JPH03503583A - 磁気ヘッドクリーニング方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクリーニングテープがヘッドに沿って移動する磁気テープ記録／再生装 置の磁気ヘッドクリーニング方法及びこれを実行するための装置、また更に磁気 テープに関する。

プラスチックカセット内に巻回された磁気テープがデータ保存用として広く使用 されている。このようなテープにはリーダ一部及びトレーラ一部が形成されてお り、該両部に基づき光学センナを用いてテープの始端部及び終端部を検出するこ とができる。前記両部は光透過性を　・有し、これによって、可磁化性コーティ ングが施された光非透過性カラーテープ部と区別可能である。

前記テープはデータの記録／読出しを行うためにヘッドを通過するよう駆動され る。近年におけるｖ８及びＲＤＡ前記録技術の導入に伴い、２個または４個の磁 気ヘッドを持つ回転ドラムが使用されるようになった。

前記テープ構成物質とヘッドとの間のギャップは可能な限り小さく密接している ことが望ましい。この状態は、ヘッドがテープ走行方向へ駆動されると共に該テ ープが前記回転部の頂部を越えるバイアスを与えられて移動することにより達成 される。

機械的接触により生ずるテープコーティング上のゴミは、磁気テープと磁気ヘッ ドとの間に不可避的に形成される角部内に集められる。このダスト集合作用は、 特に、データ処理に適した高記録密度が得られるという利点を備えた純鉄分子が コーテイング物質として用いられている場合に極めて大きな影響を及ぼす。

すなわち、このようなダストによってテープが湾曲してヘッドからテープが持ち 上がる格好になり、磁気記録／続出し作用を高い信頼性で遂行不能状態に陥る。

そして、ダストの堆積が増大するにつれて非常に深刻な問題が生じる。すなわち 、もし大きな分子フラグメントがこのダスト堆積部から遊離すると、これがドラ ムの回転によって磁気ヘッドを通過移動する。このフラグメントはヘッドからテ ープを持ち上げて磁化作用を妨げ、テープ上に記録されるべき１またはそれ以上 のデータトラックが非記録状態におかれてしまうという事態が生ずる。

従来より、別個独立したクリーニングテープを用い定期的にヘッドから集められ たダストを除去して信頼性の高いデータ記録／読出し処理を確実にするための試 みがなされてきた。

この作業のためには、データキャリアを内蔵したテープカセットを記録／読出し 装置から取り出し、クリーニングテープのカセットを装着しなければならない。

これらの操作は必然的にデータ処理作用の比較的長時間の中断を強いることとな り、この間データキャリアへのアクセスは当然不可能である。また、この操作を 行うにはオペレータが必要となる。

加えて、研磨剤による機械的なテープクリーニングを行うとヘッドを損傷すると いう問題も生ずる。すなわち、ヘッドのギャップ幅は僅か２．３μｍに過ぎない ため、クリーニングテープによる擦りまたは研磨作用によってその伝達特性が変 化してしまう恐れがある。

従って、このような従来において必要な処理であった予防クリーニング作業は時 間、人為労力及びコスト上の不利のみならず、頻繁に行われるクリーニング作用 によって磁気ヘッドの寿命を必然的に短縮してしまうという欠点をももたらして いた。

発明の概要 本発明は、良好なテープ接触特性を以って磁気ヘッド保護作業を実行可能とする 方法及び上記形式の装置を提供することを課題とする。

この課題は本願フレイムの特徴部の構成により解決される。

本発明に係るクリーニングテープ部を持つ磁気テープでは、クリーニング剤は機 械的に作用する研磨剤からなることが好ましい。しかし、化学的に作用する洗浄 性物質を用いることも可能である。ヘッドクリーニングに特に適した機械的及び 化学的コーティングは別個独立したカセットとして市販されているクリーニング テープにより周知である。

本発明は、記録／読出し部からデータ情報担体テープを取り外す必要なくヘッド をクリーニングできることに最大の利点を持つ。従って、いわゆるホストシステ ムによる保存データへのアクセスの継続及び新たな情報の記録作用が中断される ことはない。

