JPH03502340A - 可変性光透過率物品 - Google Patents

可変性光透過率物品

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JPH03502340A JP1503281A JP50328189A JPH03502340A JP H03502340 A JPH03502340 A JP H03502340A JP 1503281 A JP1503281 A JP 1503281A JP 50328189 A JP50328189 A JP 50328189A JP H03502340 A JPH03502340 A JP H03502340A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 可変性光透通事物品及びその製造法 発明の説明 本発明は、可変性光透通事物品、その物品の製造法、及びそのような物品を製造 するのに有用な光変色性(photochromic)組成物に関する。より詳 しくは本発明は、可変性光透通事特性が、成る光変色性有機物質を併用すること により付与される物品及び組成物に関する。
透過する光の量及び波長に依り分光学的透過率が可逆的に変化し得る材料を調製 する試みが従来なされ、有機化学の分野に於いて光変色性有機物質の關発がなさ れてきた。光変色性有機物質を含む透明な有機ホスト材料の透過率は、紫外線( 例えば太陽光中のそれ、水銀ランプの光)、又は短波長の可視光(以後、これら を単に「光」という。)を照射すると低下するが、照射を中断したりこの物品を 暗室に貯蔵すると元の透過率に戻る。
多くの光変色性有機物質は、これが透明なプラスチックの眼鏡物品(例えばレン ズ)に含まれそして「光」で活性化した場合、可視光スペクトルに於ける吸収が 狭くなり、成る色(例えば青色)を示す。しかしこれは普通、レンズを使用する 消費者にとっては美的に受入れられるものではない。「光」で活性化した場合、 光変色性物質を含む有機透明材料は、もっと目立たない色(例えば、目立たない グレーやブラウン)に変化するのが好ましい。消費者にとっては特に、極値かな 青味を帯びた、又は帯びていない目立たないグレーが最も喜ばしく求められる。
本発明者等は、成る光変色性有機物質を併用すれば、室温で活性化した場合に所 望のより目立たない色となる事を見出した。特に、590nm以上の可視域に活 性化の吸収極大を有する光変色性有機物質と、約400nm〜590nmの可視 域に少なくとも1つの活性化吸収極大を有する光変色性有機物質を適度に併用す れば、適当なマトリックス中に於いて(活性化した時に)殆んど目立たない色( 例えばグレー)になる事を見出した。ホスト材料よりももっと目立たない色を、 例えば、光変色性物質含有ホスト材料に、少量の併用し得る淡色剤(染料)を塗 布する事により、達成する事が出来る。
発明の詳細な記述 本発明の実施に於いて使用する光変色性有機物質の第1群は、590nm以上の 可視域に活性化の吸収極大を有するものである。好ましくは、この光変色性有機 物質の第1群の活性化吸収極大は、少なくとも600nm以上である。一般に、 活性化吸収極大は約600〜650nm(例えば、約620nm)である。その ような光変色性有機物質は、適当な溶媒中若しくはマトリックス中紫外光にさら されると、典型的な青色、青緑色、若しくは青紫色を示す。そのような活性化吸 収極大を示す光変色性有機物質の具体例としては、スピロ(インドリノ)ナフト キサジン類、スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジン類が挙げられる。本発 明の実施に当たっては、そのようなスピロ(インドリン)タイプの物質としては 、その混合物であってもよい。
スピロ(インドリノ)ナフトキサジン類は、当業者によく知られる。
例えば、米国特許第3562172号、同第3578602号、同第42.15 010号、同第4342668号及び英国特許出願第2171404号を参照せ よ。スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジン類は、米国特許第463769 8号に記載される。スピロ(ベンズインドリノ)ピリドベンゾキサジン類及びス ピロ(ベンズインドリノ)す7トキサジン類は、同時係属で同時譲渡した米国特 許出願番号第78315号(1987年7月27日提出)に記載のものである。
前述の特許及び特許出願に於けるそのようなスピロ(インドリノ)タイプの物質 を、参照によりここに導入し、開示する。
約400nm〜590nmの可視域に少なくとも1つの活性化吸収極大を有する 光変色性有機物質には、スピロ(インドリノ)ベンゾキサジン類が含まれる。そ のようなベンゾキサジン類は、同時譲渡、同時係属の米国特許出願番号第929 936号(1986年、11月12日提出)に記載され、これを参照によりここ に導入し、開示する。前述の400nm〜590nm域に少なくとも1つの吸収 極大、好ましくは2つの吸収極大を示す光変色性有機物質は、その混合物であっ てもよい。光変色性物質のこの第2群に於ける活性化吸収極大は、好ましくは約 400nm〜約570nm域に存する。本発明の実施に於いては、前述のスピロ (インドリノ)ベンゾキサジン類以外の、前述の活性化吸収極大を示す光変色性 物質を、単独で又はスピロ(インドリノ)ベンゾキサジン類と併用して使用して もよい。
群Iの光変色性有機物質(即ち、590〜約700nmに活性化吸収極大を示す 物質)は、群■の光変色性有機物質(即ち、約400〜590nmに活性化吸収 極大を示す物質)を補完するように選択される。逆も又同様である。即ち、群I と■の光変色性物質は、それぞれの活性化吸収極大が、互いに近接しないように 、つまり各物質のスペクトルを結合した時、添加的効果ではなく、補完的効果が 存在するように各極大が十分分離するように、選択される。このような補完的効 果により、結合スペクトルは滑らかになり、又は水平化する。その結果、単一吸 収極大の増大化は起こらず、より目立たない色となる。換言すれば、1つの光変 色性物質は、活性化した時に、他の光変色性物質が強く吸収しないスペクトル領 域に於いて吸収するように選択される。逆も又同様である。
群Iと群■の光変色性有機物質は、これらを含む有機ホスト物質が光で活性化し た時に実質的に目立!;ない色(例えば、殆んど目立たないグレーやブラウン) を示すような量及び割合で併用される。
殆んど目立たないグレーカラーは、400〜700nm(例えば、440〜66 0nm)の可視域に於いて相対的に吸収が等しいスペクトルを示す。殆んど目立 たないブラウンカラーは、400〜550nm域の吸収が550〜700nm域 のそれより適度に大きいスペクトルを示す。
色を記述する別の方法としては、色度座標による方法がある。これは、色の輝度 ファクターに加え、色の特性、即ち色度を記述するものである。CIEシステム に於いては色度座標は、各三刺激値のそれらの合計に対する比〔例えば、x−X /(X+Y+Z)及びy−y7(x + y + z ))を取ることにより得 られる。CIEシステムで記述される色は、色度ダイアグラム上にプロットされ 得る(通常は色度座標Xとyのプロット)。「プリンシプルズ・オブ・カラー・ テクノロジー(Principles of Co1or Technolog y)J (第47頁〜第52頁、F、W、ビルマイヤ(F 、W、B illm eyer)、 J r、及びマックスザルラマン(J r、and Max S altzman)、第2版、ジョン・ワイリー・アンド・サンプ(J ohn  Willy and 5ons)、ニューヨーク、(1981年)〕を参照せよ 。
所望の殆んど目立たない色を得るのに求められる群IとHの光変色性物質の相対 量は、使用する特定の光変色性有機物質により示される。活性化吸収極大に依存 して変化してもよい。一般に、群Iの光変色性物質の群Hの光変色性物質に対す るモル比は、約1:o、5〜約1:15(例えば約1=4〜約1:12、より好 ましくは約1=6〜約1:10)の範囲で変えてもよい。本明細書中及び請求項 で述べるように、殆んど目立たない色は、色度座標値「x」及び「Y」が以下の 範囲内(D65光源)のものである。即ち、日射(エアーマス(A1「Mass l又は2)暴露による40%視感透過活性化後に於いてx−0゜260〜0.4 00.y=0.280〜0.400゜群■及び■の光変色性有機物質は、当業者 に既知の方法でホスト材料に塗布又は混合してもよい。そしてそれらは、別々に 〔例えば(あらゆる順序で)段階的に〕又は混合物としてホスト材料に塗布又は 混合してもよい。更に、ホスト材料がレンズのような透明物品(これは、反対側 の暴露面を有する。)である場合、一方の群の光変色性有機物質を透明物品の一 方の側に塗布し、他方の群の光変色性有機物質を反対側に塗布してもよい。成る いは、両群の光変色性物質を(別々に、又は混合物として同時に)透明物品の一 方の側に、又は(別々に、若しくは混合物として同時に)物品の両側に塗布して もよい。
ホスト材料に光変色性物質を塗布若しくは混合する前に又は後に、補助材を光変 色性物質と共にホスト中に混合してもよい。例えば、光変色性物質をホスト材料 に塗布する前に、紫外光吸収剤を光変色性物質と混合してもよい。成るいは、そ のような吸収剤を、光変色性物質と投射光との間に層として積み重ねてもよい。
更に、光変色性物質の耐光疲労性を改善するために、ホスト材料を光変色性物質 で塗布する前に、安定剤をこれと混合してもよい。安定剤としては、ヒンダード アミン光安定剤及び−重項酸素クエンチャー(例えば有機配位子を有するニッケ ルイオン錯体)を使用してもよい。それらは単独で使用しても、併用してもよい 。そのような安定剤としては、ヨーロッパ特許出願第195898号に記載され る。
より美しくするために、医学的観点から、成るいはファッションから、(化学的 及び色調的に)併用し得る淡色剤(tint)、例えば染料をホスト材料に塗布 してもよい。選択される特定の染料としては、前述の要件及び達成される結果に 依存して変わってもよい。一つの態様として、光変色性物質を活性化した結果生 じた色を補完するように、即ち例えば、より目立たない色となるように成るいは 投射光の特定波長を吸収するように、染料が選択される。他の態様としては、光 変色性物質が活性化されていない時に、ホストマトリックスに所望の色相を付与 するように、染料が選択されてもよい。最後に、適当な保護塗料をホスト材料の 表面に塗布してもよい。これらは、耐摩耗塗料又は酸素バリヤーとして働く塗料 (例えば、ポリビニルアルコール塗料)であってよい。そのような塗料は、当業 者に既知である。
光変色性物質又はこれを含む組成物は、種々の方法でホスト材料に塗布又は混合 してもよい。そのような方法には、ホスト材料中への物質の溶解又は分散(例え ば、浸漬又は熱転移によるホスト材料中への光変色性物質のイムビビシaン); ホスト材料の隣接層間に別の層として光変色性物質を組込む方法;及びホスト材 料に光変色性物質を塗装し塗装物とする方法が含まれている。用語「イムビビシ ョン」又は「イムバイブ(imbibe)Jは、ホスト材料中への光変色性物質 のみの透過、多孔質ポリマー中への光変色性物質の溶媒による転移吸収、気相転 移、及び他のそのような転移メカニズムを含み、それらを意味する。そのような 例としては;(a)本発明光変色性化合物またはそれを含む組成物を、硬化して 重合ホスト材料を生成する重合性組成物と混合し、該重合性組成物をフィルム、 シートまたはレンズに鋳造し、又は射出成形もしくは他の方法によりシートやレ ンズを形成し、或は乳化重合若しくは懸濁重合により顔料として使用される光変 色性粒状材料の形態とする: (b)本発明光変色性物質を水、アルコール、その他の溶媒または混合溶媒に溶 解または分散し、これに固体のホスト材料を数分がら数時間、例えば2−3分か ら2−4時間浸漬することにより、固体ホスト材料に吸収させる。浸漬は好まし くは昇温下、通常50〜120°Cで行なう。しかし、より高い温度を使用して もよい。次いでホスト材料を引きあげ乾燥する; (c)光変色性物質及びそれを含む組成物は又、あらゆる便利な方法、例えば重 合性結合剤の存在下の光変色性物質の溶液若しくは分散液の噴霧、はけ塗、回転 被覆若しくは浸漬被覆によりホスト材料の表面に塗装しても良い。その後、この 光変色性物質はこれを、例えばオーブン中数分〜数時間80〜180°Cの温度 範囲で加熱することによりホスト材料によって吸収される;(d)上述のイムビ ビション工程の変法として、光変色性物質若しくはそれを含む組成物を一時的に 仮の支持体、例えば1枚のクラフト紙、アルミニウム箔、ポリマーフィルム若し くは織物上に載せ、それからこれをホスト材料に近接若しくは接触して置いて、 例えばオーブン中で加熱することが出来る。この操作及び前述の工程は、所望量 の光変色性物質をホスト材料中に吸収させるために、1回以上繰り返してもよい : (e)光変色性化合物は、あらゆる適当な方法、例えば噴霧、はけ塗、回転被覆 若しくは浸漬被覆によって接着性フィルムの形態でホストの表面に塗装される透 明重合性材料中に溶解又は分散することが出来る;そして (f)最後に、光変色性化合物は上述のあらゆる方法により透明重合性材料に取 り込まれ又は加えられ、それからホスト材料の隣接層に対して分離層中間物とし てホスト材料の中に置くことが出来る。
更に、光変色性物質のホスト材料へのイムビビションは、英国特許出願第217 4711号記載の方法により行なってもよい(これを、参照によりここに全て導 入する。)。その方法では、光変色性物質が溶解している重合性樹脂の、実質的 にまだらの無い実質的に均一なフィルムを、ホスト材料の表面に塗装する。フィ ルムを支持しているホスト材料を、光変色性物質の融点以下のこれに近い温度ま で、光変色性物質が光変色性を示すに十分な量がホスト表面に取込まれるのに十 分な時間、加熱する。次いで光変色性が乏しくなったフィルムを、適当な溶剤で ホスト表面から取除く。
