JPH0351130A - テーパ状側面を有する容器に転写する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写方法および転写装置、殊に容器の側面に
パターンを転写する方法右よび装置に関する。更に詳細
に述べると、本発明は、テーパ状側面を有する容器に転
写パターンを転写する技術に関する。

〔従来技術〕

容器の側面に模様その他の表示を行うために、所要のパ
ターンを転写フィルムから該容器に転写することは、非
常に普遍的に採用されている技術である。この転写に使
用される転写フィルムは、ベースフィルム上に剥離層を
介して転写パターンのインク層が形成され、その外側に
接着剤層が形成される。転写に際しては、容器側面に接
着剤層が面するようにして転写フィルムを容器に当て、
転写ロールでフィルムを加熱しながら容器側面に押し付
ける。この過程で、容器を回転させながら転写フィルム
を容器の回転に同期して送ることにより、容器側面全体
または転写を特徴とする特許にパターンが転写される。

転写フィルムは長い帯状であるため、容器が円筒形また
は角柱形である場合には特に問題は生じないが、容器が
テーバを有する側面形状の場合には容器の大径側と小径
側との間の周長の差に起因して転写フィルムに皺が発生
する。容器のテーパ角が極めて小さい場合には、転写フ
ィルムを幾分引き伸ばした状態で送ることにより皺の発
生を防止できるが、通常のテーパ角の容器では、この方
法で皺の発生を阻止することはできない。したがって、
従来は、テーバを有する容器の側面に転写によりパター
ンを描くことはできなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、テーバを有する容器の側面に転写によりパタ
ーンを形成することができない、という従来の問題を解
決することを課題とする。すなわち、本発明の目的は、
テーバを有する容器の側面にパターンを転写する方法お
よび装置を提供することである。また、本発明の他の目
的は、この転写方法および装置に使用される転写フィル
ムを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため、本発明においては、テーバ状
側面を有する容器の前記側面を展開した形状に相当する
扇型転写パターンを有する転写フィルムを準備する。そ
して、容器の側面が一平面内に常時位置するように該容
器を保持して回転させながら、該容器をこの平面内で一
方向に移動させるとともに、該平面内に位置する側面の
軸方向を回転させる。転写フィルムは、この平面内で前
記一方向と直角な方向に連続的に送られる。容器の回転
と、該一平面内での前記一方向の移動および容器の前記
側面の軸方向の回転は、転写フィルムの送りに対して、
容器の該側面が転写フィルムの扇型転写パターンに合致
する扇型軌跡を描くように制御する。容器と転写フィル
ムとの間にこのような相対的移動をさせながら、転写フ
ィルムを容器側面に押し付け、必要に応じて加熱するこ
とにより転写を行う。

すなわち、本発明による転写方法は、テーバ状側面を有
する容器の前記側面を展開した形状に相当する扇型転写
パターンを有する転写フィルムを準備し、この転写フィ
ルムを長さ方向に送りながら、このテーバ状側面を有す
る容器の前記側面を転写フィルムが送られる平面上に置
いた状態で、転写フィルムの扇型転写パターンと容器の
側面とを位置的に合致させながら容器を前記平面内で回
転及び移動させ、転写フィルムの転写パターンを容器に
転写することからなる。最も典型的には、本発明による
転写装置は、テーバ状側面を有する容器を支持する回転
軸と、前記容器の前記側面が常に一平面上に位置するよ
うに前記回転軸を前記一平面に対して傾斜した状態で支
持しかつ前記一平面内で一方向の移動と前記容器の前記
側面の軸方向の回転が可能な支持手段と、転写フィルム
を前記一平面内で前記一方向と直角な方向に送る転写フ
ィルム送り手段と、前記容器の回転、前記容器の前記側
面の軸方向の回転および前記容器の前記一平面内での前
記一方向の移動を、前記転写フィルムの送りとの関係で
、前記容器の前記側面が前記転写フィルムに対して相対
的に前記転写フィルム上の扇型転写パターンに合致する
扇型軌跡を描くように制御する制御手段と、前記転写フ
ィルムを前記容器の側面との間に挟んで加圧することに
より前記転写フィルム上の転写パターンを前記容器の側
面に転写する加圧手段とからなる。

