JPH03503430A - カッタービット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・　−ビ・・ 鮎立■ この発明は建設ならびに掘削に用いるカッタービット構成に関する。この発明は 特にセメンチージョンを施した炭化物チップをもつカッタービットに関する。

過去において、各種のカッタービット構成が建設ならびに掘削用として用いられ ている。この種のカッタービットは基本的に、カッタービットの鋼製柄にろう付 けされたセメンチージョンを施した炭化タングステン・コバルト系挿入物により チップを与えである。　　　　　　　　′回転可能ならびに回転不能の双方の方 式のピットはこれまでこの種の用途に用いられている。初期の回転可能カッター ピット構成の１つは、鋼製柄の前端がその中にろう付けされたソケットをもった 環状後方指向表面をもったセメンチージョンを施した炭化物チップを含んでいた 。鋼製柄の前端は、部分的にソケットの中に伸びている前方突起を上に設けた環 状前方表面をもっていた。（すなわち、ソケットの深さは前方突起の高さよりも 大きい。）鋼とセメンチージョンを施した炭化物（以下セメンチージョン炭化物 と略す）との間のろう付は接合部はこのようにして鋼突起部前端では最も厚く、 セメンチージョン炭化物と鋼との対面環状表面においては最も薄くなっていた。

一方、回転可能カッタービットの前出の構成のものは市場で用いられ、チップの セメンチージョン炭化物は使用中破損し易かった。

前出の構成は回転可能カッターピット構成によりとって代わられ、その構成では 炭化物の背面は平坦であり、あるいはいわゆる弁座構造をもち、何れも鋼の前端 のソケットの中にろう付けされた。

（例えば、アメリカ特許Ｎｏ、４．４９７．５２０．及び同Ｎｏ’、４，２１６ ，８３２、及び西ドイツ特許Ｎｏ、２８４６７４４　を参照のこと。） 炭化物の後方にあるソケットを利用するカッタービット構成の実施例は、南アフ リカ特許Ｎｏ、８２／９３４３　　；ロシャ発明者証明書Ｎｏ、４０２６５５　 ；スエーデン特許出願番号Ｎｏ、８４００２６９−０及びアメリカ特許Ｎｏ、４ ．５４７．０２０に開示されている。

呈亙立亙ｌ この発明の出願人らは前端にろう付けされたセメンチージョン炭化物チップをも つ改良形カッタービットを設計したが、その炭化物チップにはソケットがあり、 この中に鋼製柄すなわち鋼本体の前端の鉄系（例えば鋼）の突起が受入れられる 。

この発明に係る構成は、炭化物と鋼との間の改良された接合強度と共に改良され た炭化物破損抵抗力の組合せを提供するものと信じられる。

この発明によれば、セメンチージョン炭化物チップに接着された鉄系本体をもつ 改良されたカッタービットが提供される。鉄系本体はたて軸線と前端とをもつ。

前端には第１前方指向表面と第２前方指向表面とがあり、第２前方指向表面は第 １前方表面の半径方向内側に配置され、同様に同第１前方表面は前記第１前方指 向表面の前方に距離Ｈだけへだてて位置する。

セメンチージョン炭化物チップは、前方に伸びるソケットを中にもつ第１後方指 向表面をもち、また第１後方指向表面から距離りをおいて第２後方指向表面を有 する。距離Ｈ及びＤは、ＨがＤよりも大きい寸法に設定されている。加えて、チ ップの第１後方指向表面は鉄系本体の第１前方指向表面に接着され、一方チツブ の第２後方指向表面は鉄系本体の第２前方指向表面に接着される。

このやり方で、炭化物と鋼との間の接着、すなわち接合、これはろう付けで行わ れるのが好ましいが、は、炭化物の第１後方指向考面と鋼の第１前方指向表面と の間の接合部は炭化物の第２後方指向表面と鋼の第２前方指向表面との間の接合 部の厚さより厚い。

また、この発明によれば、この突起表面の円周方向に取り囲むろう付は接合部の 厚さの均一性を実質的に維持するために、複数個の第１ならびに第２の凹部の形 をもつ突出手段が改良型カッタービットに形成される。複数個の凹部はチップと 本体前端との間に配置され、これらの内の一方に形成され他方に向って突出して 成りこれにより他と噛み合い、チップを本体に対して一定の距離をおく関係位置 となし、これによりこれら両者の間に予め設定した厚さをもつろう付は接合部の 形成を容易ならしめている。

