JPH03505436A - 合成樹脂層プレス材板を熱間成形する方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 合成樹脂層プレス材板を熱間成形する 方法及び装置 本発明は、請求項１の前提概念に記載の合成樹脂層プレス材板を熱間成形する方 法、及び請求項３の前提概念に記載の熱間成形可能な合成樹脂層プレス材板を曲 げるための装置に関するものである。

オーストリア特許第３４９７６６号公報から１合成樹脂層プレス材板を熱間成形 する方法が知られている。この公知の方法では、合成槓脂層プレス材板の曲げ領 域が加熱され１合成樹脂層プレス材板は曲げ装置において場合によっては心棒の まわりに曲げられる。この場合合成樹脂層プレス材板の個々のラメラは相互に変 位する。このとき形状保持要素は、熱可塑体が硬化するまで１曲げられた部材を 保持する。

この公知の方法では１曲げ板を担持している曲げレバーが使用される０曲げレバ ーは曲げ心棒のまわりに回動せしめられる。この場合曲げ板は、該曲げ板が常時 面接触している１合成樹脂層プレス材板の折り曲げられるべき縁領域の表面に対 して相対的に滑動する。この面接触を伴う滑動は望ましいものではない。合成樹 脂層プレス材板の表面を損傷させないように１曲げ板が滑動チャックを介して曲 げられるべき合成樹脂層プレス材板に当接しているので、曲げ機構は合成樹脂層 プレス材板が硬化するまでこれを保持することができない、従って付加的に形状 保持機構が必要である。形状保持機構は、凹状の筒状のプレス面を備えたプレス 型を有している。プレス型は、曲げ過程の後、合成樹脂層プレス材板の曲げられ た領域の凸状の表面に対して押しつけられる。このプレス型は、曲げの曲率半径 が異なるたびに構成を変えねばならない、従ってこのオーストリア特許第３４９ ７６６号公報から知られている方法と装置は、その出願人自身によって改良の余 地があると見なされた。

コノ種の方法はＰＣＴ出願ＷＯ３６１０２３１４からも知ら九でいる。この公知 の方法の場合１曲げＩＩ構は少なくとも曲げ過程の大部分にわたって合成樹脂層 プレス材板の曲げられるべき縁領域と面接触する。これによって１合成樹脂層プ レス材板の本来曲げられるべき領域において層が互いにずれる。なぜなら曲げ圧 力はこの本来上記ＰＣＴ出願ＷＯ３６１０２３１４から公知の装置では、プレス 機構が上下方向にだけ移動可能に支持されている。その結果９０′の曲げだけが 可能である。即ちこの方法は１合成樹脂層プレス材板の縁を９０°曲げる場合に しか適用できない。

本発明のｌＩ！［は、公知の方法を次のように改良すること、即ち曲げ過程の全 体にわたって均一に本来の曲げ力が曲げられるべき縁領域にもたらされるばかり でなく、この曲げ圧力を加える間ラミネート層に対して合成樹脂層プレス材板の 自由縁の方向に引張りが作用し、その結果本来の曲げ領域に緊張力が与えられる ように改良することである。

この課題は、請求項１の特徴部分によって解決される。

本発明による方法の有利な構成は請求項２に記載されている。

また本発明の課題は、この種の装置を次のように改良すること、即ち任意の曲げ を行うことができ１個々の作業過程において曲げ過程を導入し実施する構成が採 用され１曲げられるべき合成樹脂層プレス材板の層に引張り力を作用させ、且つ 曲げ過程の実施後曲げられた部分に面圧を生じさせるように改良することである 。

この課題は、請求項３の特徴部分によって解決される。

この装置の有利な構成は請求項３の従属項に記載されている。

次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。

第１図から第４図までは　　それぞれ曲げを実施する間の曲げ機構を示す図。

第５図は　　曲げ機構の別の位置を示す図、第６図と第７図は　　それぞれ本発 明による装置の曲げ位置における構成を説明するため の拡大図、 である。

図中１は曲げられるべき合成樹脂層プレス材板である。

合成樹脂層プレス材板は公知のものであり、熱間成形可能な複数のラミネート層 から構成されている。これらのラミネート層の間には、熱可塑性のバインダから 成る層が挿入さ九ている。

合成樹脂層プレス材板１はクランプ装置７のなかにある。クランプ装置７は上部 クランプ面８と下部クランプ面９とを有し、合成樹脂層プレス材板１の、下方へ 曲げられるべき自由な縁領域２は、矢印Ｆ４の方向において上部クランプ面８と 下部クランプ面９を越えて突出している。合成樹脂層プレス材板１は、湾曲して 構成されている対向面４の領域において１図の例ではほぼ４５°に下方へ折り曲 げられる。下部り°ランプ面９はいわゆる対向押圧面１０へ移行している。対向 押圧面１０は枢着部２３を介して下部クランプ面９へ接続している。従って対向 押圧面１０を所望の曲げ角度に調整することができる。