〔作　用〕

本発明の上記した構成によれば、テーバ形状の側面を有
する容器は、一平面内で送られる転写フィルムに対して
相対的にみたとき、その側面が扇型軌跡を描くように該
一平面内で回転および移動させられ、転写フィルムの扇
型パターンは、容器側面のこの扇型軌跡に合致するよう
に同期して送られるので、転写フィルム上のパターンは
容器側面にずれを生じることなく転写される。また、容
器側面は転写フィルムの面上を転勤するので、転写フィ
ルムと容器側面との間に位置ずれがなく、転写フィルム
に皺が発生するようなことはない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明による転写フィルムの一例を示すもので
、転写フィルム１は長い帯状のベースフィルムに剥離層
を介してインク層が形成され、その上に接着剤層が形成
された通常の層構成を有し、インク層には転写パターン
２が形成されている。

本発明による転写フィルム１においては、転写パターン
２は、転写される容器の側面のテーパ形状を展開した扇
型形状に形成される。転写パターン２内には、容器側面
に描かれる絵柄２ａが必要に応じて印刷されている。転
写フィルム１は、第１図に矢印で示す方向に連続的に送
られる。

第１図に、転写に際してのテーバ状側面を有する容器３
と転写フィルムｌとの相対的位置関係を示す。転写フィ
ルムｌが停止したものとして考えるとき、容器３は、そ
の側面が転写フィルム１の平面内で扇型軌跡を描くよう
に、該平面内を転勤させられる。そして、この扇型軌跡
が転写フィルム１の扇型転写パターン２に合致するよう
に、容器３の転勤と転写フィルムｌの送りが同期させら
れる。第１図において、最も右側に示される容器３は、
側面が転写パターン２の端に合致した位置Ａにあり、容
器３の中心軸３ａは、容器３の転写パターン２を転写す
る部分の中心軸３ａ方向の中間点Ｓを中心として、転写
フィルム１の長さ方向に直角な方向４に対して角十〇（
時計方向を十とする）だけ回転した状態にある。第１図
の中央に示される容器３は、側面が転写パターン２の中
央に合致した位置Ｂにあり、容器３の中心軸３ａは転写
フィルムｌの長さ方向に直角な方向４に平行である。ま
た、最も左側に示された容器３は側面が転写パターン２
の他の端に合致した位ＩＣにあり、容器３の中心軸３ａ
は点Ｓを中心として転写フィルム１の長さ方向に直角な
方向４に対して角θだけ回転した状態にある。

実際には、転写フィルムｌが前述のように矢印の方向に
連続的に移動する間に、容器３は転写フィルムｌととも
に移動するわけではなく、容器３の中心軸３ａが点Ｓを
中心として＋θから一θの間を連続的に回転する。すな
わち、第１図に示すように、位置Ａの状態から位置Ｂの
状態を経て位置Ｃの状態へ点Ｓを中心として回転しなが
ら連続的に移行する。この回転と同時に、容器３は、位
置Ａの状態から位置Ｂの状態に移行する間に、転写フィ
ルム１の送り方向に直角な方向に距離５だけ連続的に第
１図において上方向に移動させられる。転写ローラ６は
転写フィルムｌを加熱しながら容器３に対して、ニップ
幅６ａをもって押し付ける。

