JPH0351366A - カルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維及びその製造方法 - Google Patents

カルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維及びその製造方法

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JPH0351366A
JPH0351366A JP18847189A JP18847189A JPH0351366A JP H0351366 A JPH0351366 A JP H0351366A JP 18847189 A JP18847189 A JP 18847189A JP 18847189 A JP18847189 A JP 18847189A JP H0351366 A JPH0351366 A JP H0351366A
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Japan
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rayon
weight
rayon fiber
water
substitution
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JP18847189A
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Takehito Itou
伊藤 毅人
Makoto Kobayashi
誠 小林
Kazunori Nishizawa
一徳 西沢
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、衣料、不織布、インテリア等の繊維素材とし
て好適なカルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維
、詳しくは、水に不溶性で、しかも吸水、吸湿性に優れ
たカルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維及びそ
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、セルロースのカルボキシメチル化(以下、C
M化とも記す)は、種々の方法ご行われれている。代表
的なセルロースのCM化法としては、水または含水有機
溶媒(例;イソプロピルアルコール、エチルアルコール
等)の存在下で、バルブ等のセルロースにアルカリ (
例;苛性ソーダ等)とエーテル化剤(例;モノクロル酢
酸等)を作用させて、カルボキシメチルセルロース(以
下、CMCとも記す)を製造する方法がある。
一方、ビスコース法レーヨン繊維(以下、レーヨン繊維
とも記す)のCM化反応は、余り試みられていないが、
例えば、特開昭60−2707号公報、特開昭61−2
96133号公報、特開昭62−41333号公報及び
特開昭63−42929号公報等に開示されているもの
がある。
しかし、これらの方法で製造したカルボキシメチル化ビ
スコース法レーヨン繊維(以下、CM化レーヨンとも記
す)について、”C−NMRを用い装置1桑基の分布を
θり定したところ、レーヨン繊維を構成する全てのグル
コース残基におけるカルボキシメチル基の6位の置換度
が全置換度に対して次式で表される関係にあるものであ
った。
ここでいう、6位とは、I UPAC命名法によるグル
コース残基の6位炭素の位置を示し、該炭素にカルボキ
シメチル化反応を受けるヒドロキシル基が結合している
このように、6位炭素のヒドロキシル基が置換され難い
理由を、CM化に際しての出発物質が天然セルロースで
ある場合について考察すれば、従来の製造法では、必ず
アルカリセルロースI−1を経てCM化されるからであ
ると解される。即ち、文献(K、 Kamide、 K
、 Kowsaka、 K、 Okajima、 Po
lym、 J、、17.、707.1985)等による
と、アルカリセルロースl−1のCP/MAS13C−
NMRスペクトルを解析した結果、該アルカリセルロー
スにおいては、3位炭素のヒドロキシル基と5位酸素と
の分子内水素結合性を4位炭素のピークの位置、形から