上部クランプ面８は、図面には図示していない液圧。

空気圧、及び／または機械的手段を介して１合成樹脂層プレス材板１の上に載置 可能であり、従って下部クランプ面９の上に載置可能であり、このようにして、 加工されるべき合成樹脂層プレス材板１を固定する。

さらに曲げ機構３が設けられている。曲げ機構３は大体においてプレス型５から 構成される。プレス型５は下部押圧面１１と、プレス型５に一体的に形成されて いる押圧ロール６とを有している。押圧ロール６は鉛直方向に見て合成樹脂層プ レス材板１に隣接している。抑圧ロール６には鉛直方向上方にてプレス型５が接 続している。

プレス型５と場合によっては制動可能な抑圧ロール６とは１例えば曲げ機構３の ケーシングで支持されている液圧または空気圧式のピストンシリンダ装置１８を 介して、クランプ装置７の方向へ移動させることができる。この場合プレス型５ と押圧ロー′ル６とを、曲げ機構３のケーシングの内部に設けたガイド２４を介 して案内するのが有利である。この場合位置調整は、最終押圧過程で合成樹脂層 プレス材板１に引張りが生じるようにするため、面に対して斜めに行う。

曲げ機構３自体は、スライドガイド１２で案内されている。スライドガイド１２ は２つに分割して構成されており、即ち上部部分１５と下部部分］、４とから構 成されている。この場合筒部分１５と１４は、第１図かられかるように互いに角 度を成して交差していてよい。これによって、スライドガイド１２の上部部分１ ４は、枢着部２３を介してクランプ面９に接続している対向押圧面１ｏを担持す る。

スライドガイド１２の下部部分１４は対向支持部材２０を有している。対向支持 部材２０はスライドガイド１２の下部部分１４を取り囲み、対向抑圧板２５を備 えている。対向抑圧板２５には、液圧のピストンシリンダ装ｗ１９の押圧ピスト ン２６を係合させることができる。

ピストンシリンダ装置１９は曲げ機構３の内部に配置され、プレス型５と連結し ている。

曲げ機構３は走行ローラ１６を有している。この走行ローラ１６により曲げ機構 ３をスライドガイド１２で支持し案内させることができる。概して２曲げ機構３ は、該曲げ機構３を上下動させるための圧力装置に通じている連結部１７を備え ている。

本発明による装置の作動態様は以下のとおりである。

第１図では１本発明による装置はホームポジションにある。即ち合成樹脂層プレ ス材板１は下部クランプ面９の上に載置されており、上部クランプ面８は下方へ 移動して合成樹脂層プレス材板１をまだ固定しておらず、また曲げ機構３はその ホームポジションである静止位置にある。

第２図では、上部クランプ面８が第１図の矢印Ｆ１の方向へ移動して合成樹脂層 プレス材板１を固定し１次にプレス型５の液圧ピストンシリンダ装置１８の操作 と抑圧ロール６とにより前方へ矢印Ｆ２の方へ移動している。

従ってこの時点では押圧ロール６は曲げ領域のすぐ近くに、即ち曲げられた対向 面４のすぐ近くにある。この場合押圧ロール６は押圧ラインを生じさせる。この 押圧ラインは例えば長手方向Ｆ４に対して横方向に、即ち曲げられた対向面４を 生じさせている部材に対して横方向に向けられている。

第３図では、連結部１７を介して圧力が曲げ機構３へ作用している。その結果曲 げ機構３は第３図の矢印Ｆ。

の方向へ下方へ移動している。この場合抑圧ロール６は第２図で自由に突出して いる合成樹脂層プレス材板１の縁領域２を対向面１０に当接させており、対向面 １０に垂直な圧力が作用するばかりでなく、同時に縁領域２に対して引張り力が 自由な板縁の方向へ作用している。これは１合成樹脂層プレス材板１が押圧ロー ル６の前で上方へ曲げられ、場合によっては押圧ロール６がいくぶん合成樹脂層 プレス材板１のなかへ押し込められるからである。

第４図に図示した作動位置では、合成樹脂層プレス材板１の自由な縁領域２の下 方への折り曲げが終了し、液圧ピストンシリンダ装置１９に圧力が与えられるこ とにより抑圧ピストン２６が走出して対向押圧板２５に当接し、これに応じたプ レス圧がプレス型５を介して、下方へ折り曲げられるべき縁領域２の表面に作用 する。作用させる時間は１合成樹脂層プレス材板１がこの縁領域２において冷え て所望の硬化が得られるまたはでである。

第４図から、この時点で抑圧ロール６は機能しておらず自由であることがわかる 。

第５図においては、本発明による装置によって９０゜以上の折り曲げ角度が達成 されている。即ち合成樹脂層プレス材板１の下面と折り曲げられるべき縁領域２ との間に９０°以下の角度がある。

