JPH0351670A - 冷凍サイクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分針〕 本発明は、冷凍サイクルに係り、特に多室形ルームエア
コン（以下、マルチエアコンと呼ぶ）に適した冷凍サイ
クルに関するものである。

〔従来の技術〕

従来のマルチエアコンの一般的な冷凍サイクルは、特開
昭６１−２３７９７５号の例にも引例されているように
第８図のようになっている。第７図により従来の冷凍サ
イクルな簡巣に述べる。

１は圧縮機、２は四方弁、５は家路交換器、４゜５．１
５及び１６はキャピラリチューブ、６，７．Ｂ及び９は
電磁弁、１０はサービスパルプ、１１及び１２は室内熱
交換器、１３及び１４は室内機、１７及び１８は逆止弁
、１９は膨張弁を示す。

このような冷凍サイクルにおいて、両方の室内機１３及
び１４を運転する場合には、冷房、暖房とも、すべての
電磁弁６，７．８及び９を開いて運転する。

そして一方の室内機１３のみ運転し、他方の室内機１４
を停止したま＼にしておく場合には、耐房時には、電磁
弁７を閉じ、電磁弁６，８及び９を開いて運転する。す
ると室内機１５の熱交換器１１のみに冷媒が流れ、室内
機１４の熱交換器１２は、電磁弁７により遮断されてい
るため冷媒は流れず、電磁弁９が開いて圧縮機の吸込側
に連通しているため、圧力は少く、熱交換器１２の内に
液冷媒が溜まることはない。

また暖房時には、電磁弁７及び９を閉じることにより、
停止している室内機１４の熱交換器１２の冷媒の流れを
遮断するとともに、熱交換器１２を逆止弁１８及びキャ
ピラリチューブ１６を介して膨彊弁４の下流の低圧側に
連通させることにより、熱交換器１２の中に液冷媒が溜
まることのないようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の従来の冷凍サイクルには、停止している方の室内
機１４の熱交換器１２の中の冷媒の流れを遮断して冷媒
の流通音をなくすとともに、停止室内機１４の熱交換器
１２内に冷媒が溜り込むのを防止するためには、１台の
室内機毎に２個、即ち第７図の例では、４個の電磁弁が
必要となり、原価高となる欠点があった。

本発明の目的は、複数の室内機を接続したマルチエアコ
ンの冷凍サイクル（おいて、停止室内機の熱交換器への
冷媒の流れを遮断するとともに、同熱交換器へ液冷媒が
溜まるのより少ない弁で実現することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、以下のようにすることにより達成される
。

即ち、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、冷房運転時のみ
絞り機能を持つ冷房用絞り装置、暖房時に各熱内熱交換
器の冷媒を制御するための暖房用絞り、この暖房用絞り
にそれぞれ並列に設けた逆止弁、複数の室内熱交換器、
各室内熱交換器の冷媒の流れを制御する分岐制御装置、
四方弁を順次接続した冷凍サイクルとすることにより達
成される。

〔作用〕

最初に冷房運転時に一方の室内機の運転を停止した場合
の動作について述べる。

圧縮機から吐出され、四方弁を経て室外熱交換器で凝縮
した液冷媒は、冷房用絞り装置で減圧され、低圧となっ
て暖房用絞りに並列に設けた逆止弁を通り、室内熱交換
器へ流れる。そして分岐制御装置ｆＫより、運転を停止
している室内機の熱交換器からの回路のみを閉じること
により、運転中の室内熱交換器には冷媒を流し、停止中
の室内熱交換器の冷媒の流れを遮断することができる。

そして、この際の室内熱交換器の圧力は、運転中のもの
及び停止中のもの両者とも、冷房用絞り装置の下流にな
るために低圧となり、停止中の熱交換器に液冷媒が溜ま
るのが防止できる。

次に、暖房時に一方の室内機の運転を停止した場合につ
いて述べる。

四方弁からの冷媒を分岐制御装置により、一方の室内熱
交換器に流し、他方の室内熱交換器への流れを遮断する
。運転中の室内熱交換器を流れた高圧の冷媒は、凝縮し
て液冷媒となり、暖房用絞りで減圧され、室外熱外熱交
換器で蒸発し、再び圧縮機へ戻る。一方、停止している
室内機の熱交換器は、一端が分岐制御装置で遮断されて
いるため冷媒の流れはなく、他端が暖房用絞りを介して
、運転中の室内熱交換器からの暖房用絞りの下流の低圧
側に接続されていることにより、停止中の室内熱交換器
も低圧となり、この中に液冷媒の榴まるのを防止するこ
とができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図〜第７図により説明する
。

