JPH03501596A

JPH03501596A - マスターシリンダと油溜めとの連結構造

Info

Publication number: JPH03501596A
Application number: JP89504819A
Authority: JP
Inventors: ジョーダン　ディヴィッド　ディー
Original assignee: アライド　シグナル　インコーポレーテッド
Priority date: 1988-06-06
Filing date: 1989-04-18
Publication date: 1991-04-11
Also published as: EP0419493B1; EP0419493A1; WO1989011990A1; ES2014641A6; BR8907440A; AU3428889A; AU623317B2; US4890456A; CA1315836C

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は油溜めをマスターシリンダハウジングに固着するための連結構造に関し、詳細には、油溜めとマスターシリンダハウジングめスナップ嵌め連結を行う連結構造に関する。

従来のマスターシリンダの構成は代表的にはマスターシリンダハウジングの延長部に配置されたアンダカット内に受入れられる成形シールによって油溜めをマスターシリンダハウジングに取付けている。シールをアンダーカッＩ・により取付け、次いで油溜めの延長部をシールを通して挿入してこの延長部のリップがシールの底部に係合し、油溜めをハウジングとの連結状態に保持する。

この種類の連結構造の利用は、マスターシリンダハウジングの延長部の中へアンダーカットを機械加工することを必要とし、これは高価で時間のかかる手順である。マスターシリンダハウジングの中にアンダーカットの機械加工を必要とせずに油溜めをマスターシリンダハウジングに固着するための連結構造を提供することが非常に望ましい。本発明はアンダーカットを必要とせずに油溜めをマスターシリンダに固着するための構造を提供する。アンダーカットは省かれ、その代わりに、シールが係合するための肩部を構成する拡大内径部分が使用され、このシールは従来必要とされた成形シールの代わりに旋盤加工シールであるのがよい。

本発明はマスターシリンダハウジングへの浦溜めの簡単なプレス嵌めまたはスナップ嵌めを行うためにより高価な機械加工および成形手順を省いている。本発明は、油溜め延長部が延びていて、この延長部の端部が当接部を有している流体収容油溜めと、ハウジング延長部を有し、このハウジング延長部の端部が当接部とハウジング肩部を構成する拡大内径部分とを有するマスターシリンダハウジングと、拡大内径部分内に配置され、平らな縁部がハウジング肩部により受け止められたシールとを備え、浦溜め延長部の当接部はシールの平らな縁部に係合し、上記油溜めとハウジンク延長部の端部との間には、リテーナ部材が配置されており、このリテーナ部材は油溜めとシールとの間を延びる水平部分を有しており、この水平部分はこれに対して実質的に直角に配置された側部分へ延びており、この側部分は複数のフィンガを有しており、これらのフィンガはハウジング延長部の当接部に保持可能に係合Ｉ５、それにより、フィンガとハウジング延長部の当接部との係合によりシールおよび油溜めをハウジング延長部に固着する。

実施例を示す図面を参照して本発明を実施する仕方を以下に詳細に説明する。

第１図はマスターシリンダへの油溜めの取付は状態の拡大断面図である。

第２図は本発明のリテーナ部材の等角投影図である。

第１図を参照すると、マスターシリンダハウジングが全体として参照番号１０で示されており、このハウジングは環状ハウジング延長部１２を有しており、この延長部１２は外面当接部１６を持つ端部１４を有している。延長部１２は肩部２２を持つ拡大した内径部分２０を有している。環状の旋盤加工ゴムシール３０が内径部分２０と密封係合状態で配置されており、このゴムシール３０は平らな縁部３２．３４を持つ概ね矩形の横断面を有している。平らな縁部３４は肩部２２により受け止められ、内部開口部１８の半径方向内方に延びている。全体として参照番号４０で示すマスターシリンダ油溜めは環状の油溜め延長部４２を有しており、この延長部４２はブＩノ・−キ流体がハウジング延長部１２を通してマスターシリンダの中に流入するための開口部４４を構成して（νる。延長部４２は端部４６）＼延びており、この端部４６はシール３０の平らな縁部３４に係合する外面当接部４８を有している。延長部４２はシール３０に弾性的かつ密封的に係合して油溜め　４０とマスターシリンダハウジングｌＯとの間に流体シールを行う。全体として参照番号５０で示すリテーナ部材が環状形であり、このリテーナ部材は中央開口部５４を持つ水平部分５２を有しており、この水平部分５２は複数の弯曲フィンガ５８で柊っている実質的に直角に配置された側部分５６へ延びている。リテーナ部材５０は油溜め４０の底部分４３とハウジング１０の端部１４との間に配置されている。水平部分５２は内径部分２０の半径方向内方に延びており、弯曲フィンガは外面当接部１６に弾性的に係合する。リテーナ部材５０はマスターシリンダ／１ウジングの延長部１２に弾性的に留められており、リテーナ５０の水平部分５２はシールを拡大内径部分２０と係合状態に保持してシール３０がその平らな縁部３４に係合する油溜め外面当接部４８によって油溜めをマスターシリンダハウジングと係合状態に保持する。