第６図は本発明による装置の特徴を示すもので、即ち折り曲げられた対向面４の 領域に挿入部材２１または２２が挿入されている。挿入部材２１．２２は折り曲 げ領域において合成術プレス材板１の下面に当接する。曲げ角度と曲率半径に応 じて異なる挿入部材２１．２２を準備することができ、従って１つの曲げ角度か ら他の曲げ角度へ迅速に且つ容易に機械を変えることができる。

国際調査報告 国際調査報告 ＯＥ　９０００２６４ ＳＡ　　　　３５６９６

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．硬化性の合成物質と平らな担持材とを有している熱間成形可能な複数のラミ ネート層から構成され、ラミネート層の間に、熱可塑性バインダから成る層が挿 入されている合成樹脂層プレス材板（１）を熱間成形するための方法であって、 合成樹脂層プレス材板（１）を少なくともその被成形領域において成形温度にも たらし、合成樹脂層プレス材板（１）の縁領域（２）を折り曲げるために、該縁 領域（２）と接触し可動に案内される曲げ機構（３）を用いて縁領域（２）を折 り曲げられた対向面（４）のまわりに曲げて、少なくとも折り曲げ過程の大部分 の間に曲げ機構（３）を縁領域（２）に接触させ、次に合成樹脂層プレス材板（ １）を冷却し、その際折り曲げ過程の後に、少なくとも熱可塑性バインダが再硬 化するまで、曲げ機構（３）が縁領域（２）を折り曲げられた状態に保持する前 記方法において、折り曲げられた対向面（４）のすぐ近くで曲げ機構（３）を折 り曲げられるべき前記縁領域（２）に当接させて曲げ機構（３）が対向面（４） に押圧されるように曲げ機構（３）を折り曲げ過程の第１段階で案内すること、 折り曲げられるべき縁領域（２）に対して、曲げられた合成樹脂層プレス材板（ １）の曲げられた対向面（４）を生じさせる手段に対して横に延びる押圧ライン を生じさせること、 この押圧ラインを折り曲げ過程の間、折り曲げられるべき縁領域を介して該自由 な縁領域（２）の方向へ案内し、折り曲げられるべき縁領域（２）が最終状態に 達したときに該縁領域（２）に対して、該縁領域（２）に大きさが対応するプレ ス型（５）を押しつけ、該プレス型（５）は、熱可塑性バインダが再硬化するま で、折り曲げられた縁領域（２）を押圧させる ことを特徴とする方法。
2. ２．前記縁領域（２）にもたらされる押圧ラインを、曲げ機構（３）と連結され 且つ前記縁領域（２）の表面上を転勤することができる押圧ロール（６）によっ て生じさせることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. ３．熱間成形可能な合成樹脂層プレス材板を曲げるための装置であって、合成樹 脂層プレス材板を固持するための、平らなクランプ面を備えたクランプ装置（７ ）を有し、下部クランプ面（９）が、曲げられた対向面（４）を介して、下部ク ランプ面（９）に対して折り曲げられた対向押圧面（１０）へ移行し、保持部を 介して変位可能に支持され押圧面（１１）と押圧ロール（６）とを有している曲 げ機構（３）が設けられている前記装置において、 ａ）曲げ機構（３）のための前記保持部がスライダガイド（１２）を有し、該ス ライダガイド（１２）の下部領域が、折り曲げられた合成樹脂層プレス材板の縁 領域（２）の平面に平行に方向づけられ、曲げ機構（３）を案内しているスライ ドガイド（１２）が、その下部領域において、折り曲げられるべき前記縁領域（ ２）の曲げ角度に適合するように位置調整可能であることと、 ｂ）プレス型（５）と押圧ロール（６）とが一体に構成され、且つ台車状の曲げ 機構（３）で支持されているピストンシリンダ装置（１８）を備えていることと 、 を特徴とする装置。
4. ４．スライドガイド（１２）の、曲げられべき合成樹脂層プレス材板（１）の平 面の上方にある部分（１５）が、合成樹脂層プレス材板（１）の平面に平行な軸 線のまわりに位置調整可能であることを特徴とする、請求項３に記載の装置。
5. ５．曲げ機構（３）が、走行ローラ（１６）によりスライドガイド（１２）のレ ールガイド内で案内され、押圧装置（１７）と連結されていることを特徴とする 、請求項３または４に記載の装置。
6. ６．台車状の曲げ機構（３）が、付加的に液圧のピストンシリンダ装置（１９） を担持し、該ピストンシリンダ装置（１９）は、プレス型（５）と連結され、且 つプレス型（５）を付勢するため、スライドガイド（１２）によって担持される 対向支持部（２０）で支持されていることを特徴とする、請求項３から５までの いずれか１つに記載の装置。
7. ７．曲げられた対向面（４）が、異なった曲率半径の挿入部材（２１，２２）と して構成されていることを特徴とする、請求項３から６までのいずれか１つに記 載の装置。