JPH0351145Y2 - - Google Patents

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JPH0351145Y2
JPH0351145Y2 JP1985085958U JP8595885U JPH0351145Y2 JP H0351145 Y2 JPH0351145 Y2 JP H0351145Y2 JP 1985085958 U JP1985085958 U JP 1985085958U JP 8595885 U JP8595885 U JP 8595885U JP H0351145 Y2 JPH0351145 Y2 JP H0351145Y2
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JP
Japan
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film
weather
resistant
composite film
utility
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JP1985085958U
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JPS61201832U (ja
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的
【産業上の利用分野】
本考案は、耐擦傷性および耐候性を兼ね備え
た、主として窓ガラスに貼つて使用する複合フイ
ルムに関する。
【従来の技術】
ポリエステルなどのフイルムに金属蒸着をして
粘着剤を塗つたフイルムを、窓ガラスに貼つて外
光の透過率を調整することが行なわれている。 これは、ガラスが破損した場合の飛散防止にも
役立つ。ところが、このフイルムを貼るときや貼
つた後の清掃に際して表面が傷つき、商品価値や
商品ライフが低下しやすいという欠点があつた。 そこで、表面に耐擦傷性をもたせるため、オル
ガノシラン系熱硬化コートをするが、焼き付けた
皮膜が硬すぎると、耐候性試験においてクラツク
が発生するので、あまり硬くはできない。従つ
て、この方法による耐擦傷性の向上には限界があ
る。 別法として、紫外線硬化型のコートをする方法
があるが、耐候性を高めようとして紫外線吸収剤
を添加すると、それが硬化を妨げてしまう。 このようなわけで、耐候性と耐擦傷性とを兼ね
備えた複合フイルムの開発が要望されていた。
【考案が解決しようとする問題点】 本考案の目的は、従来は両立し難いとされてい
た、高い耐擦傷性と高い耐候性とを兼ね備えた複
合フイルムを提供することにある。 考案の構成
【問題点を解決するための手段】
図面を参照して説明すれば、本考案の複合フイ
ルム1は、耐擦傷性コーテイング層11を有する
プラスチツクのベースフイルム12と、紫外線吸
収剤を含有する耐候性フイルム14とを貼り合せ
てなり、耐候性フイルム14の側が窓ガラスの内
側に接するように貼りつけて使用する。 プラスチツクのベースフイルムは、ポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、
ナイロン、ポリスチレンおよびエチレン−ビニル
アルコール共重合などからえらんだプラスチツク
のフイルムを使用すればよい。 ベースフイルムは、所望によりどちらかの面に
金属蒸着を行なつてもよいし、適宜の着色剤を練
り込んで着色してもよい。 耐擦傷性コーテイング層11を設ける代表的な
方法は、つぎに挙げるような多官能アクリレート
ポリマーのUV硬化である。 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート ネオペンチルグリコールジアクリレート トリメチル−ルプロパントリアクリレート ペンタエリスリトールトリアクリレート ペンタエリスリトールテトラメタクリレート α,ω−テトラアクリル−ビストリメチロール
プロパンテトラヒドロフタレート α,ω−ジメタクリル−ビスジエチレングリコ
ールフタレート トリレンジイソシアネート イソホロンジイソシアネートなどに2−ヒドロ
キシエチルアクリレート(HEA)を反応させた
化合物 ヘキサジオールとイソホロンジイソシアネート
とHEAを反応させた化合物 ビスフエノールAジグリシジルエーテルのジア
クリレート トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ルポリアクリレート スピログリコールジグリシジルエーテルジアク
リレート シリコーンアクリレート トリスアクリロイルオキシエチルイソシアヌレ
ート 前記したオルガノシラン系熱硬化コートもまた
有用である。これには、つぎのものを用いる。 アミノシランエポキシシランの部分加水分解物 シランカツプリング剤 アルキルアルコキシシラン テトラアルコキシシランの部分加水分解物 コロイダルシリカ アルキルトリアルコキシシランの加水分解物 コート方法は任意であり、その硬化も既知の技
術を利用すればよい。 紫外線吸収剤としては、つぎの常用のものを使
用する。 サリシレートエステル モノヒドロキシベンゾフエノン ジヒドロキシベンゾフエノン ベンゾフエノン ベンゾトリアゾール 耐候性フイルムは、アクリル樹脂、フツ素樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂等に、あ
