JPH0350279Y2 - - Google Patents

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JPH0350279Y2
JPH0350279Y2 JP5692485U JP5692485U JPH0350279Y2 JP H0350279 Y2 JPH0350279 Y2 JP H0350279Y2 JP 5692485 U JP5692485 U JP 5692485U JP 5692485 U JP5692485 U JP 5692485U JP H0350279 Y2 JPH0350279 Y2 JP H0350279Y2
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float
needle
float valve
stem
cylindrical body
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JP5692485U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、気化器フロート室への燃料流量を調
節する気化器のフロートバルブ装置に関し、特に
フロートバルブの作動を円滑にする気化器のフロ
ートバルブ装置に関する。
[従来技術の説明] 気化器のフロートバルブは、従来はSUSやゴ
ムを材料とし、その内部に空間を形成し、その内
部空間にフロートバルブをバルブシートに着座さ
せるためのばねを内臓していた。
これに対して加工作業や組立作業の容易さの点
あるいはコストの点から、樹脂製のフロートバル
ブの使用が考えられた。しかし、その材料を樹脂
とした場合には、フロートバルブ本体の外径が4
ミリ程度であることから、内部にばねを入れるた
めの空間を設けることはその肉厚では困難であつ
た。このため、樹脂製のフロートバルブにおいて
は、ばねはフロートバルブの外側に備えられてい
る。この従来例(実開昭59−43656号や実願昭59
−121894号等に示されている)を第3図に示す。
フロートバルブ40は、燃料通路42を開閉する
径大のニードル44と、フロートアーム46に係
合するための径小のステー48並びにそれに続く
径大の係止部49とから成る。そのステー48の
外周にばね50が備えられ、このばね50は一端
をニードル44に接し他端をフロートアーム46
に接している。
このような、ばね50の一端がフロートアーム
46に接触しているものでは、油面が低下してフ
ロートアーム46が傾斜した場合には、フロート
アーム46の回転軸52に近い位置と遠い位置と
では、ばね50の軸方向の長さが相違する(第3
図)。このため、ばね50の軸52に近い側、即
ち圧縮された側に反発力が作用し、ニードル44
に矢印で示した横方向の力が働く。この結果、摺
動時に横方向の力によつてニードル44がニード
ルガイド54に接触させられ、ニードル44の作
動性が悪くなる。また、ニードル44に対する横
方向の力によつて、ニードル44がバルブシート
56に着座する際にずれを生じるおそれがあり、
オーバーフローの原因となるものであつた。
更に、ニードル44のニードルガイド54への
横方向の力を考慮してばね力を弱くすれば、ニー
ドル44のバルブシートに対する押し付け力が弱
くなるおそれがあつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ニ
ードルの摺動の際にニードルガイドにかかる横方
向の力を無くしてニードルの作動を円滑にし、ニ
ードルのバルブシートへの着座を確実かつ強固に
して油面の安定化を図るようにした気化器のフロ
ートバルブ装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、径大のニ
ードルと径小のステーとから成るフロートバルブ
のステムの外周に摺動自在な筒体を取付け、その
筒体とニードルとの間にばねを介在させ、油面の
上下によつて揺動するフロートアームで前記筒体
を作動させるようにしたものである。
[実施例] 次に本考案を図面に基づいて説明する。
第1,2図は本考案に係わる気化器のフロート
バルブ装置の一実施例を示す断面図で、第1図は
フロート室内の油面が上つて燃料通路を閉じた状
態を示し、第2図はフロート室内の油面が下つて
燃料通路を開いた状態を示すものである。フロー
トバルブ10は、樹脂等を材料とし、気化器本体
12に設けられた燃料通路14を開閉する径大の
ニードル16とそれに続く径小のステム18とか
ら成る。このステム18の外周には、その軸方向
に摺動可能な筒体20がに取付けられている。ス
テム18の下端付近外周には径大部22が形成さ
れ、その径大部22は筒体20のストツパとなつ
ている。筒体20の外周には上端付近に環状の第
一張出部24と、下端付近に環状の第二張出部2
6とが形成されている。その第一張出部24の上
面と前記ニードル16の下面との間にばね28が
介在させられており、そのばね28によつて筒体
20はステム18の径大部22に常に当接させら
れている。
軸30を中心に揺動するフロートアーム32
は、その先端部で前記筒体20の第一張出部24