更に詳しく言うと、第１凹部はチップのソケットから突出してソケットに形成さ れ互いに他と一定距離をもつ、好ましくは、第１凹部はその数が３個であって、 互いに他と約１２ｏ°の角度間隔をもって円周方向に存在する。第２凹部はチッ プの第１後方指向表面上にあって突出して成り互いに他と一定距離をとる。好ま しくは第２凹部はその数は４個であり互いに他と約９０’の角度間隔をもって円 周上に存在している。

この発明についてのこれやあれの局面は、この発明の詳細な説明に関連している 以下に簡単に説明しである図面を観察すれば一層明らかとなろう。

７１日 第１図は部分的断面図を用いてこの発明に係るカッタービットの１実施態様の立 面図；第２図は第１図の断面におけるろう付は接合部す拡大図；　第３図は第１ ，２の各図に示すチップの実施態様の後端の背面図：　第４図は部分断面図によ るチップの実施態様の立面図；　第５図は第４図のチップの実施態様の立面図の 半分を示す図：　第６図は第２図に等しいがチップの他の実施態様に関する図： 　第７図は第３図に等しいがチップのもう１つ別の実施態様を示す図；　第８図 図は第４図に等しいがチップのもう１つ別の実施態様を示す図：　第９図はチッ プの更にまた別の実施態様の拡大たて軸断面図；　第１０図はビット本体の更に もう１つ別の実施態様の拡大部分のたて軸断面図である。

Ｆ！ｆ１Ｆ！ 第１図に示すのは回転可能カッタービットの１実施態様であって、このものには 、ろう付は接合部７を用いて、鉄系金属本体５、ここでは鋼、に接合されたセメ ンチージョン炭化タングステン・コバルト系チップ３が設けられている。鋼本体 ５は、同本体５の前端９と後端１１との間に伸びて成るたて軸線Ｘ−Ｘに沿いし かも好ましく、この軸線周囲に回転対称図形的に存在している。鋼本体５の後方 端１１は弾性保持部材１３が緩着保持され、在来の建設もしくは掘削機械（図示 してない）上の装着台のＤ径部に回転可能にカッタービットを脱着自在に保持で きるようになっている。

この発明により有用である弾性保持手段のあれこれの種類については、アメリカ 特許Ｎｏ、３．５１９．３０９及び同Ｎｏ、４．２０１．４２１　に述べである 。

鉄系本体５の前端９には第１環状前方指向表面１Ｓがあり、この面は好ましくは たて軸線に垂直な平面内に横たわる。この第１前方指向表面１５の半径方向内側 にはここから前方に伸びる突起１７がある。この突起エフの前端には第２前方指 向表面１９があり、この表面は、好ましくはたて軸線に垂直な平面内に横たわる 。第１ならびに第２の前方指向表面は外方指向表面２１により接合され、この表 面２１は前方に伸びるにつれて内方にテーパーをもち、あるいはむしろ円錐台形 をとり、しかもたて軸線ｘ−Ｘに対して回転対称図形となっている。全ての鋭角 な内側及び外側の隅部は、むしろ除かれ、フィレットや面取りで置き換えられた 形状となっている。

第１表面１５上の第２表面１９の高さＨは好ましくは約０．１７８ないし０．１ Ｈインチの間にある６更に重要なことに、高さＨは、セメンチージョン炭化タン グステン・コバルト系チップ３内の大体補完形状をもつソケット２３の深さＤよ りも大きい、そのため突起１７がソケット２３にろう付けされると、生じたろう 付は接合部の厚さは、第２前方指向表面１９の近傍における厚さが、環状前方指 向表面１５の近傍における厚さよりも小さい、すなわち薄くなっている。