光変色性物質をホスト材料(例えば、眼鏡用レンズ)イムビビションし、前述の ような殆んど目立たないグレー又はブラウンカラーとするには、(適当なモル比 で)使用される群I及び■の光変色性物質を適当な溶媒(例えばトルエン)に溶 かし、この溶液を一時的な基材(例えばフィルターペーパー又はサブ段落(d) で述べたような他の支持体)中に吸収させることにより、好適に行なわれる。光 変色性物質の溶剤中の濃度は、溶剤に対するこの物質の溶解度に依存して変えて もよい。好ましくは、光変色性物質は溶剤中に約5〜15重量%(例えば10重 量%)の濃度で存在する。もし、一時的な基材が置かれるホスト材料の表面が不 規則なものであったり、成るいはレンズのようにカーブして平面でない場合、こ の一時的な基材は、これが置かれるホスト材料表面の形状をとり得る柔軟な材料 であってよい。
光変色性物質の溶液を含むこの一時的な基材は、乾燥して溶剤を除去し、この基 材をホスト材料の表面に接触して置く。基材とホスト表面との界面に於ける接触 を確実に均一なものとするために、ホスト材料表面の形状をした金属キャップを 一時的な基材の上面に任意に置いてもよい。例えば、ホストがレンズの場合、キ ャップ及び一時的な基材の形状はレンズの形状(例えばレンズの凸面又は凹面) に一致させる。次いで、金属キャップー一時的な基材−ホスト材料を含むこのサ ンドイツチ体を、光変色性物質の光変色量がホスト材料表面に吸収されるに十分 な時間、加熱する。加熱時間は、約15〜120分、普通は45〜90分であり 、転移温度は145〜155℃であってよい。
前述の工程は、1回以上(例えば少なくとも2回)繰り返してもよく、所望量の 光変色性物質をホスト材量表面(例えば表面層)に約50ミクロンの厚さまで吸 収させてもよい。半製品レンズの場合、イムビビンヨン工程はレンズの前面(凸 面)に対し行ない、後面(凹面)は仕上げ(研磨)する。更に、前述したように 及び別に同時譲渡した出願に特許請求したように、レンズのエツジは光変色性物 質を熱転移する前に、不完全さを避けるために研磨してもよい。次いで、所望に より、ホスト材料を色調の合う染料(例えばブラウン、イエローブラウン、又は グレー染料)で薄く色付けてもよい。典型的には色付けは、選択した染料の加熱 水性分散液中にホスト材料を浸漬する事により行なわれる。色付けの程度は、染 浴の温度、及びホスト材料の浴中での滞留時間により調整される。一般に、染浴 の温度は100°C以下(例えば70〜90℃、具体的には80°C)であり、 ホスト材料の染浴中での滞留時間は5分以下(例えば約0.5〜3分、具体的に は約2分)である。色付けの程度は、製造した物品が約70〜80%(例えば8 0〜82%)の光透過率を示すような程度である。
スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジンとスピロ(インドリノ)ベンゾキサ ジン光変色性物質との併用物を含む眼鏡レンズの場合、イムビビション工程の後 はレンズは僅かに黄味を帯びる。僅かに褐色の色相とするI;めに、併用し得る 染料(例えばマゼンタ染料)を用いレンズを色付けしてもよい。光変色性物質含 有ホスト材料を色付けするのに使用する特定染料は、上述のように、使用条件( 例えば温度、及びレンズに投射される「光」の量と波長)下に於いて、活性化し た及び/又は非活性化状態のホスト材料に対して望まれる色に依存する。
本明細書中述べた光変色性物質の併用物を含む透明なく色付けされていない)有 機ホスト材料(例えばジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)の重合 体より調製されたレンズ)は、非活性状態に於いて典型的には少なくとも約89 %の光透過率レベルを示す。
色付けした場合、そのような材料は約70〜85%(例えば80〜82%)の非 活性化状態に於ける光透過率を示す。「光」で照射した場合、(色付けした若し くは色付けしてない)そのようなホスト材料は、通常の条件(温度及び日光)下 に於いて約10〜約60%(例えば20〜50%)の光透過率レベルを示す。極 端な温度及び日光は、光透過率レベルに影響する。
590〜約700nmに於いて活性化吸収極大を有する光変色性物質には、スピ ロ(インドリノ)タイプの化合物〔例えば、スピロ(インドリノ)ナフトキサジ ン類、スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジン類、スピロ(ベンズインドリ ノ)ピリドベンゾキサジン類、及びスピロ(ベンズインドリノ)す7トキサジン 類〕が含まれる。そのようなスピロ(インドリノ)タイプの化合物は、次式によ り表わされる。
上記式I中、R1はCICaのアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、 ブチル等)、フェニル、フェン(C,−C,)アルキル(例えば、ベンジル)、 ナ7)(CI  C4)アルキル(例えば、■−す7チルメチル)、アリル、ア クリル(C2Cm)アルキル、メタクリルCcx  ci)アルキル、カルボキ シ(C2−Cg)アルキル(例えば、β−カルポキシエチル、γ−カルボキシプ ロピル、δ−カルボキシブチル)、シアン(Cz−C&)アルキル(例えば、β −シアノエチル、γ−シアノプロピル、β−シアノイソプロピルおよびδ−ンア ノブチル)、c、−c、アシロキシ(C2cs)アルキル、即ち[RcC(0) ORd−(式中、ReはClC4アルキルおよびRdはc、−Cmアルキル)) 、(例えば、アシロキシエチル1、アセトキシプロピル、プロピオニルオキシエ チル、アセトキシブチルおよびプロピオニルオキシプロビル)、ヒドロキシ(C z−Cs)アルキル(例えば、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、および ヒドロキシブチル)、(C,zH*0 )mc Hs(但し、mは1〜6の数) 、およびモノ−およびジー置換フェニル(フェニルの置換基はC,−C,アルキ ルおよびCTCsアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ シおよびペントキシから選択される)からなる群から選択される。好ましくは、 R1はc、−c4アルキル、フェニル、ベンジル、■−ナツト(C1−02)ア ルキル(例えば、1−す7チルメチル)、カルボキシ(C2−C4)アルキル、 シアノ(Cz  CJアルキル、CI Caアシロキシ(C2C4)アルキル( 例えば、C,−C,アシロキシエチル)、ヒドロキシ(C2−C4)アルキル、 (C2H+O)mcHs(ただし、mはl−3の数、例えば、2)からなる群か ら選択される。
式■中のR2およびR1は各々C,−C5アルキル、フェニル、モノ−およびジ ー置換フェニル、ベンジルからなる群から選択され、R2およびR1は炭素数6 〜8の脂環基(スピロ炭素製子を含む)、ノルボルニルおよびアダマンチルから なる群から選択される環状基を形成してもよい。上記フェニルの置換基はC,− C4アルキルおよびC,−C,アルコキシ基から選択され得る。より詳しくは、 R2およびR1はCI  Csアルキル(例えば、メチノ呟エチル、プロピル、 ブチルおよびペンチル)およびフェニルから選択される。R2およびR1のいず れか一方が第3級アルキル基、例えばL−ブチルまたはt−アミルであるとき、 もう一方は好ましくは第3級アルキル基以外のアルキル基である。
式I中Yは、炭素又は窒素である。R4で表わされる非水素置換基の数とタイプ はYが炭素であるか窒素であるかにより変わる。一般にYが炭素のとき、R4は ハロゲン(例えば、クロロ、フルオbまたはブロモ)、CI−〇、アルキル、C ,−C,アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及び ペントキシ)、ニトロ、シアン、チオンアノ、C,−C,モノハロアルキル(例 えば、クロロメチルおよびクロロエチル等のC,−C,モノクロロアルキル)、 C1−C2ポリハロアルキル(トリクロロルキル、具体的にはトリクロロアルキ ルまたトリフルオロアルキル例えばトリフルオロメチルおよび2,2.2− ト リフルオロエチル)および七ノー又はジ−アルキルアミノ するものであり、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチ ルアミノ及びジエチルアミン)からなる群から選択される。
式■中、reJは0〜2(例えばl)の数であり、非水素置換基の数を表わす。
特に、R4はC,−C2アルキル、C,−C2アルコキシ、クロロ、フルオロ、 ブロモ、及びまたはトリフルオロメチルから選択される。reJが0のとき、非 水素置換基がまったく無く、芳香族炭素原子は全て原子を有する。
Yが窒素のとき、非水素置換基R,は、C,−C,アルキルばCI Cxアルキ ル) 、c,−C.アルコキン(例えばCI  Cz)、及びハロゲン(例えば クロロ、フルオロ、またはブロモ)から選択される。典型的には、「e」が0で Yが窒素のとき、非水素置換基は全く存在しない。
式中R,は、CTCsアルキノ呟ハロゲン、C,−C,アルコキシ、ニトロ、シ アノ、C.−C.モノハロアルキル、CI−C4ボlJハロアルキル、C,−C .アルコキシカルボニル、およびC.−C,アシロキシ、即ち、RcC(0)○ −[但しRcは、C1〜C4アルキル(例えばメチル、フェニレン、及び置換フ ェニレン(但しフェニレン置換基は、ハロゲン、C,−C.アルキル、C,−C ,アルコキシ、シアン、Cr  Cmアルコキシカルボニル、C1−C2ポリハ ロアルキル、cl−C.モノハロアルキル、及びモノー若しくはジ−アルキルア ミノ(但しアルキルアミノ基のアルキル基は炭素数1〜4を有する。)))]よ り選択される。フェニレン基上の置換基数は0〜2で、同一でも異なってもよい 。式I中r(l]は、0〜4(例えば0〜2、具体的にはl又は2)の数であり 、非水素置換基の数を表す。R,置換基の1つがフェニレン又は置換フェニレン の場合、「d」は1又は2である。その場合rdJが2である時、第2の置換基 はフェニレン又は置換フェニレン基以外のものである。rdJが0のとき、「e 」で述べたように非水素置換基が全く存在しない。
本発明の実施に於いて使用される特に好ましいスピロ(インドリノ)ピリドベン ゾキサジン類は、次式により表される。
式■中、R.R,及びR,は式I中のそれらと同意義である。R 4’は、C, −C.アルキル(例えばCI Cxアルキル)、C+Csアルコキン(例えばC ,−C,アルコキシ)、及びハロゲン(例えばクロロ、フルオロ又はブロモ)よ り選択される。「e」は0〜1の数である。一般に「e」は0であり、非水素置 換基は全く存在しない。
「e」が1のとき、R,′置換基は、ピリドベンゾキサジン化合物中のピリドベ ンズ部のあらゆる置換し得る炭素原子上(例えば、5′、6″、8′、9′また は10’位、最も普通には8″、9″又は10′位)に存在し得る。「e」が2 の時、R4′置換基は同一でも異なってもよく、これらは各々、上述の基より選 択され、上述の置換し得る炭素原子のうちの2つの位置に存在する。
式■中、R6″はC1〜C,アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ チル及びペンチル)、ハロゲン(例えばクロロ及びフルオロ)、C,−CSアル コキシ(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びペントキシ)、 ニトロ、シアノ、C,−C,モノハロアルキル(例エバ、クロロメチル、フルオ ロメチル、クロロエチル、クロロプロピル等)、ClC4ポリハロアルキル(例 えば、トリハロアルキル)、Cl(−aアルコキシカルボニル、及びC1−04 アンロキン[即ち、Rc C(0)○−(但し、式中RcはCI  G4アルキ ル(例えばメチル)である)]より選択される。アシロキシ基の1例としてはア セトキシが挙げられる。あらゆるノ\ロゲン(即ち、塩素、臭素、ヨウ素及びフ ッ素)を上述の/・ロゲン又はノ\ロアルキル置換基に使用してもよいが、塩素 、フッ素及び臭素(特に塩素とフッ素)がハロゲン置換基に対しては好ましく、 フッ素がポリハロアルキル置換基[例えばトリフルオロメチル(CFり]に対し て好ましい。好ましくはRs’は、CI  C!アルキル、塩素、フッ素、Cr   Cxトリハロアルキル(例えば、トリハロメチル、具体的にはトリフルオロ メチル)、及びC,−C,アルコキシから選択される。
式■中、rdJは0〜4、(例えば、0〜2、即ち1まt;は2)を示す。rd Jが2以上のとき、R′、置換基は同一または異なって、上記基から選択される 。R6′置換基は化合物のインドリノ部分のどの炭素原子、即ち4.5.6また は7位置にあってもよい。「d」が2のときはR5’置換基はインドリノ部分の 4および5.5および6.4および7、または6および7の炭素原子に存在して もよい。
スピロ(インドリノ)ピリドベンズオキサジン類は、相当するニトロソ−ヒドロ キシキノリンと相当する遊離インドリン(フイッシャーズ塩基)又はインドリウ ム塩(例えば、ヨウ素塩)とを反応させる事により合成される。そのような化合 物及びその合成法は、米国特許第4637698号に記載されており、これを参 照によりここに導入する。
一般式■(および■)の光変色性有機物質は、他の方向機構によりインドール出 発物質の形成時に分子内縮合が起こり(フィッシャーベース)、異性体の混合物 であってもよい。3−置換フェニルヒドラゾンのインドール化は、4−1を換イ ンドール、6−置換インドールまたはそれらの混合物を与える。従って、「d」 が1のとき、光変色物質はインドリン環の4位、6位で置換されてもよく、また それらの異性体の混合物であってもよい。rdJが2のとき、光変色性物質は上 記インドリン環の4.5.6または7位炭素原子のいかなる組み合わせの置換位 置で置換してもよく、それらの異性体の混合物であってもよい。例えば、インド リン環の4および5.4および6.5および6.48よび7.5および7または 6および7位の炭素原子で置換基を有する化合物の混合物であってもよい。通常 rdJが2のとき、置換基は4および5、又は5および6位に存在する。そのよ うな異性体の混合物を含む材料、例えば、4(および6)および5−rIL換ス ビスピロンドリノ)ベンゾキサジン類を含む材料であってもよい。