そして、カセットの交換が不要であるので、人間のオペレータを配置する必要な くコンピュータ制御の下で完全なりリーニング処理を実行できる。これにより、 テープが汚れて必要になった時にのみクリーニングを行うという計画的な清浄化 を実現できる。

この結果、磁気ヘッドとクリーニングテープとの接触は最小限に低減されると共 に、不必要な磨耗も防止できる。クリーニング処理の実行時間及び実行時間間隔 は、エラー検出方法を援用した保存データ評価法に基づき決定することができる 。

本願発明に係るデータキャリアを用いることによって磁気テープの操作を中断す ることなく高い信頼性で実行保持可能となった。

本発明の他の好適な応用例によれば、クリーニングテープ部は透明に構成される 。これにより、装置の記録／読取り部は従来の標準的なトレーラ−テープ部によ り構成されるのと同様にクリーニングテープ部をテープトレーラ−として認識す ることができる。

従って、「通常」の操作においてはクリーニングテープ部へのアクセスが生じる ことはなく、非制御状態の下で磁気ヘッドと摩擦接触するという不都合は回避さ れる。

そして、コンピュータ制御によりクリーニング専用のアクセスを行うことができ る。本応用例によればクリーニングテープ部を従来のトレーラ−テープ部に代用 することが可能である。

しかし、本発明の更に他の応用例においては、クリーニングテープ部を標準のト レーラ−テープ部の直後に配置することが特に好適である。これにより、クリー ニングテープ部を特別の駆動機構にて専用的に作用させるという処理が可能にな る。クリーニングテープ部として完全利用する場合でも所望のトレーラ作用を保 持するため、テープの終端部として他のトレーラ−テープ部を設けることが望ま しい。

クリーニングテープ部及びトレーラ−テープ部を立体的に形成、例えば透明なプ ラスチックストリップをクリーニング剤により部分的にコーティングすることも 極めて好適である。

磁化性物質によりコーティングされたテープ部の長さが約３０ｍある場合、クリ ーニングテープ部を約３０ｃｍの長さに取ることが実用面で適していることが実 験にて確認された。これは、磁気テープまたはテープカセ・ノドの平均寿命期間 中に必要な全磁気ヘッドクリーニング処理を遂行するために十分な長さである。

クリーニングテープ部はカセットの一部を構成するものであるから、この部分は カセットの「自然」経年または磨耗により使用できなくなるような寸法に正確に 設定しておくことが可能である。

本発明方法及びこれを実行するための回路レイアウトの好適な応用例はサブフレ イムに記載されている。

以下、図面に記載された実施例を参照しつつ本発明をより詳細に説明する。

図面の簡単な説明 第１図は磁気テープを概略的に示す。

第２図は磁気テープカセット及び磁気ヘッドドラムを概略的に示す。

第３図は第１図に係る磁気テープを制御するための回路レイアウトを示す。

好適な実施例の説明 第１図はいわゆるデータ処理テープカセットにおけるデータ及びプログラムメモ リとして用いられるストリ・ツブ状データキャリア１０を模式的に示す。データ キャリア１０はその長手方向において互いに異なるテープ部から形成され、各テ ープ部はそれぞれの端縁部で互いに繋ぎ合わされている。各テープ部を構成する 基礎的な物質はプラスチックである。

始端部１５は、初期設定時に標準のデータカセット（第２図参照）内でエンプテ ィカセット巻上げスプール１７に固定されるよう規定されている。駆動開始に際 し、テープ端１６はフルフィードスプール１８に固定された状態に置かれる。矢 印１９は往走行方向を示す。データキャリア１０のテープスタート側はテープ領 域内のローディングプログラムが記録された部分に固定されており、他方現在の 有効データは残りのテープ表面上に記録されている。データは完璧を期すため磁 化性物質にてコーティングされたテープ部１２の始端部おいて傾斜トラック２０ として記録されている。

