JPH03503721A - 酵素的に活性な組換えグルコセレブロシダーゼ - Google Patents

酵素的に活性な組換えグルコセレブロシダーゼ

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JPH03503721A
JPH03503721A JP90502257A JP50225790A JPH03503721A JP H03503721 A JPH03503721 A JP H03503721A JP 90502257 A JP90502257 A JP 90502257A JP 50225790 A JP50225790 A JP 50225790A JP H03503721 A JPH03503721 A JP H03503721A
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ラスムセン,ジェイムズ
バーソミアン,ゲアリー
バーグ,マイケル
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ジェンザイム コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 16、 細胞が吐乳動物細胞である請求の範囲第14項記載の真核細胞。
171. @乳動物細胞が支那ハムスター卵巣細胞である請求の範囲第16項記 載の真核細胞。
]8、 核酸がヒトグルコセレブロシダーゼをコードするDNAからなる請求の 範囲第14項記載の真核細胞。
19、  DNAが、グルコセレブロシダーゼをコードするDNAのプロモータ と前記グルコセレブロシダーゼをコードするDNAのATG開始部位との間の天 然領域の少なくとも50%を欠如する請求の範囲第14項記載の真核細胞。
20、  細胞が昆虫細胞である請求の範囲第19項記載の真核細胞。
21、 細胞が哺乳動物細胞である請求の範囲第19項記載の真核細胞。
22、 哺乳動物細胞が支那ハムスター卵巣細胞である請求の範囲第21項記載 の真核細胞。
23、 核酸がpVL941.GCRD21により生成さしる゛請求の範囲第1 5項記載の昆虫細胞。
24、 核酸が、天然グルコセレブロシダーゼのアミノ酸配列に対し少なくとも 95%のホモロジーを有するアミノ酸配列をコードするDNAからなるベクター によって生成される請求の範囲第15項記載の昆虫細胞。
25、 核酸がpAc373.GCR2,2により生成される請求の範囲第24 項記載の昆虫細胞。
26、 天然グルコセレブロシダーゼが霊長動物内で天然に生ずる請求の範囲第 24項記載の昆虫細胞。
27、 天然グルコセレブロシダーゼがヒトの内部で天然に生ずる請求の範囲第 26項記載の昆虫細胞。
28、 グルコセレブロシダーゼが少なくとも2個の露出マンノース残塁を含む 請求の範囲第14項記載の真核細胞。
29、 グルコセレブロシダーゼが3〜9個のマンノース残基を有する炭水化物 成分を含む請求の範囲第281項記載の真核細胞。
30、3〜9個のマンノース残基がMan3〜Mang構造内に配置されてなる 請求の範囲第29項記載の真核細胞。
31、 請求の範囲第15項記載の細胞からなる昆虫。
32゜ 請求の範囲第16項記載の細胞からなる哺乳動物。
33、 グルコセレブロシダーゼをコードする核酸を真核細胞中に導入し、 前記細胞により前記グルコセレプロシダーゼを発現させ、かつ 前記グルコセレブロシダーゼを精製することを特徴とする酵素活性の組換グルコ セレブロシダーゼの製造方法。
34、 真核細胞が昆虫細胞である請求の範囲第33項記載の方法。
35、 真核細胞が哺乳動物細胞である請求の範囲第33項記載の方法。
36、 @乳動物細胞がCHO細胞である請求の範囲第35項記載の方法。
37、 細胞によりグルコセレブロシダーゼを発現させる工程が、前記細胞を培 地中でインビトロにて培養することからなる請求の範囲第33項記載の方法。
38、 細胞によりグルコセレブロシダーゼを発現させる工程が、前記細胞をイ ンビボにて昆虫内で成長させることからなる請求の範囲第34項記載の方法。
39、 細胞によりグルコセレブロシダーゼを発現させる工程が、前記細胞をイ ンビボにて哺乳動物内で成長させることからなる請求の範囲第35項記載の方法 。
40、 グルコセレブロシダーゼを精製する工程が、前記グルコセレブロシダー ゼを培地から精製することからなる請求の範囲第37項記載の方法。
破壊して細胞抽出物を生成させると共に前記グルコセレブロシダーゼを前記細胞 抽出物から精製することからなる請求の範囲第33項記載の方法。
42、 細胞がpGB20、pGB37及びpGB42よりなる群から選択され るプラスミドにより形質転換されてなる請求の範囲第16項記載の哺乳動物細胞 。
43、 細胞がプラスミドpGB34とpGB2°0、pGB37及びpGB4 2よりなる群から選択されるプラスミドとにより同時形質転換されてなる請求の 範囲第16項記載の哺乳動物細胞。
44、 培地のpHが約pH6,5〜pH7,2、特許請求の範囲第37項記載 の方法。
45、 培地のpHが約pH6,6〜pH6,8である請求の範囲第44項記載 の方法。
46、 培地が、約50%飽和より低くかつ細胞を維持するのに充分な量の02 を含有する請求の範囲第37項記載の方法。
47、 培地が、約20%飽和−約30%飽和の量の02を含有する請求の範囲 第37項記載の方法。
明   細   書 酵素活性の組換グルコセレブロシジーゼ及団卑声月 本発明は、酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼの発現に関するものである。
ゴージニー病は、糖脂質グルコセレブロシドを加水分解するりソソーム酵素グル コセレブロシダーゼ(rGCRJ )の欠損を特徴とする常染色体劣性のりソン ーム貯蔵障害である。
ゴージニー病患者において、この酵素の欠損は、白血球及び老化赤血球の膜から のグルコスフィンゴリピドの分解から主として生ずる糖脂質グルコセレブロシド を主として肝臓、牌臓及び骨髄にお(ブる食細胞のりソソームに多量に蓄積させ る。
この病気の臨床的徴候は牌腫、肝腫、骨格障害、血小板減少症及び貧血を伴う。
この病気に罹患した患者に関する現在の治療は、骨癌を緩和するための沈痛剤の 投与、血液及び血小板の輸血、並びに重度の場合には牌臓切除術を含む。骨浸蝕 を受けた患者には関節置換が必要である。プラディ−[(196&> 、ニュー ・イングランド・ジャーナル・オブ・メジソン第275巻、第312頁コは、ゴ ージニー病の治療としてGCRによる酵素置換治療を提案している。しかしなが ら、フルピッシュ等[(1978)、バイオケミカル・バイオフィジカル・リサ ーチ・コミュニケーション、第81巻、第1047頁]が観察したところでは、 注入されたヒト胎盤GCRは、これが活性となる部位、すなわち細網内皮系の細 胞におけるリンツームに到達せず、寧ろ、肝細胞によって吸収される。フルピッ シュ等[(1981) 、バイオケミカル・バイオフィジカル・アクタ、第67 3巻、第425頁]は、GCRをノイラミニダーゼ、β−ガラクトシダーゼ及び β−N−アセチルへキソースアミニダーゼにより順次に処理して食細胞に対する ヒト胎盤GCRの供給を改善すると共に、処理されたGCRが未処理蛋白よりも 効率的にラットのクツベル細胞により吸収されることを示した。
ソルダ等[(1985) 、プロシーディング・ナショナル・アカデミ−・サイ エンス・USA、第82巻、第7289頁]及びツジ等[(1986) 、ジャ ーナル・バイオロジカル・ケミストリー、第261巻、第50頁]は、ヒトGC Rをコードする遺伝子のクローン化及び配列決定を記載している。
