JPH0350408A - 微粉炭バーナ - Google Patents

微粉炭バーナ

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JPH0350408A
JPH0350408A JP1182500A JP18250089A JPH0350408A JP H0350408 A JPH0350408 A JP H0350408A JP 1182500 A JP1182500 A JP 1182500A JP 18250089 A JP18250089 A JP 18250089A JP H0350408 A JPH0350408 A JP H0350408A
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沖浦 邦夫
Akira Baba
彰 馬場
Noriyuki Oyatsu
紀之 大谷津
Hiroyuki Kako
宏行 加来
Shigeki Morita
茂樹 森田
Yoshinobu Kobayashi
啓信 小林
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業」ニの利用分野] 本発明は微粉炭の燃焼装置に係り、特にミルと微粉炭バ
ーナを直接連結して運転ずる燃焼システムにおける負荷
変化の運用幅を拡大するのに好適な微粉炭バーナに関す
る。
〔従来の技術] 近年、我が国においては重油供給量のひっ迫がら、石油
依存度の是正を計るために、従来の重油専焼から石炭専
焼へと燃料を変換しつつあり、特に事業用火力発電ボイ
ラにおいては、石炭専焼の大容量火力発電所が建設され
ている。
一方、最近の電力需要の特徴として、原子力発電の伸び
と共に、負荷の最大、最小差も増加し、火力発電用ボイ
ラをヘースロード用から負荷調整用へと移行する傾向に
あり、この火力発電用ボイラを負荷に応じて圧力を変化
させて変圧運転する、いわゆる全負荷運転では超臨界圧
域、部分負荷運転では亜臨界圧域で運転する変圧運転ボ
イラとすることによって、部分負荷運転での発電効率を
数%向上させることができる。
このためにこの石炭専焼火力においては、ボイラ負荷が
常に全負荷で運転されるものは少なく、負荷を昼間は7
5%f+.荷、50%負荷、25%負荷へと負荷を上げ
、下げして運転したり、あるいは夜間は運転を停止する
など、いわゆる高頻度起動停止(Daily  Sta
rt  Stop以下単にDDSという)運転を行なっ
て中間負荷を担う石炭専焼火力へと移行しつつある。
またDSS運転を行なう石炭専焼ボイラにおいては、起
動時から全負荷に至るまで微粉炭のみで全負荷帯を運転
するものは少なく、石炭専焼ボイラといえども起動時、
低負荷時には微粉炭以外の軽油2重油、ガス等を補助燃
料として用いている。
それは起動時においては石炭専焼ボイラからミルウオー
ミング用の排ガス、加熱空気が得られず、このためにミ
ルを運転することができないので石炭を微粉炭に粉砕す
ることができないからである。
また、低負荷時にはミルのターンダウン比がとれないこ
と、微粉炭自体の着火性が悪いことなどの理由によって
軽油1重油、ガス等が用いられている。
例えば起動時には軽油1重油を用いる場合は、起動時か
ら15%負荷までは軽油を補助燃料としてボイラを焚き
上げ、15%負荷から40%負荷までは軽油から重油へ
補助燃料を変更して焚き上げ、40%負荷以上になると
補助燃料の重油と主燃料の微粉炭を混焼して順次補助燃
料の重油量を少な(するとともに主燃料の微粉炭量を多
くして微粉炭の混焼比率を上げて実質的な石炭専焼へと
移行する。
以下、第6図および第7図を用いて微粉炭′焚きボイラ
の起動時における概要について説明する。
第6図及び第7図は微粉炭焚ボイラの概略系統図および
従来の微粉炭バーナの拡大断面図を示す。
