JPH0350940Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は方向性に優れ、軽量化を図つたことを
特徴とするゲートボール用ステイツクに関する。

〔従来の技術〕

ゲートボール用ステイツクはシヤフトとヘツド
によりＴ字形に構成されてなるが、従来はいずれ
もシヤフトが一本で構成さていた（実願昭58−
193208号）。

〔解決しようとする問題点） 従来の一本のシヤフトからなるゲートボール用
ステイツクはヘツドの重み、スイングの仕方によ
つていずれの方向にも撓り、方向性の点で限界が
あつた。

さらに、シヤフト全体が一体の所定径に構成さ
れているため、軽量化にも限度があり、軽量化を
図るため素材の改良に力かそそがれていた。

本考案は方向性の向上を図り、カーボン等のシ
ヤフト材料の減少を図り、軽量化を図ろうとする
ものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は上記問題点を解決するため、シヤフト
の一部分をヘツドの長手方向、すなわち、打球方
向と交叉する方向に並べられ複数の細径シヤフト
で構成したものである。

〔作用〕

本考案によれば、シヤフトの一部分がヘツドの
長手方向、すなわち、打球方向と交叉する方向に
並べられた複数の細径シヤフトで構成されている
ため、該細径シヤフト部分はヘツドの長手方向、
すなわち、打球方向にのみ撓り、それと交叉する
方向には撓ることがなく、方向性が優れており、
ゲートの通過、スパーク時にはいわゆる自分の構
えをチエツクすればボールを目標とする方向に正
確にころがすことができるものである。

さらに、シヤフト材料の減少を図り経済的であ
り、しかも軽量化を図ることができるものであ
る。

〔実施例〕

第１図、第２図示のごとく、ゲートボールステ
イクＳはシヤフト１とヘツド２で構成されてい
る。

本考案ではシヤフト１の一部分がヘツド２の長
手方向と交叉する方向に並べられた複数の細径シ
ヤフト１ａ，１ｂで構成される。

第１図実施例においてはシヤフト１の略下半分
が複数の細径シヤフト１ａ，１ｂで構成されてい
る。

また、第２図実施例にあつてはシヤフト１の中
間部適位置が複数の細径シヤフト１ａ，１ｂで構
成されている。

その他、グリツプを除く全体を細径シヤフト１
ａ，１ｂで構成することもできる。

上記構成の本考案における細径シヤフト１ａ，
１ｂはヘツド２の長手方向、すなわち、打球方向
には撓りがでるが、該打球方向と交叉する方向に
は撓ることがない。

すなわち、細径シヤフト１ａ，１ｂがそれぞれ
牽性し合うためである。

さらに詳細に述べれば、上記打球方向と交叉す
る方向に撓るためには細径シヤフト１ａあるいは
１ｂの一方が伸張し、他方が反対に収縮しなけれ
ばならないが、独立させて設けた細径シヤフト１
ａ，１ｂにそのような現象が生じないめである。

さらに本考案によれば、従来の一本のシヤフト
からなるステイツクにくらべて、細径シヤフト１
ａ，１ｂ部のカーボン等の材料使用量が少くな
り、経済的であるとともに軽量化を図ることがで
きるものである。

〔考案の効果〕

本考案によれば方向性、すなわち、打球方向に
対する方向性を飛躍的に向上させることができ、
さらに、シヤフト材料の減少を図り、経済的であ
るとともに、軽量化を図ることができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
はその斜視図、第２図は他の実施例を示す斜視図
である。 １……シヤフト、１ａ，１ｂ……細径シヤフ
ト、２……ヘツド、Ｓ……ゲートボール用ステイ
ツク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シヤフトの一部分がヘツドの長手方向と交叉す
   る方向に並べられた複数の細径シヤフトで構成さ
   れてなることを特徴とするゲートボール用ステイ
   ツク。