第２図ないし第４図は、テーバ形状の側面を有する容器
３に上述したような移動を与えるための装置を示す。こ
の装置は、床上に固定される基台７を有し、該基台７に
設けた水平支持板７ａの上側に、転写されるテーバ状容
器３を支持するための支持板８が支持されている。支持
板８は第３図に示すように垂直部分８ａと水平部分８ｂ
を有するＬ型形状で、垂直部分８ａに回転軸９が回転自
在に支持されている。回転軸９の一端には、支持板８の
水平部分８ｂの上方で容器３を支持する容器支持部９ａ
が形成される。支持板８の垂直部８ａにはパルスモータ
−１０が取り付けられ、このパルスモータ−１０の出力
軸が回転軸９の他端に結合されている。回転軸９は、容
器支持ＦｉＢ　９　ａの上面が水平になるように、容器
テーバ角に相当する角度だけ傾斜して配置される。容器
支持部９ａの上方にはシリコンゴム等により形成された
転写ローラ６が配置される。

なお、パルスモータ−１０は転写ローラー６の軸に取付
けるようにしても良い。この場合は、回転軸９は自由回
転となり、転写ローラー６から伝達される回転力により
容器支持部９ａに所定の回転が与えられる。

基台７の水平支持板７ａの下側には支持板８の移動を制
御する移動制御装置１１が配置される。

この移動制御装置１１はコ字型断面の支持枠１２を有し
、この支持枠１２は、基台７に固定された固定支持台１
３の水平支持板１３ａ上に支持されている。支持枠１２
には回転軸１４が回転自在に取り付けられ、この回転軸
１４の一端には転写される容器３のテーパ形状と同一形
状の側面を有するカム体１５が固定されている。カム体
１５の側面にはカム溝１５ａが形成されている。支持枠
１２には可逆パルスモータ−１６が支持され、この可逆
パルスモータ−の出力軸は回転軸１４の他端に結合され
ている。

固定支持台１３は垂直ボス）１３ｂと該垂直ボス）１３
ｂの上端から水平に延びる水平アーム１３ｃを有し、該
水平アーム１３ｃにカム体１５のカム溝１５ａに係合す
るカムフォロワ１７が設けられる。第３図には１つしか
示していないが、カムフォロワ１７は２個が並列に設け
られる。

第４図に未すように、固定支持台１３の水平支持板１３
ａには直線状案内溝１８と三角形案内溝１９が形成され
ている。直線状案内溝１８は、第３図で左右方向に延び
るように形成され、三角形案内溝１９は、第４図に示す
ように、頂点が直線状案内溝１８の端部に向き合う位置
に形成されている。支持枠１２の下面には、この案内溝
１８．１９に係合する従動ピン２０．２１が設けられて
いる。

上述したカム体１５のカム溝１５ａとカムフォロワ１７
との係合により、パルスモータ−１６が作動してカム体
１５が回転させられたとき、支持枠１２が固定支持台１
３の水平支持板１３ａの面内で回転および平面移動する
。第３図に示すように、基台７の水平支持板７ａの上面
には直線状案内溝１８と同様な直線状案内溝１８ａおよ
び三角形案内溝１９と同様な三角形案内溝１９ａが形成
されており、支持板８の水平部分８ｂにはこれらの案内
溝１８ａ、１９ａに係合する従動ビン２０’ａｓ２１ａ
が設けられている。支持板８の水平部分８ｂとその下方
の支持枠１２との°間には電磁石２２が設けられており
、該電磁石２２が励磁されたとき、支持板８には支持枠
１２と同一の動きを生じる。

カム体１５のカム溝１５ａは、該カム体１５がパルスモ
ータ−Ｉ６により回転させられたとき、支持枠１２とと
もに移動する支持板８上の容器支持部９ａに、第１図に
おいて角十〇だけ回転し、かつ第３図において最も右側
の位置にある状態から、回転角θが０となり、かつ第３
図において最も左側の位置にある状態を通り、第１図に
おいて角−θだけ回転し、かつ第３図において最も右側
の位置にある状態まで、連続的な回転ふよび平面移動を
生じるような支持枠１２の運動を生じさせる形状に形成
される。容器支持部９ａを回転させるだめのパルスモー
タ−１０は、パルスモータ−１６に同期して作動させら
れ、容器支持部９ａが上述の連続的な回転および平面移
動を行う間に容器支持部９ａが一回転するように制御さ
れる。転写フィルム１は、第２図に示すように、案内ロ
ーラ２３および送りローラ２４により転写ローラ６と容
器支持部９ａとの間を通して送られる。

