JPH0350553B2 - - Google Patents

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JPH0350553B2
JPH0350553B2 JP59161129A JP16112984A JPH0350553B2 JP H0350553 B2 JPH0350553 B2 JP H0350553B2 JP 59161129 A JP59161129 A JP 59161129A JP 16112984 A JP16112984 A JP 16112984A JP H0350553 B2 JPH0350553 B2 JP H0350553B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、人体内に増えすぎたプラスイオンを
放電することによつて、人間の持つ自然治癒能力
を増大して、自律神経を短時間で適切に調整し、
人間の病的状態を良好に解消する電子治療器に関
する。
[従来技術] 人体は極く微弱な電気を帯びており、この微弱
な電気は生体の精妙な働きに関与している。宇宙
に存在するあらゆる物質は、電子という非常に微
小な粒子を持つており、電子→原子→分子という
順序で天文学的数字の分子が集り物質を形成して
いる。その物質における原子群がプラス(+)と
マイナス(−)の同じ力を保ち続ければ、その物
質は永久に活動力と性質・形状を維持することが
できる。
人間も人体電気(以下イオンと呼ぶ)における
プラスイオンとマイナスイオンとのバランスが正
常であれば、常に健康であり、天寿が全うできる
と考えられる。
ところが、現代社会では内因的,外因的にプラ
スイオンとマイナスイオンとのバランスの乱れる
要因が多すぎる。例えば、汚れた空気、工場から
排出された有害ガス,自動車から排出された有害
ガス,化学合成品(塗料,繊維,樹脂,プラスチ
ツク,ビニール,食品添加物等),神経をすりへ
らすストレス社会等である。
病気というのは、プラスイオンとマイナスイオ
ンのバランスが崩れることに基づいて発生すると
考えられる。すなわち、体内にプラスイオンが増
え過ぎた状態,正確にはプラスイオンの電位が高
くなり過ぎることにより、自律神経のバランスが
変調・失調し、血圧上昇,心悸高進,胃腸障害,
ノイローゼ,神経痛,更年期症状,精力減退等の
内臓機能の疲労や衰えの現象がでてくると考えら
る。
血液が酸性とか弱アルカリ性とかいわれるが、
これも言い換えれば、マイナスイオンの電位が低
くなり、プラスイオンの電位が高くなり過ぎてい
る状態を酸性といつているわけである。
このときには、交感神経の働きが高まり、神経
系は興奮して血管系は収縮し、筋肉系も緊張して
収縮し、全身の血液,リンパ液の流れは滞るた
め、いろいろな病的症候が発生する。
人体にプラスイオンが過剰に蓄積するというこ
とを、以下に細胞レベルで説明する。
生物は刺激を受けると何らかの反応を起こす
か、反応は必ずしも現れないで生命条件の変化の
みが起こる場合がある。これを生物体が興奮した
という。興奮を起こさせる刺激には、自然刺激と
人工的刺激がある。前者は生体内で生理的に起こ
る刺激であつて、ストレス社会と言われる現代の
神経を使いすぎる諸条件下において顕著に発生す
る。後者は、環境汚染,化学合成品,機械文明と
いわれるものから与えられる機械的(切断,圧
迫,牽引)熱的,電気的,光学的,化学的,浸透
圧的な刺激である。
内因的(内生的),外因的(外来的)に人体に
与えられた刺激は生体に生ずる最初の段階の変化
として電気現象を生じる。すなわち、刺激により
生体が興奮すると細胞膜に活動電位というものが
生じ、細胞膜を境として細胞内液と細胞外液との
間にプラスイオンとマイナスイオンとの交換が活
発になる。
正常細胞では細胞内液がマイナスの電位を、細
胞外液がプラスの電位を保つ極性を有する。とこ
ろが内因的および外因的に強い刺激を受け続けて
いると、細胞膜の持つ選択的透過性の変化興奮に
