JPH03505323A - 医療器具処理容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 医療器具処理容器　　□ （産業上の利用分野） 本発明は危険物や危険性のある器具を処理することに関するもので、特に注射器 、外科用メス、実験用の培養スライド、血液管材料、有毒な廃物容器その他の医 療器具を安全に処理するための新規な容器の改良に関するものである。

（発明の背景） 危険物や危険性のある医療器具、特に注射器や外科用メスなどの鋭利な器具を安 全に処理することは危害を受は伝染病にかかるおそれにさらされる医療関係者や 患者のいる医療施設にとっての重要な関心事である。その結果、医療管理センタ ー（ｔｈｅ　Ｃｅｎｔｅｒ　ｆｏｒ　Ｄｉｓｅａｓｅ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）などの 公共の健康管理機関は、このような処理のために使用される容器は強固で漏出を 防止でき刺し傷に耐えられる必要があるとの勧告を発表している。残念ながら、 現在医療業界によって使用されている医療廃物容器の多くは典型的な多部品より なるプラスチック製、通常はスナップ式（ｓｎａｐ　ｔｏｇｅｔｈｅｒ　）の構 造のものであり、この容器は接合個所で漏出を起こしやすいだけでなく、病院の 保管者によってガラフタ（ｔｒａｓｈ　ｒｅｍｏａｌ）として取り扱われるよう な場合には、容易に分解して中身をまき散らしてしまう。更に、規則によって焼 却処分を行っている病院があるので、はぼ全体がプラスチック製の容器を焼却す るとＨｃｌやフランアトダイオキシン（ｆｕｒａｎｓ　ａｄ　ｄｉｏｘｉｎｓ　 ）などの有毒な汚染物質が多量に放出されてしまう。

医療業界や社会のエイズビールス、痕疹や肝炎などの病気の蔓延による壊滅的な 影響への重要な関心に伴い、従来の廃物処理容器の潜在的に生命にかかわる短所 は、医療廃物の処理方法とそのために使用される容器の種類の改良についてのよ り厳格な規則と管理番と対する要望を生ずるに至った。更に、病院や医療のコス トを抑制するためにも経済的で効果的な廃物装置である必要もある。

幸いなことには、これらの問題点のい（つかは本願の譲受人に譲渡された先の発 明に係る米国特許第４４１００８６号及び第４４５２３５８号に記載された容器 の構造によって解決されている。特に、繊維板材料による単一構造の使用と液体 の吸収を防止して容器を保全し漏ａを防止するための上塗りについて詳述してい る。更に、特許された廃物容器の構造は、器具の処理を容易にし、注射器を廃棄 する際の医療関係者の危険を最小限度にする注射針を折曲げて除去する装置を備 えている。

（発明の概要） 本願発明においては、上記の特許された容器によって解決された多くの安全対策 が新規な医療廃物処理容器と上記の安全基準のすべてを満足するか超えることを 苛能にする容器の構造と組み合わせによって一層高められている。この目的達成 のため、特許された容器と同様本願発明は、はぼ平らな薄板で形成された単一の 本体構造よりなり、本体構造は高接合強度（４５０−５００Ｍｕｌ　ｌ　ｅｎ位 ）の繊維板などの複数の薄板状の層の緻密な（有毒ではない）繊維材料を有し、 この材料は注射針の刺し傷を効果的に防止する。好ましくは少なくとも内部が積 層シート構造であって、一層あるいはそれ以上の薄い（１以上数ミル位）のポリ ウレタンなどの耐吸収材料の柔軟な層とともに液体防壁を形成し繊維材料の全体 を通って液体の流通を防止し、容器の壁部に傷をつけずに強度を維持する。

容器の製造過程において、シート材料は複数の折りたたみ可能なパネルに分割さ れ、パネルは刻み目をつけられ角でおおわれ、本体構造の下面、側壁及び上面を 設けるように粘着性に接合する０本願発明の第一の態様においては、パネルは折 りたたまれた端から間隔をあけた線に沿って刻み目を付けられ、シートパネルを 連続して折りたたむとシート材料内に折りたたんだ角から分離した円柱形の層が 生じ、パネルの端は刻み目の角に接触しパネルを漏出しない様にぴったりと合わ せる。