開口部５４と延長部４２との間の隙間は、開口部１８と延長部４２との間の同心性の相違をも補償する。

ハウジング延長部１２の開口部１８内０凧１設置シール３０が拡大内径部分２０内に据付けられるように、このシールによって油溜め４０とマスターシリンダハウジング１０との連結を行う。

次に、フィンガが外面当接部１６に弾性的に係合するようにリテーナ部材を延長部１２の端部１４上に押し下げてフィンガをフィンガの端部が当接部１６の下に嵌り込むように半径方向外方に広げ、それによりリテーナ部材５０を延長部１２にしつかり固定し、リテーナ部材５０の水平部分５２がシール３０を拡大内径部分２０内に保持する。最後に、油溜め４０の延長部４２を延長部１２の内部開口部１８に挿入し、それにより当接部４８はシール３０に弾性的に係合するので、油溜め４０の底部４３がリテーナ部材５０の平らな部分５２に係合するように油溜めを十分に挿入すると、当接部４８はシール３０の平らな縁部３４と係合状態に嵌まる。油溜め４０はリテーナ部材５０およびシール３０を介してマスターシリンダハウジングに油溜めのプレス嵌めまたはスナップ嵌めによってしつかり留められ、マスターシリンダの作動のためにブレーキ流体が供給されるように油溜めとマスターシリンダハウジングとの間に流体密シールが行なわれる。

本発明は従来のマスターシリンダ構成を上回る実質的な利点をもたらす。第１に、ハウジング延長部内のアンダー力・ｙ　ｌ・を設ける高価でかつ時間のかかる手順が省かれる。拡大内径部分は、簡単な機械加工作業によって設けてもよいし、あるいはマスターシリンダを鋳造するときに設けてもよい。金属リテーナは安価に装造され、シールはより高価な成形シールに代わってさほど高価でない旋盤加工シールであればよい。連結部の部材は上記のように組付けられ、その際、油溜めはマスターシリンダノｚｆ）ジンクにすばやく、簡単に、しっかりかつ密封可能に取付けられるように連結部を介してハウジングと一緒に、単にプレス嵌めされるかあるいはスナップ嵌めされる。

当業者が本発明に対して多くの修正および追加を行うことができることは合理的に予期され、このような修正および追加は発明の均等物として下記の請求の範囲に含まれるものである。

平成　年　月　日１．特許出願の表示　ＰＣＴ／ＵＳ８９１０１６２５２、発明の名称　マスターシリンダと油溜めとの連結構造３、特許出願人名　称　アライド　シグナル　インコーホレーテッド４、代理人住　所　東京都千代田区丸の内３丁目３番１号電話（代）　２１１−８７４１番５、？ｉｌｉ正ＩＦ１７）提出年月Ｅｌ　１９９０年４月２４日マスターシリンダと油溜めとの連結市造本発明は油溜めをマスターシリンダハウジングに固着するための連結構造に関し、詳細には、油溜めとマスターシリンダハウジングのスナップ連結を行う連結構造に関する。