本発明の方法に使用され得る式■で述べた化合物から選択されるスピロ(インド リノ)ピリドベンズオキサジン類の例を、表−■に示す。そのようなピリドベン ズオキサジン類は、R,、R,、R,及びR5’が表−■に示すものであり、「 e」が0であり、「d」が0、l又は2のものである。ハイフン(−)は、非水 素置換基が存在しないことを示す。
表−■ 化合物  RI    R2Rs    R’s    R’sl   CHs    CHi  CHs    −−2CH3CHI  CH34−CHs   5−CHs3   CHs   CHs  CH35−OCH3−4CH3CH 3CHs   5−C16−CH35CH3CH3C2H6−− 6CHI   CH3C2H55−CH36−CHs7   CHs   Cz Ha C2H6−−8n−C,H,CH3C2H,−− 9CH,CH3フェニル −    −10CH37エニルフエニル −− 11C2H,CH,c、Hs  4−CH35−CH312n−C,H,CHs   C2H55−CH36−CHs13   CH3CH3CH35−CH36 −CH314ncsHt CH3CH35−OCH3−表−■中化合物2は、1 ,3,3,4.5−ペンタメチルスピロ[インドリノ−2,3’[3H] ピリ ド[3,2−fl  [1,4]ベノゾキサジン1と命名してよい。同様に、表 −Iの化合物6を、1,3,5゜6−テトラメチル−3−エチルスピロ[インド リノ−2,3’ [3H]ピリド[3,2−fl  [1,4]ベンゾキサジン ]と命名してよい。
表−■の他の化合物も同様に、異なった置換基を考慮して命名される。更に、式 ■で述べたものから選択される化合物も同様に、表−■に見られるR3、R2、 R1、R4′、及びR6′に関して述べた置換基を置換することにより命名され る。「e」が1以上のとき、R,′置換基はプライム(°)記号が付せられる。
分子のピリドベンゾキサジン部のナンバリングは、オキサジン環の窒素原子を1 ′位として反時計まわりにまわる。本発明法の実施に於いて使用され得るスピロ (インドリノ)ナフトキサジン類は以下の式で表される。
(式中、R1、R2及びR1は式Iで述べたのと同意義。)弐■中R1”は、ハ ロゲン(例えば、クロロ、フルオロ又はブロモ)、CI−C,アルキノ呟C1〜 C,アルコキシ(例えば、メトキ・ベニトキン、プロポキシ、ブトキシ及びペン トキシ)ニトロ、シアノ、チオシア/、ClC4モハ−ロアルキル(例えばクロ ロメチルおよびクロロエチル等のCI  C4モノクロロアルキル) 、C,− C,ポリハロアルキル(トリハロアルキル、具体的にはトリクロロアルキル又は トリフルオロアルキル、例えばトリフルオロメチルおよび2。
2、2−トリフルオロエチル)および七ノー、又はジ−アルキルアミるものであ り、例えばメチルアミン、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ及び ジエチルアミノ)からなる群から選択される。特にR,″置換基は、CI  C 2アルキル、C,−C,アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ニトロ及びト リフルオロメチルが選択される。
式■中reJは、0〜2(例えば1又は2)の数であり、非水素置換基の数を表 す。「e」が0のとき、式■で表される分子のナフト部に於ける置換し得る炭素 原子上の置換基は、全て水素である。
式■に於ける場合と同様に、「e」が1のとき、R4″置換基は、分子のナフト キサジン部分のす7H部に於けるあらゆる置換し得る炭素原子上(例えば、5′ 、6′、7′、8′、9′又は10’位)に存在し得る。好ましくは、R4”置 換基は7′、8″または9′位炭素原子上に存在する。「e」が2の時、R4’ 置換基は同一でも異なってもよく、これらは各々、上述の基より選択される。「 e」が2のとき、R.”置換基は、一般に7′と9′位、又は8′とlO′位に 存在する。分子のす7Hキサジン部に於けるナンバリングは、式■の分子のピリ ドベンズオキサジン部に関して記述しt;と同様にしてなされる。
スピロ(インドリノ)ナフトキサジン類とその合成法は、例えば米国特許第35 62172号、同第3578602号、及び同第4215010号に記載される 。本発明の実施に於いて使用され得る弐■で述べI;化合物から選択されるスピ ロ(インドリノ)ナフトキサジン類の例を、表−■に示す。そのようなスピロ( インドリノ)す7トキサジン類はR1、R2、R,、R,″及びR,″が表−■ 中に示すものであり、「d」が01 1又は2であり、「e」が1のものである 。表−■と同様、/%(フン(−)は、非水素置換基が存在しないことを示す。
表−■に於いて、全てのR4′置換基は9′−位存化合物 RI   R2     R3     R4”  Rs“ Rs″(9’ −) l   CH3   C)1.    CHI     OCHs   −     −2   CHs   CHs    CHs     OCRs  5− cHx  6−cHx3   CHs   CH3    CH3     0 CHs  5−OCHs  −4   CHs   CHs    CHI      OCHi  5−Cl  6−CHs5   CH.   CH.     c.tr,    OCH3   −    −6   CHs   CHs     CJs    OCH3  5−CHs  6−CHs7   CHI   C2HS    C2HS    OCHs   −    −8   n −C,H,C)l,    C2H,    OCH3   −    −9      C83     CH3       フェニル       OCR .−−10     CH,    フェニル      フェニル        OCR.−−11   CHs  p−C.H.OCH. p−C4HsC H1 0CHs−    −12   CHI5  CH3    C2HS     OCHs  5−CH3   −13   n−C4HsCH1     C2HI    OCHi  5−CH3   −表−■中の化合物2は、1, 3,3,5.6−ベンタメチルー9′−メトキノスピロ〔インドリノ−2,3’ [3H]−ナフト[2,1−bl[1。
4]−オキサジン〕と命名される。同様に、表−■の化合物6は、1.3,5. 6−テトラメチル−3−エチル−9′−メトキシスピロ〔インドリノ−2,3’ [3H]−す7)[2,1−bl[l、4]−オキサジン〕と命名される。表− ■の他の化合物も同様に、異なった置換基を考慮して命名される。更に、弐■で 述べI;ものから選択される化合物も同様に、命名される。
式I中のR5置換基がフェニレン(即ち、オルト−フェニレン、又は置換フェニ レン)の場合、スピロ(インドリノ)タイプの化合物はスピロ(ベンズインドリ ノン)ピリドベンズオキサジン類とスピロ(ベンズインドリノ)ナフトキサジン 類である。そのような化合物は、次式によって表わされる。
式(IV) R9R2Rs 式■中の環Bは、分子中のインドリノセグメントに於ける6員環に縮環しt;置 換若しくは無置換ベンゼン環を表わす。環Bは、この化合物のインドリノ部に於 けるes fs又はg面に縮環してもよい。好ましくは環Bは、式IVAと式I VBにそれぞれ表わされるように、e若しくはg面に縮環する。
環Bがe面で縮環した場合、化合物は式IVA’に示されるようにナンバリング される。環Bがg面で縮環した場合、化合物は式■B′に示されるようにナンバ リングされる。
式1に関して記述したように、式■中のYは炭素又は窒素であり、R3、R2及 びR1は式Iに関して記述したのと同じである。
Yが炭素のとき、式■中R6置換基はノ・ロゲン(例えば、クロロ、フルオロ、 又はブロモ)、c、  cSアルキノ呟C,−C,アルコキシ(例えば、メトキ シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びペントキシ)、ニトロ、シアノ、チオ シアノ、C,−c4モノハロアルキル(例えば、クロロメチルおよびクロロエチ ル等のC,−C,モノクロロアルキル)、ClC2ポリハロアルキル(トリハロ アルキル、具体的にはトリクロロアルキル又はトリフルオロアルキノ呟例えばト リフルオロメチルおよび2,2.2−1−リフルオロエチル)および千ノー、又 はジ−アルキルアミノ(但し、アルキルアミノ基のアルキル基は炭素数1〜4を 有するものであり、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメ チルアミノ、及びジエチルアミノ)からなる群から選択される。弐■中「e」は 、0〜2の数(例えばl又は2)であり、非水素置換基の数を表わす。特に、e がl又2のとき、RJ置換基、ClC2アルキル、C□−C2アルコキン、クロ ロ、フルオロ、ブロモ、ニトロ及びトリフルオロメチルから選択される。
Yが炭素でreJが1のとき、R1置換基は、化合物のナフトキサジン部分のナ ツト部に於けるあらゆる置換し得る炭素原子上(例えば、5゛、6°、7′、8 ′、9′又は10′位)に存在し得る。好ましくは、R4置換基は8′、又は9 ′位炭素原子上、特に9′位炭素原子上に存在する。「e」が2の時、R3置換 基は同一でも異なってもよく、これらは各々、上述の基より選択される。「e」 が2のとき、R4R換基は、一般に7′と9′位、又は8′と10’位に存在す る。
Yが窒素のとき、R,置換基は、C,−C,アルキル(例えばCI−〇、アルキ ル)、C,−C,アルコキシ(例えばC,−C,アルコキシ)、及びハロゲン( 例えばクロロ、フルオロ又はブロモ)より選択される。
Yが窒素のとき、典型的にはreJは0である。即ち、非水素置換基は全く存在 しない。reJがl”rYが窒素のとき、R6置換基は、化合物中のピリドベン ゾキサジン部分に於けるピリドベンズ部のあらゆる置換し得る炭素原子上(即ち 、5′、6″、8′、9′又は10’位、より普通には8′、9′、又は10’ 位)に存在し得る。reJが2の時、R4置換基は同一でも異なってもよく、こ れらは各々、上述の基より選択され、上述の置換し得る炭素原子のうちの2つの 位置に存在する。
弐■中R1は、水素、ハロゲン(例えば、クロロ、フルオロ、又はブロモ)、c 、−c、アルキル(例えばCI  C27,II/アルキルC,−c。
アルコキン(例えば、C,−C,アルコキシ)、C,−C,モノハロアルキル( 例えば、クロロメチル、クロロエチル、及びフルオロメチル等のC,−C,モノ ハロアルキル)、C,−C2ポリハロアルキル(例えばトリハロアルキノ呟具体 的にはトリクロロアルキル又はトリフルオロアルキノ呟例えばトリフルオロメチ ル)、シアノ及びCr  Cmアルコキシカルボニルから成る群より選択される 。R″、置換基は、4又は5位の炭素原子上に存してもよい。
式■中R,は、ハロゲン(例えば、クロロ、フルオロ、又はブロモ)、CI   C57Lキル(例えばCI  C2アルキル、CTCsアルコキシ(例えば、C ,−C,アルコキシ)、シアノ、C,−C,アルコキシカルボニル、C,−C2 ポリハロアルキルおよびモノ−1又はジ−アルキルアミノ(但し、アルキルアミ ノ基のアルキル基は炭素数1〜4を有するものであり、例えばメチルアミノ、エ チルアミノ、プロピルアミノ、及びジエチルアミノ)からなる群から選択される 。
式■中rcJは、0〜2の数(例えば、0又は11より典型的には0)である。
分子中のベンズインドリン部に於けるベンズ部上に置換基が存在し、rcJが1 又は2であるとき、これは非水素置換基の数を表わす。「c」が1のとき、R1 置換基は6,7.又は8位炭素原子上に存在してもよい。同様に、rcJが2の とき、R6置換基は6と7位、6と8位、又は7と8位炭素原子上に存在しても よい。
特に、式IVA及びIVBで表わされる光変色性材料のうち、Yが窒素であり; R1がC,−C,アルキル(例えば、メチル、エチノ呟n−プロピノ呟イソプロ ピノ呟n−ブチル、S−ブチル、イソブチル及びt−ブチル)であり;R3及び R1がメチル、エチル又はフェニルであり;R6が、C,−C4アルキル、C, −C,アルコキシ、クロロ、フルオロ、又はシアンから選択され;R9が、水素 、フルオロ、トリフルオロメチル及びCI  C4アルキルから選択され:R6 が、C1Caアルキル、C,−C4アルコキン、クロロ、フルオロ、及びC,− C,モノー若しくはジ−アルキルアミノから選択され;「C」がO又は】であり :「e」がO又はlであるものが、好ましい。
式IVAとIVBで表わされる化合物例を、表−■及び表−■に示す。
表−m中、Yは炭素である。表−■中、Yは窒素である。表−■中化合物lは、 9′−メトキシ−1,3,3−トリメチルスピロ〔ベンズ[e]インドトリ−2 ,3’[3旦]ナフト[2、l −b][1,4]オキサジン〕と命名される。
表−■中の他の化合物と表−■中の化合物も同様に、式■の構造を有するそのよ うな化合物又はその置換基に関して記載した表の置換基を用いて、置換スピロベ ンズ(インドリノ)ナフトキサジン類又はスピロベンズ(インドリノ)ピリドベ ンゾキサジン類のように命名される。本明細書中そのような化合物の命名は、有 機命名法に於けるIUPACルールに従う。化合物中の炭素原子のナンバリング は、次式IVA″とIVB’に示すナンバリングに従う。
ハイフン(−)は、非水素置換基が存在しないことを示す。
