JPH03504370A - コイルの受入・アンコイル装置 - Google Patents

コイルの受入・アンコイル装置

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JPH03504370A
JPH03504370A JP2503294A JP50329490A JPH03504370A JP H03504370 A JPH03504370 A JP H03504370A JP 2503294 A JP2503294 A JP 2503294A JP 50329490 A JP50329490 A JP 50329490A JP H03504370 A JPH03504370 A JP H03504370A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コイルの受入・アンコイル装置 本発明は、請求項1の上位概念に記載の、巻き取った帯状又は線状の材料(コイ ル)を受は入れ、これを巻きはぐすくアンコイル)装置に関する。
巻き取った帯状又は線状の材料(コイル)用のカセット及びマニプレータに就い ては非常に様々の構成が公知であり、又使用されている。公知のコイル用カセッ トは普通「ジャスト・イン・タイムJ製造用として構成されている。即ち、コイ ルをカセットに収めて、加工機械、例えばプレスに供給し、そこで巻き取られた 帯材又は線材の一部を引き出してから、カセットは一部使用または巻きほぐされ た残りのコイルと共に保管用ラックに戻される。このようなコイル並びにコイル の保管方法に就いては、例えば西独特許公報2842448、西独公開特許公報 3435215.3417130.2639427及び欧州特許Al−2673 57により公知である。
アンコイル装置及び保管装置を備えた公知のカセットは、例えば帯材を縦に保管 し引き出すように構成されているので、その設定された目的に応じて安定な構造 にしなければならない。そのため、この種のカセットはかなりの場所を取り、そ の製作にも多大の労力と費用を必要とする。更にカセットは、その形状を普通コ イルの外形に合わせているので丸い形となり、それだけ取扱や保管が困難である 。
本発明の目的は、従来の欠点の改良にあり、特にコイルの保管や取扱の機能を改 善し、中でも保管と取扱の自動化が容易に実施できるような経済的な簡単なシス テムを提供することにある。本発明によればこの目的は請求項1の特徴部に記載 した構成要件により達成される。
本発明のその外の有利な構成については従属請求項の特徴部に記載しである。
上に向かって開いた深皿状の底板部をコイルの受入に使用することにより、種々 の意外な利点を組み合わせて達成することが可能となる。即ち、一方ではコイル を単に深皿の中に置くか或いはこの深皿から取り出すことができる。更にコイル を巻きほぐすにはこれを深皿の中で少し持ち上げて、帯材をコイルから引き出す 量刑の回転装置又は支持装置の上に置くようにすればよく、その際フィルを底板 部から取り出す必要はない。
底板部の周縁範囲に補強構造を設ければ、充分な静的強度を簡単に達成すること ができる。例えば受入装置をレール状の受は面の上に載せ、その際受は面が両側 で補強構造を支えるようにすることが可能であり、例えばラックに複数の受は面 付きのレールを上下に並べて配置して、これに複数の受入装置を保管するように すれば、場所が少なくてすむ。
この補強構造をフレームとして形成すれば、これに引張帯材を、好ましくは対角 線にフレームの表面に固定して、その上にコイルを収容することができ、こうす れば、非常に軽量でしかも充分安定なカセットが得られる。いくらか垂れ下がっ た引張帯材にコイルを平らに置けるように、又コイルの重量による力ができるだ け一様に引張帯材にかかるようにするためには、受は台部を設けることが好まし い。この受は台部の平らな表面には直接コイルを載せる力1、或(1は間にコイ ル受は板を置いてその上にコイルを載せ、この特IこU形断面に形成した受は台 部の下側は引張帯材の撓み(こ合わせる。それには又例えばこの撓みに合わせて 成形した楔状のインサートを受(す台部のU形の間に挿入してもよ0゜ この後者の実施態様によれば、この受入装置を種々の幅のコイルに同じように使 用できるという、大きな利点力(生まれる。
本発明の目的からすれば、底板部にコイル用の心出し装置を設(するのがよい。