第２図では前述の内容が一層明示されている。

セメンチージョン炭化物チップ３は、鋼本体の前端９に対面する環状最後部表面 ２５をもち、もつと詳しく言うと、鋼本体の環状前方指向表面１５に対面した前 記表面２５をもつ。環状後方指向表面２５の半径方向内側にあるのが第２後方指 向表面２７である。双方の表面、２５と２７とは共に、むしろ平面であってたて 軸線Ｘ−Ｘに垂直な平面内に横たわる。２つの後方指向表面２５と２７との間に 存在しこれらを接合する内方指向表面２９があり、このものは環状最後部表面２ ５から前方に伸び、それと同時に内方にテーパをとり、すなわちむしろ円錐台形 をとる。表面２７と２９とで決まるソケット２３の・深さＤは、好ましくは（Ｌ １７０インチないし約０．１７６インチの間にあり、しかしもっと重要なことは 、ソケットの深さＤは高さＨよりも小さいということである。ソケットと突起と は、ろう付は金属が存在しない場合は、チップが、鋼本体の表面１９上に、鋼本 体の表面１５に接することなく着座することができる寸法をもつ、　この結果生 じたろう付は接合部７は、チップの環状後方指向表面２５と鋼本体の環状前方指 向表面１５との間に平均厚さ　Ｔ１を持ち、この　Ｔ２は、チップの後方指向表 面２７と鋼本体の前方指向表面１９との間の平均厚さ　Ｔ２よりも大きい。厚さ 　Ｔ工は好ましくは約ｏ、ｏｏａないし０．０２４インチの間にあり、一層好ま しくは約０．０１０ないし０．０１６インチの間にある。厚さＴ２は好ましくは 約０．００１ないし０．００６インチの間にあり、一層好ましくは約０．００２ ないし０．００４インチの間にある。チップソケット上の内方へのテーパー表面 ２９及び２１と鋼本体突起１７との間の、好適な平均ろう付は接合部厚さは、ま た約０．００８ないし０．０２４インチの間にあり、更に好ましくは、約０．０ １０ないし０．０１６インチの間にある。好ましくは、ＴよとＴ、とは個々にＴ ２の２倍以上であり、更に好ましくは、Ｔ２　の３倍以上である。突起面１７の 周囲を取囲むろう付は接合部厚さＴ、の均一性を実質的に維持するためには、複 数個の台１凹部３１の形をとる突出手段はチップ３と本体前端９との間に位置さ せることが好ましい。むしろ、第１凹部３１はチップ３の後端上に設け、チップ の内方に出して形成させ、鋼本体の突起上のテーパー表面２１と噛み合わせる。

このやり方で、第１凹部３１はチップ３を鉄系本体突起に関して一定間隔をとり 中心合せをして配置し、これらの間に上述した断面厚さ外形をもったろう付は接 合部７の形成を容易とする。このように、第１凹部３１はむしろ、チップソケッ トの内方にテーパーのついた表面２９から半径方向内方に伸びるチップ３の一部 を構成する。そしてこの第１凹部３１はこの面上に円周方向に分布している。好 ましくは、第１凹部３１は３個あり、互いに他と１２０”の間隔をもって配置さ れている。これらはチップの背面図である第３図に一層明らかに示しである。

また、第６〜８図の実施態様に見られるように突出手段内に複数個の第２凹部３ ２を備えることが好ましい、普通は、第１凹部３１はチップ３と本体９との間に 正の間隙をもつ関係を設定しこれによりろう付は接合部７に沿う所望の厚さの外 形をもつことを保証する。しかし、第１凹部３１は。

本体９上のチップの不正確な着座や、あるいはチップまたは本体の何れかの対面 している表面の公差外部分に依り生じたゆがみや不揃いの一線化に暴露される。

これらの第２凹部３２はこのような不慮の不具合を補償するように設けられてい る。

第２凹部３２は最後部指向表面２５上にあってこれから突出して形成され、チッ プ３を鉄系本体端９上に一線上に揃えて、一定間隔を設けて配置しこれら個々の 軸線が一般的に一致した状態となる。

好ましくは、第２凹部は４個あって、第７図に見るように互いに他と約９０″の 角度間隔で円周上に分布して成る。

第１及び第２の凹部３１．３２の大きさは、これら凹部はろう付は接合部の厚さ 　Ｔ３の実質的な均一性を保証する上で約立つところから、これら凹部はあまり 大きすぎてろう付は部厚さ、Ｔ工、Ｔ２及びＴ−１間の必要な関係の維持と干渉 するようであってはならない。球面形凹部が好ましい。

凹部３１は、Ｔ２がＴ、以下という必要条件を維持するため、表面２９上、約０ ．００５ないし０．００８インチの高さを持つべきである。Ｔ２とＴ３との間に ある前出の関係を保証することによって、使用中のチップ破損が最小化され、同 時にチップと鋼本体間に強い、長期に耐える接合部を提供しこれによりチップの 損失を最小化する。

