JPH0350786A - プリント基板の孔加工方法及びその装置 - Google Patents

プリント基板の孔加工方法及びその装置

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JPH0350786A
JPH0350786A JP18473189A JP18473189A JPH0350786A JP H0350786 A JPH0350786 A JP H0350786A JP 18473189 A JP18473189 A JP 18473189A JP 18473189 A JP18473189 A JP 18473189A JP H0350786 A JPH0350786 A JP H0350786A
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copper
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能條 重信
Hideho Inagawa
秀穂 稲川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリント基板の孔加工方法及びその装置に関
し、特に孔明けにより生じたバリを除去するのに有用な
プリント基板の孔加工方法及びその装置に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
絶縁体の両側又は片側に銅箔を積層してなるプリント基
板を孔明けするには、通常ドリルを用いて機械的に加工
する方法がとられている。
ところが、この孔明は加工によると、バリが生じ易(、
生じたバリが表面から突出したり孔をふさいでしまうと
いう聞頴点があった。
これに対処すべく、ドリルによる孔明けにおいては、あ
て板やしき板を用いたり、孔明けの速度を遅くしたり、
基板の重ね枚数を少なくして加工することによりバリの
発生を極力少なくする方法がとられているが、このよう
な方法では生産性が悪くなるばかりか、バリの発生を完
全に防止することができず、次工程でバリを研磨して除
去する必要が生じる。
又、上記のようにバリを機械的に研磨して除去する方法
では、バリが孔内に押込まれて孔がふさがれてしまうと
いう問題点も生じていた。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、孔明は加工により生じたバリを容易かつ完全
に除去するのに有用な手段を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、本発明の、絶縁材料の片側又は両側に銅
箔を積層してなるプリント基板を孔明けし、この孔明け
により生じたバリを除去するプリント基板の孔加工方法
において、孔明けされた基板を電解液中に浸漬し、前記
基板の銅箔を一方の電極とし、前記基板中の孔を介して
前記銅箔の反対側に設けられた電極を対局として電解を
行なうことを特徴とするプリント基板の孔加工方法、及
び、電解槽と、絶縁材料の力価または両側に銅箔を積層
してなる孔明けされた基板の銅箔が片側ずつ独立した電
極とすることができるような接点を有し、かつ孔を介し
て電流が優先的に流れるようにした電流制御部材として
の基板用治具または槽構造を備え、片側銅箔と孔を介し
て反対側に位置する電極間で電解処理する配線および電
源を有することを特徴とするプリント基板の孔加工装置
により解決することができる。
〔作用〕
上記構成において、孔明けされた基板を電解液中に浸漬
してこの基板の銅箔を一方の電極とし、基板中の孔を介
して銅箔の反対側に設けられた電極を対局として電解を
行なうことにより、銅箔から電極へ流れる電流密度は銅
箔の孔周辺に突起したバリ部分に集中して生じ、この結
果バリ部分が他の銅箔の部分に対して優先的に溶解され
除去される。また本発明においては、プリント基板を保
持する基板用治具を電流制御部材として用いることによ
り、電流は銅箔から電極へプリント基板中の孔を介して
優先的に流れ、バリの優先的な溶解が成される。したが
って、銅箔の表面が溶解されないようにするためのレジ
ストを被覆する必要がなく、簡単な構成でバリの除去が
可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図、第2図、第3図は、夫々本発明のプリント基板
の孔加工装置に係る実施例を示す断面図である。
第1実施例: 第1図には、片面銅張板のバリ除去装置の断面図が示し
である。
同図において、1は片面に銅箔2が張られた片面銅張板
で、これに複数の孔10が孔明けされてなり、12は孔
明は加工の際に生じた孔10の周辺部分のバリを示す。
このような片面銅張板1が電解槽6の電解液5中に収容
され、基板用治具7により上下側から保持されている。
基板用治具7は導体3を備え、この導体3が片面銅張板
lの銅箔2に電気的に接続されている。
さらに、電解液5中には銅箔2の反対側に電極板4が設
けられている。
このような構成において、電極板4を負電極とし、導体
3を正電極として通電すると、電解液5中にて銅箔2か
ら電極板4に向けて電流が流れる。この電流のうち、銅
箔2の突出部分であるバリ12から孔IOを介して電極
板4に向かう電流A、Bと、孔lOから離れた銅箔2の
面から電極4に回り込んで流れる電流C,Dとを比較す
ると、電流A、Bに電流密度が集中して生じ、これによ
り孔10のバリ12に電解作用が集中して当該部分が優
先的に溶解除去される。
第2実施例: 次に、本発明の他の実施例について説明する。
第2図には、両面銅張板のバリ除去装置の断面図が示し
である。
本実施例においては、電解槽6の電解液5中に電極板4
a、4bが対向配置され、この電極板4a、4b間に両
面銅張板1が上下側から夫々上側基板用治具7a、下側
基板用治具7bにより保持されて電解液5中に浸漬され
ている。両面銅張板1は、絶縁体の両面に銅箔2a、2
bが張られてなり、あらかじめ孔明は加工された孔10
の両側周辺部分の夫々にはバリ12a、12bが突出し
た状態にある。
上側基板用治具7aには導体3a、3bが設けられ、銅
箔2a12bはこの導体3a、3bと電気的に接続され
ている。上側基板用治具7aは電解液面に突出して設け
ることにより、この上側基板用治具7aから電流が回り
込んで流れることを防止し、又、下側基板用治具7bは
