JPH0351542B2 - - Google Patents

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JPH0351542B2
JPH0351542B2 JP29175486A JP29175486A JPH0351542B2 JP H0351542 B2 JPH0351542 B2 JP H0351542B2 JP 29175486 A JP29175486 A JP 29175486A JP 29175486 A JP29175486 A JP 29175486A JP H0351542 B2 JPH0351542 B2 JP H0351542B2
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JP
Japan
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tool
clamper
swing arm
cam
unit
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JP29175486A
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JPS63144928A (ja
Inventor
Koichi Aoyama
Tomoki Kamisaka
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0351542B2 publication Critical patent/JPH0351542B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/155Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
    • B23Q3/157Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools
    • B23Q3/15706Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a single tool being inserted in a spindle directly from a storage device, i.e. without using transfer devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動工具交換装置における工具クラン
パの開閉装置に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 工作機械に取付けられた工具でワークの加工を
おこなつている間は交換用工具を有する工具マガ
ジンユニツトを遠方に待機させ、工作機械の工具
によるワークの加工が終了し工具の取換をおこな
う際に、工作機械の工具取付部に接近して工具の
直接交換をおこなう自動工具交換装置は広く知ら
れている。
この工具交換装置により工具を直接交換する場
合、複数の工具クランパを有する工具マガジンユ
ニツトの所定の工具クランパを工作機械の工具取
付部の方へ向かつて位置決めした後、工具マガジ
ンユニツトを工作機械の方へ揺動させて所定の工
具クランパを工作機械の工具取付部の慢へ移動さ
せると共に、この工具クランパを開閉させて工作
機械からの工具の受取り、及び工作機械への工具
の引渡しを行う必要がある。
ここで工具クランパの開閉をおこなう手段とし
て、各工具クランパに開閉装置を備え、所定の工
具クランパのみ選択的に開閉をおこなわせること
も考えられるが、開閉装置が工具クランパの数だ
け必要となると共に、所定の工具クランパのみ開
閉させる制御装置も必要となり、装置の大型化、
複雑化を招くこととなる。更に所定の工具クラン
パのみに係脱して、該クランパの開閉をおこなわ
せる開閉装置を別途工作機械側に取付けることも
可能であるが、ワークの加工を目的とする工作機
械をいたずらに複雑化することとなり好ましくな
い。
本発明は以上の問題点を解決すべくなされたも
ので、その目的とする処は、スイングアームの揺
動による工具マガジンユニツトとスイングアーム
の相対的な動きを利用して所定の工具クランパの
みをタイミングよく開閉できる構造簡単な自動工
具交換装置における工具クランパの開閉装置を提
供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、工具の