その場合、心出し装置を例えば底板部の補強番こ寄与するように形成するのが有 利である。例えば心出し装置を隆起した縁部又は溝(ビード)として形成すれば 、これは特に簡単である。
コイルをコイル受は板の上に置く場合には、その中rQ−Jこlc1出し装置を 設け、これが隆起したリング状の縁部を有し、そこ番こコイルの内径が嵌まり、 アンコイルの際は心棒をこの中rC,−+こ挿入できるようにするのがよい。
心出し装置は受入装置自体に設けるだけでなく、例え&fアンコイルするには、 心出し装置を底部に設けた開口部力1ら或0&よ上刃)ら受人装置に挿入して、 アンコイルの際コイルを中−c、1で保持するよう番こすることができ、こうす れば、帯材のアンコイル又&ま弓1出しの際番こ生ずる引張力が受入装置自体に 掛からな(てすむ。それ番こ番よ、底板部に又は引張帯材と受は台部の中心に穴 を開け、ここ番二J仁1棒を通して、心棒がコイルの中心に入って、引出し又G iアンコイルの際lこフィルを支えるようにすれば簡単である。この方法Gtコ イルを立ててアンコイルする場合に特に関心をひく。
コイルの心出し装置には種々の方法が考えられ、底板部又はコイル受は板に設け た心金、隆起、溝又はブツシュ、或いは上記の部材の中に又は単に中心の穴に挿 入する心棒、又は上記の部材のいくつかの組合せなどがある。
底板部の補強構造として外側に張り出した縁部及び/又は底部にビードの補強を 設ければ、底板部の剛性を、しかも簡単な方法で非常に高めることができる。
底板部に開口部を設け、コイルを置いたり、取り出したり、巻きほぐしたりする ためにコイルを持ち上げるのに適した手段をこの開口部を通してコイル又はその 受は板に当てるようにすれば、全ての引張力や加圧力を簡単な有利な方法で底板 部に掛けないですむようにできる。特にこの開口部を半径方向に長い3個又は4 個のスリットとし、これを通して下からロール又はローラを持ち上げるようにす るのがよい。フレームに引張帯材を固定した構造の場合には、この引張帯材の間 の隙間からロール又はローラを持ち上げればよいので更に簡単になる。
保持部材としては、前述のように心棒が使用でき、この心棒は底板部の中心の穴 を貫通し、場合によってはコイルの内径の範囲で広がって、コイルを持ち上げ、 又回転自在に保持する。
この心棒をできるだけ問題なく心出し装置の中心に挿入できるようにするには、 この心出し装置を、カセット又はコイル受は板の底板部に対して半径方向に移動 自在にするのがよい。
補強構造として外側に張り出した縁部を形成した場合には、底板部の側壁に、2 帯状又は線状の材料を引き出すためのスリット、或いはコイルの幅と無関係にな るように上に向いて開いた隙間を設けるのが好都合である。
コイルをそのコイル受は板に載せて、引張帯材にかぶせた受は台部の上に置く場 合には、コイル材が普通比較的こわいのでその跳ね返りを防ぐため、安全用の弓 形材を設ける必要があり、この弓形材は好ましくはコイルの外径の回りに配置し 、この弓形材にコイル材を通すスリット又は開いた隙間を設ける。
コイルを受は板なしに深皿形の底板部に置く場合でも、安全弓形材があれば、コ イル材が底板部の開口部とロール又はローラとの間に挟まるのを防止できる利点 がある。
それぞれのコイルの巻き始めを所定の長さと位置にもたらすために、帯材クラン プ装置が必要で、帯材をその2個のクランプ板で挟む。このクランプ板は、好ま しくは補強構造に止めたトグルレバー機構により相互に接近するように動かされ る。コイルを持ち上げる時には、コイル材の変形を防ぐため、この帯材クランプ 装置も一緒に持ち上げなければならないが、これを補強構造に取り付ければ簡単 に実施でき、この帯材クランプ装置用に設けたホールダによりコイルと共に持ち 上げることができる。
コイルを持ち上げ、巻きほどくには、前述のようにロール又はローラが使用でき る。最も簡単な場合は、これを円筒形のロールとして形成するが、特にコイルの 直径が大きい場合に非常に大きな回転数の相違に追従できなくなる欠点がある。
その代わり、円錐形のロールを用いることができるが、これだと常時移動するよ うに支える必要がある。相互に関係なく回転できる個々のデ、イスク状のローラ をそれぞれ1個の共通軸に取り付けるようにするのが、更に良い方法である。
本発明の受入装置は、水平の保管と取扱に特に適しているが、受入装置をコイル と一緒に縦に設置して、これに水平の巻き取り用心棒を挿入する場合への適用も 可能である。その場合には、コイルを立て、操作し、元にもどす際にこれを支え る、制御可能の支持装置が使用される。