本発明の他の態様では、容器の上面は第１の内部パネルと第２の外部パネルから 形成され、シート材料の内部パネルは一側から伸びる舌部な形づくる開口部を有 し、シート材料の外部パネルは内部パネルに隣接して設けられ、内部パネルの開 口部にかぶさるようにして開口部上に押し下げて下部に接続したときに開口部を 閉じるに十分なサイズの自由に曲がるタブを形づくる切り口を有し、容器の上面 から入れられる注射器や外科用メスなどの医療廃棄物を安全に保存する役目を果 たす。

特許された容器と同様、容器の内部は抗吸収材で完全に覆われ、側壁と下面の交 点からの漏出を効果的に防止する。

本発明の更に他の態様では、組立ては容易にされ、折りたたみ可能なシート部の 接合は電磁力、好ましくは赤外線ランプによって、折りたたんで包み込むシート 部が一相互に重なり合い接合される直前に、行なわれる照射によっても達成され る。この照射によりシート材料の外壁面を形成する薄いプラスチック層は粘着質 になり、接合される隣接した折りたたみシート部は接続されるので、別の接着剤 の必要もな（、包み込む接合個所に液体防止剤を付加することなしに、包み込む シート部を確実に接合する。

従来のプラスチック製容器の多部品よりなる、構造と比較すると、本願発明の構 造上の特徴には多くの利点がある。まず、単一構造であるため容器が分解するの を防止でき、容器の上面の開口部の舌部とタブによる閉じ動作を容易にし容器内 に入れられた廃棄物を確実に保持しておく、更に高接合強度の薄板状のシート材 内の緻密な（有毒ではない）繊維板は容器が厳しい外力を受けても傷つくことは ない。一方、プラスチック製の容器はばらばらに粉砕して中身を完全に取りだす ことができる。更に、シート材の繊維板の層は高密度であるため、容器は注射針 の貫通を防止し、現在医療廃棄物処理容器に期待される要求を効果的に満たすも のである。

（図面の簡単な説明） 第１図は本願発明に係る医療器具処理容器の一実施例を示す図、 第２図は切って折りたたんで包み込まれる薄板状のシート材の一般的な配置を示 す図であって、各シート部は組立てられて第１図の単一構造の容器を形成し、 第３図は本願発明に係る医療器具処理容器の製造に使用される繊維板プラスチッ ク製薄板状のシート材を示す拡大断面図、第４図は容器の側壁内面と下面内面に 沿って形成される抗吸収被覆体を示す図、 第５及び、６図は外部タブと内部タブを用いて形成された開口部を有する容器の 上面部分を示す図、第７及び８図は本願発明の他の実施例を示す図であって、容 器はほぼ正方形に形成され、上面に環状の開口を備えており、第９図は本願発明 のシート材の刻み目は角から漏出の起こらない形状に位置させることを示す図、 第１０図は従来の手段で刻み目をつけ折りたたまれたシート材の角の形状を示す 図、 第１１図は薄板状のシート材のパネルとフラップの照射を示す図であって、一体 に接合されて第１図の容器を形成する。

（詳細な説明） 第１図は本願発明に係る医療器具処理容器の一実施例を示す図であって、複数の 側壁１１、下面１２及び上面１３を有する長四角形の本体１０よりなる。第１図 に示す長四角形の形状において、本体は前面１１Ｆ、平行に設けられた一対の左 右側壁１１Ｌ及びＩＩＲ並びに前面１１Ｆと平行に設けられた背面１１Ｂを有す る。下面１２及び上面１３は各側壁１１に隣接している。下面１２は連続して表 面を有する一方、上面１３は注射針付注射器や外科用メスなどの医療器具を入れ るに十分なサイズのスロット又は開口部１６を有する。スロット又は開口部１６ は容器１０の内方へ向けて下向きに曲がった内部タブ１５と上面１３から外方へ 向けて上向きに曲がった外部タブ１４によって設けられている。