判断すると均一な構造で、しかも3位炭素のヒドロキシ
ル基と5位酸素の分子内水素結合の強さは、結晶部分及
び無定形部分の中間であり、その上、Na’は2位炭素
のヒドロキシル基に近接していることが示されている。
この結果を考慮して、天然セルロースに対する前記の従
来法によるCM化を考察すれば、親電子的反応を起こす
モノクロル酢酸等のエーテル化剤は、2位炭素に最も反
応性が高くなると解され、この関係は、原料としてレー
ヨン繊維を用いる場合も同様であり、面記(1)式の結
果が得られることも首肯される。
このように、従来方法によりレーヨン繊維をCM化した
場合は、上記のように2位炭素へのCM化反応が優先し
、前記(11式の関係を有するCM化レーヨンが得られ
ることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来法により得られるCM化レー
ヨンは水に熔は易いため、高い吸水・吸湿性を備えてい
るが実用に供し難いものであった。
従って、本発明の目的は、高い吸水・吸湿性を備え、し
かも、水に溶は難いカルボキシメチル化ビスコース法レ
ーヨン繊維(CM化レーヨン)及びその製造方法を堤供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
原料セルロースをアルカリセルロース化し、次いでCM
化反応を行う、前述した従来の製造法では、アルカリセ
ルロースを生成する工程とCM化反応を行う工程とを、
同一の系内で進行させる製造方法が一般的であり、この
従来の製造方法では、6位炭素における置換度を上げる
ことは困難であった。
ところで、アルカリセルロースの構造は、原料セルロー
ス浸漬するアルカリ化反応の濃度、その遮塵、含有有機
溶媒の種類、その含有率及び原料セルロースの微細構造
等によって影誓を受けることが知られており、従って、
これらを変化させることにより、X線干渉図を異にする
変態が得られる。
本発明者らは、上述の背景を踏まえて種々検討した結果
、アルカリセルロース製造工程において、苛性ソーダ濃
度、含有有機溶媒の種類、その含有率等を種々変化させ
ることにより、原料セルロースであるレーヨン繊維の結
晶構造を変化させないような、マイルドな条件でアルカ
リ化反応させた後に、CM化反応を行う2段階反応を行
うと、目的とするCM化レーヨンが得られることを知見
した。
本発明は、上記知見によりなされたもので、次のカルボ
キシメチル化ビスコース法レーヨン繊維を従供するもの
である。
カルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維において
、カルボキシメチル基の全置換度が0.1〜0.4で、
グルコース残基における6位の置換度が上記全置換度に
対して次式で表される関係にあることを特徴とするカル
ボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維。
また、本発明は、上記カルボキシメチル化ビスコース法
レーヨン繊維の製造に好適な次の製造方法を提供するも
のである。
レーヨン繊維をアルカリ処理した後、カルボキシメチル
化するカルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維の
製造方法において、上記アルカリ処理工程の反応溶媒を
、水50〜100重量%、有機溶剤50〜O重量%とし
、カルボキシメチル化工程の反応溶媒を、水0〜50重
量%、有機溶剤100〜50重量%とすることを特徴と
する請求項+1+記載のカルボキシメチル化ビスコース
法レーヨン繊維の製造方法。
以下、本発明について詳述する。
先ず、本発明のカルボキシメチル化ビスコース法レーヨ
ン繊維(CM化レーヨン)について詳述する。
本発明のCM化レーヨンは、カルボキシメチル基の全置
換度が0.1〜0.4であり、好ましくは0゜15〜0
.35である。
また、上記CM化レーヨンでは、グルコース残基におけ
る置換度が次式(2)で表わされる関係にあることが重
要である。
(好ましくは≧0.41) 本発明のCM化レーヨンの全置換度が0.1よりも小さ
いと、吸水、吸湿性が未反応レーヨンに比して差があま
り認められず、0.4より大きいと、吸水、吸湿後に繊
維表面にぬめり感が生じ、実用に供し難く、また、カル
ボキシメチル基の6位炭素における置換度の割合が0.