以上述べた装置にふいて、容器支持部９ａに転写される
テーパ状側面を有する容器３を取り付けて、パルスモー
タ−１０，１６を同期して作動させながら、転写フィル
ム１を容器３と転写ローラ６との間に通して送ることに
より、転写フィルムｌ上の転写パターン２が容器側面に
転写される。

この際、パルスモータ−１６の作動と転写フィルム１の
送りローラ２４の作動とを同期させて、転写フィルム１
上の転写パターン２の位置と容器の側面の位置とが合致
するようにする。

第５図は、前記実施例の移動制御装置１１に代わる制御
手段４０を備えた装置の実施例を示す。

制御手段４０は、パルスモータ−４１、ＩＪニアモータ
ー４２、記憶手段４３、作動信号発生手段４４および駆
動回路４５からなる。パルスモータ−４１は容器支持部
９ａを軸方向に回転させ、リニアモーター４２は第５図
において容器支持部９ａを左右方向に移動させる。記憶
手段４３は、容器支持Ｒ９ａの回転および平行移動の関
係を定める制御マツプを記憶し、作動信号発生手段４４
は、転写フィルム送りローラー２４の作動に同期して記
憶手段４３から制御マツプを読み出してパルスモータ−
４１＄よびリニアモーター４２を駆動する作動信号を発
生する。作動信号は駆動回路４５に人力され、駆動回路
４５からの出力に従ってパルスモータ−４１およびリニ
アモーター４２が駆動される。これによって、容器支持
部９ａにより支持されている容器３のテーバ状側面が転
写フィルム１の扇型転写パターン２に合致する扇型軌跡
を描く。

第６図は、記憶手段４３に記憶させる制御マツプを示す
。制御マツプは、容器支持部９ａの中心軸３ａが転写フ
ィルム１の送り方向の直角方向となす角度θと、転写フ
ィルムｌの第１図における最下縁から容器支持部９ａの
小径側中心点までの距離Ｘとの関係を示す線図として表
される。

容器支持部９ａは、この制御マツプに従って、ｘ＝Ｇか
つθ＝十〇（時計方向を十とする）の状態Ａ（第１図参
照）　　ｘ＝距離５（第１図参照）かつθ＝０の状態Ｂ
Ｓｘ＝０かつθ＝−θの状態Ｃの順に連続的に回転運動
および平行移動を組み合わせた複合運動を行う。

以上の容器支持部９ａの制御においては、容器支持部９
ａの何れかの点を基準点として、その点をトレースする
ことにより容器支持部９ａの動きが制御される。理論的
には、基準点は任意に選択し得るが、容器３の転写パタ
ーン２を転写する部分の中心軸３ａ方向の中間点Ｓ（第
１図参照）を選択すれば、基準点のトレースが容易にな
る。容器支持部９ａは転写フィルム１の長さ方向に直角
な方向４に沿って平行移動し、かつ点Ｓを中心として十
〇から一〇までの範囲内で回転運動を行う。

従って、点Ｓ以外の点を基準点として選択すれば、その
基準点は容器支持部９ａの回転運動および平行移動が組
み合わされた複合運動に伴って、複雑な動きを行うので
、基準点の軌跡を表す式が極めて複雑になる。これに対
して、点Ｓを基準点に設定すれば、基準点は方向４上を
平行移動するのみとなるので、基準点の軌跡を表す式が
簡潔になり、基準点の動き、すなわち容器支持部９ａの
動きをトレースし易くなる。