開口部１６は、タブ１４及び１５が上向き及び下向きに曲がった端の反対の端に 警部１７を設けている。タブ１４を折りたたみ線に沿って生じる反発（ｓｐｒｉ ｎｇ−ｂａｃｋ）傾向に抗して開口部１６内の下向きに押し下げると、警部１７ は容器の上面の表面付近のタブに確実に接合して、開口部１６にタブが突出する ことはなくなる。

上記のとおり、本願発明の容器は単一構造より形成されているので、分解するこ ともな（、中身がこぼれるのを最小限度にする。第２図は薄板状のシート材の一 般的な配置を示し、実線２０に沿って切断し破線３０に沿って折りたたんで包み 込むと、各パネルは組立てられて第１図の単一構造を形成する。

更に詳しくは、シートの配置は右側壁パネル１１Ｒ１前面パネルＩＩＦ、左側壁 パネル１１Ｌ、背面パネル１１Ｂ及び内部側壁パネルＩＩＩよりなり、図示のと おり、お互いに連続して隣接している。一対のより小さい下面及び上面フラップ パネル２２Ｒ及び２３Ｒは右側壁パネル１１Ｒの両端から伸びている。同様に、 外部上面パネル１３−Ｏ及び外部下面パネル１２−Ｏが前面パネル１１Ｆの上端 及び下端から連続して伸びている。もう一対のより小さいフラップパネル２２Ｌ 及び２３Ｌが左側壁パネルＩＩＬの下端及び上端から伸びており、内部上面パネ ル１３−Ｉは背面パネル１１Ｂの上端から伸び、内部下面パネル１２−Ｉは背面 パネル１１Ｂの下端から伸びている。

容器の上面１３の開口部又はスロット１６は、外部タブ１４を形成する外部上面 パネル１３−ｏの切り口及び内部タブ１５及び警部１７を形成する内部上面パネ ル１３−４によって設けられる。より小さいフラップパネル２３Ｒ及び２３Ｌの 長さは、上面パネル１３の端と開口部の間の余裕によって決まるので、より小さ いフラップパネルが開口部と重なることはない。より小さいフラップパネル２２ Ｒ及び２２Ｌの長さはより小さいフラップパネル２３Ｒ及び２３Ｌの長さより多 少長いが、折りたたんで組立てられた状態であってもパネルの端はお互いに重な ることはない。組立てられた状態では、より小さいフラップパネル２２Ｒ及び２ ２Ｌは内部下面パネル１２−工の内面に固定される。

第２図に示すパネルの配置は、より小さいフラップパネル２２Ｒ及び２２Ｌが内 部下面パネル１２Ｉの内面に隣接し、また逆に、下面は外部下面パネル１２−０ の内面に隣接するように折りたたまれる。同様に、より小さいフラップパネル２ ３Ｒ及び２３Ｌの上面は内部上面パネル１３−Ｉの下面に隣接し、また逆に、上 面は外部上面パネル１３−Ｏの下面又は内面に隣接するようにする。内部側壁パ ネル１１工の外面は右側壁パネル１１Ｒの内面に隣接する。

第３図は繊維板／プラスチック製薄板状のシート材の一実施例を示す拡大断面図 であって、本願発明に係る医療器具処理容器の製造のために使用される０図示の とおり、シート材は複数の木材バルブ繊維を基にした繊維板の層３１．３２．３ ３および３４よりなり、個々の層は約１２−２５ミルの厚さを有している。好ま しくは、繊維板は接合強度的４５０−５５０ムレン（Ｍｕｌｌｅｎ）　　（例え ば、約５００ムレン（Ｍｕｌｌｅｎ）　）のスノコファイバードラム（Ｓｕｎｏ ｃｏ　Ｆｉｂｅｒ　Ｄｒｕｍ　）によって提供されているクラフト紙板などの高 強度の材料が良い。