表−■ 置換体(Y=C) 化合物/  L   R2Rs    R4RI   R6面l        Me      Me      Me     9’−OMe         −−e2Me   Me   Me   9’−OMe    −−g3     Et   Me   Me   9′−OMe    −−C4n−Pr    Me   Me   9’−OMe    −−C51−Pr   Me    Me   9’−OMe    −−C6Et   Me   Me    9’−OMe    −−g7   n−Pr   Me   Me   9’ −OMe    −−g3    Me   Me   Me   9″−OM e   5−F    −C9Me   Me   Me   9’−OMe    5−CF3  −    elo    Me   Me   Me’   9’−OMe   !rF    −gll    Me   Me   Me 、9’−OMe   5−CFx   −C12Me   Me   Ph    9’−OMe    −7−C1C13Me   Me   Me   (O Me)a   5−OMe   −C14Et   Me   Me   6° −NEt、    −OMe   C15Me   Me   Me   9’ −OMe   5−Me   6−Me   C16Me   Me   Me    9’−Me   5−Me   6−Me   C17Me   Me    Me   8’−NO25−CF3  −    C18Me   Me    Me   8’−CI     −−C191−Pr   Me   Me    8’−CF3   −   −    C20Me   Me   Me    8’−CIMe  5−CFs   −C21Me   Me   Me    9’−OMe   5−AcO−C22Me   Me   Me    9’−OMe   5−CIMe  7−C1e23MeMeMe    −− −e又は8表−■のつづき 化合物/  RI   Rz   Rs   R4Re   Ri   面24     Me   Me   Me   9’−0Et−−e又はC25Me    Me   Me   8″−Br  −−e又はC26(CH,)、CNM e   Me   9’−OMe−−e又はC27(CN2)2cOOHMe    Me   9’−OMe  −−e又はC28(CN2)20HMe    Me   9’−OMe−−e又はC29Me   Me   Me   9’ −OMe−7−CF、  C30(CH2)zOCHx Me   Me    9’−OMe  −−e表−■ 置換基 化合物/  RI   R2Rs   R−Rt   Ra   面一上−ヲー ー」−一歴一一ニー一一一一一一一2    Me   Me   Me     −−−g3    Me   Me   Me   6’−!Je−−e又( よg4    Me   Me   Me   6’−OMe−−e又(よg5     Me   lie   Me   6’−C1−−e又(まg6     Me   Me   Me    −5−F   −e又1よg7    M e   Me   Me    −5−CF、  −e又(まg8ELMeMe −−−e又(まg 9    n−PrMeMe    −−−e又(まglo    1−Pr   Me   Me    −−−ell   Me   Me   Et    6’−MC5−CFs7−F  C12Ha      Me      Me       6’−OMe5−反e   6−Me    C13Me   M e   Et   6’−OMe−6−OMeg14   Me   Me    Me   6’−OMe5−F  6−NEt2g15   Me   Me    Et   6’−F  5−F  6−Me  C16Me   Me    Me   6’−Me−−e又1まC17(CHz)2CNMe   Me     −−−e又rig18  (CHz)2cOOHMe   Me     −−−e又1まC19(CH2)zOHMe   Me    −−−e又1 tg20    Me   Me   Me    −−7−CF、e又jig 21    Me   Me   Me    −−7−F  e又(ま8表中 の記号 Me=メチル、Ph=フェニル CF、=1−リフルオロメチルEt−エチル  OMej−メトキ/CIMe−クロロメチルn−Pr −n−プロピル No、 =ニトロ C1−塩素 1−Pr−イソプロピルNEt2=ジエチルアミノ F ==フッ素 (CH2)2CNニジアノエチル(CH2)20H−ヒドロキシエ チル AcO=−アセトキシ(CH2)2COOH=カルボキシエチル (CH 2)20CH3=メトキシエチル群■の上記光変色性物質は、相当する(Rs) a−置換インドリン(フィッシャーズ塩基)若しくはインドリウム塩(例えばヨ ウ素塩)と、相当する(R,)e−置換−1−二トロン−2−ナフトール−若し くは(R4)e−置換一5−ニトロソ−6−キラリノールとを反応させて合成す ることが出来る。
式■で表される光変色性物質は、同時係属、同時譲渡の米国特許出願番号第78 325号(1987年7月27日提出)の化合物である。その出願、及び特にそ こに記載された前述の化合物の合成法を、参照によりここに導入する。
約400〜590+mに少なくとも一つの活性化吸収極大を有する光変色性物質 には、次式Vで表されるスピロ(インドリノ)ベンゾキサジン化合物が含まれる 。
R2R3 上記式v中、R1、R2及びR1は式Iで述べたのと同じである。
式v中、R,はCr −Csアルキル、ハロゲン(例えば、りコロおよびフルオ ロ)、C,−C,アルコキシ、ニトロ、シアノ、C,−C,モノハロアルキル、 c、−c、ポリハロアルキル(例えハ、トリハロアルキル)、C+  Caアル コキシカルボニルおよびC,−C,アシロキシ(例えばアセトキン)からなる群 から選択される。/\ロゲン、即ち、塩素、臭素、ヨウ素およびフッ素が上記ノ \ロゲンまたは/\ロアルキル置換基に使用できるが、塩素、7ノ素および臭素 、特に塩素およびフッ素がハロゲン置換基に好ましく、フッ素がポリハロアルキ ル置換基に好ましく、例えば、トリフルオロメチル(c p 3)が好ましい。
好ましくは、R8はC,−C2アルキル、塩素、フッ素、C,−C。
トリハロアルキル(例えば、トリハロメチル、具体的にはトリフル特表平3−5 02340 (18) オロメチル)およびC+  CSアルコキンからなる群から選択される。
式V中、rlIJは0〜4、例えば、0〜2、即ちlまたは2を示す。
rhJが2以上のとき、Ral換基は同一または異なって、上記基から選択され る。R8置換基は化合物のインドリノ部分のどの炭素原子、即ち4′、5’、6 ’または7′位にあってもよい。rhJが2のときはR8置換基はインドリノ部 分の4′および5’、5’および6′、4′および7′、または6′および7′ 位の炭素原子に存在してもよい。
式■及び■で上述したように、一般式Vの光変色性有機化合物は他の方向機構に よりインドール出発物質の形成時に分子内縮合が起こり(フィッシャーベース) 、異性体の混合物であってもよい。このことは、式■の化合物についても同様に 当てはまり、これを参照によりここに導入する。
式■のR7は、ハロゲン(クロロ、フルオロ、又はブロモ)、C,−C,アルキ ル、C,−CSアルコキン、ニトロ、シアン、チオシアノ、C,−C,モノハロ アルキル(例えば、クロロメチルおよびクロロエチル)、C+  Cxポリハロ アルキル(例えばトリハロアルキル、具体的にはトリフルオロメチルおよび2, 2.2−トリフルオロエチル)およびモノ−1またはジ−アルキルアミノ(但し 、アルキルアミノ基のアルキル基は炭素数1〜4を有するものであり、例えばメ チルアミノ、ジメチルアミノ、及びジエチルアミノ)からなる群から選択される 。式v中、rgJは1〜4、通常L 2または3、好ましくは1又は2の数であ る。特に、R7はC,−C2アルキル、C,−C。
アルコキン、クロロ、ブロモ、ニトロまたはトリフルオロメチルである。
R7置換基は「e」が1のとき化合物のベンゾキサジン基のベンゼン環のどの炭 素原子、即ち5.6.7または8位に存在してもよい。
好ましくは、R7置換基はベンゾキサジン基のベンゼン環の5.6または7位に 存在する。「g」が2以上のとき、R7置換基は同一または異なって、上記基か ら選択される。rgJが2のときは、R7置換基は5及び6位、58よび7位、 5及び8位、6及び7位、7及び8位、または6および8位に存在してもよい。
好ましくは5及び7位である。「g」が3のときR7置換基は5.6および7位 ;5.7および8位:6.7および8位;まI;は5.6および8位に存在して もよい。
特に重要な光変色性材料は式■(式中、R1がC,−C,アルキル、例えばメチ ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、5ec−ブチル、イソ ブチルおよび【−ブチル; R7およびR3がそれぞれメチル、エチルまたはフ ェニル; R6がトリフルオロメチル、塩素、フッ素、メチルまたはメトキシ+ R7がメトキシ、メチル、ニトロ、フルオド、ブロモまたはクロロ;「h」は1 または2;およびrgJは1または2を示す)で表わされる。
式■に包含される化合物の例を表−Vに掲げる。表−V中、R5置換基の位置を 示すプライム符号(′)は省略しである。ハイフン(−)は、非水素置換基の存 在しないことを示す。化合物1は7−メドキシー1’、3’、3’、4’(およ び6’)、5’−ペンタメチルスピロ〔2且−1,4−ベンゾキサジン−2,2 ′−インドリン〕と命名してもよい。化合物2−44は表−■に記載された置換 基を用い置換スピロ(インドリノ)ベンゾキサジン類として同様に命名してもよ い。分子中のインドリン部分の位置は窒素原子を(1)として時計と逆回りに番 号を付してあり、プライム符号(例えば3′)により特定する。分子のベンゾキ サジン部分の位置は酸素原子を1とし、時計回りに番号を付しである。
化合物/  RI   R2Rs   Ra   Re   Ry   R71 Me   Me   Me  4(6)−Me  5−Me  7−OMe   −2Me   Me   Me4(6)−1Je54e  7−OMe  5− OMe3    Me   Me   Me   5−Me  −7−OMe   5−OMe4    Me   Me   Me  4(6)−Me  5− Me  7−OMe  5−Cl3    Me   Me   Me4(6) −Me5−Me  6−No、   −6Me   Me   Me4(6)− Me5−Me  6−C1−7Me   Me   Ph    −−7−OM e   −8Me   Me   Et    −−7−OMe  5−OMe 9    n−Bu  Me   Me    −−7−OMe  5−OMe lo       Me      ンクロヘキンル        −      −7−OMe    5−OMeII    Me   Me   Me   5−OMe   −6−NO2−12Me   Me   Me  5−OM e   −6−NOx  8−OMe13    Et   Me   Me   5−OMe   −6−No、  8−OMe14    Me   Me    Et  4(6)−Me5−Me  6−No6−No28−OMe    Me   Ph   −−6−Now  8−OMe16    Me   M e   Me  4(6)−Me5−Me  8−NO26−OMe17     Me   Me   Me    −−8−NO26−OMe18    M e   Me   Me   5−OMe  −8−No、  6−OMe19     Et   Me   Me    −−7−OMe  6−Br20     Me   Me   Et  4(6)−Me5−Me  7−OMe   5−Me21   1−Pr  Me   Me  5−OMe   −7− OMe  5−OMe22    Me   Me   Me    −−7− NEt、   −23ベンジル   Me      Me       −− 7−No2    −24    Me   Me   Me  4(6)−F    7  7−OMe  5−OMe25    Me   Me   Me    6−CI   −7−OMe  5−OMe26    Me   Me    Me   7−F   −7−OMe  5−OMe27    Me    Me   Me   7−CI   −7−01Je  5−OtJe28     Me   Me   Me   7−Br   −7−OMe  5− OMe29    Me   Me   Me   5−F   −7−OMe   5−OMe30    Me   Me   Me   5−CI   − 7−OMe  5−OMe31    Me   Me   Me   5−O Me  −7−OMe  5−OMe表−Vのづづき 化合物/  Ri   R2R5Rs   Ra   Ry   Br32     Me   Me   Me   5−OMe  −7−OMe−33Me    Me   Me   6−CFs  −7−OMe5−OMe34     Me   Me   Et  4(6)−F   〜7−OMe  5−OMe 35    Me   Me   Me4(6)AcO−7−OMe5−OMe 36    Me   Me   Me4(6)CF3 −  7−OMe5− OMe37    Me   Me   Me4(6)F   5−F   7 −OMe5−OMe38    Me   Me   Me4(6)C15−C 17−OMe5−OMe39    Me   Me   Me4(6)F    −7−OMe5−C140Me   Me   Me4(6)F   −7− OMe5−R41Me   Me   Me4(6)AcO−7−OMe5−O Me42    Me   Me   Me   −5−Ac5−Ac07−O ○Me43    Me   Me   Me  4(6)AcO5−F    7−OMe  5−OMe44    Me   Me   Me  4(6) AcO5−C17−OMe  5−OMe45   CNEL   Me    Me   −−7−OMe5−OMe46    Me   Me   Et    5−C16−Me  7−OMe5−OMeMe−メチル     Ph− フェニル   Br=臭素n−Bt=n−ブチル  OMe−メトキシ  CI =塩素Et−エチル     NO2−ニトロ   F=フッ素1−Pr=イソ プロピル  NEt、=ジエチルアミノAc0=アセトキシ   CNEt−ン アノエチル本発明の光変色性物質又は組成物は一般的な有機溶剤、例えばベンゼ ン、トルエン、クロロホルム、エチルアセテート、メチルエチルケトン、アセト ン、エチルアルコール、メチルアルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフラ ン、ジオキサン、エチレングリコールメチルエーテノ呟ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ、モルホリンおよびエチレングリコー ルに溶解してもよい。この化合物はまた水及び/又は、アルコールを含む液中に 分散してもよい。