よつて細胞膜の孔が拡大し、粒子の大きいプラス
イオンが細胞内液に多量に流入し、マイナスイオ
ンが細胞外液に流出する。これを脱分極したとい
う。
第1図は正常な分極状態を示す人体の表層部分
の断面図、第2図は病的な脱分極状態を示す人体
の表層部分の断面図である。両図において、1は
表皮、2は組織、3は組織内の細胞を示す。ま
た、両図中、符号+はプラスイオン、符号−はマ
イナスイオンをそれぞれ示す。
第1図に示すように、正常な分極状態において
は、細胞3内には、マイナスイオンが、細胞外に
はプラスイオンが各々存在し、表皮1の表面には
マイナスイオンが存在している。
これに対し、第2図に示すように、病的な脱分
極状態においては、細胞3内にプラスイオンが存
在し、組織2内にマイナスイオンが存在し、表皮
1の表面にプラスイオンが存在している。このよ
うな脱分極した状態が長時間続くと、細胞・組織
に電位の逆転した現象が見られるようになる。
ところが、生体の生命力は非常に強いものであ
つて、内因的および外因的に与えられた刺激に対
して恒常性保持機能というものを備えている。こ
の恒常性保持機能は生体が高等になるほど良く発
達しており、生体のあらゆる機構は恒常性を維持
する方向に向つていて、恒常性保持機能は自律神
経やホルモンの働きによつて、人間の意志とは無
関係に自動的に働いている。
このように生体が恒常性保持機能を持つている
ということは、生体に統合性があり、個々の細胞
や器管が協調し、また、外部環境に適応すること
ができるからであると考えられる。
しかしながら、さらに脱分極作用が強く働き、
正常電位が逆転したままの状態が長時間続くと細
胞内液のプラスイオンの電位が高くなりすぎ、つ
いには恒常性保持機能も低下し、自律神経は失調
し、ホルモン分泌の過不足が起こり、次第に病的
な現象がでてくる。すなわち、自律神経失調とい
うのは、人体細胞に電位変化が起きて、自由電子
が細胞外に飛び出す数が多くなるほど、細胞群の
呼吸作用が低下して起電力,即ち電気エネルギー
が減少することを言うのである。
従つて、このような人体に過剰に蓄積するプラ
スイオンに着目して、人体におけるプラスイオン
とマイナスイオンとのバランスをとる装置が提案
された。これは、プラスイオンが人体に過剰であ
るから、この過剰なプラスイオンを相殺する量の
マイナスイオンを人体に注入するという機能を有
する。
しかしながら、人体には過剰なプラスイオンの
量が多すぎるので、上述のようにマイナスイオン
を人体に単に注入することによつては、十分に人
体におけるマイナスイオンとプラスイオンとのバ
ランスをとることができない。
[目的] そこで、本発明の目的は、従来とは逆の発想を
採り入れて、プラスイオンを人体から放電させる
ことにより上述のような問題を解消し、以て人体
におけるプラスイオンとマイナスイオンとのバラ
ンスをとることによつて、人間の病的状態を極め
て確実に解消することができる電子治療器を提供
することにある。
本発明の他の目的は、このような電子治療器の
新規かつ有効な使用方法を提供することにある。
[構成] 本発明は所定の低周波数でスパイク状パルスを
間欠的に発生する低周波信号発生手段と、該低周
波信号発生手段からの出力信号を一次巻線に入力
する少なくとも1つの変圧器と、該変圧器の二次
巻線に流れる信号を整流して当該二次巻線に正の
低周波スパイクパルス電圧のみを発生させる整流
手段と、前記変圧器の二次巻線から正の低周波ス
パイクパルス電圧を取り出す生体接続用端子とを
具えたことを特徴とする。
[実施例] 以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
第3図は本発明に係る電子治療器の一実施例を
示す回路図である。第3図において、4は電源ト
ランス(変圧器)であつて、その一次巻線には、
2連の各々3接点を持つ切換スイツチ5の一方が
接続されている。電源トランス4の二次巻線には
整流器6が接続され、この整流器6の出力端に