39未満であると水に溶は易いCM化レーヨンになるた
め、本発明の意図するところではない。
次に、本発明のCM化レーヨンの製造方法をその実施態
様に基づいて説明する。
先ず、上記レーヨン繊維をアルカリ処理し、アルカリレ
ーヨン繊維の生成を行う。
レーヨン繊維のアルカリ処理工程に用いる反応溶媒は、
水50〜100重量%及び有機溶媒50〜0重量%、好
ましくは70〜100重量%及び有機溶媒30〜0重量
%からなる含水有機溶媒又は水である。含水量が50重
量%未満であると原料レーヨン繊維の結晶構造が変化し
やすく、次反応工程であるCM化反応に際して6位位置
に反応が起こりにくくなる。
上記有R溶媒としては、エタノール、イソプロピルアル
コール、アセトン等を挙げることができるが、これらに
限定されるものでない。
また、上記反応溶媒は、苛性ソーダ濃度が1〜10重量
%、好ましいは3〜7重量%である。苛性ソーダ濃度が
10重量%を越える場合は、レーヨン繊維の結晶構造が
変化し、1%未満の場合は、アルカリ化が不十分であり
、従って、当然法のCM化反応は十分な程度まで進行し
ない。尚、アルカリ処理剤としては、苛性ソーダに限ら
れるものでないことはいうまでもない。
上記アルカリレーヨン繊維のアルカリ処理に際しての上
記濃度の苛性ソーダ含有反応溶媒の使用量は、レーヨン
繊維1重量部に対し、好ましくは5〜15重量部、更に
好ましくは8〜12重量部である。また、上記アルカリ
処理の温度は15〜30℃が好ましく、また、処理時間
は20〜60分であることが好ましい。
次いで、上記工程で得られたアルカリレーヨン繊維に対
するカルボキシメチル化(CM化)を行ってカルボキシ
メチル化ビスコース法レーヨン繊維(CM化レーヨン)
を製造する。
CM化工程に用いる反応溶媒は、水0〜50重量%及び
有機溶媒100〜50重量%、好ましくは水0〜25重
量%及び有機溶媒100〜75重量%からなる含水有機
溶媒又はを機溶剤である。
打機溶剤が50重量%未満であると、CM化反応効率が
悪くなり、好ましくない。
CM化工程に用いる有機溶媒としては、上記アルカリレ
ーヨン繊維の生成に用いるものと同種のものを挙げるこ
とができる。
また、CM化の条件(反応溶媒を除く)は、用いるCM
化剤によって異なるが、CM化剤が、例えば、モノクロ
ル酢酸ナトリウムである場合は、反応温度が50〜80
°C1反応時間2〜6hrを具体例として挙げることが
できる。
また、カルボキシメチル基の置換度は、使用するエーテ
ル化剤の量で調整した。
上記CM化反応に使用するCM化剤は、目標とする置換
度、CM化剤の種類等によっても異なるが、グルコース
残基1当量に対して0.12〜0.50倍モル使用する
場合を好適な例として挙げることができる。
以上詳述した本発明方法によれば、グルコース残基の6
位炭素におけるカルボキシメチル基の置換度が全置換度
の39%以上、即ち、前記(2)式の関係を充たすCM
化レーヨンを製造することができる。
尚、置換基の分布の測定は、日本電子側製、核磁気共鳴
袋f: JNM、PS/PFT−100を用いる13C
核磁気共鳴の測定を通して行った。その測定条件及びピ
ークの同定等は、文献(A、 Parfondry+ 
A、 S、 Perlin、 Carbohydr、 
Res、+ 57.39(1977) )を参照して行
った。
また、CM化後のカルボキノメチル基の置換度は、以下
の分析により求めた。
先ず、CM化レーヨンを酸性80重量%メタノールに浸
漬することによってカルボキシレートの状態をカルボキ
シルに変換し、次いで遊離の酸を充分に洗浄することに
よって除去し、それを試料とする。
上記試料の絶乾後、0.IN水酸化すトリウムを所定量
反応せしめ、過剰のアルカリを0. I N塩酸で電位
差滴定する、いわゆる逆滴定によってレーヨン繊維のカ
ルボキシル含量を求めた。
以上詳述した本発明の製造方法によって得られた、6位
炭素における置換度が全置換度の39%以上のCM化レ
ーヨンは、衣料等の素材に用いた場合、吸水・吸湿性に
優れた快適な素材であることがわかった。
本発明による上記カルボキシメチル化ビスコース法レー
ヨン繊維は、単独で用いてもよいことはいうまでもなく
、湿潤糸強度、易洗濯性、風合等を考慮しながら、他の