各繊維板層はポリビニルアルコールなどの従来の接着剤を用いて薄板状に接着し である。繊維板層は高密度で高ムレン（Ｍｕｌｌｅｎ）接合強度であるため、シ ート剤はきわめて強度で注射針が貫通することはない。防水性を確保するため、 薄く自由に曲がるプラスチックなどの液体の通らない材料を薄板構造の一部に含 める。第３図の断面図では、このような層が２つ示されている。特に、内部の自 由に曲がるプラスチック層５１はポリビニルアルコール粘着層５２及び５を用い て繊維板層３２及び３３に接着され、外部のプラスチック層５５はポリビニルア ルコール粘着層５６を用いて繊維板層３１に接着されている。

必要な場合には、繊維板層３４の外面にプラスチック層を追加しても良い。液体 漏出防止用の薄いプラスチック層を塩化ポリビニル又はポリウレタンで形成して も良く、層の厚さは約１乃至数ミルなので弾力がある。この自由に曲がるプラス チック層は第３図の符号５１に示すように、薄板構造の中央又は内部の層として 設けても良（、及び／又はプラスチック層５５によって示されているように外面 として設けても良い。更に、プラスチック層は医療関係者に危険物である警告を 与えるためにも、例えば明るい赤色や、血液を浴びてもはっきりコントラストの あられれる背景を与えるためイエローオレンジなどのよく目につ（材料を使うの が好ましい。薄板状のシート材の製造自体は従来の手段である、繊維板とプラス チックシートストックの各ロールから圧延器の薄層位置を通って巻き込む方法で 行い、接着剤の塗布機と圧延機は多層構造を作り出す。

第３図に示す薄層構造は２組の繊維板層よりなるが、層の数は実施例のものに限 定されるわけではない。重要なことは、薄層構造は均整がとれバランスがある（ 　ｂａｌａｎｃｅｄ）ことである。

すなわち、一方の側だけにプラスチックの層を有する単一の繊維板層は１方向に ゆがむ傾向があり平らにならない。一対の多繊維板層（第３図に示すような１層 につき２枚の板）は中間の薄いプラスチックフィルム層の周囲の繊維板層のバラ ンスを取り均整をとるので、薄層シートは平らになる。プラスチック層の外部層 を含めても、薄層シートの厚さは約５８−６２ミルである。

上記の通り、発明の好ましい実施例においては、薄層構造の中間又は中央層は多 層繊維板構造の一方の側は薄い液体を通さない層よりなっている。この中央に位 置する防水層に加えて、繊維板構造の外部層は液体を通さないプラスチックより なっている。薄い自由に曲がるプラスチックをシート材の外面に設けると、以下 のような利点がもたらされる。まず、完成される容器の表面は細胞質ではない抗 吸収表面となり、容易にふき取りができ殺菌状態を維持できる。更に、プラスチ ック材を明るい赤などに適宜着色することによって、容器の外面はきわめてよく 目につくようになる。従って、製造過程において単に警戒色を出すためだけに外 部塗料を塗る必要はない。

第４図は本願発明の他の態様を示す図であって、ポリビニルアルコールなどの抗 吸収材の内部被覆層６１容器の内部側壁及び内部下面に沿って形成されている。

箱を組立てた後に、層６１は市販の有毒ではない液体接着剤などの抗吸収液体を 容器の上面の開口部１６を通して注ぐことによって形成され、側壁及び下面に付 着させて折りたたみ／包み込み線２０を被覆する。この代りに又はこれに加えて 、シート材の内面に上記プラスチック層を含ませても良い、なお、被覆層６１を 設けることによって、容器内部の下面及び側壁の角は液体被覆を行って乾燥した 後完全に見塗りされる。