電解槽6の底部と近接した位置に配置されるか或は接続
して取り付けることにより電解液5中を流れる電流が下
側基板用治具7bから回り込まないようにされ、電流制
御部材として機能している。
電極4a、4bと導体3a、3bとは切替スイッチ11
を介して電源8に接続され、上記切替スイッチ11によ
り、電極4aと導体3aとが電源8と接続され、又、電
極4bと導体3bとが電源8と接続されるようにされて
いる。電源8としては、直流電源のほか、パルス電源や
PR電源を用いることができる。
このような構成において、切替スイッチ11により電極
4aと導体3b及び電極4bと導体3aとを交互に接続
して電圧を印加する。その結果、電解液5中にて、銅箔
2aから電極板4bに孔10を介して電流が流れると孔
10のバリ12aに電解作用が集中して当該部分が優先
的に溶解される。又、銅箔2bから電極板4aに孔10
を介して電流が流れると孔10のバリ12bに電解作用
が集中して当該部分が優先的に溶解される。
実験結果によると、電解液5として銅剥離液(三菱ガス
化学製;FES−5000)を1710に希釈したもの
を常温にて使用し、0.5Aの電流な各銅箔について5
分間通電すると、バリ12a、12bは完全に除去され
た。
第3実施例: さらに、第3図を用いて他の実施例について説明する。
この実施例においては、上記同様に両面銅張板1を用い
、上側基板用治具7a、下側基板用治具7bに設けられ
た導体3a、3bとを両面銅張板1の各銅箔2a、2b
に電気的に接続し、導体3a、3bにPR電源あるいは
交流電源等の極性を切り換えることができる電源8゛を
接続し、銅箔2a、2bの極性を切り替えることができ
るようにされ、上記実施例のような電極板は用いられて
いない。
このような構成において電源8に通電すると、各銅箔の
極性が互いに切り換わり、一方の銅箔を電極として他方
の銅箔がその対極として電流が孔10を介して流れ、上
記同様に孔10から突出したバリ10が優先的に溶解除
去される。
なお、このような両側銅箔の各々を電極とじて用いる加
工方法においては、一方の銅箔に他方のバリから溶解さ
れた銅が析出されることとなる。
これを防止するために、本実施例の電解液5としては、
銅の溶解反応のほうが銅の析出反応より強い溶液、例え
ば硝酸、硫酸、塩化第二鉄、過酸化水素、過硫酸アンモ
ニウム等の銅の剥離溶解能力に優れた溶液を用いる。た
だし、この場合の溶液の濃度としては低いものを用い、
両面銅張板1を浸漬しただけでは銅箔の溶解がなされず
、電解により溶解するような濃度とすることが必要であ
る。
上記構成のバリ除去装置においては、いずれも孔10周
辺に突起したバリ部分に電解作用が集中して当該部分が
優先的に溶解除去されから、銅箔表面にレジストを被覆
する必要がな(、又従来の機械的なバリ除去方法と違い
微小孔のバリ除去にも有効である。
又、上記の両側銅箔の各々を電極として用いる加工方法
では、極間距離は基板の板厚に相当するため、究めて低
電圧で電解でき、他の電極を必要としないため装置とし
ても簡単な構造とすることができる。
本実施例の実験結果によると、基板1及び電解液5とし
ては第2実施例と同様のものを用い、30秒ごとに両側
の銅箔の極性を反転して10分間、0.5Aの電流を通
電するによりバリ12a、12bは完全に除去された。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、銅バリが簡単な
方法で完全に除去され、除去に要する時間も短時間です
むから、設備コストが廉価で生産性に優れる。
又、本発明は、従来機械的なバリ除去方法では特に困難
とされていた微小孔のバリ除去をも確実に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は、夫々本発明のプリント基板
の孔加工装置に係る実施例を示す断面図である。 ・・・プリント基板 ・・・銅箔 a・・・銅バリ ・・・導体 ・・・電極板 ・・・電解液 ・・・電解槽 ・・・基板用治具 ・・・電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁材料の片側又は両側に銅箔を積層してなるプ
    リント基板を孔明けし、この孔明けにより生じたバリを
    除去するプリント基板の孔加工方法において、孔明けさ
    れた基板を電解液中に浸漬し、前記基板の銅箔を一方の
    電極とし、前記基板中の孔を介して前記銅箔の反対側に
    設けられた電極を対局として電解を行なうことを特徴と
    するプリント基板の孔加工方法。
  2. (2)前記プリント基板は、銅箔を両側に積層した基板
    であって、夫々の銅箔を電極とし、前記基板中の孔を介
    して各々反対側に設けられた電極を対局とし、前記各銅
    箔の極性を交互に切換えて電解を行なうことを特徴とす
    る請求項1記載のプリント基板の孔加工方法。
  3. (3)電解槽と、絶縁材料の方側または両側に銅箔を積
    層してなる孔明けされた基板の銅箔が片側ずつ独立した
    電極とすることができるような接点を有し、かつ孔を介
    して電流が優先的に流れるようにした電流制御部材とし
    ての基板用治具または槽構造を備え、片側銅箔と孔を介
    して反対側に位置する電極間で電解処理する配線および
    電源を有することを特徴とするプリント基板の孔加工装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6886224B2 (en) * 2001-08-24 2005-05-03 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Method of making an ink jet printer head

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6886224B2 (en) * 2001-08-24 2005-05-03 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Method of making an ink jet printer head

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