発明のヌ直 一般に本発明は、−面において、真核細胞により産生される酵素活性の組換GC Rを特徴とする。[組換GCRJ(rrGcRJ )という用語は、本明細書に おいて、たとえば昆虫細胞、酵母細胞又はたとえばCHO細胞のように哺乳動物 細胞などの細胞に挿入される遺伝子処理されたOCRコード核酸から産生される 任意のGCRを意味するために使用される。一般に、核酸は宿主細胞につき必要 に応じ、たとえばプラスミド若しくはウィルスのようなベクター内に存在する。
たとえば昆虫細胞にて発現させるには核酸はたとえばバキュロウィルスのような 昆虫ウィルス内に存在することができる。本明細書において使用される「昆虫細 胞」という用語は任意の生存する昆虫細胞、たとえば生存する昆虫又は組織培養 物に存在する双翅目若()くはfa翅目の細胞を意味する。
本明細書にで用いる「哺乳動物細胞」という用語は任意の生存する哺乳動物細胞 、たとえば生存する咄乳動物若しくは組織培養物(存在する醤歯動物細胞若しく は霊長動物細胞を意味する。「酵素活性」という用語は本明細書において組換O CRに関し用いられて、rGCRがグルコセレブロシドを加水分解しうると共に rGcR1ma当り少なくとも106単位の活性にて低分子基質4−メチル−ラ ムベリフェリルーβ−D−グリコシドを開裂すうろことを意味する。
第2の面において本発明は少なくとも1個の露出マンノース残基を有する酵素活 性の組換GCRを特徴とし・、ここで(3CRはヒトマンノースリセプタ蛋白に 対し特異的に結合することができる。
[少なくとも′1個の露出したマンノース残基を有するGCRJという表現は、 GCRがグリコジル化されか′つGCRに結合した炭水化物基の少なくとも1個 がマンノース残基で終端した炭水化物連鎖を有することを意味する。好ましくは 、露出したマン、/−ス残基はマンノースリセプタ蛋白に対し容易に結合するこ とができ、この露出マンノースリセブタはその三次元配置においでG CRに対 t)外側に位置する。
水防tiJiIIに用語とし・で用いる「ヒトマンノースリセブタ蛋白に対し特 異的に結合しノうるJ GCRは、露出マンノース残基にてリセブタ蛋白により 特異的に識別されるGCRである。
好適具体例において、rGCRは霊長類GCR1たとえばヒトGCRのアミノ酸 配列に対し少なくとも95%のホモロジーを持ったアミノ酸配列を有する。この rGCRは少なくとも2個の露出マンノース残基を有する。rGCRは3〜9個 のマン、!−ス残基を有する炭水化物成分を含み、好ましくはマンノース残基は Mana=Mang構造(Man3−(310NAC2などと称する)に配置さ れ、リセプタ蛋白は食細胞中に天然に存在し、ざらにGCRはたとえば双翅目細 胞若しくは鱗翅目細胞のような昆虫細胞、或いは酵母細胞又はたどえばCHO細 胞のように哺乳動物細胞にて産生される。
第1図は、Man3〜Man9構造に配置された3〜9個のマンノース残塁を有 する各種の炭水化物成分を例として示している。本明細書中で用いる「Man3 〜lvlang構造」という用語は、たとえば第1図に示したようなマンノース 残基及びその構造異性体の配置を意味する。
第3の面において本発明は、細胞内で発現することができ、ヒトマンノースリセ プタ蛋白と特異的に結合しうる酵素活性r’ G CRをコードする遺伝子処理 された核酸を含有する真核細胞を特徴とする。
好適具体例において、核酸は天然OCRのアミノ酸配列に対し少なくとも95% のホモロジー、特に好ましくはたとえばヒトGCRのような天然の霊長動物GC Rのアミノ酸配列に対し95%のホモロジーを有するアミノ酸配列をコードする DNAを持ったベクターである。
他の好適具体例において、核酸は、GCRコード配列のプロモータと遺伝子のA TG開始部位との間にて天然GCR遺伝子に存在する領域の少なくとも50%を 欠如したDNAであり、より好ましくは核酸はプラスミドpVL941.GCR D21又はプラスミドpAc373.GCR2−2に存在するDNAであり、ざ らに細胞はこの種のプラスミドにより形質転換された昆虫細胞である。
他の好適具体例において、核酸はプラスミドpGB20又はプラスミドpGB3 7又はプラスミドpGB42に存在するDNAであり、ざらに細胞は哺乳動物細 胞、好ましくは支那ハムスター卵巣細胞であって、任意のこの種のプラスミドに より形質転換され或いはプラスミドpGB34とこの種の任意のプラスミドとに より同時形質転換されたものである。
他の好適具体例において、OCRコード化核酸を含有する細胞は昆虫細胞、酵素 細胞又は哺乳動物細胞である。
関連する面において、本発明はGCRコード化核酸を含有した昆虫細胞を含む生 存昆虫、或いはGCRコード化核酸を含有した哺乳動物細胞を含む上記しだな生 存哺乳動物を特徴とする。
他面において本発明は、酵素活性のrGCRの製造方法を含み、この方法はrG CRコード化核酸を真核細胞中に導入し、この細胞によりrGCRを発現させる と共にrGCRを精製することを特徴とする。細胞により保持される発現rGC Rを細胞の抽出物から精製することができ、周囲の培地中に細胞により分泌され た発現rGCRを培地から直接に精製することができる。
好適具体例においてこの方法は、細胞をインごトロで培養し、或いは細胞をイン ビボにて生存真核生物、たとえば生存する昆虫若しくは哺乳動物にて成長させる ことを含む。
本発明は、ヒトマンノースリセプタ蛋白により特異的に識別される形態にて酵素 活性のrGCRを提供する。本発明のrGCRは、ゴーシェー病に罹患したヒト に標準的な酵素置換方式により投与するのに適する。ざらに本発明は、たとえば ヒト胎盤のような通常GCRが得られるヒト組織に一般的に存在するウィルス剤 若しくは細菌剤を含まない酵素を提供する。ざらに、本発明のrGCRは細胞か ら多量に分泌され、周囲の培地中に産生され、そこから容易に精製される。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の好適具体例の説明から一層明らかとなるで あろう。
殖産!直叢9基里 先ず最初に図面につぎ簡単に説明する。
回道 第1図は各種のrGCRのマンノース末端炭水化物成分及び典型的な複合型炭水 化物成分の略図であり、丸印はマンノース残塁を示し、黒三角印はグルコース残 基を示し、黒四角印はN−アセチルグルコサミン残基を示し、0四角印はガラク トース残基を示し、ダイヤモンド印はN−アセチルノイラミン酸残基を示し、ハ ツチング三角印はフコースを示し、第2図はOCRコード化領域と5′及び3′ 非コード化領域とポリヘトリン制御配列との間の各種のGCR7CR7日子クロ ーンる位置関係の略図であり、 第3図はプラスミド、すなわちプラスミドpGB9゜D21内に挿入されたGC Rの欠失物(5′非コード化領域が除去され、かつ3′非コード化領域の1部が 除去されている)の作成の略図であり、 第4図はプラスミドpvL941.GCRD21の作成の略図であり、 第5図はプラスミドpAc373.GCR2,2の作成の略図であり、 第6図はプラスミドpGB9.D21C及びpGB9゜D21C1の作成の略図 であり、 第7図はプラスミドpGB20の作成の略図であり、第8図はプラスミドpGB 34の作成の略図であり、第9図はプラスミドpGB37及びpGB42の作成 の略図である。
ルコセレブロシ −ゼ(GCR) 上記したように、OCRはグルコセレブロシドの加水分解を生ぜしめる酵素活性 を有する。本発明はこの種の活性を有する仝ゆる酵素を包含し、限定はしないが その例はヒト胎盤中に存在する酵素である。この酵素活性をコードする遺伝子が 上記したようにクローン化されており、そのDNA配列も公知である。本出願に おいて、本出願人はこのクローン化されたDNAを用いて、ヒトにおける治療用 途に適した構造を有するrGCRを生産する例を示す。