第５及び６図は容器の上面１３部分を示す図であって、開口部１６が外部タブ１ ４及び内部タブ１５を用いて形成されている。第５図の符号１４ｓに示す通り、 上面パネル１３−０の外面は外部タブ１４の折りたたみ線に沿って刻み目がつけ られ、スリット状の刻み目１５Ｓが内部上面パネル１３−工の内部タブ１５の折 りたたみ線に沿って形成される。外部タブ１４は開口１６から上方へ曲げられ、 内部タブ１５は容器内に下方へ曲げられる。内部タブ１５は下方へ曲げられてい るので、開口１６を通して容器内に医療廃棄物を入れるに十分な余裕が生じる。

容器を形成する薄層シート材の有する現状維持機能（ｍｅｍｏｒｙ）により、タ ブ１４及び１５は刻み目により折りたたんだ状態を維持する傾向がある。従って 、タブ１４を単に前述の位置に押し下げただけでは、タブ１４がその位置にある わけではない、タブは反発して元に戻る傾向にある□、外部タブ１４を閉じた状 態にするため、内部上面パネル１３１は第１．２．５及び６図に示すように警部 １７を有する。タブ１４が容器内に押し込まれると、警部１７に留まってその下 面にひっかかり、第６図に示すように、外部タブ１４を閉じた水平の状態に保つ ０通常容器の前面パネルＩＩＦの外面についている粘着性の警戒ラベルははがさ れて、第６図の破線１８で示すように、容器の上面を確実に閉じるために上面１ ４上にはられる。

本願発明の他の実施例によると、容器は立方体又は正方形であって、上面に環状 の開口を設けている。この目的のため、第７及び８図に示すように、内部上面パ ネル１３−０’は一部分から三角形又はＶ字形の部分７２が伸びている環状の切 り取った部分７１を有している。中央の環状開口アロは刻み目線７４から内方へ 曲がって複数のくさび形のフラップ７３の内端によって設けられている。細いス ロット７７は中央の開口アロから部分７２の頂部へ伸びて注射器を廃棄する際に 注射針が曲げられるひだ（ｃｒｉｓｐｉｎｇ）部分が集まっている。刻み目線７ ４は部分７１の環状形に沿っている。第５及び６図に示す実施例のように、スリ ット状の刻み目７４はくさび形タブ７３を下方へ曲げた状態に維持している。

第８図は外部フラップ８１を有する外部上面パネル１３−〇′の形状を示す図で あって、内部上面パネル１３−４’の開口部７１と一致し、スリット線８３に沿 って刻み目８２から伸びており、第７図の環状又は曲線の部分７１及びＶ字形の 部分７２の形状に適合している。刻み目８２は外部タブ８１を上方又は外方へ伸 びた状態に保持しており、これは第５図及び６図に示す実施例のタブ１４と同様 である。しかしながら、第１図に示す実施例の長方形の外部タブ１４とは違って 、第８図に示す環状タブの刻み目線８２は比較的短いので、元の位置に押し下げ たときに、外部タブ８１は水平位置に保持する抵抗はなく、第６図に示すものと 同様、プラスチックラベルをはりつけて完全に密閉できる。言い換えれば、タブ ８１を留める警部を形成する必要はないことになる。

第９図は、本願発明のシート材の刻み目は角を折りたたむよりもむしろ強固に包 み込むように配置されており、そうしないと折りたたまれた角を確実に密閉でき ない、更に詳しくは、第９図はパネル９２が包み込まれる端部９７の周囲のパネ ルの部分９１を示している０本願発明によると、パネル９２は鋭利な定規の角に よってパネル端９７の角９８の若干下の部分９４で刻み目をつけられる０曲げや すい薄いプラスチック層５５の弾性によって、刻み目をつけるとパネル９２は符 号９４に示すように刻み目がつけられ、薄い自由に曲げられるプラスチック層５ ５が設けられる外側面の反対側のパネルの部分９５にビーズ９６の突出が生じる 。単に折りたたむよりも、端部９７の周囲を強固に包み込んだとき、パネル９２ が曲がって上面部９３を形成する角９９からビーズ９６が分離するので、端部９ ７はバク層５５の弾性により、角の液体漏出防止剤は維持される。パネルが強固 に包み込まれる角９８の下に刻み目９４を設けることは従来のシート材の角に刻 み目をつけるのとは対照をなす。

