JPH0351462Y2 - - Google Patents

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JPH0351462Y2
JPH0351462Y2 JP1984094809U JP9480984U JPH0351462Y2 JP H0351462 Y2 JPH0351462 Y2 JP H0351462Y2 JP 1984094809 U JP1984094809 U JP 1984094809U JP 9480984 U JP9480984 U JP 9480984U JP H0351462 Y2 JPH0351462 Y2 JP H0351462Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、天井埋込型の収納装置に関する。
〔背景技術〕
天井埋込型の収納装置として、天井開口部から
回動可能に出没する収納部を備えるものがあつ
た。しかしながら、このものは、入力のみで収納
部を上向き回動させるようになつていたため、収
納物の出し入れに大きな力が要るという問題があ
つた。
〔考案の目的〕
そこで、この考案は、収納物の出し入れに要す
る力を軽減することのできる収納装置を提供する
ことを目的とする。
〔考案の開示〕
考案者らは、上記の目的を達成するために鋭意
検討を重ね、この考案を完成した。
この考案は、天井の開口部に収容される収納部
がその一側を回動中心にして前記開口部から出没
するよう設けられていて、天井開口部内で、前記
回動中心に近い収納部の一部と回動中心から遠い
天井開口部の内壁とにそれぞれ両端を枢着させる
ようにして伸長方向に付勢力を有する伸縮ばね手
段が設けられており、この収縮ばね手段が、その
付勢の作用点たる収納部側の枢着点を、その他方
の枢着点と収納部の回動中心とを結ぶ線よりも上
方に位置するよう設けられている収納装置をその
要旨とする。以下、これを、その実施例をあらわ
す図面に基づいて詳しく説明する。
第1図にみるように、天井1の開口部2に収容
される収納部3が、その一側をヒンジ4で天井開
口部2内に螺着させて回動中心Oにし、天井開口
部2から出没するよう設けられている。収納部3
は、天井開口部2を覆う蓋体となる基板3aを備
えるとともに、その基板3a上に設けられた箱体
3bを備えている。収納部3における回動中心O
に近い個所と、天井開口部2内の側壁とには、伸
長方向に付勢力を有するガススプリング(伸縮ば
ね手段)5の両端それぞれが枢着され、枢着点5
a,5bになつている。枢着点5aは、基板3a
にねじ止めされた金具6の端部にある。さらに、
ガススプリング5は、その付勢の作用点たる収納
部3側、すなわち金具6にある枢着点5aを、そ
の他方の枢着点5bと収納部3の回動中心Oとを
結ぶ線よりも上方に位置するよう設けられてい
る。例えば、収納部3が実線で示すごとく鉛直位
置にある時においても、枢着点5aは、枢着点5
bと回動中心Oとを結ぶ線aよりも少しばかり上
方に位置している。
上記の収納装置を用いて物を出し入れする場合
には、まず、収納部3をガススプリング5の付勢
に抗して引き降ろす。その時点では、ガススプリ
ング5は、そのロツド5cが伸長状態に近い長さ
にあるため、付勢力を小さくしている。したがつ
て、収納部3の引き降ろしに際して余計な力は要
らない。収納部3は、ある程度引き降ろされて回
動すると、重力Fのモーメントが働いて自ら回動
する。鉛直位置近くまで(約90゜)回動したあた
りでは、回動中心Oと作用線(ガススプリング5
の軸線)との距離が近くなるため、重力Fのモー
メント(収納部3をB方向へ回動させようとする
力)がガススプリング5の付勢力(収納部3をA
方向へ回動させようとする力)に比べて大きくな
る。さらに、収納部3が回動すると、重力Fのモ
ーメントしか残らない。しかし、この実施例にお
いては、既に述べたように、収納部3が鉛直位置
にある時でも、枢着点5aが線aよりも上方に位
置している。すなわち、回動中心Oと作用線との
間に距離がある。したがつて、収納部3をA方向
へ回動させようとする力が残つているので、収納
部3のB方向への回動が抑制され、回動中心Oに
あるヒンジ4の負坦(衝撃)が軽減される。つぎ
に、収納部3を天井開口部2内に収容する場合に
は、収納部3を押し上げる。その際、収納部3に
は、ガススプリング5の収縮方向への付勢力がか
かつているため、A方向に回動する力が働いてい
る。したがつて、収納部3を押し上げる労力の負
坦が軽減されるのである。
第2図は、この考案にかかる収納装置の別の実
施例をあらわしている。先の実施例と同じ構造の
部分については、同じ符号を付す。ここでは、構
造の異なる部分についてのみ説明する。この実施
例においては、ガススプリング5の、天井開口部
2の側壁に枢着されている枢着点5bに、両枢着
点5a,5b間の距離を調節する調節手段7が設
けられている。枢着点5bを外側方向に移動させ
両枢着点5a,5b間の距離を大きくするにつ
れ、枢着点5a(作用点)にかかるガススプリン
グ5の付勢力が弱くなる。反対に、枢着点5bを
内側方向に移動させ両枢着点5a,5b間の距離
を小さくするにつれ、枢着点5a(作用点)にか
かるガススプリング5の付勢力が強くなる。した
がつて、収納部3に収納される物の重量に応じ
て、ガススプリング5の付勢力を調節することが
でき、それにより、収納部3の押上げ収納(A方
向への回動)を助勢する力を調節することができ
る。たとえば、収納される物が軽い物である場合
には、両枢着点5a,5b間の距離を大きくして