上述のように本発明により全体の保管と操作の工程を最も簡単な方法で改善する ことができ、同時に受入装置の製作費用が著しく削減される。これに使用する底 板部は金属製とし、曲げ・溶接技術、絞り・溶接技術により、或いはこれらを組 み合わせた方法で製作するのが合理的であるが、プラスチックから例えば射出成 形により製作することも可能である。
次に本発明を図面により例を挙げて詳細に説明する。
図面の簡単な説明 第1図は、操作ステーションの上の、本発明の受入・アンコイル装置とコイルと を示す概念図、 第2図は、第1図の装置の平面図、 第3図は、第1図の装置を操作ステーションの上に下ろした状態、第4a図、第 4b図、第4C図、第4d図は、引張帯材、受は台部、コイル受は板、帯材クラ ンプ装置を備えた、本発明の装置の別の例の展開図、 第5図は、受入装置と操作ステーションのもう一つの例、第6図は、心出し装置 を内蔵した更にもう一つの受入装置の例、第7図は、コイルを縦に支持するため の操作ステーション第8図は、第41図乃至第4c図に示した例の詳細図、第9 図は、安全弓形材を取り付けた第4a図乃至第4C図の例の詳細断面図、 第10a図、第tob図、第10c図は、帯材クランプ装置、第11a図、第1 1b図は、半径方向に移動自在の心出し装置の1例、第12図は、操作ステーシ ョンで持ち上げたコイル、第13図は、コイルカセット保管用ラックを示す。
第1図、第2図に示すように、コイルlは受入・アンコイル装置2の中に保管さ れ、この装置の中心には隆起した心金3があり、その外縁には補強構造4が設け である。この受入装置は深絞りにより作られ、従って補強構造4は深絞り方法で 製作された張り出した縁部5として形成されている。第1図に示すように、受入 装置2は、キャリヤ装置例えばレール付きのつかみ具6によりこれを両側で支持 して操作することが可能で、そうすればマニプレータで直接コイルをつかみ、そ の際これを傷つけるようなことは起こり得ない。更に受入装置2は矩形に構成さ れているので、この装置2をラックの平行のレール又はサポートの上に置いたり 、その上を移動したりすることができる。その場合コイルは、縁部5と一体に作 られた底板部7の上に載せておく。底板部7には心金3から半径方向に外側に延 びる開口部8が設けである。第1図乃至第3図に受入装置2と操作ステーション 9との関連作用を示した。操作ステーション9には架台10があり、その上に軸 ホールダ12で支えられたロール又はローラ11が突出している。受入装置2を 下げた場合、ロール11と軸ホールダ12とが底板部7の開口部12に入り込み 、コイル1を持ち上げるように、ロール11と開口部8とが上下に形成されてい る(第3図参照)。
勿論コイルをロール11の上に「下ろす」のは、レール6により受入装置2を架 台lOの上に下ろすか、或いは逆に架台10を底板部7に対してそれだけ持ち上 げることにより実施できる。このような関連操作は専門家にとっては公知であり 、常識である。
その場合コイル1をロール11により第3図に示す位置まで持ち上げることがで き、それからコイルを例えば輸送ロール13により送り出すか、或いは新しいコ イルを輸送ロール13により空の受入装置2に送り込むことが可能である。
或いは又、コイル1をロール11の上に置いて、その上で底板部7に触れないで 回せるようになるまで、コイルlを受入装置!2の中で僅かだけ持ち上げること もできる。その場合帯鋼1aは第1図、第2図のサポートローラ14によりコイ ルlから引き出され、縁部5のスリット15を通って送り出される。
第1図、第2図に示すように、底板部7の各隅の範囲にはそれぞれ1個の弓形材 31が設けである。この弓形材31はコイルlを外側から支え、帯鋼1aがロー ル11の後側にずれ落ちてそこに挟まるのを防止する。又弓形材31は底板部7 の底部及び縁部5に結合しであるので、全体の構造の剛性に寄与する。
第4a図乃至第4d図に、特に軽量でしかも同じ程度の剛性と安定性とを備えた 受入装ff12aを示す。この例では、コイルを受は入れるための底板部の代わ りに、フレーム27に固定した引張帯材2日を用いている。フレームは好ましく は中空角材を正方形に曲げて溶接してあ特表千3−504370 (4) る。この引張帯材28は特に薄い金属製で、安定性の理由からフレーム27の隅 の範囲に好ましくはその表面に取り付けてあり、コイル1(図示せず)をU形断 面の受は台部29とコイル受は板26とにより受は入れる。受は台部29(第4 b図)は、その表面36が平らであり、その裏側のU形断面の脚部37(第4b 図の破線)、の間が、引張帯材28の撓みに相当して形成しであるので、引張帯 材28が幾らか弛んでいてもコイルlを受は台部29の上に平らに置くことがで きる。更に、この引張帯材28の上に嵌めた受は台部29により、コイル重量の 一様な分布が確保される。