以下、昆虫ベクター中へのヒトGCRコード化DNAの挿入及び昆虫細胞による DNAの発現に関する実施例、並びに哺乳動物ベクター中へのヒトGCRコード 化DNAの挿入及び哺乳動物細胞によるDNAの発現に関する実施例につき説明 する。本発明はこれら実施例のみに限定されず、当業者は本発明の範囲内におい て各種の改変をなしうろことを了解す一般に、GCR遺伝子を昆虫ウィルス内に 挿入するには、遺伝子を先ず最初に伝達ベクター、たとえば1)AC373に挿 入し、次いでたとえばSF9細胞のような昆虫細胞に伝達ベクターを野生型ウィ ルスDNAと共に同時感染させて、伝達ベクターとウィルスDNAとの組換によ りGCRをコードする所望の組換ウィルスを生ぜしめる。
第2図及び第5図を参照して、伝達ベクターpAC373(テキサス州、テキサ スA&M大学、カレッジ部門におけるM、サンマース博士から入手)は、ポリヘ トリン制御信号の制御下で遺伝子の位置決定を可能にするBamHIクローン化 部位を有する。たとえばバキュロウィルスのp10プロモータのような他のプロ モータも本発明に適している。プラスミドpGC8−2Kbは、p8R322[ ソルダ等、プロシーディング・ナショナル・アカデミ−・サイエンス・USA。
された約1sobpの非コード化5′配列と5oobpの非コード化3′配列と を包含するOCRの全てのコード化配列を含有する。このプラスミドはE、ボイ トラー博±[クリラプス・クリニーク・アンド・リサーチ・グアウンデーション 、ラジュラ、カリホルニア州]から得られ、この遺伝子を次のようにしてpAC 373中にクローン化した。プラスミドpGC3−2KbをEC0RIで切断す ると共に、両末端を1゛4ポリメラーゼにより平滑末端化した。旦1LIIリン カを加え、2.2KbのGCRを含有する断片を精製した。
旦旦↓■末端はBamHI末端に対し適合性であり、pACり同定した。得られ たプラスミドをpAc373.GCR2,2と名付けた。
多核性多角体病ウィルス・オートグラフ?・カリホルニ力(Autograph a cat 1fornica>  (A CM N P V )分離物E2( テキサス州、テキサスA&M大学・カレッジ部門A、サンマース博士から入手) のゲノムに対するOCRをコードする2、2Kb断片の伝達は、スポドプテラ・ フルギペルダ(Spodoptera frugiperda )細胞ラインS F9 [スボドプテラ・フルギペルダIPBL−3f21−AE細胞のクローン 分離物:アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション、受託番号CRL17 11、テキサス州、テキサスA&M大学・カレッジ部門、M、サンマース博士か ら入手]を野生型ウィルスDNAと標準法により作成されたDAC373−GC R2,2とにより同時トランフエクトして行なった。要するに、SF9細胞を1 0%胎児牛血清を含有するTNM−FH培地(ヒンク、ネーチャー、第266巻 、第466頁(1970) ]にて27℃±1℃の温度で培養した。細胞は単層 又は懸濁物のいずれかで培養した。これら細胞を毎週約2〜3回でサブ培養した 。懸濁物で成長させる場合、フラスコ回転器を50〜60rpmにて撹拌した。
SF9細胞をウィルスDNAでトランスフェクトし或いはウィルスDNAと伝達 ベクターDNAとの混合物で同時トランスフェクトする方法はブランド等[パイ ロロジー、第ioi巻、第286頁(1980) ]及びカルステンス等[パイ ロロジー、第101巻、第311頁(1980) ]により記載されたグラハム 等、パイロロジー、第52巻、第456頁(1973)の燐酸カルシウム技術の 変法とした。有するに、25c+n2のフラスコに2x ’l Q6個の細胞を 接種した。1〜2時間後、フラスコを吸引すると共に、10%胎児牛血清を含有 する0、75rIdlのブレース培地を付着性細胞に添加した。次いで1t!9 のウィルスDNA (2aの伝達ベクターDNAを含む又は含まない)を含有す る0、751dの25m)iの1−1e pe 5(pH7,1> 、140m HのNaCff1.125018のCaCj!2を徐々に添加した。フラスコを 27℃にて4時間培養した後、トランスフェクション混合物を除去し、10%胎 児牛血清を含有する5InlのTNM−FHで交換した。pGC8−2kbから 2.2Kb  GCR断片をコードする組換ウィルスを生産するため、I X  106個の細胞を9c+n2の皿に塗抹し、次いでこれら細胞を2μ3のpAc 373.GCR2゜2と1メOのオートグラフ?・カルホルニ力開成共有円形D NA(「CCCDNA」)とでトランスフェクトした。細胞を野生型ウィルスD NAと伝達ベクターDNAとで同時トランスフェクトした後、少割合の得られた 形質転換体は組換ウィルス生成し、ここでポリヘトリン遺伝子はもはや発現され ない。
これらは、トランスフェクトしてから48時間後のトランスフェクトフラスコか ら収穫された上澄液を付着性細胞に感染させることにより生ぜしめた充分な個数 のウィルス性斑点を肉眼検査1ノで確認した。トランスフェクト上澄液を感染さ せてから゛1時間後、アガロース上層(増殖培地における1、5%の低融点ジ− プラク)を施した。4〜6日間の後、これらプレートを転倒させ、精密顕微鏡下 に゛(低角度照明光により観察して、野生型斑点を組換斑点から区別した。この 実施例において、同じ手順をトランスフェクションの4日後に行ない、ざらに培 地を集めて−・連の希釈(103〜105)を行なった。一連の希釈物(容積1 d>を用いてサブ融合細胞に感染させた(1001IlllI[!ll′lにて 5x106個)。感染後、これに細胞に低融点の寒天を重ねた。感染の6日後。
、これらプレートを組換斑点につき検査した。
適当な斑点を釣上げ、ざらに2回の斑点精製を行ない、これらを用いてウィルス 保存物を増加させた。斑点同定法の一層詳細な説明は、サンマース等により「バ キュロウィルスベクター及び昆虫細胞培養法のマニコーアル、テキサス・7グリ カルチヤル 1555 (i987)により与えられる。
ポリヘトリン発現の欠如を示唆する外観を持った8個の斑点を選択し、ざらに斑 点を精製した。3種の斑点(3−1−1、3−2−1、3−3−1と称する)か らのウィルスをさらに増殖させると共に、これら3種の分離物を感染させた細胞 をGCR発現につき分析した。
次の分析を行なって、充分な酵素活性を有する充分なrGCRが選択クローンに より産生されることを確認した。
第1に、別々に上記3種の分離物を感染させた付着性細胞の細胞溶解物を作成し 、これらをOCR−特異性DNA配列の存在につき分析()た。細胞を0.5M のNaOHに溶解させ、溶解物をIOMのNH4ACで中和すると共に、溶液を ドツト−プロット装@(ビオラド社)によりトニロセルロース中に通過させた。
ニトロセルロースシートを標準DNAハイブリッド化法にしたがって処理し、p Gcs−2Kbからの2、2Kb  GCR断片(P32−標識)で検査した。
ウィルス分離物3−2−1及び3−3−1を感染させた細胞はOCR配列を含有 したのに対し、3−L−1を感染させた細胞及び野生型ウィルスを感染させた細 胞はGCR配列を含有しなかった。OCRコード化配列配列ードするこの種の1 クローンの構造を第2図に示し、ここでO C Rコード化D N Aは部分欠 失(、、・たポリヘトリン遺伝子内に挿入される。
2種の分析を用いて、組換ヒトグルコセレブロシダーゼの酵素活性を測定すると 共に定量化した。感染してから3日後、これら細胞を50+nH燐酸ナトリウム (pI( 6.98 ) /1%デオキシコレートで溶解させ、これら溶解物を 酵素分析に用いた。