代替可能な実施態様（図示してない）においては、それぞれチップ及び鋼製柄の 環状表面２５と１５は、これら表面がたて軸線Ｘ−Ｘから半径方内外方に伸びる につれ後方に傾斜しその結果円錐台形を形成する。このような場合、傾斜の角度 は表面２１及び２９のもつ角度より小さく、好ましくはたて軸線Ｘ−Ｘに垂直な 平面から計って３０゜以下がよい。この実施態様においては、深さＤは、円筒形 表面６５（第４図参照）と表面２５の最後部縁とがぶつかって生ずる１平面から 算出される。

確認のため、この状態における鋼製起部の高さＨは、表面１５がチップ表面６５ （第４図参照）の外径、ＤＲｌと交わる個所によって決る平面がら算出される。

高温ろう付は材料が、チップを鉄系本体にろう付けする場合に用いられその結果 ろう付は接合部強度が広い温度範囲にわたって維持されることが好ましい。好適 なろう付は材料は、ＨＢｒ１ｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ５４８、丁ｒｉｍｅｔ　５４ ９．０８０及び６５５である。ｔ（ａｎｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ−５４８合金は、 Ｃｕ　５５±１．０Ｗ１０　（重量パーセント）　、　Ｎｉ　６　　±　０．５ Ｗ１０．　Ｍｎ　４　　±　０．５Ｗ１０　　、　Ｓｊｏ、ｉｓ　±０．０５す １０、残余Ｚｎ及び最大全不純物量０．５Ｗ１０　という組成となっている。Ｈ ａｎｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ−Ｔｒｉｍｅｔ　５４９はＣｕ板の両側に１−２−１ の比率のＴｒｉｍｅｔ　　を合せ板としたＨａｎｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ　５４８ の薄板を置いたものである。　Ｈａｎｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ　５４８及びＴｒｉ ｍｅｔ　５４’９に関するこれ以上の詳しい情報は、Ｈａｎｄｙ＆　Ｈａｒｍａ ｎ　Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｄａｔａ　５ｈｅｅｔ　Ｎｏ、Ｄ−７４で得られる。

前出のろう付は合金は、Ｈａｎｄｙ　＆　Ｈａｒｍａｎ社、８５９　Ｔｈ１ｒｄ 　Ａｖｅｎｕｅ　、　ＮｅｔｌｌＹｏｒＫ　、　ＮＹ１００２で製造販売してい る。　Ｈａｎｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ及びＴｒｉｍｅｔはＨａｎｄｙ　＆Ｈａｒｍ ａｎ社の登録商標である。

出願人らは、受入れ可能なろう付は接合部はＨａｎｄｙ　Ｈｉ−ｔｅｍｐ−５４ ９デイスクを用いて達成されているのであって、このディスクは、カップ形状を していて、チップのソケットと鉄系本体の突起部との間に密接され、従来の誘導 加熱方式のろう付は法でろう付けでき、このろう付は方法は、チップの鋼本体へ のろう付けに加えてこの鋼の焼入れがなされる。この場合の鋼は回転可能カッタ ービット本体用として用いられる標準的鋼であれば何れの種類でもよい。ろう付 は及び焼入れを終った後、この鋼は焼もどしを施され、ロックウェル硬さＣスケ ールで４０〜４５の硬さとされる。セメンチージョン炭化物チップの組成は、建 設及び掘削用として従来から用いられている標準の炭化タングステン・コバルト 系であれば何れでもよい。

出願人らがアスファルト再生用として合格と判断した標準の炭化タングステン級 では約５．７１１０のコバルトを含有し、ロックウェル硬さＡスケールで約８８ ．２の硬さをもっている。