第１図において、２１は圧ｍ機、２２は四方弁、２５は
室外熱交換器、２４はキャピラリチューブ、２５は中ヤ
ビラリチューブ２４と並列に、冷房時には冷媒を遮断し
、暖房時には冷媒を流すように設けた逆止弁、２６はキ
ャピラリチューブ２４及び逆止弁２５よりなる冷房用絞
り装置、２７ａ及び２７ｂはサービスパルプ、３１ａ及
び３１ｂは案内機、３０ａ及びｓｏｂは室内機５１ａ及
び３１ｂの室内熱交換器、２８ａ及び２８ｂはそれぞれ
室内熱交換器３０．及び５０ｂへの冷媒を絞るための暖
房用絞り、２９ａ及び２９ｂは暖房用絞り２８ａ及び２
８ｂにそれぞれ並列に、暖房時には冷媒を遮断し、冷房
時には冷媒を流すように設けた逆止弁、５２ａ及び３２
ｂはそれぞれ室内熱交換器３０ａ及び３０ｂへの冷媒を
制御する電磁弁、３３はこれらの［磁弁３２ａ及び５２
ｂよりなる分岐制御装置、３４は暖房用絞り２８ａ、２
８ｂ。

逆止弁２９ａ、２９ｂ及び分岐制御装置５５よりなる分
岐ユニット、３５ａ、３５ｂ、３５ｏ、３５ｄ、３５ｅ
。

５５ｆは分岐ユニットの第１．第２．第３．第４゜第５
．第６接続口、６６は暖房運転中に室外熱交換器２５の
着霜址が多くなり、除霜が必要になった際に開くように
設定された除霜用電磁弁、３７はアキエムレータ、３８
は圧縮機２１、室外熱交換器２６、冷房用絞り装置等よ
りなる室外機を示す。

以上の構成の第１の実施例において、最初に冷房運転時
に一方の室内機５１ｂの運転を停止した場合について説
明する。停止する室内機３１ｂの室内熱交換器５０ｂに
接続されている分岐制御装置５５の電磁弁３２ｂを閉の
状態にする。すると室外熱交換器２３からの液冷媒は冷
房用絞り装置２６のキャピラリチューブ２４で絞られ、
低圧になり分岐ユニット５４の第１接続口３５ａから逆
止弁２９ａ、室内熱交換器３０ａ、電磁弁３２ａ、四方
弁２２、アキエムレータ３７を経て圧縮機２１へ戻る。

そしてこのときに、停止している室内機３１ｂの熱交換
器５０ｂには電磁弁５２ｂが閉じているために冷媒は流
れず、また、キャビラリチ晶−ブ２８ｂを介して低圧側
に接続されているために停止している室内熱交換器３０
ｂの中には液冷媒が溜まり込むことはない。

次に暖運転時に一方の室内機、例えば室内機３１ｂの運
転を停止する場合について説明する。

停止する室内機５１ｂの室内熱交換器３０ｂに接続され
ている分岐制御装置５３の電磁弁３２ｂを閉の状態にす
る。すると圧縮機２１から四方弁２２、サービスバルブ
２７ｂを経てきた高温高圧のガス冷媒は、開いている電
磁弁３２ａを通り、運転中の室内機５１ａの熱交換器３
０ａで放熱し、液化されて暖房用絞り２８ａで減圧され
、低圧となり、分岐ユニット５４の第１接続に３５ａ、
逆止弁２５、室外用熱交換器２３、四方弁２２、アキュ
ムレータ５７を経て圧縮＠２１に戻る。このときに、停
止している室内機３１ｂの熱交換器３０ｂには、電磁弁
３２ｂが閉じているために冷媒は・流れず、他端が暖房
用絞り２８ｂＫより、運転している室内機３１ａからの
暖房用絞り２８ａの下流、即ち低圧側に接続されている
ために液冷媒が溜まり込むこともない。

以上に説明したように本発明の実施例によれば、従来例
の第８図の電磁弁６．７に相当する部分を構造の極めて
簡単な逆止弁２９ａ、２９ｂで済ませることができ、よ
り少ない電磁弁で、停止している室内機に冷媒が流れた
り、液冷媒が溜まり込んだりするのを防止することがで
きる。

次に本発明の第２の実施例について第２図、第５図及び
第３図の断面Ａ−Ａを示す第４図により説明する０本実
施例は前述の第１の実施例の分岐制御装置５３のｔｅ＆
弁３２ａ　、　３２ｂを１個の分岐弁３９により置換え
たものである。