本発明の実施において用いられる光変色性物質はまた、例えば透明なポリマー類 (若しくはコポリマー類)又はそのような透明なポリマー類のブレンド物等の透 明な有機ホスト材料と、任意の適当な有機溶剤と、例えば前述の有機溶剤の一種 以上に溶解した、後述する透明な有機ホスト材料であるポリマー類に溶解しても よい。この様な溶液の例は、ポリ(ビニルアセテート)−アセトン溶液、ニトロ セルロース−アセトニトリル溶液、ポリ(ビニルクロリド)−メチルエチルケト ン溶液、ポリ(メチルメタフレレート)−アセトン溶液、セルロースアセテート −ジメチルホルムアミド溶液、ポリ(ビニルピロリドン)−アセトニトリル溶液 、ポリスチレン−ベンゼン溶液およびエチルセルロース−メチレンクロリド溶液 等がある。前述の光変色性溶液または組成物は、併用し得るホスト材料(例えば 透明支持体、具体的にはセルロース・トリアセテート、ポリスチレンテレフタレ ートまたはバリタ紙(baryta paper)に塗布し、乾燥して物品を得 てもよい。この物品は紫外線照射により発色し、紫外線照射源を除くと無色にか える。
本発明光変色性物質(またはこれを含む組成物)は、併用し得る支持体上に塗布 される塗料に塗装又は配合してもよい。又は併用し得るホスト(例えば、高分子 プラスチックホスト材料等の高分子有機材料)含有の物品に塗布又は混合しても よい。
ポリマーホスト材料は、通常は透明であるが、半透明、更には不透明であっても よい。ポリマー生成物は、光変色性物質を活性化する電磁スペクトル部、即ち物 質の解放形態を形成させる紫外(U V)光波長と、そのUV活性化形態(つま り開放形態)に於ける物質の吸収極大波長を含む可視スペクトル部に対し、透明 であることのみが必要である。更に、樹脂の色は、これが光変色性物質の活性化 形態の色をマスクさせないようなもの、即ち色の変化が観測者に容易に判るもの ではないものである。好ましくはホスト材料物品は固体の透明または光学的に透 明な材料、例えば眼科用部材(例えば眼鏡用レンズ)に適する材料、または窓、 風よけガラス、航空機の透明体等に有用な材料である。本発明の光変色性物質を 含むホスト材料は51’色性プラスチックフィルム、シート、レンズ、例えばサ ングラス用、スキー・ゴーグル用レンズ、日よけ板、カメラレンズおよび可変ダ ンンティ・フィルターの調製に用いてもよい。本明細書において語「光学部材」 とはレンズおよび透明体を含む意味で用いられる。
本発明の光変色性物質は又は組成物、ホスト表面に塗布乾燥する前に流動性塗料 組成物と混合することにより、塗料、例えばペイント、インキ等に配合してよも よい。
本発明光変色性物質又は組成物と使用し得るホスト材料の例としては、ポリオー ル(アリルカーボネート)七ツマー類のホモまたはコポリマー、多官能性アクリ レートモノマーのホモ又はコポリマー、ポリアクリレート類、ポリ(アルキルア クリレート)類、例えばポリ(メチルメタクリレート)類、セルロース・アセテ ート、セルロース・トリアセテート、セルロース・アセテート・プロピオネート 、セルロース・アセテート・ブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビ ニルアルコール)、ポリ(ビニルクロリド)、ポリ(ビニリデンクロリド)、ポ リウレタン類、ポリカーボネート類、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリス チレン、ポリ(スチレン−メチルメタクリレート)コポリマー類、ポリ(スチレ ン−アクリロニトリル)コポリマー、ポリビニルブチラール及びジアリリデンペ ンタエリスリトールのホモ及びコポリマー等がある。特にポリオール(アリルカ ーボネート)七ツマー類(例えばジエチレングリコールビス(アリルカーボネー ト)とアクリルモノマーのコポリマーが好ましい。)透明コポリマー類および透 明ポリマー混金物もまたホスト材料として適している。好ましいホスト材料はポ リカーボネート樹脂、例えばビスフェノールAとホスゲンから得られるカーボネ ートで架橋された樹脂(これは商標LEXANとして販売されている)から調製 される光学的に透明な重合化有機材料;ポリ(メチルメタクリレート)(例えは 商標PLEXIGLASとして販売されている固形材料);ポリオール(アリル カーボネート)の重合体、特にジエチレングリコール・ビス(アリルカーボネー ト)(このモノマーは商標CR−39として販売されている)およびそれと例え ばビニルアセテートとのコポリマー、例えば80−90%のジエチレングリコー ル・ビス(アリルカーボネート)と10−20%のビニルアセテートのコポリマ ー;特に80−85%のビス(アリルカルボネート)と15−20%のビニルア セテート、セルロース・アセテート、セルロース・プロピオネート、セルロース ・ブチレート、ポリスチレンおよびそれとメチルメタクリレート、ビニルアセテ ートおよびアクリロニトリルとのコポリマー類およびセルロースアセテート・ブ チレートが例示される。
重合して透明なホスト材料を形成し得るポリオール(アリルカーボネート)七ツ マ−は直鎖または側鎖を有する脂肪族または芳香族液状ポリオール類のアリルカ ーボネート類、例えば脂肪族グリコール・ビス(アリルカーボネート)化合物、 まI;はアルキリデンビスフェノール・ビス(アリルカーボネート)化合物等で ある。これらのモノマー類はポリオール類、例えばグリコール類の不飽和ポリカ ーボネート類であってよい。この七ツマー類は当業者によく知られた方法、例え ば米国特許第2,370.567号および同第2,403,113号明細書に記 載の方法Iこより調製してもよい。
ポリオール(アリルカーボネート)モノマー類は式(■):〔式中、Rは不飽和 アルコールから誘導されるラジカルであって、通常アリルまたは置換アリル基で あり、R′はポリオールから誘導されるラジカル、およびnは総数2−5、好ま しくは2である〕で表わされる。アリル基Rは2の位置においてハロゲン、最も 好ましくは塩素まl;は臭素、または炭素数1〜4のアルキル基、通常メチルま たはエチル基で置換されていてもよい。基Rは式:%式%() 〔式中、Roは水素、ハロゲンまたはC,−C,アルキル基ヲ示す〕で表わされ ている。Rの典型的な例は基:アリル、2−クロロアリル、2−ブロモアリル、 2−フルオロアリル、2−メタリル、2−エチルアリル、2−イソプロピルアリ ル、2−n−プロピルアリル、及び2−ンーブチルアリル等が例示される。最も 一般的にはRはアリル基:H,C=CH−CH2−である。
R′は2.3.4または5個の水酸基を含む脂肪族または芳香族ポリオールであ ってよいポリオールから誘導される多価ラジカルである。典型的にはポリオール は2個の水酸基を有し、即ちグリコール、又はビスフェノールである。脂肪族ポ リオールは炭素数2〜10の直鎖まl;は分枝状のものである。通常、脂肪族ポ リオールとしては炭素数2−4のアルキレングリコールまたはポリ(C2−C, )アルキレングリコール、即ちエチレングリコール、プロピレングリコール、ト リエチレングリコール、テトラメチレングリコールまt二はジエチレングリコー ル、トリエチレングリコール等でアル。
芳香族ポリオールは式: 〔式中、Aはアサイタリック脂肪族炭化水素から誘導される2価ラジカルであっ て、例えは炭素数1〜4のアルキレンまたはアルキリデンラジカル、例えばメチ レン、エチレンおよびジエチルメチレン(インプロピリデン)等であり、Raは 炭素数1〜3の低級アルキル置換基及びハロゲン(例えば、塩素及び臭素)を表 わし、pは011.2まt;は3である〕で表わせる。好ましくは水酸基はオル ソまたははパラ位にある。
ラジカルR″の典型的な例は炭素数2−10のアルキレン基、例えばエチレン、 (CH2CHx  )、トリメチレン、メチルエチレン、テトラメチレン、エチ ルエチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、2−メチルへキサメチレン、オ クタメチレンおよびデカメチレン:アルキレンエーテル基、例えば−CH2−0 −CH,−、−CH2CH20CHzCI(z  、  CHx  OCH2C H2、および−CH2CH2−H,−0−CH,CH2CH2−;アルキレンポ リエーテル基、例えば−CH,CH2−0−CH,CH,−0−CH2CH2− および−CHz CHz CHz−○−CH2CH2CH2−0−CH2CH2 C’H2−、アルキレンカーボネートおよびアルキレンエーテルカーボネート基 、例えば−CH2CH2−O−Co−0−CH2CH。
−および−CH2CH20CH2CH20Co  OCH2CH20CH2CH 2;およびインプロピリデン・ビス(パラフェニル)、即ち、 CH。
CH。
である。最も一般的にはR′は−qHx CH2、q H2CH20−CH2C H2−または−CH2CH20CH2CH20CH2CH2−である。
ポリオール(アリルカーボネート)モノマーの典型的な例はエチレングリコール ・ビス(2−夕ロロアリルカーポ不一ト)、エチレングリコール・ビス(アリル カーボネート)、ジエチレングリコール・ビス(2−メタアリルカーボネート) 、ジエチレングリコール・ビス(アリルカーボネート)、トリエチレングリコー ル・ビス(アリルカーボネート)、プロピレングリコール・ビス(2−エチルア リルカーボネート)、I、3−プロパンジオール・ビス(アリルカーボネート) 、1゜3−フ゛タンジオール・ビス(アリルカーボネート)、1.4−ブタンジ オール・ビス(2−ブロモアリルカーボネート)、ジプロピレングリコール・ビ ス(アリルカーボネート)、ト・リメチジングリコール・ビス(2−エチルアリ ルカーボネート)、ペンタメチレングリコール・ビス(アリルカーボネート)お よびインプロピリデンビスフェノール・ビス(アリルカーボネート)等がある。
本発明に利用される工業的に重要なポリオールビス(アリルカーボネート)モノ マーとしては: ■ CHx−CHCHx  OCOCH2CH20CH2CH2○ −OCH2CH20COCH2CH=CH。
トリエチレングリコール・ビス(アリルカーボネート)層 CH2= CHCH2−○−C−○−CH2CH20CHx CH20CO−C H2CH−CH2および ジエチレングリコール・ビス(アリルカーボネート)CH2CH−CH2゜ エチレングリコール・ビス(アリルカーボネート)等がある。ジエチレングリコ ール・ビス(アリルカーボネート)が好ましい。
ポリオール(アリルカーボネート)七ツマ−を調製する方法、即ち、ポリオール (またはアリルアルコール)のホスゲン化およびこれに統くアリルアルコール( またはポリオール)によるエステル化の故に、モノマー生成物はしそれ以上のカ ーボネート基を含む関連モノマ一種を含んでいてもよい。これらの関連上ツマ一 種は式〔式中、Rは前記と同意義、Rhはジオールから誘導される二価ラジカル 、例えばアルキレンまたはフェニル、およびSは総数2〜5を示す〕で表わして もよい。ジエチレングリコール・ビス(アリルカーボネート)の関連上ツマ一種 は式:〔式中、Sは総数2〜5〕で表わされる。ポリオール(アリルカーボネー ト)七ツマ−は典型的には2〜20重量%の関連モノマ一種を含んでよく、この 様な関連上ツマ一種は混合物、即ち、Sが2.3.4等である種の混合物として 存在してもよい。
加えて、部分的に重合したポリオール(アリルカーボネート)七ツマ−(即ちプ レポリマー)を用いてもよい。この態様ではモノマーは加熱して増粘するか、あ るいは少量、例えば七ツマー100部当り0.5−1.5部(phm)の開始剤 を用いて部分的に重合して、より粘性のモノマー性成分含有非ゲル物質としても よい。
本明細書およびクレーム中に用いられている語ポリオール(アリルカーボネート )七ツマ−またはそれに類する名称、例えばジエチレングリコール・ビス(アリ ルカーボネート)は命名モノマー又はプレポリマーおよびその中に含まれる関連 上ツマ一種のいずれをも包含する意味で用いられている。
合成高分子ホスト材料を調製するのに用いてもよい多官能性アクリレートモノマ ー類は、アクリル酸及びメタクリル酸より成る群から選択されるアクリル酸部と 、ポリオール(例えば、ジオール、トリオール、またはテトラカルヒリール)き のエステル化生成物である。
特に、多官能性アクリレートモノマーは、次式(式中、R【は水素又はメチル、 nは2.3.4、R”は、2〜4の水酸基を有するポリオール(例えば、ジオー ル、トリオール、又はテトラカルピノール)から水酸基を除いた残基である多価 ラジカル(即ち、それぞれ2価、3価又は4価ラジカル)を表わす。)で表わさ れる。特に、Rtは水素又はメチルであり、nは2又は3(より一般的には2) である。
R″は、α、ω−C,−C,グリコール、シクロヘキサンジオール、ジエチレン グリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレ ングリコール、C,−c、トリオール類及びペンタエリスリトールから成る群よ り選択される。そのようなポリオール類の例としては、エチレングリコール、ト リメチレングリコール、1.4−ブタンジオール、■、5−ベンタンジオール、 1.6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、 グリセロール及びその類似物等が挙げられる。