第6図に示す微粉炭焚ボイラ1をコールドスタートする
際は、まず第7図に示す微粉炭バーナ7の軽油点火バー
ナ2により、重油起動バーナ3を点火する。そして、重
油起動バーナ3のみで、ボイラ負荷の25〜35%まで
焚きあげる。そして、ボイラ火炉4の火炉的温度が十分
に上った時点で、第6図のミル5から微粉炭供給管6、
微粉炭バーナ7へ微粉炭燃料を供給して微粉炭ノズル8
からボイラ火炉4内へ送り、微粉炭専焼へと切り換える
微粉炭の搬送用媒体は、第6図のエアヒータ9によって
、ボイラ排ガスと熱交換された後ミル5に送られ、コー
ルバンカ10から供給される魂炭に付着した水分の除去
と、ミル5に内蔵した図示し、ていない分級器の分級エ
アとして、さらには、ミル5で粉砕された微粉炭を微粉
炭バーナ7まで搬送するだめの搬送用空気として使用さ
れる。
第7図には従来技術の微粉炭用バーナ7を示しているが
この微粉炭バーナ7には、軽油点火バーナ2と重油起動
バーナ3が取り付けられており、微粉炭バーナ7を構成
している。風箱11内の燃焼用空気は、二次エアレジス
タ12と三次エアレジスタI3により、旋回が加えられ
た後、ボイラ火炉4内に投入される。一方、微粉炭は微
粉炭供給管6を通り微粉炭バーナ7の微粉炭ノズル8へ
送られるが、その間にベンチュリー14を通過するのみ
で、はぼ自由噴流に近い状態でボイラ火炉4内に吹き込
まれる。この微粉炭バーナ7には保炎器がな(、燃焼用
空気の旋回によって、逆流域が生じ、火炎の伝播速度以
下の流速域で、火炎が保持されるのみであった。したが
って微粉炭粒芋の拡散は良いが、一方では火炎が不安定
になり、微粉炭バーナ7の空気側の操作条件に極めて左
右されやすい。なお、第6図の符号15は重油タンク、
16は軽油タンクである。
一方、ミル5(微粉炭バーナ7)の負荷が低い領域でミ
ル5から供給される微粉炭−空気流中の微粉炭濃度(C
/A)が低くなるため、着火安定性が悪(なる。第8図
は、この関係を示したもので、横軸にミル負荷(処理量
)を、縦軸に微粉炭空気濃度を示し瀝青炭を粉砕したデ
ータをプロットしているが、第8図中のハツチングで示
すミル負荷30%以下、C/A=0.3以下の着火不安
定領域では、微粉炭バーナ7における着火保炎性が悪く
、このような状態では微粉炭焚ボイラ1の火炉出口にお
けるフライアッシュ中の未燃分が著しく増加する。
〔発明が解決しようとするi!l!題〕この様に補助燃
料を用いる微粉炭バーナでは、頻繁な起動停止運転毎に
補助燃料の使用量を著しく多くするため好ましくなく、
直接ミルから微粉炭バーナへ微粉炭−空気流を供給する
燃焼システムではミルの負荷(処理量)が低い場合、微
粉炭バーナの着火安定性が悪くなるためフライアッシュ
中の未燃分が増加する欠点がある。
本発明はかかる従来技術の欠点を解消しようとするもの
で、その目的とするところは出来るかぎり補助燃料を削
減し、しかも微粉炭バーナの着火安定性を向上させるこ
とにより、安全で経済的な微粉炭焚きボイラの中間負荷
運用を可能にする微粉炭バーナを提供することにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明は前述の目的を達成するために、微粉炭供給管内
に微粉炭濃度を変える濃縮器と、この濃縮器の上流に開
、閉する可動弁を設けて外側通路と内側通路に分割し、
可動弁の開、閉によって外側流路の微粉炭濃度を可変で
きるようにしたものである。
〔作用] ミルの起動時及び低負荷時にはC/Aが低くなるので、
微粉炭供給管内に慣性力を利用した濃縮器と可動弁を設
は可動弁を閉ることによって外側流路のC/Aを高くし
、ミルの負荷が高負荷時には流速が増加するために生ず
る圧力損失、摩耗を抑制するように可動弁を開いて微粉
炭焚ボイラの中間負荷運用に対応する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る微粉炭バーナの断面図、