第1の分析は低分子@基質4ーメチルーウムベリフエリル−β−グリコシド(4 MU−Glc)の加水分解に基づいている。数種の他のグルコシダーゼもこの基 質を切断して蛍光性アグリコンを低pHかつタウロコレート(数種の他の非特異 性グルコシダーゼの阻止剤)の存在下で遊離しうるが、この分析はrGCRの発 現レベルを決定するのに有用である。この発現を、野生型ウィルスが感染された SF9細胞における4MU−G l c活性のレベルと比較した。この分析は、 実質的にスズキによりメソッツ・エンチモロジー、第138巻、第149頁(1 987)に記載されたように、0.15%のトリトンX−100及び0.125 %のタウロコレートを含有する1 00m)l燐酸カリウム緩衝液にてDH5, 9で行なった。少なくとも106U/mgの活性を有するrGCRが本発明に有 用である。
グルコセレブロシド−特異性分析につき、[C14]−グルコセレブロシド[ブ ラディー等、ジャーナル・バイオロジカル・ケミストリー、第240巻、第39 頁(1965) ]を用いた。
酵素調製物をこの放射性基質と共に培養した後、混合物を5%TCAで沈澱させ た。上澄液中に残留するグルコース[C14−放射性]の量は、グルコセレブロ シダーゼ活性の直接的測定値を与える。
分離物3−1−1を感染させた細胞から得られた溶解物は放射性基質によるバッ クグランドレベルよりも高い活性を示さなかったのに対し、3−2−1及び3− 3−1を感染させた細胞からの溶解物は相当な活性を示した。
SF9細胞により発現されるGCRの量を測定すべく、免疫学的分析をも行なっ た。一般に、この分析は次の手順を含んだ。24−穴プレートにて、細胞を5X 105個の細胞/ウェル1個の密度で接種した。細胞を10倍の感染倍率にて感 染させ、かつ感染してから3日後に培地を収穫し、ざらにこれら細胞を緩衝液[ iomsのトリス(pH7,2> 、150+nHのNaC42,5mHのED TA、10%のDOC,0,1%のトリトンx−ioo、0.1%のSDS及び 0.02%のNaN3]に溶解させた。GCRをポリクローナルウサギ抗体によ り免疫沈澱させ、沈澱した蛋白を5O8−PAGEにかけた。電気泳動の後、蛋 白をニトロセルロースに移し、かつ得られたウェスタンプロットを同じ抗体で試 験した。結合した抗体の量を、ビオチニル化蛋白A及びアルカリホスファターゼ 結合ストレプトアビジンにより測定した。既知量のヒト胎盤由来のOCRと比較 することにより、両舌性分離物につき106個の細胞は約2〜4馬のrGCRを 産生したことが推定された。
X置皿−2:m 虫べ’y ター、I)VL941.GCRD21昆虫細胞にお けるGCR遺伝子の発現を最適化させるため、遺伝子における5′及び3′末端 から過剰の非コード化配列を除去した。GCRの発現に対する配列−若しくは間 隔−関連のマイナス作用を最小化させるには、OCRの開始コドンをポリヘトリ ン遺伝子制御配列にできるだけ近く配置すべきである。この過程は、GCR遺伝 子の3′及び5′末端におけるメツセージ不安定化配列を最小化させ或いは除去 する。
この目的で第2図、第3図及び第4図を参照して、BgIn部位により規定され た欠失誘導体GCR,D21を支持するプラスミドpGB9.D21 (第3図 )を作成した。OCR遺伝子を有するこのBgl ■カセットは5′末端に5個 の塩基を有すると共に、クローン化(旦旦ユ■)末端とGCRコード化配列配列 間の3′末端に290個の塩基を有し、これはである。pGB9.D21の段階 的作成を第3図に要約する。
要するに、GCRCDNAクローン、すなわちpGC3−2KbをSaC工によ りGCRコード化配列配列′末端から約290個の塩基対にて切断し、ざらにこ れら端部をT4−DNAポリメラーゼにより平滑末端化した。EC0RIによる GCRの5′末端から得られた約160bpの第2の切断物は、GCRコード化 配列配列する2、Okbの断片を与えた。
この断片を精製し、かつHi ncII及びEC0RI切断pGB3に結合させ てpGB9を作成した。SaC工及びロット SK+ (ストラタジーン、う・ ジヨウ、カリホルニア州)からイー・コリプラスミドpGB3を作成した。得ら れたプラスミドpGB3は、その複数クローン化部位の各末EC0RI及び次い でエキソヌクレアーゼ■及びインゲン豆ヌクレアーゼで切断して、Bgl I[ 部位とGCRコード化配列配列′末端との間にて過剰の5′非コ一ド化配列を除 去した。この処理の後、これら末端を再結合させる共に、これらプラスミドを用 いてイー・コリXL−1ブルーを形質転換させた。これら形質転換体を制限分析 によりスクリーニングし、次いでDNA配列決定を用いて欠失の長さを決定した 。この方法を用いて、Bgl II部位とGCRの開始コドンとの間に5bpの みを有するpGB9.D21を同定した。
次いで、縮小したGCR−コード化断片OCR,D21を、第4図に示すように 伝達ベクターpvL941中にクローン化させた。伝達ベクターIL941 [ テキサスA&M大学、カレッジ部門、テキサス州、M、サンマース博士から入手 ]は、ポリヘトリン制御信号の制御下で遺伝子を位置決定するための3amHI クローン化部位を有するので、pAC373と極めて類似している。これら2種 のベクター間の主たる相違点は、pAC373のポリヘトリン制御配列がポリヘ トリン翻訳開始コドンに対し位置−8までしか延在しないのに対し、pVL94 1においてはポリヘトリン遺伝子の全5′非コ一ド化制御配列が存在することに ある。この相違点は、制御配列の制御下に置かれた遺伝子の発現増加をもたらし うる。
ACMNPVゲノムへの一6〜+1850領域(第2図参照)にわたるGCRc DNA断片の移動は、SF9細胞を野生型ウィルスDNAとDVL941.GC RD21とにより同時トランスフェクトして行なった。組換体、すなわち非ポリ へドリンコード化ウィルスから生じたウィルス斑点の同時トランスフェクション 及びその後の分離につき行なった手順は、pAc373.GCR2,2につき上 記した通りある。この組換ウィルスを感染させると、細胞はポリクローナル抗〜 OCR抗体と交差反応する物質をもたらし、この物質は4−MtJ−グルコシド 及びIC”]グルコシルセレブロシド分析により測定して酵素活性を有した。
生細胞におけるrGCRの産生 有用とするのに充分な量でrGCRを産生させるため、非感染昆虫細胞を増殖さ せ、次いで標準的手順により上記組換ウィルスの1種を感染させると共に、得ら れた蛋白を次のように精製する。SF9細胞を付着的に或いは懸濁培養にて遠心 分離フラスコ中で成長させ、たとえばベルコ500dフラスコを550−6Or pで操作する。培地はたとえばTNM−FH[ヒンク、ネーチャー、第266巻 、第466頁(1970) ]とし、これに10%胎児牛血清を補充した。5F 9Ii!胞は、トランバー等[アニュアル・NY・アカデミ−・サイエンス、第 469巻、第279頁(1986) ]により記載されたように、胎児牛血清濃 度を低下させるのに適する。或いは、これら細胞をたとえばロジー(よりナチュ ールビッセンシャッフエン、第69巻、第92頁(t982)&:、、記載され たように血清フリーの培地中で増殖させることができ、或いはマイクロカプセル 内に包封した昆虫細胞を高細胞密度まで増殖させると共に、大規模の昆虫細胞培 養をたとえばキング等によりバイオテクノロジー・レタース、第10巻、第68 3頁(1988)に記載されたように容易化させることができる。
昆虫細胞に−X−産生されたrGCRの■iF″G CRを、組換ウィルスが感 染されたSF9細胞の培地から次のように精製した。感染してから3日後、培地 (rGCRを含有する)を、細胞懸濁物の遠心分離(ツルバールRC3にて15 分間の2000rpm )により細胞から分離した。