ジアクリレート類及びトリアクリレート類等の多官能性アクリレートモノマー類 の例としては、例えばエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコール ジメタクリレート、1.2−7’ロパンジオールジアクリレート、1.3−プロ パンジオールジアクリレート、l、2−プロパンジオールジメタクリレート、l 、3−プロパンジオールジメタクリレート、1.4−ブタンジオールジアクリレ ート、l、3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメ タクリレート、1,5−ベンタンジオールジアクリレート、2.5−ジメチル− 1,6−ヘキサンシオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ ート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタ クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラエチレングリ コールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ジプロピ レングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ト リメチロールプロパントリアクリレート、グリセロールトリアクリレート、グリ セロールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタ エフスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、 ペンタニルスリトールテトラメタクリレート、及びそのようなアクリレートモノ マー類の混合物が挙げられる。
多官能性アクリレートモノマー類の一部を、ビニル基(CH,−CH−)を含む 単官能性共重合性モノマーに替えてもよい。そのような併用可能な七ツマ−とし ては、単官能性アクリル及びメタクリル酸エステノ呟及びC2−C、カルボン酸 のビニルエステル酸(即チビニル力ルポキシレート類)が挙げられる。好ましく は、共重合上ツマ−は非芳香族(例えば非ベンゼノイド)含有上ツマ−である。
単官能性アクリル又はメタクリルエステルモノマー類は、次式で表わされる。
CH2=C(Rt)  C(0)  OR”’     (n)(式中、Rtは 水素若しくはメチルであり、RはCI  Cl2(例えばCI  Ca)アルキ ル、C,−C,シクロアルキル、グリシジル及びヒドロキシエチルから成る群よ り選択される。)好ましくは、RはC,−C,アルキル(例えばメチル若しくは シクロヘキシル)である。
単官能性アクリル酸タイプのモノマー類の例としては、アクリル及び、メタクリ ル酸の、アルカノール(例えば、メタノーノ呟エタノール、グロパノール、ブタ ノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタツール、及びオクタツール等)エ ステル類(例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリ レート及びエチルメタクリレート)、シクロアルカノール(例えばシクロアルカ ノール及びシクロヘキサノール)エステル類、グリシドール(3−ヒドロキシプ ロピレンオキサイド、(d、ff、d12))エステル類、及びエチレングリコ ールエステル類が挙げられる。ビニルカルボキシレート類の例としては、ビニル アセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート及びビニルバレレートが 挙げられる。前述の単官能性共重合性モノマーに加えて及び/又はこれに替わっ て、併用可能な単官能性アリル及び2官能性アリル共重合性モノマー類を、多官 能性アクリレートモノマーの一部lこ替わって用いてもよい。単官能性アリルモ ノマーとしては、C2−06カルポン酸のアリルエステル類、C,−C,アリル エステル類及び他の共重合性アリル化合物が含まれる。好ましい単官能性アリル モノマーは、非芳番族化合物である。
2官能性アリル共重合性モノマー類は、式■で表わされるポリオール(アリルカ ーボネート類)七ツマー類である。
ホスト材料に塗布されるかまたは配合される光変色性化合物又はその含有組成物 の量は限定的ではなく、光変色性効果が肉眼で識別できる量である。一般にその ような量は光変色量といわれる。使用量は、多くの場合、照射および光変色性物 質の配合または塗布のために用いられる方法において望まれる色の濃度により決 まる。通常、塗布又は配合される化合物を多く加えれば加える程、より濃い色が 得られる。通常、ホスト材料に配合又は塗布される光変色性化合物の量は、ホス ト材料の重量に対して約0.01〜約20重量%、より一般的には約0.05〜 約10重量%である。換言すれば、光変色性効果を付与するために用いる光変色 性化合物の量は、典型的には、ホスト材料物品の厚さとは無関係にホスト材料表 面1平方インチ当たり、約0.1〜約10、例えば0.5〜2mgの範囲で変え てもよい。即ち、光変色性化合物は薄い試料、フィルム又は塗膜中には高濃度で 、厚い試料中には低濃度で用いる。
本発明を以下の実施例でより詳しく説明するが、多くの改良法及び変法が当業者 には明らかなので、これはただ説明としてのみ意図されたものである。
9′−メトキシ−1,3,3−トリメチルスピロ[ベンズ[g]インドトジン2 .3’[3旦〕ナフト[2,1−!2][1,4]オキサジン]0.01029 と5.7−ジフトキン−1’、3’−ジメチル−3′−エチル−4′(及び6′ )フルオロスピロ[2H−1,4−ベンゾキサジン−2゜2′−インドリン10 .0886gを、ジグライム1.omQと合わせて、溶液として光変色性物質の 混合物を調製した。この溶液をバイアル瓶に加え、僅かに硬化不足のジエチレン グリコールビス(アリルカーボネート)ポリマーのlc+++2サンプルをこの 溶液に浸漬した。このバイアル瓶を約100℃のオーブン中に約90分質いた。
プラスチックサンプルをバイアル瓶から取出し、これをエチルケトンですすいだ 。乾燥したプラスチックのテストサンプルを365nmの紫外光で照射したとこ ろ、サンプルは無色からパープルグレーに変色した。
ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)80%とビニルアセテート2 0%から調製した小さなキャストシートサンプル(1cmx 1cmX I/3 2インチ[0,08cm])を、上記光変色性溶液に浸漬し、次いで+00°C のオーブン中3.5時装置いた。紫外光照射したところ、サンプルは無色からパ ープルグレーに変色した。
実施例2 5.7−シメトキシー1′、3″、3’−)リメチル−4′(および6″)−フ ルオロスピロ[2H−1,4−ベンゾキサジン−2,2’−インドリン10.0 8039と実施例1のスピロ(インドリノ)ナフトキサジン化合物を用い、実施 例1の方法に従った。ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)約80 %とビニルアセテート20%から調製したポリマーの小さなテストサンプルを、 上記溶液に浸漬し、100°Cのオーブン中90分装置いた。このプラスチック サンプルを溶液から取出し、メチルエチルケトンですすぎ、紫外光照射した。
このサンプルは、バックグラウンドが僅かにパープルの淡いグレー実施例1のス ピロ(インドリノ)ベンゾキサジン化合物0.0997gと9′−メトキシ−1 ,3,3−トリメチルスピロ[ベンズ[e]イン047gとジグライム1.5+ +o2から調製した溶液を用い、実施例1と同様に行った。ジエチレングリコー ルビス(アリルカーボネート)約80%とビニルアセテート20%から調製した プラスチックの小さなテストサンプル片(約1/2インチXl/2インチxi/ 32インチ[1,27CIllX 1.27cmx O,08c++11)を、 上記溶液に浸漬し、次いで155℃オーブン中2.5時間質いた。プラスチック のテストサンプルを含むバイアル瓶を室温まで冷却した。サンプルをバイアル瓶 から取出し、メチルエチルケトンですすぎ、乾燥した。365nmの紫外光で照 射したところ、サンプルは無色からグレーに変色しlこ。
実施例4 スピロ(インドリノ)ベンゾキサジン化合物0.041gとスピロ(ベンズイン ドリノ)ナフトキサジン化合物0.00859とメチレンクロライド1mαを用 い、実施例3の光変色性物質の溶液を調製しt;。
一枚のパルストンNo、 50 (Balston  No、 50 )濾紙を 、この溶液で含浸させ、2時間風乾した。次いでこの紙を、ジエチレングリコー ルビス(アリルカーボネート)約80%とビニルアセテート20%から調製した プラスチックテストサンプル片(4cmX 4cmX 0.08cI++)上に 、載せた。一枚の未処理濾紙をプラスチ・7クサンプルのもう一方の側に載せ、 このサンドイツチ体を2枚のテン/(−(Lemper)ガラス間に挾んだ。次 いで、これ全体を155°Cオーブン中1.5時間置いた。冷却後、プラスチッ クテストサンプルをメチルエチルケトンですすぎ、乾燥し、紫外光照射した。サ ンプルは、無色から薄いグレーになった。
溶媒を留去するt;めに、メチレンクロライド0 、5 rg12を速溶液に加 え、これに他の一枚の濾紙を浸漬した。この紙は、溶液の殆んど全てを吸収した 。紙を風乾し、次いでこれを、同じプラスチ・7クテストサンプルの既に処理さ れた同じ側に載せた。未処理の濾紙一枚を、サンプルのもう一方の側に載せ、こ のサンドインチ体を2枚のテンパーガラス間に挾んだ。この積層体全体を155 °Cオーブン中約2時間置いた。これを冷却後、プラスチックサンプルを取出し 、メチルエチルケトンですすぎ、紫外光照射した。サンプルは、淡黄色からグレ ーに変色した。
実施例5 メチレンクロライド1.OmL 5.7−シメトキシー1’、3’、5’−トリ メチル−3′−エチル−6′−クロロスピロ[2且−1,4−ベンゾキサジン− 2,2′−インドリン]0.096g、及び1.3.3−トリメチルスピロ(イ ンドリノ)−2,3’[3且]ピリド[3,2−f][1,4]ベンゾキサジン ]0.0219を一緒にして、光変色性溶液を調製しt;。実施例4で述べたパ ルストンNo、50の一枚の濾紙を、この溶液中に置き、次いで取出して、■− 待時間風乾した。ジエチレンゲリコールビス(アリルカーボネート)から調製し た硬化不足の小さなプラスチックサンプルの上面に載せ、これを2枚のガラス板 間に挾んだ。次いでこれ全体を150°Cオーブン中2時間置いた。
次いでこれを室温まで冷却し、プラスチックテストサンプルをメチルエチルケト ンですすぎ、365nmの紫外光を照射した。サンプルは無色からブルー/グレ ーに変色し、グレーは退色した。
メチレンクロライド0 、5 mQ、実施例5のスピロ(インドリン)ベンゾキ サジン化合物0.059gと実施例3のスピロ(ベンズインドリノ)す7トキサ ジン化合物0.0092gを用い、実施例5と同様に行った。紫外光を照射した ところ、サンプルはブルーグレーになった。メチレンクロライドl 、 OmQ 、スピロ(インドリノ)ベンゾキサジン化合物0.134g及びスピロ(ベンズ インドリノ)す7トキサジン化合物0.008gから調製した光変色性溶液を用 い、別のサンプルを調製した。紫外光照射により、このテストサンプルは淡黄色 からグレーに変色した。
実施例7 メチレンクロライド1.0m4、実施例5のスピロ(インドリノ)ベンゾキサジ ン化合物0.095g及び実施例5のスピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジ ン化合物0.0086gから調製した溶液を用い、実施例5と同様に行なった。
紫外光照射により、サンプルは淡黄色からブルーグレーへと変色した。
5.7−シメトキシー1’、3’、3’、5’、6’(及び4′)ペンタメチル スピロ[2H−1,4−ベンゾキサジン−2,2′−インドリン]と1.3,3 ,5.6(及び4)−ペンタメチルスピロ[インドリノ−2゜3″−[3且[ピ リド[3,2−f][1,4]ベンゾキサジンの8:l(モル比)混合物の10 重量%トルエン溶液で、2平方インチ(5,1平方cm)の7アツトマン@4  (Whatman@ 4 )濾紙を含浸させた。濾紙を、トルエンが無くなるま で風乾した。
光変色性化合物含有濾紙を、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート) から調製した僅かに硬化不足のプラスチックサンプル[2インチ2(5,1cm す、2.2mm厚]上に載せた。紙を被覆したプラスチ7りの2枚のアルミ板( 0,125インチX2.25インチ×2.25インチ[0,3175cmX 5 .715cmx 5.715cm])間に挾み、これを150°Cのオーブンで 90分間加熱した。次いでこれを冷却し、冷却したプラスチックの光変色面をア セトンで洗浄した。
前述の光変色性化合物の同一混合物を含む新しい濾紙サンプルを用い、前述のイ ムビビション操作を繰返し、洗浄したプラスチックサンプルの光変色面を処理し た。
更にアセトン洗浄後、A、0.オータム(A 、 O、Autunln)と次い でローデンスドック・マロン・ダイ[Rodenstock  Marondy esプレイン−パワー、インク、 (Brain  Power  I nc、  )]を用い、水性分散染浴中米変色性プラスチックサンプルを2分以内で83 °Cで浸漬する事により、このサンプルを色付けした。生成したイエローブラウ ンのプラスチックは、視感透過率80%を有した。
色付けしたこの光変色性プラスチックサンプルを、l000ワツトのキセノンラ ンプ(365nmに於けるUV強度−1、25[+1W/ crnりで人工太陽 光照射した。サンプルの温度は25°Cに保った。活性化後、サンプルはグレー となり、視感透過率46%を有した。