は、平滑コンデンサ7および安全回路8が接続さ
れている。この安全回路8の出力端は低周波信号
発生器9の電源入力端に接続されている。
低周波信号発生器9は、7〜16Hzの低周波信
号、たとえば8Hzの低周波信信号を発生するブロ
ツキングオシレータと、この発生した低周波信号
を増幅して出力する増幅器とを有する。この低周
波信号発生器9の出力はドライブ用トランジスタ
10のベースに入力される。この出力トランジス
タ10のコレクタには4つのトランス(変圧器)
11の一次巻線の一端が共通に接続されている。
4つのトランス11の一次巻線の他端は安全回路
8の出力端に共通に接続されている。
トランス11の巻線比は例えば1:500(一次巻
線:二次巻線)であり、二次巻線の両端には電圧
取出し用の可変抵抗12の固定端子が接続されて
いる。4つのトランス11の二次巻線の一端に
は、ダイオード13のカソードが接続され、この
4つのダイオード13のアノードはアース端子1
4に共通に接続されている。4つの可変抵抗12
の可動端子は、4つの人体接続用端子15に各々
接続されている。
低周波信号発生器9のモニタ用端子には、切換
スイツチ5の他方を介して、低周波信号の発振音
をモニタするためのイヤホーン16を接続するこ
とができる。切換スイチ5は、その一方の端子5
aおよび5bの位置において電源トランス4の一
次巻線を電源(AC100V)に接続するように結線
され、その他方の接点5aにおいてイヤホーン1
6が低周波信号発生器9のモニタ端子に接続され
るように結線されている。
安全回路8は、例えば第4図のように構成され
ている。第4図に示すように、安全回路8の入力
端にはSCR17のアノードが、出力端には同カ
ソードが各々接続されている。SCR17のアノ
ードには4つの可変抵抗12の可動端子に各々連
動した4つのスイツチ12aの直列回路の一端が
接続され、4つのスイツチ12aの直列回路の他
端はバイアス電圧形成用抵抗18の一端に接続さ
れている。この抵抗18の他端はSCR17のゲ
ートに接続されている。またこの抵抗18の他端
には同バイアス電圧形成用抵抗19の一端が接続
され、この抵抗19の他端はSCR17のカソー
ドに接続されている。
なお、安全回路8の出力端には抵抗20が接続
されている。可変抵抗12に連動するスイツチ1
2aは、可変抵抗12の可動端子が出力電圧0の
位置にあるときに、ONとなる。4つのスイツチ
12aが全てONになるとSCR17のゲートに所
定のバイアス電圧がかかりこれによつてSCR1
7はONとなり、出力端子に所定の電圧が印加さ
れる。一旦SCR17がONになつたのちは、4つ
のスイツチ12aの1つがOFFになつても依然
として導通状態を保つ。従つて、切換スイツチ5
を5aまたは5bの位置に切換たとき、すなわち
電源をONにしたときに、4つのスイツチ12a
が全てONになつていない限り安全回路8の出力
端には電圧が印加されない。
ダイオード13によつて、各人体接続用端子1
5間には電流が相互に流れることが阻止される。
人体接続用端子15には適当なコードを介して、
後述するような導電性のゴムシートを接続する。
なお、導電性のシート部材はゴムシートに限られ
ず、銅をイオン化してアクリル繊維にコーテイン
グしたものやアルミホイールのような導電性のシ
ート状の部材なら何でもよい。なお、可変抵抗1
2の可動端子にはつまみがついており、通常この
つまみを左に回しきつた位置において、取り出し
電圧が0になり、スイツチ12がONとなる。
以上のような構成に係る電子治療器の本発明使
用方法について以下に説明する。
まず可変抵抗12の可動端子についているつま
みを全て左に回しきり、全てのスイツチ12aを
ONにしておき、ついで切換スイツチ5によつて
電源をONとする。これによつて、各トランス1
1の二次巻線の両端には、所定電圧値の8Hzの低
周波パルス信号電圧が発生する。このパルス信号
電圧の波形の一例は例えば第5図に示すとおりの
非対称性スパイク波である。ここで、電圧は、無