分岐弁３９の構造を第５図に示す、４０は弁本体、４１
は第４接続口５５ｄに連通ずる弁本体４０に設けた第１
ボート、４２ａ、４２ｂはそれぞれ第５接続に６５０、
第６接続に５５ｆＫ連通ずる第２゜第３ボート、４５は
第２ボート４２ａ１第５ボート４２ｂを設けたシート部
、４４は第２ボート４２ａ％第３ボート４２ｂの開閉を
制御する弁素子、４５は弁素子４４をシート部４５上を
摺動させるための外周にガイドねじを切ったガイドシャ
フト、４６ａはガイドシャフト４５を回転させるための
ロータ、４６ｂはロータ４６ａを回転させるコイル、４
６はロータ４６ａ１コイル４６ｂよりなるモータを示す
。

分岐弁５９の動作について説明する。第３図は両方の室
内機５１ａ及び３１ｂを運転している場合の弁素子４４
の位置を示している。そしていずれら一方の室内機、例
えば室内機５１ｂの運転を停止しておく場合には、七−
夕４６によりガイドシャフト４５を回転させ、ガイドね
じにより弁素子４４を第５ボート４２ｂを閉じる位置に
移動させることＫより、室内熱交換器３０ｂへの冷媒の
流れを遮断することができる。

冷凍サイクル全体としての冷媒の流れは、第１の実施例
と同等であるので回連は省略する。

この第２の実施例の効果は、第１の実施例が分岐制御装
置３５に２個のｔｉ弁３２ａ及び３２ｂを使用していた
のに対し、本実施例では１個の分配弁５９により可能で
あるため、取付はスペースの点及びコストの点でより有
利である。また、第５図の弁素子４４の位置なＷＸ２ボ
ー）４２ａあるいは第５ボート４２ｂの途中に止めて、
全閉でなく一部閉とすることにより、両者の室内熱交換
器３０ｍ　、　５０　ｂへの流通抵抗の比を変えること
により、両室内機３１ａ、５１ｂの能力を制御すること
が可能となる。

次に本発明の第３の実施例について第５図により説明す
る。本実施例は第２の実施例の冷房用絞り装［２６のキ
ャピラリチューブ２４を外部均圧式膨張弁４７に置換し
たものである。

構成は、均圧管４７ａを四方弁２２と圧縮機２１の吸込
側との間に接続し、感熱筒４７ｂを同部分近傍に取り付
ける。

この第３の実ｍ例の効果は、冷房運転時の冷媒の流量制
御を的確に行える点にある。特にマルチエアコンでは、
室外機５８と室内機３１ａ、　３１ｂとの距離が据付現
場により非常に異なるため外部均圧式膨張弁４７の効果
を十分に生かせる。

次に本発明の第４の実施例を第６図により説明する０本
実施例は第２の実施例の冷房用絞り装置２６を膨張弁と
ＩＥ電磁弁機能を持つ多機能弁４８により置換したもの
である。

多機能弁４８の動作は、冷房運転時には膨張弁として動
作させ、暖房運転時には全開した電磁弁と同様に流通抵
抗のほとんどない弁として動作させる。

このように冷房用絞り装置２６に多機能弁４８を使用し
た効果としては、次の二点があげられる。

まず、暖房運転時の流通抵抗をなくすために使用してい
た逆止弁２５をなくすることができる。

このことにより溶接箇所を少なくすることができ、信頼
性向上が図れるとともＫ、逆止弁２５を取付けるための
スペースを節約することができる。

また、暖房時に多機能弁４８の抵抗を調節することによ
り、暖房用絞り２８ａ　、　２８ｂと多機能弁４８との
間の圧力を調節し、その間のボイド率を変えζ） る室内熱交換器ＭｏｂＯ中の冷媒状態を変えて有効に循
環している冷媒址を詞節し、液戻りなど防止して信頼性
の向上を図ることができる。

次に本発明の第５の実施例を第７図により説明する０本
実施例は、第４の実施例に分岐ユニットと室内機を１台
ずつ加えることにより、５台の室内機３１ａ、３１ｂ、
５１ｏを１台の室外機５８で運転できるようにしたもの
である。

構成は、第１の分岐ユニツ）３４ａの第１接続口５５ａ
と第２の分岐ユニット３４ｂの第１接続口３５ａとを接
続し、第１の分岐ユニット５４ａの第６接続ロ５５ｆと
第２の分岐ユニツ）３４ｂの第４接続口５５ｄとを接続
し、第２の分岐ユニット３４ｂの第５接続口３５ｅと第
２接続口３５ｂとの間、第２の分岐ユニツ）３４ｂの第
６接続ロ３５ｆと第５接続口５５０．第１の分岐ユニッ
ト５４ｍの第５接続口５５８と第２接続口３５ｂとの間
にそれぞれ室内機３１ａ、５１ｂ、５１ｃの室内熱交換
器５０ａ、５０ｂ、５０ｏを接続する。