ガススプリング5の付勢力を弱めてやれば良い。
収納部3を必要最小限の力で回動させることがで
きる。なお、ガススプリングの反力(付勢力)
は、第3図にみるとおりである。ガススプリング
の長さを調節することにより、収納部の回動に使
用する反力をA〜B間で調節可能にしている。
第4図は、この考案にかかる収納装置のさらに
別の実施例をあらわす。前記二つの実施例と同じ
構造の部分に同じ符号を付し、構造の異なる部分
についてのみ説明する。この実施例においては、
天井開口部2内の上壁と、収納部3におけるガス
スプリング5の枢着点5aの近傍、すなわち金具
6との間に、収納部3の回動角度の上限を規制す
るストツパ8が設けられている。このストツパ8
は、その両端を、天井開口部2内上壁に取付けら
れた金具9とガススプリング枢着点5aのある金
具6にそれぞれ枢着させて回動自在にしている。
そして、2本のリンク8a,8bの一方8bがス
リツト9′を有しており、このスリツト9内に滑
動自在に他方のリンク8aの一端10を枢着させ
ている。このストツパ8を設けることにより、収
納部3が、回動途中ではストツパ8を回動の妨げ
にすることなく、回動がすすんでストツパが延び
きつた状態になると、回動を停止させられるよう
になつている。このようにして、ストツパ8は、
回動角度の上限、すなわち収納部の最大回転位置
を決定する。また、ストツパ8は金具6に枢着さ
れ、天井開口部2内に設けられているため、外部
から見えて装置の外観を損なわすようなことがな
い。なお、ストツパは、上記の構造のものに限ら
れるものではなく、別のリンク機構であつても構
わない、第5図および第6図は、それぞれこの考
案にかかる収納装置のさらに別の実施例をあらわ
す。いずれも、収納部3の出し入れ方法およびガ
ススプリング5の構造については第2図にみる収
納装置と同じであるので、それらの説明は、ここ
では省略する。両図には、第2図と対応する個所
に同符号が付されている。第5図の装置は、収納
部3が、天井開口部2を覆う蓋体となる基板3a
を備えると共に、伸長方向に付勢力を有するガス
スプリング11によつて前記基板3aから吊り下
げられた箱体3bを備えている。ガススプリング
11は、回動中心O側の端部11aを箱体3bの
裏面に固定させ、他端11bを蓋体3aに固定さ
せている。他方、箱体3bには、回動中心Oと対
抗する側面に握り手12が取り付けられている。
この握り手12には、これと同時に握れるようハ
ンドル13が設けられている。このハンドル13
は、ワイヤ14を介してガススプリング11の端
部11bに連結している。ワイヤ14は、ハンド
ル13に引つ張られることにより、その牽引力
で、ガススプリング11内の開閉弁(図示せず)
を開放させ、ガススプリング11の伸縮操作を可
能状態にする。そこで、収納部3を天井開口部2
より下向き回動させた後、ハンドル13を握つた
まま握り手12を引つ張ると、2点鎖線で示すよ
うに、ガススプリング11が収縮し、箱体3bを
下方へ移動させることができる。ハンドル13
は、それを離せば、その位置でワイヤ14の牽引
力が解けるため、ガススプリング11内の収縮が
一時的に停止する。その時に、収納物の出し入れ
を行うようにすれば良い。箱体3bの降下位置が
任意に操作され得るので、非常に便利である。箱
体3bを元の高さに戻す時には、ガススプリング
11を伸長可能にさせるようハンドル13を握
る。ガススプリング11は、伸長方向に付勢力を
有しているので、自動的に伸長する。それにした
がつて、箱体3bも自動的に上昇し、元の高さに
戻るのである。第6図にみる装置は、第5図の装
置を改良したもので、ガススプリング11が2本
並設され、それぞれの回動中心O側の枢着点11
aに、各ガススプリング11の両枢着点11a,
11b間の距離を調節する調節手段15が設けら
れている。これにより、箱体3b内に収納される
物の重量に応じてガススプリング11,11の付
勢力を調節することができるので、箱体3bの上
昇を助勢する力を調節することができる。
この考案にかかる収納装置を構成する伸縮ばね
手段は、実施例ではガススプリングであつた。し
かし、これに限られるものではなく、コイルばね
等他の弾性体が使用されても構わない。また、伸
縮ばね手段は、収納部の片側のみに設けられても
良いし、両側に設けられても構わない。
伸縮ばね手段の両枢着点間の距離を調節する調
節手段は、実施例では、枢着用個所を非連続的に
多数備えるものであつた。しかしながら、調節手
段は、伸縮ばね手段の一方の枢着点をターンバク
ルのような引き締めねじの一端に設けるようにし
て、枢着点が連続的に無段階に生じるような構造
になつていても構わない。また、調節手段は、伸
縮ばね手段の両枢着点にそれぞれ設けられても良
いし、どちらか一方の枢着点のみに設けられても
良い。
〔考案の効果〕
この考案にかかる収納装置は、天井の開口部に
収容される収納部が、その一側を回動中心にして
前記開口部から出没するよう設けられていて、天
井開口部内で、前記回動中心に近い収納部の一部
と回動中心から遠い天井開口部の内壁とにそれぞ
れ両端を枢着させるようにして伸長方向に付勢力
を有する伸縮ばね手段が設けられており、この伸
縮ばね手段が、その付勢の作用点たる収納部側の
枢着点を、その他方の枢着点と収納部の回動中心
とを結ぶ線よりも上方に位置するよう設けられて
いるので伸縮ばね手段の付勢力が収納部の上向き
回動を助勢するようになつているため、収納物の
出し入れ時にかかる力の負担を軽減することがで
きるという効果がもたらされるのである。
しかも、この考案では、伸縮ばね手段が、常に