交換を行う工作機械の側部に配設されると共に、
その先端部に工具マガジンユニツトを回動自在に
支持し、揺動駆動源により揺動自在なスイングア
ームと、前記工具マガジンユニツトの周方向に複
数個取付けられ、そのカムリンクの揺動で開閉す
る工具交換用の工具クランパと、前記スイングア
ームに取付けられ、該スイングアームの揺動に伴
つて前記工具マガジンユニツトとスイングアーム
との間に相対的回転を生じさせる回動機構と、前
記スイングアームに取付けられ、そのロツド先端
部を前記工具マガジンユニツトの方へ進退させる
カムシリンダと、該カムシリンダのロツド先端に
取付けられ、前記スイングアームの揺動に伴う工
具マガジンユニツトの回動により、該工具マガジ
ンユニツトの所定の工具クランパのカムリンクと
係脱し、該カムリンクを揺動させてこの工具クラ
ンパの開閉をおこなうカム部材とから自動工具交
換装置における工具クランパ開閉装置を構成した
ことである。
(作用) スイングアームの揺動に伴い、マガジンユニツ
トとスイングアームとを相対的に回動させること
により、工作機械の方へ揺動して移動する所定の
工具クランパのカムリンクとカムシリンダのロツ
ドに取付けられたカム部材とを係脱させることが
できるため、この工具クランパをカムシリンダの
ロツドの進退によつて自由に開閉できる。
(実施例) 次に本発明の好適一実施例を添付の第1図乃至
第13図を参照しつつ詳述する。
第1図及び第2図はそれぞれ深穴明け工作機械
100及び工具交換装置1の斜視図及び正面図を
示すもので、深穴明け工作機械100は、基台1
01に設けられた案内テーブル102上を左右動
テーブル103が不図示のX軸モーターによつて
左右方向(X方向)に移動できるようになつてお
り、また左右動テーブル103上をその上部にコ
ラム105を有する前後動テーブル104がZ軸
モーター107によつて前後方向(Z方向)に移
動できるようになつている。更にコラム105の
前面に配設され、工具T等を保持する昇降テーブ
ル106がY軸モーター108によつてコラム1
05に対して上下方向(Y方向)に移動できるよ
うになつている。従つて昇降テーブル106に水
平に保持される工具Tは工作機械100前方に配
設される不図示のワークの方へ、X、Y、Z軸方
向に移動して、該ワークに水平な深孔加工をおこ
なうこととなる。
昇降テーブル106の後面側には工具T回転用
のスピンドルモーター118、ガイドブロツク移
動シリンダ109、ガイドバー保護パイプ11
0,110等が取付けられており、昇降テーブル
106の前面側には、工具ホルダTHに保持され
る前方へ細長く突出した工具T、該工具Tを案内
支持して工具Tの振れ等を防止する工具ガイド部
材TG、該工具ガイド部材TGを保持するガイド
ブロツク114、その先端が該ガイドブロツク1
14に固定され、このガイドブロツク114を工
具Tに対して前後動させる前記ガイドブロツク移
動シリンダ109のシリンダロツド109aが取
付けられている。更に昇降テーブル106の前面
側には、前記ガイドブロツク114による工具ガ
イド部材TGのクランプを解除するクランプ解除
装置115や、その先端がガイドブロツク114
に固定され、昇降テーブル106中を貫通して前
記ガイドブロツク114の前後動を案内する2本
のガイドバー116,116等が取付けられてい
る。尚該ガイドバー116,116は昇降テーブ
ル106に取付けられたガイドバー保持部材11
7,117中を摺動すると共に、前記ガイドバー
保護パイプ110,110内を移動する。
次に工具交換装置について説明する。
工具交換装置1は工作機械100のX方向左側
に配設され、工作機械100に取付けられた工具
T等を別の工具に交換する装置であり、第1図に
示される如く基台101に固定されその段違い上
部にZ方向向きのレール2a,2aを有するスラ
イドベース2と、該スライドベース2上をレール
2a,2aを介してスライドシリンダ4によりZ
方向に摺動自在なスライドテーブル3と、該スラ
イドテーブル3上に固定される本体ケース5と、
該本体ケース5に支持されるインデツクスモータ
ー8、減速器7、インデツクスユニツト6、及び
工具マガジンユニツト30等から構成されてい
る。これ等の取付状態は第3図に明確に示されて
いる。
第4図で示される如くインデツクスモーター8
の回転は減速器7を介してインデツクスユニツト
6に伝えられ、該インデツクスユニツト6にて本
体ケース5内へ突出する駆動軸9を所定角度、即
ち60度ずつ、割り出し回転させる。本体ケース5