と第二張出部26との間を挟持するように設定さ
れている。即ち、油面の上昇下降に伴つて、フロ
ートアーム32は筒体20の第一張出部24側や
第二張出部26側を押して筒体20を上下に移動
させる。
[作用] フロート室内の油面が下がる場合には、フロー
トアーム32が筒体20の第二張出部26を下方
に押して筒体20を下方に下げる。この際、筒体
20はステム18の径大部22と当接しているの
で、フロートバルブ10は筒体20と共に下降す
る(第2図の状態)。
その後、フロート室内の油面が上がると、フロ
ートアーム32が筒体20の第一張出部24を上
方に押す。この際、ニードル16がバルブシート
34に着座するまでの間は、ばね28の弾発力に
よつて筒体20とニードル16との距離は一定に
保たれ、フロートバルブ10は筒体20と共に上
昇する。
ニードル16がバルブシート34に着座し、そ
の後フロートアーム32が更に上方に揺動する場
合には、筒体20のみがばね28に抗してステム
18に添つて上昇する。
[考案の効果] 以上のように構成された本考案においては、フ
ロートアーム32は、摺動可能な筒体20を介し
て、フロートバルブ10を上下動させるものであ
る。そして、ニードル16を押圧するばね28を
フロートアーム32ではなくて、筒体20で受け
るようにしたものである。
このように、フロートアーム32がばね28に
よつて直接押圧されないので、フロートアーム3
2が傾斜した場合でも、ばね28の軸方向の長さ
はどの位置においても同じとなり(第2図)、フ
ロートバルブ10に横方向の力が働くことがな
い。従つて、従来のような横方向の力でニードル
16がニードルガイド36に擦れることがなくな
り、ニードル16の作動を円滑にすることができ
る。
また、ニードル16の横方向の力を無くしたの
で、ニードル16のバルブシート34への着座の
際のずれを無くすことができ、油面の安定化を図
ることができる。
更に、ニードル16がニードルガイド36に擦
れることがないので、ばね28の力を更に強くす
ることが可能となり、フロートバルブ10による
バルブシート34への押し付けを強化することも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1・2図は本考案に係わる気化器のフロート
バルブ装置の一実施例を示す断面図で、第1図は
フロート室内の油面が上つて燃料通路を閉じた状
態を示すもの、第2図はフロート室内の油面が下
つて燃料通路を開いた状態を示すもの、第3図は
従来の気化器のフロートバルブ装置の断面図であ
る。 10……フロートバルブ、16……ニードル、
18……ステム、20……筒体、24……第一張
出部、26……第二張出部、28……ばね、32
……フロートアーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 径大のニードルとそれに一体に固定した径小
    のステムとから成るフロートバルブをフロート
    アームの揺動に応じて摺動させてフロート室内
    への燃料流量を調節する気化器のフロートバル
    ブ装置において、前記ステムの外側でそのステ
    ムの軸方向に添つてそのステムから外れないよ
    うに摺動可能な筒体を備え、その筒体と前記ニ
    ードルとの間にそれらを離間させるばねを備
    え、前記フロートアームの揺動に応じて移動す
    るようにフロートアームに前記筒体を係合さ
    せ、フロートアームの一方方向へ揺動した場合
    に筒体が前記フロートバルブを直接押圧してそ
    のフロートバルブを変位させ、フロートアーム
    の反対方向へ揺動した場合に筒体が前記ばねを
    介してフロートバルブを変位させるようにした
    ことを特徴とする気化器のフロートバルブ装
    置。 (2) 筒体の外周に間隔を開けて2箇所の張出部を
    形成し、前記フロートアームをそれらの張出部
    間に係合させることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の気化器のフロートバル
    ブ装置。
JP5692485U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH0350279Y2 (ja)

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JP5692485U JPH0350279Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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JP5692485U JPH0350279Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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JPS61173760U JPS61173760U (ja) 1986-10-29
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