繊維との複合を行ってもよい。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 以下に説明する本発明方法と従来方法とにより、カルボ
キシメチル基の全置換度が異なるCM化レーヨンを製造
し、各CM化レーヨンについて求めた6位置換率と水可
溶率とを下記表1に示した。
(本発明方法) 先ず、レーヨン繊維1重量部に重量で9重量部の水80
重量%及びアセトン20重量%からなる溶媒(水酸化ナ
トリウム濃度5型壇%)を加え、25°Cにおいて該溶
媒中に上記レーヨン繊維を30分間浸浸漬ることにより
アルカリレーヨン繊維を生成した。
その後、8重量部の上記溶媒を除去し、8重量部のアセ
トン80重量%及び水20重量%からなる溶媒に上記ア
ルカリレーヨン繊維を1o分間浸漬し、洗浄する。更に
、上記溶媒8重量部を除去した後、8重量部のアセトン
80重量%及び水20重量%からなる溶媒にモノクロル
酢酸ナトリウムを溶解させた溶液中に上記アルカリレー
ヨン繊維を浸漬し、57℃、6時間反応させることによ
り本発明の、CM化レーヨンを製造した。尚、上記反応
において溶媒に溶解させるモノクロル酢酸ナトリウムの
量は、レーヨン繊維を形成するグルコース残基1当量に
対して0.15〜0.50倍モルの範囲でそれぞれ調整
した。
(従来方法) 従来方法としては、特開昭60−2707号公報及び特
開昭62−41333号公報に記載されている方法によ
りそれぞれCM化レーヨンを製造した。
表1 上記表1より明らかなように、本発明方法により得られ
た全置換度が0.15〜0.40で、6位置換率が39
%以上であるCM化レーヨン(本発明品)は、全て水可
溶率が1%以下で、極めて水に対する溶解性が低かった
尚、上記表1において、水可溶率とは各方法により反応
したCM化レし−ヨン繊維約2gを絶乾後、精秤し、次
いでその繊維を水中に浸漬し2時間振盪する。その後、
ガラスフィルターで濾過し、ガラスフィルター上に残っ
た繊維を再度絶乾し、精秤して求めた、振盪前に対する
振盪後の重量比の値であり、また、ゲル化とは、繊維に
水が熔解膨潤し、ガラスフィルターで濾過ができない状
態になったことを示す。
実施例2 本発明によるCM化レーヨンと綿とを混率(構成比)を
変えて紡績し、その紡績糸を用いて丸編み機にて天竺編
地を編み立て、該編地で成人用肌着を縫製した。
上記表2に記載した4種類の混合紡績糸について、上述
の如くして成人用肌着を縫製し、各肌着に関する快適性
についてアンケーI−を実施した。
実際に用いた本発明によるCM化レーヨンは、CM化全
全置換度018.6位置換率44%のものを用いた。
アンケートは、夏期(平均温度26゛C1平均湿度’7
6%)に上記4種類の肌着についての着用感の評価を、
10名の男性モニター(22〜50才)に1力月間実際
に着用してもらうことにより実施した。
モニターには、日中、軽く汗ばむ程度の軽作業者を選び
、各自に、綿100%よりなるブリーフと肌着シャツの
代わりに、CM化レしヨン/綿の混合糸の混率をかえた
混合紡績糸からなる上記肌着を起床時から就寝時まで着
用してもらい、着用時の快適性を比較してもらった。そ
の際のアンケート結果を、上記表2に併記した。尚、比
較のために、綿−100%の肌着を基準とした。
表2 上記表2より明らかなように、本発明によるCM化レー
ヨンは、単独使用の場合は勿論のこと、混合紡績糸とし
ても優れた快適性を発揮することがわかる。
実施例3 実施例2の各編地からなるサンプルについて平衡吸湿率
の比較を行い、その結果を上記表3に示した。
ここで、平衡吸湿率とは、温度31°Cで、温度が65
%RH(相対湿度)と92%RHのそれぞれの状態で上
記サンプルを3日間放置した時の各サンプルの平衡重量
とその絶乾重量から次の弐により求めた値(%)である
。尚、絶乾重量とは、電気乾燥機中で、105 ’C1
3時間以上乾燥し、精秤した重量である。
上記表3より明らかなように、本発明によるCM化レー
ヨンは優れた吸水・吸湿性を有しており、綿と混合して
用いることにより、線取上の吸水・吸湿性を備えた編地
等の製品を得ることができる。
実施例4 上記表4に示す如く、アルカリ化反応及びCM化反応に
おける反応溶媒をかえてCM化レーヨンを製造し、カル
ボキシメチル基の全置換度、6位置換率を比較し、その