内には一端が前記駆動軸9にカツプリング10を
介して連結され、他端が90度回転方向を変える第
1かさ歯車15に連結される従動軸11が配設さ
れ、該従動軸11の中央部はボールベアリング1
2,12を介して回転部材13に支持されてい
る。該回転部材13はスイングアーム支持ベアリ
ング14を介して本体ケース5に回動自在に支持
されており、本体ケース5より突出する回転部材
13の一側には上方に向かつて逆L字形をしたス
イングアーム20が固定されている。
スイングアーム20は上方に立上がるアーム部
20aと該アーム部20aと直交し、装置前方へ
突出して工具マガジンユニツト30を支持する折
曲部20bとからなつており、アーム部20a内
にはボールベアリング19,19を介して旋回軸
16が上下に支持され、折曲部20b内にもボー
ルベアリング23,……を介して回転軸21が前
後に水平に支持されている。前記旋回軸16の下
端には第2かさ歯車17が固定され、この第2か
さ歯車17と前記従動軸11の第1かさ歯車15
が直交して噛み合い、且つ旋回軸16の上端にも
第3かさ歯車18が固定されていて、前記回転軸
21の中間部に固定される第4かさ歯車22と直
交して噛み合つている。前記第1、第2、第3、
第4かさ歯車15,17,18,22の歯数はす
べて等しいため、従動軸11、旋回軸16、回転
軸21の回転数はすべて等しく、且つ第2、第3
かさ歯車17,18は同一の旋回軸16に固定さ
れているため、従動軸11と回転軸21の回転方
向も同じとなる。
また第5図に示される如くスライドテーブル3
にはスイングシリンダ24が揺動自在に支持さ
れ、そのシリンダロツド24aの先端が前記スイ
ングアーム20のブラケツト20cに枢着され
て、スイングアーム20を工作機械100の工具
Tの方向へ所定角度揺動自在としている。この場
合スイングアーム20は回転部材13とともにス
イングアーム支点ベアリング14を介して本体ケ
ース5に対して回動し、旋回軸16や回転軸2
1、工具マガジンユニツト30等もともに回動す
ることとなる。尚第4図中25はインデツクス検
出センサであり、カツプリング10外周に等間隔
で取付けられた6つのインデツクス検出用バー2
6,……により工具マガジンユニツト30の所定
の工具クランパ33を工作機械100側の所定位
置に位置決め検知するものである。また27はス
イングアーム角度検出センサである。
次に工具マガジンユニツト30について説明す
る。
工具マガジンユニツト30はマガジンプレート
31及び該マガジンプレート31の外周部に取付
けられる6つの工具クランパ33等からなつてお
り、交換工具ユニツト32を有しない空の工具ク
ランパ33aにて工作機械100に取付けられた
工具ユニツト32aを把持、移動させると共に、
必要な工具ユニツト32bを把持する工具クラン
パ33bを工作機械100の方へ移動させ、この
工具ユニツト32bを工作機械100に取り付け
んとするものである。尚工具ユニツト32とは第
12図で示される如く工具Tを保持する工具ホル
ダTHと、ガイドブロツク114の移動によりこ
の工具ホルダTHに嵌合する工具ガイド部材TG
とからなるものである。
マガジンプレート31は前記スイングアーム2
0の延出部20bから突出する回転軸21の先端
部に取付けられ、その外周部には6つの山形突部
が形成されて、全体としては星形をしており、該
星形の一辺に沿つて6つの工具クランパ33a,
……が周方向に対し同じ向きで等間隔に固定され
ている。
工具クランパ33は第7図及び第8図に示され
ている如きもので、クランパ本体34、移動ロツ
ド40、左右のグリツパ45,45、カムリンク
49等からなつている。クランパ本体34の上部
は第7図の如く左右にマガジンプレート31への
取付部34a,34aを有し、その内部には上下
に盲孔35を有しており、クランパ本体34の下
部は横溝36によつて前後面部34b,34cに
二又状に分かれており、それぞれの下端部にはそ
の周方向が大円弧及び小円弧状をし、断面突状の
工具クランパ基準座37,38が設けられてい
る。尚クランパ本体34下部の後面部34cの小
円弧状の工具クランパ基準座38は前面部34b
の工具クランパ基準座37よりやや下方へ突出し
ており、また前、後面部34b,34cとも左右
にグリツパ45,45支持用の受部34d,……
が設けられていると共に、中央部には前後に窓孔
39,39が形成されている。
前記クランパ本体34の盲孔35にはコイルバ
ネ41が装着されていると共に移動ロツド40が
