | |
US5965900A (en) | Tunnel-effect superconductive detector cell | |
JP2955407B2 (ja) | 超電導素子 | |
JPH0315355B2 (ja) | ||
JP2759508B2 (ja) | 光検出器 | |
Camerlingo et al. | Preliminary results on tunnel junctions on YBCO bulk with an artificial barrier | |
JPS6232667A (ja) | 超伝導トンネル接合光検出器 | |
Silver et al. | The millimeter wave super-Schottky diode detector | |
JP2896788B2 (ja) | 光検出素子 | |
JPS6065581A (ja) | 透明超伝導体電極型光検出素子 | |
JP2748167B2 (ja) | 光信号検出素子 | |
JP2737007B2 (ja) | 信号検出器 | |
JP2737004B2 (ja) | 信号検出方法 | |
KR100267974B1 (ko) | 고온초전도에스엔에스(sns)조셉슨접합소자의제조방법 |