受は台部29の上にコイル受は板26(第4C図)に載せたコイル1が置かれる 。このコイル受は板26は好ましくは薄い金属板製で、その中心に心出し装置と して丸い成形片3aが設けてあり、この成形片3aの受は板26より隆起した環 状の縁部にコイルlの内径が嵌まる。受は板の下側には心棒41の入るブツシュ 38があり、ここではこれは引張帯材28と受は台部29のそれぞれ相当する穴 39及び40を貫通している。心棒41は操作ステーション9で例えばアンコイ ルの際にコイル1のセンタを決めるためのものである(第41図参照)。
第4d図は帯材クランプ装置32の俯轍図で、これはレール43を介してフレー ム27の上に載り、2個のレバー42によりフレームに連結しである。
第5図に示した操作ステーション9aでは、中心の心棒16が底板部7の中心の 穴83を貫通している。心棒16にはっは部があり、これでコイルlを載せたコ イル受は板26aを持ち上げる。図示のように、心棒16は電動機18による駆 動が可能で、その使用目的に応じてこれでコイル1からの帯鋼1aの引き出しを 促進したり、或いは反対方向に駆動して制動を掛けたりすることができる。第5 図に示すように帯鋼1aを引き出す際これが底部に触れないようになるまで、受 は板26a又はコイル1をステーション9aの上に持ち上げる。これにより帯鋼 1aのアンコイルや引き出しの際に生ずる力が全て受入装置26に掛からないよ うになる。又側方の支持力が縁部5に掛からないようにするために、ステーショ ン9aには図示のように一対のローラ19が設けてあり、これで帯鋼1aを送り 出す。
アンコイルを実施するには、図示していないリフト装置で心棒16を第5図で示 したように持ち上げればよい。心棒16を下げれば、これを底板部7の穴8aか ら完全に引き抜くことができ、その際受は板26aとコイル1は再び底板部7の 上に置かれる。
第5図の実施例では縁部5を底板部7に溶接し、補強構造4としてこの縁部の周 囲に管状材が溶接しである。保持装置20がアンコイルの間受入装置2cを両側 の縁部の所で支える。
第6図は、コイルlの心出しと保持のために、底板部7の中心に深絞りで作った 心出しリング3bを設けた実施例を示す。この心出しリング3bを囲んで軸受3 Cがあり、これに環状部3dが固定しである。
環状部3dはコイル1の穴に嵌まり、帯鋼1aのアンコイルの際これが操作ステ ーションの心出し用の心棒(図示せず)を介してコイルのセンタを維持する。
第7図は、操作ステーション9bが水平の心棒16aを備えた実施例である。操 作ステーション9bにはストッパ21があり、更に心棒16aには板状のストッ パ22が設けてあり、これは心棒16aに対して移動自在に軸受23に固定しで ある。
第7図に於いて、底板部7がストッパ21.22に当たる迄、受入装置2Cを操 作ステーション9bの中に挿入する。その際心棒16aが底板部7の穴8aを貫 通し、その先端のテーパ部分がコイル1に挿入される。第5図の実施例の場合の ように、心棒16aが挿入されて巻きほぐせる状態になったコイル1の重量は完 全に底板部7には掛からなくなる。この場合コイル1を受入装置2Cから取り出 したり、下ろしたりするのに何ら補助手段の必要はない。コイル1の受は渡しは 、心棒16aを単に底板部7の六8aに挿入するだけで行うことができ、又同様 に心棒16aを引き抜けばコイル1を受入装置2Cに「渡す」ことができる。一 部使用された残りのフィル1の落下を防止するには受入装置2cに適当な心出し 装置を設ければよい。その詳細に就いてはここでは省略する。
第8図に、第4a図乃至第4C図の、引張帯材28、受は台部29、心出し装置 3a付きコイル受は板26を備えた受入・アンコイル装fi2aの詳細を示す。
引張帯材28に被せた受は台部29は中央で交差し、その箇所に穴40(第4b 図参照)が設けである。受は板26が平らに置ける受は面を形成するために、4 個の挿入部材35が設けてあり、これは受は台部29のU形断面の間に挿入でき 、且つその下面37aは引張帯材28の撓みに合わせである(第9図も参照)。