天井開口部内に収容された状態であり、収納部を
引き降ろした状態でも、伸縮ばね手段が下方に突
出することがないので、室内側に伸縮ばね手段が
露出せず、外観上非常に体裁が良くなるととも
に、収納部を回動操作しようとする人が、伸縮ば
ね手段の金具に当たつて怪我をしたり、金具の隙
間に指を詰めたり、金具に付着したグリスなどで
汚れたりすることがない。
これは、伸縮ばね手段が、伸長方向に付勢力を
有するとともに、一端を収納部に他端を天井開口
部の内壁に枢着して、天井開口部内でほぼ水平方
向に沿つて収容されているため、十分な長さの伸
縮ばね手段を天井開口部内に収容しておけるとと
もに、伸縮ばね手段が天井開口部から下方に突出
しなくても、天井開口部内でほぼ水平方向に伸縮
するだけで、収納部の回動に対する適切な方向お
よび大きさの助勢力もしくは抑制力を作用させ得
ることによる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案にかかる収納装
置のそれぞれ異なる実施例をあらわす側面図、第
3図はガススプリングのロツド伸縮によつて変化
する長さと反力との関係を説明するグラフ、第4
図ないし第6図はこの考案にかかる収納装置のさ
らに異なる実施例をそれぞれあらわす側面図、側
面図および収納部下向き回動時の部分的正面断面
図である。 1……天井、2……その開口部、3……収納
部、3a……蓋体、3b……箱体、4……ヒン
ジ、5……ガススプリング、5a,5b……枢着
点、7……調節手段、8……ストツパ、11……
収納部を上下回動させるガススプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 天井の開口部に収容される収納部がその一側
    を回動中心にして前記開口部から出没するよう
    設けられていて、天井開口部内で、前記回動中
    心に近い収納部の一部と回動中心から遠い天井
    開口部の内壁とにそれぞれ両端を枢着させるよ
    うにして伸長方向に付勢力を有する伸縮ばね手
    段が設けられており、この伸縮ばね手段が、そ
    の付勢の作用点たる収納部側の枢着点を、その
    他方の枢着点と収納部の回動中心とを結ぶ線よ
    りも上方に位置するよう設けられている収納装
    置。 (2) 伸縮バネ手段の両枢着点の少なくとも一方
    に、両枢着点間の距離を調節する調節手段が設
    けられている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の収納装置。 (3) 天井開口部内壁面と収納部における伸縮ばね
    手段の枢着点の近傍との間に、収納部の回動角
    度の上限を規制するストツパが設けられている
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載の収納装置。 (4) 収納部は、天井開口部を覆う蓋体となる基板
    を備えるとともに、伸縮いずれかの方向に付勢
    力を有する伸縮ばね手段によつて前記基板から
    吊り下げられた箱体を備えている実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の収納装置。 (5) 伸縮ばね手段がガススプリングである実用新
    案登録請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    かに記載の収納装置。
JP9480984U 1984-06-25 1984-06-25 収納装置 Granted JPS619479U (ja)

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JP9480984U JPS619479U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 収納装置

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JP9480984U JPS619479U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 収納装置

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Publication Number Publication Date
JPS619479U JPS619479U (ja) 1986-01-20
JPH0351462Y2 true JPH0351462Y2 (ja) 1991-11-05

Family

ID=30653593

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JP9480984U Granted JPS619479U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 収納装置

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JP2013000244A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Sharp Corp 洗濯乾燥機

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JPS619479U (ja) 1986-01-20

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