結果を表4に併記した0反表4 $1 13C−NMRM定において、6位炭素位置に置
換したカルボキシメチル基のピークがS/N比3以下で
あるため、測定不能であった。
*2 モノクロノイMI1.Naの反応仕込量はグルコ
ース残基に対して0.2モル。
上記表4より以下のことがわかる。
患1〜4に示すようなアルカリ化反応において、反応溶
媒のNaOH水溶液の含有率を高くすると、6位置換率
を上げることが可能であり、水不溶性CM化レーヨンが
得られる。
また、阻5〜8のように、CM化反応溶媒の有機溶媒含
有率が高くなると、全置換度も高くなり、吸水、吸湿性
の向上をはかることができる。
更に、アルカリ化反応時におけるNaoHI度が1%未
満ではCM化反応が十分に進行せず、CM化全全置換度
極度に低く、逆に10%を超えると全置換度は上がるが
、6位置換率が低くなり、水に溶解し易くなる。
(発明の効果〕 本発明のカルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維
は、高い吸水・吸湿性を備え、しかも、水に溶は難いと
いう優れた性能を備えている。
また、本発明のカルボキシメチル化ビスコース法レーヨ
ン繊維は水不溶性であるので、吸水・吸湿時にもべたつ
き怒がない、従って、一般衣料素材としてだけでなく、
生理用品や紙おむつの表面材、あるいは湿度調節効果の
ある壁材やカーテン等のインテリア素材としても有用で
ある。
更に、本発明方法によれば、グルコース残基の6位に優
先的にカルボキシメチル基を導入することができるため
、CM化レーヨン繊維の欠点である水溶解性を克服し、
吸水性、吸湿性に優れた性能を備えたカルボキシメチル
化ビスコース法レーヨン繊維を製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維に
    おいて、カルボキシメチル基の全置換度が0.1〜0.
    4で、グルコース残基における6位の置換度が上記全置
    換度に対して次式で表される関係にあることを特徴とす
    るカルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維。 6位の置換度/全置換度≧0.39
  2. (2)レーヨン繊維をアルカリ処理した後、カルボキシ
    メチル化するカルボキシメチル化ビスコース法レーヨン
    繊維の製造方法において、上記アルカリ処理工程の反応
    溶媒を、水50〜100重量%、有機溶剤50〜0重量
    %とし、カルボキシメチル化工程の反応溶媒を、水0〜
    50重量%、有機溶剤100〜50重量%とすることを
    特徴とする請求項(1)記載のカルボキシメチル化ビス
    コース法レーヨン繊維の製造方法。
  3. (3)上記アルカリ処理工程の反応溶媒における苛性ソ
    ーダ濃度が1〜10重量%である請求項(2)記載のカ
    ルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維の製造方法
JP18847189A 1989-07-20 1989-07-20 カルボキシメチル化ビスコース法レーヨン繊維及びその製造方法 Pending JPH0351366A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100329501B1 (ko) * 1999-05-11 2002-03-23 윤여훈 마직물의 질감을 갖는 레이욘-함유 직편물의 제조방법
JP2015505911A (ja) * 2011-12-01 2015-02-26 コンバテック・テクノロジーズ・インコーポレイテッドConvatec Technologies Inc ゲル形成フィラメントまたは繊維を含むヤーン
US10030323B2 (en) 2013-04-05 2018-07-24 Lenzing Aktiengesellschaft Method for the production of polysaccharide fibers with an increased fibrillation tendency
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