挿通して下方の横溝36まで貫通し、前記コイル
バネ41の上端は移動ロツド40の鍔部40aに
係合して、移動ロツド40を上方へ弾圧付勢して
いる。移動ロツド40の下端はコの字形のホルダ
42に固定され、該ホルダ42に架設固定された
支点ピン43には左右にグリツパーリンク44,
44が枢支されていて、その両外端部はクランパ
本体34から左右にやや突出した状態となつてい
る。前記グリツパーリンク44,44の両外端部
のピン部44a,44aと前記クランパ本体34
の前後面部34b,34cの各受部34d,……
間に固定された支持ピン46,46には、2つの
グリツパ45,45がその上端部、中間部を回動
自在に支持されて対向する如く平行に取付けられ
ている。クランパ本体34より下方へ伸びるグリ
ツパ45の下部は前後に伸びる幅広部45aとな
つており、該幅広部45aの端には、前記クラン
パ本体34の工具クランパ基準座37,38と対
向する位置に算盤玉状の押えコマ47a,47b
が回動自在に支持されている。該抑えコマ47は
グリツパ45より工具クランパ37のやや内方へ
突出して支持され、左右のグリツパ45,45の
押えコマ47a,47b,……と工具クランパ基
準座37,38とで同心径違いの円筒状物即ち工
具ユニツト32の2箇所を3点ずつ支持して把持
できるようになつている。
前記クランパ本体34の上部後面側には支点ピ
ン48を固定した支持アーム34eが斜め上方に
伸びており、この支点ピン48はカムリンク49
の中央部が枢支されている。該カムリンク49は
略L形形状をしており、その前方延出部49aの
端部に形成された長孔51には前記移動ロツド4
0の上端部に固定されたピン40bが係合してお
り、その上方延出部49bの上端部にはローラー
50が枢支されている。
ここで工具クランパ37の作用について述べる
と、カムリンク49の上方延出部49bが第8図
中左方、即ち装置前方、へ傾動すると前方延出部
49aがスプリング41の弾圧力に反して移動ロ
ツド40を下方へ押圧移動させる。該移動ロツド
40の下降により支点ピン43が下降し、グリツ
パーリンク44,44外端部のピン部44a,4
4aは支点ピン43回りに上方へ回動するため、
グリツパ45,49は支持ピン46,46回りに
回動して、グリツパ45,45下部の幅広部45
a,45aが第9図の如く外方へ開くこととな
る。この状態で第8図の如く工具ホルダTHの小
径溝TH−1及び工具ガイド部材TGの大径溝TG
−1に工具クランパ基準座37,38を押しあて
た後、カムリンク49の上方延出部49bへ作用
する力を解除し、コイルバネ41の弾圧力により
移動ロツド40を下降させ、グリツパ45,45
の幅広部45a,45aを内方へ閉じさせる。そ
して押えコマ47a,47b,……を工具ホルダ
TH及び工具ガイド部材TGの大、小径溝TH−
1,TG−1に嵌入押圧して工具ホルダTH及び
工具ガイド部材TG等からなる工具ユニツト32
を一体的に把持させるものである。
次にスイングアーム20の揺動による工具クラ
ンパ33の開閉機構について述べる。
工具クランパ33は第9図に示される如く、そ
の取付部34a,34aがボルトによりマガジン
プレート31に固定され、該マガジンプレート3
1の孔部31aからカムリンク49や支持アーム
34eが装置後方のスイングアーム20折曲部2
0bの方へ突出している。カムリンク49の上方
延出部49bは回転軸21側に折曲され、そのロ
ーラー50は回転軸21の周方向に向いて配設さ
れている。
一方スイングアーム20折曲部20b上部には
第10図及び第11図に示される如く回転軸21
に沿つてカムシリンダ60が固定され、そのロツ
ド60a先端にはマガジンプレート31側にカム
面62を形成したカム部材61が固定されてい
る。またスイングアーム20折曲部20b下部に
はストツパシリンダ63が固定され、マガジンプ
レート31の工具クランパ33,……側部に設け
られたストツパ孔31b,……にそのロツド63
aを係合させマガジンプレート31のスイングア
ーム20への位置決めをおこなつている。
ここでスイングシリンダ24によるスイングア
ーム20の揺動と工具クランパ33の位置関係及
び開閉動作について説明する。
インデツクスモーター8、インデツクスユニツ
ト6等によりマガジンプレート31を回転させ工
具ユニツト32を保持しない空の工具クランパ3
3aを工作機械100の取付工具T向きに位置決
めして、インデツクスモーター8にブレーキをか
け、駆動軸9、従動軸11の回転を制動する。そ
の後スイングシリンダ24のロツド24aを進出
