JPH0351359A - 素材供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、巻戻で存在する皺の発生しやすい素材を解反
し、加工平面となるメーンコンベヤ上に平面的に広げて
搬送する素材供給装置に関するものである。

［従来の技術］ 第６図は従来のこの種の素材供給装置を示す斜視図であ
る。図において、（１）は皺の発生しやすい布等の素材
（１ａ）を巻いた巻戻、（２）は巻戻（１）を矢印の方
向へ回転させながら素材（１ａ）を引き出す解反ローラ
、（３）は解反ローラ（２）によって巻戻（１）から引
き出され自重により垂下してくる素材（１ａ）を斜め前
方へ案内するすべり板、（４）はすべり板（３）で案内
されてきた素材（１ａ）を前方へ移送する送り出しコン
ベヤ、（５）はすべり板（３）から送り出しコンベヤ（
４）へ素材（１ａ）を受は渡す際に素材（ｌａ）が浮き
上がるのを防止する押え板、（６）は送り出しコンベヤ
（４）にて移送されてきた素材（１ａ）を反り返らせて
皺を取る皺伸ばしローラ、（７）は皺伸ばしローラ（Ｂ
）を経由して自重により垂下してくる素材（ｌａ）を斜
め前方へ案内するすべり板、（８）はすべり板（７）で
案内されてきた素材（１ａ）を引張力が加わらない状態
で受は取り搬送するメーンコンベヤであり、加工平面と
なる。

このようなものにおいて、各ローラ（２）　、　（８）
および送り出しコンベヤ（４）は、いずれも電気的ある
いは機械的にメーンコンベヤ（８）と同期して駆動され
、巻戻（１）から繰り出されてくる素材（１ａ）は、皺
がよらず引張力が加わらない状態でメーンコンベヤ（８
）上に平面的に広げられるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、巻戻（１）から斜め前方に位置するメー
ンコンベヤ（８）の間に、ローラ（２）　、　（６）お
よび送り出しコンベヤ（４）を配置し、巻戻（１）から
繰り出される皺の発生しやすい素材（１ａ）の自然落下
を利用して素材（ｌａ）を搬送するようにしたものにあ
っては、各ローラ（２）、（６）および送り出しコンベ
ヤ（４）とメーンコンベヤ（８）とを電気的あるいは機
械的に同期させて駆動しても、メーンコンベヤ（８）上
へ送り出された素材（１ａ）の長さが不定になったり、
皺が発生したりすることがあった。

本発明は以上の点に鑑み、素材をメーンコンベヤ上に円
滑に移載して広げることができるとともに、所望の長さ
を精度良く得ることの可能な素材供給装置を提供しよう
とするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明の第１の発明に係る素材供給装置は、解反ローラ
からメーンコンベヤに至る素材搬送経路内に、イオン化
された空気を素材に吹き付けて素材に発生した静電気を
中和する静電気除去装置を設置したものである。

また、本発明の第２の発明に係る素材供給装置は、メー
ンコンベヤ上に、素材を自重のみで押えながら該メーン
コンベヤの駆動と同期して回転する押えローラと、この
押えローラ部を通過してくる素材の先端を検出するセン
サとを設置するとともに、このセンサの設定位置を基準
点としてメーンコンベヤによる素材の送量を制御する制
御装置を設けたものである。

［作用コ 本発明の第１の発明においては、解反ローラからメーン
コンベヤに至る素材搬送経路内に設置した静電気除去装
置が、該搬送経路内を移送される素材に対し、イオン化
された空気を吹き付けて素材に発生した静電気を中和さ
せ、素材が搬送系へ吸着するのを防ぎ、その移送を円滑
に行わせる。

また、本発明の第２の発明においては、メーンコンベヤ
上に設置した押えローラが、メーンコンベヤの駆動と同
期して回転しながらその自重で素材をメーンコンベヤ側
へ押し付け、メーンコンベヤ上での素材のすべりを少な
くシ、このすべりが抑制された状態で搬送されてくる素
材の先端をセンサが検出し、このセンサが検出した点を
基準点として、制御装置がメーンコンベヤによる素材の
送量を制御し、所望の長さを得る。

［実施例］ 以下、図示実施例により本発明を説明する。

第１図は本発明の第１の発明の一実施例に係る素材供給
装置を示す側面図、第２図はその要部である静電気除去
装置を示す斜視図である。本実施例に係る素材供給装置
は、解反ローラ（２）からメーンコンベヤ（８）に至る
素材搬送経路内に、イオン化された空気を素材（１ａ）
に吹き付けて素材（１ａ）に発生した静電気を中和する
静電気除去装置（９）を設置した点に特徴を有し、それ
以外の構成は従来と同様である。