遠心分離復、培地をブチル置換マトリックス、たとえばTSK−ゲル、トヨバー ルブチル650C[ネストグループ、サウスボロー、マサチューセッツ州コにお ける疎水性クロマトグラフィーにかけた。25IIdlのカラム(1,6x 1 2c+n)が、少なくとも500dの培地につき充分である。このカラムを20 %エチレングリコールを含有する50mHクエン酸塩緩衝液(pH5,0)で洗 浄し、各フラクションを20〜80%のエチレングリコール濃度勾配で溶出させ た。これらフラクションを集め、上記の4MU−グルコシド分析によりGCR活 性につき分析した。典型的な実験において、85%の回収率が得られた。次いで 、部分精製されたGCRをフェニル置換マトリックス、たとえばTSK−ゲル、 トヨバールフェニル650S [ネストグループ、サウスボロー、マサチューセ ッツ州]にて第2の疎水性クロマトグラフィ一工程にかけた。GCR溶液を50 m)!クエン酸塩(pH5゜O)、20%エチレングリコールとなし、これを同 じ緩衝剤で平衡化させたカラムに充填した。これら条件下で、GCRはフェニル 置換マトリックスに吸着された。
次いで、カラムを50mMクエン酸塩(pH5,0)で洗浄して、エチレングリ コールを除去した。次いで、OCRを0〜50%のエタノール濃度勾配(50m MクエンM塩中)で溶出させ、上記のように回収した。この手順は、実質的に他 の蛋白を含まないGCRm製物を与えた。次いで、得られたGCRを下記するよ う(オリゴ糖構造分析にかけた。
■里に盃見仝漫ぶRの発現 全昆虫にてrGCRの発現を得るため、モエダ等の手順((1985) 、ネー チャー・、第315巻、第592頁]を用いることができる。要するに、rGC Rをコードする組換30 ml) V X  in Or !−核多角体病ウイ ルス<BrnNPV)を生ぜしめた。培養細胞から細胞外ウィルスとして得られ たこの組換ウィルスを用いて、蚕の体腔中へ注射することにより蚕幼虫に感染さ せた。rG CR蛋白を血り〕/パから回収した。或いは、BmNPVは寿命、 複製方式、ポリヘトリン産生及びDNAボモロジーに関しオートグラフ?・カリ ホル:力多核性多角体病ウィルスと同様なバキュロウィルスであるため、GCR i伝子を有する組換ACMNPVを用いて同様な手順を使用することができる。
感染した培養SF9細胞から回収された組換ウィルスを用いて、このウィルスを 昆虫中へ注射することにより、たとえばスボドプテラ・フルギベルダ(Spod optera frugiperda )又はトリコブルシア・ニー(Tric hoplt+sia rii )の幼虫のような許容しうる昆虫に感染させた。
組換ウィルスを感染昆虫で複製させ、この昆虫は次いでポリヘトリンの代りにr GCRを産生する。適当な期間の後、組換蛋白を昆虫から回収する。
他の方法に8いては、rGCRをコードするウィルスを経口投与して昆虫(感染 させることができる。ACMNPVの感染性はその標的細胞並びにウィルス種類 に依存する。多角性多角体病ウィルスは、細胞外ウィルス及び吸蔵ウィルスとし て知られた2つの形態で生ずる。後者は感染の後期に産生され、多面体内に封入 された複数のウィルス粒子で構成される。多面体は大型の蛋白質構造を有し、主 たる構造のウィルスコードされた蛋白ポリヘトリンの付着により感染細胞の核内 に形成され、したがって多数のウィルス粒子を埋蔵する。
細胞若しくは昆虫が死滅した後、これら多面体は経口投与する際に感染性を維持 する。埋蔵多面体の加水分解による経口感染した昆虫の牛腸で放出されるウィル ス粒子は、牛腸細胞(感染することができる。次いで、昆虫における他の器官の 二次的感染が生ずる。多面体埋蔵された吸蔵ウィルス粒子は食餌摂取物に混合す ると多数の昆虫に感染させる有効な方法となる。組換吸蔵ウィルスを生ぜり、め る手順は、エメリー等(1987) 、プロティン・エンジニアリング、第1巻 、第359頁に記載されている。要するに、ポリへトランプロモータとこのプロ モータの下流に6けるGCR遺伝子とをコードする断片を、ポリヘトリン及びそ のプロモータをコードするAcMNPV  DNA制限断片を有するプラスミド にクローン化させると共に、遺伝子における充分な配列5′及び3′を同時トラ ンスフェクションの俊に組換させる。このプラスミドにおけるクローン化部位は 、そのプラスミドに存在する天然ポリへドリンプOモータの上流に位置する(た だし反対方向である)。したがって、得られた伝達ベクターは正常なポリヘトリ ン遺伝子とGCR遺伝子との両者を有し、これらはそれぞれポリヘトリン転写メ カニズムに関するそれ自身のコピーを有する。このベクターと感染性のポリヘト リン陰性ACMNPV  DNAによるスポドプテラ・フルギペルダ細胞の同時 トランスフェクションは、ポリヘトリンとGCRとの両者をコードする組換ウィ ルスをもたらす。かくして、2種類のこの組換ウィルスを得ることができる。昆 虫の幼虫に経口感染させるには、上記したように吸蔵型が有用である。
哺乳動物細胞におけるGCR発 組換GCR遺伝子カセットの最適化 哺乳動物細胞におけるOCRの発現を最適化させるため、ざらにOCR遺伝子を 有するGCR,D21  BglIIカセットを改変させた。一般に第6図を参 照して、改変はオリゴヌクレオチド指向の突然変異[一般にクンケル(1986 ) 、プロシーディング・ナショナル・アカデミ−・サイエンス・USA、第8 2巻、第488〜492頁;ワンプ等、バイオロジ−クス、第7巻、第1000 〜1oio頁(1989)に記載]を用いて行ない、GCR翻訳開始部位に近い ヌクレオチド配列を変化させて、哺乳動物細胞にあける最適翻訳のための共通配 列(CCACCATGG)に一致させ[コザック(1986) 、セル、第44 巻、第283〜292頁に記載]、ざらにGCRD21C停止コドンの過剰の配 列3′を欠失させた。過剰の3′配列の欠失は潜在的なメツセージ不安定化配列 を除去すると共に、ビシストロニツタ(bicistronic )ベクターか らのGCRに対するDHFR発現の調節を可能にする。
ベクター作成 CI−(0細胞に関するビシス1〜ロニツクgcr−dhfr発現ベクターをベ クターpSV2−dhfrから第7図に示したように作成した[スブラマニ等( 1981) 、モレキュラ・アンド・セルラー・バイオロジー、第9巻、第85 4〜864頁に記載]。このベクターpGB20は、SV40早期プロモータの 制御下にてgcr、D21Cとそれに続< d h f rとを含有した。DH FR発現は、gcrを翻訳した後にdhfrを翻訳するリポソームに依存し、こ れはdhfrメツセージの5′末端に隣接位置する。このビシストロニツタ配置 は、GCRに関するDHFRの発現レベルを低下させた。得られるDHFRに関 するGCR発現の増加は、安定な形質転換体をメソトレキセートを用いて選択し た後に実現することができる。
次の特性を有する第2の一連のビシストロニックgcr発現ベクターを作成した : (1>SV40エンハンサ−アデノ・ウィルス主俊期プロモータ(Ad   MLP>組合せ物により促進されるgcrの転写; (2)dhfrによるビシ ストロニツタ配置における(JCrの転写: (]SV40からの停止及びポリ アデニル化信号:及び(4)原核オリジンとアンピシリン耐性遺伝子とを有する が哺乳動物細胞にて悪影響がおる「毒」配列を欠如したDNAの最小2kb断片 [ラスキー及びボッチャン(1981) 、ネーチャー、第293巻、第79〜 81頁]。
基礎ベクターpGB34を第8図に示したようにpsV2dhfrから作成した 。第1工程において、最終ベクターにおける発現に悪影響を及ぼしつるpvu[ 部位とMaeII部位との間の「毒」配列を除去した。得られたプラスミドは、 F o k、 I部位とECOR1部位との間にて最小断片(2kb)内に5v 40エンハンサ−(72bp反復) とpBR322複製オリジンとアンピシリ ン耐性コード遺伝子(b l a)とを有する。第2工程において、2kb   FokI−EcoRI断片tAd−MLF及びdhfr遺伝子とSV40ポリア デニル化信号とを有するpDHFRIIIからの断片[ベルフナ−及びシャープ (1985) 、ヌクレイツク・アシツズ・リサーチ、第13巻、第841〜8 57頁に記載]からの断片と組合せた。ポリアデニル化部位とpBR322配列 との間の過剰の配列を除去すると共に、PStIクローン化部位を3am−HI クリンカを用いる標準的手順によりBamHIまで変化させた。得られた作成物 pGB34は、哺乳動物細胞における組換蛋白の効率的産生に必要とされる配置 を越えた極めて小ざい配列を有する。第9図に示すように、CHO細胞にてGC Rを発現させるべく、gcr、D21C若しくはgcr。