させ、スイングアーム20、工具マガジンユニツ
ト30を工作機械100の方へ揺動させ、空の工
具クランパ33aを工作機械100の取付工具T
の方へ進出させる。この場合空の工具クランパ3
3aの工作機械100の取付工具Tに対する向き
が、スイングアーム20の揺動によつて変化しな
いということ、及び工具クランパ33aの工作機
械100への回動軌跡が自由に選択できるという
ことと、この工具クランパ33aがスイングアー
ム20の揺動によつてそのグリツパ45,45を
開かせるという3つの作用効果を生じさせる。
まず空の工具クランパ33aの向きが変らない
点につき第4図乃至第6図を参照しつつ説明する
と、スイングアーム20内の旋回軸16は従動軸
11回りにスイングアーム20と同じ状態で揺動
旋回するため、第5図の待機位置lから第6図の
交換位置mまでスイングアーム20が旋回角度θ
だけ時計方向に回動すると、旋回軸16も従動軸
11回り時計方向に角度θだけ公転することとな
る。この場合従動軸11の回転が規制され、且つ
第1、第2かさ歯車15,17の歯数が等しいた
め旋回軸16は公転とともに第6図で示される如
く矢印方向に角度θだけ自転もすることとなる。
そして旋回軸16の第2、第3かさ歯車17,1
8と回転軸21の第4かさ歯車22の歯数が等し
いため回転軸21はマガジンプレート31を第6
図中反時計方向に角度θだけ回転させるが、マガ
ジンプレート31自体はスイングアーム20の揺
動により第6図中時計方向に旋回角度θだけ回転
するため、マガジンプレート31は見掛け上回転
しないこととなり、従つて例えば空の工具クラン
パ33aも回転せずそのままの向きで第5図中の
回転軌跡Pの如く工作機械100の取付工具Tの
方へほぼ真横から平行に移動し、その工具ユニツ
ト32を把持することとなる。
次に工具クランパ33の工作機械100の方へ
の回動軌跡が自由に選択できるという点について
述べる。所定の工具クランパ33aを工作機械1
00の工具取付部の方へ移動させる場合、この工
具取付部周りに障害物があると、工具クランパ3
3aは工作機械100の方へ移動できないことと
なるが、前記第1乃至第4かさ歯車15,17,
18,22の歯数の比を適切に選択すれば第5図
中P以外にもQ,Rの如く回動軌跡を選択するこ
とができる。これは前記第1乃至第4かさ歯車1
5,17,18,22の各歯数比を変化させるこ
とにより、スイングアーム20の揺動に伴うマガ
ジンプレート31の自転回動角度を変化させるこ
とによつて達成することができる。
即ち回動軌跡Qの場合はスイングアーム20の
揺動によりマガジンプレート31の回転角度θよ
りやや小さい角度で逆方向にマガジンプレート3
1を自転させた場合であり、例えば第1及び第2
かさ歯車15,17が同じ歯数の場合、第3かさ
歯車18の歯数より第4かさ歯車22の歯数を多
くした場合であり、第3及び第4かさ歯車18,
22が同じ歯数の場合、第1かさ歯車15の歯数
より第2かさ歯車17の歯数を多くした場合であ
る。また、回動軌跡Rの場合はスイングアーム2
0の揺動によるマガジンプレート31の回転角度
θよりやや大きい角度で逆方向にマガジンプレー
ト31を自転させた場合であり、かさ歯車の歯数
の比は前記回動軌跡Qの場合の逆、即ち例えば第
1及び第2かさ歯車15,17が同じ歯数の場
合、第4かさ歯車22の歯数より第3かさ歯車1
8の歯数を多くする等、とすればよい。尚回動軌
跡Q,Rいずれについても第1乃至第4かさ歯車
15,17,18,22の噛み合つている歯車ど
うしの一対を同じ歯数にする必要はなく、以上述
べたことを作用効果がでるようにかさ歯車15,
17,18,22の歯数比を選定してやればよ
い。
つづいて空の工具クランパ33aがスイングア
ーム20の揺動にともない、そのグリツパ45,
45を開かせるという点につき説明する。前述の
如くスイングアーム20の時計方向への揺動に伴
いマガジンプレート31は回転軸21回りに反時
計方向に角度θだけ回転するため、マガジンプレ
ート31とスイングアーム20とは相対的に角度
θだけ回転することとなる。従つて第10図の如
くスイングアーム20の旋回前に空の工具クラン
パ33aのカムリンク49のローラー50の位置
とスイングアーム20折曲部20bに固定される
カムシリンダ60のカム部材61の位置を回転軸
21の中心から角度θだけ離し、且つ回転軸21
の中心から等距離に配設しておけば、スイングア
ーム20の揺動に伴いカムシリンダ60のカム部
材61と空の工具クランパ33aのローラー50
とは重なり合うこととなる。