負荷時に+270Vと−150Vとなり、10kオームの
負荷時に+90Vと−50Vとなる。
ついで所定の人体接続用端子15に接続したゴ
ムシートなどの導電性シート21を例えば第6図
から第10図に示すように人体の所定箇所に取り
付ける。ダイオード13があることによつて、人
体接続用端子15に取り出されるパルスは第5図
の波形のうちプラス側のスパイク波のみであり、
その電圧は可変抵抗12で分圧された値となる。
なお、2つ以上のゴムシート21を人体に取り
付けた場合には、人体を介して各ゴムシート21
間に電流が流れることはない。アース端子14は
適当な箇所にアースすることができる。例えば、
一端をアース端子14に接続した適当な長さを持
つリード線の他端に取り付けたクリツプを、水道
の蛇口に取り付ければよい。水道管がプラスチツ
ク製であつても水を介してアース端子14は大地
にアースされる。
なお、アース端子14をアースする目的は、本
装置に電気的故障が起きたときに、過剰電圧,電
流を放電するためである。したがつて、本装置に
よる作用効果(治療効果)には直接関係がなく、
このアース端子14はアースしておくのが望まし
いが、治療によつてはこのアース端子14をアー
スせず開放状態としてもよい。
人体に印加される電圧の強さは、可変抵抗12
の可動端子に付けたつまみを右に回すことによつ
て調節することができる。
以上のようにして、8Hzの適当な電圧値を持つ
パルス電圧をゴムシート21を介して人体に印加
することによつて、人体には次のような効果が生
ずる。
8Hzという波長はインドのヨガでいうところの
瞑想状態,仏教の座禅において求めようとする無
我の境になつた時に脳から出る波長であつて、脳
生理学上α波と呼ばれる。α波は通常7〜16Hz程
度といわれている。この波長が脳から出るとき
は、自律神経が最も安定・鎮静した状態であり、
その時には生体から分泌される各ホルモンは過不
足なく正常になり、生体に痛みを感じる部位が生
じたときに、そこに鎮痛作用が最も効率良く働
く。すなわち、この時には、脳内化学物質エンド
ルフイン・ダイカルフイン(最近米国で発見され
たホルモンの一種であつて、鎮痛作用はエンドル
フインの50〜150倍あるといわれる),副腎皮質ホ
ルモン,唾液線ホルモンのパロチン等の分泌が活
発になり疾病に対する抵抗力は早い時間で整えら
れるのではないかと思われる。
従つて、本発明に係る電子治療器を人体に適用
することによつて人体においては自律神経が最も
安定・鎮静した状態が効率的に作り出される。
一方、トランス11の二次巻線の一端は必要に
応じてアースされ、他端側から取り出されたプラ
スのパルス電圧のみが人体に印加される。従つて
人体にはいわゆる開回路状態で、プラスの電気、
すなわちプラスイオンのみが充電される。なお、
トランス11の二次巻線から取り出された正の低
周波スパイクパルスの強制的な閉回路を構成する
ことがないので、人体は不快な刺激等を感じるこ
とがない。このように、経皮的に人体の全細胞の
プラス電位を高くしていくと、すなわちプラスイ
オンの量を増加させると、次のようにして細胞の
内外で完全な電位逆転現象が起こり、細胞膜電位
はゼロになるる(即ち、オーバーシユート
(over shoot)する)。すなわち、人体には、健
康・疾患部位に電位差ができているから、電位逆
転現象の著しい疾患部位(先天的に両親から受け
継いでいる弱い組織・器官,後天的に発生した病
巣部)からプラス電位が次第に高くなり、電位変
化が起きて、細胞内に入り込んでいたNa+,Cl-
に加えて、細胞膜外に存在している残りのNa+
Cl-がなお細胞膜内に入るため、細胞内にとどま
つていたK+は細胞膜外に出てしまう。このため、
正常時には細胞外がプラス電位を保ち、細胞内が
マイナス電位を保つているが、電位逆転が次第に
著しくなる。この時、自由電子は細胞外に移動し
ている。そして、なおもプラス電位を高くしてい
くと、完全な電位逆転現象が起こり、細胞膜電位
がゼロになる。