チップの接地表面は従来技術で以前から用いている大きさ、形状の何れでもよい 。しかし好ましい構成については第１〜５の各図に示す。（また第６〜８図にも 示す。）図示の構成では、接地表面の前端は球面鼻４５をもち、このものは半径 ＲＴ　をもち円錐台形表面５０に接合され、この表面５０は角度９Ｏ−ＡＴにお いて後方に伸びるにつれて対称軸Ｘ−Ｘの回転軸からテーパーをもって遊離し、 鼻４５の前端から距離　Ｌ２のところで最大直径ＤＦとなる。円錐台形表面５０ に接合してベル（釣鐘）形部分５５があり、この部分は接地凹状表面６０をその 後端にもち、均一直径突出表面６５に接合する。凹状表面は一連の凹状表面６０ Ａ、６０Ｂ及び６０Ｃにより形成され、これら各個の表面は異った曲率半径をも ち、ここで、これらの半径はチップの長手方向に１つの表面が後方に移動すると 、減少する、（すなわち、６゜Ａ＞６０　Ｂ＞６０　Ｃ）。一方、曲率半径ＲＮ あるいは円弧ＡＮの数は何個でもよいが、好ましくは３個の曲率半径（あるいは 円弧）がよく円滑な連続表面６０、ここでは、Ｒ１Ｒ２及びＲ３、及びＡいＡ２ 及びＡ、で示しである、を形成する。凹面６０の後端は円筒表面６５に接合し、 この表面は好ましくは直径ＤＲ３をもちこの直径はＤＦより大きいばかりでなく 、チップがろう付けされる鋼本体の前方表面全体を完全に、あるいは少くとも実 質的に覆う（すなわち前方表面直径の９８％以上）に充分な大きさをもっている 。鋼製柄の前端に対する耐摩耗用保護はセメンチージョン炭化物チップにより達 成され、これにより鋼本体の前端９の摩耗速さを短縮する。

図示のような各種半径をもつ凹状表面６ｏを用いると製作されるチップが増大し た長さＬｌをもつことができると共に最大強度が保証され、使用中に実質的に平 準化された応力分布を保証しその結果使用中のチップの破損が最小化される。

ソケットの内径、ＤＲｌとＤＲ２とその形状とは実質的に均一な壁面、特に凹状 部分６ｏの領域における均一な壁を提供するよう選択をすることができる。ソケ ットの前端における平坦な円形表面２７は鋼本体の突起の前端表面にろう付は用 の大きい面積を提供する。この構造は、この位置における薄いろう付は接合部厚 と共に、使用中に、チップに対して与えられる最も重要な負荷がこのチップを引 張りよりむしろ圧縮状態に置く。出願人らが受は入れ可能と考える寸法の実施例 を第１表に示す。これらの寸法は、チップソケット、鋼製起部及びろう付は接合 部厚さに関連する前以って提供された寸法と共に使用されるべきである。

この明細書中に用いられた全ての特許ならびに参考文献はこれまで参考資料とし て引用しである。

同業技術者にとっては・公知であるように、炭化物チップにおいて説明して来た 各種の表面の接合個所においては、面取りやフィレット及び／あるいは加圧平坦 面などが加工し施され、製造上の容易化を援助しまたこの構造に強度を加えてい る。

第９図と第１０図とは、カッタービットのチ属　性　　　半径　　　直径　　角 度　　長さく寸法項目）　　　　　（インチ）　　　　（インチ）　　　　　（ 度）　　　　（インチ）Ｒ，０，３６３ Ａ１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３．７０８Ａ２ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１１．６３０Ａ、　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５３．６７２ＲＴ０ ．１２５ ＤＦｏ、４２５ ＤＲエ　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２８５ＤＲ，０，５３１ ＤＲ３０，７５０ ツブ３Ａと本体５Ａとの各個の改良した実施態様を図示している。チップ３Ａ及 び本体５Ａのこれらの実施態様は、第２図及び第６図のチップ３及び本体５の実 施態様に若干改良を加えただけのものであり、両者の間の差違についてだけ説明 する。