そしてカムシリンダ60のロツド60aをマガ
ジンプレート31側へ突出させておけば、カム部
材61が空の工具クランパ33aのカムリンク4
9と係合してカムリンク49を揺動させるため、
移動ロツド40は押圧され、そのグリツパ45,
45を第9図の如く開かせることとなり、スイン
グアーム20の揺動に伴い空の工具クランパ33
aは開いた状態で工作機械100の工具ユニツト
32aを挟み込むこととなる。このあとカムシリ
ンダ60のロツド61aを後方へ引きカム部材6
1と工具クランパ33aとの係合を解除すれば、
工具クランパ33aは閉じて第8図に示される如
く工具クランパ33の工具クランパ基準座37,
38及びグリツパ45,45の押えコマ47が、
工具ホルダTH及び工具ガイド部材TGのそれぞ
れの大小径溝TG−1,TH−1に係合し、工具
ユニツト32aを把持することとなる。従つてス
イングアーム20の工作機械100への傾動前に
おいては工作機械100の方へ移動する工具クラ
ンパ33の位置がカムシリンダ60のカム部材6
1の位置から常に角度θだけ離れた位置にくるよ
うにインデツクスモーター8及びインデツクスユ
ニツト6を作動させればよい。尚以上の工具クラ
ンパ33に関する3つの作用効果の説明に空の工
具クランパ33aを用いたが、これにこだわる必
要はなく、工具ユニツト32を保持する工具クラ
ンパ33であつてもよいのはもちろんである。
次に装置の全体的作用について説明する。
第1図で示される如く不図示のワークにガイド
ブロツク114に保持される工具ガイド部材TG
を当接し、該工具ガイド部材TGの孔部から工具
Tを加工物の方へ突出させて深穴明け加工が終了
し、工具交換をおこなう場合は、コラム105を
後方所定位置まで後退させるとともに、ガイドブ
ロツク114をガイドブロツク移動シリンダ10
9によりコラム105側に後退させる。第12図
は前記ガイドブロツク114がコラム105側に
いつぱいに後退した状態を示すもので、昇降テー
ブル106にはスピンドルモーター108により
回転駆動される主軸120が回動自在に支持さ
れ、この前部には工具Tを保持する工具ホルダー
THの円錐状をしたテーパーシヤング部TH−2
が圧着係合されている。前記工具ガイド部材TG
の後部の筒部TG−2が工具ホルダーTHの頭部
TH−3に嵌合し、工具T、工具ホルダTH、工
具ガイド部材TGが一体となつて工具ユニツト3
2aを構成している。そして工具ガイド部材TG
及び工具ホルダTHには工具ユニツト32の係合
用の大小径溝TG−1,TH−1が形成されてい
る。
また工具ガイド部材TGは第13図に示す如く
その係合突部TG−3をガイドブロツク114の
係合孔114aに係合させた後、トグル装置12
2によつてガイドブロツク114に押圧固定され
ているが、第12図に示す如く昇降テーブル10
6側にトグル解除装置115を備えそのロツド1
15aの溝孔115bと、ガイドブロツク114
と伴に後退してきたトグル装置115のピン部1
12aとが係合するため、ロツド115aの移動
によりトグル装置115の押圧腕部122bは開
き工具ガイド部材TGのガイドブロツク114へ
の押圧は解除される。そして昇降テーブル106
は所定位置まで下降するとともに、コラム105
は工具交換装置1の方へ所定距離移動する。
一方工具交換装置1の工具マガジンユニツト3
0は工具ユニツト32が工作機械100の工具ホ
ルダTH及び工具ガイド部材TGの真横に位置で
きるようスライドシリンダ4によりスライドベー
ス2上を移動し、インデツクスモーター8やイン
デツクスユニツト6によつて工具ユニツト32を
有しない空の工具クランパ33aを第5図の如く
工作機械100の工具ユニツト32aに向けて位
置決めする。その後スイングシリンダ24により
スイングアーム20を工作機械100の方へ揺動
させ、第6図の如く空の工具クランパ33aを工
具ホルダTH及び工具ガイド部材TGの大、小径
溝TG−1,TH−1に係合保持させる。その後
ドローバー121を前進させ工具ホルダTHを装
置前方へ移動させると共に、スライドシリンダ4
のロツドを前進させ、工作機械100の工具ユニ
ツト32aを保持する工具クランパ33aを前進
させて、工具ホルダTHのテーパーシヤンク部
TH−2を主軸120から十分に抜き取ると、ス
イングシリンダ24のロツド24aを引き込むス
イングアーム20を工作機械100から逆方向へ
揺動させる。
ここで工作機械100に必要な工具Tを有する
工具ユニツト32bをインデツクスモーター8等
により所定位置に割り出し回転して位置決めする