ＵＳ−Ａ−４，６１５，１７５のような、従来のマスターシリンダの構成は代表的にはマスターシリンダハウジングの延長部に配置されたアンダカット内に受入れられる成形シールによって油溜めをマスターシリンダハウジングに取付けている。シールをアンダーカットにより取付け、次いで油溜めの延長部をシールを通して挿入してこの延長部のリップがシールの底部に係合し、油溜めをハウジングとの連結状態に保持する。この種類の連結構造の利用は、マスターシリンダハウジングの延長部の中へアンダーカッ十を機械加工することを必要とし、これは高価で時間のかかる手順である。マスターシリンダハウジングの中にアンダーカットの機械加工を必要とせずに油溜めをマスターシリンダハウジングに固着するための連結構造を提供することが非常に望ましい。本発明はアンダーカットを必要とせずに油溜めをマスターシリンダに固着するための構造を提供する。アンダーカットは省かれ、その代わりに、シールが係合するための肩部を構成する拡大内径部分が使用され、このシールは従来必要とされた成形シールの代わりに旋盤加工シールであるのがよい。本発明は、マスターシリンダハウジングへの油溜めの簡単なプレス嵌めまたはスナップ嵌めを行うためにより高価な機械加工および成形手順を省いている。本発明は、油溜め延長部が延びていて、この延長部の端部が当接部を有している流体収容油溜めと、ハウジング延長部を有し、このハウジング延長部の端部が当接部を有するマスターシリンダハウジングと、からなり、ハウジング延長部は、ハウジング肩部を構成する拡大内径部分と、拡大内径部分内に配置され平らな縁部がハウジング肩部により受け止められたシールとを備え、油溜め延長部の当接部はシールの平らな縁部に係合し、上記油溜めとハウジング延長部の端部との間には、リテーナ部材が配置されており、このリテーナ部材は油溜めとシールとの間を延びる水平部分を有しており、この水平部分はこれに対して実質的に直角に配置された側部分へ延びており、この側部分は複数のフィンガを有しており、これらのフィンガはハウジング延長部の当接部に保持可能に係合し、それにより、フィンガとハウジング延長部の当接部との係合によりシールおよび油溜めをハウジング延長部に固着する、ことを特徴とする。

第２図は本発明のリテーナ部材の等角投影図である。

第１図を参照すると、マスターシリンダハウジングが全体として参照番号ＩＯで示されており、このハウジングは環状ハウジング延長部１２を有しており、この延長部１２は外面当接部Ｉ６を持つ端部１４を有している。延長部１２は肩部２２を持つ拡大した内径部分２０を有している。環状の旋盤加工ゴムシール３０が内径部分２０と密封係合状態で配置されており、このゴムシール３０は平らな縁部３２．３４を持つ概ね矩形の横断面を有している。平らな縁部３４は肩部２２により受け止められ、内部開口部１８の半径方向内方に延びている。全体として参照番号４０で示すマスターシリンダ油溜めは環状の油溜め延長部４２を有しており、この延長部４２はブレーキ流体がハウジング延長部１２を通してマスターシリンダの中に流入するための開口部４４を構成している。延長部４２は端部４６へ延びており、この端部４６はシール３０の平らな縁部３４に係合する外面当接部４８を有している。延長部４２はシール３０に弾性的かつ密封的に係合して浦溜め４０とマスターシリンダハウジング１０との間に流体シールを最後に、油溜め４０の延長部４２を延長部１２の内部開口部１８に挿入し、それにより当接部４８はシール３０に弾性的に係合するので、浦溜め４０の底部４３がリテーナ部材５０の平らな部分５２に係合するように油溜めを十分に挿入すると、当接部４８はシール３０の平らな縁部３４と係合状態に嵌まる。油溜め４０はリテーナ部材５０およびシール３０を介してマスターシリンダハウジングに油溜めのプレス嵌めまたはスナップ嵌めによってしっかり留められ、マスターシリンダの作動のためにブレーキ流体が供給されるように油溜めとマスターシリンダハウジングとの間に流体密シールが行なわれる。

本発明は従来のマスターシリンダ構成を上回る実質的な利点をもたらす。第１に、ハウジング延長部内のアンダーカットを設ける高価でかつ時間のかかる手順が省かれる。拡大内径部分は、簡単な機械加工作業によって設けてもよいし、あるいはマスターシリンダを鋳造するときに設けてもよい。金属リテーナは安価に製造され、シールはより高価な成形シールに代わってさほど高価でない旋盤加工シールであればよい。連結部の部材は上記のように組付けられ、その際、油溜めはマスターシリンダハウジングにすばやく、簡単に、しっかりかつ密封可能に取付けられるように連結部を介してハウジングと一緒に、単にプレス嵌めされるかあるいはスナップ嵌めされる。