そして細胞膜電位がゼロになつた瞬間から、元
の正常な電位に戻ろうとして、細胞内のNa+,Cl
が細胞外に、細胞外のK+は細胞内にそれぞれ移
動を開始する。もちろん、自由電子も細胞内に戻
る。換言すれば、細胞膜内外において自然放電を
起こすのである。このように、細胞膜電位を一過
的に急速にゼロにするためプラスの電圧をかける
が、その電圧が高いほど短時間で放電現象が起こ
り、正常電位に戻る。このため細胞自身の失調状
態が回復して、その集合体である自律神経の機能
が正常になる。即ち、人体全細胞が再び活力を取
り戻し、全機能の若返り現象が促進される。要す
るに、自分だけの力では細胞膜電位をゼロにする
だけの活動電位を発生できないのに対して本発明
によれば人為的にプラス電位だけを高くして、こ
れを限界点まで上げることによつて、over
shoot(=放電)を起こさせ細胞膜電位を正常に戻
すのである。
ちなみに、感昌熱,腸チフス等の高熱を伴う熱
性病は、自浄作用としての放電現象である。これ
は、雷の放電と全く同じ理論である。
細胞が死ぬと膜電位は消失し、起電力はゼロに
なり、生命体の死となる。ガン組織では第4期
(末期)で推定55%以上の電位逆転現象、すなわ
ち5%以上のプラスイオン優位の状態が起きてい
るから、本発明によつてマイナスイオンとプラス
イオンがそれぞれ50%の状態にすると、ガン細胞
は正常細胞でないため、膜電位がゼロになると、
膜電位が消失したままガン細胞は死亡する。すな
わち、活動電位の変化は再び起こらずガン組織は
細胞膜が溶解して組織液が流出し、リンパ液・血
液で吸収され病巣部は消失する、と推論される。
従つて、以上のように、適当な時間人体に本発
明に係る電子治療器を適用することによつて、自
律神経が最も安定・鎮静した状態において、人体
内の過剰プラスイオンは、自然放電され、人体に
おけるプラスイオンとマイナスイオンとのバラン
スは正常になる。
なお、次に本発明治療器のさらに効果的な使用
方法を説明する。
温湿布等を身体にあてたり、遠赤外線ヒータ
を用いて体温上昇と発汗を促進させると、分子
の働きは温度に比例するから、相剰効果が増大
し、プラス電位が急速に下がり、放電現象が早
くなる。
身体各部にアルミホイルその他導体や半導体
物質をまきつけて、その上から刺針,置針する
と、皮膚と皮下とを短絡結線することになり、
電位調整が促進される。
本発明治療器では、低周波のスパイクパルス
変化で例えば5〜7Vの正電圧が人体(全細胞)
にかかり、これは活動電位を生じさすのに充分
な電圧であるが、電圧の高さに比例して短時間
で膜電位をゼロにしてover shootを起こさせ
ることができるので、本治療器を2台以上連結
して直列接続によつて電圧を効果的に上げるこ
とができる。電圧を高くしても直列接続である
から、電流は0.1〜0.4mAで増加せず、人体に
副作用はない。なお、2台連結にあたつては、
治療器を互いに並列に接続して、電圧は変わら
ないが、電流の値を増加させるようにしてもよ
い。
ついで本発明電子治療器による治療例について
説明する。
症例 1 クモ膜下出血、関節・筋肉リウマチ43
才 男性 クモ膜下出血による脳手術の2月後に、筋
肉・関節リウマチを発病した。常に頭痛、首・
肩こり・両上肢・両下肢、各関節疼痛、腰痛が
あり、下半身が重い、だるい感じがあり、疲労
しやすく、季節の変り目や低気圧が近づくと全
身的に重く、痛みが激しくなつた。
本発明電子治療器による通院治療を16回施し
たところ、全く座れなかつた脚が曲るようにな
つた。頭痛がとれ、首・肩コリが軽快になり、
両上、下肢及び各関節の痛も軽快または消去し
た。ここで1回の治療は90分間とし、人体にか
かる電圧は7V,電流は0.25mAとした。なお、
治療は1日に1回の割合で行つた。
症例 2 メニエール症侯群・高血圧(178−110
mmHg)浮腫、不眠症、右肢関節異常 45才
女性 フラフラして直線歩行不能で、30分以上静止
立位が不能であり、身体を横にすると頭・目が