この同一形状の4個の挿入部材35の代わりに、前述のように受は台部29自体 をそのように形成してもよい。
第9図に、受は台部29の折り曲げた端部44に固定した安全弓形材31aが示 しである。受入・アンコイル装置の図示した実施態様2aの場合に、材料の性質 上跳ね上がり易いコイルの外側の帯材が、コイル受は板26から飛び出して、受 は板26とカセットフレーム27との間に嵌まり込むのを防ぐのに、この安全用 弓形材31aは特に重要である。安定性の理由から、この安全弓形材31aは図 示したようにU形に曲げであるが、単に折り曲げた形にすることも可能である。
又安全弓形材31aをカセットフレーム27の方に固定してもよい。
第9図に於いて、コイル受は板26は折り返した安全弓形材31aよりいくらか 下にあって、受は板26と安全弓形材31aとの間にXの間隔が生ずる。この間 隔Xがコイルを持ち上げることのできる最大高さを決める。コイル材の幅が各部 材の寸法の制限を受けずにコイルをアンコイルするために、この安全弓形材31 aには帯材の通過するスリット又は上方に開いた隙間を設ける必要がある。
第10a図乃至第10c図は、第4d図ではカセットフレーム27に、他の実施 態様では補強構造4 (例えば第5図)に配置した帯材クランプMf132の作 動を示す。U形のレール43がフレーム27の上に移動自在に設けである。レー ル43はフレーム27又は補強構造4の上を滑動する必要があるのでその断面形 状はこれらの部材に合わせである。
レール43の両側面で、それぞれ1個のレバー42の一端が、レール43に設け た開口部45を通してフレーム27に連結してあり、その他端はトグルレバー4 7の支点46に支えられている。両方のレバー42(ただ1個のレバー42を設 けることも可能)をフレーム27の方に倒すと、帯材クランプ装置32はフレー ム27の上を、開口部5によって定められた距離だけ移動し、同時に一方の抑え 板48aが、レール43の上の第2の抑え板48bの方に移動して、コイル材1 aをそれがトグルレノ\−47の上を通過する位置で、エラストマーブロック4 9のばねにより充分の力でクランプする。
開口部45は一方向に広げであるので、帯材クランプ32が締まって帯材1aを クランプした状態の時、コイルの持ち上げと連動して動いて例えば下から保持す るホールダ50により、フレーム27の上で帯材クランプ32の方も持ち上げる ことができる。このホールダ50はその目的からすれば、フレーム用キャリヤレ ール6aに結合しであるのがよい(第12図参照)。
第11a図と第11b図とに心出し装置を半径方向に移動するための二つの可能 性を示す。これにより、コイル又はコイル受は板26が正確に中心にない場合で も、心棒41又は16を問題なく挿入できる。第11a図では、心棒16(又は 41)を挿入するためのブツシュ38aがリングフランジ41を備え、コイル受 は板26と心出し装置3aの環状に隆起した縁部との間の空間で半径方向に移動 自在に支えられている。
そのためコイル受は板26の内径はブツシュ38aの外径より幾らか大きく、こ れで心棒16又は41の挿入を可能にする遊びが規定される。
勿論受は台部29と引張帯材28の穴40乃至39もそれに相当して大きくなけ ればならない。
第11b図のもう一つの方法では、コイルに対してブツシュ38bには2枚のデ ィスク53を設け、その間にコイル受は板26を収め、全体をねじ54で締め付 けて、心棒41の心が幾らかずれた状態で結合する場合に、コイル受は板26の 内径と穴40及び39とによって規定された遊びの範囲内でブツシュ38bが半 径方向に移動することができるようになっている。
第12図は、心出し装置3aのブツシュ38に挿入した心棒41によりローラl eaの上に持ち上げた、受は板26の上に載せたコイルlの概念図である。更に 、適当な位置にサポートの所で高さが調節できるように設けたレール6a、6b の上に、同様にしてローラllaと心棒41とを備えた架台10aを、底板部7 (この図には可能な実施態様の何れも図示せず)に設けた開口部を通して持ち上 げ、又フレーム27も持ち上げた。第10c図に示した、帯材クランプ装置32 を持ち上げるためのホールダ50は、このレール6aに設けるべきであろう。ロ ーラ11aは第1図乃至第3図に示したような円筒形のロールではなく、相互に 独立して回転できるように共通の軸55に取り付けた複数のディスクローラ30 であり、これで異なった回転速度に対応してコイルを一様に巻きほぐすことがで きる。独立して回転可能のディスクローラ30を使用する代わりに、前述のよう に円錐形のロールも使用可能であるが、常時移動し得るように支持する必要があ るので、この方法はより複雑になる。