と、再度スイングアーム20を工作機械100の
所定位置、即ち工具クランパ33bの保持する工
具ユニツト32b軸線と工作機械100の主軸1
20の軸線が一致する位置まで揺動旋回させる。
この場合カムシリンダ60のロツド60aは後方
へ引き込んであるので、カム部材61とカムリン
ク49の係合は生じず、工具クランパ33bは工
具ユニツト32bを把持したままとなつている。
その後、スライドシリンダ4により、工具クラン
パ33bに保持される工具ホルダTHのテーパー
シヤンク部TH−2を工作機械100の主軸12
0のテーパー孔に圧入嵌合させると、カムシリン
ダ60によりカム部材61と工具クランパ33b
のカムリンク49を係合させて工具クランパ33
bを開かせ、再度スイングアーム20を工作機械
100より離すごとく揺動させて、トグル装置1
22で工具ガイド部材TGをガイドブロツク11
4に固定させれば工具交換作業は終了する。
(発明の効果) スイングアームの揺動に伴いマガジンプレート
とスイングアームとを相対的に回動させ、この相
対的回動によりスイングアームに取付けたカムシ
リンダのカム部材と所定の工具クランパのカムリ
ンクとを係脱させることができるため、工作機械
の方へ揺動して移動するこの所定の工具クランパ
の開閉をカムシリンダのロツドの進退のみでおこ
なうことができる。
従つてスイングアームにカム部材を有するカム
シリンダを取付けるだけの簡単な装置で所定の工
具クランパの開閉ができると共に、工具クランパ
に工具を把持させるため常時閉じる機能を有する
工具クランパの場合、工具を有しない空の工具ク
ランパを工作機械の方へ揺動させることにより、
工作機械の取付工具直前でタイミングよく開かせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は工作機械及び工具交換装置の斜視図、
第2図は第1図の正面図、第3図は工具交換装置
の斜視図、第4図は工具交換装置の上部の部分断
面図、第5図は工具マガジンユニツトの待機位置
における部分断面正面図、第6図は工具マガジン
ユニツトの交換位置における部分断面正面図、第
7図は工具クランパの正面図、第8図は工具ユニ
ツトを把持した工具クランパの断面側面図、第9
図は工具クランパの取付状態を示す図、第10図
はカムシリンダの取付状態を示す正面図、第11
図は第10図の部分側面図、第12図は工作機械
における工具ユニツト等の取付状態を示す図、第
13図はガイドブロツクにおける工具ガイド部材
の取付状態図である。 尚、図中、20はスイングアーム、24はスイ
ングシリンダ、30は工具マガジンユニツト、3
3は工具クランパ、49はカムリンク、60はカ
ムシリンダ、60aはロツド、61はカム部材
6、Tは工具である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 工具の交換を行う工作機械の側部に配設され
    ると共に、その先端部に工具マガジンユニツトを
    回動自在に支持し、揺動駆動源により揺動自在な
    スイングアームと、 前記工具マガジンユニツトの周方向に複数個取
    付けられ、そのカムリンクの揺動で開閉する工具
    交換用の工具クランパと、 前記スイングアームに取付けられ、該スイング
    アームの揺動に伴つて前記工具マガジンユニツト
    とスイングアームとの間に相対的回転を生じさせ
    る回動機構と、 前記スイングアームに取付けられ、そのロツド
    先端部を前記工具マガジンユニツトの方へ進退さ
    せるカムシリンダと、 該カムシリンダのロツド先端に取付けられ、前
    記スイングアームの揺動に伴う工具マガジンユニ
    ツトの回動により、該工具マガジンユニツトの所
    定の工具クランパのカムリンクと係脱し、該カム
    リンクを揺動させてこの工具クランパの開閉をお
    こなうカム部材とからなることを特徴とする自動
    工具交換装置における工具クランパ開閉装置。
JP29175486A 1986-12-08 1986-12-08 自動工具交換装置における工具クランバ開閉装置 Granted JPS63144928A (ja)

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CN115916456A (zh) * 2020-06-30 2023-04-04 兄弟工业株式会社 臂、刀库和机床

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