回転し、かつ心臓が苦しくなり昼夜共に眠れな
かつた。全身硬直感と鉛のような重圧感があ
り、脳圧、眼圧が異常高進し、眼球は真赤に充
血し、全身どこを押さえても組織がぶよぶよと
して浮腫症状が激しかつた。利尿剤を使用しな
いと全く排尿がなく、かつ常習の便秘であつ
た。
本発明に係る電子治療器による治療(人体に
かかる電圧は7Vで電流は2.5mAとした)を毎
日8時間づつ実施したところ、1回目に頭や目
の回転する感じと、心臓が苦しくて寝ておれな
い感じが消去した。排尿が大量にあり、引き続
き、治療回数を重ねる度毎に全身に軽快感が強
くなつた。
30日経過後、朝昼晩とも眠たくて起きている
ことができなかつた。熟睡できた。右耳下腺が
腫張し熱を伴い、うずくような痛みが約25日間
続いたが、しだいに軽快になり、消去した。そ
の後、歩行・静止時共にフラツキがなくなつ
た。就寝後の頭・目がまわる状態も消去し、身
体・足の運びも軽くなつた。
60日経過後に、血圧は正常となり、精神・情
緒が安定し、心臓不安感も消失した。浮腫は全
く消去し、排尿・排便は順調になり、他の慢性
的不快症状も軽快になり、消去された。血圧は
135〜85mmHgに落ち着いた。
[効果] 以上説明したように、本発明によれば、人体に
何ら不快感を与えることなく、人体に蓄積した過
剰なプラスイオンを極めて効率的に放電し、これ
によつて人体の病的状態をプラスイオンとマイナ
スイオンのバランスした良好な状態に改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は正常な分極状態を示す人体の表層部分
の断面図、第2図は病的な脱分極状態を示す人体
の表層部分の断面図、第3図は本発明にかかる電
子治療器の一実施例を示す回路図、第4図はその
安全回路の一例を示す回路図、第5図は低周波パ
ルス信号波形の一例を示す図、第6図〜第10図
は本発明における導電性シートのとりつけ態様例
を示す図である。 9…低周波信号発生器。11…トランス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の低周波数でスパイク状パルスを間欠的
    に発生する低周波信号発生手段と、該低周波信号
    発生手段からの出力信号を一次巻線に入力する少
    なくとも1つの変圧器と、該変圧器の二次巻線に
    流れる信号を整流して当該二次巻線に正の低周波
    スパイクパルス電圧のみを発生させる整流手段
    と、前記変圧器の二次巻線から正の低周波スパイ
    クパルス電圧を取り出す生体接続用端子とを具え
    たことを特徴とする電子治療器。 2 特許請求の範囲第1項記載の電子治療器にお
    いて、 前記低周波信号発生手段は7〜16Hzの低周波信
    号を発生することを特徴とする電子治療器。 3 特許請求の範囲第1項記載の電子治療器にお
    いて、 前記生体接続用端子は、導電性シートを接続し
    たことを特徴とする電子治療器。
JP16112984A 1984-07-31 1984-07-31 電子治療器 Granted JPS6137256A (ja)

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JPS567702A (en) * 1979-06-26 1981-01-27 Basf Ag Plant growth regulant containing triazolylglycolether
JPS58118768A (ja) * 1982-01-04 1983-07-14 工藤 亮 生体通電法又は通電装置

Patent Citations (3)

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JPS6137256A (ja) 1986-02-22

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