第13図は、フレーム25とレール26とを備えた保管用ラック24で、一対の レール26の各々に受入装置2を1個づつ置くことができる。
受入装置2が角形であるので、これを引出しのように保管用ラック24に抜き差 しすることが可能で、或いは受入装置2を保管用ラック24の中でキャリヤアー ムにより先ず僅か持ち上げてから摩擦抵抗なしに取り出すように、これを操作す るのも有効である。受入装置2の育利な形状により、多数のコイルを狭い場所に 操作し易い状態で保管でき、その際直径や帯幅が大幅に異なるコイルを標準化し た寸法の保管ラック又は受入装置でまかなうことが可能である。
Fig、9 国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.上に向かって開いた深皿状の、好ましくは角形で、少なくとも縁部の範囲に 1個の補強構造(4)を備えた、コイル(1)を受け入れるための1個の底板部 (7)と、更に好ましくは、特に前記底板部(7)又は1個のコイル受け板(2 6)の中心に隆起した1個の縁部を有する、コイル(1)用の少なくとも1個の 心出し装置(3;16;38;41)とを特徴とする、帯状(1a)又は線状の 材料のコイルを受け入れ、アンコイルするための装置2.前記補強構造(4)が 、好ましくはコイル帯材(1a)を側方に引き出すためのスリット(15)を備 えた、側方に張り出した縁部(5)として、或いは前記底板部(7)のフレーム (27)として形成されていることを特徴とする、請求項1記載の装置3.前記 心出し装置(3a;38)が、前記底板部(7)又はコイル受け板(26)に対 して半径方向に移動可能であり、及び/又はこの心出し装置がコイル(1)を受 け入れるための1個の回転自在に支持された部材(3d;16)を有することを 特徴とする、請求項1又は2記載の装置 4.前記底板部(7)が少なくとも1個の、好ましくは2個の、対角線に配置さ れ、前記フレーム(27)の両側で、特にその表面に固定された引張帯材(28 )から成ることを特徴とする、前記請求項の何れか1項記載の装置 5.前記引張帯材(28)の各々の上に、上側が平らな受け台部(29)を配置 し、これが特にU形断面を有し、その上辺で前記引張帯材(28)の上に被さり 、その下側、或いはくさび状挿入部材(35)の下側が前記引張帯材(28)の 撓みに合わせてあることを特徴とする、請求項4記載の装置 6.前記コイル(1)を持ち上げるか又はアンコイルするために、前記底板部( 7)に、又は前記引張帯材(28)の間に配置した、特に少なくとも3個の半径 方向に延びるスリット状の開口部(8)を通して、前記コイル(1)又は前記コ イル受け板(26)を把握し得る回転可能の支持装置(11)を備え、及び/又 は前記底板部(7)の中央の穴を貫通して、或いは前記引張帯材(28)の少な くとも1個と前記受け台部(29)とを貫通して、前記心出し装置(3)又は前 記コイル(1)に挿入し得る、特に回転可能の心棒(41;16)を備えている ことを特徴とする、前記請求項の何れか1項記載の装置 7.前記支持装置(11)が、好ましくは円錐形のローラとして、特に相互に独 立して動き得る個別のディスク(30)から成るローラとして形成されているこ とを特徴とする、請求項6記載の装置8.前記受け台部(29)或いは前記コイ ル受け板(26)の外周に、又は前記補強構造(4)に、少なくとも1個の、好 ましくは取り巻くように設けた、1個のスリット(15a)を備えた安全弓形材 (31)及び/又は少なくとも1個の帯材クランプ装置(32)が配置されてい ることを特徴とする、前記請求項の何れか1項記載の装置9.特に高さの調節が 可能の前記帯材クランプ装置(32)が、好ましくは前記補強構造(4)に連結 した1個のトグルレバーシステム(34)により相互に移動可能でクランプ可能 の抑え板(33)を有することを特徴とする、請求項8記載の装置11.前記底 板部(7)が金属薄板製の曲げ部材及び/又は引張部材として形成され、前記補 強構造(4)及び/又は心出し装置(3)が底板部(7)と一体に形成されてい ることを特徴とする、請求項1乃至3又は6乃至9の何れか1項記載の装置
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