更に詳しくは、第１０図に示すように、従来の刻み目をつけたパネル１０１は別 のパネル１０２が一対の折りたたまれたパネル部分１０３及び１０５に折りたた まれる端部１０７を有している。従来の角に設けられた刻み目１０４はパネル１ ０１の端部１０７のすぐ隣りでビーズ１０６の形成が生じた。このようなビーズ は通常パネル１０１の端部１０７に隣接する空間１０８を生じ、第９図に示すよ うな本願発明により角から刻み目が派生するときのぴったりと密閉することはで きない。

容器の角から若干能れた位置にシート材の包み込まれた角を刻み、第９図に示す ようにフラップの端部の周囲にビーズを形成すると、第１０図に示すようにフラ ップの端部に対して形成するよりも、本願発明の製造過程は、シート材の外面を 形成して、その結果容器の外面を形成するプラスチック層の物理的特性を利用し たメカニズムを使用している。特に、第２図に示す配置の各パネルを接合するた めに別の接着剤を使用するよりも、例えば容器を形成するために、本願発明では 組立てられるパネル部分に赤外線ランプなどの電磁照射を行い、プラスチック材 を熱して粘着質にすると５外部プラスチック層は粘着質になり、容器のパネルを 接合するために別の接着剤を使う必要はなくなる。

更に詳しくは、第１１図に示すように、第１図に示す構造を組立てる容器１０の パネル及びフラップは、赤外線ランプ１２０によって供給されるような電磁照射 １３０によって照射される。ランプ１２０が外面プラスチック層を約５乃至２０ 秒間照射すると、外面プラスチック層５５を柔らかくするには十分なので粘着質 になる。各パネルは、プラスチックとは親和力のないテフロンや大理石のローラ ーなどの適当な折りたたみ装置によって互いに折りたたんで圧接される。幸いな ことには、このようにプラスチック材を照射する時間は約２秒以下で、容器の組 立てに係る時間は、別の接着剤を使用する場合と比較して著しく短縮された。

前記の通り、本願発明に係る単一の液体を通さない薄層構造の容器は医療廃棄物 容器に求められる厳しい安全基準を満足することができる。薄層構造は傷がつか ないだけでなく、１又はそれ以上の抗吸収性の曲げやすい材料の１の存在と抗吸 収材による内部の被覆によって、容器は効果的に漏出を防止できる。

更に、容器の折りまげられるシート部分を赤外線で照射することによって、シー ト材の外壁面を形成する薄いプラスチック層は粘着質になり、隣接する折りたた みシートを接合し、製造過程を簡略化し、接合個所に追加の液体漏出防止剤を提 供できる。

本願発明の実施例をいくつか説明してきたが、発明はこれに限定されることなく 当業者の考えつ（変更や改良は可能であるので、本願発明は実施例に限定される ことな（当業者の考えつく限りの変更や改良をすべて含めるべきものである。

ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　７　　　　　　　　　　　　ＦＩＧ、　８ＦＩＧ、１１ 手続ネ甫正書（方式） ％式％ １、事件の表示 ＰＣＴ／ｕｓ９０１００３９７ 斗べ補情許醜卑５０３１乙３ ２、発明の名称　　　医療器具処理容器３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名　称　ヒーモツクス　インコーホレーテッド４、代理人 居　所　　〒１０２東京都千代田区一番町２５番地ダイヤモンドブラザビル　６ 階 電話（０３）３２３４−５６４１ ６、補正の対象　　特許法第１８４条の５第１項の規定による書面の特許出願人 の欄 明細書及び請求の範囲の翻訳文、委任状国際調査報告