D21C1(第6図に示す)のいずれかを用いて、このベクターの改変体を作成 した。作成物は種々異なるレベルにてDHFRを発現し、したがってD HF  Rの選択及びGCR発現の相対的増幅を調節する。これらの作成物自身をビシス トロニツタ増幅性gcr発現ベクターとして使用することができる。或いは、p G834を用いる同時トランスフェクションの一層広範に使用される方式を用い ることもできる。
哺乳動物細胞のトランスフェクション 哺乳動物細胞中にベクターDNAを導入するには、数種の方法を用いることがで き、燐酸カルシウムトランスフェクション及びエレクトロポレーション[一般に F、M、アウスベル等編(1989) 、カレント・プロトコールス・イン・モ レキュラ・バイオロジー、第9.1.1−9.i、4頁及び9.3.1−9、3 .2頁、ウィリー&サンズ社、ニューヨークに記載]、リポフエクチン(登録商 標)トランスフェクション[製造業者、ベセスダ・リサーチ・ラボラドリース社 、ガイセルスブルク、ミズーリー州により記載]、原形質融合[たとえばサンド リーゴルジン等(1981) 、モレキュラ・セルラ・バイオロジー、第1巻、 第743〜752頁に記載]、又はポリブレントランスフェクションを包含する 。組換コロニーの選択は、リボヌクレオシドとデオキシリボヌクレオシドとを欠 如するが透析された胎児牛血清を含有する培地にて細胞を培養することにより行 なわれる。
増幅 rGCRの発現を増大させるため、これら細胞をF、M。
アウスベル等編(1989) 、カレント・プロトコールレス・イン・モレキュ ラ・バイオロジー、第9.9.1−9.9.6頁、ウィリー&サンズ社、ニュー ヨークに記載されたと同様な増幅法にかけることができ、この方法はR,J、カ ウフマン等(1982)ジャーナル・セルラ・モレキュラ・バイオロジー、第1 59巻、第601〜621頁に記載された方法と同様である。一般に、より高レ ベルの発現がより高レベルのメソトレキセート耐性から生ずる。dhfr遺伝子 の代りに他の増幅しうる遺伝子を用いて、他の増幅法を利用することもできる。
その例はオルニチンデカルボキシラーゼ遺伝子、アデノシンデアミナーゼ遺伝子 など、並びにその組合せであって、当業者に知られている。これらの例について はR,J。カウフマン、J、セットロウ! (1989) 、ジエネチック・エ ンジニアリング、第9巻、第155〜198頁、ブレナム・プレス社、ニコーヨ ークを参照することができる。他の遺伝子を用いて増幅を得るには、上aaベク ターにおけるdhfr遺伝子の代りに選択された遺伝子、たとえばオルニヂンデ 力ルポキシラーゼ遺伝子又はアYノシンデアミナー・ゼ遺伝子を用い、この種の ベクターで1−ランスフエフl−1ノだ後に適当な選択培地を用いて増幅を得る ことができる。
9逝 支那ハムスター卵巣細胞で発現さ11、た組換GCRの酵素活性を、4−メヂル ーウムベリフIリルーβ−D−グリフシトを基質どしで用いるごと〔二より測定 り、た。この基質の酵素加水分解4J蛍光性の生成物を発生し2、これを分光蛍 光測定計により定量化しA、 (3<、二の方法の詳細はメソッズ・オグ・エン チし[1ジー、第り巻、第478〜479頁(’1978)に記載され゛ている 。この分析は、伯の非−GCRグルTJシダージー性か部分的に、すなわら燐酸 塩緩衝液(pH5,9>、0.125%タウ1−コニコレート・、0.15%1 −リl−ンX−100を用いで阻止される条イ1−下で行なわれる。
組換G CRの存在を確認する他の方法は、ヒト・胎盤から精製されたグルニコ セ1.ノブ[1ジグ−・ゼの作成1こ対し・ウリーギで生成;yれた・トリク0 −ナル抗体を用いることで65る。GCR生産細胞からの培地又は細胞溶解物を 5O8−ボ1−)li7り1−ノルアミドゲル電気泳動にかけることができ、次 いで蛋白をゲルからニトロセルロースに移す。ニトロセルロース上のrGCRの 存在は抗体で試験して確認され、これはごオチニル化蛋白A−アルカリホスファ ターゼ結合ストレプトアビジン技術を用いて或いはビオチニル化ヤギ−抗−ウサ ギ■gG抗体−アルカリホスフ7ターゼ結合ストレプトアじジン、或いはニドク ロセルロース上の抗体を検出するための他の任意の標準法を用いで検出される。
この種の方法の詳細は、たとえばE、バーロー及びD2レイン編、アンチボディ ース・ラボラトリ−・マ′ニュアル、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラ [ヘリー社、−1−ヨーク(1988)に記載されている。
CHO細明によりr’ G CRの産生を決定する他のti法は、インどボ(ご て成長細胞を[S3Jメチオニンで標革し、次いで培地を回収づると共に細胞を /ことえば50mHのクエン酸塩(riH6,5)と1%のコリン酸す1・1ノ ウムとを含有する緩衝液中1こ標識後の所定[持間間隔で溶解させることである 。次いで、溶解物と培地とを、標準法V、よりポリクローナル抗体を用いて免疫 沈澱させる。このポリクロ−ナル抗体はたとえば抗血清の形態な7ビδ種の形態 で使用することができ、或いは蛋白△−アガI]−・ス呑しくは蛍白G−アガロ ースで精製することができ、或いはグルコセ1ノブUシダーゼが固定化されてい るマ゛トリック、ストニで親和性精製することもできる。高純度の抗体は−・般 に低いバックグランド信号をもたらす。或いは、GCRじ対リ−るモノ′クロー ナル抗体を用いろごと香、)できる9゜こ行ら検出法の例(6表、たとえばE、 バー・口・−及びり。レーtン編、7ンチーボテ7゛イース・ラボラド・ツー・ マニュアル、下−7−ルド・スプリング・ハーバルー−ラボラトリ・−社、ニコ ーヨーク(1988) (、、’:記載されている。
こわ、らの検出法は、CHO細胞におε°jるrGCRの発現を示した。典型的 な試験において、上記ベクターの1種でトランスフェクトさせた細胞はビシス1 −口S、ツタ法又は同時トランスフェクト、3ン法のいずれかを用いてrC3C ;Rを1〜10mg7/2の範囲のレベルC発現し、これは細胞密度、培養条件 及び細胞支持71−リツクスと共に変化する。r G CRは細胞内と培地中と の両者に見られる。細胞内r G CR,はエンドグルコサミニダーゼHとエン ドグルフサミニダーゼFとの両者に感受性であり、蛋白上の炭水化物連鎖がいわ ゆる高マンノース型でおると思われることを示し、Lノたがって細胞内r G  CRは下記するようにゴージニー病の処置に特に有用でおる。培地から回収され たrGCRはより分子量が大であり、エンドグルコサミニダーゼHに対し耐性で ある。
rGCRの炭水化物構造 上記したように産生されたrGCRがゴージニー病の治療に有用となるよう正確 にグリ]シル化されたかどうかを決定するため、次の手順を行なって炭水化物構 造、特にrGCRの炭化化物構造におけるマンノース配置を決定した。一般に、 炭水化物は少なくとも1個の露出したマンノースを有し、好ま]ツクはMan3 〜Man9HA造、′gなわら1viarL3〜Mang@、’告を有する炭水 化物と同じ機能的特徴を有する構造を有する筈である(たとえば他の糖残基を1 種若しくはそれ以上の図示した糖残基の代り(二相いることができる)。一般に 、じト胎盤OCRには4個のオリゴ糖成分が存在する。