これを更に詳述すると、静電気除去装置（９）は、第２
図に示すように、長手方向に多数の小穴（ｌＯ）が穿設
されたビニールバイブ（１１）、（１２）、（１３）、
　（１４）と、これらビニールバイブの一端側にそれぞ
れ内蔵した図示しない電極間に放電を起こさせるための
電圧を発生させる電源装置（１５）と、各ビニールバイ
ブ内に他端側より空気を供給するブロワ（１６）とから
成り、ビニールバイブ（１１）、（１２）。

（１３）　、（１４）が、それぞれ設定位置を素材搬送
方向に異ならせて搬送路の上下に各々２個ずつに別れて
配置されている。そして、これらビニールバイブは、い
ずれも小穴（１０）を搬送路上に臨ませた状態で設置さ
れ、電源装置（１５）によってイオン化されたビニール
バイブ内の空気を、ブロワ（１Ｂ）によって送り込まれ
た空気と共に小穴（１０）から矢印方向に吹き出させて
、搬送中の素材（１ａ）に吹き付けることができるよう
になっている。

上述構成を有する素材供給装置において、素材搬送系内
の各部の動作は第６図に示した従来例のものと同様であ
る。したがって、巻戻（１）は解反ローラ（２）により
摩擦力で回され、素材（１ａ）が引き出されていく。こ
の時、摩擦力で巻戻（１）に静電気が発生すると、従来
は素材（１ａ）が吸着し、その先端がすべり板（３）ま
で垂れ下がらないが、本実施例においては、この素材引
き出し部に、上下に配置したビニールバイブ（１１）、
（１２）の小穴（１０）からイオン化された空気を吹き
付けているので、素材（１ａ）に発生した静電気は中和
され、素材（１ａ）の吸着が防止されて、そのすべり板
（３）への移行がスムーズに行われる。

次に、素材（ｌａ）は自重により垂下してすべり板（３
）と押え板（５）の間に入ってくるが、これらに触れる
とやはり摩擦力によって静電気が発生し、すべり板（３
）と押え板（５）に吸着する。この吸着はビニールバイ
ブ（１１）からの吹き出しにより防止する。

その後、素材（１ａ）は送り出しコンベヤ（４）を通っ
て皺伸ばし゛ローラ（６〉へ移動するが、このときも同
様に静電気による吸着が起こる。この吸着はビニールバ
イブ（１３）　、　（１４）からの吹き出しにより防止
する。

このように、本実施例装置は、静電気を発生し易い素材
（１ａ）に対して静電気除去装置（９）が有効に働くの
で、静電気を発生し易い素材でも静電気を発生しない素
材と同様、メーンコンベヤ上に円滑に移載して広げるこ
とができる。

第３図乃至第５図はいずれも本発明の第２の発明の一実
施例に係る素材供給装置を示すもので、第３図はその構
成を示す斜視図、第４図はその側面図、第５図はその動
作を説明するためのフローチャートである。本実施例に
係る素材供給装置は、メーンコンベヤ（８）上に、素材
（ｌａ）を自重のみで押えながらメーンコンベヤ（８）
の駆動と同期して回転する押えローラ（１７）と、押え
ローラ（１７）の下を通過してくる素材（１ａ）の先端
を検出する光学式のセンサ（１８）とを設置するととも
に、センサ（１８）の設定位置を基準点としてメーンコ
ンベヤ（８）による素材（Ｉａ）の送量を制御する制御
装置（Ｉ９）を設け、制御装置（１９）により所望の素
材長を得てこれをカッタ（２０）にて直線的に切断する
ようにした点に特徴を有し、それ以外の構成は従来と同
様である。

上述構成を有する素材供給装置において、巻戻（１）と
なっている素材（ｌａ）は、第６図に示した従来例のも
のと同様にすべり板（７）まで引き出されてくる。素材
（１ａ）が引き出されてくると、制御装置（１９）は、
解反ローラ（２）からすべり板（７）に至る素材供給部
、メーンコンベヤ（８）、及びカッタ（２０）を制御し
、所望の素材長を得て素材（１ａ）を切断させる。

これを第５図のフローチャートに基づき説明する。まず
、素材（１ａ）が素材供給部の出口すなわちカッタ（２
０）の位置まで引き出されてくると、素材供給部とメー
ンコンベヤ（８）は同期して駆動し、素材（１ａ）をメ
ーンコンベヤ（８）上に送り出す（Ｓｔｅｐｌ）。この
送り出しを開始した当初、素材（１ａ）はすべり、送り
出し量は不定であるが、押えローラ（Ｉ７）の下を素材
（１ａ）が通過し、センサ（１８）にて素材（ｌａ）の
先端が検出されるまで、素材供給部とメーンコンベヤ（
８）は駆動し続ける。