本体５の突起１７上の外方指向表面２１と、チップ３のソケット２３上の内方指 向表面２９のそれぞれは、第２図及び第６図にみるように円錐台形であり；これ と対照的に、本体５Ａとチップ３Ａのそれぞれ突起１７Ａとソケット２３Ａ上の 相対する表面２１Ａと２９Ａとはそれぞれ凹状及び凸状の形をもつ。チップソケ ット２３Ａの凸状表面２９Ａは、大体０．４８フインチの半径Ｒ４をもち、チッ プ３Ａの外側表面５５Ａ上の半径Ｒ３と同心状態にある。半径　Ｒ３は前と同様 である。加えて、凸状表面２９Ａと表面２７との間の遷移部分６７における半径 Ｒｓは０．１２インチに等しい。本体突起１７Ａの凹状表面２１Ａと、凹状表面 ２１Ａと表面１９との間の遷移部１９とは、チップソケット２３Ａのこれらと補 足し合う、凸状表面２９Ａをもったチップ３Ａ（第９図）のソケット２３Ａの形 状に対する、円錐台形状表面２９をもったチップ３（第２図及び第６図）のソケ ット２３の形状の改造は、ソケットを取囲むチップの環状部分における一層の均 一な厚さを提供し、その結果、この部分におけるチップ材料の強度を増す。第１ 凹部３１は、今やチップソケット２３Ａの内方指向凸状表面２９Ａ上にあってこ こから突起となっており、本体突起１７Ａ上の外方指向凹状表面２１Ａと噛み合 う。

この発明の他の実施態様についてはこの明細書を考察することによって、もしく はこの明細書中に開示されているこの発明の実施内容により同業技術者にとって は明らかとなろう。この明細書ならびに実施例は単に実施例としてのみ考えてお り、この発明の真の範時ならびに思想については以下の請求の範囲により指示せ んとするものである。