Man3〜Mang構造に存在するこれら成分を持った組換G CRは、ヒトに あけるマンノースリセプタにつき非グリコジル化OCRよりも大きい親和性を有 する。オリゴ糖成分1個当りマンノース残基が多くなりかつこの種の成分が多く なる程、この親和性も大となる。本発明による組換G CRは少なくとも1個の 露出マンノースを有するこの種の少なくとも1種のオリゴ糖を有するが、好まし くは2個、3個若しくは4個のそれぞれMan3〜Mang構造を持ったこの種 のオリゴ糖を有する。
rGCRから得られたオリゴ糖の分析は、一般にじラニ等[アナリチカル・バイ オケミストリー、第162巻、第485頁(1987) ]により記載された方 法にしたがう。ASn−結合したオリゴ糖を5DS−変性rGCR(100II !j> カら遊離させ、その際N−グリカ太−ゼ酵素(80単位)と共に37℃ にて18時間培養した。反応の完結は、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳 動により判定した。遊離したオリゴ糖を、エタノール(75%V/V )により 蛋白を沈澱させた後に上澄液中で回収し、ナトリウムボロトリタイドでの処理に より還元末端にて放射能標識り、た。標識されたオリゴ糖を高性能液体クロマト グラフィー(hplc)とエキソグリコシダーゼ切断との組合せにより分析した 。
シアリル化の程度は、25mHのKl−(2PO4で予備平衡化されたマイクロ バックA X−10カラムでのhplc[よりトリチウム標識されたオリゴ糖を 分析して決定し、燐酸によりpH4,0まで滴定した。高いシアリル酸含有量を 有するGCRは本発明に有用でないと思われるが、低いシアリル酸含有量を有す るOCR(すなわち未添加のGCR)は露出されたマンノース成分を有すると思 われる。カラムを同じ緩衝液により15分間溶出させ、次いで25mHのKH2 POa  (pH4,0)から500mHのに82 POa  (pH4,0> (1)mWに至る11J状m度勾配を用いて30分間溶出させた。この溶出過程 において、特徴的位置におけるカラムからオリゴ糖が付着シアリル酸残基の個数 に応じ溶出された。組換GCRから得られたA s n−結合オリゴ糖は主とし て(95%)の中性物質で構成された。
この種の中性物質は本発明に極めて有用である。
それぞれ中性及び(又は)脱シアリル化オリゴ糖の寸法を、マイクロバックAX −5カラムを用いるhplcにより分析した。カラムをアセトニトリル:水(6 5:35)で予備平衡化させ、次いで溶剤の水含有量が0.5%/minの速度 で増加する60分間の濃度勾配を用いて溶出を行なった。この手順は、寸法に応 じてオリゴ糖を分別した。カラムは、下記する構造を持ったオリゴ糖標準により 検定した。感染SF9細胞から得られたrGCRからのオリゴ糖の分析は、これ らがMan3 G I 0NAC(FLJC)G l cNAco−T−と同様 な保持時間を有する単一物質よりなることを示した:露出したマンノース基の存 在はこれらオリゴ糖をマンノシダーゼで処理して容易に決定され、このマンノシ ダーゼはマンノース基を特異的に除去する。この処理及び結果の分析は常法によ り行なわれる。
rGCRの有用性を決定する他の方法においては、rGCRが大食細胞に結合し てこれにより吸収される能力を測定する。大食細胞に対するrGCHのこの標的 はMan/Gl cNAcリセプタにより媒介され、シュタール等、ジャーナル ・セルラー・バイオロジー、第93巻、第49頁(1982) ]により記載さ れたようにマウスから得られたチオグリコレート−誘導の腹腔的大食細胞を用い て決定することができる。
要するに、マウス(体重25〜30Q 、 C57種)に1〜1.5威のチオグ リコレート70ス[ディフコ社、デトロイト、ミシガン州1を腹腔的注射する。
3〜4日後、マウスをCO2で窒息させて殺し、腹腔内を燐酸塩緩衝塩水で洗浄 する。細胞を遠心分離(soog、10分間)によりペレッ1〜化させ、10% 胎児牛血清を含有するDME [ギブコ社、グランド・アイランド、ニューヨー ク州]に再懸濁させると共に、96穴の組織培養プレートに塗抹する。、90分 間後、非付着性細胞を洗浄除去し、かつ付着性大食細胞を0〜180分間の範囲 の特定時間にわたり200成中0〜201!9の範囲の特定量のrGCRを含有 する培地にて37℃の温度で酵母マンナン(2〜10mg/ml )の不存在下 及び存在下で培養する。培養後、過剰のrGCRを含有する培地を取出し、細胞 を数回洗浄し、次いで溶解させ、ざらに細胞により吸収されたrGcRの量を細 胞溶解物で決定する。酵母マンナンの存在下に吸収される量は非特異的吸収であ る。2種の数値間の差は、Man/Gl cNAcリセブタを介し特異的に吸収 される量である。実験を4℃で行なった場合には吸収が起こらず、r G CR は細胞表面に結合する。このようにして、GCRのMan/GI CNACリセ プター特異性結合を決定することができる。
使用 本発明のrGCRは、治療量のrGCRを与えることによリゴーシエー病の治療 に有用である。治療量という用語は、ゴージニー病の臨床的徴候を顕著に緩和さ せるrGCRの量を意味する。この種のrGCRは上記したように後に翻訳改変 させて、ヒトマンノースリセプタを標的とする炭水化物構造を与えねばならない 。一般に、この種のrGCRはそれぞれMan3〜Man9構造を有する少なく とも2個の炭水化物成分を有し、この種のrGCRは治療組成物で与えられるr GCRの少なくとも50%を示す。たとえば、体重70に!Jの患者につき毎月 10〜500mgを投与して、この患者に1年間にわたり0.25〜3gのrG CRを投与する。rGCRは任意の標準的な医薬上許容しうるキャリヤ(たとえ ば生理食塩水)における医薬組成物として投与され、たとえば静脈内注射により 常法で投与される。
奇逓 プラスミドpVL941.GCRD21を有するイー・コリ菌株(DH5α)は アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションに対し1988年12月22日 付けで寄託され、ATCC受託番号67、866が付与された。プラスミドpG B42を有するイー・コリ菌株はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクショ ンに対し1989年12月21日付けで寄託され、ATCC受託番号が付与され た。
本出願人であるゲンチーム・コーポレーション社は特許期間の終了前に死滅した 場合にはこれら培養物をその最後の要求があってから5年間又は30年間のいず れか長い方の期間にわたり交換する義務を有し、ざらにこの寄託物を第三者に一 方的に提供しうる時点につきこの特許出願の発行に関する寄託を通知する義務を 負う。この時点まで、寄託物は米国特許法37C,F、R,N(11〜14及び 米国特許法35U、S、C。
No112の規定に基づき特許庁に入手することができる。
他の実i態様 請求の範囲には他の実施態様も含まれる。たとえば、適する炭水化物構造を有す るrGCRは、GCRコード用DNAを任意のを推動物または無を推動物の真核 細胞に導入しかつこの細胞をその成長期間中に炭水化物処理の阻止剤、たとえば デオキシ−マンノジリマイシン、スエインソニン、カスタノスペルミン、デオキ シ−ノジリマイシン、N−メチルーデオギジーノジリマイシン又はその均等阻止 剤で処理することにより産生させることができる。これら阻止剤はG I c3  Man9 G I CNAC2から小型物質への図示し、た変換(二際し特定 工程を阻止するよう作用し、かくして多数の露出マンノース残基を与える。
FIG、4 gcrD21 FIG、5 FIG。8 F I G、9−2 V40 V40 ざ9A 手続宇甫正書(方式) 平成3年5月29日 特許庁長官 植 松   敏 殿 事件の表示  PCT/US89105801発明の名称  酵素活性の組換グ ルコセレブロシダーゼ補正をする者 事件との関係         特許出願人名 称  ジェンザイム コーボレ イション住 所 東京都中央区日本橋3丁目13番11号補正の対象 特許法第184条の5第1項の規定による書面の