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. １．下面と側壁と上面を有する容器本体よりなり、前記上面は廃棄物を入れるた めの開口部を有し、前記本体は緻密な繊維材料であって液体を通さない材料の薄 板状の構造よりなる容器であって、前器上面は一端から伸びる唇部を設けるよう に形成された開口部を有する薄板構造の第１の層と前記第１の層と隣接して配置 された薄板構造の第２の層とより形成され、前記第２の層は前記第１の層の開口 部にかぶさるように前記開口部上に押し下げて前記唇部に接続したときに前記開 口部を閉じるに十分なサイズの自由に曲がるタブを設ける切り口を有する医療器 具処理容器。
2. ２．前記第２の層は層上面に沿って刻み目をつけ、前記タブは通常前記開口部か ら押し上げられる回動線となることを特徴とする請求項１記載の容器。
3. ３．前記薄板構造は複数の前記緻密な繊維材料の層と複数の液体を通さない材料 の層とよりなることを特徴する請求項１記載の容器。
4. ４．前記薄板構造は、液体を通さない材料の層が前記容器本体の外面を形成して 構成されたことを特徴とする請求項３記載の容器。
5. ５．前記容器本体の外面はよく目につく色であることを特徴とする請求項４記載 の容器。
6. ６．液体を通さない材料よりなる前記層の他方は緻密な繊維材の層によって前記 一の層から分離していることを特徴とする請求項５記載の容器。
7. ７．前記容器本体の前記下面及び側壁の内面の交点は液体を通さない材料によっ て被覆されていることを特徴とする請求項１記載の容器。
8. ８．前記容器本体は折りたたまれた単一の薄板構造よりなることを特徴とする請 求項１記載の容器。
9. ９．前記薄板構造は前記緻密な繊維材の複数の層と前記緻密な繊維材の層の間に あって液体を通さない薄く曲げ易いプラスチック材の少なくとも一の層より成る ことを特徴とする請求項１記載の容器。
10. １０．前記容器本体の上面、側壁及び下面は、折りたたまれた形状で刻み目をつ けられ折りたたまれ接合される複数の折りたたみ可能なパネルを有する薄層構造 の平らなシートで形成され、前記折りたたみ可能なパネルは互いに重なり合って 一のシートパネルの側端は隣接して折りたたまれる他のシートパネルの内部の角 に当接して密閉された接合を行い、前記容器の内部及び外部の間に漏出空間を形 成しないようにしたことを特徴とする請求項１記載の容器。
11. １１．前記薄層構造は、曲げやすいプラスチックの層が前記シートの一面を形成 し、折りたたまれた隣接するパネルが前記曲げやすいプラスチック層によって粘 着接合されて形づくられていることを特徴とする請求項１０記載の容器。
12. １２．緻密な繊維材であって液体を通さない材料の複数の薄層を有する平らなシ ート材で形成された容器本体よりなり、前記平らなシートは折りたたまれて前記 容器本体の下面、側壁及び上面となる複数の折りたたみ可能なパネルを含み、前 記上面は廃棄物を容器内に注入するための閉じられる開口と前記シート材につい て形成され完全に折りたたみ可能な閉じタブとを有し、前記閉じタブは前記開口 内に押し下げられると前記開口を閉じられる形状とサイズであることを特徴とす る医療器具処理容器。
13. １３．前記容器上面は、環状部分を有する前記シート材の内部パネルであって前 記部分の環状の輪郭から内方へ伸びる複数のくさび形のタブとなるように切り取 り、シート材の前記第１のパネルに環状の開口を備えたパネルと、前記第１のパ ネルに隣接して設けられる前記シート材の外部パネルより形成され、前記第２の パネルは前記第１のパネルの前記部分にかぶされ、前記開口内に押し下げられる と前記環状の開口を閉じるに十分なサイズの環状の自由に曲がるタブとなる環状 の切り口を有することを特徴とする請求項１２記載の容器。