なお、本実施例においては、パルスモータ−４１、に代
えて、例えばサーボモーターを用いることもできる。同
様に、リニアモーター４２の代わりに、例えばラック＆
ビニオンを用いることもできる。

第７図は本発明の他の実施例を示すもので、対応する部
品は前実施例におけると同一の符号を付して示しである
。本実施例においては、支持板８の水平部分８ｂの端部
にピン穴３１が形成され、支持枠１２の上側板の端部に
はエアシリンダ３０が取り付けられている。エアシリン
ダ３０のピストンロッドの先端にはロックピン３０ａが
設けられ、エアシリンダ３０が作動したとき、このロッ
クピン３０ａが支持板８の水平部分８ｂのピン穴３１に
係合して支持枠１２と支持板８とを結合する。支持板８
が支持枠１２と一体で移動および回転するようにするた
めに７は、一対のエアシリンダを並列的に設けることが
必要である。

以上の例は、支持板３と支持枠１２とを解放可能に結合
する例についてのものであるが、これらはピン等の結合
手段により常時結合状態に保つことも可能である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明においては、テーバ状の側面
形状を有する容器の該側面形状を展開した扇型転写パタ
ーンを有する転写フィルムを使用して、該転写フィルム
を長さ方向に送りながら、容器側面が転写フィルムの転
写パターンに合致するように該容器を移動および回転さ
せるので、簡単な構造および操作で、テーバ形状の側面
を有する容器に転写により模様を付することが可能にな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法および装置における転写フィルム
の転写パターンと転写される容器の位置関係を示す平面
図、第２図は本発明の一実施例を示す転写装置の斜視図
、第３図は第２図に示す装置の垂直断面図、第４図はこ
の装置に使用される案内溝の一例を示す平面図、第５図
は本発明の他の実施例を示す概念図、第６図は容器の動
きを表す線図、第７図は本発明の他の実施例を示す部分
断面図である。 〔主要な符号の説明〕 １・・・・転写フィルム、２・・・・転写パターン、２
ａ・・・・絵柄、３・・・・容器、６・・・・転写ロー
ラ、７・・・・基台、８・・・・支持板、 ９．１４・・・・回転軸、９ａ・・・・容器支持部、０
．１６・・・・パルスモータ− ト・・・移動制御装置、１２・・・・支持枠、３・・・
・固定支持台、１５・・・・カム体、５ａ・・・・カム
溝、１７・・・・カムフォロワ、８．１８ａ・・・・直
線状案内溝、 ９．１９ａ・・・・三角形案内溝、 ２・・・・電磁石、３０・・・・エアシリンダ、Ｏａ・
・・・ロックピン、４０・・・・制御手段、ｌ・・・・
パルスモータ− ２・・・・リニアモーター ３・・・・記憶手段、４４ ・・・・作動信号発生手段。 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）テーパ状側面を有する容器の前記側面を展開した
   形状に相当する扇型転写パターンを有する転写フィルム
   を準備し、この転写フィルムを長さ方向に送りながら、
   前記テーパ状側面を有する容器の前記側面を前記転写フ
   ィルムが送られる平面上に置いた状態で、前記容器の前
   記側面の方向と位置が前記転写フィルムの前記扇型転写
   パターンの方向と位置に合致するように前記容器を前記
   転写フィルムの送り方向に対する直角方向位置と前記送
   り方向に対する角度とを調節しながら前記容器を回転さ
   せて、前記転写フィルムの転写パターンを前記容器に転
   写することからなる、テーパ状側面を有する容器に転写
   する方法。（２）テーパ状側面を有する容器を回転自在
   に支持し、前記容器の側面が常に一平面上に位置するよ
   うな状態で、前記容器を回転させながら前記容器の側面
   の軸方向を前記一平面内で回転させ、かつ前記容器を前
   記一平面内で一方向に移動させる容器支持移動手段と、