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.真核細胞により産生される酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  2. 2.昆虫細胞により産生される請求の範囲第1項記載のグルコセレブロシダーゼ 。
  3. 3.哺乳動物細胞により産生される請求の範囲第1項記載のグルコセレブロシダ ーゼ。
  4. 4.支那ハムスター卵巣細胞により産生される請求の範囲第3項記載のグルコセ レブロシダーゼ。
  5. 5.少なくとも1個の露出マンノース残基を含み、ヒトマンノースリセブタ蛋白 と結合しうる酵素活性のグルコセレブロシダーゼ。
  6. 6.グルコセレブロシダーゼが霊長動物グルコセレブロシダーゼのアミノの酸配 列に対し少なくとも95%のホモロジーを持ったアミノ酸配列を有する請求の範 囲第項1又は第5項記載の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  7. 7.霊長動物グルコセレブロシダーゼがヒトグルコセレブロシダーゼである請求 の範囲第6項記載の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  8. 8.少なくとも2個の露出マンノース残基を含む請求の範囲第5項記載の酵素活 性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  9. 9.3〜9個の露出マンノース残塁を有する炭水化物部分を含む請求の範囲第8 項記載の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  10. 10.3〜9個のマンノース残基がMan3〜Man9構造内に配置されてなる 請求の範囲第9項記載の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  11. 11.リセブタ蛋白が、食細胞中に天然に存在するヒトマンノースリセブタ蛋白 である請求の範囲第5項記載の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  12. 12.グルコセレブロシダーゼが昆虫細胞内で産生される請求の範囲第5項記載 の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  13. 13.グルコセレブロシダーゼが哺乳動物細胞内で産生される請求の範囲第5項 記載の酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼ。
  14. 14.グルコセレブロシダーゼがヒトマンノースリセブタ蛋白と特異的に結合し うることを特徴とする酵素活性の組換グルコセレブロシダーゼをコードする核酸 を含む真核細胞。
  15. 15.細胞が昆虫細胞である請求の範囲第14項記載の真核細胞。
  16. 16.細胞が哺乳動物細胞である請求の範囲第14項記載の真核細胞。
  17. 17.哺乳動物細胞が支那ハムスター卵巣細胞である請求の範囲第16項記載の 真核細胞。
  18. 18.核酸がヒトグルコセレブロシダーゼをコードするDNAからなる請求の範 囲第14項記載の真核細胞。
  19. 19.DNAが、グルコセレブロシダーゼをコードするDNAのブロモ−タと前 記グルコセレブロシダーゼをコードするDNAのATG開始部位との間の天然領 域の少なくとも50%を欠如する請求の範囲第14項記載の真核細胞。
  20. 20.細胞が昆虫細胞である請求の範囲第19項記載の真核細胞。
  21. 21.細胞が哺乳動物細胞である請求の範囲第19項記載の真核細胞。
  22. 22.哺乳動物細胞が支那ハムスター卵巣細胞である請求の範囲第21項記載の 真核細胞。
  23. 23.核酸がPVL941.GCRD21により生成される請求の範囲第15項 記載の昆虫細胞。
  24. 24.核酸が、天然グルコセレブロシダーゼのアミノ酸配列に対し少なくとも9 5%のホモロジーを有するアミノ酸配列をコードするDNAからなるベクターに よって生成される請求の範囲第15項記載の昆虫細胞。
  25. 25.核酸がPAC373.GCR2.2により生成される請求の範囲第24項 記載の昆虫細胞。
  26. 26.天然グルコセレブロシダーゼが霊長動物内で天然に生ずる請求の範囲第2 4項記載の昆虫細胞。
  27. 27.天然グルコセレブロシダーゼがヒトの内部で天然に生ずる請求の範囲第2 6項記載の昆虫細胞。
  28. 28.グルコセレブロシダーゼが少なくとも2個の露出マンノース残基を含む請 求の範囲第14項記載の真核細胞。
  29. 29.グルコセレブロシダーゼが3〜9個のマンノース残基を有する炭水化物成 分を含む請求の範囲第28項記載の真核細胞。
  30. 30.3〜9個のマンノース残基がMan3〜Man9構造内に配置されてなる 請求の範囲第29項記載の真核細胞。
  31. 31.請求の範囲第15項記載の細胞からなる昆虫。
  32. 32.請求の範囲第16項記載の細胞からなる哺乳動物。
  33. 33.グルコセレブロシダーゼをコードする核酸を真核細胞中に導入し、 前記細胞により前記グルコセレブロシダーゼを発現させ、かつ 前記グルコセレブロシダーゼを精製することを特徴とする酵素活性の組換グルコ セレブロシダーゼの製造方法。
  34. 34.真核細胞が昆虫細胞である請求の範囲第33項記載の方法。
  35. 35.真核細胞が哺乳動物細胞である請求の範囲第33項記載の方法。
  36. 36.哺乳動物細胞がCHO細胞である請求の範囲第35項記載の方法。
  37. 37.細胞によりグルコセレブロシダーゼを発現させる工程が、前記細胞を培地 中でインビトロにて培養することからなる請求の範囲第33項記載の方法。
  38. 38.細胞によりグルコセレブロシダーゼを発現させる工程が、前記細胞をイン ビボにて昆虫内で成長させることからなる請求の範囲第34項記載の方法。
  39. 39.細胞によりグルコセレブロシダーゼを発現させる工程が、前記細胞をイン ビボにて哺乳動物内で成長させることからなる請求の範囲第35項記載の方法。
  40. 40.グルコセレブロシダーゼを精製する工程が、前記グルコセレブロシダーゼ を培地から精製することからなる請求の範囲第37項記載の方法。
  41. 41.グルコセレブロシダーゼを精製する工程が、細胞を破壊して細胞抽出物を 生成させると共に前記グルコセレブロシダーゼを前記細胞抽出物から精製するこ とからなる請求の範囲第33項記載の方法。
  42. 42.細胞がpGB20、PGB37及びPGB42よりなる群から選択される プラスミドにより形質転換されてなる請求の範囲第16項記載の哺乳動物細胞。
  43. 43.細胞がプラスミドpGB34とpGB20、PGB37及びpGB42よ りなる群から選択されるプラスミドとにより同時形質転換されてなる請求の範囲 第16項記載の哺乳動物細胞。
  44. 44.培地のpHが約pH6.5〜pH7.2である請求の範囲第37項記載の 方法。
  45. 45.培地のpHが約pH6.6〜pH6.8である請求の範囲第44項記載の 方法。
  46. 46.培地が、約50%飽和より低くかつ細胞を維持するのに充分な量のO2を 含有する請求の範囲第37項記載の方法。
  47. 47.培地が、約20%飽和〜約30%飽和の量のO2を含有する請求の範囲第 37項記載の方法。
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