第2図は第1図の濃縮器と可動弁の拡大断面図、第3図
はv1縮器の他の実施例を示す斜視図、第4図および第
5図は濃縮器における高C/A側の一次空気分配率と微
粉炭濃縮率及び外側流路の断面積と内側流路の断面積の
比を示した特性線図である。
第1図から第3図において、3は重油起動バーナ、4は
ボイラ火炉、6は微粉炭供給管、7ば微粉炭バーナ、8
は微粉炭ノズル、11は風箱、12は二次エアレジスタ
、13は三次エアレジスタで従来のものと同一のものを
示す。
17はガイドスリーブ、18はガイドスリーブ17に固
定された一a縮器、19は可動弁、20゜21は濃縮器
18と可動弁19によって分割された外側流路、内側流
路、22はアクチュエータ、23は外周保炎器、24は
バーナスロート、25は分割スリーブ、26はリプであ
る。
この様な構造において、微粉炭と搬送用1次空気の混合
流Aは図示していないミルから微粉炭供給管6により第
1図の矢印Aで示す様に供給され、微粉炭バーナ7の先
端部で可動弁19.濃縮器18によって分割された外側
流路20.内側流路21を経てボイラ火炉4に入り、燃
焼される。微粉炭バーナ7では更に、2次空気B、3次
空気Cの燃焼用空気が風箱11内で2次空気レジスタ1
2.3次空気レジスタ13および分割スリーブ25によ
って分割され、各々旋回を与えられてバーナスロート2
4へ供給される。可動弁19はアクチュエータ22によ
って矢印り、Eで示すように移動し微粉炭バーナ7の要
求性能を満足するように制御される。この微粉炭バーナ
7における濃縮器18゜可動弁19の機能について第2
図を用いて説明する。微粉炭供給管6内へ混合流Aが供
給され先ず、上流側に位置する可動弁19と下流側に位
置する濃縮器18との間隙より濃縮器18をバイパスす
る′a縮器バイパス流れAH,次に濃縮器1日により分
離される低濃度流れAR1微粉炭供給管6の内面にそっ
て流れる高濃度流れA、に三分割され、る。ここで、濃
縮器バイパス流れA、は、可動弁1つを矢印りで示すよ
うに引抜くことによって調節され、火炎安定性の良い通
常負荷帯ではこの可動弁19を開けて、微粉炭バーナ7
の差圧を高くしないようにするとともに混合流Aの流速
を出来るだけ低く保ち摩耗による損傷を低減する。一方
、低負荷帯(く30%)では可動弁19を矢印Eで示す
ように押し出すことによって閉じ、高C/Aの必要な外
周保炎器23の内側へ高濃度流れA。
を作るのである。
つまり、第1図、第2図において、1次空気で搬送され
る微粉炭と混合流Aは、濃縮器1日、可動弁19によっ
て、高濃度流れACと低濃度流れAIおよび濃縮器バイ
パス流れA、に分割される。
微粉炭燃焼において、保炎を安定化するためには、微粉
炭粒子の高濃度化と粒子の低速化が必要である。通常ミ
ル5を用いた微粉炭燃焼バーナ7においては、負荷が低
下すると、微粉炭バーナ7の入口において微粉炭濃度が
低下する。このために微粉炭バーナ7の負荷に応じて、
:震度と流速の調整が必要であるが、本発明の微粉炭バ
ーナ7では微粉炭バーナ7の中心部に設置した濃縮器1
8と可動弁19の出し入れで、内側流路21に流入する
空気量、微粉炭量を調整できるようにしたのである。
微粉炭バーナ7の内部に第1図、第2図に示すように濃
縮器18と可動弁19を備えることによって、高濃度流
れA、は微粉炭バーナ7の内側壁に沿って外側流路20
へ流れ、第1図、第2図における外周保炎器23で保炎
する。一方、低濃度流れAR,濃縮器バイパス流れA8
は可動弁19と濃縮器18の間及び濃縮器18の間を通
って微粉炭バーナ7の内側流路21に流れる。
さて、微粉炭バーナ7の負荷が低い場合には、微粉炭濃
度が低下するので、微粉炭粒子濃度を向上させる必要が
あり、このために、低負荷時には可動弁19を第2図の