鼠ｔ（７）ｉｉｍ皿１、油溜め延長部（４２）が延びていて、該延長部（４２）の端部（４６）が当接部（４８）を有している流体収容油溜め（４０）と、ハウジング延長部（１２）を有し、該ハウジング延長部（１２）の端部（１４）が当接部（１６）を有するマスターシリンダハウジング（１０）と、からなる油溜めをマスターシリンダに取付けるための連結構造において、ハウジング延長部（１２）は、ハウジング肩部（２２）を構成する拡大内径部分（２０）と、拡大内径部分（２０）内に配置され、平らな縁部（３４）がハウジング肩部（２２）により受け止められたシール（３０）とを備え、油溜め延長部（４２）の当接部（４８）はシール（３０）の平らな縁部（３４）に係合し、上記油溜め（４０）とハウジング延長部（１２）の端部（１４）との間には、リテーナ部材（５０）が配置されており、該リテーナ部材（５０）は油溜め（４０）とシール（３０）との間を延びる水平部分（５２）を有しており、該水平部分（５２）はこれに対して実質的に直角に配置された側部分（５６）へ延びており、この側部分（５６）は複数のフィンガ（５８）を有しており、これらのフィンガ（５８）はハウジング延長部（１２）の当接部（１６）に保持可能に係合し、それにより、フィンガ（５８）とハウジング延長部（１２）の当接部（１６）との係合によりシール（３０）および油溜め（４０）をハウジング延長部（１２）に固着する、ことを特徴とする連結構造。

２、油溜め延長部（４２）は環状形であり、ハウジング延長部（１２）は環状形であり、連結は油溜め延長部分（４２）の当接部（４８）がシール（３０）の平らな縁部（３４）に弾性的に係合、するまで油溜め延長部（４２）をシール（３０）を通して挿入することによって行なわれる、ことを特徴とする請求項１記載の連結構造。

３、　リテーナ部材（５０）は概ね環状形であって、中央開口部（５４）を有しており、該中央開口部（５４）は油溜め延長部（４２）を受け入れている、ことを特徴とする請求項２記載の連結構造。

４、　フィンガ（５８）は弾性の弯曲フィンガ（５８）であって、ハウジング延長部（Ｉ２）の当接部（１６）にスナップ係合する、ことを特徴とする請求項３記載の連結構造。

国際調査報告国際調査報告ＵＳ　８９０１６２５

Claims

【特許請求の範囲】

１．油溜めをマスターシリンダに取付けるための連結構造において、油溜め延長部（４２）が延びていて、該延長部（４２）の端部（４６）が当接部（４８）を有している流体収容油溜め（４０）と、ハウジング延長部（１２）を有し、該ハウジング延長部（１２）の端部（１４）が当接部（１６）とハウジング肩部（２２）とを構成する拡大内径部分（２０）を有するマスターシリンダハウジング（１０）と、拡大内径部分（２０）内に配置され、平らな縁部（３４）がハウジング肩部（２２）により受け止められたシール（３０）とを備え、油溜め延長部（４２）の当接部（４８）はシール（３０）の平らな縁部（３４）に係合し、上記油溜め（４０）とハウジング延長部（１２）の端部（１４）との間には、リテーナ部材（５０）が配置されており、該リテーナ部材（５０）は油溜め（４０）とシール（３０）との間を延びる水平部分（５２）を有しており、該水平部分（５２）はこれに対して実質的に直角に配置された側部分（５６）へ延びており、この側部分（５６）は複数のフィンガ（５８）を有しており、これらのフィンガ（５８）はハウジング延長部（１２）の当接部（１６）に保持可能に係合し、それによって、フィンガ（５８）とハウジング延長部（１２）の当接部（１６）との係合によりシール（３０）および油溜め（４０）をハウジング延長部（１２）に固着する、連結構造。
２．油溜め延長部（４２）は環状形であり、ハウジング延長部（１２）は環状形であり、連結は油溜め延長部分（４２）の当接部（４８）がシール（３０）の平らな縁部（３４）に弾性的に係合するまで油溜め延長部（４２）をシール（３０）を通して挿入することによって行なわれる、請求項１記載の連結構造。
３．リテーナ部材（５０）は概ね環状形であって、中央開口部（５４）を有しており、該中央開口部（５４）は油溜め延長部（４２）を受け入れている、請求項２記載の連結構造。
４．フィンガ（５８）は弾性の湾曲フィンガ（５８）であって、ハウジング延長部（１２）の当接部（１６）にスナップ係合する、請求項３記載の連結構造。