Ｘ Ｆ工Ｇ、　　１ Ｆ’ＩＣ，６ ＦＩＧ、　　７ ＦＩＧ、　　８ ＦＩＧ、１０ 補正書の翻訳文提出書 （Ｉ評注第１８４受の８） 平成３年１月１７日

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. １．たて軸線と前端をもつ鉄系本体と；セメンテーション炭化物チップと； 前記セメンテーション炭化物チップは：丸形加工を施した最先端部分と； 前記丸形加工を施した最先端部分の後方にある外方にテーパーのついた第２部分 と； 前記鉄系本体の前記前端に面し前記たて軸線に垂直な第１平面内に指向する環状 最後部表面と；前記環状最後部表面から前方ならびに内方に伸びる内方指向表面 と；そして、 前記内方指向表面の中で半径方向に、そして前記環状表面から外方に位置する後 方指向表面とから成るこのような前記セメンテーション炭化物チップとから成り ； 前記鉄系本体の前記前端に対して前記後方指向表面、前記内方指向表面及び前記 環状最後部表面を接合するろう付け接合部から成り； そしてこの構成において、前記ろう付け接合部がもつ前記後方指向表面近傍の平 均厚さが前記最後部環状表面近傍における平均厚さより小さい、かかる構成から 成ることを特徴とするカッタービット。
2. ２．前記後方指向表面が平面であり、前記たて軸線に垂直な第２平面に指向して 成ることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のカッタービット。
3. ３．前記内方指向表面が円錐台形状をもつことを特徴とする請求の範囲第１項に 記載のカッタービット。
4. ４．前記内方指向表面が凸状形をもつことを特徴とする請求の範囲第１項に記載 のカッタービット。
5. ５．たて軸線と前端とをもつ鉄系金属本体と；セメンテーション炭化物チップと ； 前記セメンテーション炭化物チップは：前記鉄系本体の前記前端に面する環状最 後部表面と； 前記環状最後部表面から前方にそして内方に伸びる内方指向表面と； そして前記内方指向表面の半径方向内方に、そして前記環状最後部表面の前方に 位置する後方指向表面とから成るこのような前記セメンテーション炭化物チップ と； 前記鉄系本体の前記前端に対して前記後方指向表面、前記内方指向表面及び前記 環状最後部表面を接合するろう付け接合部とから成り；そしてこの構成において 前記ろう付け接合部がもつ前記後方指向表面近傍の平均厚さが前記最後部環状表 面近傍における平均厚さより小さい、かかる構成から成ることを特徴とするカッ タービット。
6. ６．前記後方指向表面が平面であり、前記たて軸線に垂直な第２平面に指向して 成ることを特徴とする請求の範囲第５項に記載のカッタービット。
7. ７．前記内方指向表面が円錐台形状をもつことを特徴とする請求の範囲第５項に 記載のカッタービット。
8. ８．前記内方指向表面が凸状形をもつことを特徴とする請求の範囲第５項に記載 のカッタービット。
9. ９．前記チップと前記本体との間に設けられその内の一方の上に形成され他方に 向って突出して他と噛み合いそして前記チップを前記本体に対して一定間隔をも った関係位置に置きそれらの間隙に予め設定した所望の厚さをもった前記ろう付 け接合部を形成することを容易ならしめる手段を有することを特徴とする請求の 範囲第５項に記載のカッタービット。
10. １０．前記突出手段が前記チップの前記内方指向表面上にあってここから突出し しかも互いに他と一定間隔をとって形成された複数個の第１凹部を有することを 特徴とする請求項第９項に記載のカッタービット。
11. １１．前記複数個の第１凹部が３個あってこれらが互いに他と約１２０°の角度 間隔をもって円周上に配されて成ることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載 のカッタービット。
12. １２．前記突出手段が前記チップの前記最後部指向表面上にあってここから突出 ししかも互いに他と一定間隔をとって形成された複数個の第２凹部を有すること を特徴とする請求の範囲第１０項に記載のカッタービット。
13. １３．前記複数個の第２凹部が４個であってこれらが互いに他と約９０°の角度 間隔をとって円周上に形成されて成ることを特徴とする請求の範囲第９項に記載 のカッタービット。
14. １４．前記突出手段が前記チップの前記最後部指向表面上にあってここから突出 し互いに他と一定間隔をとって形成されて成ることを特徴とする請求の範囲第９ 項に記載のカッタービット。
15. １５．前記複数個の第２凹部が４個であってこれらが互いに他と約９０°の角度 間隔をもって円周上に形成されて成ることを特徴とする請求の範囲第１４項に記 載のカッタービット。
16. １６．たて軸線と前端をもつ鉄系本体と；セメンテーション炭化物チップが： 内部にあって外方に伸びるソケットをもち第１後方指向表面から一定間隔Ｄをと って位置する第２後方指向面をもつ第１後方指向表面と；第１前方指向表面と第 ２前方指向表面とをもつ前記鉄系本体の前記前端とを有して成り；このセメンテ ーション炭化物チップの構成において、前記第２前方指向表面が前記第１前方指 向表面の半径方向内方にありしかもＨだけ間隔をとって前記第１前方指向表面の 前方に位置して成り；この構成において、前記セメンテーション炭化物チップの 前記第１後方指向表面が前記鉄系本体の前記第１前方指向表面に接着され、前記 セメンテーション炭化物チップの前記第２後方指向表面が前記鉄系本体の前記第 ２前方指向表面に接着されて成り； そしてこの構成においてＨがＤよりも大きい、かかる構成をもつことを特徴とす るカッタービット。
17. １７．前記第２後方指向表面が平坦であり、前記第２前方指向表面が平坦である ことを特徴とする請求の範囲第１６項に記載のカッタービット。
18. １８．前記チップと前記本体との間に配されその内の一方の上に形成されしかも 他方に向って突出して他方と噛み合いそしてチップを前記本体に対して一定間隔 を設ける位置関係に置き前記チップならびに本体の前記各個の表面を前記所望の 距離、Ｄ及びＨを互いに他との間に設けて配置することを容易ならしめる手段を 更に有することを特徴とする請求の範囲第１６項に記載のカッタービット。
19. １９．前記突出手段が前記チップの前記ソケットの上にあってここから突出し互 いに他と一定間隔をとって形成される複数個の第１凹所を有することを特徴とす る請求の範囲第１９項に記載のカッタービット。
20. ２０．前記複数個の第１凹部が３個あり、これらが互いに他と約１２０°の角度 間隔をとって円周上に形成されて成ることを特徴とする請求の範囲第１９項に記 載のカッタービット。
21. ２１．前記突出手段が前記チップの前記第１後方指向表面上にあってここから突 出し互いに他と一定間隔をとって形成されて成る複数個の第２凹部を有すること を特徴とする請求の範囲第１９項に記載のカッタービット。
22. ２２．前記複数個の第２凹部が４個あって、これらが互いに他と約９０°の角度 間隔をとって円周上に形成されて成ることを特徴とする請求の範囲第２１項に記 載のカッタービット。
23. ２３．前記突出手段が前記チップの前記後方指向表面上にあってここから突出し 互いに他と一定間隔をとって形成される複数個の第２凹部を有することを特徴と する請求の範囲第１８項に記載のカッタービット。
24. ２４．前記複数個の第２凹部が４個あって、これらが互いに他と約９０°の角度 間隔をとって円周上に形成されて成ることを特徴とする請求の範囲第２３項に記 載のカッタービット。