メーンコンベヤ（８）上に引き出された素材（１ａ）が
押えローラ（１７）の下を通り、素材（１ａ）の先端が
センサ（１８）をＯＮさせると（Ｓｔｅｐ２）　、素材
供給部とメーンコンベヤ（８）は停止する（Ｓｔｅｐ３
）。

この停止位置を基準として、制御装置（■９）は素材供
給部とメーンコンベヤ（８）を同期させ、メーンコンベ
ヤ（８）の移動距離によって所望の長さ素材（１ａ）を
送り出す（Ｓｔｅｐ４）。

その後、素材送り量が設定量に達すると（５ｔｅｐ５）
、素材供給部とメーンコンベヤ（８）が停止しく５ｔｅ
ｐ６）　、カッタ（２０）にて素材（１ａ）が切断され
る（Ｓｔｅｐ７）。

素材（１ａ）は、５ｔｅｐ３から５ｔｅｐ　７の間、押
えローラ（■７）により皺が発生しない程度の押圧力（
ローラ自重）でもってメーンコンベヤ（８）側に押えら
れ、メーンコンベヤ（８）上でのすべり、素材供給側へ
の引き戻しが防止されていて、所望の長さを精度良く得
ることができるようになっている。

なお、上述した各実施例では本発明をいずれも最終のメ
ーンコンベヤ（８）が移動して素材（１ａ）を広げるよ
うにしたものに用いたものを示したが、これに限るもの
でなく、例えば素材供給部を自走式とし、この素材供給
部の素材（ｌａ）を送り出す速度と自走速度とを同期さ
せるようにした装置にも本発明を適用できることは言う
までもない。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、巻戻で存在する皺
の発生しやすい素材を最終のメーンコンベヤ上に円滑に
移載して広げることができるとともに、所望の長さを精
度良く得ることが可能となるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の発明の一実施例に係る素材供給
装置を示す側面図、を側方より示す構成図、第２図はそ
の要部である静電気除去装置を示す斜視図、第３図は本
発明の第２の発明の一実施例に係る素材供給装置の構成
を示す斜視図、第４図はその側面図、第５図はその動作
を説明するためのフローチャート、第６図は従来の素材
供給装置を示す第３図相当図である。 図において、（１）は巻戻、（１ａ）は素材、（２）は
解反ローラ、（４）は送り出しコンベヤ、（６）は皺伸
ばしローラ、（８）はメーンコンベヤ、（９）は静電気
除去装置、（１７）は押えローラ、（１８）はセンサ、
（１９）は制御装置である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）巻戻で存在する皺の発生しやすい素材を回転させ
   ながら引き出す解反ローラと、この解反ローラによって
   引き出され自重により垂下してくる素材を前方へ移送す
   る送り出しコンベヤと、この送り出しコンベヤにて移送
   されてきた素材を反り返らせて皺を取る皺伸ばしローラ
   と、この皺伸ばしローラと同期して駆動され、該皺伸ば
   しローラ部を通過し自重により垂下してくる素材をスト
   レスをかけずに広げて搬送するメーンコンベヤと、上記
   解反ローラからメーンコンベヤに至る素材搬送経路内に
   設置され、イオン化された空気を素材に吹き付けて素材
   に発生した静電気を中和する静電気除去装置とを備える
   ことを特徴とする素材供給装置。
2. （２）巻戻で存在する皺の発生しやすい素材を回転させ
   ながら引き出す解反ローラと、この解反ローラによって
   引き出され自重により垂下してくる素材を前方へ移送す
   る送り出しコンベヤと、この送り出しコンベヤにて移送
   されてきた素材を反り返らせて皺を取る皺伸ばしローラ
   と、この皺伸ばしローラと同期して駆動され、該皺伸ば
   しローラ部を通過し自重により垂下してくる素材をスト
   レスをかけずに広げて搬送するメーンコンベヤと、上記
   メーンコンベヤ上に、素材を自重のみで押えながら該メ
   ーンコンベヤの駆動と同期して回転する押えローラと、
   この押えローラ部を通過してくる素材の先端を検出する
   センサとを設置するとともに、このセンサの設定位置を
   基準点としてメーンコンベヤによる素材の送量を制御す
   る制御装置とを備えることを特徴とする素材供給装置。