第１図に示すように、非コーテイング状態の透明なリーダ一部１１がデータキャ リア１０上に設けられており、磁化性コーティングが施されそのプラスチック物 質が黒くカラーリングされたテープ部１２が前記リーダ一部１１に接続されてい る。そして、例えば実質上情報キャリアとして機能する記録／読出し装置（第３ 図参照）の援用によって、前記テープ部に対する電磁記録作用が行われる。

非コーテイング状態の透明なトレーラ−テープ部１４がテープ部】２の端部に形 成されている。テープ端部の方向に続いてクリーニングテープ部１３が形成され ており、このクリーニングテープ部１３には第２図に示す磁気ヘッドをクリーニ ングするための機械的に作用するクリーニング剤がコーティングされている。他 の非コーテイング状態の透明なトレーラ一部２１はテープ端部に向けて形成され ている。クリーニングテープ部１３は透明に形成しても良くまた半透明としても 良い。

第２図に示したように、データキャリア１０はプラスチックカセット２２に内蔵 され、このプラスチックカセット２２は図における上部が部分的に切断除去され た状態で示されている。その作用を説明すると、データキャリア１０は回転磁気 ヘッドドラム２３を通過移動する。

回転磁気ヘッドドラム２３には例えば２個または４個のヘッド２４がドラム表面 近傍に設けられている。ヘッドドラム２３はデータキャリア１０の走行方向に向 けて傾斜しており、これによって第１図に示された半透明トラック２０がデータ 記録作用中に生成されることとなる。

第３図において、ドラム２３はデータ処理手段の記録／読出し部２５の一部を構 成する。磁気ヘッドまたは磁気ヘッドドラム２３は電子評価ユニット２６に接続 されている。磁気評価ユニット２６によってデータキャリア１０から読み出され たデータを評価してビット、ブロック、トラック、スリップ及び同様のエラーを 見出すことが可能となる。決定されたエラーのタイプに基づき、各エラーの特徴 的な長さの相違を考慮してエラー原因が確立される。例えばデータエラーが変調 回路の故障により生じているならば、これは定期的に数ビットの長さで現れる。

そして所定の短時間が経過して初めて復調器が同期を取り、故障状態が解消され ることになる。

しかし、もしデータキャリア１０上にドロップアウトとして知られる欠点が生じ ている場合には、データトラック内の大きな領域に亘って作用するブロックエラ ーが生じる。

ヘッドが汚れている場合には、通常読出し作用はトラック全域に亘り不能となる 。理由は、蓄積されたゴミ例えば金属ダストフラグメントはデータトラック全体 を通してヘッド２４と係合するからである。こうしたフラグメントは、ヘッドド ラム２３の再回転時に生じる求心力によってのみ除去され得る。

また、近隣のデータトラックに影響を及ぼすことのないブロックエラーも典型的 なものとして挙げられる。これは、次のトラックを読み出す作用を果たすのは別 個のヘッド２４であるからで、この方法はヘッド２４上に汚れた湾曲部が存在す る場合にも適用できる。

エラータイプを高い信頼性で判別するため、例えばテープの磨耗現象を検出する などのエラー統計を生成するか及び／またはいくつかの読出しテストを実行する ことによって補助することが可能である。

ヘッドドラム２３またはヘッド２４の汚れに起因するエラータイプの特徴として 、クリーニング処理後にエラーが消滅することが挙げられる。この現象が生じな ければ、他のエラータイプであることが必然的に推測される。

以下、典型的な基準を列挙することによって磁気へ・ンド２４の汚れによるエラ ーを認識あるいは排除可能とすることを試みる。

Ｅｌ−データブロックエラー長さが大きい。

Ｅ２−２つの近接したデータトラックが同じ点にエラーを有している。

Ｅ３−読出しテスト中にエラー発生なし。

Ｅ４−ショートエラーの近傍において基本エラー率が徐々に増大（統計的評価） している。

Ｅ５−クリーニング処理後にエラー改善効果が検出された。

もし条件Ｅ２が満たされておらずかつ条件Ｅ４が存在する場合にはヘッド２４の クリーニングが必要であり、これによりエラーを解消できることが判る。条件Ｅ １、Ｅ３及びＥ５が存在しかつ条件Ｅ２が満たされていない時にもこのヘッド２ ４のクリーニングを適用すべき状態に該当する。