実施例9 5.7−シメトキシー3’、3’−ジメチル−1″−n−プロピルスピロ[2H −1,4−ベンゾキサジン−2,2′−インドリン]と1−〇−プロピルー3. 3−ジメチルー5−メトキンスピロ[インドリノ−2゜3′[3旦]ピリド[3 ,2−r][1,4]ベンゾキサジン]の8=1(モル比)混合物の10重量% トルエン溶液で、2平方インチ(51cmつのファツトマン■4濾紙を含浸させ た。濾紙を、トルエンが無くなるまで風乾した。
光変色性化合物含有濾紙を、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート) から調製した僅かに硬化不足のプラスチックサンプル[2平方インチ(5,1c mつ、2.2mm厚]上に載せl;。紙を被覆したプラスチックサンプルを2枚 のアルミ板(0,125インチ×2゜25インチX2.25インチ[0,317 5cmX5.715cmX5.715cm])間に挾み、これを150°Cのオ ーブンで90分間加熱した。
次いでこれを冷却し、冷却しl;プラスチックの光変色面をアセトンで洗浄した 。前述の光変色性化合物の同一混合物を含む新しい濾紙サンプルを用い、前述の イムビビション操作を繰返し、洗浄したプラスチックサンプルの光変色面を処理 した。
更にアセトン洗浄後、A、O,ニスマーライト[A、 O,Cosma−Lit e、プレイン・パワー、インク、]を用い、水性分数乗浴中光変色性サンプルを 2分以内で83°Cで浸漬する事により、このサンプルを色付けした。生成した 淡いブラウンのプラスチックサンプルは、視感透過率74%を有した。
色付けしたこの光変色性プラスチックサンプルを、1000ワツトのキセノンラ ンプ(365nmに於けるUV強度= 1.25 mW/ cm2)で人工太陽 光照射した。サンプルの温度は78″’FC25℃)に保った。活性化後、サン プルはグレーとなり、視感透過率42%を有した。活性化後の色度座標は、スペ クトロガード(S pectrogard)カラー分光光度計で測定して:x” 0.276、y−0,306であった。
実施例IO 最終の色付は操作を省いた以外は、実施例9の方法を繰返した。
未活性化サンプルは、非常に薄い黄色であった(視感透過率−89%)。このサ ンプルを、30分間75°Cで太陽光照射(365nmに於けるUV強度−0, 94mW/cmりした。活性化サンプルは、ブルーグレーで、視感透過率23% であった。視惑透過率40%まで退色した後の色度座標は:x−0.267、y =0.280であった。
実施例9の一般法に従い、l−n−プロピル−3,3−ジメチル−5−メトキン スピロ[インドリノ−2,3’[3且]ピリド[3,2−f][1,4]ベンゾ キサジン]のみを用いて、プラスチックサンプルを調製した。イムビビション操 作を1回だけ行ない、プラスチックサンプルを色付けしなかった。太陽光照射に より、非常に薄い黄色のサンプルは明るいブルーになった。視感透過率40%に 於ける色度座標は、X−0,216、Y−0,253であった。
本発明を成る具体例に関し特に詳しく記述しI:が、そのような詳細な記述は、 特許請求の範囲に含まれている程度の範囲を除いて本発明の範囲の限界であると 見なしてはならない。
国際調査報告 In+・+R1bllR111^”””””””ol−−1−1ncoolnn yn7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)590nm以上の可視域に活性化吸収極大を有する第1光変色性有機 物質、及び(b)約400〜590nmの可視域に少なくとも1つの活性化吸収 極大を有する第2光変色性有機物質を含み、該第1及び第2光変色性有機物質が 、光変色量で共存し且つホスト材料を太陽光に暴露した時の有機ホスト材料のス ペクトル特性が殆んど目立たないカラーであるような相対比率で共存する有機ホ スト材料。 2.第1光変色性有機物質の第2光変色性有機物質に対するモル比が約1:0. 5〜約1:15である請求項1記載のホスト材料。 3.第1光変色性有機物質の第2光変色性有機物質に対するモル比が約1:4〜 約1:12である請求項1記載のホスト材料。 4.第1光変色性有機物質が590nm〜約700nmの可視域に活性化吸収極 大を示す請求項1記載のホスト材料。 5.第1光変色性有機物質が、スピロ(インドリノ)ナフトキサジン類、スピロ (インドリノ)ピリドベンゾキサジン類、スピロ(ベンズインドリノ)ピリドベ ンゾキサジン類、及びスピロ(ベンズインドリノ)ナフトキサジン類より成る群 から選択され、第2光変色性有機物質がスピロ(インドリノ)ベンゾキサジン類 である請求項4記載のホスト材料。 6.第1光変色性有機物質が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、(a)R1はC1−C3のアルキル、フェニル、フェン(C1−C4) アルキル、ナフト(C1−C4)アルキル、アリル、アクリリル(C2−C6) アルキル、メタクリル(C2−C6)アルキル、カルボキシ(C2−C6)アル キル、シアノ(C2−C6)アルキル、C1−C4アシロキシ(C2−C6)ア ルキル、ヒドロキシ(C2−C6)アルキル、(C2H4O)mCH3(ただし 、mは1〜6の数)、およびモノ−およびジ−置換フェニル(フェニルの置換基 はC1−C7アルキルおよびC1−C6アルコキシ)からなる群から選択され、 (b)R2およびR3は各々C1−C5アルキル、フェニル、モノ−およびジ− 置換フェニル、(フェニルの置換基はC1−C7アルキルおよびC1−C5アル コキシ基から選択される)、ベンジルからなる群から選ばれるか、または結合し て、炭素数6〜8の脂環基(スピロ炭素原子を含む)、ノルポルニルおよびアダ マンチルからなる群から選択される環状基であり、 (c)Yは炭素及び窒素から選択され、(d)R4は、Yが炭素のときハロゲン 、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、チオシアノ、 C1−C4モノハロアルキル、C1−C2ポリハロアルキル、及びモノ−又はジ (C1−C4)アルキルアミノからなる群から選択され、(e)R4はYが窒素 のとき、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、及びハロゲンから成る群 より選択され、(f)R5は、C1−C5アルキル、ハロゲンC1−C5アルコ キシ、ニトロ、シアノ、C1−C4モノハロアルキル、C1−C4ポリハロアル キル、C1−C8アルコキシカルボニル、C1−C4アシロキシ、フェニレン、 及び置換フェニレンからなる群から選択され、該フェニレン置換基が、基数0〜 2個でありかつハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、シアノ 、C1−C8アルコキシカルボニル、C1−C2ポリハロアルキル、C1−C4 モノハロアルキル、及びモノ−又はジ(C1−C4)アルキルアミノから成る群 より選択され、および (g)eは0〜2の数を示し、dは0〜4の数(但し、R5置換基がフェニレン 又は置換フェニレンのときdは1〜2の数を示し、dが2のとき第2置換基はフ ェニレン基以外のものである。)を示す。] で表わされる請求項5記載のホスト材料。 7.第1光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、(a)R1がC1−C4のアルキル、フェニル、ベンジル、1−ナフト (C1−C2)アルキル、カルボキシ(C2−C4)アルキル、シアノ(C2− C4)アルキル、C1−C4アシロキシ(C2−C4)アルキル、ヒドロキシ( C2−C4)アルキル、(C2H6O)mCH3(ただし、mは1〜3の数)か らなる群から選択され、(b)R2およびR3が各々C1−C5アルキルおよび フェニルからなる群から選択され、 (c)R′4がC1−C5アルキル、ハロゲンC1−C5アルコキシ、ニトロ、 シアノ、C1−C4ポリハロアルキル、C1−C3アルコキシカルボニル及びC 1−C4アシロキシからなる群から選択され、(d)R5がクロロ、アルオロ、 ブロモ、ニトロ、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシおよびトリフルオ ロメチルからなる群から選択され、および「d」が0〜4の数である]で表わさ れる請求項6記載のホスト材料。 8.第1光変色性有機物質が、1,3,3−トリメチルスピロ[インドリノ−2 ,3′−[3H]ピリド[3,2−f][1,4]ベンゾキサジン]、(b)1 ,3,3,5,6(及び4)−ペンタメチルスピロ[インドリノ−2,3′−[ 3H]ピリド[3,2−f][1,4]ベンゾキサジン]、及び(c)1−n− プロピル−3,3−ジメチル−5−メトキシスピロ[インドリノ−2,3′−[ 3H]ピリド[3,2−f][1,4〕ベンゾキサジンから成る群より選択され る請求項7記載のホスト材料。 9.第1光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、(a)環Bは物質中のインドリノセグメントのe、f、又はg面に於い て縮環した置換又は未置換ベンゼン環であり、(b)R9は、水素、ハロゲン、 C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、C1−C4モノハロアルキル、C 1−C2ポリハロアルキル、シアノ及びC1−C8アルコキシカルボニルから成 る群より選択され、(c)R6は、ハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C5 アルコキシ、シアノC1−C8アルコキシカルボニル、C1−C4モノハロアル キル、C1−C2ポリハロアルキル及びモノ−又はジ(C1−C4)アルキルア ミノから成る群より選択され、 (d)「c」は、0〜2の数であり、そして(e)R1、R2、R3、R4、Y 及び「e」は、請求項6のそれらと同意義である。] で表わされるホスト材料。 10.第1光変色性有機物質が、9′−メトキシ−1,3,3−トリメチルスピ ロ[ベンズ[g]インドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]−[1 ,4]オキサジン]、及び9′−メトキシ−1,3,3−トリメチルスピロ〔ベ ンズ[e]インドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b][1,4]オ キサジンから成る群より選択される請求項9記載のホスト材料。 11.第2光変色性有機物質が、次式:▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、(a)R1はC1−C3のアルキル、フェニル、フェン(C1−C4) アルキル、ナフト(C1−C4)アルキル、アリル、アクリリル(C2−C6) アルキル、、メタクリリル(C2−C6)アルキル、カルボキシ(C2−C6) アルキル、シアノ(C2−C6)アルキル、C1−C4アシロキシ(C2−C6 )アルキル、ヒドロキシ(C2−C6)アルキル、(C2H4O)mCH3(た だし、mは1〜6の数)、およびモノ−およびジ−置換フェニル(フェニル置換 基はC1−C4アルキルおよびC1−C5アルコキシから選択される。)からな る群から選択され、(b)R2およびR3は各々C1−C5アルキル、フェニル 、モノ−およびジ−置換フェニル(フェニルの置換基はC1−C4アルキルおよ びC1−C5アルコキシ基から選択される)、ベンジルからなる群から選ばれる か、または結合して、炭素数6〜8の脂環基(スピロ炭素原子を含む)、ノルボ ルニルおよびアダマンチルからなる群から選択される 環状基であり、 (c)R7はハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C5アルコキシ、ニトロ、 シアノ、チオシアノ、C1−C4モノハロアルキル、C1−C2ポリハロアルキ ル、およびモノ−又はジ(C1−C4)アルキルアミノからなる群から選択され 、「g」は1〜4の数であり、(d)R8は、C1−C5アルキル、ハロゲン、 C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C4モノハロアルキル、C1− C4ポリハロアルキル、C1−C8アルコキシカルボニル及びC1−C4アシロ キシからなる群から選択され、および「h」は0〜4の数である。]で表わされ る請求項5記載のホスト材料。 12.第2光変色性有機物質が、(a)5,7−ジメトキシ−1′,3′−ジメ チル−3′−エチル−4′(及び6′)フルオロスピロ[2H−1,4−ベンゾ キサジン−2,2′−インドリン]、(b)5,7−ジメトキシ−1′,3′, 3′−トリメチル−4′(及び6′)フルオロスピロ[2−H−1,4−ベンゾ キサジン−2,2′−インドリン]、(c)5,7−ジメトキシ−1′,3′, 5′−トリメチル−3′−エチル−6′−クロロスピロ[2H−1,4−ベンゾ キサジン−2,2′−インドリン]、(d)5,7−ジメトキシ−1′,3′, 3′,5′,6′(及び4′)ペンタメチルスピロ[2H−1,4−ベンゾキサ ジン−2,2′−インドリン]、及び(e)5,7−ジメトキシ−3′,3′− ジメチル−1′−n−プロピルスピロ[2H−1,4−ベンゾキサジン−2,2 ′−インドリン]から成る群より選択される請求項11記載のホスト材料。 13.ホスト材料が、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)のホモ 及びコポリマー、多官能性アクリレートモノマー類のホモ及びコポリマー、セル ロースアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオ ネート、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ( ビニルアルコール)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリカー ボネート、ポリウレタン類、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリスチレン、 ポリ(スチレン−メチルメタクリレート)コポリマー、ポリ(スチレン−アクリ ロニトリル)コポリマー、ポリビニルブチラール及びジアリリデンペンタエリス リトールのホモ及びコポリマーから本質的になる群から選択される請求項1記載 のホスト材料。 