破線で示す位置まで押し出し可動弁】9を閉じた状態に
する。このように可動弁19を破線の位置へ前進させる
ことによって、可動弁19と′a縮器18の間隔が閉し
られ混合流Aの内、1次空気の一部が濃縮器バイパス流
れAllとなって内側流路21へ分離されるために外側
流路20の高濃度流れA、はそれだけC/AはCWにな
る。一方、微粉炭バーナ7の負荷が高い場合、微粉炭バ
ーナ7の入口の微粉炭濃度は最も高くなるために、可動
弁19を第2図の実線で示す位置まで引き抜(状態にし
、1次空気と微粉炭のすべてが、図中の外側流路20と
内側流路21を高濃度流れA、として流れるようにする
。この可動弁1つの操作によって、微粉炭バーナ7の負
荷によらず常に高濃度微粉炭流を外周保炎器23に送り
込むことができるため、高燃料比炭はもちろん幅広い負
荷帯でも常に安定した燃焼が可能となる。
第4図は横軸に高C/A側への1次空気の分配率(−1
00XAc中の空気流it/A中の空気流量)を、縦軸
に微粉炭濃縮率(=100XA、中の微粉炭流ffl/
A中の微粉炭流星)を示した特性線図、第5図は横軸に
高C/A側の1次空気分配率を、音軸に外側流路20の
断面積S。と内側流路21の断面積S、との比を示した
特性線図である。
第4図は混合流A中のC/A (入口C/A )0.2
の場合を示しているが第1図、第2図の実施例では第4
図に示すように濃縮率60〜80が得られ、微粉炭供給
管8内での外側流路20の断面積:30と内側流路21
の断面積:S、との比:S o / S ; は第5図
に示すように0.6以下とすると良いことが分かった。
従って、実用的な範囲は、着火安定性も考慮するとC/
A≧0.3であり、第4図及び第5図中のハツチングで
示した領域となる。
第3図は濃縮器18の他の実施例を示したもので、第1
図および第2図の濃縮器18と異なる点はリプ26を設
けた点である。
第3図に示した濃縮器18の特徴は、外周部へ微粉炭粒
子を慣性力で分離させる円錐上の粒子ガイド部にリブ2
6を設けて濃縮器バイパス流れARへの微粉炭■を出来
るだけ少なくしたものである。
このような構造でも実施例1に示した面積比率は必要で
あるが効率が約10%向上した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来30〜100%の負荷範囲で燃焼
できた微粉炭バーナを負荷範囲5〜100%にまで拡大
することができ、この成果を事業用ボイラに適用すると
年間の油使用量は70%以上節約できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る微粉炭バーナの群断面回、第2図
は第1図の濃縮器近傍の拡大断面図、第3図は濃縮器の
他の実施例を示す斜視図、第4図および第5図は横軸に
高C/A側の1次空気分配率を示し、縦軸に微粉炭濃縮
率、So/S、を示しある。 3−・・・・−重油起動用バーナ、6−−−微扮炭供給
管、8 濃縮器、 ■ 可動弁、 ■ ・・・−外側 流路、 ■ 内側流路、23 外周保炎器。 8 第1図 第2図 第3図 と6 第8図 一ミル頑荷 第4図 ¥+C7At貝11の丁)欠で気イ)曇己帝 (%)再
5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 微粉炭供給管の先端に外周保炎器を、微粉炭供給管のほ
    ぼ中心に起動用バーナを配置して微粉炭を燃焼させるも
    のにおいて、前記微粉炭供給管内に微粉炭濃度を変える
    濃縮器と、この濃縮器の上流に開、閉する可動弁を設け
    て外側流路と内側流路に分割し、可動弁の開、閉によつ
    て外側流路の微粉炭濃度を可変できるようにしたことを
    特徴とする微粉炭バーナ。
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