   前記容器の前記側面を展開した形状に相当する扇型転写
   パターンを有する転写フィルムを、前記容器の移動する
   前記一方向に対して直角な方向に前記一平面上で送る転
   写フィルム送り手段と、前記容器の回転、前記容器の前
   記側面の軸方向の回転および前記容器の前記一平面内で
   の前記一方向の移動を、前記転写フィルムの送りとの関
   係で、前記容器の前記側面が前記転写フィルムに対して
   相対的に前記転写フィルム上の扇型転写パターンに合致
   する扇型軌跡を描くように制御する制御手段と、前記転
   写フィルムの前記転写パターンを前記容器の側面に圧着
   して前記容器の側面に転写する加圧手段とからなる、テ
   ーパ状側面を有する容器に転写する装置。 （３）テーパ状側面を有する容器を支持する回転軸と、
   前記容器の前記側面が常に一平面上に位置するように前
   記回転軸を前記一平面に対して傾斜した状態で支持しか
   つ前記一平面内で一方向の移動と回転が可能な支持手段
   と、前記容器の前記側面を展開した形状に相当する扇型
   転写パターンを有する転写フィルムを前記一平面内で前
   記一方向と直角な方向に送る転写フィルム送り手段と、
   前記容器の側面が前記転写フィルムの扇型転写パターン
   に合致するように前記転写フィルムの送りに同期して前
   記支持手段の移動を制御する制御手段と、前記転写フィ
   ルムを前記容器の側面との間に挟んで加圧することによ
   り前記転写フィルム上の転写パターンを前記容器の側面
   に転写する加圧手段とからなる、テーパ状側面を有する
   容器に転写する装置。 （４）請求項（３）に記載した装置において、前記制御
   手段は前記容器と同一形状のカム体にカム溝を形成した
   カム手段と、前記カム溝に係合するカムフォロワとを有
   し、前記カムフォロワが前記支持手段に連結されて該支
   持手段と連動するようになった装置。 （５）請求項（２）に記載した装置において、前記制御
   手段は、前記容器の側面の前記軸方向の回転と前記容器
   の前記一方向の移動との関係を定める制御マップを記憶
   する記憶手段と、前記転写フィルム送り手段の作動に同
   期して前記記憶手段から前記制御マップを読み出して前
   記容器支持移動手段のための作動信号を発生する作動信
   号発生手段とを有する装置。 （６）請求項（３）に記載した装置において、前記制御
   手段は、前記支持手段に前記一平面内での前記一方向の
   移動と回転を行わせる電気的駆動手段と、前記一平面内
   での前記一方向の移動と前記回転との関係を定める制御
   マップを記憶する記憶手段と、前記転写フィルム送り手
   段の作動に同期して前記記憶手段から前記制御マップを
   読み出して前記駆動手段のための作動信号を発生する作
   動信号発生手段とからなる装置。 （７）請求項（２）ないし（６）のいずれかに記載した
   装置において、前記転写フィルムは熱転写方式のフィル
   ムであり、前記加圧手段は加熱手段を有することを特徴
   とする装置。 （８）テーパ状側面を有する容器の前記側面を展開した
   形状に相当する扇型転写パターンを有する転写フィルム
   。 （９）テーパ状側面を有する容器を支持する回転軸と、
   前記容器の前記側面が常に一平面上に位置するように前
   記回転軸を前記一平面に対して傾斜した状態で支持しか
   つ前記一平面内で一方向の移動と回転が可能な支持手段
   と、転写フィルムを前記一平面内で前記一方向と直角な
   方向に送る転写フィルム送り手段と、送られる転写フィ
   ルムに対して相対的にみたとき、前記容器の側面が扇型
   軌跡を描くように前記転写フィルムの送りに同期して前
   記支持手段の移動を制御する制御手段と、前記転写フィ
   ルムを前記容器の側面との間に挟んで加圧することによ
   り前記転写フィルム上の転写パターンを前記容器の側面
   に転写する加圧手段とからなる、テーパ状側面を有する
   容器に転写する装置。