14.(a)約600〜650nm可視域に活性化吸収極大を有し、スピロ(イ ンドリノ)ナフトキサジン類、スピロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジン類、 スピロ(ベンズインドリノ)ナフトキサジン類及びスピロ(ベンズインドリノ) ピリドベンゾキサジン類から成る群より選択される第1光変色性有機物質、及び (b)約440〜660nmの可視域に少なくとも1つの活性化吸収極大を有す るスピロ(インドリノ)ベンゾキサジン第2光変色性有機物質とを含み、該第1 及び第2光変色性有機物質が、光変色量で共存し、且つプラスチックホスト材料 を太陽光に暴露した時のホスト材料のスペクトル特性がほぼ目立たないカラーで あるような相対比率で共存する透明固体の有機プラスチックホスト材料の光変色 性物品。 15.プラスチックホスト材料が、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネ ート)のホモ及びコポリマー、ポリ(アルキルアクリレート類)、多官能性アク リレートモノマー類のホモ及びコポリマー、セルロースアセテート、セルロース トリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテート ブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(塩 化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリカーボネート、ポリウレタン類、ポ リ(エチレンテレフタレート)、ポリスチレン、ポリ(スチレン−メチルメタク リレート)コポリマー、ポリ(スチレン−アクリロニトリル)コポリマー、ポリ ビニルブチラール及びジアリリデンペンタエリスリトールのホモ及びコポリマー から本質的になる群から選択される請求項14記載の光変色性物品。 16.第1光変色性有機物質の第2光変色性有機物質に対するモル比が約1:4 〜1:12である請求項15記載の光変色性物品。 17.物品が眼鏡用レンズである請求項16記載の光変色性物品。 18.プラスチックホスト材料がジエチレングリコールビス(アリルカーボネー ト)のホモ及びコポリマー調製される請求項17記載の光変色性物品。 19.第1光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされ、 第2光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、(a)R1はC1−C4アルキル、フェニル、ベンジル、1−ナフト( C1−C2)アルキル、カルボキシ(C2−C4)アルキル、シアノ(C2−C 4)アルキル、C1−C4アシロキシ(C2−C4)アルキル、ヒドロキシ(C 2−C4)アルキル、(C2H4O)mCH3(ただし、mは1〜3の数)から なる群から選択され、 (b)R2及びR3は各々C1−C5アルキル及びフェニルから成る群から選択 され、 (c)Yは炭素及び窒素から選択され、(d)R4はYが炭素のときC1−C2 アルキル、C1−C2アルコキシ、ハロゲン、ニトロ及びC1−C2ポリハロア ルキルから成る群から選択され、 (e)R4はYが窒素のとき、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシ及び ハロゲンから成る群から選択され、(f)R5は、C1−C5アルキル、ハロゲ ン、C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C4モノハロアルキル、C 1−C4ポリハロアルキル、C1−C8アルコキシーカルボニル、C1−C4ア シロキシ、フェニレン及び置換フェニレンから成る群より選択され、該フェニレ ン置換基が、置換基数0〜2であり、ハロゲン、C1−C5ナルキル、C1−C 5アルコキシ、シアノ、C1−C8アルコキシカルボニル、C1−C2ポリハロ アルキル、C1−C9モノハロアルキル、及びモノ−又はジ(C1−C4)アル キルアミノから成る群より選択され、(g)eは0〜2の数であり、dは0〜4 の数であり(但し、R5置換基がフェニレン又は置換フェニレンである時dは1 〜2の数であり、dが2のとき第2置換基はフェニレン基以外である。)、(h )R7は、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシ、ハロゲン、ニトロ又は トリハロアルキルであり、 (1)R8は、C1−C2アルキル、ハロゲン、C1−C5アルコキシ又はC1 −C2トリハロアルキルであり、(j)gは1〜2の数であり、hは0〜2の数 である。]で表わされる請求項16記載の光変色性物品。 20.プラスチックホスト材料がジエチレングリコールビス(アリルカーボネー ト)のホモ及びコポリマーから調製される請求項19記載の光変色性物品。 21.物品が眼鏡用レンズである請求項20記載の光変色性物品。 22.(a)590nm以上の可視域に活性化吸収極大を有する第1光変色性有 機物質と、(b)約400〜590nmの可視域に少なくとも1つの活性化吸収 極大有する第2光変色性有機物質を、(a)の(b)に対するモル比約1:0. 5〜約1:15で含む有機溶媒含有組成物。 23.第1光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされ、 第2光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、(a)R1はC1−C4アルキル、フェニル、ベンジル、1−ナフト( C1−C2)アルキル、カルボキシ(C2−C4)アルキル、シアノ(C2−C 4)アルキル、C1−C4アシロキシ(C2−C4)アルキル、ヒドロキシ(C 2−C4)アルキル、(C2H4O)mCH3(ただし、mは1〜3の数)から なる群から選択され、 (b)R2及びR3は各々C1−C5アルキル及びフェニルから成る群から選択 され、 (c)Yは炭素及び窒素から選択され、(d)R4はYが炭素のときC1−C2 アルキル、C1−C2アルコキシ、ハロゲン、ニトロ及びC1−C2ポリハロア ルキルから成る群から選択され、 (e)R4はYが窒素のとき、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシ及び ハロゲンから成る群から選択され、(f)R5は、C1−C5アルキル、ハロゲ ン、C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C4モノハロアルキル、C 1−C4ポリハロアルキル、C1−C8アルコキシ−カルボニル、C1−C4ア シロキシ、フェニレン及び置換フェニレンから成る群より選択され、該フェニレ ン置換基が、置換基数0〜2であり、ハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C 5アルコキシ、シアノ、C1−C8アルコキシカルボニル、C1−C2ポリハロ アルキル、C1−C9モノハロアルキル、及びモノ−又はジ(C1−C4)アル キルアミノから成る群より選択され、(g)eは0〜2の数であり、dは0〜4 の数であり(但し、R5置換基がフェニレン又は置換フェニレンである時dは1 〜2の数であり、dが2のとき第2置換基はフェニレン基以外である。)、(h )R7は、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシ、ハロゲン、ニトロ又は トリハロアルキルであり、 (i)R8は、C1−C2アルキル、ハロゲン、C1−C5アルコキシ又はC1 −C2トリハロアルキルであり、(j)gは1〜2の数であり、hは0〜2の数 である。]で表わされる請求項22記載の組成物。 24.有機溶媒がベンゼン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン及びエタ ノールから成る群より選択される請求項23記載の組成物。 25.590nm以上の可視域に活性化吸収極大を有する第1光変色性有機物質 及び400nm〜590nmの可視域に少なくとも1つの活性化吸収極大を有す る第2光変色性有機物質と、ホスト材料の表面とを接触させ、そして該第1及び 第2光変色性有機物質をホスト材料の該表面中に熱転移により取込む工程を含み 、該第1及び第2光変色性有機物質が該表面中に、光変色量で存在し且つ表面を 太陽光暴露した時の有機ホスト材料の表面のスペクトル特性がほぼ目立たないカ ラーとなるような相対比率で存在することを特徴とする光変色性を有機ホスト材 料に付与する方法。 26.第1光変色性有機物質の第2光変色性有機物質に対するモル比が約1:0 .5〜約1:15である請求項25記載の方法。 27.第1光変色性有機物質が、スピロ(インドリノ)ナフトキサジン類、スピ ロ(インドリノ)ピリドベンゾキサジン類、スピロ(ベンズインドリノ)ピリド ベンゾキサジン類、及びスピロ(ベンズインドリノ)ナフトキサジン類から成る 群より選択され、第2光変色性有機物質がスピロ(インドリノ)ベンゾキサジン である請求項26記載の方法。 28.第1光変色性有機物質が、次式 第1光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされ、 第2光変色性有機物質が、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、(a)R1はC1−C4アルキル、フェニル、ベンジル、1−ナフト( C1−C2)アルキル、カルボキシ(C2−C4)アルキル、シアノ(C2−C 4)アルキル、C1−C4アシロキシ(C2−C4)アルキル、ヒドロキシ(C 2−C4)アルキル、(C2H4O)mCH3(ただし、mは1〜3の数)から なる群から選択され、 (b)R2及びR3は各々C1−C5アルキル及びフェニルから成る群から選択 され、 (c)Yは炭素及び窒素から選択され、(d)R4はYが炭素のときC1−C2 アルキル、C1−C2アルコキシ、ハロゲン、ニトロ及びC1−C2ポリハロア ルキルから成る群から選択され、 (e)R4はYが窒素のとき、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシ及び ハロゲンから成る群から選択され、(f)R5は、C1−C5アルキル、ハロゲ ン、C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C4モノハロアルキル、C 1−C4ポリハロアルキル、C1−C3アルコキシ−カルボニル、C1−C4ア シロキシ、フェニレン及び置換フェニレンから成る群より選択され、該フェニレ ン置換基が、置換基数0〜2であり、ハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C 5アルコキシ、シアノ、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C2ポリハロ アルキル、C1−C9モノハロアルキル、及びモノ−又はジ(C1−C4)アル キルアミノから成る群より選択され、(g)eは0〜2の数であり、dは0〜4 の数であり(但し、R5置換基がフェニレン又は置換フェニレンである時dは1 〜2の数であり、dが2のとき第2置換基はフェニレン基以外である。)、(h )R7は、C1−C2アルキル、C1−C2アルコキシ、ハロゲン、ニトロ又は トリハロアルキルであり、 (i)R8は、C1−C2アルキル、ハロゲン、C1−C5アルコキシ又はC1 −C2トリハロアルキルであり、(j)gは1〜2の数であり、hは0〜2の数 である。]で表わされる請求項27記載の方法。 29.有機ホスト材料が、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)の ホモ及びコポリマー、ポリアクリレート類、ポリ(アルキルアクリレート類)、 多官能性アクリレートモノマー類のホモ及びコポリマー、セルロースアセテート 、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロー スアセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(ビニルアルコール )、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリカーボネート、ポリウ レタン類、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリスチレン、ポリ(スチレン− メチルメタクリレート)コポリマー、ポリ(スチレン−アクリロニトリル)コポ リマー、ポリビニルブチラール及びジアリリデンペンタエリスリトールのホモ及 びコポリマーから本質的になる群から選択される請求項28記載の方法。 30.有機ホスト材料がジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)のホ モ及びコポリマーから選択される請求項28記載の方法。 31.有機ホスト材料がレンズである請求項30記載の方法。 32.第1及び第2光変色性有機物質がホスト材料の表面中に同時に熱転移され る請求項31記載の方法。 33.第1及び第2光変色性有機物質の混合物が、一時的な基材に塗布され、ホ スト材料の表面中に同時熱転移される請求項31記載の方法。 34.ホスト材料の表面が少なくとも2回光変色性物質で処理される請求項32 記載の方法。 35.光変色性物質を熱転移後、併用可能な染料で有機ホスト材料を色付けする 請求項32記載の方法。
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