次に運転を停止している室内機の熱交換器への冷媒の流
れの遮断と液冷媒の溜り込みの観点から動作について述
べる。

（１）室内機３１ｂが停止の場合 第１の分岐ユニット５４ｍの分岐弁３９を第５接続口３
５ｅ、第６接続に５５ｆの両者へ開、第２分岐ユニツ）
２４ｂの分岐弁３９を第５接続口３５．に開、第６接続
ロＳ５ｆを閉にする。

こうすることにより、停止している室内熱交換器３１ｂ
の冷媒の流れは、遮断されるとともに、前述と同様に暖
房用絞り２８ｂにより低圧側に連通されるため液冷媒が
溜まることはない。

（２）室内機５１ａ、３１ｂが停止の場合筒１の分岐ユ
ニット２４ａの分岐弁５９により第６接続ロ５５ｆへの
回路を閉とする。こうすることＫより停止室内Ｆｓ３１
ａ、３１ｂへの冷媒の流れは遮断されるとともに、第１
の分岐ユニット２４＆の第６接続ロ５５ｆ以下が低圧に
なるため分岐ユニット間の接続配管をも含めて液冷媒の
溜り込みはない。

（３）室内機３１ａが停止の場合 第１の分岐ユニツ）２４ａの分岐弁５９により第５接続
口３５ｅへの回路を閉とすることにより、停止室内熱交
換器５００への冷媒の流れと液冷媒の溜り込みを防止す
ることができる。

以上の第５の実施例のように２個の暖房用絞り２８ａ、
２８ｂ及びこれにそれぞれ並列に接続された逆止弁２９
ａ、２９ｂ、暖房用絞り２８ａ及び２８ｂに接続された
第１接続口３５ａ、暖房用絞り２８ａ。

２８ｂの他端に接続された第２接続口５５ｂ、第３接続
口３５ｏ、分岐弁制御装置３５、分岐弁制御装置５５へ
接続された第４．第５．第６接続口３５ｄ、５５ｅ、３
５ｆ等よりなる分岐ユ＝ｙト３４を設けることＫより、
室内機５１の数を増して据付けることが可能となる。

〔発明の効果〕

以上に述べたように本発明によれば、複数の室内機を接
続したマルチエアコンの冷凍サイクルにおいて、停止室
内機の熱交換器への冷媒の流れを遮断するとともに、同
熱交換器へ液冷媒が溜まるのをより少ない弁で実現する
ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第５図〜第７図は本発明の冷凍サイク
ルの一実施例の系統図、第３図は第２図の分肢弁の断面
図、第４図は第３図のＡ−Ａ線断面図、ｓｇ８図は従来
の冷凍サイクルの系統図である。 ２５・・・室外熱交換器 ２６・・・冷房用絞り装置 ２８ａ、２８ｂ・・・暖房用絞り ２９ａ、２９ｂ−逆止弁 ３０ａ　、　５０ｂ・・・室内熱交換器３１　ａ　、　
５　ｌ　ｂ　−室内機 ３２ａ　、　３２ｂ　−ＶＬ５１１ｉ弁３５・・・分ｌ
１ｌｆ＃ＩＩ御装置 ６４・・・分岐ユニット ３５ａ、３５ｂ、３５ｃ、３５ｄ、３５ｅ、３５ｆ　、
・・第１゜第２．第３．第４．第５．第６接秋口。 第２図 ３２ユ ３ ？１・・・　１ε系墳らオラ曵 ｚ８ａ、　？８ｄ 日２珂１、シー）用ン１１ｊ−９ 〜２６−・　ｆ；Ａ用ホ又つ是装置 ｔ’７Ｑ、　？フ〆　ザーヒスバルフ゛５う 分山文牛°）イグＰ累置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器、四方弁等よ
   りなる冷凍サイクルにおいて、冷房運転時のみ絞り機能
   をもつ冷房用絞り装置、この冷房用絞り装置と複数の室
   内熱交換器の間に設けた暖房用絞り、この暖房用絞りに
   それぞれ並列に設けた逆止弁、室内熱交換器と四方弁の
   間に設けた一端を四方弁へ、他端をそれぞれの室内熱交
   換器へ接続した分岐制御装置を設けたことを特徴とする
   冷凍サイクル。