14. １４．前記容器上面は開口部を有し、前記開口部の一側から伸びる唇部を形成す る前記シート材の内部パネルと前記第１のパネルに隣接して設けられる前記シー ト材の外部パネルより形成され、前記第２のパネルは前記第１のパネルの開口部 にかぶさり、前記開口部上に押し下げられ前記唇部と係合すると前記開口部を閉 じるに十分なサイズの自由に曲がるタブとなる切り口を有することを特徴とする 請求項１２記載の容器。
15. １５．前記第２のパネルは上面に沿って刻み目がつけられ前記タブが通常前記開 口部から上方へあげられる回動線となることを特徴とする請求項１４記載の容器 。
16. １６．前記シート材は複数の繊維板層と少なくとも一の曲げやすいプラスチック の薄層よりなることを特徴とする請求項１５記載の容器。
17. １７．前記容器本体の上面、側壁及び下面は、折りたたまれた形状で刻み目をつ けられ折りたたまれ接合される複数の折りたたみ可能なパネルを有する薄層構造 の平らなシートで形成され、前記折りたたみ可能なパネルは互いに重なり合って 一のシートパネルの側端は隣接して折りたたまれる他のシートパネルの内部の角 に当接して密閉された接合を行い、前記容器の内部及び外部の間に漏出空間を形 成しないようにしたことを特徴とする請求項１２記載の容器。
18. １８．前記薄層構造は、曲げやすいプラスチックの層が前記シートの一面を形成 し、折りたたまれた隣接するパネルが前記曲げやすいプラスチック層によって粘 着接合されて形づくられていることを特徴とする請求項１７記載の容器。
19. １９．（ａ）緻密な繊維材を含む薄層構造と液体を通さない材料の外部層を有す る平らなシート材であって熱すると粘着質になるものを提供し、 （ｂ）（ａ）のシート材で折りたたんで接合して前記容器本体の下面、側壁及び 上面となるように折りたたんで接合する複数の折りたたみ可能なパネルを形成し 、（ｃ）前記シート材を電磁力で照射して前記外部層を粘着状態に熱して、 （ｄ）（ｃ）で照射されたシートパネルを折りたたんで接合し、折りたたんで接 合したシートパネルを前記シート材の外部層によって互いに接着して容器を形成 することを特徴とする容器の製造方法。
20. ２０．（ｅ）前記容器本体の下面及び側壁の内部交点に抗液体吸収材を被覆する ことを特徴とする請求項１９記載の方法。
21. ２１．（ｄ）の前に（ｅ）前記シート材の折りたたみ可能なパネルを折りたたん だ角から離れた線に沿って刻み目をつけて（ｄ）のシートパネルの折りたたみの 際に前記シート材の折りたたんだ角から離れた前記シート材にビーズを形成し、 前記パネルの端部を前記折りたたんだ角に当接させることを特徴とする請求項２ ０記載の方法。
22. ２２．（ａ）緻密な繊維材を含む薄層構造と液体を通さない材料の薄い外部層を 有する平らなシート材を提供し、（ｂ）（ａ）のシート材で折りたたんで接合し て前記容器本体の下面、側壁及び上面となるように折りたたんで接合する複数の 折りたたみ可能なパネルを形成し、（ｃ）前記シート材の折りたたみ可能なパネ ルを折りたたむ部分から離れた線に沿って刻み目をつけて、シートパネルの連続 した折りたたみの際に前記シート材の折りたたんだ角から離れた前記シート材に ビーズを形成し、前記パネルの端部を前記折りたたんだ角に当接させ、 （ｄ）（ｃ）で刻み目をつけられたシートパネルを折りたたんで接着剤で接合し 、折りたたんで接合したシートパネルを互いに接着して容器を形成することを特 徴とする容器の製造方法。
23. ２３．前記曲げやすい材料の薄い外部層を熱して粘着質にして、（ｄ）の前に （ｅ）前記シート材を電磁力で照射して前記外部層を粘着状態に熱して、（ｄ） が前記シートパネルを前記曲げやすい材料の外部層によって互いに接着させるこ とを特徴とする請求項２２記載の方法。
24. ２４．（ｆ）前記容器本体の下面及び側壁の内部交点に抗液体吸収材を被覆する ことを特徴とする請求項２３記載の方法。