またこれに限らず、データキャリア１０上に保存されたデータを誤りなく読み出 すため、ヘッド２４をクリーニングすべき他の条件を見出すことも可能である。

以下第１図〜第３図を参照しつつクリーニング処理工程の一例を説明する。

評価ユニット２６が上述した方法により磁気ヘッドの汚れに起因するエラーを検 出すると、巻上げリールまたはフルフィードリール１８に対して作用するカセッ トドライブ２７によってテープ端部が駆動される。透明トレーラ−テープ部１４ がまず光電走査ユニット２８により検知される。クリーニングテープ部２３が次 いで駆動され所定時間ヘッド２４を通過し、機械的摩擦作用によりヘッドがクリ ーニングされる。

これに代えであるいは従来のクリーニングテープ部１３の通過作用に加えて、磁 気・＼ラドドラム２３もまた、クリーニングテープ部１３と摩擦接触している状 態の時に所定数の回転を行うよう構成することも可能である。

テープ部１２はクリーニング作用に続いて記録／読出し処理を行うために駆動さ れる。

クリーニング処理中、データ処理手段はホストシステム等による作動可能状態に 置かれている。

光学表示装置２９は操作者に対しクリーニング処理が行われる予定または行われ たことをその動作期間中示す。

クリーニング処理を実行した回数を記録しこのデータをデータキャリア１０上に 保存しておくことが望ましい。

従って、前記データに基づき各クリーニング処理中においてクリーニングテープ 部１３の異なる領域が駆動されることとなる。

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Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．透明リーダー部と、 磁化性コーティングが施されたテープ部と、透明トレーラー部と、を含むストリ ップ状プラスチックデータキャリアであって、 磁化性コーティングが施されたテープ部に続いて磁気ヘッドクリーニング剤がコ ーティングされたクリーニングテープ部が形成されていることを特徴とするスト リップ状プラスチックデータキャリア。
2. ２．特許請求の範囲第１項の記載のデータキャリアにおいて、前記クリーニング テープ部は機械的に作用する研磨剤によりコーティングされていることを特徴と する。
3. ３．特許請求の範囲第１項に記載のデータキャリアにおいて、前記クリーニング テープ部は化学的に作用する洗浄性物質によりコーティングされていることを特 徴とする。
4. ４．特許請求の範囲第１項に記載のデータキャリアにおいて、前記クリーニング テープ部は透明であることを特徴とする。
5. ５．特許請求の範囲第１項に記載のデータキャリアにおいて、前記クリーニング テープ部はトレーラーテープ部の後続側に位置することを特徴とする。
6. ６．特許請求の範囲第５項に係るデータキャリアにおいて、前記クリーニング部 の後に他のトレーラーテープ部が設けられていることを特徴とする。
7. ７．以下の各ステップを含むクリーニングテープによって磁気テープ記録／読出 し装置の磁気ヘッドクリーニング方法。 ａ）クリーニングテープ部が形成されたストリップ状データキャリアを用いる， ｂ）ヘッド汚れの典型的なエラータイプが存在するか否かを確認するためにデー タキャリアによって読み出されたデータを評価する， ｃ）典型的なエラー検出が行われた場合にクリーニングテープ部を駆動する， ｄ）クリーニング処理を実行する，及びｅ）記録／読出し処理を焼ける。
8. ８．特許請求の範囲第７項に記載の方法において、前記クリーニング処理は、ク リーニングテープ部が所定のテープ長さ分ヘッドを通過するよう移動し、または 磁気ヘッドドラムが投げられている場合に該ドラムが所定数の回転を行うよう駆 動されることを特徴とする。
9. ９．特許請求の範囲第７項に記載の方法において、更に他のエラーチェックがク リーニング処理後に遂行されることを特徴とする。
10. １０．特許請求の範囲第７項に記載の方法を実行するための装置であって、エラ ーウイブを決定するために電子評価ユニットが設けられ、該評価ユニットはテー プドライブへ接続されていることを特徴とする。