らかじめ上記の紫外線吸収剤を練り込んだフイル
ムを使用する。 耐擦傷性コーテイング層を有するプラスチツク
のベースフイルムと紫外線吸収剤を含有する耐候
性フイルムとの貼り合せは、フイルムがアクリル
樹脂やポリ塩化ビニルのように熱融着性の場合は
熱接着によればよい。熱接着できない場合は、図
面に13で示した接着剤層を介してラミネートす
ればよい。 本考案の複合フイルムは、窓ガラスに貼りやす
いように、粘着剤層2を設け、施工までは剥離紙
3を重ねておくと好都合である。 粘着剤は、ロジングリセリンエステル、フエノ
ール樹脂、ポリテルペン樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリル樹脂などの樹脂から選択使用する。
【作 用】
ベースフイルム上の耐擦傷性コーテイング層は
高い耐擦傷性を有し、耐候性フイルムは紫外線吸
収剤のはたらきにより高い耐候性を示す。ベース
フイルムおよび耐擦傷性コーテイング層は、耐候
性フイルムにより紫外線から保護され、長期にわ
たつて劣化しない。
【実施例】
プラスチツクのベースフイルムとして、厚さ
25μのポリエステルフイルム「T−60」(東レ)
を用い、これにUV硬化型ハードコート塗料「セ
イカビーム」(大日精化)を厚さ3μにコーテイン
グし、160W/cmの高圧水銀灯を1秒間照射して
耐擦傷性コーテイング層を形成した。 次に、上記フイルムと厚さ25μの高耐候性アク
リルフイルム「アクリプレン」(三菱レイヨン)
とを、ウレタン系接着剤を用いてドライラミネー
トした。 このようにして得た複合フイルムに、紫外線吸
収剤を配合したアクリル系粘着剤を上記のアクリ
ルフイルムの側にコーテイングし、剥離紙を添付
して、図面に示す構成の製品とした。 この複合フイルム製品をガラス板に貼り合わせ
たものは、表面耐擦傷性にすぐれ、ガラス側から
ウエザオメーター(B.P.63℃)で2500時間照射し
ても、その外観、物性がほとんど変化しない良好
な耐候性を有していた。 考案の効果 本考案の複合フイルムは、従来は両立し難いと
されていた、高い耐擦傷性と高い耐候性とを兼ね
備えている。ベースフイルムに必要に応じて金属
蒸着や着色をすることにより、所望の特性をもた
せることができる。また、粘着加工を施すことに
より、窓ガラスに貼つて使用することが容易にな
ることは、従来と同じである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の複合フイルムの代表例につい
て、その構成を示す拡大断面図である。 1…複合フイルム、11…耐擦傷性コーテイン
グ層、12…プラスチツクのベースフイルム、1
3…接着剤層、14…耐候性フイルム、2…粘着
剤層、3…剥離紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プラスチツクのベースフイルム12の一方の
    面に耐擦傷性コーテイング層11を設け、他方
    の面に紫外線吸収剤を含有する耐候性フイルム
    14を接着剤層13により貼り合わせてなり、
    耐候性フイルム14の側が窓ガラスの内側に接
    するように貼りつけて使用する複合フイルム
    1。 (2) 耐擦傷性コーテング層11として、多官能ア
    クリレート系塗料を用いた紫外線硬化コート、
    またはオルガノシラン系熱硬化コートを施した
    実用新案登録請求の範囲第1項の複合フイルム
    1。 (3) 耐候性フイルム14の裏面に接着剤層2を施
    した実用新案登録請求の範囲第1項の複合フイ
    ルム1。 (4) プラスチツクのベースフイルム12に金属蒸
    着層を設けた実用新案登録請求の範囲第1項の
    複合フイルム1。 (5) プラスチツクのベースフイルム12が着色さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項の複合
    フイルム1。
JP1985085958U 1985-06-07 1985-06-07 Expired JPH0351145Y2 (ja)

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JPS61201832U JPS61201832U (ja) 1986-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2966001B2 (ja) * 1989-07-19 1999-10-25 株式会社戸上電機製作所 配電線事故診断方法

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039783A (ja) * 1973-07-18 1975-04-12
JPS5587543A (en) * 1978-12-27 1980-07-02 Teijin Ltd Laminate coated
JPS5638251A (en) * 1979-09-07 1981-04-13 Teijin Ltd Coated laminate

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